2020年05月11日
「直6サウンドを響かせるGRBインプレッサ・・・!?」衝撃の1JZエンジン換装仕様、現る
1JZ-GTEエンジン換装でパワフルなドリ車に大変貌
オーナー自らの手でエンジンスワップを敢行!
パッと見はスタンス系のシャコタン仕様なのだが、明らかに排気音が水平対向のソレではない。排気系をフルで見直したとしても、失礼ながらEJ20でここまでの高音を奏でられるとは思えない。
引き寄せられるように近づいて、何気なくオープン状態のエンジンルームを確認してみる。すると、そこには横長ではなく、縦長のエンジンが収まっているではないですか…。
オーナーは生粋のドリフターだ。このGRBインプレッサも、ワタナベサービスの『ドリフトセンターデフ』を組んだFR仕様にしてドリフトを楽しんでいたそうだが、2017年11月に痛恨のエンジンブローを起こしてしまう。
通常ならEJ20をオーバーホールする…という流れになるのだが、このオーナーは違った。耐久性がすこぶる高く、エキゾーストサウンドも良い1JZ-GTEへの換装を決意。すぐにJZX100マークIIをドナー車として購入、プロのメカニックという職業を活かしてDIYで載せ換え作業を行ったというから恐れ入る。
なお、水平対向のEJ20に比べて全高がある1JZへの換装にあたっては、サスペンションメンバーの位置を下げて対応。その作業が非常に苦労したそう。ステン焼けのワンオフパイピングが魅せポイントだ。
トランスミッションはZ33フェアレディZの6速MTを流用。プロペラシャフトはZ33用とGRB用をニコイチ製作している。ちなみに、ミッションケースの加工だけは専門業者に頼んだそうだ。
制御はGRB純正ECU+JZX100用パワーFCで行っているが、今後はタコメーターを動かすために、フルコンのLINKに交換する予定とのこと。
マフラーはシャコタン対策で製作したワンオフ。リヤバンパーにはBRZ純正のバックフォグを違和感なくインストールしている。
FR化に伴いフロントのドライブシャフトは撤去。ドリフトに重要な切れ角に関しては、ナックルのショート加工で限界まで増やしている。
ブレーキキャリパーはトヨタ・シエンタのボディカラー『エアイエロー』で塗装して、GRB純正を現行のVABチックに演出する。
剛性アップを狙って室内にはサイドバー付きのロールケージを設置。ピラーに沿う部分はガゼット溶接としている。ドライバーズシートはブリッドのフルバケを奢る。
取材時は完成直後だったため、まだ直6仕様の戦闘力を味わってはいないと語っていたが、1JZ特有の甲高いサウンドを響かせながらドリフトするGRBなど世界中を探してもそうそうお目にかかれないはず。タービン交換をはじめ、さらなるチューニング計画もあるそうだから、今後の進化が楽しみだ。(OPTION CARAVANより抜粋)
Posted at 2020/05/11 20:42:06 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年05月11日
2022年 ボルボ車に完全自動運転を可能にするルミナーの「LiDAR(ライダー)」を搭載
5月8日ボルボは、テクノロジー企業のLuminar(ルミナー)社と提携することで、同社のLiDAR(ライダー)と検知技術を次世代型のボルボ車に導入し、安全性と技術面における新基準を設定する。この提携により、ボルボ初の高速道路上での完全自動運転技術を実現し、将来のアクティブセーフティ開発への足がかりとなる。
2022年から完全自動運転が実現
ボルボの次世代型プラットフォームであるモジュラー・アーキテクチャー「SPA 2」は、ルミナーのLiDARをルーフに継ぎ目なく一体化させ、2022年の生産開始時から自動運転に対応可能なハードウェアとして提供される予定。
SPA 2をベースにした車両では、無線ネットワーク通信でソフトウェアのアップデートが行われ、もしドライバーが選択すれば、個々の地理的な場所や条件が安全であると確認された時点で、高速道路の完全な自動運転を可能にするハイウェイ・パイロット機能が有効になる。
