2020年11月04日
まさに高性能車ならではのアイテム! 迫力あるオーバーフェンダー車3選
■懐かしのオーバーフェンダー車を振り返る
スポーツカーに代表される高性能車というと見た目にも速そうな印象ですが、そんな高性能さをアピールするアイテムとして挙げられるのがエアロパーツです。
フロントスポイラーやリアウイングなどのエアロパーツはレースの世界で誕生し、空力特性の向上に使われますが、1970年代にはドレスアップアイテムとしても人気となりました。
なかでも、幅の広いタイヤを装着することを目的としたオーバーフェンダーは、迫力ある外観を演出することで、高性能車の証といえます。
そこで、往年のオーバーフェンダー車を、3車種ピックアップして紹介します。
●日産「スカイラインGT-R」
日産は1969年に、市販車をベースとしたマシンで戦われるツーリングカーレースで勝つことを目的に、3代目「スカイライン」をベースとした高性能モデルの初代「スカイラインGT-R」を発売。
当初は4ドアセダンとしてデビューし、量産車では世界初の2リッター直列6気筒4バルブDOHCエンジンを搭載し、最高出力は160馬力を発揮しました。
その後、1970年には2ドアハードトップをベースにしたボディにスイッチし、レースでも連戦連勝を記録。ボディにはリアフェンダーにオーバーフェンダーが装着されるなど、まさに高性能さをアピールします。
そして、1973年には4代目スカイライン(通称:ケンメリ)をベースにしたスカイラインGT-Rが登場。
スタンダードモデルとは異なる意匠のメッシュグリルに「GT-R」のエンブレムが装着され、リアスポイラーと4輪にリベット留めのオーバーフェンダーを採用するなど、迫力あるフォルムを実現しました。
エンジンのスペックは初代と同様ですが、4輪ディスクブレーキが搭載されるなど、レースベース車としてのポテンシャルが高められています。
しかし、当時はオイルショックや排出ガス規制の強化もあり、2代目スカイラインGT-Rはレースに出場することなく、発売からわずか3か月ほどで生産を終了。生産台数は197台といわれ、いまでは希少価値から、数千万円で取引されるほどです。
また、1970年代初頭は交通事故による死亡者数が急激に増加し、運輸省(現在の国土交通省)は高性能モデルの発売に難色を示したことから、オーバーフェンダーなどのエアロパーツは認可しない姿勢へと転換。
そのため、日産だけでなく、トヨタや三菱も採用したリベット留めのオーバーフェンダーは、姿を消すことになりました。
●三菱「スタリオンGSR-VR」
三菱は欧米のスポーツカー市場へ参入することを目的に、「ギャランラムダ」に替わるモデルとして1982年に「スタリオン」を発売。
3ドアハッチバッククーペのボディは直線基調ながらスポーツカーらしいウエッジシェイプ(クサビ型)のフォルムを採用。斬新かつスタイリッシュで、ハイパワーなエンジンを搭載したことから、とくに北米で人気となり、当時はポルシェ「924ターボ」のライバルと評されたほどです。
発売当初に搭載されたエンジンは2リッター直列4気筒SOHCのターボと自然吸気で、ターボモデルでは最高出力145馬力を発揮。
ライバル各社とのパワー競争により、1983年には同エンジンにインタークーラーが装着され、175馬力にパワーアップし、さらに、1984年には最高出力200馬力まで向上した「GSR-V」が登場しました。
そして、1987年には輸出用のブリスターフェンダーボディにGSR-Vと同じ2リッターエンジンを搭載した限定車「GSR-VR」を発売し、1988年には、これに175馬力(ネット)の2.6リッターターボエンジンを搭載したカタログモデルのGSR-VRを発売。
基本的なデザインは発売当初から変わっていないものの、大きく張り出した前後フェンダーによって迫力あるフォルムを実現しており、全幅はわずか50mmの拡幅ですが数字以上の効果がありました。
同時期にデビューした3代目スカイラインGT-Rや、トヨタ「スープラ」などには、性能的に大きく劣っていましたが、個性という面では負けていませんでした。
その後、1990年に新世代のスポーツカーである「GTO」のデビューとともに、スタリオンは生産を終了。当時としては8年という異例のロングセラーモデルだったといえます。
■ド迫力のフォルムで注目された究極の911とは!?
