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2018年04月02日 イイね!

予想以上の成果と言えるかな

予想以上の成果と言えるかな異動前に全て完了出来て何よりだったよ

6代目レガシィ用エキゾーストマニホールド流用その1

6代目レガシィ用エキゾーストマニホールド流用その2




スバル(純正) 6代目レガシィ用エキゾーストマニホールド

スバル(純正) オイルパンロア

FCJ / ファインケミカルジャパン B.Nスプレー


純粋にマニ単体の効果なのか、バリ取りだけでそれだけの効果をもたらしたかわからないけど…
相乗効果で良くなったと思いたいかな

少なくともこんなバカな流用なんかする人間は他にいないだろうけど一応まとめておきますね
SHJのFB20でFB系エンジンがスタートして
GP/GJ、BMM/BRM、SJ5に搭載されているFB系エンジンは4-1集合のタイプ

BN9/BS9になってFB25になって細部が変更された際にエキマニが4-2-1集合に変更されているんですよ。



上が中古で購入したBN9/BS9用FB25エンジンエキマニ
下がG4の純正エキマニ

4-1集合よりも4-2-1集合の響きの方が良いかな~って言うのと
見た目的に軽そうだったのでフロントの軽量化に繋がると期待して購入を決意しましたw


ネタとしては面白かったかな?結果的に私の思っていた以上の成果をあげてくれました
弄りらしい弄りを最近してなかったから丁度良かったwww
Posted at 2018/04/02 22:50:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | G4 2.0i アイサイト | 日記
2018年04月02日 イイね!

市販車もこんな感じになっていくのかね

市販車もこんな感じになっていくのかね「DINAMIC×SOLID」は次のステージへ。スバルデザインの「今」と「これから」を探る

スバル恵比寿ショールーム(渋谷区)では、3月30日(金)から4月7日(土)まで「SUBARU DESIGN MUSEUM -進化する、SUBARU独自のデザインの現場展-」を開催中です。いま、スバルが発信したいデザインとは何なのか? さっそく会場で確かめてきました。

普段、新型車が並ぶスバルスタースクエアには、今年のジュネーブショーに出品されたばかりの「VIZIV TOURER CONCEPT」をはじめ、同シリーズのコンセプトカー4台が展示、このイベントの主役をつとめます。

自社のコンセプトカーをあらためてショウルームに展示する例は珍しくありませんが、VIZIVはシリーズとして継続出品されているため、進化を流れとして見られる点がこの展示の要です。

会場の中央には「現場展」として、手描きやPCによるスケッチ画、クレイモデル、パーツ類が展示。デザイン関係の取材ではよく見かける素材ですが、家族連れが訪れるショウルームでは貴重な専門ツールとなります。

VIZIVで最新のスバルデザインを見せる一方、会場の隅には初代のアルシオーネやレガシィなどの縮尺モデルが置かれています。つまり、この展覧会は新しい考えだけを伝えるのが目的ではないことを伝えています。

このイベントのもうひとつの見所は、期間中の週末に開催されるギャラリートーク。同社デザイン部長である石井守氏が日に2回、各15分程度のプレゼンテーションを行うという贅沢なプログラムです。

トークは、まず同社前身の中島飛行機時代から始まり、スバル360、そして4WDの元祖である初代レオーネを経て現在へ続きます。スバルは、「安全」「走破性」といった自社製品の基本理念がそのままデザインに反映されるため、歴史と切り離して語ることができないことがわかります。

トークの最後には「NEXT DAINAMIC×SOLID」として、スバルデザインの次の展開が紹介されました。これは、従来止まった姿で考えていた造形から、走っている環境でデザインを進めるというもの。ボディの見え方はもちろん、光の動きや風景の映り込みなど、常に変化する中でこそ「DAINAMIC×SOLID」が深まるといいます。

いま、各メーカーはデザイン・フィロソフィを掲げて自社のクルマのイメージ向上を進めています。ただ、言葉だけの説明ではデザインの一部分しか理解できず、造形の本質を知ることは困難です。自社の成り立ちから振り返る本イベントは、その点望ましいかたちの普及活動といえそうです。

(すぎもとたかよし)




日本初公開の「VIZIV TOURER CONCEPT」を含むVIZIVシリーズが集合。スバルデザインの「今」がわかるイベントが開催中

スバルは、東京・恵比寿にあるスバル恵比寿ショールーム「スバルスタースクエア」にて、特別展示「SUBARU DESIGN MUSEUM ~ 進化する、SUBARU独自のデザインの現場展 ~」を、4月7日(土)までの期間で開催しています。

このイベントは、スバルの新世代デザインの方向性を示したコンセプトカー「VIZIV」シリーズの5台を一堂に集めるという初の試み。目玉は、なんといっても今年3月のジュネーブ国際モーターショーでワールドプレミアされたばかりの「SUBARU VIZIV TOURER CONCEPT」で、日本では初公開となります。

今回の展示では、スバルの新たなデザインテーマの「Dynamic × Solid」を取り入れたVIZIVのコンセプトカーが用意されました。まずは年代順に紹介していきましょう。

2014年3月のジュネーブ国際モーターショー発表した次世代クロスオーバーのコンセプト「VIZIV 2 CONCEPT」。新型インプレッサと新型XVのデザインベースとなったもので、そのディテールの多くがXVに盛り込まれているといいます。