LiDARをボルボ車すべてに装備する
ボルボ・カーズとルミナーは、LiDARの役割としてハイウェイ・パイロット機能に加えて、将来の先進運転支援システム(ADAS)の改善への貢献についても検討しており、将来的にはSPA 2をベースとするすべての車に、LiDARセンサーが標準装備される可能性がある。
ルミナーの技術は、高性能のLiDARセンサーをベースにしており、数百万パルスのレーザー光を発し、実際の環境を3Dスキャンすることで物体の位置を正確に検出し、インターネット接続を必要とせずに一時的なリアルタイムの地図を作成。
LiDARは、カメラやレーダーだけでは得られない信頼性の高い視覚と知覚を提供することで、自動運転モードで安全に走行できる車を実現する重要な役割を果たす。また、複雑な環境下において迅速に安全な意思決定を行うための理想的な基盤である。
完全自動運転の量産化に向けた協力
ハイウェイ・パイロット機能を実現するために、ルミナーの検知技術は、自動運転ソフトウェアと、今後の自動運転車に搭載されるカメラ、レーダー、ステアリング、ブレーキ、バッテリーなどの機能のバックアップ・システムと組み合わせて使用。これらを組み合わせることで、ボルボのユーザーは、高速道路での安全な完全自動運転機能を利用が可能になる。
今回の発表の一環として、ボルボとルミナーは共同で、LiDAR技術の量産化に向け、工業としての安定化とその検証を行うための協力関係についても深めている。
シリコンバレーに拠点を置くルミナーにとって、ボルボとの提携はルミナー社の技術を初めて量産化することを意味しており、LiDAR技術を自動車業界により広く提供するための重要なステップになる。
ボルボ・カーズ、2022年からの次世代車 米ルミナー社製LiDAR搭載 自動運転に対応
ボルボ・カーズは、自動運転技術の実現に向けてレーザースキャナーのLiDAR(ライダー)を2022年から次世代型モデルに搭載すると発表した。次世代プラットフォーム採用車のルーフと一体化させ、高速道路上での完全自動運転技術を提供する。将来的には標準搭載も視野に入れているという。ライダーはアウディが量産車として初めて高級セダン「A8」に搭載している。
ボルボが搭載を決めたのは米ルミナー社製のライダー。22年から生産を開始する次世代プラットフォームのモジュールアーキテクチャー「SPA2」に採用する予定で、自動運転に対応するハードウェアとして提供する。
SPA2をベースにした車両では、無線ネットワーク通信でソフトウェアをアップデートするOTA(無線通信によるアップデート)によって、まずは高速道路での完全自動運転が可能になるという。
同社の最高技術責任者であるヘンリック・グリーン氏は「無線ネットワーク通信のアップデートで車が自ら運転できる領域が拡大していく」と述べており、自動運転技術の提供範囲を順次広げていく考えだ。
ルミナー社製ライダーは数百万パルスのレーザー光を照射し、車両前方の環境を3Dスキャンすることで物体の位置を正確に検出する。インターネットに接続することなく一時的にリアルタイムの地図を作り出すことができる。
量産車に世界で初めてライダーを搭載し、自動運転技術のレベル3を実現したアウディA8は日本市場にも投入されている。ただ当初は法制度が未整備で機能はレベル2に抑えられていた。現在、国内では今年4月に改正道路交通法が施行され、高速道路など一定の条件下で自動運転できる「レベル3」の公道走行が可能になっている。
自動運転時代にまた一歩! ボルボが次世代モデルにルミナ―社のライダー技術を搭載
次世代にプラットフォームの「SPA2」と組み合わせて2022年から実装
ボルボ・カーズは、テクノロジー企業のルミナー社と提携。業界をリードする同社の「LiDAR(ライダー)」と検知技術を次世代のボルボに導入し、安全性と技術面における新基準を設定するという。この提携は、ボルボ初の高速道路上での完全自動運転技術を実現、将来のアクティブセーフティ開発への足がかりとなる。
