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2020年06月09日 イイね!

61年の歴史に終止符ですか…

61年の歴史に終止符ですか…【読み物】ベントレー 長い歴史を持つ6.75L V8型エンジンの生産を終了

ベントレー モーターズは2020年6月2日、最も長い歴史を持つパワフルなベントレーのエンジン、6.75L V型8気筒の製造が終了したと発表しました。ベントレーを象徴するエンジンの1基であるこのV8型エンジンは、7人の専門チームが英国クルー工場で最後のエンジンの組み立てを行ない、これをもってこのエンジンの生産が終わりを告げました。

長い歴史の終わり

この6.75Lエンジンは60年以上にわたって生産され、1959年に製造された最初のバージョンと同じ構成のボア、ピッチで作られており、最終仕様のLシリーズエンジンはミュルザンヌの最終仕様「ミュルザンヌ 6.75エディションbyマリナー」に搭載され、生涯を過ごすことになります。

このビスポーク(オーダーメイド)シリーズは、ミュルザンヌの生産の最後を締めくくる記念すべきオーダーメイド モデルで、専用バッジや、エンジン設計図面など、最後のV8エンジンであることを表す無数のディテールを備えています。

ベントレー製造部門の取締役会メンバー、ピーター ボッシュ

「当社の由緒ある6.75LのV8は、60年以上にわたってベントレーのフラッグシップモデルのパワーユニットとなってきましたが、このたび引退することになりました。熟練の職人たちが、何年にもわたって一つ一つのエンジンを丹念に手作業で組み立ててきたことを、私は非常に誇りに思います。このエンジンがこれほど長い間、時の試練に耐えてきたのは、エンジンをよりパワフルに、より洗練された信頼性の高いものにし続けた独創的なエンジニアたちのおかげです。今、私たちはベントレーの未来を楽しみにしています。比類なきW12エンジン、スポーティな4.0L V8エンジン、そしてより効率的なV6ハイブリッドなどを搭載し、新たな電動化への旅が始まろうとしています」

1100Nmの巨大トルク

1950年代にベントレーのエンジニアによって設計されたLシリーズのV8は、それまでの直列6気筒エンジンとは一線を画すパフォーマンスを実現するために設計されたもので、1959年のベントレーS2に初めて搭載されました。当時のベントレーは必要にして十分な180hpを発生させていました。

それ以来、設計改良、ターボチャージャー(最初はシングル、次にツイン装備)、電子制御システム、燃料噴射、可変バルブタイミングの採用など、絶え間ない改良を経て、最新版は、ミュルザンヌ スピードに搭載されて537psのパワーと、1100Nmという強大なトルクを発生させています。

この低回転エンジンは、現在のすべてのベントレーに共通の低回転における強力なトルクを発揮するという特性を実現しています。同時に、排出ガスも大幅に削減され、最新のエンジンは有害な排出ガスは99%削減されています。

過去60年間に製造された3万6000台のLシリーズのすべてのエンジンは、ベントレーのクルー本社内のエンジン工場で、すべて手作業で製造されました。最新のエンジンでは15時間かけて組み立てられされ、エンジンが完璧にスムーズに動くように、主要な内部部品を個別に選択してバランス取りを行なっています。

こうした手作業は完璧に実行できるようになるまでは何年もかかる技術です。完成後、徹底的なテストが行なわれた後、何十年にもわたってそうされていたように、エンジンはベントレーのエンジンスペシャリストの1人によってサインされ、そのサインを示すプレートがエンジンの前面に貼られます。

今回の6.75エディションが30台生産され、ミュルザンヌの生産が終了すると新型フライングスパーがベントレーのラグジュアリーカーの最高峰といえるフラッグシップモデルとなります。

新フラッグシップとなるフライングスパーには、2023年までにハイブリッド パワートレーンが搭載される予定で、これはベントレーの時代への対応と、持続可能なラグジュアリーモビリティの未来を定義する象徴なのです。

ベントレーのV型8気筒の歴史

ベントレー初のV8エンジンの開発は、現在のクルーの本社に移転して間もなく始まりました。1950年代初頭、シニア エンジンデザイナーのジャック フィリップスは、ベントレー マークVI、R-Type、S1で使用されていた直列6気筒エンジンに代わるエンジンを模索するための極秘調査を指示されました。

彼が求められたのは、従来の6気筒エンジンよりも少なくとも50%以上パワフルでありながら、ボンネットの下に同じスペースを確保し、重量を増加させないエンジンを作ることでした。V型というレイアウトは当然の選択であり、設計開始からわずか18ヶ月でこのエンジンが完成したことは、フィリップスと彼のチームの功績とされています。

生産開始当初から、エンジンは必ず試運転されていました。テストベッドの上でフルスロットルで500時間以上運転し、さらに実際の環境下で何10万マイルも走行し、その信頼性を証明しました。

その後、熟練した検査員が、最高水準が維持されていることを確認するために、エンジンを分解しチェックします。

新しく開発されたV8エンジン、6.2L V8型エンジンは6気筒エンジンより14kgも軽くなりました。このエンジンは1959年のベントレーS2でデビューします。エアコン、パワーステアリング、電動式ライドコントロール、電動ウインドウなど、当時としては最も豪華な装備を備えていました。

改良を加え続け

オリジナルのV8エンジンは、1965年に発売された新しいベントレーTシリーズに適合するように再設計されます。エンジン設計チームは、性能を向上させると同時に、エンジン全体のサイズをさらに小さくして、低いボンネット下のスペースに収まるようにすることにしました。

1971年には、ストロークを3.6インチから3.9インチに拡大し、さらに大きなトルクを発生させることで、エンジン容量を6 3/4Lに拡大しています。

1980年にミュルザンヌの初代モデルが登場し、より厳しい排出ガス規制の必要性と、前方衝突事故の際の乗員の安全性向上が求められ、V8型エンジンに大規模な変更が必要になります。衝突安全性を高めるために、衝撃吸収式ウォーターポンプが採用され、これによりエンジンを10.1cm短縮することができました。

最大の変更点になったのは、ミュルザンヌ ターボに搭載する時でした。大型のシングルターボチャージャーを搭載した6 3/4Lエンジンは、1920年代のティム バーキンのブロワー ベントレーに搭載されていたエンジン以来のベントレー初の強制過給エンジンとなったのです。

パワーとトルクはより向上され、最終的にはシングルターボからツインターボに変更され、燃料噴射と完全な電子制御が採用されました。

1998年からのクルー工場の近代化と生産量の増加に伴い、V8型エンジンも新たな進化が加えられています。2008年のベントレー ブルックランズV8のようなクルマには、このV8型が最適で、開発から約50年の歳月が経過しているにもかかわらず、ブルックランズのV8型エンジンは初代モデルと比べ、パワーとトルクが200%近く向上しています。

2010年に発売された新型ミュルザンヌでは、V8はさらに大規模な設計変更を行なっています。新しいクランクシャフト、新しいピストン、新しいコネクティングロッド、可変バルブタイミングと、その後標準化されるシリンダー休止機構を採用した新しいシリンダーヘッドなどを盛り込み、パワーは500psを超え、トルクは1100Nmに達しました。また排出ガスの燃費を15%向上させることができたのです。


ベントレー伝統のV8に終止符。60年以上生産されてきたエンジンとは?

■最後のミュルザンヌに搭載されるエンジンが組み上がった

 2020年6月1日、ベントレーの6 3/4リッターV8エンジンは、連続生産されているV8のなかでもっとも長く使用されてきたエンジンだが、ついに手作業での製造工程が終了した。

 1959年に製造された最初のバージョンと同じ構成とボア間隔で作られた最後のLシリーズエンジンは、60年以上にわたって生産され、30台限定の「ミュルザンヌ6.75エディションbyマリナー」に搭載されて、その生涯を終えた。

 ビスポークシリーズであるミュルザンヌ6.75エディションbyマリナーは、ミュルザンヌの生産の最後を締めくくるものだ。

 専用バッジ、時計とマイナーゲージ表面のエンジン断面図を模したデザイン、オイルキャップのミニチュア版を特徴とするベンチレーション「オルガンストップ」など、V8にインスパイアされた無数のディテールで、ミュルザンヌを象徴したエンジンの最期を飾った。

 ベントレーの製造部門の取締役会メンバーであるピーター・ボッシュ氏は次のようにコメントしている。

「当社の由緒ある6 3/4リッターV8は、60年以上にわたってベントレーのフラッグシップモデルの動力源となってきましたが、このたび引退することになりました。

 何世代にもわたる熟練の職人たちが、何年にもわたってひとつひとつのエンジンを丹念に手作業で組み立ててきたことを、私は非常に誇りに思います。

 このエンジンがこれほど長い間、時の試練に耐えてきたのは、エンジンをよりパワフルに、より洗練された信頼性の高いものにし続けた独創的なエンジニアたちのおかげです。

 いま、私たちはベントレーの未来を楽しみにしています。比類なきW12エンジン、スポーティな4.0リッターV8エンジン、そして効率的なV6ハイブリッドの搭載は、電動化へのはじまりとなります」

●伝統のV8は、いかにして生まれたのか?

