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2019年01月07日 イイね!

GT3SRのようなケイマンって感じかな

GT3SRのようなケイマンって感じかなポルシェ 718ケイマン に「GT4クラブスポーツ」…天然繊維コンポジット素材を初採用

ポルシェは3日、『718ケイマンGT4クラブスポーツ』(Porsche 718 Cayman GT4 Clubsport)を発表した。

同車は、最新の『718ケイマン』をベースに開発されたレーシングカーだ。2015年に発表された『ケイマンGT4クラブスポーツ』の後継モデルとなる。アマチュアレーシングドライバー向けの「トラックデイ」と、本格モータースポーツ向けの「コンペティション」の2仕様が設定される。

718ケイマンGT4クラブスポーツでは、量産レーシングカーとして初めて、ナチュラルファイバーコンポジット素材を採用した。左右のドアやリアウイングには、麻などの天然有機繊維の混合物が使用されており、ポルシェによると重量と剛性の点で、カーボンファイバーと同等の性能を備えているという。

3.8リットル水平対向6気筒ガソリン自然吸気エンジンは、先代のケイマンGT4 クラブスポーツに対して強化された。最大出力は40hp引き上げられ、425hpを獲得する。トランスミッションは、レーシング仕様の6速PDKで、パドルシフトを組み込む。リアアクスルには、機械式のディファレンシャルロックを採用する。

フロントの軽量なストラットサスペンションは、『911GT3カップ』用だ。ブレーキローターは直径380mmと大径となる。ロールケージやバケットシート、6点式シートベルトを装備した。車両重量は1320kgに抑えられる。

トラックデイ仕様のサスペンションは、調整式ではない。エアコンやルーフのレスキューハッチ、消火器などが装備される。コンペティション仕様では、サスペンションが3段階で調整できる。エアジャッキシステムと自動消火システムも装備した。『911 GT3 R』から採用されたクイックリリースレーシングステアリングホイールも装備されている。



ポルシェ、新型718ケイマン・GT4クラブスポーツをリリース。ニーズにより2バージョンを用意

 ポルシェは1月3日、各メーカーから適応したレーシングカーがリリースされているGT4カテゴリー向けに、ポルシェ718ケイマン・GT4クラブスポーツを改良してリリースした。すでに受注はスタートし、2月にはデリバリーがスタートする。

 アウディやBMW、メルセデスAMG、ジネッタやマクラーレンなど各メーカーからマシンがリリースされ、高額でジェントルマンドライバーには要求が高いGT3に対し、活況となりつつあるGT4カテゴリー。そのなかで、早期にGT4に対応したマシンをリリースしたのがポルシェで、先代のポルシェ・ケイマン・クラブスポーツMRは各国のシリーズで活躍をみせた。

 そんな718ケイマンGT4のニューモデルは、さまざまな意欲的な要素をもってバイザッハからリリースされることになった。大きな特徴は、アマチュアが走行会などで使用できる“トラックデイ”モデルと、レースに使用するための“コンペティション”という2バージョンが用意されたことだ。

“トラックデイ”モデルはショックアブソーバーが固定式で、ABSやESCがハンドリングの許容度を大きくするほか、エアコンやルーフのレスキューハッチを備えており、ハンドヘルド型の消火器、80リッターのFR3セーフティーフューエルセルを備える。また、すべてのポルシェセンターでリペアを行うことができるという。価格は13万4000ユーロ(約1657万円)+税となっている。

 一方“コンペティション”は、コース特性に対応してショックアブソーバーが3段階に調整できるほか、115リッターのセーフティーフューエルセルをもち、長距離レースにも対応。ブレーキバランスシステムやエアジャッキを備え、本格的なレースに対応する。さらに911 GT3 Rから採用されたクイックリリース・レーシングステアリングホイール、自動消火システムなども備える。こちらの価格は15万7000ユーロ(約1941万円)+税だ。

 メカニズムとしては、前モデルから40馬力アップなどを果たしたほか、ダウンフォースも向上。ユニークな試みとして左右ドアやリヤウイングに、麻などの天然有機繊維の混合物を使いながらも、カーボンと同等の重量と剛性を実現しているという。