2015年10月の東京モーターショーで初披露されたSUVコンセプトの「SUBARU VIZIV FUTURE CONCEPT」は、日本でのワールドプレミアされたこともあり、印象に残っている人も多いはず。これは現在、開催中のニューヨークオートショーで世界初公開された次期フォレスターへと発展しました。

昨年となる2017年10月の東京モーターショーで初披露されたスポーツセダンコンセプト「SUBARU VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」は、エアインテークが示すように水平対向ターボエンジンを前提とした高性能モデルの将来像を示すもの。そういえば、WRXの未来を示すものであることは一目瞭然です。

そして、最新のコンセプトカーで日本初公開となる「SUBARU VIZIV TOURER CONCEPT」はツアラーがテーマ。「PERFORMANCE CONCEPT」とは、フロントデザインが基本共通で、曲線の仕上げが異なるそう。その違いを実物で見比べることが出来るのも、同イベントの大きな楽しみといえます。

最後の一台は、実寸モデルではなく、モデルカーとCGで登場。2014年にプレイステーション3専用ソフト「グランツーリスモ6」に登場した「SUBARU VIZIV GT VISION GRANTURISMO」です。モニターだけの存在ですが、かなりスバルらしいユニークな高性能モデルに仕上げられており、会場での試乗も可能。もちろん、ヴァーチャルですが……。

この他にも、スバルデザインを象徴する歴史的なスバル車のデザインモックや過去と今のデザイン現場を表現した展示などもされ、スバルデザインの歴史と今を肌で感じることが出来ます。

さらに新生代スバルのデザインをより理解してもらうために、3月31日(土)、4月1日(日)、4月7日(土)の3日間、13時と16時に同会場ではスバルデザイン部のプレゼンテーションも実施される予定です。4月7日までの開催時間は、10時~19時まで。新世代スバルデザインに興味がある方は、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

(大音 安弘)




【ムービー】スバル・ヴィジヴ・ツアラーコンセプトの開発者を直撃インタビュー

次期レヴォーグではない!? 新世代のワゴンに注目

 シューティングブレークのような美しいデザインのスバル・ヴィジヴ・ツアラーコンセプトが2018年3月6日にスイス・ジュネーブショーで世界初披露された。走る楽しさを120%表現したという、ヴィジヴ・ツアラーコンセプトのデザインを手掛けた石井 守さんに、モータージャーナリストの山本シンヤさんが現地でインタビューを行った。








VISIV シリーズが恵比寿に集まった…スバルのデザインを知る 4月7日まで

SUBARU(スバル)は東京恵比寿の本社ショールーム「スバルスタースクエア」で、スバルのデザインを体感できる展示会「SUBARU DESIGN MUSEUM」、3月30日~4月7日の日程で開催する。

先日のジュネーブモーターショー2018でワールドプレミアしたコンセプトカー『VIZIV TOURER CONCEPT』の日本国内初展示をはじめ、歴代のVIZIVシリーズや歴代人気車種のスケールモデル、コンセプトスケッチなど、見る機会の少ない展示物を集めた。

30日のオープニングセレモニーで商品企画本部デザイン部の石井守部長は、今回の展示について、スバルのものづくりをデザインの切り口で見せた、と総括する。

「スバルの原点は航空機メーカー。創業時の航空機は『パイロットが無事に戻ること』を主眼に開発していた」と明かす。自動車も同じ哲学で作られ、「デザインも、それをサポートする」と解説する。

2017年に創業1000周年を迎え、スバルは「笑顔を作る会社」に自らをブランディングする。そしてスバル車のメインターゲットを「ライフアクティブ層」に定める。石井部長によると「ライフアクティブ層は免許保有者の20%ぐらいを占める。車を道具として、愛着を持って長く使いたいと思っている。リーマンショックでも、北米ではスバルの販売台数は落ちなかった」と説明する。

石井部長は「デザインでも安心と愉しさを提供していく」という。そのためにスバルでは「ロングライフデザイン」と「ライフスタイルデザイン」という2つの基本方針を定めた。「どういうデザインをしていくかというと、『ロングライフデザイン』とは普遍的で、理にかなったデザイン。『ライフスタイルデザイン』とは消費者の要求の先出し。『こういうの欲しかった』と言わせたい。スバルのデザインには意味がある」。

スバルデザイン部では『VIZIV 2』以来、「ダイナミック×ソリッド」をテーマに、削り出した面の見せ方に留意してきたという。側面の“VIZIVライン”と呼ばれる、「V」の字を平たく伸ばしたような、面の切り返しのラインがその象徴だ。

VIZIVシリーズの使命は、スバルのデザインアイデンティティを確立するためのスタディだけではなく、当然、量産車の先行リサーチでもある。VIZIVシリーズを通じて「ダイナミック×ソリッド」のテーマは好評だと石井部長はいう。

2020年からの課題は「動的デザインをどう料理するか。動いている一瞬を切り取って美しく見せたい」という。具体的には、前傾した軸、ワイドで低重心なスタンス、塊感から感じられる内圧、あたりが重要なデザイン要素になるという。

土日限定でデザイン部によるギャラリートークも予定されている。日時は3月31日、4月1日、4月7日、各日13時00分~、16時00分~の2回ずつ、所用は各15分程度。

