2019年01月14日
スバルSTIコンセプトカーやパーツ装着車発表 レースも引き続き参戦!
■レースは人材育成の場として最適な場所!
スバルテクニカインターナショナルは、東京オートサロン2019において、コンセプトカー、パーツ装着車、モータースポーツ参戦車などをブースに展示しています。
開催日初日には、スバルテクニカインターナショナル(STI)平川良夫社長が登壇し、2019年度のモータースポーツ参戦発表やパーツ装着車の紹介等を行いました。
昨年STIは創立30周年を迎えこれからのSTIについて平川社長は、「一般的な工業製品が、その外側から商品をアクセスするものに対して、クルマは工業製品の中に乗り込んで、中で動かすというある意味特殊なものです。お客様とその工業製品が一体となって機能するわけです。お客様には安心と楽しさ、そして誇りを持って乗っていただき、その過程で様々な経験を通して生活を豊かにしていただくということが、STIの存在目的です。
作り手であるスバルSTIが、正面からお客様と向かい合い耳を傾け、親身になって、一つ一つやるべきことをやる、今年は改めてその原点に立ち返り、スタートの年として、心を新たにして取り組んでまいります。時間はかかるかもしれませんが数多くの自動車ブランドの中から、スバルSTIをお求めいただいたお客様にやっぱりスバルがいいよね、と言っていただけるよう努めてまいります」と述べています。
今年モータースポーツ参戦については、スーパーGT 選手権300クラスと昨年クラス優勝を果たしたニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦、詳細については後日発表するとアナウンスされました。
レースを通じ人材育成面を行うスバルSTIは、ディーラーメカニックに加え昨年からスバル量産車開発エンジニアもチームに参加し、今年19年も継続されます。
「量産車開発では、体験を伴う経験を得るのに年単位で時間がレースではそれを2週間で集約する形で経験できます。
濃密な経験を積んだ若手エンジニアをスバルにどんどん増やしていきたい、目の前に見える課題の先に何が予測されるのか、それを技術の切り口でちゃんと課題形成し、仮説構築し、それを量産車開発に活かせばさらに品質の高いスバルとSTIの車造りに繋がると考えています」と平川社長は述べています。
展示されたコンセプトカーは、STIらしい研ぎ澄まされた切れ味と乗り心地のも良いモデルが発表されています。
e-BOXERを搭載したフォレスターアドバンス eスポーツコンセプトは、19インチホイール、エアロパーツやボディやシートに特別色を配色し装着することで、先進的でスポーティに仕立てたられています。インプレッサ スポーツをベースにSTIスポーツ仕様に仕立てられたコンセプトです。両車ともにスバルとSTIが強力にタッグを組んでコラボレーションしたコンセプトモデルです。
パーツ装着車は、レヴォーグSTIパフォマンスとWRX STIラリーコンセプトです。ともにSTIがレース活動で磨いてきた技術を用いて開発したSTIパフォーマンスパーツを装着したカスタマイズモデルとなっています。
SUBARUから歴史的車両のエッセンスを効かせたカスタマイズ提案【東京オートサロン】
見る楽しみ、走る歓びに磨きをかけたスバルレヴォーグとWRX STI
「SUBARU(スバル)」は、モータースポーツ統括会社「STI(スバルテクニカインターナショナル)」と共同で、2019年1月11日から13日まで幕張メッセで開催される「東京オートサロン2019」に出展している。
スバルのブースでは、STIとのコラボレーションを果たしたSTIコンセプトモデルの「FORESTER」と「IMPREZA」、STIの走りの楽しさと高い走行性能を実現するパフォーマンスパーツを身に着けたカスタムパーツ装着モデル「LEVORG」と、WRX STIをベースに専用装備をつけたカスタムパーツ装着モデル「WRX STI」を展示。この記事では、レヴォーグ、WRX STIの2台にスポットを当てて紹介していく。
