2020年03月27日
ポルシェが売れまくっている! 2019年実績は、販売台数、売上高、営業利益のすべてで新記録! 2019年はグローバルで28万800台を販売
ポルシェはこのほど2019年の業績を発表し、販売台数、売上高、営業利益(特別損益前)のすべてにおいて新記録を打ち立てたことを明らかにした。
2025年までに販売台数の半分がピュアEVを含む電動化モデルに
販売台数は前年比10%増となる28万800台、売上高は前年比11%増の285億ユーロ(約3兆4400億円)、営業利益率(特別損益前)は15.4%を記録。なお、従業員数は10%増加し、3万5429名となった。
ポルシェAGのオリバー・ブルーメ取締役会会長は、このようなコメントを発表している。
「ポルシェは、持続可能なモビリティの先駆者として、近年重要な対策を実施してきました。2019年には、多くの感動的な新製品を導入しており、とりわけ、ポルシェ初のフル電動スポーツカーであるタイカンを発売しました。効率的なガソリン車、高性能プラグインハイブリッド、フル電動スポーツカーで構成される魅力的な製品レンジによって、2019会計年度も再び販売台数が増加しました。
私達のおもな目標は、価値を生み出す成長です。過去5年間で業績を60%以上伸ばしました。これによって、経済的、環境保護、および社会的な分野において企業責任を十分に果たすための前提条件が整いました」
販売面ではカイエンとマカンのSUVシリーズが大きく貢献。カイエンは前年比29%増となる9万2055台を記録。マカンは同16%増の9万9944台がオーナーに納車された。地域別にみると、地元ドイツ、そしてヨーロッパで目覚ましい成長を遂げており、ドイツでは3万1618台、ヨーロッパ全体では8万8975台が販売された。一方、最大の市場である中国では、前年比8%増の8万6752台、米国も同8%増で6万1568台を記録。ちなみに、同社初のピュアEV、タイカンの登場は新たに約2000名の雇用を創出している。
ポルシェは2024年までに、ハイブリッド化や電動化、デジタル化に約100億ユーロ(約1兆2070億円)を投資し、E-モビリティ分野に一層の強化を図る方針だ。今後は、タイカンに続く派生モデルとなるタイカン・クロスツーリスモを市場に導入する。また、ミッドサイズSUVのカマンもEV仕様が導入される見通し。同社は2025年までに、販売台数の半分をEVとプラグインハイブリッドとして販売する予定だ。
Posted at 2020/03/27 20:51:39 | |
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ポルシェ | 日記
2020年03月27日
ポルシェ、3Dプリンター製バケットシート開発… 911 と 718ボクスター / 718ケイマン に設定へ
ポルシェ(Porsche)は5月から、「3Dプリントボディフォームフルバケットシート」を、『911』と『718ボクスター』/『718ケイマン』にオプション設定すると発表した。
3Dプリントボディフォームフルバケットシートは、シートの中央部分や背もたれのクッションの一部が、3Dプリンターで作成されている。2021年半ばからは、顧客が3つの硬さレベル(ハード、ミディアム、ソフト)を選択できるようになる。
3Dプリントボディフォームフルバケットシートは、ポルシェの軽量フルバケットシートに基づいており、サンドイッチ構造が特長だ。ベース部分には、発泡ポリプロピレン(EPP)を使用する。シートの表皮は「Racetex」で作られており、空調用の穿孔パターンを持つ。
この3Dプリントボディフォームフルバケットシートは、5月に911シリーズおよび718ボクスター/718ケイマンシリーズのドライバーズシートとして、ポルシェテクイップメントがオプション設定する。このシートには、6点式シートベルトを組み合わせる。
さらに、2021年半ばには、ポルシェエクスクルーシブマニュファクチュールから、3つの異なる硬さと色の3Dプリントボディフォームフルバケットシートが、オプション設定される予定だ。顧客の体格に合わせたシートも開発していく。
ポルシェは、シートは人と車の間のインターフェースであり、正確でスポーティなハンドリングのために重要。 ドライバーひとりひとりのためにカスタマイズされたシートが、長い間レーシングカーに標準装備されてきたのは、そのため、としている。
Posted at 2020/03/27 20:48:08 | |
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ポルシェ | 日記
2020年03月27日
【くるま問答】ロータスがトヨタ製エンジンを採用するワケ。両社の深くて長い関係とは?
