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2020年06月28日 イイね!

レヴォーグのコレは最初だけで終わってしまったからなぁ〜不人気だったのかね

レヴォーグのコレは最初だけで終わってしまったからなぁ〜不人気だったのかね「アルミ」なのになぜ「ホイールキャップ」を付ける? プリウス&レヴォーグの不思議

 ホイールキャップ付きのアルミホイールは空力性能に寄与!

 CFD(流体力学計算)解析など、コンピュータによるシミュレーション技術の進歩により、クルマのボディの空力特性の改善をはかるための工夫は、極めて細かい部分に及ぶようになった。ボディ全体のシルエットやスポイラーなどのエアロパーツによる空力改善効果は今も大きく、各社ともさまざまな工夫を凝らしているが、現状では抜本的に空力を改善することは難しくなっている。

 衝突安全性や歩行者保護性、居住空間の確保、さらには運転席からの視界など、さまざまな要件との兼ね合いもあって、最近のクルマは空力性能を向上させるのが難しいからだ。クルマの性能自体が均一化したこともあって、各社は自社のアイデンティティを強めるデザインを求めるようになったことも、空力性能の追求をより難しくしている。空力性能の目安のひとつとしてよく使われるCd値を例に挙げると、30年以上前に登場した初代NSXでCd値0.3。最新モデルのCd値は最高レベルで0.24ほどであり、しかもごく一部のクルマに限られる。今でもCd値は0.3を切ると優秀と言われるなど、Cd値を良くすることは本当に難しいことなのだ。クルマの空力性能はCd値がすべてではないとはいえ、頭打ち感がなくもない。

 そんななか、最近になって目立つようになってきたのが、ボディまわりの小さな整流パーツ。前後のバンパー、またはランプ類に、なんとなくフィン状の形をした微妙な突起物がつけられることが増えてきたが、これらも立派な空力性能向上のための工夫だったりする。それ単体での効果は微々たるものでも、チリも積もれば、というわけである。ほかの空力改善の工夫との相乗効果も高い。

 アルミホイールの形状やデザインにも、空力性能を意識して設計されるケースが見られるようになった。代表的なのは、現行型トヨタ・プリウスと、スバル・レヴォーグの前期型の下位グレードに装着されたホイールキャップ付きのアルミホイールで、回転方向の空気抵抗を減らす工夫を施したスポークデザインが特徴的だ。

 燃費と意匠性を両立する手段として採用された

 エコカーのプリウスでは当然の選択と思えるが、スバルがスポーツ性の高さをウリにするレヴォーグに、燃費の改善を意識したフルエアロキャップを採用したのは意外だった。前期型の1.6GT/1.6GT EyeSightに装着された215/50R17サイズのアルミホイールは、空気抵抗低減に有効な形状のフルエアロキャップと組み合わせることにより、燃費と意匠性の向上をはかった。じつは、地味ながらレヴォーグの1.6GT系の隠れた入魂ポイントのひとつだったのだ。

 残念ながら、レヴォーグの1.6GT系のフルエアロキャップ付きアルミホイールは、前期型のみの採用で終わっている。キャップを外した状態でもしっかりデザインされたアルミホイールが現れることもあり、キャップを外すユーザーが少なくなかったなど、評判はあまり芳しくなかったという。せっかくの試みも虚しく、後期型から採用されなくなった。しかし、ホイールのデザインにも空力特性の改善効果を求める流れは、おそらく今後も続くことだろう。

 ちなみにスバルでは、戦前の航空機メーカー時代から空力開発に取り組んでいたこともあり、空力開発には独自のスタンスが見られる。群馬県太田市の本工場敷地内にある風洞実験施設では最新鋭化が進み、ムービングベルト方式と呼ばれる走行状態の車両各部の空力性能データの解析能力が向上。

 市販車はもちろん、ニュルブルクリンク24時間レースやスーパーGT参戦車両にも活かされ、良好な結果をもたらしているが、開発のハイテク化が進む一方で、「空気の見える職人」の養成にも取り組んでいる。

 航空機開発時代に実物大の木型の模型を作り、手作業で機体の空力開発を行っていたという伝統を、現代のクルマの開発に生かすという取り組みだ。若手のエンジニアが空力の本質を学び、開発スキルの向上にもつながっているという。空力試験結果のフィードバックプロセスの改善も得られているというので、今後のスバル車の空力性能に注目したい。
Posted at 2020/06/28 20:23:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記
2020年06月28日 イイね!

