2020年06月06日
【スクープ】フォルクスワーゲンのコンパクトクーペ、「シロッコ」が復活?
新型「ゴルフ」通じるデザインで245psの2Lターボ搭載、2021年に登場か?
フォルクスワーゲンのコンパクトクーペ、「シロッコ」が新型「ゴルフVIII」にインスパイアされたフロントマスクを纏って復活する可能性があることが判明した。巨匠、ジウジアーロがデザインを手がけた初代シロッコは1974年に誕生。1982年に登場した2代目で一度命脈が途絶える(1992年)ものの、2008年に3代目として復活した。しかし、モデルライフ途上で高性能版の「シロッコR」などを投入するものの、こちらも近年フェードアウトしている。
さて、今回は海外に在住するデザイナー氏の協力を得て新生シロッコの予想CGを作成したのだが、フロント回りはゴルフVIIIのテイストを導入。バンパーやグリル、ハーフカップ型LEDデイタイムライトを備えるヘッドライトなどで先代よりスポーティでシャープな造形に。ルーフラインやボディサイドは先代の面影を残しつつも、リヤバンパーは新型「ゴルフGTI」からインスパイアされた形状とした。また、ホイールも新型ゴルフGTIのものを移植している。
搭載が予想されるパワーユニットは、2L直列4気筒ガソリンターボ。最高出力が245ps、最大トルクは370Nmを発揮し、組み合わせるトランスミッションは7速DCTと6速MTが用意される。そのシロッコ復活劇だが、状況さえ許せば最速で2021年にも実現する可能性があるという。
Posted at 2020/06/06 22:03:52 | |
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フォルクスワーゲン | 日記
2020年06月06日
ランチア デルタ HFイングラーレ暴騰中! 国外流出が加速する背景とは?
一時、日本の中古イタ車市場で数多く流通していたランチア「デルタ HFインテグラーレ」は、その多くが海外へ輸出されてしまったという。しかも、現地では驚くほど高額で売買されている。現況はいかに?
注目のネットオークション
新型コロナウィルスの惨禍に、全世界の自動車業界も大きな打撃を受けている。3月のジュネーヴ・ショーが中止になって以降、あらゆるモーターショーがペンディング状態。モータースポーツも中止・延期のラッシュである。
クラシック・カー業界にも甚大な影響は及び、2月にパリで開催された「レトロモビル」を最後に、大規模なイベントはすべて延期ないしは中止。そしてオークションも、3月に北米で開催された「アメリア・アイランド」以降、予定されていたものはすべてペンディングになっている。
そんな状況のなか、業界最大手の1社である「RMサザビーズ」は 5月21日から29日まで「DRIVING INTO SUMMER」と称した、オンライン限定のオークションを開催した。
コレクションカーをネット上で競売するというアプローチは、今年3月くらいから試験的におこなわれていたようであるが、大手オークショネアが事前のプロモーションをおこない、開催するのは、おそらくこれが初めてではないか?ということで、業界ではかなり注目されていた。
5月中旬、競売がスタートする以前のプレビュー段階で、筆者が個人的に気になっていた出展車両の1台が、9万ドル~11万ドル(邦貨換算で約964万円~約1078万円)という、少々強気なエスティメート(推定落札価格)を設定していた、1994年型ランチア「デルタHFインテグラーレ・エヴォルツィオーネII」である。
デルタ・インテグラーレは、FIA「グループA」規約で闘われることになった世界ラリー選手権(WRC)制覇を目指し、ランチアと旧アバルト技術陣が開発したスーパーウェポン。
コンパクト・ハッチバック車であるデルタのボディに、2.0リッターの直列4気筒ガソリンDOHCターボ・エンジンとフルタイム4WDシステムを押し込んだモンスター的モデルだった。
