2020年05月07日
ポルシェ ケイマンGT4 RS は500馬力の大台へ…スワンネック装着プロトがニュル出現
ポルシェのコンパクトクーペ、『ケイマン』に設定されるハードコアモデル、『ケイマンGT4 RS』最新プロトタイプが、ニュルブルクリンクでの高速テストを開始した。
ケイマンGT4 RSは2月にもスウェーデンで捉えたが、最新のプロトタイプではいくつか変化が見られる。コンパクトな「GT4」リアウィングは、以前に付けていたスワンネック・ウィングを再び装着、足回りではセンターロックホイールを廃止し、ボンネットフードにはエアインテークが確認できる。
プロトタイプでは、開発の様々な段階で様々なテストを行い、最終的な量産モデルへたどり着くため、どちらが最終デザインか現段階では判断できない。
ミッドマウントエンジンを冷却するために取り付けられているリアサイドウィンドウ部分のルーバーは、引き続き見てとれ、市販型の有力なパーツと言えそうだ。
パワートレインは、4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載。最高出力450psと思われたが、最新情報では、なんと500psまで達する可能性があるという。これが事実なら、『911 GT3』にも迫るスペックとなる。トランスミッションは「911GT3 RS」と同様にPDKデュアルクラッチのみの設定だ。
ワールドプレミアは、最速で2020年内、遅れれば2021年前半となりそうだ。
Posted at 2020/05/07 22:11:20 | |
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ポルシェ | 日記
2020年05月07日
軽自動車好き必見! じつはお手軽なエンジン載せ換えという楽しみ方
同型式エンジンの選択肢が多い軽自動車ならではの旨味
クルマを自我流で個性化する楽しみのひとつ、エンジンの載せ替えがある。エンジン内部をチューニングするのもアリだけれど、手軽に大パワーをゲットするなら違うエンジンに載せ替えるのも手だ。とくに軽自動車はエンジン型式が一緒で、作業も比較的カンタンかつ公認も不要というケースが多くあるのだ。巷で人気のスワップメニューを紹介しよう。
NAシングルをツインカムかターボに【ダイハツL700Vミラ】
まずはサーキットでもドレスアップでも人気のL700Vミラの換装車から。ミラのNA(自然吸気)エンジンのモデルは、大半がEF-SEというシングルカムエンジンで、街乗りですら力不足を感じるユーザーが多い。しかし同年代でクラシックな外観が与えられたミラジーノには、EF-VEというツインカムのNAと、よりハイパワーなターボのEF-DET、ふたつのエンジンもある。
人気の軽自動車レース『東北660選手権』には、宮城県の『Aガレージ』がEF-VEのL700Vミラで参戦している。エンジンを換装するコストを聞いたところ「ベース車のL700Vが5~10万円くらいで、ツインカムのミラジーノも10~15万円で買えます。
ハーネスやメーターまでツインカム用に交換するので、エンジン単体ではなく中古のクルマを丸ごと買ったほうが絶対にお得。載せ替えの工賃はお店により差があると思いますが、ウチならトータルで40~50万円が目安ですね」とのことだ。
ターボの載せ替えも工賃は基本的に変わらず、パーツ取り車の値段がツインカムより上がるだけだ。Aガレージで製作したレース車両は、外装もすべてミラジーノ仕様になっている。重量はL700Vのままのほうが軽いけども、軽自動車のレースにおいて各クラスでいづれもチャンピオンを輩出していることを考えれば、トータルでの戦闘力はさほど大きな差がないのかもしれない。
NAをターボへ【スズキHA23Vアルト】
続いてはL700Vと同年代のライバル、スズキのHA23Vアルトによるスワップ例を紹介しよう。コチラは元からツインカムのK6Aエンジンであるので、載せ替えはワゴンRなどに搭載されていたターボエンジンにすることが多い。
