2020年11月05日
スバルの世界生産、9月単月として過去最高記録で3か月連続プラス
SUBARU(スバル)は10月29日、2020年9月の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表。世界生産台数は前年同月比13.0%増の9万6231台、9月単月として過去最高記録で3か月連続のプラスとなった。
国内生産は『XV』等が増加し、同4.4%増の6万1460台で6か月ぶりのプラスとなった。海外生産も『アウトバック』等が増加し、同32.5%増の3万4771台。9月単月の過去最高記録で4か月連続のプラスとなった。
国内販売は同44.7%減の8443台で8か月連続のマイナスだった。登録車はモデル切り替えにより『レヴォーグ』等が減少し、同43.9%減の6417台で8か月連続のマイナス。軽自動車も同47.3%減の2026台と12か月連続で前年実績を下回った。
輸出は『XV』等が増加し、同16.0%増の5万3335台で2か月連続のプラスとなった。
スバルの世界生産台数、28.9%減の35万3948台 2020年度上半期
SUBARU(スバル)は10月29日、2020年度上半期(4~9月)の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表。世界生産台数は前年同期比28.9%減の35万3948台で、2年ぶりのマイナスとなった。
国内生産は『フォレスター』等が減少し、同32.2%減の22万0876台で2年ぶりのマイナス。海外生産も『インプレッサ』等が減少し、同22.7%減の13万3072台で3年連続のマイナスとなった。
国内販売は、同41.7%減の4万0277台で2年ぶりのマイナスとなった。登録車はフォレスター等が減少し、同44.8%減の3万0402台。軽自動車も同29.6%減の9875台。ともに2年ぶりに前年実績を下回った。
輸出はフォレスター等が減少し、同29.0%減の18万8672台で2年ぶりのマイナスとなった。
スバル、2021年3月期の純利益予想を200億円上積み 米国販売が想定上回る
スバルは4日、2021年3月期通期連結業績予想を上方修正して発表した。足元で主力の米国販売実績が想定を上回っていることを踏まえ、8月に公表した従来予想に対し、売上高は500億円、営業利益は300億円、当期純利益は200億円上振れる。2期ぶりの減収減益となる見通し。足元では、米国で新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあることなどから「まだまだリスクをはらんでいる」(中村知美社長)と慎重な姿勢を崩さない。
通期連結販売台数計画は、前年同期比11.9%減の91万600台を予想する。米国は同6万5900台減の63万5700台、国内は同8400台減の11万7400台。9、10月の米国販売は前年を上回って推移するなど、主力市場で回復傾向が見られる。この要因としては、新型コロナによる稼働停止により不足気味だった在庫が解消に向かい「車両供給が7月をボトムに順調に回復している」(中村社長)ほか、「アウトバック」など主力車種の販売が堅調だったことが挙がる。
20年4~9月期連結業績は2期ぶりの減収減益となった。3月下旬以降、日本と米国工場で生産調整を実施したことなどがマイナス要因として働いたが、米国販売の下支えやコスト削減などにより黒字を確保した。連結完成車販売台数は前年同期比27.9%減の36万3300台。
スバル、237億円の最終黒字に転換…通期予想も上方修正 2020年4-9月期決算
SUBARU(スバル)は11月4日、2020年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大の影響で4~6月期は157億円の最終赤字だったが、237億円の黒字に転換した。
海外販売台数は前年同期比26.4%減の32万1000台、国内販売台数は同37.4%減の4万3000台。全世界販売台数は、第2四半期(2020年7月~9月)に北米市場にて想定よりも早く販売回復の傾向が見られたものの、第1四半期(2020年4月~6月)に受けた新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、同27.9%減の36万3000台となった。
なお、全世界生産台数も同影響により、同28.9%減の35万4000台。海外生産は同22.7%減の13万3000台、国内生産は同32.2%減の22万1000台となった。
売上高はこれら販売台数の大幅な減少などにより、同24.1%減の1兆2184億円となった。営業利益は同67.7%減の306億円、税引前利益は同61.2%減の361億円、最終利益は同65.3%減の237億円となった。
通期業績見通しについては、前回(2020年8月4日)発表値に対して、米国を中心とする販売が想定を上回っていることなどにより、全世界販売91万1000台(前年予測比1万1000台増)、売上高2兆9500億円(同500億円増)、営業利益1100億円(同300億円増)、税引前利益1170億円(同300億円増)、当期利益800億円(同200億円増)にそれぞれ上方修正した。
スバル 中村社長「北米は想定よりも早い回復」…通期営業利益を1100億円に上方修正
SUBARU(スバル)が11月4日に電話会議で発表した2021年3月期の第2四半期(4~9月期)連結決算は、営業利益が306億円(前年同期比68%減)の黒字となった。主力の北米市場の回復が進んでおり、通期予想は上方修正した。
第1四半期の営業利益は157億円の赤字だったが、黒字転換した。第2四半期のグローバル連結販売は、コロナ禍により28%減の36万3300台に落ち込んだ。主力の米国は22%減の26万0900台、日本は38%減の4万2500台などとなった。
