2018年03月19日
ダンロップ、ラリー競技用タイヤ『DIREZZA 94R M21』発売へ
ダンロップの住友ゴム工業は、ラリー競技用タイヤ『DIREZZA 94R M21』を3月30日から発売する。
DIREZZA 94R M21は、舗装路面におけるラリー競技(ターマック)での上位入賞を目標に開発したハイグリップタイヤ。非対称パターンにより高いグリップ性能を発揮するとともに、専用に開発したコンパウンドを採用することで高い耐摩耗性能を実現している。
発売サイズは255/40R18、235/40R18、215/45R17、195/50R16、205/50R15の全5サイズで、価格はオープン。
ラリー用って事だからSタイヤともチョット意味合いが違うんだろうか
住友ゴム ダンロップのターマック・ラリー用タイヤ「ディレッツァ94R M21」を発売
2018年3月19日、住友ゴムはダンロップ・ブランドのターマック・ラリー用のタイヤ「ディレッツァ94R M21」を3月30日から発売すると発表した。発売サイズは5サイズで、価格はオ-プン価格。
「ディレッツァ94R M21」は、舗装路面(ターマックにおけるラリー競技での上位入賞を目標に開発したハイグリップタイヤだ。非対称パターンにより高いグリップ性能を発揮するとともに、専用に開発したコンパウンドを採用することで高い耐摩耗性能を実現している。
Posted at 2018/03/19 23:02:14 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2018年03月19日
ポルシェとアウディ、電気自動車用アーキテクチャを共同開発
独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)・グループ傘下の高級車ブランドであるポルシェとアウディが電気自動車のプラットフォームを共同開発している。ポルシェのオリバー・ブルーメ社長とアウディのルーパルト・シュタートラー社長が地方紙『シュツットガルター・ツァイトゥング』による共同インタビューの中で明らかにした。当該プラットフォームは、2021年から複数のモデル・新世代車にわたって採用していく計画。
同インタビューによると、今回の共同プロジェクトでは、アウディ本社のあるインゴルシュタットとポルシェの開発センターのあるヴァイサッハの2カ所にプロジェクト拠点を設けた。現在、アウディは約550人、ポルシェは300人が当該プロジェクトに関わっているという。
ポルシェのオリバー・ブルーメ社長は、共同プロジェクトの予算について、2025年までに数十億ユーロの規模になると説明し、各ブランドが単独で開発した場合、コストは30%増えるだろう、との見解を示した。また、ブルーメ社長によると、今回のプロジェクトでは、両ブランドとも、韓国のLG化学からバッテリーセルを調達する。LG化学は同プロジェクトのためにポーランドに工場を新設したという。
■ポルシェの電気自動車、ライプチヒ工場で生産も
共同開発したプラットフォームは、アウディが2モデルシリーズに、ポルシェは1モデルシリーズに採用する予定。
ポルシェのブルーメ社長はドイツのライプチヒ工場に当該プラットフォームを採用したモデルを生産するチャンスがあるとの見解を示した。ポルシェの本社のあるツッフェンハウゼン工場では、2019年に発売予定のポルシェ初の純粋な電動スポーツカー「ミッションE」を生産するため、生産能力が上限近くに達している、と説明した。
一方、アウディのシュタートラー社長は、同プラットフォームを使用したセダン2モデルをネッカースウルム工場で、SUV2モデルをインゴルシュタット工場で生産する計画を明らかにした。
[提供元/FBC Business Consulting GmbH]
ポルシェ、デジタル化を推進…コネクトカーや自動運転に注力
ポルシェは、デジタル化を推進すると発表した。中期的には、デジタルサービスが売上の2桁台のパーセンテージを占めることを目指す。
ポルシェは、デジタル化を推進するにあたり、コネクテッドカー、自動運転、モビリティインフラ、モビリティサービスに注力。その狙いは、運転だけでなく、すべてのデジタルサービスを統合したポルシェエコシステムを開発すること。
また、販売におけるデジタル化も重視。ネットと対面販売の両方の顧客インターフェースに重点を置く。さらに、最先端の職場と効率的なプロセスを目指して、会社全体のデジタル化を図っていく。
ポルシェは、プレミアムカー分野において、デジタルモビリティソリューションの有力プロバイダーになる、としている。
【ジュネーブモーターショー2018】ドライバーの「視線」でディスプレイを自動切替するポルシェのクロスオーバーEV
ポルシェがクロスオーバータイプのEV「Mission E CrossTurismo」をジュネーブモーターショー18で公開しました。
同社が2019年に市販を予定しているEVスポーツセダン「Mission E」の派生モデルで、アイ・トラッキング・システムを採用しています。
フラットディスプレイにバーチャル表示される?5個のメーターは、ドライバーの着座位置に合わせて視差効果を利用しながら表示を自動調整する構造。ルームミラー内のカメラがドライバーの視線を追跡しており、注目しているメーターを中央に表示、他のメーターを縮小表示します。