得意とするのは山形県の『オートリサーチ米沢』で、今まで相当な数のコンプリートカーを製作し全国へ納車している。通勤などでモアパワーを求める人からサーキット派までユーザー層は多彩、最近では草レース『東北660ターボGP』への参加者も増えているという。
費用はベース車両が15~30万円で載せ替えるパーツ一式が5~10万円、それに工賃や交換が必要な油脂類を足してトータルで40~50万円ほど。またK6Aエンジンには可変バルブタイミング機構を備えたモデルもあり、NAにこだわる人はそっちを選んでもいいだろう。
ただしHA23Vのアルトは10年ほど前から全国的に人気が高く、ベース車両の値段が高騰し程度のいい中古車も減っているとのことだ。
エンジンにうながされFR駆動へも
L700VミラとHA23Vアルトより新しいクルマにもオススメの載せ換えパターンがある。
ダイハツのエッセとL275ミラに搭載されているNAのKFエンジンを、ムーヴなど多くの車種で使われているKFのターボエンジンに載せ換えるのだ。オートリサーチ米沢でも何台か製作し、コンプリートカーなら50~60万円が目安になるという。
もうひとつの変わり種はH42Vミニカ。
NAシングルカム3G83を、EKスポーツの3G83ターボに載せ替えた車両。コチラもエンジン型式が一緒なので公認車検は不要だ。
さらにサーキット専用とはなるが、ミニカの1100ccも製作中とか。エンジンはトッポBJワイド用で駆動方式もFRに変更し、ドリフトして遊ぶというから面白そう。
他にもL250Vミラに4気筒ターボのJB-DETを積んで公認車検を取っているものもあった。
軽自動車のエンジン載せ替えは選択肢が多く、公認の取得も普通車に比べると楽な場合が比較的多いそうだ。
愛車のパワー不足に悩んでいるオーナーは検討する価値アリだろう。
R1とか増車したいけどお金なんか無いのですよ…
Posted at 2020/05/07 22:06:54 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年05月07日
【MMアーカイブ】「ミラク」は何にも似ていない、ブリティッシュ ロードスターの本質がここにある
創刊以来、65年の歴史を刻むモーターマガジン(MM)のアーカイブから、ちょっと懐かしく珍しいクルマを紹介する大型連休の短期連載企画。第7回はブリティッシュ ロードスターの「ミラク」だ。
ミラク(1991年)
イギリスはイングランド南西のデヴォン州に本拠を置く、メイ・コーポレーションが製造するミラク(MIRACH)。このユニークなスタイルのクルマを設計したのは、1980年代後半からイギリスの自動車デザインに大きな話題を提供し続けているクリス・フィールドだ。その開発コンセプトは、当時の先新技術を駆使して、イギリスの生んだ傑作「スーパーセヴン」に匹敵する動力性能と軽快感を演出することだった。
その圧倒的な存在感と鮮烈な印象を与えてくれるボディは、カーボンファイバーとケブラーを主材料としている。メインシャシはスチール製だが、エンジンなどメカニカルコンポーネンツを加えた状態での車両重量は910kgにおさえられている。ボディ下部はグランドエフェクト効果を得るために微妙な曲線が描かれている。
ミラクはドアもないロードスターだが、トップの部分が左右分割でガルウイング式に開閉する、脱着式のタルガトップも備えている。またボディサイドのロッカーパネルは、エキゾーストパイプの熱から乗員を保護する目的で採用されているが、脱着は可能だ。
インテリアはブリティッシュ スポーツカーらしく、コノリーレザーのアジャスタブルシートも備えて上質な雰囲気をかもし出している。小径のMOMO製ステアリングやVDO製メーターの備わるコクピットは少しタイトだが、スポーツカーらしく操作性に不満はない。
フロントに搭載されるエンジンは、ローバー製の3.9L V8 OHVを基本としたもので、ルーカス製の電子制御燃料噴射を組み合わせて、最高出力は178ps、最大トルクは30.4kgmのパワースペックを発生する。組み合わされるミッションは、リバースが左上に位置する5速MT。280psのハイパワーモデルが登場し始めた当時としても、絶対的なパワーは特筆すべきスペックではないが、900kgそこそこの軽量ボディには十分なパワーで、加速感は申し分ない。