当初は「HF4WD」として1987年にデビューするが、翌1988年にはエンジンをさらにチューンするとともに、ブリスターフェンダーを与えた「インテグラーレ」に進化。1989年にはエンジンを気筒当たり4バルブ化した「インテグラーレ16V」。1992年には、アバルト開発陣の手でボディのワイド化を図った「エヴォルツィオーネ」。そして 1993年には「エヴォルツィオーネII」と、ラリーでの戦闘力アップを図るために次々と進化を繰り返した。
その結果、WRCでは6年連続メイクスタイトルという前人未到の戦果を挙げた。また、スーパーカー的なエッセンスも湛えた独特のセンスもあって、市販ロードカーとしても熱狂的支持を得てきた。
7万ドルまで入札されるも……
ランチア・デルタHFインテグラーレと言えば、“ヤングタイマー”と呼ぶ1980~1990年代のネオ・クラシックカーのなかでも、国際マーケットにおける相場価格が近年になって一気に高騰してしまったことでも知られている。
歴代モデルの中でも「エヴォルツィオーネ」および「エヴォルツィオーネII」の人気は格別で、2000年代初頭には300~400万円の売り物が普通に流通していたが、2010年代中盤以降は軒並み1000万円前後のプライスを掲げるようになってゆく。
とくに、日本に向けて限定生産されたファイナルバージョン「コレッツィオーネ」や、イエローボディの「ジアッラ」。ブルー・メタリックのボディに、クリーム色のレザー内装を組み合わせた「ブルーラゴス」。あるいはWRC制覇を記念して、白いボディにワークス・ラリーカーを彷彿とさせるマルティーニ・カラーのストライプが施された「マルティーニV/マルティーニVI」などの限定モデルになると、その市場価格は天井知らず。1500万近い高値で取り引きされる事例が、世界各国で見受けられた。
ところが、日本におけるマーケット相場が諸外国と比べて相対的に低かったうえ、当時日本に正規輸入された車両はすべて左ハンドル仕様だったのもあって、多数のインテグラーレが海外へ流出してしまった。
実は今回の出品車両も、日本から海外に流れた1台である。エンジンルームにJAIA(日本自動車輸入組合)のコーションステッカーが貼られていることからも判るように「ガレーヂ伊太利屋」が正規輸入。日本国内で長年大切に所蔵されたのち、アメリカのディーラーに渡った1台とされている。走行距離は約3万8000kmと年式を考えれば少なめで、オリジナル性やコンディションでも極上とうたわれていた。
今回の「DRIVING INTO SUMMER」はオンライン限定の競売ということで、通常の対面型オークションのように1台につき数分で勝敗が決してしまうのではなく、5月21日から出品ロットナンバー順に競売がスタートし、5月28日ないしは29日の締め切りまで、世界中からいつでも入札できるシステムとなっていた。
このデルタHFインテグラーレ・エヴォルツィオーネIIについては、競売スタートから4日目、現地時刻5月24日15:00の時点で入札は5件。5万5000ドルまで上昇した。
その後、締め切り当日の28日には5万9000ドルからジリジリと上昇。最終的には14件のオンライン入札が入り、最高額7万ドル(約754万円)で終了となった。ところが、オーナーが設定した最低落札価格には到達しなかったため、締め切り直後に「Still for Sale」。つまり、この競売は残念ながら流札に終わり、オークショネア側でフォロー販売に回すことが伝えられたのだ。
冒頭で記したとおり、今回出品されたデルタHFインテグラーレに設定されたエスティメート(9万ドル~11万ドル)は、限定モデルではないスタンダード版のエヴォルツィオーネIIとしては、なかなか強気だったように思われる。実際のオークションでは最高額でも7万ドルに終わってしまったが、はたしてこれが新型コロナウィルス禍の真っただ中にある現在の国際マーケット相場なのか?それとも、オンライン限定オークションの特質なのか?
その答えは、このあとにも開催されるオンラインオークションを注視することで、見極められることだろう。
文・武田公実
Posted at 2020/06/06 21:58:32 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月06日
自動車の任意保険は加入するべき?安く抑えるための方法とは?
