2017年12月13日
VW ジェッタ 新型、ティザーイメージ…デトロイトモーターショー2018で初公開予定
フォルクスワーゲンは2018年1月、米国で開催されるデトロイトモーターショー2018において、新型『ジェッタ』を初公開すると発表した。
現行ジェッタは2010年6月に発表。ジェッタは米国では、『パサート』と並ぶフォルクスワーゲンの主力車種。中国でも量販モデルとなっている。
そのジェッタの新型が2018年1月、デトロイトモーターショー2018で初公開される予定。フォルクスワーゲンが配信したティザーイメージからは、最新のLED技術を組み込んだヘッドライトが見て取れる。
なお、この新型ジェッタについては、日本市場にも導入される可能性がある。
パサートの上にアルテオンも設定したころだし、セダン系もVWの中でもう少し成長させていくつもりなのかね
Posted at 2017/12/13 20:26:04 | |
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フォルクスワーゲン | 日記
2017年12月13日
スバル フォレスター 2018年型はコネクトが進化【ロサンゼルスモーターショー2017】
SUBARU(スバル)の米国法人、スバルオブアメリカは、米国で開催中のロサンゼルスモーターショー2017において、『フォレスター』の2018年モデルを初公開した。
2018年モデルでは、全車にハンズフリー接続とエンターテインメントサービスを提供する「SUBARU STARLINK」マルチメディアシステムを標準装備。ベースモデルには、高解像度7インチ液晶画面のマルチメディアプラスシステムを採用する。
上級グレードでは、「STARLINK7.0」仕様となり、シングルタッチジェスチャディスプレイとマルチメディアシステム、ブルートゥースハンズフリーのSMSテキストメッセージ、デュアルUSBポート、SiriusXMラジオ、SiriusXMトラベルLinkが追加される。
オプションのSTARLINK7.0マルチメディアナビゲーションシステムは、音声認識コントロールを備え、無料で地図の更新などが行われる。
スバル インプレッサ に2018年型、最新「スターリンク」採用【ロサンゼルスモーターショー2017】
SUBARU(スバル)の米国法人、スバルオブアメリカは、米国で開催中のロサンゼルスモーターショー2017において、『インプレッサ』の2018年モデルを初公開した。
インプレッサの2018年モデルの大きな特徴のひとつが、車載コネクティビティの「スターリンク」の最新版の採用。タッチパネルを核にしたマルチメディアシステムは、スマートフォンとの連携やiPodコントロール、ブルートゥースに対応。また、SOS緊急アシスタンスをはじめ、自動衝突警告、ロードサイドアシスタンス、メンテナンス通知などが導入された。
さらに、セーフティプラス&セキュリティプラスパッケージも設定。盗難車追跡サービスをはじめ、セキュリティアラーム作動通知、クラクションやヘッドライトの遠隔操作機能などが装備される。
インプレッサの米国仕様車には、直噴2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンを搭載。2018年モデルでは、最大出力が152hpと、従来の148hpから4hpパワーアップ。トランスミッションはグレードに応じて、5速MTまたはリニアトロニックCVTを用意している。
Posted at 2017/12/13 19:56:52 | |
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富士重工 | 日記
2017年12月13日
初代「NAロードスター」のレストアサービス、本日よりWEB申し込み受付開始
要望やクルマの状態に合わせたサービス内容に 約150点のパーツ再供給は2018年1月より
マツダは、初代「ロードスター」のレストアサービスについて、WEB申し込み受付を本日から開始した。これは、”お客さまに永く大切にマツダ車を乗り続けていただける環境作り”を目的としたもので、ユーザーから「ロードスター」を預かり、オリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュするもの。 申し込みを行なうと、ロードスターアンバサダーの「山本修弘氏」をはじめとした担当者がオーナーと面談。個別の要望やクルマの状態に合わせたサービス内容を決定していく。また、現在供給終了となっている一部パーツの再供給も行われる。
WEB申込受付の開始にあたって、山本修弘氏は「レストアサービスの実現に向けて、サプライヤー各社様、専門店の方々やファンクラブのオーナー様など、これまで多方面の皆さまからご支援をいただきました。本サービスは第27回(2018年次)RJCカーオブザイヤーの特別賞を受賞し、申込受付開始に先立って実施した事前説明会には600名以上の方々からお申し込みをいただくなど、みなさまからの熱いご期待を感じております。現在、対象となるモデルや部品は限られてはおりますが、より高い品質のサービスを目指すべく、マツダは”テュフ ラインランド ジャパン株式会社”よりクラシックカーガレージ認証を取得致しました。お客さまとともに、このサービスを今後育てていきたいと思います」と語る。
なお、パーツの再供給は、オリジナルと同じくバックウインドウを解放できるビニール生地の「ソフトトップ」、トレッドパターンを再現し乗り味にこだわったタイヤ「ブリヂストン SF325(185/60R14)」、「NARDI製ウッドステアリング/シフトノブ」の4点をはじめ、復刻した約150点の部品を2018年1月より販売開始する。その他の生産終了部品の再供給についても、引き続き検討を進めていくようだ。
NAロードスターレストア WEB申込受付サイト:https://ssl.mazda.co.jp/carlife/restore/ (マツダオフィシャルサイト) NAロードスターレストアサイト:http://www.mazda.co.jp/carlife/restore/ (マツダオフィシャルサイト)
