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2020年11月06日 イイね!

最強のRとなるみたいね

最強のRとなるみたいねVW ゴルフR 新型、史上最強のゴルフに 11月4日発表

フォルクスワーゲンは10月30日、11月4日にデジタルワールドプレミアする予定の新型『ゴルフR』(Volkswagen Golf R)が、史上最強の『ゴルフ』になると発表した。

ゴルフRは、ゴルフシリーズの頂点に立つ高性能グレードだ。「フォルクスワーゲンR」ブランドは2002年、「フォルクスワーゲン・インディビジュアル」の名前で設立された。2011年に、現在のフォルクスワーゲンRに名前を変更した。

フォルクスワーゲンRの原点は、2002年に発表された『ゴルフR32』とされる。その後、『パサートR36』、『トゥアレグR50』、『シロッコR』、ゴルフRなど、ラインナップを拡大してきた。また、内外装を中心にスポーツ性を強調した「Rライン」を、幅広い車種に設定している。

◆より強力かつダイナミックなる新型ゴルフR

フォルクスワーゲンは、新型ゴルフのスポーツモデルのラインナップを急速に拡大している。新型『ゴルフGTI』のデビューに続いて、新型『ゴルフGTIクラブスポーツ』、プラグインハイブリッド車(PHV)の新型『ゴルフGTE 』、ディーゼル版「GTI」の新型ゴルフ『GTD 』を欧州で発表してきた。

これに続くのが、第8世代のゴルフのダイナミックなフラッグシップモデル、新型ゴルフRだ。すべてのゴルフシリーズと同様に、新型ゴルフRもゴルフの本拠地であるドイツ・ヴォルフスブルク工場で生産される。

新型ゴルフRは、より強力で、よりダイナミックで、より効率的で、よりデジタル化される。これらが、第8世代のゴルフのダイナミックなフラッグシップモデル、新型ゴルフRの特長だ。

◆新開発の4WDに「ビークル・ダイナミクス・マネージャー」

新型ゴルフRのもうひとつのハイライトは、リアアクスルの駆動トルクを選択的に制御する革新的な全輪駆動(4WD)システムだ。新開発の4WDシステムは、電子ディファレンシャルロックの「XDS」や、アダプティブシャシーコントロールの「DCC」などと緊密に連携する「ビークル・ダイナミクス・マネージャー」によって制御される。

ビークル・ダイナミクス・マネージャーは、新しいドライビングダイナミクスシステムだ。XDS機能と調整式ダンパーの横方向の入力の両方を制御する。これにより、快適性重視の設定と、スポーティな乗り心地重視の設定までの幅が大きく広がり、その結果、動力特性が大幅に強化されているという。

新型ゴルフRは、最適なトラクション特性、ニュートラルで正確なハンドリング、最大の敏捷性を発揮する。開発の目標は、これまでにないレベルで最大のドライビングプレジャーを達成することだという。

◆2.0リットル直4ターボは最大出力310ps超えに

パワートレインは、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジン「EA888」シリーズの最も強力なバージョンとなる。このハイテク直噴エンジンは、シリンダーヘッドにターボチャージャーへの水冷排気ガスルートが組み込まれるほか、デュアルカムシャフト調整機能付きの可変バルブタイミングなど、新しいテクノロジーを採用する。

現時点での新型ゴルフの最強モデルが、「GTIクラブスポーツ」だ。同車には、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンの「EA888エボ4」を強化して搭載する。最大出力はベース車両の245psから300psに、55ps引き上げられた。最大トルクはベース車両の37.7kgmから40.8kgmへ、3.1kgmの向上を果たす。欧州仕様のトランスミッションは、7速デュアルクラッチの「DSG」が標準だ。

また、従来型ゴルフRは欧州仕様の場合、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンが最大出力310ps、最大トルク40.8kgmを引き出す。駆動方式は、4WDの「4MOTION」で、トランスミッションは7速デュアルクラッチのDSG。0~100km/h加速4.6秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を備えていた。

フォルクスワーゲンは、11月4日にデジタルワールドプレミアする予定の新型ゴルフRが、史上最強のゴルフになると発表した。新型ゴルフGTIクラブスポーツの最大出力300ps、従来型ゴルフRの最大出力310psを上回るスペックが与えられることになる。