なお、VIZIVシリーズの実物展示は、『VIZIVツアラー』、『VIZIVパフォーマンス』、『VIZIVフューチーャー』、『VIZIV 2』、の4台。さらに、ニューヨークモーターショー2018で発表されたばかりの新型『フォレスター』のパーツ(開発中、ほぼ最終デザイン)も展示されている。モーターショーでは高いステージの上に乗っているコンセプトカーを、平場で人の目の高さで見ることができるのも、今回の展示の特徴だ。




次期レヴォーグの“原形”が日本初公開!! スバルの歴代コンセプト車が集結

次期レヴォーグを示唆し、3月に世界初公開されたばかりの「ヴィジブ ツアラーコンセプト」が早くも日本初上陸!! 話題の次期型フォレスターの元ネタとなったコンセプトカーをはじめ計5台、過去に市販車へと繋がり、これから市販車に繋がるであろうコンセプトカーが一同に集結する初のイベントが開催。そこにはスバルのデザインを紐解く鍵が詰まっていた!

文:大音安弘/写真:平野学

新型XVへ発展したヴィジブ2コンセプト

石井デザイン部長自らが「デザインをXVに生かした」というヴィジブ2コンセプト。シューティングブレークとして提案され、クロスオーバーの性格も併せ持つ

 スバルは、東京・恵比寿の本社内「スバルスタースクエア」(渋谷区恵比寿1-20-8)にて、「スバルデザインミュージアム~進化する、スバル独自のデザインの現場展~」を3月30日から4月7日(土)までの期間で開催することを発表し、それに先立ちプレスプレビューを実施した。

 今回展示されるのは、2018年3月のジュネーブモーターショーで世界初公開されたばかりの「スバル ヴィジブ ツアラーコンセプト」を含む新世代スバルのデザイン方向性を示したコンセプトカー「ヴィジブ」シリーズの5台。

 うち一台は、TVゲーム「グランツーリスモ」向けにデザインされた模型となる。ヴィジブシリーズが一堂に展示されるのは、今回が世界初。今回の展示車について、簡単に紹介したい。

 クロスオーバーのコンセプトカーである「ヴィジブ2コンセプト」は、2014年3月のジュネーブモーターショーで初公開。ここよりスバルの新生代デザインテーマの「ダイナミック×ソリッド」が、ヴィジブシリーズに取り入れられた。

 これが市販車の新型インプレッサとXVへと昇華。特に次世代クロスオーバーとしてデザインされただけに、新型XVへの影響は大きい。

公開直後の次期フォレスターはこれが元ネタ

世界初公開された次期フォレスターに多くの部分が生かされたことを伺わせるヴィジブ フューチャーコンセプト

 SUVのコンセプトカーである「ヴィジブ フューチャーコンセプト」は、2015年7月の東京モーターショーで初披露されたため、実車を見たという方も多いはず。

 リヤバンパーに格納式自転車キャリアを設けるなどスバルらしいユニークなアイデアも見られた。これは、今開催中のニューヨークオートショーで世界初公開された次期型フォレスターへと発展している。

 この2台については、後席をスライドドアとするなど、ドアの開閉方式が特徴的だが、これはデザイン上のトライというよりは、インテリアをよく見てもらいたいという狙いからだという。近い将来、スバルでもスライドアが……と夢見ていた人には少し残念かもしれないが、高い安全性や走りの良さを大切にするスバルらしい点ともいえる。

レヴォーグへ発展濃厚のツアラーは“ターボの証”にこだわり

ヴィジブツアラーコンセプト。「ワゴンではなくツアラー」と名が付くことからも、GTツアラーを名乗るレヴォーグとの関連が伺える

 スポーツセダンの「ヴィジブ パフォーマンスコンセプト」と、ツアラーのコンセプト「ヴィジブ ツアラーコンセプト」は、まだプロダクトとの関連性が謳われていないモデルだが、この2台のフロント部のデザインは、共通だという。

 ただし、パフォーマンスコンセプトがデジタルモデリングされているのに対して、ツアラーコンセプトは、デジタルデータからクレイモデルを作成。ハンドメイドでボディラインを描きなおしているため、より躍動感のあるスタイルを実現している。

 デザインの作業は、かなりデジタル化されているが、デザインを仕上げる際、現在もクレイモデルやモックアップなど実物にする作業を必ず行うという。今なお、人の目で見た感覚を大切にしているのだ。

ヴィジブ パフォーマンスコンセプト。静止した状態だけでなく、走っている時の見え方まで想定してデザインが考えられている

 さて、このコンセプト2モデルの関係性は、現在のモデルラインとのつながりを連想させる。WRXとレヴォーグとの関係だ。これまでの流れとSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)の新世代モデルの投入順序から言っても、この2台は、そういう発展を遂げるということなのだろう。

 この2台は、アイサイトがルーフ部に装着され、デジタルドアミラーが採用されるなど、かなり未来的である一方で、スバルの高性能モデルを示すボンネット上のエアインテークは健在だ。

左上から時計回りにツアラーコンセプトのリアビュー、フューチャーコンセプトのクレイモデル、エアスクープのあるツアラーコンセプトとフューチャーコンセプトのフロント

 この点についてスバルの石井 守デザイン部長は、「ボンネットのインテークは、高性能スバルのアイコンで必要と思う人も多い。もちろん、機能的にも意味があるから存在する。だから不要と判断したフォレスターには装着していない」と説明してくれた。ただデザインとしての美しさを追求するために、インテークそのもの形は進化させている。