自動車を運転する人にとって、自動車保険は、万が一交通事故を起こしてしまった場合にさまざまな被害や負担を補償してくれるため非常に重要です。特に「任意保険」は事故を起こした場合、加害者自身や、被害者を含む他者の財産に関する被害までも補償することが可能です。事故によっては賠償額が高額になる場合も多く、任意保険への加入は必須と言えます。今回は、自分に適した任意保険の選び方や保険料を安くするための方法について解説します。
任意保険の基礎知識
自動車保険は大別すると「自賠責保険」と「任意保険」があります。このうち、任意保険は名前の通りドライバーの任意で加入する保険です。自賠責保険のように加入義務はありませんが、充実した補償を受けられるのが任意保険のメリットと言えます。
自賠責保険は相手側への補償に限られるうえ、保険金額も上限があります。そのため、被害の程度によっては加害者側が自己負担しなければいけません。任意保険の場合、契約プランによっては無制限の補償を受けられるので自己負担が一切ありません。相手側に限らず、自分が何らかの損害を被っても補償されるのが任意保険のメリットになります。
自動車の運転は安全第一が鉄則ですが、それでも事故を起こしてしまう可能性は誰にでもあると言えるでしょう。そのような事態に備え、充実した補償を受けられる任意保険に加入しておくことがドライバーに求められる心得です。また、ひと口に任意保険と言っても契約プランは様々なので、自分の運転スタイルに合うプランを把握することが自動車保険に加入する際の基礎知識になります。
任意保険の必要性や加入メリットは?
任意保険の加入メリットとして、交通事故を起こしてしまった際に充実した補償があります。強制保険とも呼ばれている自賠責保険だけでは損害のすべてをカバーできないことが多々あるため、加入することをおすすめします。
特に対人事故の場合、事故相手の他、自分や同乗者も大きな怪我を負う恐れがあります。入院や治療費、事故後の生活に対する補償の金額は膨大になるため、上限が設けられている自賠責保険だけでは足りなくなる可能性があります。自己負担で補償金を支払うことは金額の大きさから決して現実的な方法とは言えないため、そのような事態を避けるためにも任意保険に加入する必要性は非常に高いと言えるでしょう。
任意保険は交通事故に関係するさまざまな補償に対応しているので、ドライバーにとっては必須な保険と言っても過言ではありません。事故車のけん引や代車の手配、相手側との相談に弁護士を立ち会わせるなどのサービスが付随されている契約プランもあるのでぜひ、チェックしてみてください。
安く抑えるための方法はあるの?
任意保険は交通事故の際に充実した補償を受けられるのが魅力ですが、その一方で保険料が高額化する問題も否定できません。基本的に補償範囲が広くなるほど保険料も高くなりますが、契約プランによっては類似した内容が重複していることがあります。また、自身の運転スタイルには不要な補償が付いたプランを契約してしまうケースもあるので、無駄な出費を避けるためには補償内容の確認を怠ってはいけません。
従来の任意保険の加入はサービススタッフと相談して契約プランを決める代理店型が一般的でした。サービススタッフに契約手続きを任せることができるため、保険の知識が乏しい人でも手軽に利用できるのがメリットでしたが、保険料に人件費が加算されて高額化するデメリットもありました。
一方で、ダイレクト型(通販型)は主にインターネット上で普及している方法であり、すべての手続きを自分で行うのが大きな特徴です。補償内容も自身の都合に合わせて選択できるので保険料を安く抑えることができます。しかし、ある程度は保険の知識が必要になるので利用する際は注意しなければいけません。
任意保険は加入義務こそありませんが、万が一の際に充実した補償を受けられるようにするために欠かせない保険と言えるでしょう。交通事故による損害の多くは補償金額が膨大になるので、自己負担を避けるためにも任意保険の契約内容は十分に吟味しなければいけません。安心して運転するためには、自身の運転スタイルに見合った補償が受けられる任意保険への加入が重要な条件になります。
車両保険の必要性とは?メリット・デメリットを徹底解説