「新しい718ケイマン・GT4クラブスポーツは、成功した前モデルよりもさらに多くのレースの遺伝子を備えている」というのは、ポルシェ・モータースポーツ代表のフリッツ・エンツィンガー。

「エンジンのパワーは大きく増え、同時にダウンフォースも増やすことができたし、コクピットはドライバーのニーズに対応している。421台もの台数を納入した先代よりも多くの車両を売り上げることができると確信しているよ」




ポルシェ、718ケイマンGT4クラブスポーツ発表 自然吸気フラット6搭載

もくじ

ー 天然繊維で130kg減量
ー 3.8ℓ自然吸気フラット6を搭載

天然繊維で130kg減量

ポルシェは新型718ケイマンGT4クラブスポーツを公開した。新しいGT4の公道仕様につながる大きなヒントだという。今年末の発売を予定している。

GT4クラブスポーツは、世界中のレースチーム向けにポルシェのモータースポーツ部門が開発したモデルで、天然繊維を合成したボディシェルを採用する初めてのレーシングカーだという。このカーボンに似た軽量素材はリアウイングやドアに使用され、ケイマンGTSに比べ130kgのダイエットに成功している。

3.8ℓ自然吸気フラット6を搭載

純粋主義者には朗報だ。GT4クラブスポーツには、すべての718ケイマンに搭載されている4気筒ターボではなく、旧型の3.8ℓ自然吸気フラット6が搭載されている。

最高出力は41ps増の431psで、6速デュアルクラッチとリアのディファレンシャルロックを介して路面に伝えられる。

公道仕様のGT4が同じ出力となるかや、先代同様マニュアルが用意されるかは定かではない。しかし、GTモデルの開発を統括するアンドレアス・プレウニンガーは昨年AUTOCARに、フラット6は今年のGT4でも採用されると語った。

GT4クラブスポーツは911 GT3から受け継いだサスペンションや380mmのスチールブレーキが魅力のひとつだ。シングルシートのインテリアは内装が最小限まで剥がされ、ロールバーが溶接されている。スイッチ類も排され、6点シートベルトに変更されている。

価格は13万ポンド(1795万円)からで、公道走行はできない。3段階に調整できるショックアブソーバーや115ℓの耐久レース仕様燃料タンク、ブレーキの調節機能、エアジャッキやクイックリリース式のレーシングホイールが採用されている。
Posted at 2019/01/07 23:14:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2019年01月07日 イイね!

S209って名称でそもそも発売するのかね?新井スペシャルみたいに各県ごとの特別仕様車出したら大変だろうなぁ~いろんな意味でw

S209って名称でそもそも発売するのかね?新井スペシャルみたいに各県ごとの特別仕様車出したら大変だろうなぁ~いろんな意味でw22Bの再来!? スバルSTIのコンプリートカーS209の中身判明!!! 日本未発売のなぜ?

 2019年1月14日から始まる北米・デトロイトショーで、STIのコンプリートカー、S209がワールドプレミアされることはすでにお伝えしたが、現時点でわかっていることをすべて報告しよう。

 S209の正式発表は2019年1月14日 午後0:40(日本時間:1月15日 午前2:40)より行われるプレスカンファレンス。すでに公開されているティザー情報ではS209のグリル回りの写真と、覆面テスト車による走行シーンがyoutubeで公開されている。

 もちろん、それだけではない。ベストカーWebスクープ班が独自に入手した情報をもとに、S209はどんなクルマなのか、明らかにしていく。

文/ベストカーWeb編集部


写真/ベストカーWeb、Subaru of America

■22B-STIバージョンをリスペクトしたブリスターフェンダーを装着

https://www.youtube.com/watch?v=5PrrADARvGs

 北米subaruが『From Japan with Love(日本から愛を込めて)』というタイトルをつけた、このティザー映像を見ると、S209はカモフラージュされてはいるものの、その姿がほぼ明らかになった。

 ポイントはブリスターフェンダーだ。1998年に400台限定で販売された22B-STIバージョンの時のように、ブリスターフェンダーが装着されているのだ。装着タイヤは映像を見る限り、S208の255/35R19よりも幅広の265以上のサイズになるだろう。