 1950年代にベントレーのエンジニアチームによって設計されたLシリーズV8は、それまでの直列6気筒エンジンとは一線を画すパフォーマンスを実現するために設計されたもので、1959年のベントレー「S2」に初めて搭載された。

 当時のベントレーは「必要にして十分」として、約180bhpの最高出力しか与えていなかった。

 それ以来、デザインの改良、ターボチャージャー(最初はシングル、次にツイン)、電子制御システム、燃料噴射、可変バルブタイミングなどの絶え間ない改良を経て、オリジナルエンジンの現代版は進化し続けた。

「ミュルザンヌ スピード」で537psを発生させ、1100Nmの驚くべきトルクを発生させた低回転エンジンは、現在すべてのベントレーに乗っている「トルクの波」を定義するユニークなキャラクターを実現した。同時に、排出ガスも大幅に削減され、最新のエンジンは有害な排出ガスを99%削減することに成功している。

 過去60年間に製造された3万6000台のLシリーズのすべてのエンジンは、ベントレーのクルー本社内のエンジン工場で、すべて手作業で製造された。

 最新のエンジンでさえも15時間かけて製作され、エンジンが完璧にスムーズに動くように、主要な内部部品を個別に選択してバランス取りがなされている。この技術は、完璧にできるようになるまで何年も必要である。

 エンジンは完成後、徹底的なテストがおこなわれた後、エンジンスペシャリストのひとりによってサインされ、そのサインを示すプレートがエンジンの前面に貼りつけられる。これは長年続けられてきた伝統である。

 ミュルザンヌ6.75エディションbyマリナーが30台生産された後、ミュルザンヌの生産が完了すると、新型「フライングスパー」がベントレーのフラッグシップモデルとなる。

 フライングスパーには2023年までにハイブリッドパワートレインが搭載される予定で、この動きはベントレーの変化へのコミットメントと、持続可能なラグジュアリーモビリティの未来を象徴するものである。

 世界でもっとも人気のある高級車ブランドであるベントレーは、高級SUV部門初の真のプラグインハイブリッドであり、ベントレー史上もっとも効率的なベントレーである「ベンテイガ ハイブリッド」の発売により、すでに電動化への道への第一歩を踏み出している。

■伝統の6 3/4リッターV8エンジンの開発の歴史を振り返ってみよう

 ベントレー初のV8エンジンの開発は、ベントレーがクルーの現在の本社に移転して間もなくスタート。1950年代初頭、シニアエンジンデザイナーのジャック・フィリップス氏は、ベントレー「マークVI」、「R-Type」、「S1」で使用されていた6気筒エンジンに代わるエンジンの開発に取り掛かる。

 ジャック・フィリップス氏が求められたのは、それまでの6気筒エンジンよりも少なくとも50%以上パワフルでありながら、同じくらいの大きさかつ重量を増加させないエンジンを作るというもの。そのため、V型を選んだのは当然の選択であり、設計開始からわずか18か月でこのエンジンが稼働したことは、フィリップス氏と彼のチームの功績を物語っている。

 生産開始当初から、エンジンは必ずテストベッドの上でフルスロットルで500時間以上回し、実際の環境下で何十万マイルも走行するテストがおこなわれ、その価値を証明した。その後、熟練した検査員の部署が、エンジンを分解してチェックした。

 そうして完成した6.2リッターV8エンジンは、6気筒モデルより30ポンドも軽量化に成功。このエンジンは1959年のベントレー「S2」でデビューを果たした。S2は、エアコン、パワーステアリング、電動式ライドコントロール、プレスボタン式ウインドウリフトなど、当時のクルマとしてはもっとも豪華な装備を備えていた。

 その後、このオリジナルのV8エンジンは、1965年に発売された新しいベントレー「Tシリーズ」に適合するように再設計がおこなわれた。エンジン設計チームは、性能を向上させると同時に、低いボンネット下のスペースに収まるようにエンジン全体のサイズを小さくすることに重点を置いて開発をおこなった。

 1971年には、ストロークを3.6インチから3.9インチに伸ばし、さらに大きなトルクを発生させるためにエンジン容量を6 3/4リッターに拡大。

 1980年にミュルザンヌの初代モデルが登場。この際、より厳しい排出ガス規制の必要性と、前突事故の際の乗員の安全性の向上が求められ、V8エンジンに大規模な変更が必要となった。後者をクリアするために、衝撃吸収式のウォーターポンプが採用され、これによりエンジンを4インチ(10.1cm)短縮することに成功している。

 そしてこのエンジンがもっとも大きく変更したのは、「ミュルザンヌ ターボ」の登場のときである。

 大型のシングルターボチャージャーを搭載した6 3/4リッターエンジンは、1920年代のティム・バーキン氏の「ブロワー・ベントレー」に搭載されていたエンジン以来のベントレー初のターボエンジンとなった。最終的にはシングルターボからツインターボに変更され、燃料噴射と完全な電子制御が採用されるようになる。

 1998年からのクルー工場の近代化と生産量の増加に伴い、V8エンジンも開発が続けられる。2008年の「ブルックランズV8」のようなクルマには大きな恩恵をもたらすことになる。

 開発から約50年の歳月が経過しているにもかかわらず、ブルックランズのV8エンジンの設計は明らかに1959年の初代モデルがルーツとなっており、パワーとトルクが当時よりも200%近く向上するにいたった。

 2010年に発売された新型ミュルザンヌで、さらにV8に大規模な改修がおこなわれた。クランクシャフト/ピストン/コネクティングロッドは新設計され、可変バルブタイミングと気筒休止を実現した新しいシリンダーヘッドなどが採用された。

 こうして、最高出力は500psを超え、最大トルクは1100Nmを達成。同時に、再設計されたV8は、燃費を15%向上させることに成功した。

 ついに6 3/4リッターエンジンは、開発と生産が終了するが、ベントレーのカスタマーに愛されるクルマとして、これから先何十年にもわたって生き続けることになる。



ベントレー、伝統の「6 3/4リットル」エンジンを生産終了…60年の歴史に幕

ベントレー(Bentley)は6月2日、6 3/4(6.75)リットルエンジンの生産を終了した、と発表した。『ミュルザンヌ』の最終限定車に搭載され、ベントレー伝統の6 3/4リットルエンジンは、およそ60年の歴史に幕を下ろした。

◆1959年に初搭載されてから基本構造は不変

ミュルザンヌに搭載される6 3/4リットル(6752cc)エンジンのデザイン、エンジニアリング、ハンドビルドは、すべて英国クルー工場で行われており、現在生産されているV8エンジンの中で最も長い歴史を持つ。この強力なエンジンは、1959年にベントレー『S2』モデルに初搭載されて以来、数十年にわたって幾度となく改良が施されてきた。ベントレーによると、V8の象徴である基本的な構造とサイズはおよそ60年経った今も当時のままという。

この6 3/4リットルエンジンを搭載する最後のモデルが、ミュルザンヌの最終限定車、『ミュルザンヌ6.75 エディションbyマリナー』だ。この限定モデルは、英国ならではエンジニアリングとクラフトマンシップを結実したミュルザンヌの最後を飾るにふさわしい豪奢な仕様になるという。30台のみが限定生産される。

30台の6.75 エディションを最後に、ミュルザンヌは生産終了となる。今後はベントレーの新たな旗艦モデルとして、新型『フライングスパー』がラグジュアリーカーラインアップの頂点に立つ。

◆最大出力は537psで最高速は305km/h

ミュルザンヌ6.75 エディションbyマリナーは、ベントレーの歴史の中で、ひときわ特別なモデルになるという。ベースとするのは、ミュルザンヌシリーズの頂点に立つ『ミュルザンヌスピード』だ。