マツダが2017年12月13日から初代ロードスター(NA型)のレストアサービスをWEBで受付開始
マツダが12月13日、初代ロードスター(NA型)のレストアサービスのWEB申込受付を本日より開始したと発表しました。
同サービスは、ユーザーからロードスターをマツダが預かり、オリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュするもの。サービスを申し込んだユーザーに対して、ロードスターアンバサダーの山本修弘氏をはじめとした担当者が面談、個別の要望やクルマの状態に合わせてサービス内容を決定していくそうです。
また、今後もロードスターに乗り続けてもらうための幅広い環境作りを目指し、現在供給終了となっている一部パーツの再供給を予定しているそうです。
本サービスは第27回RJCカーオブザイヤーの特別賞を受賞。事前説明会には600名以上の参加申込があったそうで、WEB申込受付の開始にあたって山本修弘氏は、「レストアサービスの実現に向けて、サプライヤー各社様、専門店の方々やファンクラブのオーナー様など、これまで多方面の皆さまからご支援をいただきました。まだ対象となるモデルや部品は限られてはおりますが、お客様とともに、このサービスを今後育てていきたいと思います」と語っています。
なお、パーツの再供給については、オリジナルと同じくバックウインドウを解放できるビニール生地のソフトトップや、トレッドパターンを再現し乗り味にこだわったブリヂストン製タイヤSF325(185/60R14)、NARDI製ウッドステアリング/シフトノブの4点をはじめ、復刻した約150点の部品を2018年1月より販売開始するそうです。
その他の生産終了部品の再供給についても引き続き検討を進めるそうで、同社は「ロードスター」のレストアサービスやパーツの再供給を通して、お客様の人生をより豊かにし、お客様と特別な絆で結ばれたブランドになることを目指すとしています。
(Avanti Yasunori・画像:MAZDA)
マツダ、NAロードスターレストアの気になる価格は? WEB申込み受付を開始
マツダは12月13日、NAロードスター(初代ロードスター)レストアサービスのWEB申込み受付を開始した。先日、マツダR&Dセンター横浜で行われた説明会には多くのオーナーやファンが参加。反響が予想以上だったということで、西日本のオーナー向けにもマツダ本社(広島)での開催が新たに追加された。
NAロードスターのレストアサービスは、オーナーが所有するNAロードスターをマツダが預かり、オリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュするもの。レストアサービスを希望するオーナーとロードスターアンバサダーの山本修弘氏をはじめとした担当者が面談を行い、個別の要望やクルマの状態に合わせてサービス内容を決定するという。
受付開始にあたって、山本修弘氏は「レストアサービスの実現に向けて、サプライヤー各社様、専門店の方々やファンクラブのオーナー様など、これまで多方面の皆さまからご支援をいただきました。本サービスは第27回(2018年次)RJCカーオブザイヤーの特別賞を受賞し、申込受付開始に先立って実施した事前説明会には600名以上の方々からお申込をいただくなど、みなさまからの熱いご期待を感じております。まだ対象となるモデルや部品は限られてはおりますが、より高い品質のサービスを目指すべく、マツダはテュフ ラインランド ジャパン株式会社よりクラシックカーガレージ認証を取得致しました。お客さまとともに、このサービスを今後育てていきたいと思います」と語った。
パーツの再供給については、オリジナルと同じくバックウインドウを解放できるビニール生地のソフトトップや、トレッドパターンを再現して乗り味にこだわったブリヂストン製タイヤSF325(185/60R14)、NARDI製ウッドステアリング/シフトノブの4点をはじめ、復刻した約150点の部品を2018年1月より販売開始する。その他の生産終了部品の再供給についても検討を進めていくという。
気になるメニューと価格だが、車両診断や全塗装、フタ物新品交換、復刻ソフトトップへの張替などがセットとなった基本メニューが250万円(税込)。基本メニューに追加して選べるオプションとして、エンジンOHや吸排気部品交換などを行うエンジン&パワートレイン周りで80万円、サスペンション交換やブッシュ類交換を行うシャシー&サスペンション周りで40万円など、計5種類が用意されている。
マツダ、初代ロードスター レストアサービスの申込受付開始…復刻部品は2018年1月より発売
マツダは12月13日、初代『ロードスター』(NA型)を対象としたレストアサービスのWEB申込受付を開始した。
レストアサービスでは、マツダがオーナーからロードスターを預かり、オリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュする。申込みはWEBサイトより受け付け、まずは車両状態などからサービスへの適合性を判断。適合確認が取れた場合、同社ロードスターアンバサダーの山本修弘氏をはじめとする担当者がオーナーと面談し、個別の要望やクルマの状態に合わせてサービス内容を決定し、レストアを本社にて開始する。
WEB申込受付の開始にあたって、山本修弘氏は「事前説明会に600名以上の参加希望が集まるなど、レストアサービスに対する熱い期待を感じている。まだ対象となるモデルや部品は限られているが、ユーザーとともに、このサービスを今後育てていきたいと思う」とコメントした。
またマツダでは、今後もNAロードスターに乗り続けてもらえる幅広い環境作りを目指し、現在供給終了となっている一部パーツの再供給も実施する。オリジナルと同じくバックウインドウを解放できるビニール生地のソフトトップや、トレッドパターンを再現し乗り味にこだわったブリヂストン製タイヤ「SF325(185/60R14)」、ナルディ製ウッドステアリング/シフトノブなど、約150点の復刻部品を2018年1月より販売開始。その他の生産終了部品の再供給についても、引き続き検討を進めていく。
新しいリッチ編集でやってみたから今までとフォントサイズとかが変えたんだけどどうしようかしら?