 以前、STI平川良夫社長にインタビューをした時、「STIのコンプリートカーは22B-STIバージョンから始まりました。あれから30年が経ちました。これを一つの区切りとして、また新たなSTIがスタートするのに先立ち、22Bを彷彿とさせるワイドフェンダーを装着したSTIコンプリートカーを作りますので期待して待っていてください」とおしゃっていたが、現実のものとなったようだ。

 フロント回りでは、フロントバンパー左右の2段のカナードが装着されている。リアウイングはS207やS208のNBRチャレンジパッケージ仕様と同様、ドライカーボン製となる。

■S209は北米のみの販売で日本はなし!

 エクステリアのスタイルはおおまかながら、ある程度わかったところで、S209の概要にもっと踏み込んでいこう。

 日本のスバリストがすでに疑問に思っていること。そう、S209がなぜ日本ではなくアメリカ・デトロイトショーで発表されるのかということ。これまでのSTIコンプリートカーは日本企画で、日本だけで販売されてきたのになぜ? と思っている方も多いだろう。

 また、S208に続くS209だから、日本でも販売するのでは? と期待をしている方も多いだろうが、日本での発売は一切考えていないという。

 これを聞いた時にはさすがにがっかりした。今後はSTIブランドを日本だけでなく、アメリカで本格的に販売していく、第一歩にしていこうという意思表示なのだろう。

 そもそもこのS209の商品企画は、スバル・オブ・アメリカの主導で行われてきたそうで、以前からSTIコンプリートカーの発売を待ち望んでいたスバリストの声を反映したものだという。

■肝心のエンジンはEJ20ではなくEJ25で345psに向上

 さて、注目のエンジン。S209のベース車は北米仕様のWRX STIだから、搭載されるエンジンは日本のSTIに積まれている2Lフラット4ターボのEJ20ではなく、2.5Lフラット4ターボのEJ25をチューニングしたものになる。

 S208やタイプRA-RのEJ20は、ピストン&コンロッドの重量公差を量産エンジンとしては極限まで詰め、クランクシャフトやクラッチカバー、フライホイールのバランス取り、専用ECU、インタークーラーウォータースプレー、低背圧マフラーにいたるまで、専用チューニングが施されているが、S209もS208と同様、STIによって専用チューニングが行なわれる。

 ベースのEJ25は310ps/40.2kgmだが、S209に搭載されるEJ25は専用ECUや各部のバランス取り、低背圧マフラーなどによって、345ps/44.0kgm程度に向上しているという。

 もちろん、S209は“Sシリーズ史上最高の性能と質感を実現した究極のドライビングカー”を実現すべく、スバルとSTIが共同開発し、外装・内装にも専用装備を追加したSTIコンプリートカーのトップエンドモデルだから、走りの質感は相当高いものになっているのは間違いない。

 S209の商品企画はスバル・オブ・アメリカだが、ブリスターフェンダーをはじめ、エンジン、シャシーなどの開発・生産は日本にあるスバル・テクニカ・インターナショナルの製作所で行なわれるという。気になる販売台数は、限定300台、400台レベルになるというから、即完売必至。

 詳細は2019年1月14日、STI平川良夫社長自ら会見を行う、公式発表の場で明らかにされるので、追ってお伝えしよう。

 ただ、S209に続くSTIコンプリートカーとして、EJ20をベースとした350~380ps級のスーパースポーツが日本で販売される、という情報を掴んでいるので、今回S209が日本で発売されず、嘆いている人は安心してほしい。そのモデルにも、S209と同様のブリスターフェンダーが装着されるのは確実だ。早ければ、2019年後半には発売されるだろう。期待して待っていてほしい!

■STIコンプリートカーはすべて即完売!