ミュルザンヌスピードは、史上最高の超高級セダンを謳うドライバーズカーだ。6 3/4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを、パワーアップして搭載する。最大出力は537ps、最大トルクは112.2kgmを発生する。動力性能は、0~100km/h加速を4.9秒で駆け抜け、最高速は305km/hに到達する。

ベントレー最後の6 3/4リットルエンジンは、英国クルー本社工場において、7人の専任チームによって組み立てられた。「Lシリーズ」と呼ばれるこのV8は、1950年代にベントレーのエンジニアチームによって設計され、従来の直列6気筒エンジンを超えるパフォーマンスを実現していた。最初にこのV8を搭載したのが、1959年に登場したベントレーS2で、最大出力はおよそ180hpだった。

◆過去60年間に3万6000ユニットを生産

過去60年間に製造されたLシリーズエンジンは、3万6000ユニットだ。ベントレーの英国クルー本社のエンジンワークショップにおいて、手作業で組み立てられている。エンジンの組み立てには、15時間かかり、エンジンがスムーズに作動するように、バランスのとれたマッチングを行う。充分なテストが行われた後、完成したエンジンには、ベントレーのエンジンスペシャリストのサインが添えられる。エンジンの前面には、サインプレートが付く。

ベントレーの製造担当、ピーター・ボッシュ氏は、「由緒ある6 3/4リットルV8エンジンは、60年以上にわたって主力ベントレー車に動力を供給してきた。長年にわたって、エンジンを手作業で細心の注意を払って組み立ててきた熟練した職人を誇りに思う。今後は、卓越したW12、スポーティな4.0リットルV8、効率的なV6ハイブリッドを軸に、電動化へ舵を切る」と述べている。



伝統のベントレーV8エンジン生産終了! 61年目の別れを、元オウナーがしのぶ

1959年から生産されてきたベントレーのV型8気筒エンジンが、ついに生産終了した。かつて同エンジンを搭載するベントレーを所有した今尾直樹が振り返る。

当初は6.2リッター

2020年6月2日、イギリスの高級車メーカー、ベントレーは、現行生産のV型8気筒エンジンとしてもっとも長寿を誇ってきた同社の至宝6.75リッターV8が終焉を迎えたと発表した。アーメン。

彼らの本拠地クルー本社の工場で、7人のチームが最後の1基を完成させたのはその前日、つまり6月1日のことだった。世界的なコロナ禍により、春の予定がここまで遅れたのである。

それにしても、基本的に同じエンジンが60年以上にわたってつくられ続けたという例を、筆者は寡聞にしてほかに知らない。「Lシリーズ」とも呼称されるこのV8は、1959年の、ベントレーでいえば「S2」、ロールス・ロイスでいえば「シルヴァー・クラウドII」に搭載されて初登場した。当初は6.2リッターで、1971年に6.75リッターに拡大され、さらに1980年、ターボ化された。「ミュルザンヌ」に搭載されたこれは、1920年代のティム・バーキンのブロウワー・ベントレー以来、最初のベントレーの過給機エンジンとなった。その20年後、シングル・ターボはツイン・ターボ化され、さらに2010年、現行ミュルザンヌの登場時に大幅な改良が施されている。

そのミュルザンヌの国際試乗会で、エンジンの開発担当者が自慢げにこんなことを言ったのを筆者はおぼえている。

「まったく新しい別物だ」

それは新しいクランクシャフト、新しいピストン、新しいコネクティング・ロッド、そして新しいシリンダー・ヘッドを得ていた。可変バルブ・タイミングが採用され、気筒休止システムさえ取り入れられていた。けれど、彼は胸を張ってから、それがマズいと思い直したのか、ゴニョゴニョ、こう付けくわえた。

「だけど、依然としておなじだ……」

同じであり続けることが老舗にとっては大切だった、ということだろう。

180psを発揮しながら、当初「十分」とのみ発表された最高出力は、最終的に500bhpを生み出し、最大トルクは1100Nmにも達した。ディーゼル・エンジンでも不可能な膨大な低速トルクこそがこのエンジンの魅力で、それはフォルクスワーゲンゆかりのW12でもこの当時はおよばないと説明されていた。

1998年にVW傘下に入って以降、改良に次ぐ改良を受けながら、「LシリーズV8」は1959年当時と同じ構成、同じボア・スペースのまま、その生涯を終えた。

一時はBMW製エンジンを搭載

4ドア・セダンでは若干の空白期間があった。これが最大の危機だったろう。1998年に登場した「アルナージ」に、ターボチャージャーを組み合わせたBMWの4.4リッターV8が搭載されたときのことだ。

軽量で燃費、パワーにも優れ、排ガス規制にもパスしたこのV8ターボにより、ベントレーの新時代到来が予感された。BMWとフォルクスワーゲンのあいだで、ロールス・ロイスとベントレーの争奪戦が勃発したのはその直後のことだった。

ベントレーは1931年にロールス・ロイスに買収されて以来、ロールスとひとつ屋根の下にあった。ロールス・ロイスを自分でドライブしたい愛好家向けがベントレーだった。

争奪戦の結果、BMWはロールスの商標と製造権を、フォルクスワーゲンはベントレーとクルー工場を所有することになった。

本当の新時代が訪れたのはよいけれど、フォルクスワーゲンとしては、BMWのエンジンなんて使っていられない、という思いにかられた(たぶん)。すでにお墓に行くことが決まっていたであろう、ターボRに使っていた6.75リッターOHVを掘り起こし、改良を施して排ガス規制を通るようにし、アルナージに搭載した。同時に、増加したパワーと重量増に耐えるべくボディとブレーキを強化。こうして誕生したのが1999年登場のアルナージ・レッド・レーベルだった。

BMWエンジンのアルナージはモダンになりすぎた、と、考える愛好家たちにとってレッド・レーベルは福音だった。6.75リッターV8の復活は、ベントレーの伝統をあだやおろそかにはしない、というフォルクスワーゲンからのメッセージにもなっていた。イギリスの高級車の真の後継者はわれわれである。と彼らは叫びたかった。と、筆者は想像する。

アルナージ・レッド・レーベルは、めちゃくちゃいいクルマだった。6.75リッターV8OHVターボの魅力は、まわらないことにあった。アクセルをガバチョと踏み込んでも、レスポンス鋭くビュンビュンまわったりしない。その意味では、ぜんぜんまわらない。その代わり、低速トルクが分厚い。その分厚い低速トルクでもって、2.5トンもある重いボディを、静々と走らせる。ドライバーが望めば、猛然と走らせることもできる。軽快さ、高回転、高出力がモダンさだとしたら、その対極にある古めかしさが、ウッドとレザーに覆われた古き佳き旧世界的インテリアにピッタンコで、平民のドライバーを20世紀初頭の貴族の末裔であるかのように勘違いさせる力を持っていた。

もちろん、最初から古めかしかったわけではない。歴史を紐解けば、1950年代のはじめ、このV8はそれまでの直列6気筒の代わるものとして開発が始まった。彼らの直6はいささか時代遅れになっていた。とりわけアメリカのV8に較べると重く、静粛性、洗練度、そして出力の面でも明らかに劣っていた。

そこで開発陣は、直6に較べて50%はパワフルである一方、大きさは直6と同等で重量増はあってはならない、という目標を定めた。軽量合金ブロックのV8という形式は自然な選択だった。6年の歳月を費やし、1959年、シルヴァー・クラウドIIとS2に搭載された6.2リッターのV8は、直6より30ポンド(約13.6kg)軽く仕上がっていた。

かくもLシリーズV8が長生きしたのは、当初、筆者はその古さゆえだった、と思ったけれど、そうではなかったことにここに至って気づいた。そうではない。倦むことなく続けられてきた改良、不断の努力にあった。

Lシリーズは、累計3万6000基が手づくりされた。現代でさえ、熟練工が15時間かけて組み上げていたというから、まことに贅沢なエンジンだった。

ミュルザンヌは、特別仕様の限定30台「ミュルザンヌ6.75 エディション by マリナー」の30台目が、そこに搭載される6.75リッターV8の組み立てを完了した同日に完成し、これによって生産終了となった。ベントレーの旗艦は以後フライング・スパーが引き継ぐ。ベントレーの未来は、フォルクスワーゲングループ由来のW12と4.0リッターV8、そしてV6ハイブリッドに託された。すでに「ベンテイガ・ハイブリッド」は発表済みだ。

ベントレーは持続可能な高級車づくりへの旅に出立した。古き佳きOHVの6.75リッターV8にサヨナラを告げた彼ら自身がそう高らかに宣言している。

文・今尾直樹


ベントレー伝統のV8エンジン、「6.75」がついに終焉!

