【ジュネーブモーターショー】ポルシェ 市販EV第1弾となる「ミッションEクロスツーリスモ」をワールドプレミア
ポルシェは2018年3月6日、第88回ジュネーブモーターショーのハイライトとして、電気駆動クロスオーバーユーティリティビークル(CUV)のコンセプトスタディモデル、「ミッションEクロスツーリスモ」のワールドプレミアを行なうと発表した。
ミッションEは、ポルシェ初の市販EVとして開発が進められているモデル。2015年のフランクフルトショーで初公開されて以来、911とパナメーラを融合させたような4ドアスポーツカーの姿で、すでに何度か我々の前に姿を現している。写真を目にしたことがある人も多いはずだ。
ところが今回ポルシェが披露したミッションEが纏っていたのは、なんとオフロード走行も視野に入れていると思われるSUVテイストのボディ。しかも市販モデルは2019年にワールドプレミアされる予定というのだから、まさに衝撃的なサプライズだった。
ミッションEクロスツーリスモは、ポルシェに言わせればオフロード仕様のスタディモデルとのこと。しかし市販時期がそう遠くないこともあって、かなり現実的な状態でのお披露目となっていた。
全長4.95mで4輪駆動システムを搭載するミッションEクロスツーリスモは、2つのパーマネントマネージメントシステムモーター(PSM)を備えていて、最高出力は440kW(600PS)以上を発生。0-100km/h加速は3.5秒以内、200km/hに到達するまでには要する時間は12秒以内だという。
充電に関しては、800Vの急速充電ネットワークに対応し、素早い充電が可能になっているそうだ。またイノベイティブなメーターディスプレイは、タッチスクリーンと視線追跡システムによる操作を実現している。
ーーポルシェAG社長のオリバー・ブルーメは
「スポーティーさとユニークなスタイルでの利便性を両立したミッションEクロスツーリスモは、我々がどのように電気駆動自動車を捉えているかを表しているモデルです。当然のことながら動力性能に優れ、充電に時間を要すこともありません。さらにその高いパフォーマンスは幾度も続けて発揮することが可能です」と語った。
■911 GT3 RS
今回のジュネーブショーでポルシェは、4Lの自然吸気エンジンから383kW(520PS)を発生する、最もラジカルな高性能スポーツカー「ニュー911 GT3 RS」も初公開した。
GT3 RSは高精度にチューニングされたリアアクスルステアリングを備えていて、これもエンジン同様にモータースポーツに直接由来したもの。0-100km/h加速は3.2秒で最高速度は312km/hに達する。
ポルシェのEVスポーツ、ミッションE からSUV派生…クロスツーリスモ をジュネーブモーターショー2018で発表
ポルシェは3月6日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー2018において、『ミッションEクロスツーリスモ』を発表した。
ミッションEクロスツーリスモは、2019年にポルシェが市販予定の4ドアEVスポーツカー、ミッションEをベースにした派生モデル。オフロード仕様のSUVのスタディモデルを提案する。
ミッションEクロスツーリスモには、2つのパーマネントマネージメントシステムモーター(PSM)を搭載。最大出力600ps以上を発生する。0~100km/h加速は3.5秒以内、200km/hに到達するまでには要する時間は12秒以内の性能を発揮する。
また、ミッションEクロスツーリスモのボディサイズは、全長が4950mm。モーターのパワーは、4輪を駆動する4WDとなる。800Vの急速充電ネットワークに対応しており、素早い充電が可能、としている。
ポルシェも電気駆動SUV、「ミッションEクロスツーリスモ」をワールドプレミア
ポルシェAGはジュネーブ・モーターショーのハイライトとして電気駆動クロスオーバーユーティリティビークル(CUV)のコンセプトスタディモデル、「ミッションEクロスツーリスモ」のワールドプレミアを行なった。いよいよ、プレミアム、スポーツSUVも電気の時代が到来するのか?