 最後に近々にリリースされてきたSTIコンプリートカーを紹介しておこう。これらのモデルはすべて限定モデルで、いずれも即完売している。

 また、メーカーという枠を超えて、群馬県のスバルディーラーや南アフリカ・スバルが独自にコンプリートカーを発売する新たな動きが出てきている点にも注目。

 やはりSTIが製作したコンプリートカーの台数が絶対的に少ないことは明らかで、需要に対して、供給が追いついていないから、こうした動きが出てくるのだろう。

■S207 限定400台 発表日当日完売


■S208 限定450台 2619名の応募があり抽選販売

■WRX STI タイプRA-R 限定500台 発売開始から2時間で完売

■富士スバル WRX STI TC380 限定50台 完売

■南アフリカ・スバル WRX STI ダイヤモンドエディション 限定50台 完売


群馬のスバルディーラーが作った380馬力のSTIコンプリートカー、TC380を徹底試乗!

 突如として群馬県のスバルディーラー、富士スバルから2018年11月1日、50台限定で発売されたWRX STIのコンプリートカー、TC380。

 その開発には、今年の全日本ラリー選手権を制した〝世界のトシ新井〟こと新井敏弘選手が関わっているのだが、搭載するEJ20ターボのエンジンパワーは非公表ながら、その車名どおり、なんと380ps/50.0kgmを誇るのだという。

 そこで、ベストカー本誌10日号で『目指せWRCドライバー』を連載している若手ラリードライバーにして、新井敏弘選手の長男、新井大輝選手に緊急試乗してもらった。

 さらに比較車両として、シビックタイプR、ルノーメガーヌRSの最新FFホットハッチ2台を用意した。はたしてオヤジが監修したこのTC380を息子がどのように評価するのか?

まとめ/ベストカー編集部


写真/茂呂幸正


初出/ベストカー2019年1月10日号

■なぜ群馬のスバルディーラーがコンプリートカーを作ったのか?

 新井大輝選手に試乗してもらう前に、TC380とはどんなクルマか、解説しておきたい。


2018年11月1日、群馬県の「富士スバル」から50台限定で発売されたTC380(価格は496万5840円)。残念ながら、限定50台はほぼ完売した。

註:2018年1月5日現在、限定50台のうち47台が成約済み。残り3台も商談中。

 このTC380は、新井敏弘選手全面監修のもと、ラリーで培われたノウハウがフィードバックされた。ポイントはこの手のコンプリートカーとしては珍しくタービン交換されたこと(HKS製GTIIIRSスポーツタービンキット)。

 EJ20ターボのスペックは「未公表」(富士スバル)としながらも380㎰/50.0kgmを誇っているのだという。これはS208、そしてタイプRA-Rの329㎰を大幅に凌ぐ、まさに史上最強のWRX STIといっても過言ではないだろう。

 このほかにもHKS製スーパーターボマフラー&メタルキャタライザー、アライモータースポーツ製メンバーブレース&RQAエアフィルター、TC380専用レカロスポーツシートなどで武装。購入条件は富士スバルの県内17店舗への入庫可能なこととなっている。



■新井大輝選手が親父の仕事にモノ申す!!!

 こんにちは、今回はTC380で高速と一般道、そしてワインディングを実際に走ってみて思ったことを読者のみなさんにお伝えしたいと思います。

 まず、ノーマルのWRX STIと基本的に一番違うと思ったのは、エンジンの回転数というか、上がり方のスピードですね。

 標準車はタービンの過給圧がかかってからピークに達するまでが短いのですが、TC380のほうはピークに達するまでの時間が長いので、そのギリギリまでずっと速度が伸びていくんです。だから、ぜんぜん問題なく、ストレスなくアクセルを踏んでいけるクルマになっていると思います。

 尖ったクルマをほしいと思う人にもうってつけではあるのですが、かといって足回りのセットアップがそこまで尖っている印象はありませんでした。

 わりと混雑した街乗りで40km/hくらいの速度で走っていると、ちょっと足が硬いかなと感じるかもしれないですけど、ふつうにストリートを流したり、ちょっとペースを速めに走りたい人にはまったく問題ないです。


 それでいてサーキット走行もカバーできるようなクルマに仕上がっています。足回りとしては非常に乗りやすいセッティングになっていると感じました。

■圧倒的トルクで2000回転あれば6速走行OK

 TC380は標準車からタービン、キャタライザー、マフラーを交換しているのですが、背圧が標準車に比較して上がっているからトルク感の向上もわかりますし、乗っていてエンジンパワーの下が抜ける感じがしないんですよ。