●ポルシェ「911 GT2」
1964年に誕生した世界でもっとも有名なスポーツカーの1台、ポルシェ「911」は、現行モデルまで一貫して水平対向エンジンをリアに搭載し、リアタイヤを駆動するRRを継承しています。
この911は初代から第4世代まで空冷エンジンを搭載しており、1994年に発売された最後の空冷モデルである「993型」は、進化の最終形態といえる性能を誇りました。
この993型の頂点に立つモデルがル・マン24時間レースなどに参戦するために開発された「911 GT2」です。
911 GT2はレーシングカーとしての性能を追い求めたモデルながら、公道走行可能な「911 GT2ストリート」が存在。
搭載されたエンジンは3.6リッター空冷水平対向6気筒SOHCツインターボで、最高出力450馬力を発揮。スタンダードな「911ターボ」が4WDであったの対し、911 GT2は2WDでした。
外観には、即レースに対応できるような大型のフロントスポイラー、リベット止めの前後オーバーフェンダー、サイドステップ、そしてエアインテークを備えた巨大なリアウイングを装備。
迫力のあるフォルムは、後に911のカスタマイズスタイルに、多大な影響を与えました。
ちなみに、現在、空冷モデルの911の中古車価格は異様なほど高騰していますが、生産台数が数十台といわれる911 GT2ストリートは、オークションでの落札価格が1億円以上となることもあります。
※ ※ ※
後付けのオーバーフェンダーはいまもドレスアップアイテムとして存在しますが、10mm以上全幅が拡大される場合や、軽自動車から登録車、5ナンバーから3ナンバーに変更する必要がある場合は、構造変更の届け出義務が生じます。
また、装着方法も両面テープなど簡単に外れる方法では認められておらず、ビスやリベット、溶接などによっておこなわなければなりません。
ボディに穴を開けたり、フェンダーを切り取るケースもあるため、かなりハードルの高いカスタマイズですが、オーバーフェンダーが合法的に装着できるようになったのは、歓迎すべきではないでしょうか。
Posted at 2020/11/04 21:48:38 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年11月04日
【ラ フェラーリの後継か】フェラーリ 謎のプロトタイプ発見 デザイン/パワートレインの違いは
10年に一度の新ハイパーカー?
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
フェラーリのランドマーク的存在であるハイブリッド・ハイパーカー、ラ フェラーリをベースとした新プロトタイプがイタリアの公道で目撃された。
軽いカモフラージュを施された今回のテスト車両は、ラ フェラーリ由来のボディスタイルを隠そうとはせず、サイドに貼られた青い三角のステッカーがハイブリッドモデルであることを表している。
しかし、シャシーをラ フェラーリと共有する可能性は低い。第一に、施されたカモフラージュは新しく、ラ フェラーリのテスト車両とは異なる。第二に、スタイリングの違いがあることが挙げられる。
例えば、ホイールナットは5本だが、ラ フェラーリではセンターロックが使用されていた。フロントの形状も変更されており、バンパーには中央のピラーがない。
特徴的なのは、ルーフラインの形状変更と、新しいエンジンカバーが取り付けられている点だ。ラ フェラーリの6.3L V12とは異なるパワートレインの搭載が予想される。
フェラーリの広報担当者は画像についてのコメントを控えた。新しいマシンのテストとして、単にラ フェラーリのボディを使用しているだけなのかもしれないが、詳細は不明だ。
しかし、フェラーリは10年ごとにニューモデルを発表する傾向がある。ラ フェラーリがデビューしてからほぼ8年が経つ今、後継モデルの可能性は否めない。
フェラーリの最高技術責任者であるマイケル・ライターズは昨年、AUTOCARに対し次のように語った。
「ほぼ10年ごとに1台を発表しているのは事実です。また、新しい技術が実現したときにのみ、1台を発表するというのも事実です。なので、わたし達は、新しいスーパーカーに求める技術とは何かを理解しなければなりません」