ミッションEクロスツーリスモは2015年のフランクフルト モーターショーで披露されたミッションEをベースとして開発された電気SUVだ。ポルシェは、電気駆動クロスオーバーユーティリティビークル(CUV)と呼んでいる。
ミッションEクロスツーリスモはポルシェによるオフロード仕様の華麗なスタディモデルで、イノベイティブなメーターディスプレイはタッチスクリーンと視線追跡システムによる操作を実現している。
全長4.95mで4輪駆動システムを搭載するミッションEクロスツーリスモは、800Vの急速充電ネットワークに対応し素早い充電を可能としている。
ミッションEクロスツーリスモ:ポルシェによる電気駆動のアスリート
ミッションEクロスツーリスモは、2つのパーマネントマネージメントシステムモーター(PSM)を備え、最高出力440kW(600PS)以上。0-100km/h加速は3.5秒以内、200km/hに到達するまでには要する時間は12秒以内である。さらにミッションEクロスツーリスモがその他の電気駆動自動車と大きく異なる点は、一切のパフォーマンスを失うことなく、このようなフル加速を幾度か連続して行うことができることだという。
「スポーティーさとユニークなスタイルでの利便性を両立したミッションEクロスツーリスモは、我々がどのように電気駆動自動車を捉えているかを表しているモデルです。当然のことながら動力性能に優れ、充電に時間を要すこともありません。さらにその高いパフォーマンスは幾度も続けて発揮することが可能です」
とポルシェAG社長のオリバー・ブルーメは語る。
ミッションEの市販モデルは2019年にワールドプレミアとなる予定だ。
ポルシェ、新EVとして「ミッションEクロス・ツーリスモ」投入 ジュネーブ
ミッションEクロス・ツーリスモ 初のEV
ポルシェはフルエレクトリックのコンセプトをジュネーブモーターショー2018にて公開した。名前は「ミッションEクロス・ツーリスモ」。サプライズ登場だった。
同社の最初のEVとしてサプライズ登場したこれは、来年に投入予定とされる。今はコンセプト用の意匠であるが、発売時には、より大きな荷室とオフロードの走破性を兼ね備えるとのことである。
ポルシェのCEO、オリバー・ブルーメはこのクルマについて「ミッションEのはじまりです」としたうえで「オフロードの走行を想起させるパナメーラ・スポーツツーリスモ」という表現をした。
0-100km/hタイムは3.5秒。最高速度は250km/h。航続距離は500kmとうたう。
さらなる詳細情報は明かされなかったが、モーターは前後にふたつ、合計で609psと91.7kg-mを発揮する。フロア下にはリチウムイオンバッテリーが敷き詰められる。
パワー配分はリア偏重で、ハンドリング重視。トルクベクトリングを組みあわせる。
どうしてもSUVよりになってしまうのは仕方ないのかな…
【ジュネーブモーターショー2018】ポルシェがEVツアラーの「ミッションEクロスツーリスモ」を世界初公開
いまやカイエンやマカンといったSUVが稼ぎ頭になっているポルシェ。もちろん、プラグインハイブリッドなどの電動化車両に対しても抜かりない姿勢を示しています。
今回のジュネーブモーターショーでワールドプレミアされた「ミッションEクロスツーリスモ」は、電動駆動のクロスオーバーユーティリティビークル(CUV)のコンセプトスタディという位置づけ。
同コンセプトカーは、2015年にフランクフルトモーターショーで初公開されたスタディモデルである「ミッションE」の派生モデルになります。
アクティブなライフスタイルを送る人に向けて提案された4ドア4シーターの「ミッションEクロスツーリスモ」は、4WDによる全天候型モデルであり、フレキシブルなラゲッジは、多彩なスポーツ用具を積み込むための広大なスペースが確保され、最新のマウントシステムによってサーフボードやポルシェ バイクの積載も容易にできるそう。
全長4.95mのボディに、800Vの急速充電ネットワークに対応しており、「ポルシェ ホームエネルギーマネジメントシステム」など多彩な充電フォーマットに対応するとしています。
なお、リチウムイオンバッテリーへの充電時間はわずか15分で、約400kmの航続距離(NEDCに基づく)が確保されるそう。
このコンセプトカーは、移動中と自宅の両方でフレキシブルな充電が可能で、イオニティ合弁事業によって欧州の道路に設置される急速充電ネットワークに対応。さらに、「ポルシェ ホームエネルギーマネジメントシステム」は、自宅の太陽光発電と組み合わせると太陽エネルギーを使用して充電することも可能だそうです。
ポルシェだけにパフォーマンスも気になります。2つのモーターを搭載する「ミッションEクロスツーリスモ」は、600PS(440kW)を超えるシステム最高出力を発生し、0-100km/h加速タイムは3.5秒未満、0-200km/h加速タイムは12秒以下。