また、手の動きに反応して作動するワイドなホログラムディスプレイが搭載されており、ドライバーや助手席のパッセンジャーはダッシュボードに触れることなく、直感的な動きでラジオやナビゲーション、エアコン、電話、アプリといった機能の操作が可能。
一方、搭載されているリチウムイオン電池は、800Vの急速充電ネットワークに対応しており、満充電で500kmの走行が可能。15分程度の充電時間でも400kmの走行が可能とか。
ポルシェはこの高速充電を「ターボチャージング」?と呼んでいます。システムとしての最高出力は600psで、0?‐100?km/h加速は3.5秒、最高速度は250km/h。
このように「Mission E CrossTurismo」は「Mission E」同様の高い運動性能に加え、クロスオーバーモデルとしての十分な室内容量が魅力となっています。
(Avanti Yasunori・画像:Porsche)
ポルシェの電動SUVに複数充電方式、15分で400km分の充電も…ジュネーブモーターショー2018
ポルシェがジュネーブモーターショー2018で発表した『ミッションEクロスツーリスモ』には、複数の充電方式が設定されている。
ミッションEクロスツーリスモは、2019年にポルシェが市販予定の4ドアEVスポーツカー、『ミッションE』から派生したSUV。モーターは600psを超える最大出力を発生し、0~100km/h加速3.5秒以下の性能を持つ。
このミッションEクロスツーリスモに設定されるのが、複数の充電方式。合弁事業「イオニティ」が欧州の道路に設置した800Vの急速充電ネットワークに対応しており、さらにインダクション、充電ドック、ポルシェ ホームエネルギーマネジメントシステムによる充電も可能とした。急速充電の場合、わずか15分で約400kmの航続分を充電できる。
たとえば、仕事場ではインダクションテクノロジーによって、自宅では充電ドックやポルシェ ホームエネルギーマネジメントシステムによって、バッテリーを充電することが可能。ポルシェ ホームエネルギーマネジメントシステムは、自宅の太陽光発電と組み合わせると、太陽エネルギーを使用して充電することもできる。
充電時には、車両後部の「フルレングス・ライトストリップ」にも工夫を凝らした。「PORSCHE」ロゴを冠したブラックガラス仕様のストリップは、充電時にはPORSCHEの「E」の文字が、エネルギーの流れを表すように点滅する、としている。
アウディe-トロンGT 電動4ドア・スポーツ 2020年代初頭デビュー
アウディ 20台の電動モデルを計画
アウディは、4ドア・スポーツカーの「e-トロンGT」に関する計画を発表した。2020年代初頭に発表し、テスラ・モデルSに対抗するという。
その存在がAUTOCARによってスクープされたのが2年前。待望のe-トロンGTは、2025年までにくわわる電動モデル20車種の1台ということが、同社の年次会見で認められた。
アウディ・スポーツの将来像、アウディが考えるスポーツ性を具現化したものが、フル・エレクトリックのe-トロンGTになり、高いダイナミクス性能が与えられるという。
生産はネッカーズルムのベーリンガーホフ工場で行われる見込みだ。
アウディ、新型EV『e-tron GT』を2020年から生産へ…4ドアスポーツ
アウディは3月15日、ドイツで開催した年次プレスカンファレンスにおいて、新型EVの車名を『e-tron GT』と発表した。
車名のe-tron GT の「e-tron」は、アウディの電動パワートレイン車に冠されるネーミング。アウディによると、e-tron GTは電気モーターのみで駆動するピュアEVになるという。
また、e-tron GTは、4ドアのグランツーリスモEV。アウディの高性能車ブランド、アウディスポーツから発売される予定。ドイツ・ネッカーズルム工場近くに新設されたベーリンガーホフ工場(現在は『R8』を組み立てている)において、2020年から生産を開始する計画。
なお、アウディは、e-tron GTのティザーイメージを1点、公開している。
アウディ、電動車両の開発などに400億ユーロ超を投資…2022年までに
アウディは、将来に向けた大規模な先行投資として、2022年までに電動車両の開発などに400億ユーロ(約5兆2000億円)以上を投資すると発表した。
2018年は、アウディ史上最大のニューモデル攻勢を予定しており、20以上のモデルを市場に投入する計画。アウディブランドは、6つの主力モデルシリーズに新車を投入して、順次生産を開始することを目指す。
また2018年の後半には、アウディ初の量産EV、アウディ『e-tron』が発売される予定。このSUVは、最大150kWでの急速充電が可能で、充電開始から30分以内に長距離走行を再開できる。
アウディは、2025年には電動化技術を組み合わせたモデルを20以上販売し、販売台数の3割を占めると予測。アウディは、長期的なモデル計画において、高いコネクティビティと長い航続を備えたラグジュリーな電動車両を開発していく、としている。
Posted at 2018/03/19 22:54:02 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2018年03月19日
ポルシェ・ケイマンにレーサー「RSR」の噂!