フェラーリの2台目のハイブリッド、SF90ストラダーレは、ラ フェラーリよりもパワーがあるものの、生産台数に制限がなく、価格も約3分の1なので、直接的な後継モデルとはならない。
もしフェラーリが真のハイパーカーを開発するとしたら、アストン マーティン・ヴァルキリー、ランボルギーニ・シアン、マクラーレン・スピードテイルと競合するように作られる可能性が高い。
Posted at 2020/11/04 21:45:01 | |
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2020年11月04日
「ヴィッツの在庫が」「売り方がわからない」混乱するディーラー現場の声! トヨタ全店で全車取り扱い化のその後
増えすぎた車種の整理が徐々にスタートした
トヨタは2020年5月に、日本国内の正規トヨタブランドディーラーすべてにおいて、全トヨタ車(JPNタクシー、コースター、センチュリーを除く)を扱う、“全店併売化”を行った。この全店併売化は販売チャンネル(トヨタ、トヨペット、ネッツ、カローラ)の統廃合は原則行われず、それまで専売であったりした兄弟車などの統廃合も乗用車系は行わずにそのまま全店併売化となった(商用車では5月1日のハイエース改良のタイミングでレジアスエースが廃止、その後ライトエース、サクシードが廃止となっている)。
つまり、同じ店舗でアルファードとヴェルファイア、ノアとヴォクシーそしてエスクァイア、といった兄弟車がそのまま扱われることとなった。「それでは、同じ店舗で兄弟車同士を競わせれば値引きが……」と考えるひとも多いだろうが、「商談を始めるときに、例えばアルファードとヴェルファイアのどちらかをお客さまに選んでもらってから商談を始めるようにしております」とはトヨタ系ディーラーのセールスマン。
前述したように商用車系ではすでに兄弟車の統廃合が目立っている。乗用車系でも9月にルーミーがマイナーチェンジしたタイミングでタンクが廃止され、近々にはポルテ&スペイド両車が廃止になるとされている。兄弟車の統廃合や、兄弟車ごと廃止など意外に早いペースで車種整理が行われていきそうだが、兄弟車の統廃合をしただけではまだ扱い車種が多く、販売現場では混乱が続いていくものと考えられる。例えばコンパクトカーならば、ヤリス、パッソ、ルーミー、アクア、スペイド、ポルテ、カローラ スポーツがいまもラインアップされている(10月26日現在)。
先日取材も兼ね、ヤリスを見に来たとしてトヨタディーラーを訪れた。そのとき、ヤリスのカタログと一緒にセールスマンが取り扱い車種すべてが掲載されている総合カタログを持ってきて、それを開き「ヤリス以外にもコンパクトカーは種類がありまして……」と説明を始めた。お客が“ヤリス”と指名しているのになぁと違和感を覚えながらも説明を聞いているうちに、しつこいほど説明をする背景が見えてきた。
たとえば、お客の指名だからといってヤリスだけ商談を進め、契約となったあとに「ほかにもパッソやルーミーといったクルマもあったじゃないか」というクレーム回避のために説明しているのだと悟った。つまり、「ヤリス以外にも同クラスモデルの存在を説明したが、お客自らがヤリスを選んだ」という事実を作りたいのだと強く感じたのだ。
コンパクトクラスではタンクやポルテ&スペイドを廃止しただけでは混乱は収束しそうにない。ヤリスにハイブリッドがある現状では、アクアはモデル末期で値引きについてはヤリスよりアドバンテージが高いという点では存在意義はあるが、モデルチェンジするとヤリスハイブリッドとほぼ並列となってしまうので、今後の動きははおおいに気になるところである。
ヴェルファイアもピンチ! 車種の取捨選択は続く可能性大
さらにやっかいなのが、ヴィッツを専売で扱っていたネッツ店のなかには、いまも大量のヴィッツの未登録在庫車を抱えているという情報も入っている。「知り合いがネッツ店へ行ったときに、『ヴィッツの在庫車まだありますよ。しかもボディカラーも選べます』とセールスマンが切り出してきたそうです」(事情通)。ヴィッツの在庫車も加わると、ますますコンパクトカーの選択肢が増えてしまっている。さらなる“交通整理”は不可避といえるだろう。