さらに、EVでは前例のない連続的な出力レベルが加わるとのことで、性能を損なうことなく連続して何回も加速を開始することが可能としています。「ポルシェ トルクベクトリング」を備えたデマンド制御4WDは、トルクを自動的に各ホイールに分配されます。
そのほか、4輪操舵システムが装備され、俊敏性と安定性を両立。アダプティブエアサスペンションにより50mmまで車高を上げることができ、「ポルシェ ダイナミックシャシー コントロールシステム(PDCC)」により、コーナリング時のロールを抑制し、起伏の激しい地形で横方向の安定性を改善するなど、ポルシェ最新のシャーシが与えられています。
(塚田勝弘)
詳細解説 ポルシェ新EV 「ミッションEクロス・ツーリスモ」
もくじ
ー デザイン ポルシェのDNA
ー 多用途性 アクティブなひとへ
ー インテリア 目に見える軽量設計
ー 電動パワートレイン 600ps超え
ー シャシー 可変サスによる快適性と俊敏性
ー 充電 高速かつシンプルに
ー ディスプレイと制御コンセプト
デザイン ポルシェのDNA
ポルシェは電気駆動クロスオーバーユーティリティビークル(CUV)のコンセプトスタディモデル、「ミッションEクロス・ツーリスモ」のワールドプレミアを第88回ジュネーブ・モーターショーでおこなった。
「パワフルに湾曲するフェンダーの間で低く構えるフロントフード。ミッションEクロス・ツーリスモのフロントは、一瞥しただけでスポーツカーのアイコンであるポルシェ911とのつながりが明らかです」とポルシェ。
「エアカーテン」と呼ばれるフロントの垂直のエアインテークは、デザインの目立つ特徴である。
ポルシェ4灯のデイタイムランニングライトを備えたLEDマトリックスヘッドライトも、スタイリングのハイライトのひとつ。ポルシェの典型といえる4ポイント・デイタイム・ランニング・ライトは細長い3Dガラスに収められている。
可動式の4ポイント・デイタイムランニング・ライトはインジケーターの役目も担う。また、ポルシェXサイト・ハイパフォーマンス・ハイビームも新たに採用されている。
オフロードのデザインエレメントには、頑丈なホイールアーチやドアシル、目立つフロントスポイラーとリアエプロン、ロードクリアランスの拡大が含まれる。
シルエットは、ポルシェのデザイナーによって「フライライン」と呼ばれる後方に傾斜するスポーティなルーフラインを特徴とする。この要素はパナメーラ・スポーツ・ツーリスモのリアにも採用されている。
サイドウインドウのダイナミックなデザインはポルシェ特有のスタイル。広いフェンダーとフロントホイール後方にエアインテークを備えた立体的なサイドウォールが、全幅1.99mのコンセプトカーのスポーツクロスオーバーの特徴を引き立てる。
「PORSCHE」ロゴを冠したブラックガラス仕様のストリップは、充電時には「PORSCHE」の「E」の文字がエネルギーの流れを表すように点滅する。
「フロントウインドウからテールゲートまで広がる大型のパノラミックルーフは広々とした感覚を生み出します」ポルシェ。
どんなひとをターゲットとして作ったのだろうか?
多用途性 アクティブなひとへ
ミッションEクロス・ツーリスモは、ポルシェによる市販型クロスオーバーユーティリティビークルを具現化するという。
「このクルマは、旅行、日常生活、アドベンチャーいずれにも適したクルマであり、都市でも郊外でも多用途に使えるパートナーです。スポーツ、あるいはその他のアウトドア活動に余暇を費やし、アクティブな生活を好むひとびとをターゲットにしています」とポルシェ。
乗員は、全高1.42mの4シーターの多用途性を享受することができるという。リアのふたつの独立シートのバックレストには、スキーなどの長尺物を積み込むためにハッチが統合されており、バックレスト本体は折り畳み可能。
ラゲッジコンパートメントは、着脱式調節ベルトを備えたレールシステムによって荷物を迅速かつ安全に収納することができる。ミッションEクロス・ツーリスモの乗員は、クルマから降りてもポルシェ電動アシスト自転車によりハイパフォーマンスエレクトリックドライブを楽しむことが可能だという。
インテリア 目に見える軽量設計
インテリアは、従来のポルシェ・エレメントを完全に一新してデジタル時代へと移行するという。たとえば、メーターパネルは、車幅を強調するウイング型の上下セクションで構成されている。
ダッシュボードは、ドライバーと助手席乗員のための超ワイドディスプレイによる水平レイアウトを備える。ドライバー側に湾曲/傾斜する独立したメーター類は、丸形3連メーターで構成されておりTFTディスプレイにデジタル表示される。
フロントシート間のセンターコンソールはダッシュボードに向かって上昇線を描く。センターコンソールには間接照明が備わる。
インテリアのデザインエレメントには、ダッシュボードや、「PORSCHE」イルミネーションロゴを冠したレースタイプのスポーツシートなど、可視化された軽量設計も含まれる。ドアパネルは、表面が構造化された立体エレメントとなる。