「流行より機能美」がスバルデザインの肝

ツアラーコンセプトと石井デザイン部長。量産車のデザイン時は「コンセプトカーと量産型のクレイモデルを並べて最終デザインを固めていく」のだという

 最後に、日本だけでなく世界的にも安定した支持をもつスバルの秘密を、石井デザイン部長に尋ねると、「スバルのデザインは流行りを追うのではなく、機能美を大切にしている。だから決して販売台数が多い北米に寄せることもしていない。そのポリシーが世界のファンから安定した人気を得る理由になっている」と教えてくれた。

◆  ◆  ◆

「スバルデザインミュージアム」は、3月30日(金)13:30より一般公開開始。31日(土)、4月1日(日)、7日(土)の3日間、13時と16時にはスバルデザイン部のプレゼンテーションも行われる。そこから、新世代スバルデザインが目指す方向性とその理由が、きっと理解できるはずだ。




これからの未来を見に行くべきかな?


【週刊クルマのミライ】外観だけじゃない。インテリアから探る、SUBARUのコンセプトカーが示す「未来」

2018年3月30日から4月7日まで、東京・恵比寿にあるSUBARU本社の入っているビル1階にあるスバルスタースクエアにおいて『SUBARU DESIGN MUSEUM ~ 進化する、SUBARU独自のデザインの現場展 ~』というイベントが開催されています。

デザインを象徴する存在、コンセプトカーが4台も展示されているという贅沢なイベントですが、2018年3月のジュネーブショーで世界初公開されたばかりの最新コンセプトカー「VIZIV TOURER CONCEPT」が展示されているというのは驚き。その横には、兄弟的なつながりを感じさせる「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」(2017年・東京モーターショーにてデビュー)も並べられています。

さらに奥に進むと、現代のSUBARUを支えるSUVシリーズのコンセプトである「VIZIV FUTURE CONCEPT」と「VIZIV 2 CONCEPT」がドアを開けた状態で展示されています。前者は2015年東京モーターショー、後者は2014年ジュネーブショーで初公開されたコンセプトカー。つまり、このイベントでは新旧のジュネーブショー&東京モーターショーで初公開されたショーモデルが並んでいるというわけです。

現行SUBARU XVのデザインを示唆していたVIZIV 2 CONCEPTと、先日のニューヨークオートショーでワールドプレミアを飾った新型フォレスターにつながったといえるVIZIV FUTURE CONCEPTについては、それぞれドアが開放され、インテリアをアピールしていたのには、もちろん狙いがあります。

いずれもBピラーレスでリヤドアがスライドタイプとなっているのはショー会場においてインテリアを見やすくするための工夫であって、こうしたドア形状が次世代というわけではありません。「中を見て欲しい」という意図が込められたコンセプトカーです。

そこで、SUVコンセプトの2台についてインテリアをじっくり眺めていると、共通しているポイントに気付きます。

いずれもフロントシートの床面が上げ底になっていて、そこに何かを収めるという意思の感じられる意匠となっているのです。電動化によって必須となる大型バッテリーを置く場所を確保しているということでしょう。さらにVIZIV FUTURE CONCEPTに至っては、後席足元がフラットフロアになっていることをアピールする処理となっています。

四輪駆動であればセンタートンネルから逃れることはできないという先入観を覆すインテリアです。このフラット化については、モーターショーの段階でリヤ駆動を電動化した、プロペラシャフト・レスの恩恵といった説明もありました。

シンメトリカルAWDをブランドのコア・テクノロジーに掲げるSUBARUですが、その原点といえるSUBARU 1000ではマフラーをサイド部分に通すことで、フラットフロア化を実現しています。AWDでありながらフラットフロアを目指すことは、ヘリテージからも必然なのかもしれません。

独立したシートを見ていると、4シーターなのですが、フロアは後席に3名がしっかり乗れるSUVを示唆しているのです。そのほか、ドアのアームレスト部に周辺センサーのモニターを配置するというUIの提案も確認することができます。

こうして間近に見ることで、様々なディテールに込められた「未来への思い」を感じ取るのも、こうしたイベントならではといえそうです。

(写真と文:山本晋也)




スバルの最新コンセプトカーに、アイサイトの進化と未来を感じる

東京・恵比寿にあるスバル本社ビル、その一階スペースにおいて『SUBARU DESIGN MUSEUM ~進化する、SUBARU独自のデザインの現場展~』というイベントが開催されています。2018年のジュネーブショーに展示された最新のコンセプトカー「VIZIV TOURER CONCEPT」をはじめ、東京モーターショーでは高いところに飾られていた「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」、次世代SUVの姿を示す「VIZIV FUTURE CONCEPT」、「VIZIV 2 CONCEPT」といった4台のコンセプトカーが揃い踏みです。そのほか、デザインスケッチを描くために使っている道具なども展示され、デザイナーの日常が垣間見えるような展示もあるほか、初代アルシオーネのスケールモデルのようなヘリテージを感じさせる貴重な品も飾られています。

まさに、今までとこれからのスバルデザインを一気に感じることができる内容ですが、ここで感じられるのはデザインだけではありません。未来に向けての商品企画や意図も感じることのできるのです。いくつかポイントがありますが、ここで注目したいのは、最新のコンセプトカーである「VIZIV TOURER CONCEPT」と「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」です。フロント周りやフェンダーに違いはある2台ですが、目線の高さからじっくり見ていると、ドアパネルは共通だったりと、この2台は基本的に兄弟車であることがわかります。現代のラインナップでいうとWRXとレヴォーグの関係に当たるわけです。