ただすでに統廃合へ向けた動きもあるようだ。例えばアルファードは自販連統計によると、2020年単月の販売台数は6月6835台(前年比134.3%)、7月8448台(前年比135.6%)、8月7103台(153.5%)、9月1万436台(前年比160.0%)と、コロナ禍でも絶好調となっている。しかし一方でヴェルファイアはいずれも前年比で6月51.5%、7月38.4%、8月59.4%、9月36.6%と絶不調に見える。「全店併売後に専売だったトヨペット店以外の店舗でも、アルファードの大判ポスターを店舗内に掲示するように指示がきたそうです。すでにアルファードありきで販売現場は進んでいるようです」(事情通)。
さらに事情通によると、アルファードは破格の値引き(70万円引き)も飛び出しており、さらに残価設定ローンでの残価率もかなり良いので、ローンを組むとノアの上級グレードと月々の支払い額がほぼ変わらないこともあり、ノア系の購入希望客も取り込んでいるようだ。結果的に、販売現場で意図的にアルファードへ誘導している様子は販売統計からも伝わってくる。
「新しくプレミオ&アリオンを扱う店舗のなかには、『あまりにご長寿モデルでもあるので、どうやって売っていいかわからないし、そもそもカローラがある』として、カタログをラックに置かないところもあると聞きます」(事情通)。
ノア系やアルファード&ヴェルファイアはモデル末期なので、フルモデルチェンジのタイミングで整理されるだろう。ただし、コンパクトカーはヤリスについては統計上販売は好調に推移しているし、ルーミーは名実ともに大ヒットモデルとなっている。アクアやパッソもそこそこ販売台数を確保しているので、コンパクトモデルの統廃合は悩ましいところもあり、思うように進まず販売現場の混乱が長引くかもしれない。
Posted at 2020/11/04 21:40:27 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年11月04日
モータースポーツ=後輪駆動は思い込み! 100万円以下でウデを磨ける「ヒネリ系」4WD中古車3台
数こそ減ったが入門モデルは今なお存在
運転技術を磨きたい! と思ったとき、真っ先に思いつくのが後輪駆動モデルではないだろうか。確かにフロントで操舵、リアで駆動を受け持つ後輪駆動レイアウトは、クルマを自由自在に操るにはもってこいの駆動方式である。
しかし、最近では目ぼしい後輪駆動レイアウトの新型車がなかなか登場せず、また存在していてもかなり大きな(ボディサイズ、排気量ともに)ものが中心となってしまっており、1990~2000年代のスポーツカーは軒並み高騰というのが現状だ。
もちろんFFレイアウトでもドライビングテクニックを磨くことはできるのだが、今回は後輪にも駆動力が降り分けられる4WD車にスポットを当ててみた。後輪駆動車は100万円オーバーがスタートなところ、100万円以下から選べるものをチョイスしてみたぞ。
1)ダイハツ ブーンX4
ダイハツの乗用車のボトムラインを担うブーン。軽自動車からのステップアップというよりは、とにかく手ごろな普通車が欲しい層に向けたクルマといった感じで、営業車などで使われている姿を見ることも多いモデルだ。
それだけに分かりやすいスポーツモデルは存在せず(見た目だけスポーティな「カスタム」は存在したが)、モータースポーツとは無縁のような車種と思われるかもしれない。しかし、ブーンにはまさにモータースポーツのみをターゲットにしたグレードが存在していた。それが「X4」である。 このX4は、936ccのターボエンジンを搭載してセンターデフを持つ本格的なフルタイム4WDシステムを持つグレード。中途半端な排気量は、当時のターボ係数をかけても1.6リッター以下のクラスに入れるように逆算したものだったのだ。
このグレードはモータースポーツに参加するユーザーに向けてひっそり販売されていたため、現在の中古車流通台数はそこまで多くはないが、安いものでは50万円台から見つけることができる。見た目はボンネットに大きなエアダクトが備わる以外はいたって普通のブーンのエアログレードなので、悪目立ちすることもないだろう。
2)スバル インプレッサSTi(2代目)