ボルボ・カーズの次世代型プラットフォームであるモジュラー・アーキテクチャー、「SPA2」はルミナーの「ライダー」をルーフに継ぎ目なく一体化させ、2022年の生産開始時から自動運転に対応可能なハードウェアとして提供される予定だ。
SPA2をベースにした車両では無線ネットワーク通信でソフトウェアのアップデートが行なわれ、ドライバーが選択すれば個々の地理的な場所や条件が安全であると確認された時点で高速道路の完全な自動運転を可能にするハイウェイ・パイロット機能が有効になる。
ボルボ・カーズの最高技術責任者であるヘンリック・グリーン氏は、以下のようにコメントしている。
「自動運転は、責任を持って安全に導入されることによって、歴史上最も人命を救う技術のひとつになる可能性を秘めています。正しい判断が行なわれるために必要となる視界を将来のボルボ車に与えることは、安全に走るうえで重要なステップとなります」
ボルボ・カーズとルミナーは、ライダーの役割としてハイウェイ・パイロット機能に加えて将来の先進運転支援システム(ADAS)改善への貢献についても検討しており、将来的にはSPA2ベースのすべての車にライダー・センサーが標準装備される可能性がある。ルミナーの技術は、高性能のライダー・センサーをベースにしており、数百万パルスのレーザー光を発し、実際の環境を3Dスキャンすることで物体の位置を正確に検出。インターネット接続を必要とせずに一時的なリアルタイムの地図を作成する。
ライダーは、カメラやレーダーだけでは得られない信頼性の高い視覚と知覚を提供することで、自動運転モードで安全に走行できる車を実現ことに貢献。複雑な環境下において、迅速に安全な意思決定を行なうための理想的な基盤となる。
また、ハイウェイ・パイロット機能を実現するために、ルミナーの検知技術は自動運転ソフトウェアと今後のボルボの自動運転車に搭載されるカメラ、レーダー、ステアリング、ブレーキ、バッテリーなどの機能のバックアップ・システムと組み合わせて使用される。これらを組み合わせることで、ボルボユーザーは高速道路での安全な完全自動運転機能を利用することができるようになる。グリーン氏は、さらにこのように続けた。
「間もなく、あなたのボルボは、車が安全だと判断したときに、高速道路で自動運転ができるようになります。その時点で、あなたのボルボが運転に責任を持ち、あなたはリラックスして道路から目を離し、ハンドルから手を離すことができます。時間の経過とともに、無線ネットワーク通信のアップデートにより車が自ら運転できる領域を拡大していきます。私たちにとって、安全な自動運転の導入は、段階的であるべきなのです」
今回の発表の一環として、ボルボ・カーズとルミナーは共同で、ライダー技術の量産化に向け工業としての安定化とその検証を行なうための協力関係についても深めている。また、ボルボ・カーズは、ルミナーの少数株主持分を契約上、さらに増やすことができる。シリコンバレーに拠点を置くルミナーにとって、ボルボ・カーズとの提携は同社の技術を初めて量産化することを意味し、この技術を自動車業界により広く提供するために必要となるスケールメリットを達成するための重要なステップとなる。
ルミナーの創業者でありCEOのオースティン・ラッセル氏は、今回の提携についてこのように述べている。
「ボルボは、人命を守る最先端の安全技術の標準化を業界全体で推進してきた自動車の安全分野におけるパイオニアとして認知されています。安全性における次の時代は自動運転にあり、今回もボルボは業界をリードして大きなマイルストーンを達成しました。私たちは、量産化を可能にするためのコスト、性能、自動運転レベルの重要な課題を解決しボルボとともにこの技術を世界に提供していきます」
Posted at 2020/05/11 20:40:01 | |
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