さて、両車に共通しているのはドアパネルだけではありません。エンジンフードにインテークが確認できますし、フロントウインドウ上部には2つのカメラらしきデバイスが置かれています。つまり、次世代のWRXとレヴォーグにはターボエンジンが搭載され、ステレオカメラの予防安全システム「EyeSight」が採用されるということを、このコンセプトカーは示しています。この手のデザインスタディと呼ばれるコンセプトカーといっても、デザインチームだけで作っているわけではありません。通常、商品企画を織り込んでいます。ターボエンジンやステレオカメラの採用を目立たせているということは、そうした面での進化も示唆しているわけですし、開発ロードマップにおいてアピールすべき内容がある(具体的な部分は明確にしないにしても)ということを感じさせます。

また、「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」についていえば、東京モーターショーのときには見上げるように展示されていたために、あまり感じることはありませんでしたが、こうして平置きされていると、フェンダー部分に仕込まれたLEDが自動運転技術のセンサーやコミュニケーションツールを暗示しているようにも感じてきます。ボクサーターボを積むAWDパフォーマンスーとEyeSightの発展形としての自動運転技術の融合が、どのようなスポーツドライビングを表現するのだろうか……、そうしたことを想像しているとクルマの前であっという間に時間が過ぎていくのでした。

ぜひ、会場を訪れて、コンセプトカーに内包された強い意思を感じてください。開催期間は2018年4月7日までとなっています。

(文:山本晋也)




ジュネーブショーで初公開のスバルのコンセプトカーが日本初上陸&スバルデザインの秘密

今年3月、スイス・ジュネーブで世界初公開されたスバルのコンセプトカー「VIZIV TOURER CONCEPT(ヴィジヴ ツアラーコンセプト)が早くも日本初公開!しかもコンセプトカーというと1台の製作費は数億円!しかもしかも世界に1台しか無いというワンオフ。モーターショーなどでの一般公開のときは柵でガードされますが、今回はまわりに柵無しという太っ腹です。

さらに8台のスバルのコンセプトカー「VIZIV」シリーズうちの4台が展示されています。こちらは、3月30日より東京・恵比寿のスバル本社ショールーム、スバルスタースクエアにて開催されていた「SUBARU DESIGN MUSEUM」でのお話。ほかに現在、スバルのデザインを取りまとめている石井部長の生スケッチ画、クレイモデルなどが展示されていましたが、石井部長の「スバルのモノ作りをデザインの視点でお客様にお届けしたい」という思いから開催されたとか。土日には石井部長自らデザインのプレゼンテーションを行うという力の入れよう。

というわけで、私も行ってみました。実は数日前にちらっと覗いてみましたが、最終日(4月7日(土))は石井部長のプレゼンテーションがあるというので、せっかくならご本人からその「思い」を聞きたいなと。

プレゼンテーションは「1917年にスバルの前身である中島飛行機が設立され、飛行機は安全に帰ってくるように設計されています。スバルの安心・安全に対する原点はそこから始まっています」という話から始まります。

そして「スバルは去年、100年を迎え、富士重工業株式会社から株式会社スバルにかわり、モノを作る会社から、笑顔を作る会社になり、安心と愉しさをお客様にお届けしたい」と。

では、安心をスバルはどのようにデザインで表現しているのか?といえば「ヘキサゴングリル」がそれ。安心をグリルで表現しているのです。

ちなみにこれまでのスバルのコンセプトカー「VIZIV」シリーズの8台は、

2013年「VIZIV 1(ワン)」

2013年 東京モーターショーで「VIZIV 1」の進化系

2014年3月 ジュ―ネーブで「VIZIV 2コンセプト」

2014年  「VIZIV GTビジョングランツーリズモ)」

2015年 東京モーターショーで「VIZIV FUTURE CONCEPT(フューチャーコンセプト)」

2016年 LAショー 「VIZIV 7 SUVコンセプト」

2017年 東京モーターショーで「VIZIV PERFORMANCE STI CONCEPT(パフォーマンスSTIコンセプト)」

2018年 ジュネーブで「VIZIV TOURER CONCEPT(ツアラーコンセプト)」

ですが、この中で今回展示されていたのは「ヴィジョン2」「フューチャーコンセプト」「パフォーマンスコンセプト」そして「ツアラーコンセプト」の4台。

VIZIVシリーズ最初の「ヴィジョン1」と「1」の進化系では、打ち上げ花火的な存在。「ヴィジョン2」から一目でスバルとわかるデザイン、ダイナミックコンセプトを打ちだし、「パフォーマンスコンセプト」は止まっているときでも走っているように見えるデザインをイメージし、前に荷重がかかっている感じにデザインをしたとか。具体的に動きを出すための手法は、?前傾軸にする。?ダイナミックソリッドということで、踏ん張って安定して見えるようにスタンスを取った。?面の硬さのコントラストをつけた、とのこと。

ちなみにVIZIV(ヴィジヴ)とは「Vision for Innovation」(革新のための未来像)の意味。

そしてどう作れば「スバルっぽい」デザイン、スバル車になるのでしょうか?