販売の減少による売上減や構成差による営業減益要因は1149億円にのぼった。研究開発費を拡充させているので、これも127億円の減益に作用した。また、為替は1ドル107円で2円の円高となり、全体では67億円の減益要因になった。売上高は1兆2184億円(24%減)、純利益は237億円(65%減)の黒字だった。
電話会議で中村知美社長は、主力の北米市場について「想定より早い回復基調が見られている」としたうえで、米国、カナダとも「9月、10月の小売り販売は前年を上回り、単月で過去最高になった」と復調ぶりを紹介した。
通期予想については、グローバルの連結販売を前期比12%減の91万0600台とし、堅調な回復見込みとした。営業利益は第1四半期時点の予想から300億円多い1100億円(48%減)、純利益については200億円増額の800億円(48%減)に上方修正した。売上高は500億円増額の2兆9500億円(12%減)としている。営業損益段階では売上・構成差による減益が929億円、為替の円高影響で272億円の悪化を想定した。
中村社長は米国の状況について、足元では新型コロナの感染者が過去最高で推移していることから「まだまだ経済活動の制約は大きく、日本より窮屈な生活を強いられている。新車販売の回復は現時点では不透明と言わざるを得ず、リスクをはらんでいる」と慎重な見方も示した。
また、岡田稔明専務執行役員は、通期の米国でのインセンティブ(販売奨励金)について、販売台数減で総額は96億円の削減になるものの、台当たりでは前期の1600ドルから今期は1650ドルに積み増す計画を示した。
Posted at 2020/11/05 21:50:48 | |
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富士重工 | 日記
2020年11月05日
BRZにフィアット500にデミオやカローラまで! マイナー競技の「ダートラ」が面白すぎた
ダートコースでの迫力あるスピード競争
「ダートトライアル」、通称“ダートラ”をご存知だろうか? 文字どおり、未舗装のダートコースで1台ずつタイムトライアルを行う競技で、日本で独自に進化してきたモータースポーツカテゴリーだ。コンマ秒を競うだけあって、勝つためには競技マシンのセッティングやドライビングテクニックにいたるまで緻密な完璧さが求められる。陸上100M走やスピードスケートなど、スピード競技にはどこかつき物である、分かりやすい迫力ある華麗な動きもダートラにはあり、ギャラリーとしても見てみたいシーンがたくさんある競技なのだ。
ラリーと違ってドライバーひとりでの戦い
未舗装路ということで、ラリー競技のグラベルラウンドをイメージしがちだが、ダートラの舞台は常設のオフロードコースとなる。ラリー競技のスペシャルステージと違って、その距離も距離にして約2km、時間にして1分30秒~2分前後とかなり短い。
設定されたコースを攻める走行戦略をドライバー自らがイメージし組み立てる。 当然、長い行程をゆくラリーとは違ってコドライバーが不要なことから、ドライバーひとりで第1ヒート、第2ヒートと計2回のアタックを展開する、といった競技だ。
それゆえにオフロードコースという状況下においてのダートラ車両は、他のラリー、ラリーレイドなどのスポーツ競技車両では及びもつかない最速マシンでもある。F1の予選のように、ダートトライアルではモンスターマシンがオフロードコースを舞台に激しいタイム争いを展開しているのだ。
このダートラ、日本国内の各エリアで地方選手権やジュニア選手権が開催されているが、最高峰のシリーズとなるのがJAF戦の「全日本ダートトライアル選手権」で年間8戦の予定でシリーズが開催されている。2020年は新型コロナウイルスの影響により多くのラウンドが中止となったことから、開幕戦の京都(京都コスモスパーク)、第2戦の北海道(オートスポーツランド砂川)、第3戦の福岡(スピードパーク恋の浦)の3戦のみでタイトルが争われることとなっている。がそれでも、各ラウンドで激しいバトルが展開されたのである。
マシン改造範囲の広いDクラスが頂点
バトルの激しさは、全日本ダートトライアル選手権のトップクラス、Dクラスがいちばんとも言える。Dクラスの競技車両は改造範囲が広く、パイプフレームにカウルを被せたレーシングマシンも参戦可能なのだ。
代表的なマシンをあげると、
WRXのパワートレインを移植したスバルBRZ
ランサーのシステムを搭載した三菱ミラージュ
ラリー競技用のR5仕様車をダートラ仕様に仕立てたフォード・フィエスタR5
ランサーのパワートレインを移植したトヨタ・カローラスポーツなど、専用のモンスターマシンが集結している。
集うドライバーの顔ぶれもDクラスで6連覇を果たしているレジェンドの谷田川敏幸選手を筆頭に、国内外のラリーで活躍してきた田口勝彦選手や鎌田卓麻選手、炭山裕矢選手など強豪揃いとなっているだけに、いかにハイレベルの戦いが展開されているかが分かるだろう。
さらに、ダカールラリーで活躍する三浦昴選手がトレーニングを兼ねて三菱ランサーでSA・SA2クラスに参戦するなど、実に多彩な顔ぶれとなっている。
競技車両のクラス分けも多く個性的マシンぞろい
そのほかにも、全日本ダートライアル選手権は数多くのクラスが設定されていることから、車種バリエーションが多彩で賑やかだ。
三菱ランサーやスバルWRXなどの4WDスポーツのほか、スズキ・スイフトやマツダ・デミオ、ホンダ・シビック、トヨタ・セリカ、フィアット500AといったFFモデルもエントリー。さらにトヨタ86やスバルBRZなどのFRスポーツまで様々なマシンが参戦していることも全日本ダートトライアル選手権の特徴だ。
タイムを争う競技に集うキャラクターの凄さ、まさにダートラはレースやラリーとはまた違った魅力を持つカテゴリーとなっている。
Posted at 2020/11/05 21:42:22 | |
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自動車業界あれこれ | 日記