ポルシェのコンパクト・クーペ「ケイマン」に新型レーサー「RSR」が投入される可能性があることが分かりました。
それに伴い、「Arian Design Evoスタジオ」では予想CGを製作、ウェブサイトで公開しました。描かれたCGではより広いフェンダー、巨大なリアウィングとリアディフューザー、スリムライン・ウィングミラーなど、「911RSR」から多くを継承しています。室内インテリアは排除され、フルロールケージ、ハーネスなどが装備されます。
エクステリアでは、特大のカーボンセラミックブレーキを持つセンターロックアロイホイールを装着、ボディは鮮やかな青と緑のレーシングカラーが特徴です。
現在、「911」のみに設定されている「RSR」はそのデザインを維持しつつ、ボディ構造からエンジンをゼロから設計。エンジンをミッドシップにマウントし、GTのトップモデルとして大きな進化を遂げたモデルです。
(APOLLO)
ポルシェ「スパイダー」新型、内装を激写…ケイマンGT4 とWデビューか
ポルシェのエントリー・オープン『718ボクスター』に設定されるハイパフォーマンスモデル、『718ボクスター スパイダー』をフルヌード状態で捕捉。さらに今回は、その内部も初めてスクープすることに成功した。
捉えたコックピットは「GTS」に似たデザインだが、シフトノブとステアリングホイールを高級シート素材のアルカンターラで覆っており、スポーティさとラグジュアリーさを醸し出している。今回捉えたモデルは、マニュアルミッションだが、PDKもオプション設定されるだろう。
エクステリアはGTS同様のフロントグリル、サイドスカート、大型レッドブレーキキャリパーの他、大経口ツインエキゾーストパイプや高性能ディフューザーも見て取れる。
アグレッシブな見ため以上に注目したいのは、そのパワートレーンだ。シート後方には 『911 GT3』から流用される、強力な4リットル水平対向6気筒NAエンジンを搭載するという。最新情報では、最高出力は430psまで高められるというから驚きだ。現行スパイダーの375psから55psもアップすることになる。
ワールドプレミアは2018年後半で、同じパワートレインを持つ『718ケイマンGT4』の同時デビューも噂されている。
ポルシェ911次期型 発表は2018年後半 PHEVは710psほど
992発表はパリ PHEV、710psほどか
次世代型ポルシェ911のプラグインハイブリッドは、911の歴史上もっともパワフルなモデルになるという。
ポルシェCEO、オリバー・ブルーメいわく「911のPHEVは、そうとうにパワフルですよ」とのこと。「710psくらいでしょうか。歴史上もっとも力強いモデルとなるでしょう」
モーター出力は低く見積もって138psほど。パナメーラ4 E-ハイブリッドのものを参考にした数値だ。内燃機関のほうは、ターボ加給を受けるフラット6になる可能性が高い。
ちなみに現行の911ターボSは580psを発揮する。
「電力によるアシストを最大化するための、特別なボタンも設けようと思ってます」とブルーメ。
プラグインハイブリッドの技術は918スパイダーや、パナメーラのハイブリッドで得たノウハウを投下するはず。投入は「むこう2~3年のあいだ」と語られた。
992型のコードネームが与えられる次期911はことし終わりのパリモーターショーで発表予定だ。
世界中のクルマ好きが認める驚異の存在! ポルシェ911がここまで愛され続けるワケ
圧倒的な個性を歴代保ち続けている
ほかのクルマとは間違えようのないデザインだったり、タルガやカブリオレのようなオシャレなモデルからGT系のような硬派なものまで揃うラインアップの幅広さだったり、ポルシェ911の人気の理由を考え出したら、キリがない。でも結局のところ、それらをまとめて言うならば、911が他に類を見ないほど独創的な存在だから。人気の理由は、それに尽きる。
そもそも水平対向6気筒エンジンを車体後部に搭載するRR、そしてそれをベースとする4WDというメカニズム自体が、圧倒的な個性である。そのほかにはないメカニズムをそのまま薄皮で包んだかのようなエクステリアのデザインが、他のクルマと間違えようがないものになるのも、これまた当然だろう。