まずは、”S208″で使用されたことでも記憶に新しいクールグレーカーキのボディカラーに身を包んだ『LEVORG STI Performance』。STIがレースなどで培ってきた技術を用いて開発したもので、走りに特化したフレキシブルタワーバーやフレキシブルドローステフィナーなどのカスタムパーツを装着したモデルだ。
ベース車のグレードは1.6GT-S。売れ筋であることと、”STI Sport”グレードが2.0リッターであることとの差別化を図り、同グレードにしたとのこと。あくまでもSTI Sportではなく、「STIのパーツを装着した車両」ということにこだわっているため、STI Sportシリーズで使用されているボルドーの内装色なども使用されていない。
シートは1.6GT-Sで採用されているファブリックシートだが、ウルトラスエードのステアリングや、秋に発売を予定している網目状の模様が美しいブルードレープのインパネなど、質感の高いパーツを取り入れている。
エクステリアは、クールグレーカーキとのコントラストが美しいピアノブラックのパーツをサイドドアミラー、ドアハンドル、シャークフィンアンテナ、ルーフスポイラーで差別化。フロントのスポイラーやルーフなどをピアノブラックにしなかったのは、限定車S208ならではのイメージを残すためと全体のバランスを考えてとのことで、スバルユーザーとしては、少し歯がゆいところなのかもしれない。
また、リアゲートに装着される「LEVORG」と「AWD」のエンブレムは、ラスターブラックという、鉄の黒をイメージしたマットな質感が特徴のカラーに変更。ここもピアノブラックにしなかったのは、ブラックやホワイトなどの人気のボディカラーの設定を販売時に考えており、ブラックのボディに同化してしまうのを防ぐためだそうだ。レヴォーグオーナーの反応次第では、市販化も十分ありうるということがうかがえる。
さらにリヤゲートのメッキ部分は、ピアノブラックやボディカラー同色との案もあったそうだが、ワイド感を強調するために、そのままのカラーにしたそうだ。
限定車のカラーを用いつつ、程よいSTI要素を取り入れたバランスの取れたカスタマイズに仕上げられていた。
往年のカラーで魅了するWRX STI
一方の「WRX STI Rally CONCEPT」は、最上級グレードのTypeSをベースに、足元には歴代のラリー参戦車両のGRBを彷彿とさせる、ゴールド塗装のBBS製19インチアルミホイールを装着しているのが特徴。スバルオーナーではおなじみの”WRブルー×ゴールド”のカラーコーディネートが映える1台となっている。
今回は走りへの高揚感を復活させる取り組みの一環として、この組み合わせを用いたとのこと。次回のデトロイトショーで展示されるアメリカのラリーカーにも、このカラーリングを採用するようで、スバルの歴史・財産として今後は盛り上げていきたいという思いが込められているそうだ。
エクステリアは、フロントグリルの形状を北米デザインからさらにアレンジし、STIのイメージカラーであるチェリーレッドのラインをアクセントとして採用。
また、販売を想定するなら、限定車のSシリーズで用いられていたリヤのダクトを設けて、バンパーに内に溜まった空気を逃がし、さらに走りを重視したモデルにしたいとのこと。
そしてインテリア。こちらはインパネに艶を落としたカーボン調を採用し、よりスポーティに、より運転に集中できるようにと工夫が凝らされていた。
市販化される可能性の高い要素を数多く盛り込んだレヴォーグとWRX STIの特別モデル。今後の動向にも注目したい。
フォレスターとインプレッサのSTIコンセプトは必見! 走る楽しさを前面に押し出したスバル/STIブース【東京オートサロン2019】
走りのSTIがSUVやエントリーモデルをも変身させる!