【デビュー予定日が明らかに】新型フォルクスワーゲン・ゴルフR 11月4日発表予定 高性能のホットハッチ

R専用スタイリング

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

フォルクスワーゲンは、新型ゴルフRを11月4日に発表することを明らかにした。ティザー画像も公開され、テールゲートの中央にRのロゴが施されていることが分かる。

しかし、新型ゴルフRはすでに何度かプロトタイプがテスト走行を行っている様子が確認されている。

最後に目撃されたのはエステート(ヴァリアント)で、気づかれないようオールトラック風にカモフラージュされていた。

プロトタイプは、大径ホイールとロープロファイルタイヤ、ブルーのブレーキキャリパー、大型のエアインテーク、リアスポイラーなどを備え、最上級のパフォーマンスモデルであることを物語っている。4本出しのエグゾーストシステムも特徴的だ。

今年初めには間近で撮影され、インテリアを見ることができた。R専用のスポーツシートを備えていたが、基本的には標準モデルと同じである。

まだ確認されていないが、8台目ゴルフの各バージョン(GTI、GTI TCR、GTD、R)の存在が今年初めにリークされた。リーク情報によると、Rのエンジンは新型ティグアンRやアルテオンRに搭載されているEA 888 2.0Lガソリンターボを大幅にアップグレードしたもので、33ps増の333psを発揮することが明らかになっている。

これまでと同様、四輪駆動システム「ハルデックス」と7速DCTを搭載し、新しいトルクベクタリング・システムも導入される予定だ。MTは設定されないと予想される。

ハルデックスは、XDS+電子ディファレンシャルロックとスタビリティ・コントロールシステムと組み合わせたものだ。フロントおよびリアアクスルに送られるトルクを常に変化させる完全可変制御が可能であると言われており、内部情報によるとメルセデスAMG A 45と同様のドリフトモードが組み込まれるという。

400psもの出力を噂されていたフラッグシップモデルのゴルフRプラスが、来年以降に実現するのかどうかはまだ明らかになっていない。


フォルクスワーゲンが新型ゴルフRをチラ見せ。発表は11月4日、大幅な性能向上を予告

独フォルクスワーゲンは10月30日、間もなくデビューする新型「ゴルフR」の予告画像を公開した。

8代目ゴルフの頂点に君臨することになる新型ゴルフRは、11月4日に実車がワールドプレミアされ、翌5日には欧州でプレセールが開始となる。「ワールドプレミアへのカウントダウンが始まった」というコピーと共に、オフィシャルサイトにアップされたのは、リアエンドの一部を写したイメージフォト。鮮やかなブルーのボディカラーにペイントされたリアゲートには、新デザインのブランドロゴが付与され、その直下には誇らしげに「R」のバッジが取り付けられている。

新型ゴルフRは、これまでデビューしてきた「GTI」や「GTD」を凌ぎ、史上もっともパワフルなゴルフとなる。その心臓はエグゾーストガスの水冷装置やバリアブル・バルブ・タイミング機構を備えたEA888型2.0L直4ターボユニットで、出力は先代の300PSからさらにアップすることが確実。また、ビークル・ダイナミクス・マネージャーが、革新的なAWDシステムやフロントの電動デフロック(XDS)及びアダプティブ・シャシー・コントロール(DCC)を統合制御し、ニュートラルで精緻なハンドリングをもたらしている。こうした新機軸により、開発目標である「かつてないレベルでの最高のドライビングプレジャー実現」を達成するという。

ゴルフRの歴史は、3.2L 自然吸気V6ユニット(241PS)を搭載し2002年に誕生した「R32」まで遡ることができる。このR32は、ブランド初となるデュアル・クラッチ・ギアボックス(DSG)の採用や、0-100km/hを6.6秒で駆け抜ける俊足ぶりがファンを引きつけ、予想の3倍近いセールスを記録。現在まで続く評価の基礎を作った。そして、2009年には2代目R32のV6NA(250PS)から直4ターボ(270PS)へエンジンを換装した3代目モデルがデビューし、ネーミングも「R」へと変更。その後、2013年に現行形の4代目が登場し、出力は300PSの大台に到達した。こうした系譜に連なる新型Rがどこまでスペックを高めてくるか。11月4日の発表を楽しみに待ちたい。


史上最強320馬力のゴルフ爆誕! VW新型「ゴルフR」世界初公開

■最高出力はついに300馬力を超え320馬力を発生!