・ヘキサゴングリルからはじまるライン・ダイナミックなアーチ・エッジを効かせた硬い船の形からのふくらみ

そしてサイドのVライン、だそうです。

そして完成したコンセプトカーの反省点から学んだものから次のコンセプトカーに活かされていきます。それが石井部長の言う「トレンドを横目に見ながらスバル車らしいクルマを作る」ということへと繋がって、「スバルデザイン」となっていくのです。

(吉田 由美)




スバル・デザインを考える

2018年3月30日~4月7日までの9日間、東京・恵比寿にあるスバル本社ショールーム「スバル スター スクエア」で「SUBARU DESIGN MUSEUM  進化する、SUBARU独自のデザインの現場展」が開催され、スバルのデザインを考えてみたた。<レポート:松本晴比古/Haruhiko Matsumoto>

■VIZIVコンセプト4台が一堂に

この展示イベントは、スバルのコンセプトカー「VIZIV(ヴィジヴ)」シリーズを一堂に展示したもので、2014年のジュネーブショーで公開された「VIZIV 2コンセプト」から、2015年の東京モーターショーで公開された「VIZIV フューチャー・コンセプト」、2017年の「VIZIV パフォーマンス・コンセプト」、そして2018年のジュネーブショーでワールド・プレミアされ、日本で初公開となる「VIZIV ツアラー・コンセプト」までの合計4台のVIZIVが揃えられた。

「VIZIV 2コンセプト」はXVに、「VIZIV フューチャー・コンセプト」は新型フォレスターに具現化されており、「VIZIV パフォーマンス・コンセプト」は次期型WRXを、そして「VIZIV ツアラー・コンセプト」は次期型レヴォーグを示唆するデザイン・スタディモデルだ。
このイベントは、「DESIGN MUSEUM:進化する、SUBARU独自のデザインの現場展」というテーマを掲げており、スバルの新しいデザイン・フィロソフィ「ダイナミック×ソリッド」を改めて世にアピールすることが目的だ。

■カー・デザインの今

日本車のデザインは、歴史的にアイデンティティが薄い時代が長く続いた。その理由は、工業デザインの社会的な位置付けの弱さ、ブランド/デザインの一貫性や重要性が重視されなかったことによるところが大きい。
もちろん海外の、デザインを重視するカーメーカーであっても、暗黒時代があったという事例も少なくないが、やがてはブランドやデザイン哲学を再生させたり、新たな創造が行なわれている。


アウディでは1990年代にペーター・シュライヤー(現サムソン、キアのデザイン担当副社長)がクーペ形ルーフのセダン A6、アウディTTなどを送り出し、クルマのデザインの大きなトレンドを創り出すと同時に、アウディのデザインを最高水準に引き上げることに成功している。
興味深いことに、シュライヤーの後継者のワルター・デ・シルヴァ(フォルクスワーゲン・グループのブランド・デザイン責任者)、クラウス・ビショフ(フォルクスワーゲン)やマーク・リヒテ(アウディ)らは、ブランドとしての統一性やデザイン・フィロソフィーを守りながら進化させている。
また、近年では、マツダからルノーのブランド&デザイン担当副社長に就任したローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏はルノー全体のブランドを再定義し、「サイクル・オブ・ライフ」というブランド・デザインを構築し、ルノーのデザイン、ブランドイメージを革新している。

日本においては、個々のクルマのデザインでは過去にも多くのチャレンジが行なわれているが、製造メーカーとしてのブランド性や、多くのモデルのデザインの一貫性といった点では、ごく最近まで重視されなかったのは実情だ。
トヨタを例にあげれば、2000年代に入ってから「VIBRANT CLARITY(ビブラント・クラリティ):エモーションと合理性の融合」というデザイン哲学を打ち出したが、2010年代に入り海外市場向けは「キーン(鋭い、鋭敏さ)ルック」とトヨタらしいデザインとして「j-factor」(jはJAPANの意味)を新たに付け加えている。

もちろんトヨタのようにグローバルで多様なクルマを生産し、あるいは輸出する一方で、デザイン・センターは、豊田市(本社とテクノアートリサーチ)、東京、ミシガン、カリフォルニア(2拠点)、タイ、中国、フランス(ヨーロッパ)、ブラジルと多数が存在し、ブランドとしての独自性を訴求しにくいという悩みはある。
その一方で、マツダがブランドの再構築を目指し、「魂動デザイン」を打ち出した。この魂動デザインは、クルマのデザインだけではなくマツダのブランドをも意味し、マツダ車すべてを、生命が生み出す躍動的な動きの美しさを独自の存在感として表現し、統一したブランド・デザインとする方向に舵を切った。

もちろんマツダのデザインも紆余曲折があり、魂動デザインの前には「流れデザイン」が存在したが、それらの過去をリセットし、ブランド、クルマを統合する思想として魂動デザインを作り上げた。
こうした変化を踏まえると、スバルが個々のクルマのデザインではなく、ブランドを含めた普遍的なデザイン・コンセプトとして「ダイナミック×ソリッド」を打ち出したのも、必然だったといえるだろう。

■デザインの現場展にふさわしい展示も

■スバル・デザインと「ダイナミック×ソリッド」

スバルのデザインの歴史を少し振り返ってみよう。スバルのクルマの出発点となったてんとう虫「360」は、社外の工業デザイナーであり、戦前から船舶塗装デザインや建築などのデザインを手がけてる佐々木達三氏で、その後はサンバーのデザインにも参画した。