これ全部一緒に進行してくれないかな?そうしてくれるとセキュリティ的にも良いような悪いような…

車検証の電子化、2023年1月導入を想定 国交省が報告書をとりまとめ

国土交通省は6月21日、自動車の検査・登録手続にをオンラインで完結した申請を可能とするための「自動車検査証の電子化に関する検討会」が報告書をとりまとめたと発表した。

自動車保有関係手続については、関係省庁と連携しオンラインで一括した申請手続が可能となるようにワンストップサービス(OSS)の導入・推進しているが、現在、紙の自動車検査証の受取のため、運輸支局などへの来訪が必要となっている。OSSで申請手続を完結することを可能とする自動車検査証の電子化を実現するため、2018年9月から自動車検査証の電子化に関する検討会が、電子化の基本的な方針や技術的要件、電子化された自動車検査証ICチップの空き領域の利活用に向けた要件について議論してきた。

報告書では、自動車検査証をICカード化することと、国からの事務の委託制度を創設することを基本的な方向性として、道路運送車両法の関係規定の改正を含めて2023年1月からの導入を想定して準備を進める。

自動車検査証の電子化によるICチップの空き領域の利活用では、車両のモデル、グレード、塗色、車台番号の打刻位置など、車検証に記載されていない車両情報を格納することや、整備情報をデータとして格納すること、会員情報やポイント情報を格納するアイデアがある。主体間の情報の連携を容易とするための車両IDの導入や、各主体の独自サービス提供のために利用できる領域の設定、空き領域を活用するサービスに求められる要件を整する必要があるとしている。

自動車検査証の電子化のための技術的要件として、ICカードのサイズ、信号インターフェース、券面記載事項、セキュリティ対策、運輸支局などでの自動車検査証発行業務及び記録等事務代行業務の実施手順などを定めた。

今後、2023年1月の導入を目指し、利活用事務の要件や技術的要件を詳細に確定し、システムの設計・開発、テスト、実証実験を着実に行えるよう早めに準備を進めるとしている。また、課題を整理し、組織や業界の垣根を越えた自動車関連情報の連携についての取組みを促進することを目指すとしている。


スマホが運転免許証に? 国際規格案の審議開始へ

経済産業省は6月22日、スマートフォンを運転免許証などの身分証明としての活用を実現する国際規格案が審議されると発表した。

海外では身分証明機能をモバイル機器に持たせる取り組みが進みつつある。モバイル機器はグローバルに流通する製品であるため、実際にモバイル機器にパスポートや運転免許証など、高精度な本人確認を必要とする身分証明機能を搭載するには、複製・偽造・改ざんなどを防止するための国際的な仕組みが必要で、ICカードと同等以上のセキュリティ機能が求められる。

このため、身分証明書の機能をスマートフォンのアプリで実現し、必要に応じて最新の身分証明書情報への同期やセキュリティの更新などを担保するための仕組みが国際的に検討されている。この仕組みについては、これまでプロトコルなどの国際規格開発が進められてきたが、今回、日本から重要情報の安全性確保のための「セキュアエリアの信頼度に関する認証利用の仕組み」を提案したところ、2020年5月にISO/IEC専門委員会で正式に承認され、国際標準化の審議が開始されることになった。

日本は身分証明書発行時に個人認証可能なモバイル機器でのセキュアエリアが機能要件を満たしているかを確認するための仕組みを規定する国際標準案を提案した。2020年7月から本格的な議論が始まり、2022年の国際標準化を目指す。


自動運行装置とサイバーセキュリティの国際基準が成立

国土交通省は6月25日、国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)第181回会合で乗用車のレベル3(システムの要請に応じて手動運転)自動運行装置とサイバーセキュリティの国際基準が成立したと発表した。

自動運転レベル3の自動運行装置の国際基準の主な要件としては、少なくとも注意深く有能な運転者と同等以上のレベルの事故回避性能を義務付ける。運転操作引き継ぎ警報を発した場合、運転者に引き継がれるまでの間、制御を継続する。運転者に引き継がれない場合はリスク最小化制御を作動させ、車両を停止させる。ドライバーモニタリングシステムやシステムの作動状態記録装置の搭載を義務付ける。