日本が誇るラリーウェポンとして名高いインプレッサSTI。海外でも高い評価を集めているだけに、高値安定かと思いきや、意外にも手ごろな価格のものも存在しているのが2代目モデルだ。ベース車のWRXの250PSに対して当時の自主規制値マックスの280PSを発生するEJ20ターボエンジンを搭載したSTIのポテンシャルは現在でも十分に通用するものと言えるだろう。
100万円以下で狙えるものは、初期型の丸目ヘッドライトを持ったものが中心となっているが、ごく稀に中期型の涙目ライトの個体も存在している。ただし、どれも距離は10万キロオーバーとなっており、購入後のメンテナンスも考慮しなければならないと思うが、元々マニアックなユーザーが乗っていることが多いモデルだけに、基本的なメンテナンスがなされている可能性も高い。
また、STIにこだわらなければベースとなったWRXのターボモデルはもっと安価&低走行なものを見つけることもできる。WRXをベースにSTIパーツを流用してポテンシャルアップを図るのも面白いかもしれない。
3)スズキ ジムニー(先代型)
モータースポーツ、というと、とかくスピード競技のイメージが強いかもしれないが、クロスカントリー競技というものも存在する。これは普通のクルマでは到底走れないような悪路をコースとし、そこを走破するのだが、純粋にゴールまでのタイムを競うタイムトライアルのほかに、技術を競うものもある。
これは、コースをいかにスムーズにクリアできるかを競うもので、バックやスタック(停止)などをすると減点がなされ、最も減点が少なかった選手が優勝となるもの。もちろん規定タイムも存在するので、ゆっくり走ればいいというものでもない点が面白いところだ。
そんなクロスカントリー競技にピッタリなのが、言わずと知れた軽自動車クロスカントリーSUVの雄、ジムニーである。ワンメイク競技かと思うほど参加者からの支持を受けるジムニーは、現行型こそ未だに納車待ちが長く続いているが、先代モデルであれば安いものでは10万円台から見つけることができる。
もちろんアフターパーツの豊富さは言うまでもないし、軽自動車ということで維持費も抑えられるので、遊び専用のクルマとして割り切るのも大いにアリではないだろうか。
Posted at 2020/11/04 21:36:26 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年11月04日
700馬力のスーパーハイブリッドセダン、メルセデスAMG『S63e』をスクープ
メルセデスベンツは、9月にフラッグシップ・セダン『Sクラス』新型を発表したが、そのハードコアモデルとなるAMG『S63e』市販型プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
捉えたプロトタイプは、パナメリカーナグリルを隠すフェイクグリルを装着、ヘッドライトの下にはアグレッシブなウィングレットを備えている。またリアエンドからはクワッドエキゾーストパイプ、ワイドタイヤが見られ、このモデルがタダモノではないことを主張している。
新型「S580e」は、3.0リットル直列6気筒ガソリンエンジンと電気モーターにより最高出力517psを発揮するハイブリッドとなるのが目玉だ。そして「S63e」もその名の通りハイブリッドモデルとなる。
4.0リットルV型8気筒エンジンに加え、リヤに電気モーターを組み合わせることにより最高出力は700psに達する。またさらなる強化モデルである『S73e』では、最高出力800psにものぼり、かつて販売されていた「S65」の実質後継モデルとなる。
EV航続はS580eが約62マイル(100km)であることを考慮すれば同程度と予想される。またAMGでは、Sクラス新型で提供されるすべての先進テクノロジーが利用でき、最新のエアサスペンションや全輪ステアリングシステムなどが期待できるほか、より大きなブレーキ、そのほかの高性能コンポーネントなども採用されるだろう。
AMG S63eの登場は、2021年の中盤まで待つことになりそうだ。
Posted at 2020/11/04 21:30:37 | |
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