イギリスの名門ライトウエイトスポーツカーメーカーのロータスはレースマシンメーカーだったが、1957年より国際格式レース参戦のため市販車の制作も開始した。そんな経緯を持つスポーツカーメーカーであるロータスの最新モデルには、失礼ながらスポーツイメージのあまり強くないトヨタ製エンジンが搭載されている。これはなぜなのか。
トヨタ製エンジンをベースにロータス独自のチューニングを施している
今でこそ、イギリスの名門ライトウエイトスポーツカーブランド「ロータス」として知られるロータス・カーズ社だが、創業当初はレーシングマシンメーカーであった。1940年代後半、オースチン7のシャシを新規製作と言えるほどの大幅改造を施して初のレーシングマシン、マーク1を完成させた。しかし、オースチン7の純正エンジンはレースで勝つには低出力だったため、フォード製エンジンに換装する。
この開発手法、シャシを独自制作して他社製エンジンを搭載するやり方は、現在のロータスモデルにも引き継がれているのだ。
過去、経営状態の厳しかったロータス・カーズ社は何度か大株主も変わっている。創業者のコーリン・チャップマンが1982年(享年54)に逝去した後、それまでの独自経営から1986年にはGM(ゼネラルモーターズ)に売却された。余談ではあるが、同じくGM傘下だったいすゞ自動車とのコラボによって、「ハンドリング・バイ・ロータス」仕様がいくつかのモデルに設定された。ロータスがシャシチューニングのみを担当したことも、創業時のエピソードを知ればうなづける。
その後も、1993年には当時ブガッティのオーナーだったイタリア人実業家のロマーノ・アルティオーリに、1996年にはマレーシアのプロトンに売却。そして2017年にはボルボ・カーズの買収で知られる中国の浙江吉利控股集団(ジーリーホールディンググループ)がロータス・カーズ社の株51%を取得し、事実上のオーナーとなっている。
スポーツカーが売れる時代ではなくなり、また経営の不安定さも大きく影響してこの30年で4回も大株主が変わり、その度に経営方針の変更や商品ラインアップの整理も行われた。ただ、現オーナーの浙江吉利控股集団はブランドの独自性を尊重した経営方針で、エリーゼ、エキシージ、エヴォーラという小・中・大のスポーツカーラインアップを維持している。
そして、そのいずれのスポーツカーにもトヨタ製エンジンが搭載されている。これは、ボルボがグループ企業となったいまも続いているのだが、なぜなのか。
そもそもトヨタとロータス・カーズ社の関係は長く、1981年に登場した2代目セリカXX(A60型)のサスペンション開発をトヨタが依頼したことにはじまる。初代のグランドツアラー的な性格とは打って変わり、スポーツカー然とした硬めの乗り心地としてスポーツ性を全面的にアピール。その象徴となったのがロータス・カーズ創業者のコーリン・チャップマンで、2代目セリカXXのテレビCMにも起用されていた。
1982年初頭には、トヨタと知的財産と応用専門知識の交換に関する契約を結んでいる。これにより、1983年発売のロータス エクセルには、トヨタ製5速MTやA60型セリカXXのドアハンドルやホイールなどのコンポ—ネントが採用され、低コスト化にひと役買っていたのだ。
本題のエンジンについてだが、トヨタから供給を受けるようになったのは2003年からのことで、それ以前はローバー社によるエンジン供給を受けていた。エンジンサプライヤーを変更した最大の理由は、ローバー社の経営破綻によりエンジン生産もストップしたことだ。
また、エリーゼの2005年モデルをアメリカで発売するにあたり、2004年当時の排出ガス規制に対応させるために、ロータス・カーズ社と提携関係にあるいくつかの選択肢の中からトヨタ製エンジンを採用したワケだ。
ロータスグループはGM傘下の時代に各ブランドの車種向けにエンジンを設計・チューニングした経験を持ち、排出ガス規制に対応する技術力を持ち合わせているはず。それでも自社設計ではなくトヨタ製を選択したのは、長年の付き合いや排出ガス規制の問題のほかにもいくつかある。