自動車保険に加入をする際は、「対人賠償保険」や「対物賠償保険」などのさまざまな補償を組み合わせて自分に合ったオリジナルのプランが作れることが多いです。マイカーのトラブルにしっかりと備えたい場合は、車両保険も便利で安心できる保険として多くのドライバーに活用されています。この記事では、車両保険の概要やメリット、デメリットなどを取り上げながら、車両保険の必要性について詳しく解説します。車両保険への加入を検討されている人はぜひ参考にしてみてください。
車両保険の基礎知識
保険会社が用意している車両保険は、契約者の「車両のトラブルを対象にした保険商品」です。車をぶつけてしまったときや車両盗難の被害に遭ったときに、一定額の給付金が受け取れるようになります。車両保険は、補償範囲が広い「一般型」と最小限の範囲に絞り込める「限定型」の2パターンから選択することができます。
一般型の車両保険は、あて逃げや単独事故等まで幅広く補償されます。また、「車庫入れに失敗をしてライトを割ってしまった…」などのトラブルの際にも修理費がしっかりと補償されるところは、一般型の車両保険ならではの魅力です。一方、限定型の車両保険は、一般型よりも補償の範囲を限定しておりその分保険料が安くなっています。ただし、あて逃げや単独事故等は補償されませんので注意が必要です。
補償される金額がどのように決まるのかについても、車両保険を知るうえで押さえておきたい基礎知識です。車両保険は、一般的に車の初度登録年月や型式、車内の備品などで給付される金額が決まる仕組みになっています。この保険は現状の車の価値を補償する商品であるため、新しい車ほど給付される金額が増えるのが特徴です。
車両保険は必ず入るべき?
車両保険は、「任意加入の保険」です。したがって、自賠責保険のように必ず入らなければならないということはありません。自動車保険の調査データでは、対人賠償保険や対物賠償保険の契約者の半数近くが車両保険に加入をしていないことが明らかになっています。
しかし、万一のときに発生する愛車の損害に対してしっかり備えておくことが重要です。新車や購入者の場合、車両保険で給付される金額も高額になる傾向があります。事故などのトラブルで受ける損害を最小限に抑えるためにも、車両保険に加入をすることをおすすめします。
ドライバーの運転歴や運転スキルも、加入の判断基準のひとつです。免許を取得したばかりの人や運転に自信がない人は、車をぶつけてバンパーがへこんだり、ガードレールと接触して車体にキズをつけたりすることがあるかもしれません。このような運転時のリスクがあるときは、車両保険で修理費などの補償が受けられたほうが負担が減ります。
車両保険のメリット・デメリットは?
車両保険のメリットは、何と言っても補償範囲が広いことです。一般型の車両保険の場合、盗難や自然災害の影響で車が使えなくなったケースも対象になることが多いです。事故以外のトラブルが補償対象になる点は、契約者にとって大きなメリットになるでしょう。なお、車両保険には、飛石による窓ガラスの破損や車両の落書きに関わる修理費まで補償される商品もあります。
一方、車両保険のデメリットとして、保険料が高くなってしまうことが挙げられます。自動車保険の保険料は補償範囲で決まることが多く、車両保険をつけるとその分だけ保険料が上がりますのでご注意ください。なお、1年分の保険料をまとめて支払う年払いを選んでいる人は、一度に負担する保険料が高額になってしまうこともあるでしょう。
また、車が古くて補償される金額が少額だったり、自損事故のリスクが少なかったりする人は、支払った保険料に見合うだけのメリットが期待できない可能性があります。請求手続きをした後に、保険の等級がランクダウンしてしまうことも車両保険のデメリットです。保険の等級が下がると、保険料そのものが上がりますので、自動車保険の全体の負担が大きくなってしまうリスクがあります。
車両のトラブルをカバーする車両保険には、メリットやデメリットがあります。加入したほうがいいかどうか迷ったときは、ここで紹介した判断基準などを参考にして、必要性を考えてみましょう。車両保険は、免責金額を設定して保険料を安く抑えられる場合もあります。対象になるトラブルや保険料は保険会社によっても変わるため、各社のパンフレットや一括見積りなどで比較してゆっくりと検討してみましょう。
Posted at 2020/06/06 21:46:33 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月06日
一度消滅もなぜ復活? スズキが軽ホットハッチ「アルトワークス」を継続する理由
■“尖った軽” スズキ「アルトワークス」の魅力とは?