スバル/STIブースのテーマは「オール・フォー・ドライブ・エキサイトメント」。スバル車に乗ったときの高揚感や走る楽しさを伝えたいという思いから作り上げられたブースだ。
まず注目すべきは「FORESTER ADVANCE Sport CONCEPT」。こちらはハイブリッドの「Advance」がベース。e-BOXERの先進的な走りに、STIが培ったノウハウを注ぎ込んだコンセプトカーだ。
走りをつきつめたことに加え、洗練された上質な雰囲気の演出に注力したとのこと。ボディカラーは現状市販車にはないファイターグレーを採用。ボディのラインや塊感が強調されるカラーリングだ。
ブラックの19インチホイールや現行WRX STIと同様のブレンボ製フロントモノブロック対向6ポットキャリパーを装着。またボディにはキャリパーの色と合わせたというイエローのアクセントが随所に見られる。
20mmローダウンしているほか、ボディ下部にイエローのラインを入れることによって低重心感を演出。ホイールやエアロパーツなどは黒で引き締め、スタイリッシュな印象。
ファミリーなどに好まれるフォレスターだが、このコンセプトモデルは市販モデルとはターゲットを変え、都会で若いひとに乗って欲しいといった提案を込めてデザインしたそうだ。
内装にもイエローのアクセントを採用し、アクティブな印象。またシートは滑りにくい素材を採用するなど運転しやすさにもこだわる。
続いて「IMPREZA STI Sport CONCEPT」。ベースとなるのはインプレッサ2.0i-S EyeSightで、スポーツカジュアルというテーマでデザインしたとのこと。インプレッサはスバルのラインアップでエントリーモデルだということもあり、若いひとに好まれるよう、従来のインプレッサよりもライトな雰囲気を演出したそうだ。
ボディ色にはジェットホワイトという市販車にはないカラーの採用するうえ、ルーフをブラックとしたツートーン仕様となっている。ツートーンのカラーリングはこのコンセプトカーの世界観を表現するうえでデザイナーがどうしてもやりたいとこだわり実現に至ったそうだ。
内装で注目すべきはなんといってもシート。ウルトラスエードで下にグレー、上にボルドーを重ね、ドリル加工を施しすり鉢状の穴をあけることによって二色が見えるという新しいデザインとなっている。
このコンセプトカー2台は、SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を採用するクルマでは初めてのSTI仕様となる。またSTIというとスポーティなイメージが強いが、今回インプレッサやフォレスターにSTIの手が加えられている。STIがレースで培った技術を市販車に反映することで高い走行性能・安全性能を実現するスバル車だが、それはエントリーカーやハイブリッドモデルも例外ではないのだ。メーカーによると、これはスバル/STIがつくりだす安心と楽しさを、今後より多くの人に届けたいという意思表示でもあるそう。
これらの市販の予定は未定だが、東京オートサロンでの反響も参考にし検討するとのこと。「FORESTER ADVANCE Sport CONCEPT」は、フォレスターtSに乗っていたこともあるというSTI平川社長もかなりのお気に入りとのことで、市販化の可能性は大いにありそうだ!
ラリー車を彷彿とさせるスバルブルー×ゴールドを10年ぶりに再現
そしてスバルファン垂涎のモデルが、「WRX STI Rally CONCEPT」だ。これは現行WRX STI Type Sをラリー仕様にしたもので、WRブルーのボディカラーとゴールドのBBSホイールがWRC参戦車両を彷彿とさせる。
じつはこのブルーとゴールドの組み合わせは3代目インプレッサWRX STI以来の10年ぶりの復活。スバルブルーを強調すべきとの意見があり、以降ゴールドのホイールの採用はやめていたのだとか。今回過去のレースでの栄光をこれからも大切にすべきとなり、再現された。
この車両にはエアロパーツをはじめとするSTI純正パーツがふんだんに装着されるほか、ゴールドのホイールを強調すべくシルバーのキャリパーを採用。リヤバンパーのダクトはS208と同様のものだ。ちなみにホイールもS207、S208に採用されたものをゴールドに塗装したものなんだとか。
内装はツヤを抑えた防眩効果のあるインパネや、ステアリングにウルトラスエードを採用。さらにシートはレカロ製となっている。
こちらも市販化の予定は未定だそうだが、装着されているものはSTI純正のパーツが多く、それ以外でもS207やS208のものを使っていることを考えると、量産も不可能ではないように思える。今後、限定車などでの登場に期待を抱かずにはいられない。
この他ブースには、レヴォークのパーツ装着車である「LEVORG STI Performance」、レースで活躍してきた「SUBARU BRZ GT 300」、「SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2018 SP3Tクラス優勝車」、「SUBARU WRX STI全日本ラリー選手権2018年 JN6 シリーズ 優勝車」、「GAZOO Racing 86/BRZレース 2018 プロフェッショナルシリーズ 参戦車」を展示。