そもそも1948年にデビューしたポルシェ最初のスポーツカー、356で用いられた水平対向4気筒エンジンを車体後部に搭載するレイアウトは、当時としては十分に理に適ったものだった。フロントエンジンでは有効なトラクションが得にくいが、ミッドシップでは2シーターとせざるを得ず、対象ユーザーが限定されてしまう。それを解決するにはRRレイアウトが最良のチョイスであり、水平対向エンジンにすれば重心が下げられ、デメリットを補って余りあった。もちろん、VWタイプ1と部品を共用化できるというのも、その一要素だ。
しかしながら1963年にデビューした911は車体が大型化され、エンジンも6気筒となったことから当初は操縦性に難を抱えていた。ところがポルシェは、それを持ち前の技術力、開発力により毎年のように改良を加えていくことで克服してみせる。何しろ空冷エンジン時代の911は、デビューからずっと改良を続けながら、じつに1996年まで現役であり続けたのだ。これは、まさに執念と言ってもいい。
もちろん、操縦が簡単だったわけではない。しかし上手く走らせれば確実に速いことは、モータースポーツでの活躍などが証明していた。これもドライバーを鼓舞する要素だったことは間違いないだろう。
その後の911も同様に、ほぼ毎年のように改良が加えられ、つねに性能を向上させてきた。この偏執狂的とまで言えるほどのエンジニアリングへの傾倒ぶりも、911の大きな魅力だ。しかも、既存のモデルを凌駕する新しいモデルが次々と登場するのは、オーナーにとっては本来ショックなことのはずだが、911の場合はそれは当てはまらない。どのモデルにも固有の味わいがあって、その世代ごとのファンが居るのである。
ポルシェについてトヨタ86、そして次期型スープラの開発を指揮するトヨタ自動車の多田哲哉チーフエンジニアは、こう言っている。
「芸術品、工芸品としてのスポーツカーはいくつもあるけれど、工業製品としてのスポーツカーとして圧倒的なのはポルシェです」
要するに、眺めたり味見したりというだけでなく、本気で走らせたくなるし、それに応えてくれる。乗ってこそ価値があるスポーツカーがポルシェだということ。911は、まさにその象徴なのだ。
ああ、こんなことを書いていたら、911に乗りたくなってきた!
さぁ~果たしてどうなるかな~
Posted at 2018/03/19 00:11:02 | |
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ポルシェ | 日記
2018年03月19日
ポルシェ新記録 2017年度販売、24万台超え 売上高/営業利益も
売上高3兆円超え 従業員、約3万人
ポルシェAGは、2017会計年度において、販売台数、売上高、営業利益の新記録を打ち立てた。
・販売台数:24万6375台(4%増)
・売上高:235億ユーロ(3兆616億円、5%増)
・営業利益:41億ユーロ(5341億円、7%増)
その結果、営業利益率が前年の17.4%から17.6%に増加。2017年末の従業員数は、前年比8%増の2万9777人に達している。
ポルシェAG取締役会会長のオリバー・ブルーメは、年次記者会見において、「先例がない未来の開発プロジェクトのためには、高い利益水準が必要なのです」と説明している。
そのプロジェクトとは、Eモビリティに対し、2022年までに60億ユーロ(7800億円)を超える投資をするというもの。さらに、ミッションEの派生モデル、現行モデルレンジのハイブリッド化と電化、充電インフラとスマートモビリティ開発にも積極的だ。
営業利益率15%以上にこだわり
財務およびIT担当の取締役会副会長であるルッツ・メシュケは、次のように話している。
「過去3年間に営業利益は50%を超えて増加し、ポルシェの営業利益率は17.6%に達しました。世界で最も収益性の高い自動車メーカーの地位を維持しています。これは、生産性の改善、厳格なコストマネジメント戦略、優れた製品レンジによるものです」
「弊社は15%以上の営業利益率にこだわります。そのため、現在の自動車ビジネスと並行して成長のポテンシャルを生み出す必要があり、中期的には、デジタルサービスでパーセンテージにして2桁の売上高を望んでいます」
なおポルシェは、2018年については、売上高と販売台数を高水準で安定させることを目標としているという。ポルシェにとって初の電気自動車であるミッションEが発売されたあかつきには、大幅な売り上げの増加が期待される。
ポルシェカレラカップ ジャパン 2018オフィシャルテストレポート