60余年にわたり培ってきた技術、そして誇りは電動化を主眼に置いた未来へと受け継がれる

6月2日、ベントレー・モーターズは、長らく同社の主力モデルに搭載されてきた6.75L V型8気筒エンジンの生産を終了したことを報じた。このエンジンを積む最後のモデルは、30台生産される特別限定車「ミュルザンヌ・スピード6.75エディション」だ。

同社の6.75Lエンジンは1959年にLシリーズエンジンとして誕生。元々は1950年代にそれまでの直列6気筒エンジン変わるものとして、同社のエンジニアリングチームによって設計され、1969年に登場したベントレーS2に搭載。最高出力は約180bhp(約182ps)を発生した。

その後、継続的に設計が見直され、ターボチャージャーを最初はシングルで装備し、のちにツイン化。さらに電子制御システムや燃料噴射システムの可変バルブタイミング機構の誕生に合わせて着実に進化を果たしてきた。そして、この6.75Lユニットを最後に搭載することになったミュルザンヌ・スピードでは530bhp(537ps)を発揮するまでに進化。最終的に1100Nmをマークするに至ったこのエンジンの豊かなトルクは、ベントレー車をよく知るファンやオーナーに広く認知されている「トルクの波」を定義するユニークな特性として語り継がれている。

これまで生産された3万6000基の6.75Lエンジンは、ベントレー・モーターズ本社のある英国クルー工場のエンジンワークショップでハンドビルドされてきた。現在のエンジンでも、製造には1基あたり15時間を要する。完成後に十分なテストを実施し、同社のエンジンスペシャリストのサインを書き入れたプレートをエンジンの前面に貼り付け、車体へと搭載されるプロセスは、何十年も続けられてきた同社の誇り高きルーティンである。

同社で製造担当役員を務めるピーター・ボッシュは、次のようにコメントしている。
「私たちの由緒ある6.75L V8は、60年以上にわたってベントレーの主力モデルに動力を供給し、このたび引退しました。私は長年にわたって、このエンジンのすべてを細心の注意を払って手作業で組み立ててきた熟練した職人の世代をとても誇りに思っています。このエンジンが長らく採用されてきたことは、いつの時代も進化を重ね、強力で洗練された信頼性の高いものにし続けてきた独創的なエンジニアの証です。いま私たちは、卓越した6L W型12気筒、スポーティな4L V型8気筒、そして電動化の旅の始まりを示す効率的なV6ハイブリッドを搭載したベントレー車の未来を、とても楽しみにしています」

ミュルザンヌ・スピード6.75エディションが限定台数となる30台生産されると、これまで担ってきたフラッグシップサルーンのポジションは、新型フライングスパーに託される。2023年までに、新型フライングスパーにハイブリッドパワートレインを搭載する同社の取り組みは、ベントレーの新たな変革に向けて、持続可能なラグジュアリーモビリティの未来を定義するその旅の象徴になるという。なお、同社ではすでに、ベンテイガにハイブリッドパワートレインを搭載しており、電動化に向けたステップを踏み出している。
Posted at 2020/06/09 22:39:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月09日 イイね!

もらえるグレードってなんになるんだろう?

もらえるグレードってなんになるんだろう?TOYOTA GAZOO Racing、WRC公式eスポーツのタイトルパートナー就任。年間王者にGRヤリスを提供

 TOYOTA GAZOO RacingがWRC世界ラリー選手権の公式eスポーツシリーズ『eスポーツWRC』のシリーズタイトルパートナーに就任した。これに合わせ、シリーズチャンピオンにはトヨタの新型車『GRヤリス』が賞品として贈られることとなった。

 今回のシリーズタイトルパートナー就任は、トヨタ・モーター・ヨーロッパとeスポーツWRCで使用されるゲームソフトのパブリッシャーを務めるNACON、開発元であるKTレーシング、そしてWRCプロモーターの間で合意に至ったもの。契約期間は複数年とのことだ。

 シリーズの公式eスポーツであるeスポーツWRCは公式ゲームである『WRC』シリーズを使って争われるもので、2020年で開催5年目を迎えている。

 この2020年シーズンは好評発売中のWRC8を使って、全11戦+グランドファイナルで争われており、6月2日時点で第7戦まで終了している。シーズン最終戦は8月6~9日に行われ、ここまでの成績上位8名がグランドファイナルに進み、ここでシリーズチャンピオンが決められる。

 そしてシリーズチャンピオンに輝いた選手には、トヨタがWRCで培ってきたノウハウを注ぎ込み、シリーズで勝つために開発してきた新型スポーツカーのGRヤリスが贈られることになった。

 このGRヤリスはトヨタが2021年型WRカーのベースとしていることでも知られる1台だ。

 またTOYOTA GAZOO Racingはゲームのパブリッシングを務めるNACONとも合意に至っているため、発売中のWRC8、そして海外では2020年9月に発売予定の最新作『WRC9』のプロモーションでも協力するという。

「昨今の情勢により現実世界でのイベント開催が困難となるなか、eスポーツは過去にないほど存在感を増し、ファンにモータースポーツの興奮を届ける存在になっている」と語るのは、WRCプロモーターのオリバー・シースラ代表。

「eスポーツWRCチャンピオンシップは、この5年で目覚ましい成長を遂げ、モータースポーツ界屈指のバーチャルシリーズとなった。このトーナメントにWRCを戦うマニュファクチャラーであるTOYOTA GAZOO Racingが関与することを歓迎する」

トヨタ・モーター・ヨーロッパのアンドレア・カルッチ氏は「eスポーツWRCのパートナーになることで、世界中のファンにラリーの興奮を届けられる」とのコメントを発表している。

「TOYOTA GAZOO Racingにとってe-モータースポーツに関与することは、モータースポーツやスポーツカーの魅力をより多くの人に届け、次世代のクルマ好きを生み出すための重要な活動だ」

「eスポーツへの関心は高まり続けていて、私たちもスポーツカーを多く手掛けるようになってきた。パートナーと協力してトヨタのブランド価値と魅力ある製品を消費者やファンに届けることを楽しみにしている」

 このeスポーツWRC、2020年のレギュレーションによればプレイステーション4、Xbox One、PCで発売されているWRC8があれば誰でも参加可能。今シーズンはすでに折り返しを迎えているが、2021年に向けた腕試しとして参戦してみてもいいかもしれない。

 日本国内向けのWRC8はオーイズミ・アミュージオから2月6日に発売されており、各ショップ、通販などで購入可能だ。
Posted at 2020/06/09 22:29:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月09日 イイね!

ケーターハムだけど見た目ロータスセブンだよね

ケーターハムだけど見た目ロータスセブンだよねあぁぁかっこよすぎ 古き良き70年代風デザインを再現した新型車「ケータハム・スーパーセブン1600」登場

 英国の自動車ブランド、ケータハムの新しい特別仕様車「スーパーセブン1600」が発売されました。オープンスポーツカー「スーパーセブン」を1970年代風スタイルに仕立てたヘリテージモデルです。

 「セブン」はもともと、英国の名門メーカーであるロータスが1957年に発表したスポーツカー。当時、税制上有利だったために完成車より安く買えた「キットカー」、つまり自分で組み立てるクルマとして売られました。構造は至ってシンプル、余分なものを廃した「サーキットまで自走できるレーシングカー」でした。ちなみに、スーパーセブンは高性能エンジンを搭載したセブンの上位モデルの呼び名です。

 初期のロータスを支えたセブンはその後、1970年代に生産終了となります。しかしセブンを気に入っていたあるロータスディーラーの経営者が製造権を買い取り、ケータハム・カーズを設立しました。

 ケータハムは以降40年以上に渡ってセブンシリーズを「ケータハム・セブン」として生産し続け、往年のクラブマンレーサースタイル、電子制御など何もないピュアスポーツカーを現代まで受け継いで販売しています。

 今回登場するスーパーセブン1600は、フォード製の1.6リッターエンジンを搭載する「セブン270S」がベースです。車重は何と540キロ。プリウスの3分の1ほどです。

 前述した通り、もともとクラシカルな佇まいを維持し続けるシリーズですが、今回登場するスーパーセブン1600は、ケータハム・セブンが登場した1970年代をイメージした「古き良き」系のデザインアレンジを加えています。