2020年現在、ロータス・カーズ社に供給されるエンジンは1.8L直4 DOHCの2ZR-FEと、3.5L V6 DOHCの2GR-FEだ。どちらもVVT-i(可変バルブタイミング機構)を装備し、スポーツモデルへの搭載例もある。そして最大の共通点はどちらもFF用エンジンという点だ。最新のロータス3モデルはすべてMR。つまり約50年も昔にフィアットがX1/9の開発で実践した、FF用エンジンとトランスミッションを180度回転させて車体中央部に搭載すればMR車を低コストで開発できるという手法を、ロータス・カーズ社は用いているのだ。
このように、ロータスがエンジンサプライヤーとしてトヨタを選んだ理由は、エンジンの安定供給につながる企業としての安定性、2004年当時の提携エンジンメーカーの中でおそらく唯一アメリカの排出ガス規制をクリアできるエンジンを有していたこと、2代目A60型セリカXX以来の長い付き合いであること、ロータスが求めるサイズのFF用エンジンを製造していることが挙げられるだろう。(文:猪俣義久)
ロータス・エリーゼとヴィッツGRMNは同じエンジンを積んでいたことがリコールから判明!なおヴィッツGRMNは150台限定なのに214台も作られていた
こんなこともあった模様…
Posted at 2020/03/27 20:36:39 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年03月27日
【年内に決断へ】次期ポルシェ718ボクスター/ケイマン ハイブリッド仕様の続報
ブルーメ会長 AUTOCARに明かす
独ポルシェが行った2019年の業績発表は、新型コロナウイルスの感染拡大による工場の一時閉鎖から、わずか2日後に行われた。
その席で、オリバー・ブルーメ取締役会会長は、AUTOCARに対して、992型911の「とてもパワフルな」ハイブリッド仕様をローンチすると認めた。
また、ミドシップ・レイアウトのスポーツカー、718シリーズのハイブリッド車については、今年中に決断を行うとした。
ブルーメは昨年の春に、「すでに電気で走る718のプロトタイプを完成させています。そしてハイブリッドのプロトタイプも製作中です」と語っていた。
さらに、「(718の)次世代モデルがハイブリッドになる可能性はあります。しかしまだ、単なるハイブリッドになるか、それともプラグイン・ハイブリッドになるかは確定していません」としていた。
タイカン 813台を納車
またブルーメは業績発表の場で、EVとして登場する次世代型マカンについて、2022年に発表する計画であることを明かしてくれた。
グローバルの活動に関する業績は既報のとおりで、販売台数は2018年に比べて10%増の28万800台に増えている。ベストセラーはSUVのマカン(9万9944台)。
これにカイエン・シリーズが続く(9万2055台)が、そのなかの15%がカイエン・クーペであった。
またEVのポルシェ・タイカンは、2019年に世界で813台を納車したことも発表された。
2500ドルの予約金を支払ったカスタマーは、3万人となり、このうち1万5000人が、正式にオーダーを行ったという。
イギリス 第4の市場
なお2019年のイギリスは、ポルシェにとって魅力的なマーケットとなった。世界で4番目に大きな市場となったのだ。
英国におけるセールスは23%増大。911の販売台数はグローバルではわずかに減少したが、イギリスでは22%アップとなっている。
なお、英国においてもベストセラーとなったのは、やはりマカン。前年比18%増の4988台を販売した。
Posted at 2020/03/27 20:20:45 | |
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ポルシェ | 日記
2020年03月27日
WRCへの登竜門ERCヨーロッパ・ラリー選手権が2020年カレンダー修正版発表。シーズン開幕は5月末