そして展示車以外に紹介したいのが、STIパーツ展示コーナー。STIの純正パーツが多く展示されてあり、驚くべきは実際にパーツに触れられること。
とくに注目なのがドライカーボンパーツの「ルーフエンドスポイラー」と「ドライカーボントランクリップスポイラー」だ。これらは手にとって持ち上げることが可能。実際に持ってみると見た目からは想像できないぐらい軽いのだ。軽量であるのみならず、ドライカーボンパーツというとUVに弱く数年で劣化してしまうものも多いが、これらSTI製のものはUVカットが施されているとのことで品質の保持を可能としている。
訪れた際は是非STIパーツに触れ、その技術を体感してみてほしい。
【東京オートサロン2019】往年のラリーカーを彷彿とさせるゴールド塗装のBBSホイールを装着した「WRX STI ラリーコンセプト」
「WRX STI ラリーコンセプト」は、ビルシュタイン製ダンパーなどを標準装備している「TypeS」をベースに、ゴールド塗装のBBS製19インチアルミホイールやRECAROシート等を装備。ゴールドのホイールがアクセントとなり、歴代のラリー参戦車を思い起こさせる仕様となっています。
2008年を最後にWRCから遠ざかっているスバル。いつの日かまたWRブルーのマシンがダートを突き進む姿を見てみたいものですね。
【東京オートサロン2019】クールなボディカラーはレヴォーグにもマッチ。「レヴォーグ STI Performance」は市販化が熱望されるモデル
S208やBRZ GTといったスポーツモデルの特別仕様車からXVといったカジュアルなSUVにも設定されている「クールグレー・カーキ」というボディカラー。東京オートサロンのSUBARUブースにはこのボディカラーをまとったレヴォーグが参考出品されています。
ベースは、1.6GT-SにフレキシブルタワーバーやフレキシブルドロースティフナーといったSTIが手掛けたスポーツパーツを組み込んだモデル。
ボディカラーにクールグレーカーキを採用し、S208やBRZ同様、ドアミラーやシャークフィンアンテナをブラックとすることで、スポーティなエクステリアをさらに引き締めています。
新たな試みとして、ブラック塗装されたホイールのほか、ドアハンドルもブラック化。
レヴォーグとしては初となるブラックオーナメントもブラック化することでエクステリアからスポーティさを連想させます。
インテリアではウルトラスエードのステアリングやブルードレープ華飾としたインパネパネルなどでスペシャル感を演出しています。
また、気になるアイテムとしてはドアトリム下側にカーボン調のキックパネルを装備。STIのロゴがさりげなく彫り込まれています。こちらのパネルは見た目のスポーティさだけでなく、汚れやすいドアトリムした側をカバーすることで靴の擦れ傷などを防止してくれる実用面でも使えるアイテムです。
この完成度、特別仕様車としてこのまま登場してほしいほどの仕上がりです。
(井元 貴幸)
だってさぁ
アメリカではコレだよ
S209をこの形で出してくれるんだったら良いんじゃないw
【東京オートサロン2019】熟成進むレヴォーグにSTIパーツをてんこ盛り 「レヴォーグ STI パフォーマンス」
「レヴォーグ STI パフォーマンス」は、1.6GT-Sをベースに、STIパーツをがっつり装着。STIのコンプリートカーといった様相で、エクステリアはクールグレーカーキに塗られ、フロント、サイド、リアアンダースポイラー、コイルスプリング、ラテラルリンクが交換され、ブレーキにはドリルドローターに換装されています。
S208にも採用されていたクールグレーカーキはレヴォーグにも似合っている印象で、限定で発売しても良さそうな仕上がりです。
Posted at 2019/01/14 22:09:36 | |
トラックバック(0) |
富士重工 | 日記
2019年01月14日
アクレが国産アルミ鍛造ブレーキキャリパーを発表!【東京オートサロン2019】
東京オートサロン2019において、ブレーキメーカーのアクレは新作のアルミ鍛造ブレーキキャリパーを発表。メイド・イン・ジャパン、コンパクト設計など、大いにそそる内容だ
アクレの新作キャリパーは国産、コンパクト設計がウリ。また、市場に多く出回るブレンボ製キャリパー用のブレーキパッドが使える点も特徴だ。アルミ鍛造2ピース構造で、6potはφ350-φ370 32mmローター対応、4potはφ330-φ355 28mmローター対応となる。キャリパー、パッド、ディスクローター、センヨウブラケット、ブレーキラインのキットで、価格は未定だ。
一方、4pot MONOBLOCK BRAKE KITには1piece rotor modelが登場。アルミ鋳造モノブロック構造のキャリパーはピストン径φ38/φ40で、これをスリット入りの1ピースローターと組み合わせてコストを抑える。性能は実証済みだ。キャリパー、パッド、ディスクローター、専用ブラケット、ブレーキラインのフロント用キットは23万8000円(税別)となっている。
■アクレ TEL042-516-9600 http://www.acre.co.jp/
値段は安くないけど良いかもね~
Posted at 2019/01/14 00:42:09 | |
トラックバック(0) |
自動車業界あれこれ | 日記