プレスインフォメーション 2018年3月16日
18シーズン目を迎える国内最高峰のワンメイクレース
ポルシェ カレラカップ ジャパン2018 オフィシャルテストを実施
小山町. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2018シーズンのオフィシャルテストを、3月13日(火)、14日(水)の2日間にわたって富士スピードウェイ(静岡県)で開催いたしました。
ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は、世界各地で開催されているカレラカップシリーズの一つとして2001年に日本でもスタートし、今年で18年目のシーズンを迎えたワンメイクレースの最高峰である。2018シーズンは、4月7~8日に岡山国際サーキット(岡山県)で幕を開け(第1-2戦)、10月までの6カ月間で6イベント全11戦が開催される。クラス区分は2017シーズン同様、全ドライバーが対象のオーバーオール(総合順位)によるシリーズチャンピオン争いと、オーバーオールの中でアマチュアドライバー同士が覇を目指す「ジェントルマンクラス」による戦いで構成される。今シーズンのエントリーは全22台(うちジェントルマンクラス登録は16台予定)だが、今回のオフィシャルテストには18台が挑み、1日2セッションの2日間計4セッションを走行した。
なお、今季のPCCJを戦うマシンは、新たに導入されたタイプ991 第2世代のニュー911 GT3 Cup。リアに搭載された水平対向6気筒 エンジンは 3.8リッターから4 リッターへ変更され、最高出力が460psから 485psへアップし、ダイレクト・フューエル・インジェクション(DFI)の採用により効率性も大幅に向上した。さらにアンチロック・ブレーキシステム(ABS)を採用するなど、安全面も含めた大きな進化を遂げている。ニューマシン導入初年度となる今シーズン、果たしてどのような戦いが繰り広げられるのか注目される。
3月13日(火) セッション1(13時15分~13時55分)
天候:晴れ 路面:ドライ 気温13度 路面温度22度
好天に恵まれた富士スピードウェイには、今シーズンのPCCJに参戦するカレラカップパイロットが集結。午前中はレギュレーションの変更点やニュー911 GT3 Cupの変更点について、オリエンテーションやコクピットドリルを実施。そして13時15分にセッション1がスタートするが、これがニューマシンのシェイクダウンというドライバーも多く、まずは各車ともマシンの感触を確認しながら周回を重ねていく。とくに念入りにチェックしていたのがブレーキングポイント。ABSが導入されたため、各コーナーの攻め方を各車とも試行錯誤で繰り返すが、まだ初日ということもあり納得いく走りはできていないドライバーが多かったようだ。
3月13日(火) セッション2(15時00分~15時55分)
天候:晴れ 路面:ドライ 気温13度 路面温度20度
2回目のセッションは15時にスタート。1回目に引き続きニューマシンでどのように富士を攻めていくべきかに重点が置かれていた。各ドライバーからは、「パワーアップしたニューマシンでは、これまでの走り方が通用しない」「ABS付きとなったため、コーナーでのブレーキングポイントを何回も繰り返しチェックしました」という声が多く聞かれた。各自が課題を決め、一つ一つクリアにしていくことも今回の合同テストでは重要なポイントとなっている。タイム的には1分42秒台~45秒台のマシンが多くなった初日のセッションだが、本格的なタイムアタックは2日目に持ち越されたといえる。なお走行後には、PCCJオフィシャルドライビングアドバイザーである影山正美選手からドライビングレクチャーが実施された。
3月14日(水) セッション3(11時00分~11時55分)
天候:晴れ 路面:ドライ 気温15度 路面温度32度