WRC世界ラリー選手権への登竜門として、欧州域内を中心にチャンピオンシップが展開されるERCヨーロッパ・ラリー選手権が、全8戦を維持した2020年カレンダーの修正案をアナウンスした。すでに延期が発表されていた開幕戦アゾレス・ラリーは9月開催の第5戦へ、第2戦だったラリー・イソラス・カナリアスは12月3~5日の最終戦へと移動され、タイトル決定戦の重責を担う。
WHO世界保健機構により世界的流行(パンデミック)が宣言されて以降、新型コロナウイルス(COVID-19)の猛威は止まることを知らず、大型集客を必要とするモータースポーツ・イベントでは健康と安全への配慮が絶対的な優先事項となっている。
そんななか、FIA格式の欧州選手権であるERCは「全8戦のイベント数を可能な限り堅持」しつつ、イベントの収益面や選手の競技に対する欲求、そしてラリーをホストする地元のコミュニティや周辺企業に対しても「歓迎される決定」として、この2020年カレンダー修正案を確定させた。
ERCのシリーズコーディネーターであるジャン-バティスト・レイは、グランカナリア島の政府当局および地方自治体、スペインのASN、およびFIAと緊密に連携して作成した代替日程の調整は「困難を極める作業だった」と明かした。
「イベントの延期と再スケジュールは明らかに激動をもたらし、一瞬で完了する類の仕事ではない。ラリー・イソラス・カナリアスの開催を可能にするべく、すべての組織で状況を継続的に監視し、異なる日付を確保し、計画された8つのイベントカレンダーを維持することができた」
「日程変更によって影響を受ける他のERCイベントのプロモーターを含め、これを達成するために協力してくれた関係者全員に感謝する」
「シーズンの開始が遅れると、かなりの妥協と困難が生じることは明らかだが、ドライバー、チーム、パートナーから受けているサポートと協力に引き続き心からの感謝を申し上げる」
「5月末の新開幕戦ラリー・リエパヤ、そして第2戦となったラリー・ポーランドなど、今後のイベント準備は本格化しており、アクション満載で非常に競争の激しいERCシーズンが始まることを楽しみにしている」
さらに、ラリー・イソラス・カナリアスの大会組織委員長を務めるエルマン・モラレスは、ERCの努力に対し「改めて謝意を述べたい」と続けた。
「言うまでもなく、この状況は我々の計画にはなかったものだが、この間も状況を理解することに努め、(シリーズプロモーターの)ユーロスポーツ・イベント、FIA、およびRFEDA(スペインの自動車連盟)を完全にサポートしてきた」
「仮に、ベースの日付を維持することを決めていたら、おそらく我々は状況に流されて急なキャンセルに直面し、すべての関係者に不確実な結果がもたらされたことだろう。この新しいカレンダースロットにより、すべての熱意を持って2020年シーズンの趨勢を決定するラリーであるという特別な名誉を与えられて、競技と表彰式を主催することができる」
「さらに12月になると、カナリア諸島の群島、風景、気候について、皆さんにより良い条件を披露することもできるだろうね」
■FIA ERCヨーロッパ・ラリー選手権2020年カレンダー(修正版)
Rd.DayVenueRd.15月29-31日ラリー・リエパヤ/ラトビア(グラベル)Rd.26月26-28日ラリー・ポーランド/ポーランド(グラベル)Rd.37月24-26日ラリー・デ・ローマ・キャピタル/イタリア(ターマック)Rd.48月28-30日バウム・チェコ・ラリー・ズリン/チェコ(ターマック)Rd.59月17-19日アゾレス・ラリー/ポルトガル領(グラベル)**Rd.610月9-11日キプロス・ラリー/キプロス(グラベル)Rd.711月6-8日ラリー・ハンガリー/ハンガリー(ターマック)Rd.712月3-5日ラリー・イソラス・カナリアス/スペイン(ターマック)**
**=FIA承認待ち
Posted at 2020/03/27 20:17:25 | |
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自動車業界あれこれ | 日記