 独フォルクスワーゲン(VW)は2020年11月4日、新型ゴルフVIIIをベースにしたスポーツモデル「ゴルフR」を世界初公開、同年11月5日からプリセールスを開始すると発表した。

 8世代目となる新型ゴルフは、ガソリンエンジンのTSIモデル、ディーゼルエンジンのTDIモデル、天然ガスエンジンのTGI、48VマイルドハイブリッドのETSI、プラグインハイブリッドのeHybridなど、幅広いバリエーションを用意している。

 さらにスポーツモデルとして「ゴルフGTI」、「ゴルフGTIクラブスポーツ」、ディーゼルの「ゴルフGTD」、プラグインハイブリッドの「ゴルフGTE」をヨーロッパで発表してきたが、ゴルフRは、そんなVWゴルフシリーズのなかでフラッグシップとなるスポーツモデルになる。

 搭載するエンジンは、直噴の2リッター直列4気筒ガソリン「EA888」の最強バージョン。最高出力320ps・最大トルク420Nmを発生する。

 駆動方式は4モーション(4WD)。Rパフォーマンス トルクベクタリングを備えた4モーションは、エンジンの出力を4つの駆動輪に分配する新しいメカニズムで、駆動力をフロントアクするとリアアクスルの間だけでなく、2つの後輪の間でも可変的に分配するもの。これにより、とくにコーナリング時のスピードを大幅に向上させることができるという。
  
 この4モーションはビークルダイナミクスマネージャー(VDM)を介して、電子デフロック「XDS」やアダプティブシャシコントロール「DCC」などとネットワーク化されている。

 これらの機能により、0-100km/h加速はわずか4.7秒、最高速度は250km/h(リミッター)というパフォーマンスを誇る。オプションの「Rパフォーマンス パッケージ」を組み合わせると、最高速度を270km/hまで上げることが可能になっている。

 新型ゴルフRのセットアップは、独ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(北コース)でおこなわれた。オプションのRパフォーマンスパッケージを組み合わせると、ゴルフRには「スペシャル」と呼ばれるニュルブルクリンク専用のドライビングプロファイルが設定される。

 7速DSGが標準装備されている新型ゴルフRは、先代ゴルフRとくらべてニュルブルクリンク北コースで1周あたり最大19秒速くなっているという(先代ゴルフRは7分51秒)。

※ ※ ※

 ゴルフRの歴史は、2002年に導入されたゴルフIVベースの「ゴルフR32」までさかのぼる。

 初代ゴルフR32は241psを発揮する3.2リッターV型6気筒エンジンを搭載、4WDを組み合わせることで0-100km/h加速は6.6秒というパフォーマンスを発揮した。その後ゴルフR32は、2003年半ばからDSG(DCT)を搭載した世界初のVWモデルとなった。

 2005年には2世代目ゴルフR32がデビュー。最高出力は250psに引き上げられた。その後、2009年のフランクフルト・モーターショーでゴルフVIベースの3代目「ゴルフR」が登場。このモデルから、エンジンは3.2リッターV6自然吸気から2リッターターボ(TSI)に変更され、最高出力は270psになり、名前もゴルフR32からゴルフRに変更になった。

 2013年9月には、ゴルフVIIをベースにした第4世代ゴルフRが登場、最高出力は270psに向上した。そして今回登場した台5世代ゴルフRで最高出力はついに300psを突破、320psという出力を得ることになった。


【ニュルで17秒短縮】新型フォルクスワーゲン・ゴルフR 発表 320psのシリーズ最速モデル

大幅なパワーアップと軽量化を実現

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

8代目となる新型フォルクスワーゲン・ゴルフRが発表された。ゴルフ・ファミリーの中で最も速く、最もパワフルなモデルだ。欧州では11月末から発売される予定。

パワートレインは新型アルテオンRやティグアンRと同様に、2009年からRモデルに搭載されている2.0L 4気筒ガソリンターボエンジン(EA 888)を進化させたもので、320psと42.8kg-mを発揮する。

フォルクスワーゲンによると、0-100km/h加速は0.2秒短縮されて4.7秒に。さらに2100rpmから5350rpmまでピークトルクを発揮するという。

しかし、ゴルフRはパフォーマンスの向上だけではなく、ドライブ・トレインを改良してハンドリングとレスポンスを向上させている。アルテオンRとティグアンRと同じく、トルク・ベクタリングシステムのアップグレード版を採用。

フロントとリアアクスルのトルク配分を調整できるほか、後輪左右で振り分けることも可能だ。電子制御マルチディスククラッチを使用して、1ミリ秒以下でトルク配分を変更する。

その他、フロントアクスルのキャンバーは1.3度アップ、スタビライザーとスプリングレートは10%アップ、ステアリングはダイレクトなレスポンスを実現するため調整されている。