前後ダブルウイッシュボーンのサスペンションは可変ダンパーを備え、好みに応じて減衰力の設定を変えることができる。実際の乗り心地は、一般的なライトウエイトスポーツとほぼ同等で、スパルタンな印象は薄い。ストロークにも余裕があり、凹凸の激しいコーナーをクリアするときでも動きは実に紳士的だ。
ステアリングはクイックで、通常のワインディング走行なら左右に4分の1回転も切れば十分だ。コーナリングスピードは一般的なスポーツモデルと比べるとかなり高く、弱アンダーステアに終始する。キックバックも良くおさえられている。
現代(1990年代当時)のスーパーセヴンと言われても、ミラクにはスーパーセヴンの面影はない。また、公道を走れるフォーミュラマシンという比喩も、少し違う。ミラクの走りは一般的なライトウエイトスポーツとは大きくその雰囲気が異なり、しかもきわめて高い実用性と快適性を同時に備えているのだった。
ミラク 主要諸元
●全長×全幅×全高:3962×1867×1160mm
●ホイールベース:2502mm
●重量:910kg
●エンジン種類:V8 OHV
●排気量:3947cc
●最高出力:178ps/4750rpm
●最大トルク:30.4kgm/3250rpm
●駆動方式:FR
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:前205/50VR15、後285/40VR15
Posted at 2020/05/07 22:01:08 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年05月07日
「空冷ポルシェで筑波1分切り!」国産勢と真っ向勝負するタイプ964RWB仕様
300馬力の最高出力で1分切りを達成!
空冷ポルシェの素性の良さを見せつけるサーキットスペシャル
国産チューンドが幅を利かせる筑波サーキットアタックだが、ポルシェをはじめとする欧州スポーツモデルのエントリーも増えてきている。
そんな中、3月20日に開催された“ズミー走行会”で、59秒948という好タイムをマークして存在感を見せつけたのが、このポルシェ964だ。
エンジンはノーマルの3.6Lからボアアップされた3.8L仕様。911RSR用カムやワンオフEXマニをセットして吸排気効率を限界まで高めた上、モーテックによる綿密な制御を組み合わせることで、300psを絞り出している(ノーマル:260ps)。
オイルクーラーは2基装着しているとのことだが、空冷フラット6はシンプルな構造のため大きな熱トラブルも少なく、サーキットマシンとして現在も愛用するユーザーは多い。クラッチはATSのカーボン製を合わせる。
エクステリアはRWBのバックデートキットで武装。RRレイアウトのため元々のトラクション性能は高いが、フージャーのA7(F265 R295)でさらに旋回性能を磨き上げている。ホイールはフロントがアドバンレーシングGTで、リヤがワークのマイスターS1という他社ブランドの組み合わせだ。
フロントの超大型アンダーディフューザーとリヤのGTウイングは、ドライカーボンによる専用品。強烈なダウンフォースでタイヤグリップを引き上げる手法は、昨今の国産タイムアタックマシンとイコールだ。
サスペンションは、レディーゴーネクストが手がけたDG5ベースのオリジナル車高調を装備。ブレーキはフロントに993RS用を、リヤに964RS(フロント)用をそれぞれ流用して容量アップを図る。
ボディはカップカーと同様のロールケージを装備(乗員保護がメイン)している程度で、ほぼストック状態。というのも、ポルシェは元々のボディ剛性が高く、過度なボディ補強はトータルバランスを崩す要因になってしまうからだ。
ベースモデルは1992年の964Aながら、1分切りを果たすそのスペックは、ポルシェというジャーマンスポーツが有する素性の良さと、それを活かした高次元なセッティングの賜物と言えるだろう。
Posted at 2020/05/07 21:54:58 | |
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