エアベントやウインドウ・レギュレーター・モジュールの周囲に施されたノルディックブルーのアルマイト製トリムは、アニリンレザーによるツートンインテリア(ブラック/ライトグレー)にカラフルなコントラストを加える。
電動パワートレイン 600ps超え
ふたつのモーターを搭載するミッションEクロス・ツーリスモは、600ps(440kW)を超えるシステム最高出力を発生し、0-100km/h加速タイムは3.5秒未満、0-200km/h加速タイムは12秒以下。
「この性能に、電気自動車では前例のない連続的な出力レベルが加わり、性能を損なうことなく連続して何回も加速を開始することができます」とポルシェ。
ポルシェ・トルクベクトリングを備えたデマンド制御4WDは、トルクを自動的に各ホイールに分配してパワーを路面に伝える。
シャシー 可変サスによる快適性と俊敏性
4輪操舵はこの車両のすぐれた俊敏性と安定性に寄与し、アダプティブエアサスペンションは50mmまで車高を上げることが可能。
ポルシェ・ダイナミックシャシー・コントロールシステム(PDCC)はコーナリング時のロールを抑え、起伏の激しい地形で横方向の安定性を改善する。
充電 高速かつシンプルに
車両の800Vのアーキテクチャにより、リチウムイオンバッテリーを充電するとわずか15分で約400kmの航続距離(NEDCに基づく)が得られる。
このコンセプトカーは移動中と自宅の両方でフレキシブルな充電が可能で、イオニティ合弁事業によって欧州の道路に設置される急速充電ネットワークに対応。ミッションEクロス・ツーリスモは、仕事場ではインダクションテクノロジーによって、自宅では充電ドックやポルシェ・ホームエネルギー・マネジメント・システムを使用してバッテリーを充電することができる。
ポルシェ・ホームエネルギー・マネジメント・システムは、自宅の太陽光発電と組み合わせると太陽エネルギーを使用して充電することも可能。
ディスプレイと制御コンセプト
「ミッションEクロス・ツーリスモのハイライトは、新しいディスプレイ&制御コンセプトです。ドライバーの視界へ最適に配置されたヘッドアップディスプレイの直感的な操作と情報は、ドライバーの気を逸らすことがありません」とポルシェ。
最も重要なディスプレイと制御オプションには以下が含まれる。
視線追跡によるドライバーディスプレイ
仮想の丸形3連メーターで構成されるメーター類は、ポルシェ・コネクト、パフォーマンス、ドライブ、エネルギー、およびスポーツクロノのカテゴリーに割り当てられている。
視線追跡システムが、ルームミラーのカメラを使用してドライバーが見ているメーターを認識し、ドライバーが関心を寄せるディスプレイを最前面に移動しながら視線を逃れた他のディスプレイをバックグラウンドに縮小表示する。
ディスプレイは、ステアリングホイールのスマートタッチコントロールを使用して操作する。
パッセンジャーディスプレイ
この画面は助手席側の横いっぱいに広がる。助手席乗員は、視線追跡とタッチテクノロジーによって、メディア、ナビゲーション、クライメートコントロール、連絡先などの機能にアクセスし、各種のアプリを操作することができる。
スモールタッチスクリーン
このスクリーンは、マルチファンクショナル・ウインドウレギュレーターモジュール内(シート調節とシートコンフォート機能用)、およびダッシュボード左右のフィンレス・エアベント内にある。このタッチスクリーン上を左右にスワイプすると風量などの調節ができる。
「スマートキャビン」アプローチは操作をシンプルにするという。車両設定、車内温度、およびアンビエントライティングの全てが、乗員の好みと走行条件に応じて自動調整される。
ドライバーは、車両から離れた場所でさまざまな情報にアクセスして設定を調節することもできる。タブレット、スマートフォン、あるいはスマートウォッチで、エアコンシステムからナビゲーションまでの全てのカスタマイズオプションを前もって設定できる。
パーソナルトラベルアシスタンス
ポルシェ・コネクトは20を超えるデジタルサービスとアプリを提供している。ミッションEクロス・ツーリスモの「DestinationsApp」は、デジタルプラットフォームが近い将来にどのようなメリットを追加するかを示す。
このアプリを使用すると、週末の旅行をスマートフォン上のわずか数段階の操作で迅速かつかんたんに計画することができる。このアプリは、感動を与える旅行の目的地を提案し、予約、ルート計画、レストラン、およびスポーツ用具の手配などもかんたんにおこなうことができる。
ドライバーは、DestinationsAppによってミッションEクロス・ツーリスモのシャシーセッティングや音楽、クライメートコントロール、およびアンビエントライティングを選択したルートに合わせて選択することも可能。
Posted at 2018/03/07 13:47:20 | |
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