 下から太いトルクでグワッと上がっていくので、極端に言ってしまえば6速でずっと運転できるというイメージですね。2000回転も回っていれば走れます。ふつうはちょっとした坂があったりしてなかなか高いギアのまま走るのは難しいのですけどね。

 イメージ的にタービン交換したクルマって、もっとピーキーな特性だと思う人が多いかもしれませんが、ターボとECUのセットアップで過給圧の立ち上がりが緩くしてあります。

 TC380は過給圧がピークに達するまでがゆっくりで、アクセルをベタッと踏んでもラリー車のように急激にバンッと非線形で過給圧が立ち上がるのではなく、線形でゆっくり過給圧が立ち上がるので、慣れていない人が乗ってもキレイに乗れると思います。

 セットアップをかなりうまくやっているので、非常に乗りやすいクルマに仕上がっています。アクセルをギュッと踏んでバンッと過給圧が上がるのでなく、常に一定で過給圧が上がり続けるので、アクセル開度に依存していないんです。

■シビックタイプRとメガーヌRSと徹底比較

 TC380はカリカリのチューニングを施したコンプリートカーではなく、方向性としては標準車をそのままアップグレードした感じです。

 アップグレードしたところが尖っているのではなく、全体的にクルマとしての総合性が標準車から1ランク、いや2ランク上がっているのがTC380です。乗り心地も標準車のよさを残していますし。

 ひとつ気になるのは、このクルマがディーラーのコンプリートカーとして出たことによって、今までSTIが販売してきたS208やタイプRA-Rよりかなり安くて、かなり速いってことです。

 コストパフォーマンスは圧倒的です。でも、ディーラーがやってくれたからこそ、安心して乗れるんですよね。このクルマをふつうのショップがデモカーとして販売しても売れないと思います。ディーラーが販売する安心感は大きいと思います。ディーラー保証がついてくるワケですから。

 ですので、全国のディーラーからいろいろなコンプリートカーがもっと出てくると面白くなるんじゃないでしょうか。ベースモデルを作るのはメーカーですが、そこからどういう衣、服を着せるのかはディーラー次第という。

 基本的に富士スバルの店舗に入庫できる人が販売対象となるのですが、僕自身も関西の知り合いから「TC380ってどうなの?」ってよく聞かれました。開発にはオヤジは関わっていますけど、僕自身はノータッチですから(笑)。なので、このクルマに乗った人たちがどう思うか、個人的に興味深いですね。

■親父の仕事、ナイスでしたね(笑)

 乗ってみて個人的に注文をつけたいと思ったのは、「ダウンフォースがもう少し効いていれば」ということです。

 もちろん、いいクルマに仕上がっているのは間違いないのですけど、さらに上を目指すのならば、しっかりと高速走行でスタビリティを上げられる要素があるクルマかなと思います。例えばリアウイングを装着するのもありでしょう。

 エンジン本体はまだいじってないので、インタークーラーやラジエター、エアクリーナーなどいじれる余地は70%くらいあると思います。

 ほとんどの人に対してちょうどいいレベルの仕上がりになっていると思います。マージンは充分に取っていますから。

 標準車を100点とした場合、TC380は150点だと思います。総合的に乗りやすく、しかも速い。面白いクルマだと思います。粗探ししようと思ったのに、オヤジの仕事、ナイスでしたね(笑)。

■3車のなかで、TC380が一番!

 比較したシビックタイプRは、誰が乗っても速く走れて楽しめるモデルで、乗った時に「これがタイプRなんだ」とわかるクルマでした。

 タイプRってVTECですよね。そのよさがよく出ているエンジンで、その音が室内に入ってくるのが楽しかったです。電子制御が多めなのも特徴で、クルマに乗らされている感があります。トルク感はTC380より上かな。EP82スターレットGTに似たターボのフィールでしたね。

 メガーヌRSは欧州車ならではの味つけで、ハンドルを切っていくと限界を超えた時にオーバーステア気味になり、タックインする傾向が強いクルマでした。

 一番いいと思ったのはパドルシフトのつながりが自然で、触った瞬間にギアが変速することです。ラグがなく、スポーティに走れます。これは先代の6MTからDCTに変わったことで効率のよさが出ているかもしれませんね。