サイバーセキュリティ対策としてシミュレーション試験、テストコース試験、公道試験と書面審査を適切に組み合わせた適合性を確認することとする。

また、サイバーセキュリティとソフトウェアアップデートの国際基準の主な要件としては適切な組織体制の確保と車両の対策について設定した。

日本は、自動運行装置等の基準化に向けて、WP29傘下の専門家会議などで共同議長の役職を担い、官民オールジャパン体制で議論をリードしてきた。国内では2020年4月1日付けで今回の国際基準の成立に先行し、これと同等の内容の自動運行装置の基準を施行している。


iPhoneが車の鍵へ iOS14新機能「デジタルキー」採用でエンジン始動もスマホでOKに

■iPhoneをドアハンドルに近づけるだけでロックが解除、スタートできる

 米アップルは2020年6月22日、世界開発者会議「WWDC2020」をオンライン開催した。そのなかでiPhone用の新OS(iOS 14)やmacOSの発表などがおこなわれたが、注目は、iPhoneがクルマのデジタルキーになる技術を導入したという発表だ。

 これは新OS「iOS 14」に搭載される新しい機能で、iPhoneのNFC(近距離無線通信規格)を使い、キーを持っていなくてもドアロックを解除し、始動することができるようになる。

 この機能に最初に対応するのは、2020年夏に北米で発売される予定の2021年製BMW「5シリーズ」。WWDC2020では、駐車場でこの機能のデモンストレーションをおこなう映像が流れた。

 その様子を見てみると、5シリーズのドアハンドルにiPhoneを近づけるとドアロックが解除される。シートに座り、センターコンソールにある充電パッドにiPhoneを置いたあと、エンジンスタートボタンを押すとエンジンが起動する。

 また仮にiPhoneを紛失しても、iCloud経由で無効にすることもできるため、セキュリティにも配慮されているという。

 さらに、クルマを共有することも今までの鍵よりも簡単で、ディーラーに行ってスペアキーを作る必要はなくなる。どこにいても、オーナーは最大5人までのiPhoneユーザーに対して、iMessageを送るだけでクルマを貸し出すことが可能。またそのデジタルキーを無効にしたり、制限をかけることも簡単にできる。

 たとえば若いドライバーに貸し出す際には、最高速度や馬力、ラジオの最大音量などを制限する設定が可能な「カー・アクセス・オプション」も用意されているという。

 今後はBMW5シリーズだけではなく、業界の標準になるよう取り組んでいるそうだ。このデジタルキーの仕組みは、現行のiOS i3でも使えるようになるという。アップルウォッチも互換性がある。

 アップルは「自動車のキーは100年以上存在し、大きくなるばかりでいまは考え直す時期だ」とコメントしている。

 BMWはこのiPhone用デジタルキーを、45カ国で利用可能にすると発表している。今後対応するモデルは、1/2/3/4/5/6/8各シリーズ、X5/X6、X7/X5M/X6M/Z4で、2020年7月1日以降に製造されるモデルが対象になる。

※ ※ ※

 そのほか、WWDC2020では自動車向け「CarPlay(カープレイ)」のアップデートも発表された。カープレイは、アメリカでは97%の新車で使用可能、ワールドワイドでは約80%の新車に標準装備されているという。

 今後導入予定の「iOS 14」の新しいカープレイでは、新しい壁紙を追加。また新しいカテゴリーのアプリケーションにも対応、駐車場や充電スタンド、食事の注文などが可能になっている。

 また、アップルとBMWは、カープレイのユーザーがBMWの電気自動車をつかって、いつどこで充電するかを自動的に考慮することで、これまで以上に長距離移動ができるようになる新機能を発表した。

 ドライバーはカープレイで目的地を入力するだけで、アップルMapsが走行可能距離と途中の充電ステーションの位置をもとに、最適なルートを選択するというもの。この機能は2021年に欧米で発売される予定のフルEV、BMW「i4」で初めて利用できるようになるという。


まぁ、日本でそれをやるのは利権絡みで無理なんだろうな〜
いっその事、身体にチップ内蔵とかしてそれで同期するくらいにしないと無理だろうけど「プライバシーが〜」とかいう人に阻まれて無理だろうけどね…


iPhoneが「デジタルキー」になってエンジン始動&安全にキーを共有できる! いずれはバイクにも?