結局再編集致しました
マツダ 初代「ロードスター」レストアサービスのWEB申込受付開始
マツダは、ユーザーに永く大切にマツダ車を乗り続けていただける環境作りを目的とした初代「ロードスター」(以下、「NAロードスター」)のレストアサービスについて、WEB申込受付を本日12月13日より開始した。
「NAロードスター」のレストアサービスは、ユーザーの「NAロードスター」をマツダが預かり、オリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュするもので、申込みしたユーザーと、マツダのロードスターアンバサダーの山本 修弘(やまもと のぶひろ)氏をはじめとした担当者が面談しながら、個別のご要望やクルマの状態に合わせてサービス内容を決定していく。また、今後も「NAロードスター」に乗り続けられるよう、幅広い環境作りを目指し、現在供給終了となっている一部パーツの再供給も行う。
WEB申込受付の開始にあたって、山本修弘氏は「レストアサービスの実現に向けて、サプライヤー各社様、専門店の方々やファンクラブのオーナー様など、これまで多方面の皆さまからご支援をいただきました。本サービスは第27回(2018年次)RJCカーオブザイヤーの特別賞を受賞し、申込受付開始に先立って実施した事前説明会には600名以上の方々からお申込をいただくなど、みなさまからの熱いご期待を感じております。まだ対象となるモデルや部品は限られてはおりますが、より高い品質のサービスを目指すべく、マツダはテュフ ラインランド ジャパン株式会社よりクラシックカーガレージ認証を取得致しました。ユーザーとともに、このサービスを今後育てていきたいと思います」と話している。
なお、パーツの再供給については、オリジナルと同じくバックウインドウを解放できるビニール生地のソフトトップや、トレッドパターンを再現し乗り味にこだわったブリヂストン製タイヤSF325(185/60R14)、NARDI製ウッドステアリング/シフトノブの4点をはじめ、復刻した約150点の部品を2018年1月より販売開始する。その他の生産終了部品の再供給についても、引き続き検討が進められていくとのことだ。
中古車価格高騰は必至!? 初代ロードスターの「レストアサービス」のインターネット受付がスタート
インターネットで検索すると、2017年12月現在のNAロードスターの中古相場は、20万円切りからチューニング済みの200万円オーバーまで幅広くなっています。もちろん個体により価格は非常に差がありますが、中心価格帯は30~70万円ほどでしょうか。
マツダが「オートモビル カウンシル 2017」などでも何度も披露されてきた初代ロードスターの「レストアサービス」。2017年12月13日、マツダの初代ロードスター(NAロードスター)のレストアサービスのインターネットでの申込受付が開始されました。
NAのレストアサービスは、オーナーの愛車をマツダが預かり、オリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュさせるサービス。
レストアの内容は、個体によってもちろん異なるため、申込をしたNAオーナーとマツダが面談して進めていくそう。スタッフには、現行NDロードスターの開発主査を務め、現・ロードスターアンバサダーである山本修弘氏も含まれていて、個別のニーズやクルマの状態に合わせてサービス内容を決定していくとしています。レストア価格は、個体やオーナーのオーダーにより変わってくるはずで、一概で「いくら」とはいえないでしょう。
マツダでは、今後もNAロードスターに乗り続けられる幅広い環境作りを目指し、現在供給終了となっている一部パーツの再供給も実施。具体的には、オリジナルと同じくバックウインドウを解放できるビニール生地のソフトトップをはじめ、トレッドパターンが再現され、乗り味にこだわったブリヂストン製タイヤSF325(185/60R14)、NARDI(ナルディ)製ウッドステアリング、シフトノブの4点をはじめ、復刻された約150点の部品を2018年1月より販売されます。さらに、その他の生産終了部品の再供給についても、引き続き検討していくとしています。
気になるレストアサービスの反響について、山本修弘氏は、レストアサービスの実現に向けて、サプライヤーや専門店、ファンクラブのオーナーなど多方面から支援があったと謝意を示しています。
さらに、「NAロードスターのレストアサービスは、第27回(2018年次)RJCカーオブザイヤーの特別賞を受賞し、申込受付開始に先立って実施した事前説明会には600名以上の方々からお申込をいただくなど、みなさまからの熱いご期待を感じております。まだ対象となるモデルや部品は限られてはおりますが、より高い品質のサービスを目指すべく、マツダはテュフ ラインランド ジャパンよりクラシックカーガレージ認証を取得しました。お客さまとともに、このサービスを今後育てていきたいと思います」と、日本でも旧いクルマを乗り続けていく環境作りを自動車メーカーとして進めていく決意を語っています。
(文/塚田勝弘 写真/小林和久、マツダ)
初代ロードスター、予約開始!マツダのレストアサービスとは?
NAロードスターとは?