ブレーキシステムは1.2kgの軽量化を図り、フロントのアルミサブフレームも3kg軽量化。ブレーキディスクはフロントアクスルの直径を17mm拡大して制動性能を向上させ、マスターシリンダーを改良して「キレのある」ペダルレスポンスを実現している。

ゴルフRは標準モデルと異なり、20mm低い車高、モータースポーツスタイルのフロントディフューザー、大型のリアディフューザー、4本出しエグゾースト、専用ホイールが特徴的だ。ブルーのブレーキキャリパーと、フロントグリルのブルーの加飾により標準モデルとの差別化を図っている。

インテリアでは、ブルーのアクセントを施したスポーツシート、スポーツ・ステアリングホイール、ステンレス製ペダル、タッチスクリーンのR専用ディスプレイなどを採用。このディスプレイには回転数のほか、シフトチェンジのタイミングが表示される(マニュアルモード走行時)。

ニュルブルクリンクで17秒短縮

新型ゴルフRではオプションパッケージの「Rパフォーマンス」が復活した。250km/hのリミッターを解除して最高速度270km/hを実現するほか、リアスポイラーを大型化してダウンフォースを高め、19インチのスポーツホイールを標準装備している。

ドライブモードも2つ追加される。ニュルブルクリンクでのパフォーマンスを最適化するために特別に設定された「スペシャル」(先代モデルのラップタイムを17秒も上回ったという)と、「ドリフト」である。

ドライブモードは、ホイールに備わるRボタンで選択でき、長押しするとレースモードになる。

従来通り、アクラポヴィッチのチタン製パフォーマンスエグゾーストシステムが用意されている。標準よりも7kg軽量化され、排気量を調整できるようにバルブコントロールが導入されている。

走りへのフォーカスは強めているものの、MTが導入される予定はない。デュアルクラッチ・オートマチック(DSG)の需要の増加や、パドルシフトの装備が理由だ。

EA 888エンジンのアップグレード版が、よりハードコアなゴルフRプラスに搭載される可能性があるかどうかについては明らかにされていない。技術開発部門の責任者であるジャン・シーデック・ヨットは次のように述べた。

「優れたエンジニアは、自分が達成したものに満足することはありません。その観点から、将来的にはさらなる改良を検討するかもしれません」

これは、メルセデスAMG A 45 Sに対抗する、400psのゴルフRプラスが計画されているものと考えられる。

価格については未発表だが、おそらく3万4000ポンド(464万円)前後になると思われる。


VWゴルフ最強の「ゴルフR」が新型に。予告通り性能大幅向上で315馬力、0-100km4.7秒

独フォルクスワーゲンは11月3日、8代目「ゴルフ」のトップグレードとなる新型「ゴルフR」をワールドプレミアした。

「GTI」や「GTD」といったパフォーマンスグレードが順次追加されてきたゴルフ8だが、そのトリを飾るゴルフRがついに姿を現わした。フロントに搭載する2.0L直4は先代より27hp向上した315hpを発揮(数値は全て米国モデル)。最大トルクも380Nmから420Nmまで強化され、0-62mph(約100km/h)加速は4.7秒とアナウンスされる。パワーアップは予想されていたものの、300hpを大きく超える出力はホットハッチとしては相当過激で、一気に性能をレベルアップしてきた格好だ。組み合わされるトランスミッションは6速MTもしくは7速DSGとなる。

駆動方式は先代同様AWDとなるが、新型では前後輪間に加え左右後輪間の駆動力も可変配分可能なトルクベクタリング機構を装備。アジリティに富んだ走行性能を実現すべく、パワー配分はステアリングアングルやアクセルペダルのポジション等からシステムが自動的に判断するため、ドライバーは手元の「R」ボタンで好みのセッティングを呼び出すことができる。

さらに、ニュルブルクリンクを走り込んでチューニングを行った新型ゴルフRでは、ドライビングプロファイルに「コンフォート」、「スポーツ」、「レース」、「インディビデュアル」に加え、「スペシャル」及び「ドリフト」モードも用意。前者では先代より17秒ラップタイムを短縮したというニュルブルクリンク北コース用のセッティングが、後者ではタイヤの横滑りを許容するスタビリティコントロールのセッティングが、それぞれ呼び出せる。

エクステリアでは、フロントにモータースポーツスタイルのスプリッターを装備。各部のブラックアウトや19インチホイールによって迫力あるルックスとなっている。また、インテリアにも、ナッパレザーで覆われた最上級のスポーツシートが奢られ、ドライバーの身体をしっかりとホールドしてくれる。
先代から大きく飛躍してきた新型ゴルフR。国内導入が今から楽しみだ。
Posted at 2020/11/06 22:25:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | フォルクスワーゲン | 日記
2020年11月06日 イイね!