日本の新車市場の4割以上を占めるようになった、軽自動車。売れ筋はスーパーハイトワゴンと呼ばれる、ホンダ「N-BOX」やダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」、そして日産「ルークス」などです。
車高が高く、車内スペースが広く、シートアレンジが豊富な軽スーパーハイトワゴンは、多様なライフスタイルに対応できることで、ファミリー層を中心に幅広い世代からの支持を得ています。
また、2020年6月発売のダイハツ「タフト」など、軽SUVの人気も高まり始めています。
こうした軽の主流とは一線を画す、走りを追求する軽があります。それが、スズキ「アルトワークス」です。
アルトワークスの最大の強みは軽さです。5速MT(FF)の車重は670kgと、同じく軽で走りを追求したホンダ「S660」(6速MT)と比べて160kgも軽いのです。
軽はエンジン排気量が最大660ccに規定されているため、クルマのパフォーマンスを上げるためには、車体の軽量化が最大の効果を生みます。
その上で、アルトワークスではツインカムターボエンジン(R06A型)を専用チューニングし、専用開発のショートストローク5速MTを採用。サスペンションもKYB製専用チューニングを施しています。
走りの良さをウリにしながら153万7800円(消費税込)というのは、リーズナブルな価格設定だと感じる人が多いでしょう。
アルトワークスとはどのようなクルマなのでしょうか。ベース車である「アルト」の生い立ちから振り返ってみましょう。
初代アルトが企画された1970年代は、オイルショックの影響で燃費の良い小型車への関心が世界的に高まりました。
また、日本では女性の社会進出が進み、女性でも気軽に乗れる手頃な価格のクルマへ潜在的な需要が見込まれました。
そうしたなか、自動車メーカーとして後発のスズキは、それまで商用車イメージが強かった軽自動車を乗用へと誘導するため、当時でも60万円台が常識だった軽市場において、1979年に初代アルトを40万円台で発売。84万4000台の大ヒットとなりました。
また、アルトをベースに800cc化した「アルト800」を、1983年にインド政府との共同事業で同国の国民車として発売。これが、現在のスズキの屋台骨となるインド事業の基盤となったのです。
2019年度実績では、販売総数285万2000台のうち、約5割がインドで日本は2割強にとどまります。
アルトワークスが登場したのは、2代目アルトの終盤にあたる1987年です。発売する理由は「多様化するニーズへの対応」でした。
1987年といえば、1983年に始まった東京エキサイティングカーショーが東京オートサロンに改名した年です。
アフターマーケットでの後付けターボなど、チューニングが若者の間でブームになっており、スズキとしてはまさにワークスチューニング車を提供したかたちとなりました。
ベースとなる2代目アルトは、約93万台(アルトワークス込み)の販売を記録し、初代を超えるヒット作となりました。ベース車の量産効果をフル活用して、リーズナブルな価格で尖ったモデルが企画できたのです。
こうした大衆モデルをベースとしたワークス系ハイパフォーマンスの手法としては、スバル「インプレッサWRX」や、三菱「ランサーエボリューション」にも通じるところがあります。
■新型アルトをベースにした次期アルトワークス登場の可能性は?