 まず気が付く違いは、普通のセブンよりも後方まで長く伸びたフロントフェンダー。ケータハム・セブンの初期モデルを再現したもので、これだけでクラシックな雰囲気がふわりと香ってきます。

 丸みを帯びた8本スポークのホイールもどこか懐かしいデザインです。ハコスカやハチロクなど、日本の旧車にも似合う「ワタナベ」系。木製ステアリングホイールとタンレザーによるレトロな雰囲気の内装も魅力です。

 価格は621万5000円(税込)から。屋根付きガレージがあれば……、お金に余裕があれば……。スポーツカー好きならば一度は所有したいと思う魅惑のマシンです。


ケータハム スーパー セブン 1600発売開始! 1970年代のレトロなデザインを現代流にアレンジ【動画】

Caterham Super Seven 1600

ケータハム スーパー セブン 1600

プリミティブなスポーツカーの快感を現代に復刻

ケータハムカーズ・ジャパンは、古き良きライトウェイトスポーツの真髄を今に伝えるケータハム スーパー セブンシリーズの最新作として「ケータハム スーパー セブン 1600」を新たにラインナップに加え、全国の正規販売代理店を通じて販売を開始する。

レトロ調デザインに現代のテクノロジーを搭載

スーパー セブン 1600は、2016年と2017年に限定発売されて多くの反響を呼んだヘリテージモデル(セブン スプリント/スーパー セブン スプリント)をイメージして誕生したモデルであり、1970年代のレトロ調な内外装デザインが特徴。通常モデルは前輪にサイクルフェンダーを採用するのに対し、スーパー セブン 1600ではクラシックカーに見られるホイールアーチが後方に向かって広がる形状の「フレアードフロントウイング」を搭載しエレガントさを醸し出す。

初期のオリジナルスーパー セブンが体現していたクラフトマンシップを想起させる演出は、ダイヤモンドカップリップをもつ14インチアロイホイールやウッドリムステアリングホイール、レザー張りのインテリア、スペアホイール&キャリア、ヘリテージペイントフィニッシュからも窺える。

車重僅か565kgのライトウェイトスポーツ

搭載する1.6リッター直列4気筒のフォード・シグマエンジンは最高出力135ps/最大トルク165Nmを発生。僅か565kgの超軽量ボディが見せる動力性能は、0-100km/h加速5.0秒、最高速度195km/hを計上し、変速は伝統的な5速MTを介して行う。アピアランスは1970年代風味ながらも70年代のテクノロジーは一切装備せず、現代の交通環境に即したパフォーマンスを約束する。

標準のシリーズ3(ナローボディ)だけでなく、よりワイドで快適性を向上した大きなシャシーをもつシリーズ5(ワイドボディ)もオプションで選択可能になっている。


【SPECIFICATIONS】

ケータハム スーパー セブン 1600

ボディサイズ:全長3380 全幅1575 全高1115mm

ホイールベース:2225mm

トレッド:前1270 後1336mm

車体重量:565kg

エンジン:直列4気筒DOHC

総排気量:1596cc

ボア×ストローク:79.0×81.4mm

最高出力:99.3kW(135ps)/6800rpm

最大トルク:165Nm/4100rpm

トランスミッション:5速MT

タイヤサイズ:前後185/60R14

最高速度:195km/h

0-100km/h加速:5.0秒

車両本体価格(税込):621万5000円

【問い合わせ】

ケータハムカーズ・ジャパン(エスシーアイ)

TEL 03-5754-2227


【日本価格/スペック/内装】ケータハム・スーパーセブン1600発売

はじめに スーパーセブン1600とは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

6月5日。ケータハム・カーズ日本法人は、ケータハム・スーパーセブン1600を販売開始すると発表した。

かつてロータス・カーズが休日にモータースポーツを楽しむサンデー・レーサーのために、キットカーとして販売したのがロータス・セブン。

ケータハム・スーパーセブンは、その製造権を取得したケータハム・カーズが、21世紀を20年も過ぎた現代でも扱えるように、モディファイしながら生産を続けているクラシック・テイストの小型スポーツカーだ。

スーパーセブンには、さまざまなパワーユニットが今までに搭載されてきたが、現在の日本仕様は、0.66Lのスズキ製エンジンを搭載した軽自動車登録の「160」、1.6Lのフォード製シグマエンジンを搭載した「270」、2.0Lのフォード製デュラテックエンジンを搭載した「480S」、そのエンジンにスーパーチャージャーも装着した「620R」がラインナップされている。

今回、新たに設定された「1600」とはどんなモデルなのか。さっそく紹介していくことにしよう。

スーパーセブン1600 外観

スーパーセブン1600は、本国イギリスでは2020年4月9日に発表された。2016年~2017年に限定販売されて大成功をおさめたセブン・スプリントとスーパーセブン・スプリントのヘリテージイメージに則り、1.6Lのフォード製シグマ・エンジンを搭載した270Sをベースに、ヘリテージ感のあふれる装備を装着したモデルだ。

しかもスプリントのような限定販売モデルではなく、カタログモデルとして継続販売される。

基本的なスタイルは他のスーパーセブンとほとんど変わらないが、まず目を引くのは、初期のケータハム車に採用されていた、フレアード・フロントウイングと呼ばれるクラムシェル型のフロントフェンダー。だが、このフェンダーではなく、サイクルフェンダーを選択することもできる。

足まわりでは、185/60R14サイズのタイヤを、クラシカルな8本スポークのアロイホイールに履いている。スペアタイヤとホイールは装着されているものと同じで、昔のセブンでのツーリングを思い起こさせるようなスペアホイール&キャリアがリアエンドに備わっている。

全長×全幅×全高:3380×1575×1115mm
ホイールベース:2225mm

ボディカラーは7色が設定され、無塗装のアルミボディも選ぶことができる。ペイントノーズバンドやボンネットストライプなどは、オプションで設定されている。

スーパーセブン1600 内装

インテリアもエクステリア同様、レトロなテイストにあふれている。

なんといっても注目されるのは、エレガントなモトリタ製のウッドリム・ステアリングホイールだろう。ただし、これはオプションとなる。

クロームで縁取りされたスミス製のメーターが並ぶダッシュボードや、シートはもちろんのことフロアトンネルまでレザーで覆うことができ、いかにも英国のクラシックスポーツといった雰囲気を醸し出している。

ただし、ダッシュボードはブラックアルミニウムが標準。フロアトンネルもサイドはレザーだが、トップはブラックビニールとなる。

インテリアのカラーもブラックが標準だが、マルベリーレッドやアドミラルティブルーなど、オプションで6色が用意されている。

ボディカラーとコーディネートするか、ヴィヴィッドな組み合わせを選んでみるか、このあたりはオーナーの好みで分かれるポイントかもしれない。

シフトレバーやパーキングブレーキレバーのカバー、サイドパネルもオプションでインテリアと同様のレザーをチョイスすることができる。

スーパーセブン1600 シャシー

スーパーセブン1600のシャシーは、標準のシリーズ3(ナローボディ)が採用されている。

大柄なオーナーのためには、よりワイドで快適なシャシーのシリーズ5(ワイドボディ)をオプションで選ぶことができる。このシャシーでは、室内空間はもちろんトランクスペースも広がり、燃料タンク容量も増量され、ワイドトラック・サスペンションとサイドスクリーン・アームレストも備わる。

ちなみに、シリーズ5のシャシーを採用したスーパーセブンは、この1600が最初になるという。

サスペンション形式は、フロントがコンベンショナルなダブルウイッシュボーン式、リアがA-フレームと呼ばれるド・ディオン式。このリアサスは、ケータハムがスーパーセブンを改良していく上で採用したものだ。

ブレーキは、前後ともソリッドディスク。前述のとおり、185/60R14という最近では比較的控えめなサイズのタイヤを前後とも同サイズで履いている。

クラシカルなデザインの8本スポーク・アロイホイールのサイズは、6J×14だ。

スーパーセブン1600 パワートレイン

フォード製のシグマと呼ばれるエンジンは、ボア×ストロークが79.0×81.4mmのオーバーストロークで、排気量は1596ccの直列4気筒DOHC16バルブ。

燃料は無鉛プレミアムを使用して、最高出力は135ps/6800rpm、最大トルクは16.8kg-m/4100rpmを発生する。このスペックは、ベース車の270のものと変わらない。

最近のハイパワー・スポーツモデルからすると数値的にはたいしたことのないスペックだが、車両重量は565kg(本国発表値:乾燥重量)しかないから、パワー・トゥ・ウエイトは240ps/tとなる。