NAロードスターはロードスターの初代モデルにあたり、1989年に発売されました。当初は、ユーノス店の専売モデルだったことから、モデル名は「ユーノスロードスター」でした。その後、ユーノス店の廃止により「マツダロードスター」とあらため販売されるようになりました。
用途の限られた2シーターオープンモデルですが、発表当時の時代状況にくわえ、軽量なボディや手頃な価格も手伝って世界的に人気となりました。
しかし、最終型でも発売から約20年。現存する個体も、それなりにトラブルや不具合を抱えているはず。そんなオーナーの悩みを解決してくれるものが、レストアサービスです。
その内容は、どのようなものになっているのでしょうか?
申し込みから受け渡しの流れ
マツダのレストアサービスは、旧車となりつつあるNAロードスターにオーナーに長く大切に乗り続けてもらうために立ち上げられました。
対象となるモデルは、1993年まで販売されていた1.6Lエンジンを積んだNA6ロードスターで、標準車、スペシャルパッケージ、Vスペシャル、Jリミテッドが対象。M2モデルや、NA8型については、今後サービスを拡大していく予定とのことです。
レストアは、まず書類審査と現車の確認が行われた後に正式な受付となり、広島(受付、納車は横浜でも可能)でレストア作業が開始されます。工場で受け入れる車両は1台のみ。受付から納車までの期間は、おおよそ2ヶ月とのことですが、レストアが開始されるまでは順番に並ばなければなりません。
納車式では世界初となる「クラシックカーガレージ認証査証」が贈呈贈呈されます。またレストア中の車両は、オーナーが見学できる制度を設け、作業工程はレストアフォトブックとしてオーナーに渡されます。愛車に愛着が湧く、粋なサービスですね。
レストアの価格は?
気になるのは、レストアにかかる料金ですが、車両診断、全塗装、復刻ソフトトップへ張り替えが主となる基本メニューが250万円。さらにインテリアやエンジン、足まわり、タイヤ&ホイール、エアコンといったメニューがオプションで用意され、それらすべてを行うフルレストアになると485万円となります。
当時の新車価格が200万円を切っていたことを考えると、決して安い金額ではありませんが、今後も長くNAロードスターと過ごしていきたいというオーナーは検討してみてはいかがでしょうか?
まるで新車のよう! マツダ初代ロードスターのレストアサービスがついにWEBで受付開始!
まるで新車を作り上げるかのような本格作業に脱帽
日本を代表するオープンカーであるマツダの「ロードスター」。現行型の評価の高さはご存じの通りだが、その初代モデルである「ユーノス・ロードスター(以下、NAロードスター)」は今でもファンが多く、颯爽と走る姿を街でよく見かける。
しかし、初代の販売開始は1989年と約30年が経過して補修部品の生産終了などがあり、オーナーがコンディションを維持することはかなり難しくなってきている。そのような状況下、マツダは永く大切にマツダ車を乗り続けられる環境作りを目指し、初代のNAロードスターのレストアサービスのWEB申込受付を12月13日より開始した。
NAロードスターのレストアサービスとは、オリジナルに近い状態にクルマをリフレッシュさせるため、オーナーは事前にロードスターアンバサダーや担当者と面接を実施。個別の要望やクルマの状態にあったサービスも受けられるという魅力たっぷりのサービスだ。
もちろん純正パーツも再供給される。オリジナルと同様のバックウインドウを解放できるビニール生地のソフトトップや、当時の新車装着タイヤであるブリヂストン製SF325(185/60R14)、NARDI製ウッドステアリング/シフトノブの4点をはじめ、復刻した約150点の部品を2018年1月より販売開始する。そのほかの生産終了部品についても、引き続き検討を進めていく方向とのこと。今回は明らかになった具体的なレストア工程を紹介しよう。
レストアサービスは、WEBで申し込みしてから納車するまで全7ステップの行程を経るため、所要期間は約2カ月ほどかかる。まずは申し込みフォームの内容をもとに、書類審査とクルマの状態などの詳細について個別にヒアリングが行われる。次に車両確認だが、確認場所については最寄りのマツダグループ販売店と調整してもらえるので、非常に便利だ。マツダレストアチームメンバー立会いのもと、錆や修理、カスタマイズの状況をくまなくチェックする。
作業可能と判断された車両は、まずマツダ広島本社かマツダR&Dセンター横浜のどちらかに入庫。フロントボディやキャビンなどの車体検査を行い、最終確認をパスすると正式に契約完了となる。車両が広島本社に入庫してすぐに受け入れ検査を実施。重量、アライメントなどを確認し、そのまま継続して使える部品の状態もしっかりと診断していく。
車両確認後はひとつひとつ丁寧に手作業で車両をバラしていく。また塗装工程では外板の古い塗膜を剥離し、新しく塗装を施す。塗装はマツダのショーカーも手掛ける職人が塗り上げ、かつての輝きを取り戻してくれる。そして組み立て作業と最終検査。新品の純正部品や、修理された部品を取り付け、最後に製品図面や規格と照合する。外観スキ検査、機能部品検査、アライメント調整水漏れ検査など厳しいチェックを行い、新しく生まれ変わったロードスターは、ようやくユーザーのもとへ帰ることができる。
納車も広島か横浜のどちらかを選べ、引き渡しの際は納車式を行うとともに、レストアフォトブックとテュフラインランドジャパンの世界初のクラシックカーガレージ認証査証が贈呈される。フォトブックは、検査記録や作業途中の様子、愛車のレストアビフォーアフター写真が収められており、世界にたった1つのマイカーアルバムだ。
さらに、希望者には作業状況を見学できるサービスもあり、工場内見学用のバスで作業員に案内してもらえる。愛車がきれいに蘇っていく姿は、感慨深いものがあるに違いない。なお、対象となる車両は、型式がNA6の車両でグレードは標準車、スペシャルパッケージ、Vスペシャル、Jリミテッド、ボディカラーは純正の全7色が対象となる。
また、受付可能車両は、ナンバー付きの無事故車で、フレームに修復歴やサイドシルやボディに錆が発生している場合、また車体パネル交換を要する車両は受付不可なので注意が必要。カスタマイズパーツを装着した車両も場合によっては受付できないとのことなので、心配な人は事前に確認するといいだろう。
長年大切にしてきた相棒を、生き生きとした姿に蘇らせる、安心かつ高品質なレストアサービス。今後も対象となるモデルや部品は増えていくとのことで、さらなるサービス向上に期待したい。
Posted at 2017/12/13 18:52:23 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2017年12月13日
アルピーヌA110初試乗 バランスは第一級 文句なしの★★★★★
もくじ
どんなクルマ?