流石にコイツは市販車仕様出ないだろうな〜

流石にコイツは市販車仕様出ないだろうな〜1240kgのボディを1850馬力で駆動する前代未聞のブガッティ ボライドは見た目も斜め上を行く

仏ブガッティは10月28日、サーキット専用の新型軽量ハイパーカーコンセプト「ボライド」を公開した。

ハイパーカーの頂点に君臨するブガッティが、仮にライトウェイトスポーツを開発したらどうなるか。そんな素朴な疑問に対してブガッティが用意した答えがボライドだ。

8.0リッターW16クワッドターボエンジンは、各部の改良とレース用燃料の使用により1,850PSを発揮(ハイオクガソリン使用時は1,600PS)。これは従来最強だった限定車「チェントディエチ」の1,600PSを大幅に上回る数値だ。ターボチャージャーには、より高い過給圧と回転数に対応した新開発のタービンブレードを採用。超高速域で必要となるシビアな潤滑性能を達成するため、ドライサンプ方式のオイル循環経路はリザーバーからポンプの形状まですべてが見直された。また、トラック性能向上のため、エンジンオイル、トランスミッション、デファレンシャルそれぞれに、水冷プレクーラー付きのオイル冷却装置が設けられるなど、クーリングシステムも強化されている。

ハイパワー化の一方で、大幅に削減されたのが重量。すべてのネジや結束部品がチタン製とされたほか、穴空き加工や薄肉化、さらには3Dプリンター製パーツの採用など細部まで徹底した軽量化が実施されている。一例を挙げると、強力なストッピングパワーを発揮するブレーキキャリパーはわずか2.4kgという重量だ。こうした改良の結果、ボライドの乾燥重量は1,240kgにとどまり、パワー・トゥ・ウェイトレシオは驚異的な0.67kg/PSとなる。

ボライドは往年の名車「タイプ35」からDNAを受け継いだとアナウンスされ、全高は90年以上前の先祖とまったく同じわずか995mm。スペック、ディメンションともすべてがエキセントリックなボライドゆえに、そのドライビング体験は、さながら大砲の弾頭に乗るようなものとメーカー自ら認めている。

技術開発責任者のステファン・エルロットによれば「ボライドにはブガッティが培ってきた技術のすべてが注ぎ込まれており、その開発は知的なエクササイズ以上のものがあった」と言う。量産は現状未定とのことだが、実現すれば即完売は必至だろう。


ブガッティの次なるハイパースポーツ「ボリード」はサーキット専用?

「ブガッティ・ボリード」は1850ps/1850Nmを発揮する8L W16クワッドターボを搭載。乾燥重量を1240kgに抑え0.67kg/psという驚異的パワーウエイトレシオを実現する技術コンセプト

ブガッティ・オートモビルはこのほど、サーキットトラックでのパフォーマンスに焦点をあてたハイパースポーツカー「Bolide(ボリード)」を発表した。なお、現段階ではコンセプトモデルのため、量産されるかどうかは決まっていない。

このモデルは最速かつ最軽量を目指したテクニカルコンセプト。車両重量わずか1240kg(乾燥重量)のボディに、最高出力1850ps/7000rpm、最大トルク1850Nm/2000-7025rpmを発揮する8L W型16気筒クワッドターボエンジンを搭載。パワーウエイトレシオは0.67kg/psを実現している。

7速DCT(DSG)を組み合わせて四輪を駆動するその加速性能は、2.17秒の0-100km/h加速、4.36秒の0-200km/h加速、7.37秒の0-300km/h加速をマーク。卓越したハンドリング性能と俊敏性を損なうことなく最高速は500km/hをはるか超え、F1マシンと同等のパフォーマンスを発揮する。ちなみにル・マン24時間レースが行なわれるフランス・サルトサーキット(全長13.626km)では3分7秒1、ドイツ・ニュルブルクリンク北コース(全長20.832km)では5分23秒1のラップタイムを記録。横方向の最大加速度は2.8Gにおよぶ。