その後、スバル 1000、レオーネ、アルシオーネを経て、企業の命運を賭けたレガシィはジョルジェット・ジウジアーロ氏にデザイン・スケッチを依頼し、その案を参考にしながらセダンとワゴンのデザインを作り上げた。

さらに1993年に発売された2代目レガシィの開発にあたっては、前メルセデス・ベンツのデザイナー、オリビエ・ブーレイ氏がデザイン部長となり、日本的なデザインを探求し、端正さを追求した水平基調のデザインを生み出している。なおブーレイ氏は、その後メルセデス・ベンツに復帰し、さらに後には三菱とベンツ社との合弁に伴い、三菱のデザイン部長も務めている。

さらに2002年にフィアット、アルファロメオのデザイナーだったアンドレアス・ザパティナス氏をデザイン部長に起用し、R2、トライベッカのデザインを主導し、スバルの新しい顔として「スプレッドウイング・グリル」を採用した。ザパティナス氏は、スバルのDNAを中島飛行機に求め、航空機の翼をデザインしたフロントグリルを採用したのだ。ザパディナス氏は、デザインに企業としてのヘリテージ、DNAを重視し、そうした要素をデザインとして具現化しようとしたのだ。

しかし、その象徴ともいえるスプレッドウイング・グリルはその後消滅している。そして2010年代に入って、改めてブランド・アイデンティティを含めたデザインの定義の手法として「ダイナミック×ソリッド」が登場することになる。
スバルのブランド・ステートメントの「安心と愉しさ」を起点として、機能性や動的なデザイン質感の表現として「ダイナミック×ソリッド」というデザイン・フィロソフィーは確立された。したがって、このデザイン・フィロソフィーは単にクルマの造形を表す言葉だけではなく、ブランドを表現するフィロソフィーということができる。
そのフロントマスクは、ヘキサゴン(六角形)グリルやコの字型ヘッドライト・シグネチャーとして定型化されている。六角形は六連星の象徴であると同時に、安定感、合理性、機能性を意味するハニカム(六角形)に由来するという。

また左右のヘッドライトのコの字型のLED照明は、水平対向ピストンを意味し、グリルの中の左右方向のラインはコンロッドをデザイン化しているという。このようにフロント・マスクには中島飛行機、スバルとしてのDNAが盛り込まれており、スプレッドウイング・グリルを転化、継承している。

ボディパネルは、塊感のある硬質なフォルムとし、場所に応じてシャープなエッジを持つプレスラインを組み合わせることで塊感を強調。一方でホイールハウス回りを強調することで安定感と動的なスタンス(佇まい)を作り出している。
ボディ側面には一般的なキャラクターラインのような凹型プレスラインを使用せず、凹凸のある面の組み合わせを用いて、ソリッドな存在感を作り出しているのも特長だ。

もちろんダイナミック×ソリッドは、固定したデザイン手法ではなく、クルマのキャラクターに合わせて変化させている。次期型WRXのスタディとなる「VIZIV パフォーマンス・コンセプト」は、4輪のホイールハウスの張り出しを強め、面と面の組み合わせもシャープだ。またキャビン全体も前傾姿勢のウェッジフォルムを形成。塗装もつや消しシルバーで、迫力を生み出している。

一方で、最新作の「VIZIV ツアラー・コンセプト」は、次期型レヴォーグを想定しているため、グランドツアラーとしての伸びやかさや上質感を基調に、リヤ周りなどボディの平面絞りを強調するなど、エモーショナルなデザイン表現も採り入れている。
スバルは、ブランドを包括するデザイン・コンセプト「ダイナミック×ソリッド」を確立したといえるが、今後の課題はこうしたコンセプトカーのデザイン表現を、どのように量産モデルで具現化するか、ということだろう。
もちろん、これもスバルだけではなく日本車全体の課題であり、これをブレイクスルーするためには生産部門の技術力の飛躍が求められる。トヨタの例では、C-HRをトヨタ東日本の工場で製造するにあたり、ボディパネルのプレス技術などでかつてない生産技術的な挑戦をし、量産モデルで実現しているのだ。このように生産現場での造り方の見直しや新たな技術導入なしにデザインは成立しないのだ。

デザイン原案で、どれほど美しい曲面やエッジ処理を描いたとしても、それが生産工場で実現できなければ文字通り絵に書いた餅に終ってしまう。「ダイナミック×ソリッド」デザインで多用されている、面と面の組み合わせから生まれるプレスラインのエッジ処理や大きな半径の凹面処理など、このデザイン・コンセプトの鍵となる表現をどのように生産技術で対応するのか、どのようにブレイクスルーできるのだろうか。




実はボツ案あった! 幻のインプレッサ 今だから話せる「秘話」

スバルの代表車種、インプレッサは現在発売されているモデルで5代目を数える。その2代目には、実はボツとなったデザイン案が存在した! 2代目が発売される約8年前、1992年に2代目インプレッサのデザイン提案を行っていたのが、現スバルデザイン部長の石井守氏だ。今回ベストカーWebでは特別に公開された当時のデザインスケッチとスケールモデルとともに当時のエピソードを独自取材。幻のデザイン案には、今のインプレッサに繋がるエッセンスが詰まっていた。