ー アルピーヌA110、まるで夢のクルマ
ー フランスの古典的ブランドの復活
ー 価格はポルシェ718ケイマン同等
どんな感じ?
ー 徹底した軽量化 重量は前後44:56
ー 内装の素材、荷室も軽量化重視
ー ステアフィール/乗り心地を検証
ー 惚れ惚れするようなバランス
「買い」か?
ー 驚くほどに、特別 ★★★★★
スペック
ー アルピーヌA110のスペック
どんなクルマ?
アルピーヌA110、まるで夢のクルマ
最初にいっておこう。アルピーヌA110は、わたしの長い運転歴の中でも最高にエキサイティングなクルマだ。この驚異の小型車は何から何まで素晴らしい。積年の望みを隅々まで実現した偉大なクルマのように、新鮮で活発な走りをわがものとしている。
トヨタGT86が常に必要なだけの十分なパワーを持ち、最新のマツダMX-5が正しいシート・ポジションと優れたロール・コントロールを持っているとわかったときと同様、わたしはとても嬉しい。
まるで夢のクルマだ。低体温症にならないアリエル・ノマド、素晴らしいギアボックスを備えたスマート・ロードスター・クーペ、ステアリングの軽いロータス・エキシージ、ドライブラインをリファインされたポルシェ964RS、修理可能なパネルを持つオリジナルのホンダNSXのように。
「このクルマ、好きなんだけどね……」という思いから「けどね……」をとってしまうことを想像してほしい。アルピーヌはそれをやってのけたのだ。
大げさすぎるだろうか? そうかもしれないが、そうでないと思いたい。この新しいアルピーヌA110はそれ自体素晴らしいクルマであるが、もっともっと大きなものの始まりかもしれないのだ。
フランスの古典的ブランドの復活
目の当たりにしているのは、1955年に創立し、ルノー傘下で1995年に幕を閉じたフランスの古典的ブランドの復活である。
永遠に幕を閉じたものと思われていたが、いまやルノーはこのブランドを復活させ、その最初のモデルがこの小型2シーター・クーペである。
幹部連中はこのクルマの将来の話をするとき、ミニを引き合いに出す。その将来についてあまりしゃべってはくれないが、強力バージョンや屋根なしの派生バージョンもあるようだ。
「決断をしないという決断をしました」アルピーヌのボス、ミヒャエル・ヴァン・デ・サンドはいう。誰でもこれがルノー・日産アライアンスのプレミアム・ブランドの始まりだと気づくだろう。インフィニティとは違って本当に欧州に根付くような。
ほかに考えようがないではないか。アルピーヌA110は他とプラットフォームを共有するスペシャルカーではない。全く新しいオール・アルミのアーキテクチャを持ち、アルピーヌ専門のディーラーで販売される。ルノーのディエップ工場の相当部分を新しくする必要もあるのだ。
ディエップはアルピーヌの本拠地で、ルノー・スポール・クリオは今でもそこで生産されているし、過去にはルノー・スピダーや2代目クリオV6も生産されていた。
いまだにアルピーヌに目をかけてくれる土地柄で、工場を完成するのに地方政府は助成金まで出してくれた。サプライヤーも多い。この場所が選ばれたのは、ノスタルジアのためではなくビジネスのためだ。
価格はポルシェ718ケイマン同等
ケータハムが一時期このプロジェクトに関係していたことを覚えているだろうか。プロジェクトが発表された2012年から、ほとんど何の説明もなくケータハムが撤退した2014年までだ。
同じ構造を持ったアルピーヌとケータハムの派生モデルは、グラス・エリアは同じだがボディは少し異なったクルマになるはずだった。
しかしケータハムが急に撤退して以降、アルピーヌはさらなる進化を遂げた。ケータハムのクルマはもっと軽かったかもしれないが、そうだとしても、アルピーヌA110の重量は油脂類満載でも1080kgしかない。来年の1月から8月にかけて1955台生産されるこのプレミア・エディションでも、たったの1103kgだ。
今日、1100kgを達成するというのは大変なことだ。「どのクラスであろうと、最軽量で最高に俊敏なクルマを作ろうと思います」とヴァン・デ・ダンドはいう。
ふーん、どのクラスであろうと、だって? とにかく、このクラスでは鉄では重すぎるし、かといって、この価格帯ではカーボンファイバーでは高すぎる。価格は5万ポンド(759万円)くらいだ。価格的にはポルシェ718ケイマンと同じである。ご注意のほど。
さて、実物を見てみよう。
どんな感じ?