この軽さを利して、最高速度は195km/h、0-100km/h加速は5.0秒と謳われている。

1.6Lのシグマ・エンジンと5速マニュアルの組み合わせは、どの回転域からアクセルを踏んでも十分なトルクと軽快なレスポンスでドライバーの気持ちに応えてくれる。

ケータハムならではのドライビング・プレジャーを堪能できるはずだ。燃料タンク容量は、36Lとなっている。

スーパーセブン1600 価格

スーパーセブン1600の日本における車両本体価格(消費税10%込み)は、621万5000円。

ベース車の270より82万5000円ほど高くなっているが、追加されているスペシャルエクイップメントを自分でカスタマイズする手間と費用を考えれば、お買い得といえるだろう。

スーパーセブン1600 スペック

価格(税込み):621万5000円

全長×全幅×全高:3380×1575×1115mm
ホイールベース:2225mm
乾燥重量(ケータハム本国発表値):565kg
エンジン:1596cc直4 DOHC
トランスミッション:5速マニュアル

最高出力:135ps/6800rpm
最大トルク:16.8kg-m/4100rpm
駆動方式:FR
燃料タンク容量:36L
タイヤサイズ:185/60R14


伝統を現代に受け継いだケータハム・スーパー・セブン1600発売! 621万5000円

 1.6リッターエンジンは135馬力を発揮!

 エスシーアイは、ケータハム・スーパー・セブン1600を6月5日より発売すると発表した。車両本体価格(税込み)は、621万5000円。

 今回のモデルは、英国ケータハムカーズが過去に発売したヘリテージモデルの大成功を受けて誕生した。2016年と2017年に限定発売され、大好評だったセブン・スプリントとスーパー・セブン・スプリントのヘリテージイメージに則っている。135馬力を発揮するフォード製シグマ1.6リッターエンジンを搭載したセブン270Sをベースに、ヘリテージらしさを感じさせる装備を採用した継続販売モデルだ。

 オリジナルのスーパー・セブンにおけるクラフトマンシップやヒストリックなケータハムバッジを装着した初期モデルに刺激を受け、フレアードフロントウイング、14インチクラシックアロイホイール、スペアホイール&キャリア、ヘリテージペイントフィニッシュを採用している。

 1970年代のクルマの楽しさや華々しさと、最新技術が融合した2020年モデルのスーパー・セブン・1600は、標準のSeries3(ナローボディ)だけではなく、よりワイドで快適な大きめのシャシーであるSeries5(ワイドボディー)を採用した、最初のスーパー・セブンとなる。


普遍的スポーツカーここにあり! ケータハム「スーパー・セブン1600」発売

■よりワイドなシャシーを採用した最初のスーパー・セブン

 ケータハムカーズの日本における正規輸入代理店であるエスシーアイは、2020年6月5日より「スーパー・セブン1600」の販売を開始した。

 英国ケータハムカーズは、以前に発売されたヘリテージモデルの大成功を受け、2020年4月9日にレトロな刺激を受けたモデル、スーパー・セブン1600を発表。

 このモデルは2016年と2017年に限定発売され、大好評を収めた「セブン・スプリント」と「スーパー・セブン・スプリント」のヘリテージイメージに則り、フォード製シグマ1.6リッターエンジンを搭載した「セブン・270S」をベースに、ヘリテージ感あふれる装備を装着したカタログモデルとなる。

 オリジナルのスーパー・セブンにおけるクラフトマンシップとヒストリックなケータハムバッジを付けた初期モデルに刺激を受け、スーパー・セブン1600はレトロ的な装備とスタイリングを特徴としている。

 フレアードフロントウイングや14インチクラシックアルミホイール、スペアホイール&キャリアなど、昔のセブンでのツーリングを思い起こさせる装備が満載。インテリアもエレガントなウッドリムステアリングホイールとクラシックに仕立てられたレザー内装がおごられる。

 1970年代のクルマの楽しさと華々しさをまといながら、70年代のテクノロジーは一切装備していないニューモデルのスーパー・セブン1600は、標準のナローボディ(全長3100mm)だけでなく、より快適な大きなシャシーであるワイドボディ(全長3380mm)を採用した最初のスーパー・セブンとなる。

 車両価格は621万5000円(消費税込)となる。

 スーパー・セブン1600は、全長3380mm×全幅1575mm×全高1115mm、ホイールベースは2225mm。車両重量は565kgで、135ps・165Nmを発生する1596ccのフォード製「シグマ」エンジンを搭載、5速MTと組み合わされる。

 最高速度は195km/h、0-100km/h加速は5.0秒というパフォーマンスを誇る。


ケータハム『スーパーセブン1600』発表。愛好家の熱烈な要望に応えたヘリテージモデル

 エスシーアイならびにケータハムカーズ・ジャパンは6月5日、ヘリテージスタイルを現代に継承する2シーターモデル『ケータハム・スーパーセブン1600』を発表。同日より正規販売代理店を通じて販売を開始するとアナウンスした。

 イギリス本国では4月9日に先んじてお披露目されていたケータハム・スーパーセブン1600。このレトロデザインを身にまとう英国車は、2016年と翌17年に限定発売され高評価を得た『セブン・スプリント』と『スーパーセブン・スプリント』のヘリテージイメージに則り、『セブン270S』をベースに誕生した継続販売モデルだ。

 先に限定販売されたヘリテージモデルに対するケータハムファンの熱烈な要望により生まれたこのクルマは、1970年代のクルマから得られるドライビングの楽しさや華々しさを反映したデザインが与えれており、そのスタイリングはオリジナルの『スーパーセブン』におけるクラフトマンシップや、ヒストリックなケータハムバッジを付けた初期モデルに刺激を受けたものとなっている。
 
 このシリーズには欠かせないレトロな装備にはフレアードフロントウイングをはじめ、14インチのクラシック・アロイホイール、スペアホイール&キャリア、ヘリテージペイントフィニッシュなどが含まれる。

 パワートレインはベースモデルと同じフォード製シグマ1.6リットルと5速マニュアルミッションの組み合わせ。車両サイズは全長3380mm、全幅1575mm、全高は1115mmでホイールベースは2225mmだ。
 
 なお、同モデルは標準のナローボディ(Series3)だけでなく、よりワイドで快適なワイドボディ(Seriies5)がスーパーセブンとして初めて選択可能となった。

 レトロな装いのエクステリアと同様に、インテリアも時間を超越したかのようなエレガントな仕立て上げとなっており、ウッドトリムステアリングホイールやクラシック感あふれるレザー内装が奢られている。
 
 ボディカラーはレーシンググリーンやカリビアンブルー、トスカニーレッドなど計7色、内装のレザーも6色から選択可能となる他、多彩なカラーが選べる“アディショナルペイント”も用意されている『ケータハム・スーパーセブン1600』の価格は621万5000円(税込)だ。


ケータハム、ヘリテージ感満載の『スーパーセブン1600』発売…621万5000円

ケータハムカーズ・ジャパン(エスシーアイ)は、ヘリテージ感あふれる2シーターモデル『スーパーセブン1600』を6月5日より全国の正規販売代理店を通じ、販売を開始する。

スーパーセブン1600は、英国本国で4月9日に発表。2016年・2017年に限定発売した『セブンスプリント』と『スーパーセブン スプリント』のヘリテージイメージに則り、フォード製シグマ1.6リットルエンジンを搭載した『セブン270S』をベースに、ヘリテージ感あふれる装備を装着した継続販売モデルとなる。

新モデルはオリジナルの『スーパーセブン』におけるクラフトマンシップやヒストリックなケータハムバッジを付けた初期モデルに刺激を受け、数多くのレトロ的な装備とスタイリングが特徴。フレアードフロントウイング、14インチクラシックアロイホイール、スペアホイール&キャリア、ヘリテージペイントフィニッシュ、ウッドリムステアリングホイールとクラシック的に仕立てられたレザー内装が奢られる。

車両サイズは全長3380×全幅1575×全高1115mm。乾燥重量565kg。パワートレインは最高出力135psを発生するフォード製シグマ1.6リットルと5速マニュアルミッションの組み合わせ。0-100km加速は5.0秒、最高速は195km/hに達する。なお、新モデルは標準のシリーズ3(ナローボディ)だけでなく、シリーズ5(ワイドボディ)が選択可能となった最初のスーパーセブンとなる。