2日目も初日同様に朝から青空が広がり、気温はどんどんと上昇していく。そして、前日と同じくニューマシンの特徴をチェックするように周回を重ねていく各ドライバーは、開始10分過ぎからタイムアタックへと突入。上位グループが1分43秒台のタイムをマークする中、トップは42秒台のタイムを刻んでいく。結果、上位3台が42秒台、4~10番手までが43秒台、11~15番手までが44秒台と拮抗していた。昨年PCCJ史上初となるオーバーオール(総合)とジェントルマンクラスのダブルタイトルを獲得した#9 武井真司は走行後、「まだニューマシンの特性を把握できないでいます。ABS付きのマシンに慣れていないということもあるので、セットアップを変更しながら色々と試しているところです。また、自分の乗り方を変えていかないとダメかもしれませんね」と語った。
3月14日(水) セッション4(14時00分~14時55分)
天候:晴れ 路面:ドライ 気温18度 路面温度28度
今回の合同テストで最後の走行となるセッション4は、各車ともニュータイヤを投入してタイムアタックに挑む。最大の見所となったのは残り5分を切ってからのPCCJジュニアプログラムドライバーの#18 上村優太、2016年PCCJシリーズチャンピオンの#78 近藤、2014年と2016年のPCCJジェントルマンクラスチャンピオンである#7 星野敏の3人によるトップタイム争い。最終的にPCCJの富士コースレコード1分42秒087に迫る1分42秒139で2日間のトップタイムを記録した#7星野は走行後、「今回のテストはニューマシンのセッティングを色々と試せて、有意義な2日間でした。自分なりの方向性も見えましたので、レースでも若手ドライバーに負けない走りを見せたいですね」と意気込みを語ってくれた。こうして18名のカレラカップパイロットが、各自の目標を持って挑んだ2日間のテストデーは、大きな混乱もなく終了した。
合同テストの結果で今シーズンのシリーズチャンピオン争いを予想するならば、#7 星野、#9 武井、#18 上村、#78 近藤の4人を中心とした展開は濃厚だろう。これにスーパー耐久ST-Xクラスでチャンピオン獲得経験のあるPCCJルーキーの#34 内田優大と、今回のテストデーは欠席となったPCCJジュニアプログラムドライバーの#19 片山義章が、どのように絡んでくるのかが注目される。一方のジェントルマンクラスは、チャンピオン経験者、ベテラン、ルーキーと16人のカレラカップパイロットが参戦する。テストにおけるタイム差は昨年以上に僅差となっているので、国内最高峰のワンメイクレースPCCJは例年以上に盛り上がりを見せるはずだ。ニュー911 GT3 Cupのマシンパフォーマンス、若手ドライバー対ベテランドライバーの争い、ルーキードライバーの台頭など、見逃せないポイントが多い今年のPCCJ。その注目の開幕戦岡山大会は、4月7~8日に迫っている。
ポルシェ 知られざる活動 バレエ団後援/難民支援
ミッションEの発売 若者の未来を拓く
ポルシェが2017年以降、総額600万ユーロ(7億8117万円)を超える慈善寄付をしていることは、あまり知られていない。環境、社会、文化的なプロジェクト、スポーツ、教育に関する200以上の取り組みをサポートしているのだ。
具体的には、シュトゥットガルト・バレエ団、ライプツィヒのゲヴァントハウスオーケストラ、若いアスリートのための「Turbo for Talents」プロジェクトなど、地域の文化およびスポーツ施設も後援している。
ポルシェAG取締役会会長のオリバー・ブルーメ(写真)は、社会におけるポルシェの役割を強調する経営者だ。
「弊社は経済的な成功のみを考えているわけではなく、社会的責任という非財務的な側面についても常に焦点を当ててきました。経済、環境保護および社会の各分野が、対立するものだとは考えておらず、互いを調和させなければならないのです」
ブルーメは、職業訓練を例に挙げている。2017年に、230名の若者がポルシェで職業訓練を開始。ミッションEの発売にともない、テクニカル・トレーニングの数を、現在の106から156に増やす予定だという。職業訓練を受けるために、すでに約750もの訓練拠点が用意されているのも、彼らの力の入れ方を示している。
ポルシェは難民のための活動も行っている。一般の選択基準ではチャンスに恵まれない志願者に、通年を通して、基本的な技能を習得する機会を提供。南アフリカ、フィリピン、メキシコ(2018年以降)において、社会的に不利な立場にある若者が、ドン・ボスコとの協力のもと、職業訓練を受けている。
Posted at 2018/03/19 00:01:28 | |
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