徹底した軽量化 重量は前後44:56
オール・アルミのプラットフォームは、ほとんどが押出成型で作られており、周りのボディ・パネルはプレス成型、エンジンとサスペンションのマウントはちょっと変わって鍛造だ。
いたるところに軽量化の跡がみられる。アルピーヌがサベルトに作らせた軽量シートは、高さ調整にスパナが必要である。ふつうはひとつ1.5kgのスピーカーも、たったの450gしかない。
ちなみにリアのブレンボのブレーキ・キャリパーにはパーキング・ブレーキのアクチュエータが組み込まれており、機械式より軽いため電動のパーキング・ブレーキが採用された。徹底した軽量化が施される。
余談ではあるが、電動パーキング・ブレーキの採用には紆余曲折があった。アルピーヌのエンジニアが主人公だ。この連中はヘアピン・カーブでリア・ホイールをロックできる「熱狂のレバー」、つまりマニュアルのハンドブレーキの方が好きなのだ。ボス自身、アルファSZを所有しており、自分でケータハム7を組み立てたこともある。こんな連中、お好きでしょう?
A110はサスペンションもユニークだ。フロント、リアともにダブル・ウィッシュボーン。このため、すべてを車幅1.8mの中に収めるのは大変だった。ウィッシュボーンは水平方向にかなりのスペースを占有する。
一方、エンジンはリア・サスの間を横断するように搭載されており、燃料タンクはフロント・サスの間に置かれているのだ。しかし苦労の甲斐はある。燃料タンク位置のおかげで、重量配分はフロントが44%、リアが56%となり、重心はドライバーとナビのお尻のちょうど真ん中になっている。
タイヤ幅はフロントが205、リアが235で、標準のピュア・モデルのホイール径は17インチ。レジェンデとこのローンチ・エディションでは18インチだ。
内装の素材、荷室も軽量化重視
エンジンは1.8ℓの4気筒ターボで、最高出力は253ps。デュアルクラッチのオートマティック・ギアボックスを通してリア・ホイールを駆動する。
なぜマニュアルではないのか? これにはふたつの理由がある。ひとつ目はギアボックスをふたつも作る資金がないこと。ふたつ目は誰が買うか保証がないことだ。
そこで彼らは、ルノー・スポール・クリオに使われているゲトラクのDCTを改善することに金を使った。変速マナーとレスポンスを良くするため、DCTのクラッチは乾式ではなく湿式だ。
センター・コンソールは比較的すっきりしており、パドルはステアリング・コラムに取り付けられている。そしてインテリアは、例えばポルシェ718ケイマンと比べると、うーん、どんなもんだろう。
正直にいえば素材のクオリティは低い。硬いプラスティックが多いが、1100kg以下のクーペを作りたいなら仕方のないことだ。
適当なサイズのタッチスクリーンが付いていり、買うひとはA110には独自のインフォテインメント・システムがあるというかもしれないが、率直にいえば皆が持っているスマートフォンのミラーリングのほうがいいと思う。そのほうがサクサク動くし、経済的でもある。
室内環境はどうだろう?
A110はかなり小さいクルマだ。長さ4180mm、幅1798mm、高さ1252mmということは、キャビンには最小限の収納場所しかないということだ。一方でラゲージ・コンパートメントも小さい。
リアはグラス・ハッチではなくメタルのトランク・リッドしか開かないため奥行きがない。フロントのトランクは下に燃料タンクがあるため浅くなっている。
しかしですよ、スペアタイヤがないとオートバイに文句をいうひとがいないように、これは奇跡的な1080kgのクルマなのだ。荷物なんか載らなくて当然である。
良いところもある。
ステアフィール/乗り心地を検証
良いところといえば、一番背の高い同僚でも十分な空間がしっかりと確保されている点。ジャガーF-タイプより広いほどだ。ステアリング・ホイールの調整代も十分だ。
ドライビング・モードの切り替えボタンもついていて使いやすい。幸いなことに、それは走行特性を大きく変えるものではない、というのもポイント。
短く押すとスポーツ・モードになり、ステアリングは重く、スロットルと変速のレスポンスは鋭く、スタビリティ・コントロールは弱くなる。長押しすると今度はトラック・モードになり、さらにもう1段レベルが上がる。ダッシュ上にはESPオフのボタンもある。
しかしながら、これらはいずれもA110の走行特性を著しく変えるものではない。A110のダンパーはパッシブであり、動作はいつでも全く同じだからだ。ショックの吸収も優秀で同時にボディ・コントロールも抜群である。
このアルピーヌにはアダプティブ・ダンパーを装備する予定はまったくない。制御ユニットやら何やらで重たいからだ。アルピーヌのエンジニアがロールを厭わないためでもある。しかしA110のボディはとても軽いので、例えサーキットでもロールは大きくない。
一方、ソフトなスプリング、ダンパーと中空の柔らかいアンチロール・バーのおかげで、最悪のでこぼこ道でさえも軽々と滑るように走る。この走りには、きれいにステアしリニアにロールする現代のマクラーレンに通じるものがある。
ステアリングも同様。最初は718よりも感覚と正確さが劣っていると感じるかも知れない。路面感覚と正確性も持っているのだが、718やGT86よりも伝え方が上品なのだ。ロック・トゥ・ロックは2.2回転と十分に速く、サーキットでコーナリング・フォースがかかってくると、ステアリングは俄然生気を帯びる。
そしていつでも、A110はどのライバルたちよりも俊敏だ。公道での嬉々とした走りのバランスはとても自然で病みつきになる。
このクルマにLSDは必要だろうか?