 感覚的にゲームをやっている感覚に近いですね。ただ、レースモードにするとめちゃくちゃ足が硬くて、道の上を自分で走っているような感じを受けました。

 ディーラー発の史上最強のSTIコンプリートカーに、ニュルブルクリンクラップタイム最速を競い合うFFスポーツの2台。

 3台乗り比べてみて、親父のことを考えない忖度なしで採点しました。結果はTC380が150点、ルノーメガーヌRSが130点、シビックタイプRが120点になりました。

 でも一番気になったのは、実はタイプRなんです(スミマセン)……。

■TC380を開発した富士スバル開発陣の狙いは?

聞き手/永田恵一

 最後にTC380を監修した新井敏弘選手と、TC380を開発した富士スバル開発陣に話を伺った。

 まず、TC380の開発を監修した新井敏弘氏選手は「ラリーを通じて長い付き合いをしているEJ20エンジンの持つ、市販状態では封印されている本当のポテンシャルを、リスクなく味わってもらいたいというのがTC380に対する私の想いです」。

 TC380をデビューにこぎ着けた富士スバルの開発陣に話を伺った。まずはTC380の開発に着手したきっかけを聞いた。

「今年の夏に協力工場さんと話をした際に『スバルが完成検査問題で苦しい立場にいる今こそ、御社にスバルや群馬県を元気づける何か話題性のあるクルマを作ってほしい』と言われました。

 この話を社に持ち帰ると、弊社の社長も密かに『カスタマイズカーを作ってみたかった』という想いを持っており、お付き合いのある新井敏弘選手にご相談したところ『どうせやるなら普通の人にはなかなか敷居の高い過給機チューンはどうですか。過給機チューンは相当のノウハウが必要なので、スタッフも楽しいだろうし、やりがいもあると思いますよ』と提案され、開発を始めました」(サービス・部品川田雅史部長)。

 TC380は過給機チューンがメインとなるカスタマイズカーとなり、このコンセプトについては「新井選手ともご相談したのですが、足回りやエアロパーツなどは比較的間口の広いカスタマイズなので、そのあたりはお客さんの好みに任せて、我々がディーラーとしてすべきなのは『しっかりとした過給機チューンという世界をお客さんに提案すること』と判断しました」(川田氏)。

■壊れてはいけないという条件

 ディーラーで販売するクルマということで、過給機チューンをするうえでもかなりの気遣いがあったようで、「パーツそのものはご覧の通りになりますが、ECU制御はアライモータースポーツさんによるマップ変更を行ったものを使っており、我々ディーラーでの整備も考慮し、ノーマルのマップに戻せる機能も含んでいます。

 もちろんディーラーで販売するクルマだけに『壊れてはいけない』というのも重要な条件ですので、全体的に一定のマージンは残しながらも、気持ちいいフィーリングを味わってもらうために、完成後には実走テストによる確認も行っています」(技術課齋藤光章係長)。

 また新井選手は「過給機チューンが目立ちますが、レカロシートとポジションにもラリーで得たノウハウが盛り込まれているので、ぜひ体感してほしいです」とも語ってくれた。

 TC380に対する反響を営業担当の大橋良平氏に聞くと「予想を大きく上回る反響となっています。お客さんにはSTIのS208やRA-Rといったコンプリートカーの抽選に外れてしまった方も多いようで、同時に本格的な過給機チューンに興味を持っている方が少なからずいらっしゃることにも驚いています」。

 こういったクルマがディーラーで販売されるのは快挙なだけに、自ずと第2弾も期待してしまうが、川田氏は「反響の大きさは嬉しいところですが、まだTC380に実績もない段階ですので、先のことは何も考えられません」と笑う。

 いずれにしてもこういったクルマがディーラーで買えるというのは素晴らしいことで、幅広い意味での今後の展開なども大いに期待したい。
Posted at 2019/01/07 23:08:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記

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「@うーさー トランクに切れ込み入っていて車体にウイングの足を残しながら外れてくれます(開くって表現はしなくなります)」
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