その後、1988年の3代目アルトで2代目ワークス、1994年の4代目アルトで3代目ワークス、1998年5代目アルトで4代目ワークスと進化していきました。
ところが、2004年の6代目アルト、2009年の7代目アルトではワークスの設定がなくなりました。
その理由についてスズキは、「2000年に先代(4代目)ワークスの生産は終了しました。当時の市場において、軽自動車に走りより環境性能や車内の広さを求める動きが主流になってきたからです」と説明します。
しかし、現行8代目アルトが2014年に発売された1年後、2015年になって5代目ワークスが登場したのです。
「2015年3月に『アルトターボRS』を発売して以降、お客さまから『昔のワークスのように、もっと走りに振ったクルマが欲しい』、『3ペダルのMT車が欲しい』という声をいただきました」(スズキ)として、5速MTと5速AGS(オートギアシフト)の発売に至ったということです。
なぜ、スズキは軽市場で、こうした”尖った軽”を作り続けるのでしょうか。
また、2020年から2021年にかけてフルモデルチェンジで9代目登場の噂が絶えないアルトですが、これにともない、アルトワークスは新型(6代目)へと進化するのでしょうか。
現行車、さらに次のアルトワークスの可能性について、スズキに聞いてみました。
――現行アルトワークスについて、ユーザーや販売店からはどのような声がありますか。
走ることの楽しさや出足加速の良さ、コーナーリング時の安定感など、走行性能について大変満足しているとの回答を多数いただいております。
――2015年発売以来、これまでのどの時点でどのような改良がありましたか。
2018年12月13日に一部仕様変更をしており、5速AGS車に衝突被害軽減ブレーキ・デュアルセンサーブレーキサポートなどを標準装備しました。
また、車体色では、ブリスクブルーメタリックを新設定しています。
――そのなかで、なぜアルトターボRSは消滅したのですか。
販売効率化のためグレードの見直しをおこなった結果です。
――アルトワークスとは、いまのスズキにとってどのような存在ですか。
クルマを操る面白さを追求し、さらに走りを磨き上げた軽ホットハッチモデルです。
――軽に限らず、競合車は何ですか。
アルトワークスの競合車はとくにありません。
――アルトの9代目へのフルモデルチェンジが近いかと思いますが、アルトワークスも次期モデルが出ると信じていてよいでしょうか
商品計画については、ご容赦ください。
※ ※ ※
「クルマと共鳴しながら、疾走する快感」というスズキの謳い文句どおり、ほかの軽とはまったく別の世界観を実現している、アルトワークス。
軽ホットハッチ文化が、次世代へと引き継がれることを大いに期待したいです。
Posted at 2020/06/06 21:43:00 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月06日
【独占】声優レーシングチームVARTに2台目の「ハチロク」出現! そのウラ事情とは??
注目度急上昇中の人気声優らによるレーシングチーム・ヴォイスアクターズレーシングチーム(VART/通称 ヴァート)が、早くも2台体制を導入!? という噂を聞きつけベストカーが独占取材! その真相や、いかに???
【画像ギャラリー】『頭文字D』巧海も真っ青!!? BLITZ入魂のVART86をギャラリーでチェック!!!
【お詫び】本記事の本誌掲載の折、畠中祐選手の読み仮名を誤って記載してしまいました。御本人、関係者の皆様、ファンの皆様に深くお詫び申し上げます。
※本稿は2020年4月のものです/文:プリウス武井、写真:中島仁菜、VARTチーム運営/初出:『ベストカー』 2020年5月10日号
■トヨタ『VART』86に二号機が登場!!!
人気声優で結成されたヴォイスアクターズレーシングチーム、通称:VART(ヴァート)が駆るマシン、TOYOTA86の二号機が製作された。
トヨタ『VART』86。気になるチューンアップの内容についてはギャラリーで詳しくお伝えしている
アニメ版の『頭文字D』に関わる音響監督の三間さん、主人公・藤原拓海を演じた三木さんが参加しているプロジェクトなので86が選ばれたのも必然的だ。
レースカーのベースになったのは「後期型TRDバージョン」。
「一号機」と呼ばれるこのマシンを製作したのは、レースのテクニカルサポートを担当する老舗チューニングメーカーのBLITZ(ブリッツ)。
VART86は今後、様々なモータースポーツシーンで活躍してくれるはずだからここできっちり抑えておこう。
今後レースシーンのそこかしこで見かけるかもしれないこの姿。覚えておいて損なしだ!
気になるのはなぜ二号機を製作したのかというところ。
現在、メンバーは基本、一号機でレースに出場するためのドライビングスキル習得中。スケジュールが空いた日程をトレーニングに充てている。
しかし、VARTメンバーは売れっ子声優のため、練習のスケジュール確保が難しいのが現状だ。
そこで男気溢れるチーム監督の三間さんがメンバーのために自腹で86を購入して練習機となる二号機を製作した……と思いきや、そういう訳でもなさそうだ。
三間さん本人に真意を聞いてみた。
■出場を目指していたJOY耐は中止に…。だがチーム力向上の加速は間違いなし!!!