惚れ惚れするようなバランス
このクルマにLSDは必要だろうか? LSDはついていないが、その代わり、より軽いオープン・デフとホイール・スピンを防ぐためのインナー・ホイール・ブレーキを持っている。
しかし、このシステムはあまり機能しないようで、ヘアピンで内側のホイールの荷重が抜けた時には、ベーシックなMX-5やケータハム160のようにホイールがスピンすることがある。
しかし、例えばサーキットで横荷重をもっとかけると、LSDは全く必要ないことがわかる。注意深く観察すれば、パワーをかけた状態でアクセルを踏んだり、ブレーキングでフロントに荷重をかけすぎたりすると、ほんの少しアンダーステアが顔を出すのがわかる。
しかし、荷重バランスのシフトを少し丁寧に行えば、A110をニュートラルからオーバーステアに転ずるのは訳もないことだ。テールを自在にスライドさせることができる十分なパワー、惚れ惚れするようなハンドリング・バランス、それに素晴らしいアジャスタビリティを兼ね備えている。
ドライビング・モードに関係なくA110のエンジンは十分に活発である。スポーツ・モードではエグゾーストはハードな音を奏でるが、6750rpmまでの吹け上がりは少しゆっくりだ。結構大きな唸りも発する。A110はスピード第1のクルマではなく、ドライビング・プレジャーにはラップタイムや直線でのスピードなんて関係ないとアルピーヌはいう。
その通りだし自動車メーカーから聞くと元気づけられるが、それでもこれは0-100km/hを4.5秒で駆け抜け、250km/hのリミッターが作動するクルマなのだ。
7速ギアボックスは現行型クリオの6速ギアを改良したもので、シフトは速くて明確だが、時々ニュートラルに入るような感じがしてもっと強いエンジン・ブレーキが欲しくなることがある。ポルシェのPDKには敵わないようだ。
しかし、ともかくわたしはこのクルマが大好きなので、もしギアボックスがバターでできていて、ステアリングにチーズの糸がついていても問題ないんじゃないかと思っていることに気づいた。
1100kgの2シーターということに目がくらんで、欠点が見えないだけなのだろうか? そうは思わない。アルファ4Cを思い出してほしい。わたしは4Cも良いクルマだと期待したのだが、鏡のような場所でしか走れないクルマだった。
A110はどこでも走れる。あとは、しっかり走り回るのみ。
「買い」か?
驚くほどに、特別 ★★★★★
今回アルピーヌは素晴らしい成果をあげた。A110は宝物である。有象無象のクルマが幅を利かせる中、宝石のようにきらりと光っている。
GT86、MX-5、4C、そしてロータス・エリーゼのセオリーを継承しつつ、それらの素晴らしいところを混ぜ合わせ、バランスが良く快適で俊敏でコントロール性が高く、魅力的で美しいクルマとなった。これは伝説となるクルマだと考えるのはわたしだけだろうか?
そして何といても、そう約5万ポンド(759万円)である。来年の初夏、右ハンドルのA110がやってくる時の為替レートにも依存するが。たしかに高価だが、1年間に数千台売れるとしたらもう少し安くなるかもしれない。
ポルシェ718ケイマンを手放してこいつを手に入れるか? これは難問だ。
ポルシェはもっと静かでギアボックスのレスポンスにも優れている。ケイマン、特にLSD付のものはミッドエンジン独特の自在なバランスを持っており、非常に魅力的なのはいうまでもない。
しかし ―このようなことを書くとは思っていなかったが― それでもA110にはアドバンテージがある。それは小さいイナーシャ、コンパクトなボディ、パッシブ・サスペンションによる自然な挙動、重心の低さと最適位置といったものであり、ゆえにA110はどんな価格であっても所有する価値のある、直観的な運転をすることのできる最高のクルマなのだ。
フェラーリ458スペチアーレ、マクラーレンP1、ポルシェ911GT3 RS4.0、アリエル・ノマドといったスポーツカーを運転すると、なにか画期的なクルマを運転しているのだと感じる。A110がもたらすのも同じ感覚だ。このクルマの開発をスタートしたルノーの勇気を念頭におかなくても。
おそらく、これはなにか大きなプロジェクトの始まりなのだろう。しかし、もしそうでないとしても、A110は本当に、驚くほどに、特別だ。5つ星を与える。

Posted at 2017/12/13 11:31:41 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2017年12月13日
マニュアルシフト派が絶賛!ドイツ『CAEレーシング』に潜入
官能を刺激する絶品ショートシフター
削り出しのソリッドな質感と節度ある動きが生む得も言われぬ快感を、一度でも味わってしまえばこのアイテムなしではもう運転したくない。そんな思いすら覚えてしまう逸品が日本に上陸。ドイツ・エッセンで製作者の思いを聞いた。
わずかな手首の動きだけでシフトチェンジする心地よさ