ボリードについて、同社のステファン・ヴィンケルマン社長は次のように述べている。
「私たちは強力なW16エンジンを、4つのホイール、ギアボックス、ステアリングホイール、そしてふたつのシートを備えた、最も純粋な形でブランドの技術的シンボルを実現する方法を自問しました。もっとも重視したのはウエイト・トゥ・パワーレシオに関する制限なしに、パワートレインをチューニングすることでした。これによって誕生したボリードは、妥協のない実験であり、サラブレッドであり、その野蛮的な独占性において、何よりも高性能で軽量、そしてまったく新しい次元でのドライビングエクスペリエンスで感銘をもたらします。ボリードをドライブすることは(車名が意味する「火球」のごとく)大砲に乗るようなものです」

1240kgの車両重量を実現するために、使用する材料はもちろん製造行程にいたるまで、あらゆる検討が重ねられた。モノコックやフロントエンドパネル、アンダーボディはカーボン製の軽量タイプを採用。さらに使用するビスやボルトなどの結合パーツはすべてチタン製。さらにさまざまな箇所に航空宇宙用チタンで作られた中空肉薄のパーツが用いられた。このパーツは3Dプリンターで製造されており、薄さ0.5mmを実現する一方で、1平方mmあたり1250ニュートンの引張強度を誇る。

ボディのエアロダイナミクス性能の追求も徹底している。ルーフの可変エアスクープは速度域に応じてアクティブにエアフローを最適化する。低速ではスクープの表面は滑らかだが、高速ではバブルフィールドが膨張し、スクープの空気抵抗が10%、ドラッグが17%減少する。前後ウイングのエアフローも最適化され、車速320km/hでのダウンフォース量はフロントで800kg、リヤで1800kgにおよぶ。

ボディサイズは全長4756×全幅1998×全高995mm、ホイールベースは2750mm。フロントウインドーを低く抑えることによって実現した995mmの全高は、シロンより約300mm低く、同社の歴史的な名車である「タイプ35」と同じだ。

スタイリングは空力を追求したF1マシンに近い。現代のブガッティのなかでもっとも挑発的なプロポーションを実現したとのことで、“デザインは性能についてくる”というブガッティのデザインポリシーを具現化している。このスタリングは、まさに技術によって生み出された形なのだが、航空史に登場する「Xプレーン」を思わせるデザイン要素も採用。これは1947年に米国空軍大尉のチャック・イェーガーの操縦でマッハ1.06を記録し、初めて音速の壁を破ったロケット実験機「ベルX-1」を彷彿とさせるもので、Xのシグネチャー「X-periment」が前後ライトに用いられている。

ドライバーは、ル・マン24時間レースに出場するLMP1レーシングマシンのように斜め上方に開くドアを開け、70mmほどのシルに一旦腰掛けて足からコックピットに収まる。一見タイトだが、身長2mまでのドライバーに対応しているという。

コックピットに収まったドライバーは、目の前にあるモータースポーツディスプレイで、車両の各種情報が取得できる。ペダルと助手席フットレストは150mm可動するので、最適な着座位置を得ることは難しくない。


「サイバーフォーミュラ超えた…」 時速500キロ超え「軽々」ブガッティが究極の怪物マシン「ボリード」発表 世界最速記録再び更新へ

 ブガッティ・オートモビルズが10月28日(現地時間)、究極とうたう怪物的性能を備えたハイパースポーツカー「Bolide(ボリード)」を発表しました。

 ボリードは、時速420キロ以上を記録するスーパーカー「シロン」をベースに、さらなる究極を目指して性能を煮詰めたサーキット専用車。車名は「流れ星の火球」を意味し、名の通り瞬時に目の前を過ぎ去っていくであろう強烈な走行性能を持ちます。

 見た目から派手で過激なワクワクデザイン……! ゲームやアニメ、ミニ四駆などの世界に登場する夢のマシンのようです。

 ブガッティ車のアイコンである馬蹄形のフロントグリルを残しつつ、全高はわずか955ミリ(95.5センチ)、シャークフィン付きの大型リアウイング、要所に見られるたくさんの空力パーツやえぐれた形状のボディーとともに、路面を這うように超高速でカッ飛んでいく姿を想像できます。

 パワートレインは、シロンと同じ8リッターW型16気筒クワッド(4)ターボエンジンをさらにチューニングし、最大出力1850馬力(1361kW)、最大トルク188.6kgf-m(1850Nm)まで増強。カーボン製シャシーやチタン製リアウイングなど徹底した軽量化も施し、ベース車のシロンより755キロ(!)も軽量化した重量1240キロを実現します。

 こうして、ブガッティの最高速度記録車だった「シロン スーパースポーツ300+」の時速490.4キロを超える時速500キロまで、サクッと33.6秒で達してしまう性能性能を備えます。