「富士7時間耐久レースは自分のドライビングミスでリタイアになった責任を感じて……」としおらしいお言葉。
声優レーシングチームVARTのメンバーは、チームを束ねる監督の三間雅文(音響監督・写真中央)以外は声優として活躍する面々。三木眞一郎(グリーン)、浪川大輔(ブルー)、石川界人(レッド)、畠中祐(イエロー)は日本発祥のヒーローユニットを連想させるメンバーカラーで色分けされている
オレも自分のドライビングミスでチームに迷惑かけたこともあるから、三間さんの気持ちは理解できる。
とは言えサーキットを速く走らせるためには86を手足のように操るドラテクが必須。特に「ヒール&トゥ」を習得するのは反復練習しかない。
普段、マニュアル車に乗ることがないメンバーにとっては、公道で走れる二号機が投入されたことはありがたい話。
チームとしても6月27~28日のエンジョイ耐久(以下JOY耐。残念ながらコロナの影響による中止が発表されている)では「絶対完走!」を目標にしているから、富士7時間耐久レースで苦汁を飲んだ「リタイア」というストーリーにはしたくない。
三間さんには申し訳ないけど、レース中にトラブルがあったら遠慮なく同型の二号機からパーツを借りますね(笑)。
これで完走率もグンと上がった。
当然、メンテナンスを担当するブリッツとしては、二号機からパーツがどんどん剥がされていかないようにすると思うけどね。
ぜひみんなでサーキットにも来てもらって、その勇姿を目に焼き付けてほしい!!!
ちなみにこの2台、外から見ただけじゃ見分けがつかない。
ここだけの話、違いは室内に張り巡らされたロールケージという鉄のパイプくらい。実はあと2箇所ほど違いがあるんだけど、機会があったら実車で間違い探ししてみてね。
念のため誤解がないように説明しておくと、一号機はレーシングカーとして製作してるけど、ブリッツが公道で使用可能なパーツを使ってくれているので一般道でも走行可能だ。
JOY耐には改造範囲が広いN2クラスで出場する予定なので今後、さらに戦闘力はアップしていくことだろう。
先頃、VART公式ツイッターで発表になったけど、免許がなかった最年少の畠中祐(たすく)くんがめでたくマニュアル免許を取得。
とりあえず一般道を走るスキルを身に着けただけだから、これからサーキットを走るための猛特訓の日々が待ち構えている。
若葉マークの畠中くんが上達するためには二号機の存在は大きい。街中で若葉マークが付いたVART二号機を見かけても決してあおらないでね!
免許取り立ての畠中くんがドライブしている可能性もあるので暖かく見守って下さい(笑)。
■VART インフォメーション
VARTはチームを応援してくれる個人サポーターを募集中。サポート金額に応じて非売品のサポーターグッズやイベント優先参加など、様々な特典が寄与される。メンバーが乗るマシンに自分の名前が貼付できるサポートプランもあるので、興味がある方は公式HPをチェックしてね! 随時活動報告中の公式Twitterもゼヒ!!!
VARTの結成からレースに挑戦するまでの模様は、アニメ専門チャンネル「アニマックス」にて「VART ー声優たちの新たな挑戦ー」と題して放送。4月5日に第1話特別先行が放送されたが、本放送は6月7日(日)深夜24時30分からスタート。
VARTメンバーが孤軍奮闘する姿をはじめ、クルマやレースの基礎知識がない初心者の方でも楽しめる専門用語講座やレースの魅力を伝えるコーナーもある。放送を乞うご期待!
先ごろ準レギュラーメンバーとして加入が正式発表された人気声優・神谷浩史(!)、非公式ながら情報が漏洩している小野賢章(!!!)の2名など、今後も目が話せない!!!
VART公式ツイッターはこちらから!!!
関連記事その1→【三木眞一郎、浪川大輔ら参戦!!!】 声優業界初のレーシングチーム その名も「VART」始動!!
関連記事その2→【独占! 真冬の初陣!!!】声優レーシングチーム「VART」本格始動!その舞台裏に密着!!!
Posted at 2020/06/06 11:56:39 | |
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