ボディカラー7色とインテリアレザー6色から組み合わせができ、ボンネットストライプなども多彩なカラーから選択できる。価格は621万5000円。


ヘリテージスタイルを現代に継承するケータハム・スーパー・セブンの新グレード「1600」が日本上陸

クルマの楽しさと華々しさを反映したレトロデザインを纏うケータハム「スーパー・セブン1600」が日本で発売。車両価格は621万5000円

 エスシーアイ株式会社およびケータハムカーズ・ジャパンは6月5日、ケータハム・スーパー・セブンに「スーパー・セブン1600」をラインアップし、同日より発売した。車両価格は621万5000円に設定する。

 今回新たに導入されるケータハム「スーパー・セブン1600」は、2016年と2017年に限定発売した「セブン・スプリント」と「スーパー・セブン・スプリント」のヘリテージモデルの大成功を受け、レトロ的な刺激を受けた豪華なフィニッシュ、さらにドライビングフィールとパフォーマンスの向上を鋭意果たしたことが特徴である。

 エクステリアに関しては、多くのレトロ的な装備とスタイリングを導入したことがトピック。具体的には、フレアードフロントウイングや14インチClassicアロイホイール(タイヤサイズ185/60R14)、スペアホイール&キャリア、ヘリテージペイントフィニッシュなどを採用する。標準仕様のボディサイズは全長3380×全幅1575×全高1115mm/ホイールベース2225mmに設定。ボディカラーはレーシンググリーンやカリビアンブルー、トスカニーレッド、サクソニーグレー、セレンゲティオレンジ、ボルドーレッド、オックスフォードワイトの計7色をラインアップし、さらにノーズバンドやボンネットストライプ、ロールバーなどのカラーも選択可能とした。

 内包するインテリアもレトロスポーツカーの要素を随所に取り入れ、エレガントなウッドリムステアリングホイールやクラシックに仕立てたレザー内装、フルーティングパターンのシート、SMITHS製のクロームメーターパネルなどを組み込む。また、レザーカラーはブラック、バーガンディ、バーチホワイト、ビスケットベージュ、アドミラルティブルー、ジンシャーの計6タイプを設定した。

 オプション装備の豊富さもスーパー・セブン1600の訴求点で、駆動系にはLSDなどを、足回りにはスポーツサスペンションパックやトラックサスペンションパック、14インチClassicカスタムペイントアロイホイール、ベンチレーテッドフロントディスク+4ピストンキャリパーなどを、ウェザープロテクションにはトノカバー(ビニール/モヘア)やサイドスクリーンアームレスト、ハーフフード(ビキニトップ)などを用意。ユーザー好みの軽量クラシックオープンスポーツに仕立てられるよう配慮している。

 肝心のパワーユニットには、フォード製「シグマ(Sigma)」1.6Lエンジンの1596cc直列4気筒DOHC16Vを搭載。最高出力は135ps/6800rpm、最大トルクは165N・m(16.8kg・m)/4100rpmを発生する。トランスミッションには5速MTをセットし、オーソドックスに後輪を駆動(FR)。車重を565kgと軽量に抑えた効果で、公表最高速度は195km/h、0→100km/h加速は5.0秒を発揮する。一方、シャシー面に関してはシリーズ3と称するナローボディを標準採用し、より快適で安定した走行を演じるシリーズ5のワイドボディをオプションで設定した。
Posted at 2020/06/09 21:41:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月09日 イイね!

第三段が今日から予定だったか

第三段が今日から予定だったかファン垂涎のお宝目白押し。医療従事者支援を目的とした『TOM’Sチャリティーガレージセール』第2弾開催

 スーパーGT GT500クラス、全日本スーパーフォーミュラ選手権、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権など国内トップカテゴリーで活躍するトムスは、現在も新型コロナウイルスとの戦いの最前線で、困難に向かい合い活動する医療従事者への支援を目的とした『TOM’Sチャリティーガレージセール』の第2弾を6月2日から行う。

 これまでに数多くのタイトルを獲得し国内トップチームのひとつとして知られるトムスは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕が延期となっている2020年シーズンもスーパーGT、スーパーフォーミュラ、今年度からスタートするフォーミュラ・ライツに参戦することを発表済みだ。

 そんなトムスは先月26日、新型感染症のパンデミックが引き起こした混乱のなか、最前線で戦う医療従事者への支援を目的とした『TOM’Sチャリティーガレージセール』をトムス公式オンラインショップ(http://www.shop-tomsracing.com/)で開催。この販売で得られた収益の一部を、医療従事者への支援として日本赤十字社へ寄付するとしている。
 
 2日(火)16時にスタートする今回のガレージセールはその第2弾だ。前回の第1弾と同様にトムスファン、モータースポーツファン必見のお宝アイテムが多数出品されており、スーパーGTからは関口雄飛が着用したネーム入りレーシングスーツや、中嶋一貴のチームブルゾンなどが登場。スーパーフォーミュラからはSF14のサイドポンツーン(左側)をはじめ、SF19で使用されたブレンボ製ブレーキローター、現在はポルシェワークスドライバーとして活躍するアンドレ・ロッテラーが着用したレーシングスーツ&ドライビングシューズセットなどがお目見えする。
 
 また、全日本F3選手権グッズでは宮田莉朋が使用したPUMA製ドライビングシューズや、山下健太のネーム入りレーシングスーツ、坪井翔車で使用されたTAKATA製F3用シートベルトなどが出品予定となっている。
 
 販売形式は前回と変わらずオンラインショップでの先着販売となる。各商品とも無くなり次第終了となるがキャンセル等、売買が不成立となった場合は再出品される場合があるという。
 
 他ではなかなか手に入らない激レアグッズなだけに、この機会をお見逃しなく! なお、トムスでは6月9日(火)よりチャリティガレージの第3弾を予定している。


TOM’S、チャリティーガレージセール第2弾を開催。選手着用のレーシングスーツを大放出

医療従事者を支援するチャリティーガレージセールの第2弾

国内の有力レーシングチームのひとつTOM’Sは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を阻止するため最前線で奮闘する医療従事者の支援を目的に、公式オンラインショップにて「TOM’S チャリティーガレージセール」を2020年5月26日から開催中。そして第2弾が、6月2日(火曜日)の16時から実施される。

このチャリティーセールでは、レース車両のパーツやドライバーが実際に着用していたユニフォームなど希少価値の高いアイテムを多数出品。販売で得られた収益の一部は医療従事者への支援として、日本赤十字社へ寄付される。

第2弾の今回、チャリティーにかけられるのは以下の商品。山本健太選手ネーム入りレーシングスーツ(税込20万円:限定1着)/伊藤大輔選手ネーム入りレーシングスーツ(税込20万円:限定1着)/関口雄飛選手ネーム入りレーシングスーツ(税込20万円:限定1着)/アンドレ・ロッテラー選手ネーム入りレーシングスーツ&ドライビングシューズセット(税込30万円:限定1着)/ジェームズ・ロシター選手ネーム入りレーシングスーツ(税込20万円:限定1着)/中嶋一貴選手ネーム入りレーシングスーツ(税込20万円:限定1着)。

さらに、坪井 翔選手ドライビングシューズ(税込5万円:限定1足)/宮田莉朋選手ドライビングシューズ(税込5万円:限定1足)/中嶋一貴選手チームブルゾン(税込3万円:限定1着)/坪井 翔選手が使用したF3用シートベルト TAKATA製(税込3万円:限定1セット)/中嶋一貴選手が使用したブレーキローター(税込5万円:限定1セット・2枚)/中嶋一貴選手が使用したSF14サイドポンツーン・左(税込30万円:限定1個)の、計12アイテム。

第2弾は6月2日の16時から行われ、続いて第3弾が6月9日の16時から開催を予定している。購入はTOM’S公式オンラインショップで先着順にて受付ける。詳細についてはTOM’S公式サイト及びTOM’S公式ツイッターにて順次発表する。

【問い合わせ】

トムス アフターマーケット販売部

TEL 03-3704-6191



TOM’Sチャリティーガレージセール第3弾を開催。収益の一部は医療従事者支援のために寄付

先着順で貴重なレーシングカーのパーツなどを購入可能

レーシグチームのトムスは、現在も新型コロナウイルス(COVID-19)の最前線で活動している医療従事者への支援を目的とした第3回「TOM’Sチャリティガレージセール」を、6月9日(火曜日)16時から公式オンラインショップにおいて開催する。