 ちなみに、徹底軽量化とパワーアップによりパワーウェイトレシオは何と「0.62(重量/馬力)」。ま、まじですか、ロードカーで現代F1マシンと同等って……。この値からもボリードがいかにモンスターであるかが容易に分かります。

 先日、「SSC トゥアタラ」が時速508.9キロで市販車最高速度記録を更新し、話題になりました(公道最高速度としては時速532.9キロ)。ボリードはサーキット走行専用車ですが、当然、最高速度世界記録の更新も狙っていることでしょう。記録達成も楽しみです。



最高速500km/h以上!! ブガッティ「ボライド」の速さのヒミツを徹底解説!

■火の玉ボーイのハートは最新のW16エンジン!

 シミュレーションによるデータによれば、ニュルブルクリンクのノルドシュライフェをラップするのに5分23秒1。同じくル・マン24時間のコースならば3分7秒1という驚異のポテンシャルを持った、そしてもちろん前例のないハイパースポーツが誕生しようとしている。

 Bolide(ボライド)=「火球」とネーミングされたブガッティの最新モデルは、最高速が500km/hを超えるF1マシン以上の運動性能を誇るサーキット専用車だ。

 ブガッティ社のステファン・ヴィンケルマンCEOは、このボライドを称して、「ブガッティは、その卓越した勇気、ブランド価値に合せて、常に技術革新を追求し続けています。

 そしてブガッティは決してその場に立ち止まることのないブランドです。それは私たちが常に心に留めている哲学なのです。

 私たちはこのボライドで、4つのタイヤ、エンジン、ギアボックス、ステアリングホイール、そして唯一豪華な2つのシートを備えた純粋な形で、ブランドの技術的シンボルである強大なW型16気筒エンジンを、さらにどのように進化できるのかを考えました。

 そして私たちのさらに重要なテーマは、パワー・ウエイト・レシオに関して、一切の制限を持たず妥協のない開発と実験によって、究極的に高性能で軽量なモデルを実現することにあったのです。

 このボライドをドライブすることは、まさに火球に乗るようなものなのです」

 ボライドの圧倒的な運動性能、それを実現している中心的な存在といえるのは、新開発されたW型16気筒エンジンだ。

 4基のターボチャージャーは新設計され、吸排気システムもこれに伴って新しいデザインへと変更されている。高い遠心力下でも最適な潤滑を可能とするために、油圧回路、チェックバルブ、オイルタンク、オイルリザーバー、ドライサンプのポンプ設計もさらに最適化され、それらの重量自体も大幅に低減された。インタークーラーのシステムも、このボライドに独自のものとなっている。

 またブレーキシステムには、ハイブリッド・カーボンチタン・ターボファン・ラジアルコンプレッサと呼ばれる。こちらも新開発のブレーキ冷却システムが搭載され、レースラップにおいても十分な冷却効果を発揮する。

 結果的にボライドは、1850psという最高出力を発揮するに至ったが、それと同時に注目しなければならない数字が車両重量である。ボライドのウエイトは実に1240kg。ブガッティは現在採用が可能なものと、将来何が実現可能かという点を熟慮し、使用される素材と生産プロセスに関してその解答を導き出している。

 例えばボライドに使用されるボルトや締結部品は、そのすべてがチタンから製作され、航空宇宙チタン合金製の中空、薄肉の機能部品が多くのパートで使用されている。

 これらは3Dプリンタで成型され、その肉厚は0.5mmと非常に薄いのが特徴だ。その一方で1平方mmあたり1250Nと非常に安定した引っ張り強度を持つというから驚きだ。

■1850馬力、500km/h以上を受け止めるボディとは?

 ボライドのボディの特長は、もちろん軽量であることばかりではない。500km/h以上の最高速を達成するには、もちろんエアロダイナミクスも重要な要素で、見るからにそれに優れたボライドのボディは、320km/h走行時にリアウイングで1800kg、フロントウイングで800kgものダウンフォースを発生することが可能であるという。

 ボライドの基本構造体となっているのは、カーボン製のモノコックだ。使用される繊維の引っ張り強度は1平方mmあたり6750N。繊維剛性は同様に1平方mmあたりで35万Nにも達する。

 ちなみにこれらのデータはこれまで、航空宇宙産業のみで到達した数字を表している。フロントのサブフレームも同様にカーボン製、リアのサブフレームは肉厚がわずか1mmの高強度ステンレス鋼によって成型される。