まずはBMWのクルマから

アップル社は、新OS(iOS 14)によりiPhoneをクルマのデジタルキーとして使用できる機能について、BMWが最初に市販車に搭載するメーカーになることを発表した。BMWは最初にiPodを車両に統合し、最初にワイヤレスのCarPlayを搭載したメーカーでもある。これらに続き、デジタルキー機能も搭載される日は近い?

iPhoneをクルマのキーとして使い、ロック、ロック解除、運転、友人と共有もできる

アップル社は、ワールドワイドデベロッパーカンファレンス(WWDC 2020)で新型OSのiOS 14などを発表。そしてこの新OSには、iPhoneをフルデジタルキーとして使用できる機能も含まれることを明らかにした。このiPhoneのアップルウォレット(Apple Wallet)に格納されるデジタルキーは、NFC(近距離無線通信規格)を利用してクルマと通信し、ロックを解除したり、エンジンを始動して運転したり、さらには友人のiPhoneにデジタルキーを送信することでクルマの共有も可能になるというものだ。

そんなデジタルキー機能を最初に市販車に搭載するメーカーは、やはりというべきかBMWである。MWは過去にも最初にiPodを車両に統合したり、アップルカープレイを最初に搭載したりと、常に時代を先取りしてきている。その後、カープレイなどをバイクに搭載していることもあって、デジタルキー機能がバイクで使える時代が来ることも期待させる。

今後登場するiPhone用BMWデジタルキーでは、iPhoneをドア開閉レバーに近づけることでロックを解除し、iPhoneをスマートフォン用トレーにおいて、スタートボタンを押すだけで簡単に操作を開始できるようになる。デジタルキーのセットアップはBMWが用意するスマホアプリから実行。クルマの所有者は、最高速度、馬力、最大オーディオ音量などを制限する、若いドライバー向けの設定可能で、こうしたアクセスオプションを設定したうえで最大5人の友人とアクセス権を共有することができるという。アクセス権の管理は、車内からでもApple Walletからでも可能だ。

気になるのはスマートフォンのバッテリー切れだが、iPhoneの電源が切れた場合でもキーが最大5時間機能する“パワーリザーブ”機能も備えているというから安心だ。アクセス権の共有は、iMessageを介して行う。また、Apple Watchでも互換可能だ。

アップルとBMWは、カーコネクティビティコンソーシアム(CCC)と緊密に連携して、世界標準の確立を推進している。 NFCのデジタルキー仕様2.0は2020年5月にリリースされたが、ウルトラワイドバンドテクノロジーを使用した次世代のデジタルキーはすでに開発が進んでいるという。互換性のあるiPhoneモデルは、iPhone XR、iPhone XS以降、およびApple Watch Series 5以降。

―― ドアの開閉レバーに近づけ、画面をタップすることでロック/ロック解除ができる。バイクでも速度制限などをアプリで設定して共有できるようになれば、家族間の貸出しでも安心感が増すかもしれない。
Posted at 2020/06/28 20:21:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月28日 イイね!

288はやっぱり値段持ってるね〜この手のクルマは年式とか関係無いからなぁ

288はやっぱり値段持ってるね〜この手のクルマは年式とか関係無いからなぁ落札価格は2億4900万円! フェラーリ288GTO人気、いまだ衰えず!

RMサザビーズ主催のオークションで、1985年型フェラーリ「288GTO」が2億4900万円で落札された。

高額で落札されるフェラーリ・スペチアーレ

全世界で猛威をふるう新型コロナウィルス禍に自動車界も翻弄され続けているさなか、クラシックカーおよびコレクションカーのオークション業界大手の1社「RMサザビーズ」は 5月21~29日まで「DRIVING INTO SUMMER」と称したオンライン・オークションを開催した。

この種の国際オークションで、いつも話題になるのはスーパーカーだ。とくに「スペチアーレ」と、呼ばれる限定モノのフェラーリ・ハイパーカーは、近年、“ミリオン越え”の価格で落札されるケースがほとんど。また、マーケット市況を観測するのに絶好の試金石にもなっている。

今回おこなわれたDRIVING INTO SUMMERには、気になるフェラーリ・ハイパーカーが複数台出品された。

1台は1995年型の「F50」。1995年のフランクフルト・ショーに出展された生産第2号車で、250万ドル~275万ドル(邦貨換算で約2億6500万円~約2億9200万円)の推定落札価格が設定された。

©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby'sもう1台は、2003年型の「エンツォ・フェラーリ」。当初はリストに掲載されていなかったものの、途中から追加出品が決まったという。2オーナー/走行距離約2000kmで、推定落札価格260万~290万ドル(約2億8000万円~約3億1260万円)で出品された。

フェラーリ・スペチアーレのなかでも今回注目したいのは、1985年型フェラーリ「288GTO」である。

Karissa Hosek ©2020 Courtesy of RM Sotheby'sKarissa Hosek ©2020 Courtesy of RM Sotheby'sKarissa Hosek ©2020 Courtesy of RM Sotheby's288GTOとは?