デュアルクラッチトランスミッションを備えるスポーツカーが増えてきている昨今、純粋なマニュアルトランスミッションの車両を探す方が難しくなってきているのは皆さんも肌で感じているだろう。 ドライバーがクラッチを切り、シフトノブを動かしてギアを変更し、再びクラッチを繋ぐという一連の動作よりも、機械で行った方が圧倒的に速く、そして正確なシフトチェンジができるのだから。駆動力を途切れさせることなくギアを変更していくには、人力を排することが必須だったのだ。
減少の一途を辿るマニュアルギアだが、ポルシェでは一度は廃止したマニュアルモデルを911GT3で復活させるなど、時代の流れとは逆行する商品が世に送り出されている。 0~100km/h加速もPDKの方が全然速いというのに、マニュアルモデルが存在するのには理由がある。シンプルに楽しいからだ。ギアボックスを操作するという行為は、自分の手足を使ってスポーツカーを操っているという感覚に直結する。脳みそに、ダイレクトに訴えかけてくる感覚は指先だけで操るパドルシフトでは得られないものだ。
そんなオールドスクールなマニュアルシフト用のパーツを作るのが、ドイツ北西部の街エッセンに居を構える「CAEレーシング」だ。日本へは昨年から本格的な導入が始まっており、すでにBMWのMモデルやVWゴルフGTIといったスポーツモデルへのアイテムが輸入されている。
CAE代表:Christian Au(クリスチャン・アウ) エンジニアであり、サーキット好きでもある代表のクリスチャン・アウ氏。社名は名前のイニシャル+拠点であるエッセンの頭文字から。緻密で妥協のないモノ作りが信条だ。
精緻極まる金属加工が走りの本能を呼び覚ます
クルマが好き、メカが好き、走るのが好き
エンジニアでありCAE代表でもあるクリスチャン・アウ氏は根っからの走り好きであり、メカ好き。エッセンに生まれ育った彼が、免許を取って最初に乗ったのはオペル・カデット・クーペ。 近くにオペルの工場があり、もっとも身近な存在だったからだ。そのクルマはわずか半年で事故で潰れてしまったが、またすぐに買い直したという。マニュアルギアボックスの操作性を改善すれば、もっと気持ちよく走ることができると考えたのはその頃のことだ。
ひとつのシフターを組み立てるのに必要な部材はなんと70個。作業スペースのツールボックスを開くと、各パートに分類されたパーツがずらりと並んでいた。整理整頓された仕事場から優れた商品は生まれる。
「気持ちいいと感じさせるのは、ハンドルとシフト。このふたつのインターフェイスこそが大事です。シフトノブが動く距離を縦と横で揃え、正方形の中に収まる動きにすることが一番気持ちいい。すべてのウルトラシフターはそのように設計されています」。 秘密は縦軸と横軸の作用点を分けてあること。こうすることで、前後左右の移動距離を揃えることができるのだ。トラス状のボディを組んでハイマウントにしているのは、もちろんその距離を短くするため。 このコンセプト自体は、友人の乗るVWタイプ1用にショートシフターを作った20年前から今に至るまで変わっていないという。
やがてサンデーレーサーたちの間で話題となり、口コミで評判は広がっていった。早い時期からウェブサイトを立ち上げたことで、海外からの注文も入るようになったが、独立したのは2013年のこと。それまでは本業の傍らシフターを作り続けてきた。 「20万キロ走った友人のE46の320dに装着しましたが、そのクルマはそこからさらに20万キロ故障せずに走っています。耐久性でも問題ありませんね」。CNCで丁寧に削り出された70ものパーツを組み上げていく。必要な部材はすべてCAEが拠点を置くエッセン近郊で加工されたもの。顔を突き合わせて部品ひとつひとつを検討し、作り上げていくさまはまさにマイスターそのものだ。
完成品やパーツが並ぶストックヤード。手狭になってこの場所に移ってきて2年。すでにここもスペースが足らなくなってきているようで、ガレージに駐まっていたカデットは売却されてしまうようだ……。
「M2用のウルトラシフターは製品化までに4回作り直しました。今は納得の出来映えです」。改善すべきところを見つけたら、それを解決しなければ気が済まない。そんな職人気質のクリスチャン氏。 使うヒトのことを常に考え、モノにヒトが合わせるのではなく、モノを徹底的にヒトに合わせていく。使うヒトのことを無視しない彼らのモノ作りの姿勢こそがCAEの真髄。ほんのわずか手首を動かしただけで変わるギア。この快感をぜひとも味わって欲しい。
現在のデモカーであり開発車両でもあるM2。HREのホイールやアクラポビッチのエキゾーストなどでスポーティにカスタマイズされている。もちろんウルトラシフター導入済みだ。
CAE RACING https://cae-racing.com
[リポート:オートファッションimp編集部]
オフィシャルサイト見て頂ければ
CAE Ultra Shifter
個人的にはシフトレバーの長さが長すぎかな~
ってかまさぐる位短い方が好きなんですよw
Posted at 2017/12/13 01:22:12 | |
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