文・写真/大音安弘、SUBARU

現デザイン部長が作った幻の2代目インプレッサ

2代目インプレッサとして石井氏がデザインした“幻のインプレッサ”。後に市販化された2代目よりキャビンが前進している点がポイントのひとつ

 スバルが3月30日~4月7日まで東京・恵比寿の本社で行った「スバル デザイン ミュージアム」には、コンセプトカーの「ヴィジブ」だけでなく、実は、見たこともないデザインスケッチやクレイモデルなども展示されていた。幻に終わった謎のスバルに迫った。

 スバルデザインの歴史や現場を紹介する展示とともに、飾られたセダンとステーションワゴンのスケッチ、そして1台のクレイモデル。従来のスバル車のイメージとは異なるデザイン表現がされていた。

 これらについてスバル車のデザインを統括する石井守デザイン部長に直撃してみると、かつての自身の作品であることを教えてくれた。

 それらは1992年にアメリカのデザイン室に在籍していた際に、2代目インプレッサのデザイン提案のために描いたものだという。

インプレッサワゴンのデザイン案。こちらも後に市販化されたインプレッサスポーツワゴンとは趣が異なる

 当時、27歳くらいだったという石井さんは、コンパクトなエンジンを積むスバル車に、アメリカ車などで積極的に採用されるようになったキャビンフォワードデザイン(※室内空間が車全体に対して前進したデザイン)を取り入れられないかと模索し、流麗なスタイルのスケッチを描いた。

 水平対向4気筒やAWDなどスバルの自慢のパワートレインの搭載を前提に、空力特性向上が狙え、よりスタイリッシュなデザインを目指していたという。

 また、インプレッサワゴンもスケッチを描いており、看板車種であるレガシィツーリングワゴンの要素を取り入れた“スバルのワゴン”らしいスタイルとしながらも、リヤコンビネーションランプを分割式とせず一体型とするなど、コスト意識も含めてデザインを行っていた。

“幻のデザイン案”は後のインプレッサにも生かされた

2代目インプレッサは2000年に発売。セダンとスポーツワゴンの2本立てで、ともに頂点には2L水平対向4気筒ターボを搭載した「STI」も設定。この後、改良で2度大がかりなフロントマスクの変更を行い、2007年まで販売された

 しかし、当時のスバルは、軽自動車を含めて年間に開発を行えるのは1.5車種が限度だった。そのためにスバル初のSUV「フォレスター」の企画が立ち上がった際、2代目インプレッサの企画は、一時凍結。

 再開時には、一から企画が練り直され、結果、石井部長の最初のデザイン案は、そのまま幻へと終わった。

 ただ、その後もキャビンフォワードデザインを取り入れるべく取り組みを続け、それが実現したのは、2011年登場の4代目インプレッサからだという。これによりAピラーを200mmも押し出すことを可能とした。

 では何故、キャビンフォワードデザインの実現が難しかったのだろうか。それはスバル伝統の安全な車作りにある。既存のまま、Aピラーを前進させると、ドライバーの視界が犠牲になってしまうことが危惧されたからだ。

 そこでデザイン部では、ドアミラーの装着位置をピラーからドアパネルへと変更。さらに三角ガゼット(三角窓)を設けることで、視認性の確保できることを証明し、スバルデザインも一歩踏み出すことを叶えた。

「トレンドは横目で見ておく程度でよい」

初代から4代目までのインプレッサ。キャビンフォワードのデザイン思想は、幻のデザイン案から約20年の時を経て具現化した

 石井部長は、

「現場には、トレンドを無視してはいけないが、横目で見ておく程度で良い。それよりもスバルらしいデザインを考えなさいと言っている」

「確かに主要マーケットはアメリカ。だからアメリカ向けのデザインをすればいいという意見もある。ただそれでは、アメリカを含め、スバル支えてくれるファンを裏切ることになると思う」

「今もトレンドを悪戯に追わず、単にカッコ良さを追求するだけじゃなく、形に意味を持たせることを大切にしている」

 と教えてくれた。

 若き日の石井部長のデザインスケッチからは、進化の努力を続けながらも、スバル車のデザインが別物に化けることがなく、常にスバルらしさを持ち合わせている理由を理解することが出来た。

 米国では、スバル車ユーザーの98%が10年以上、1台を愛用するという。

 確かにトレンドヒットとなるような瞬間風速的に売れる車は生まれづらいかもしれないが、長く愛したくなる車やレヴォーグのような唯一無二の存在を生み出せるのは、こうしたデザイン面でも実直なスタンスがあるからなのだろう。
Posted at 2018/04/02 21:13:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記
2018年04月02日 イイね!

本日で終了のお知らせ

本日で終了のお知らせ前職と今のところで12年…で良いのかな?空白期間も若干あるけど
長かったような、短かったような

後輩への引き継ぎがあったので前拠点にて仕事をしてきました。



むしろよくココまでもったと言うべきなのかな?
定期的にヘッドハンティングの電話
今日は一日ダメだわ…何もかもうまくいかん
こんなのもありましたからね~


今後はパソコンともにらめっこしないといけないしね
お客様ともお話しないといけないですから



全く違うって事も無いけど新境地を開拓しないとダメだね


正直PVレポートはオマケっすw
Posted at 2018/04/02 21:04:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | PVレポート | 日記

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「ブログネタが少ないから定期的な更新は今後も少ないとは思うけど続けては行くかな http://cvw.jp/b/238718/48460596/
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初めまして。 インプレッサG4に代替を致しました~ 自分色に染めて行こうと思います 燃費を気にする割にアクセル踏んじゃうんですよ~ バトンに関し...

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