当初、「GTO」の名で1984年に発表された288GTOは、国際自動車連盟(FIA)が1980年代の世界選手権レース/ラリーに向けて施行した「グループB」規約のために開発されたホモロゲート用モデル。GTOの“O”は、フェラーリの歴史的傑作250GTOと同じく「ホモロゲーション済み」を意味する伊語“Omologato”のイニシャルである。

車体の基本は「308GTB」のホイールベースを130mm延長した鋼管スペースフレーム。直前に製作されたグループCレーシングスポーツカーのランチア「LC2」のためにフェラーリが設計・製作した2855ccV型8気筒ガソリンツインターボ・エンジンを、400psまでデチューンした上で縦置きに搭載した。

©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's一方、レオナルド・フィオラヴァンティ氏がスタイリストの長であったピニンファリーナが手掛けたボディは、おなじくフィオラヴァンティ作である308GTBをベースとしつつも、獰猛なまでのワイルドさと妖艶なエレガンスが不思議な調和を見せる、極めて魅力的なものだった。

272台(ほかに255台説もあり)が生産されたといわれる288GTOは、結果として公式レースへの参戦こそ無かったが、現代の「ラ・フェラーリ」に続くスペチアーレの系譜を拓いた開祖として、歴史的評価を受けている。当然のことながら、現代のクラシックカー/コレクションカー市場における評価は非常に高く、2010年代中盤以降は2億円以上で取り引きされている。

2億4900万円で落札

出品された288GTOは、記録によると、1985年2月にマラネッロの本社工場で完成したとされる130台目の生産車両。エアコンディショナーやパワーウィンドーなどのオプションは、最初から装備されていたという。

ファースト・オーナーは名の知れたドイツ人コレクターで、250GTOも併せて所有していたHartmut Ibing氏。彼はこのクルマの納車時、フェラーリのマラネッロ本社工場から自ら運転して引き取ったという。

ほかにも複数のエピソードが……。南仏の別荘まで、しばしばこのクルマとともにドライブを愉しんだこと。1度盗難に遭い、再びIbing氏のもとに戻ったこと。そして、今世紀初頭にドイツのディーラーに販売されたのちアメリカに移ったことなど、すべての来歴が判明している。いかにも特別なフェラーリらしい。

マニュアル類やツールキットなど、この種のクラシックカーの価値を大きく左右する付属品も、すべてオリジナルのまま。

©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby'sこの288GTOにRMサザビーズが設定した推定落札価格は、220~240万ドル(約2億3400万~約2億5500万円)。新型コロナ禍でマーケットが大混乱に巻き込まれる以前の相場に近いものである。

現地時刻5月21日午後に、オンラインオークションの入札受付がスタートしたが、競売スタートから4日目、5月24日15時の段階で入札は6件。暫定価格は144万ドルまで上がっていた。

締め切り前日の28日には160万ドルまで上昇したものの、まだまだ推定落札価格には大きく及ばず、流札も危ぶまれた。しかし、競売終了前の数時間で一気に入札が殺到。現地時刻29日午後に231万ドル(約2億4900万円)で落札された。

ちなみに、前述の1995年型F50は、オーナーの示した最低落札価格には届かず流札となった。それでも締め切り直前には220万ドル(約2億3400万円)まで進行していた。一方、2003年型エンツォ・フェラーリはエスティメート(推定落札価格)にこそ及ばなかったが、240万ドル(約2億5500万円)で落札された。

これらの落札価格を依然として“高値キープ”とみるか、あるいは“下落の始まり”とみるかについては、さまざまな意見があると思われる。とはいえ、新型コロナ禍での先行き不安を思えば、「さすがフェラーリ!」と、思わせる高価格だった。

©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's©2020 Courtesy of RM Sotheby's文・武田公実
Posted at 2020/06/28 20:12:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記

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