さらにこれまでの好評を受けて、第4回(6月16日20時〜)と第5回(6月21日12時〜)を続けて開催することを決定した。このチャリティガレージセールでは、写真のスーパーフォーミュラマシンのフロントウイングなど、希少価値の高いレーシングカーのパーツや、ドライバーが実際に着用していたユニフォームなどを出品。この販売で得られた収益の一部は、医療従事者への支援として、日本赤十字社へと寄付される。

第3回に出品されるアイテムは下記の通り。オンラインで先着順にて販売され、なくなり次第終了。キャンセルなど、売買が不成立になった場合には再度出品を行う場合もある。


■チャリティガレージセール出品グッズ
・中山雄一「ネーム入りレーシングスーツ」本人着用レース使用品

・アンドレア・カルダレッリ「ネーム入りレーシングスーツ」本人着用レース使用品

・ジェームス・ロシター「ネーム入りレーシングスーツ」本人着用2017年レース使用品

・ジェームス・ロシター「ネーム入りレーシングスーツ」本人着用2015年レース使用品
・サッシャ・フェネストラズ「ドライビンググローブ」直筆サイン入り

・中嶋一貴 「サイドポンツーン(左」)レース車両使用品

・中嶋一貴「チームTシャツ」本人着用品
・中嶋一貴「SF14車両 フロントノーズ」レース車両使用品
・ジェームス・ロシター「SF14車両フロントウイング」レース車両使用品

・宮田莉朋「F3サイドポンツーン(左)」レース車両使用品
・アンドレ・ロッテラー「ドライビングシューズ」本人着用テスト品

・アンドレ・ロッテラー「ネーム入りレーシングスーツ」本人着用レース使用品


■イベント概要
開催場所:トムス公式オンラインショップ(下記参照)
販売形式:オンラインで先着順にて販売(なくなり次第終了)
開催期間:2020年6月9日(火)16時〜

【問い合わせ】
トムス アフターマーケット販売部
TEL03-3704-6191

【関連リンク】
・トムス公式オンラインショップ
http://www.shop-tomsracing.com/
Posted at 2020/06/09 21:22:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月09日 イイね!

広島限定なのね、マツダだし当然といえば当然か

広島限定なのね、マツダだし当然といえば当然かマツダが新型コロナウイルス感染症軽症患者向け搬送車両を提供

2020年6月5日、マツダは新型コロナウイルス感染防止に向けた支援活動として、新型コロナウイルス感染症の軽症患者や無症状の病原体保有者等を搬送する車両を提供した。

CX-8をベースに隔壁や後席排気システムを設置
この車両は、行政や医療機関から送られたさまざまな要望を踏まえて、SUVのCX-8をベースに、マツダが開発してマツダ E&Tが架装を行い、納車および車両メンテナンスといったアフターサービスは提供先に所在するマツダの販売会社が行うというものだ。

搬送車両の概要は、以下のとおりだ。
1)前席の乗員の感染リスクを低減するとともに、後席の様子を確認できる仕様
●前席と後席(2列目)の間に、大型の窓を備えた隔壁(パーティション)を設置する
●車載の空調と追加架装の後席排気システム(リアベンチレーション)により前席と後席の圧力差を作ることで、後席から前席への空気流入を抑制する
2)感染者搬送後の手入れのしやすさに配慮
●全席に装備するフロアマットをラバー(ゴム素材)にして、除菌や清掃のしやすさに配慮する
●座席に装着できるビニールカバーを装備し、感染者搬送後に交換することで、消毒などの作業の負担を軽減する
3)より安心して利用するためのオプションを設定
●前席と後席の乗員が隔壁(パーティション)越しでもストレスなくスムーズに会話できる通話システム
●前席の乗員が前席と後席の圧力差を確認できる差圧計

搬送車両の基本的な構造は、以前にトヨタやホンダが開発したものと同じだ。提供先は広島県、提供台数は9台。納車とアフターサービスは広島マツダが担当し、2020年6月5日から提供を開始する。


マツダが、新型コロナウイルス感染症軽症患者等向けにCX-8の搬送車両を提供

 マツダ株式会社が、新型コロナウイルス感染防止に向けた支援活動として、新型コロナウイルス感染症の軽症患者や無症状の病原体保有者等を搬送する車両を広島県に提供した。この車両は、行政や医療機関からの要望を踏まえて、「MAZDA CX-8」をベースに、マツダが開発し「株式会社マツダ E&T」が架装。納車および車両メンテナンスといったアフターサービスは提供先に所在するマツダの販売会社によって行われる。

■新型コロナウイルス感染症軽症患者等向け搬送車両 概要

1.前席乗員の感染リスクを低減するとともに、後席の様子を確認できる仕様
・前席と後席(2列目)の間に、大型の窓を備えた隔壁(パーティション)を設置
・車載の空調と追加架装の後席排気システム(リヤベンチレーション)によって前席と後席の圧力差を作ることで、後席から前席への空気流入を抑制

2.感染者搬送後の手入れのしやすさを配慮
・全席に装備するフロアマットをラバー(ゴム素材)にすることで、除菌や清掃のしやすさに配慮
・座席に装着できるビニールカバーを装備し感染者搬送後に交換することで、消毒などの作業の負担を軽減

3.より安心して利用するためのオプション設定
・前席と後席の乗員が隔壁(パーティション)越しでもストレスなくスムーズに会話できる通話システム
・前席の乗員が前席と後席の圧力差を確認できる差圧計

マツダが、新型コロナウイルス感染症軽症患者等向けにCX-8の搬送車両を提供はBelieve - ビリーヴ ジャパンで公開された投稿です。



マツダ、新型コロナウイルス感染症患者の搬送車両を開発

マツダ株式会社は、新型コロナウイルス感染防止に向けた支援活動として、新型コロナウイルス感染症の軽症患者や無症状の病原体保有者等を搬送する車両を開発。6月5日に広島県に9台の車両を提供した。この発表に伴い同日、オンライン説明会が開催された。

説明会には、株式会社マツダE&T 常務執行役員・内藤久佳氏、マツダ株式会社商品戦略本部長・本橋真之氏が登壇。まずは本橋氏が開発コンセプトについて発表を行った。

「この車を開発するにあたり重視した部分は、大きく分けてふたつある。緊急性と社会貢献性の2点だ。緊急性についてはマツダグループが保有する技術や設備、人材を結集させて行政の要望に迅速にこたえること。そして社会貢献性については、医療従事者や患者等を支援し、困っていることを解決するための取り組みであるということだ」

「車両開発の際には開発者たちだけでアイデアを出すのではなく、実際に保健所などに出向き、現場での決まり事などをリサーチした上で開発に役立てた。また、社会貢献という部分については、広島県が設置した医療・経済支援のために設置した寄付金窓口から、1台販売されるごとに10万円を寄付させていただいている」と語った。

車の仕様については、車内空間の広い『CX-8』をベースに、前席と後席の間に隔壁を設け、医療従事者が座る前席を正圧、患者が座る後席を負圧にする空調システムを設け、感染リスクを下げる役割を果たす仕様になっている。

また車の使いかたなどもマニュアル化し、販売店、使用者様にもしっかりと説明し安心して使っていただけるようにすることも命題としているとのこと。

続いて内藤氏から、車両開発についての説明が行われた。マツダE&Tは、もともと福祉車両などを手がける会社のため、その開発技術をいかして今回の車は製作されているという。まずは広島県や医療関係者の要望をまとめて、それらを解決するための仕様を策定した。

要望については4つ。ひとつ目は、搬送者の快適性の確保、ふたつ目は、運転手の後方視界の確保。3つ目は、患者との会話の頻度が高いため隔壁越しでも会話できるシステムの構築。4つ目は、前席と後席の圧力差がわかるシステム。

快適性については、車両内が広いCX-8を使用。隔壁についてはFRPを使って成形し、空調システムについては、3Dプリンターで製作したダクトなどを使用。後席側に設置されている排気システムにはHEPAフィルターを設置するなど、医療関係者からの意見を取り入れた設計になっているそうだ。前席には圧力差がわかる差圧計を配置し、前席と後席の会話用にワイヤレスの通話システムも搭載できるようになっている。患者搬送車としての使用が終了した場合は、隔壁を外し公用車として利用できる用にもなっているとのこと。

価格については仕様によって異なるため発表していないが、車両本体価格と、隔壁など架装費用については最低限の費用としてプラスする程度で、販売される。また架装の期間については、部品などが調達できていれば、最長でも1か月程度、仕様によってはもっと早く完成できるとする。
Posted at 2020/06/09 21:18:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記

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