 わずかに995mmという車高は、ブガッティによればかつての「タイプ35」とまったく同じ数字であるという。全幅は1990mm、ホイールベースは2750mmの設定で、コックピットに乗り込むためにはフロントヒンジのドアを斜めに折りたたみ、まずは両脚を車内に置く必要がある。ちなみにその乗降は容易だとブガッティは説明している。

 ボライドは、FIAの規定に従って装備された装置によって乗員の安全が保証されている。NANSデバイスの互換性、自動消火システム、牽引装置、センターロックホイール、軽量ポリカーボネイトのウインドウ、6点式のフルハーネスシートベルト等々がそれだ。

 モノコックはサイドインパクト構造を考慮して設計されている。シートとペダル位置は各々が前後に150mm移動させることが可能。ベストなシートポジションを得ることができる。

 1924年から1930年の間に、2000以上ものレースで勝利を収めたブガッティ・タイプ35。そのDNAを継承するというボライドは、「ヴェイロン」、「シロン」とは異なり、ブガッティにとっての絶対的な反逆者といえるのかもしれない。

 一切の制限なく、ただ運動性能のみを追求したボライド。かつてタイプ35が、最終的に140psの最高出力を発揮し、最高速で215km/h以上を記録した時の驚きと同じように、ボライドもまた、W型16気筒エンジンが本当はどれだけのパフォーマンスを発揮することが可能なのか、ブガッティがどれほどの実力を秘めたブランドであったのかを物語る実例といえるのかもしれない。

 ちなみにボライドは、現在の段階ではシリーズ生産に入るかどうかはまだ決定していない。もちろんそれが実現すれば、サーキット専用車とはいえ、多くのカスタマーが求めることは確かだろう。究極のブガッティ、ボライドはまさにそれが現実となった1台なのだ。
Posted at 2020/11/06 22:14:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年11月06日 イイね!

60年で740万台以上はスゴイな〜

60年で740万台以上はスゴイな〜ダイハツ、「ハイゼット」誕生から60年 軽トラの使命を果たしながら進化

 ダイハツ工業の「ハイゼット」が誕生してから60年を迎えた。初代の登場から現在まで9回にわたる全面改良を経て、バンは2004年、トラックは14年に現行の10代目に進化した。軽トラックは、規制対応の難しさや採算性の低さを理由に多くのメーカーが自社開発・生産から撤退してきたが、農家や漁業従事者らの仕事に欠かせない存在でもある。ダイハツは軽メーカーの社会的使命として今後も軽トラックの進化を目指す考えだ。

 初代が誕生したのは1960年11月。当時人気だった軽三輪「ミゼット」よりも積載量を増やすとともに、使い勝手を向上し、人気の1台になった。使い勝手を重視するコンセプトは以降も継続し、98年の軽規格の変更で他社が走行安定性に優れる「セミキャブ」への切り替えを進めた際も、ダイハツは小回りの良さを重視して「フルキャブ」を踏襲し、結果的に新規客の獲得につなげた。軽トラックとはいえ、近年では安全装備のニーズも高い。ダイハツは商用車にも「スマートアシスト」を積極的に搭載し、バンを含めたシリーズ全体の選択率は7~8割と高い。

 現在のハイゼットシリーズは軽トラック「ハイゼットトラック」、軽バン「同カーゴ」「ウェイク」をベースにした「同キャディー」で構成され、初代からの累計生産台数は国内生産全体の25%に当たる約740万台となる。現在の生産拠点はダイハツ九州の大分工場で、20年9月末時点の保有台数は約220万台に上る。



累計生産は740万台以上! ダイハツ「ハイゼット」シリーズが60周年に

「ハイゼット」シリーズは現在も約220万台が全国で活躍中!

ダイハツの軽商用車、「ハイゼット」シリーズが2020年11月で60周年を迎えた。ダイハツでは、これまでの60年間ハイゼット・シリーズを支えたユーザーへ感謝するとともに、これからも暮らしに寄り添ったクルマづくりを続けていくという。

現在のハイゼット・シリーズは、農林水産業を中心に使用されている「ハイゼット・トラック」、配送業や小売業などを中心に使用されている「ハイゼット・カーゴ」と「ハイゼット・キャディー」の3モデルで構成。これまでの累計生産台数は、約740万台に上る。また現在の総保有台数は約220万台となり、全国で多くのユーザーに利用されている。

初代「ハイゼット」は、当時人気となっていた軽三輪自動車「ミゼット」に続き、より積載力を高め、様々な仕事で活躍できる一台として誕生したダイハツ初の軽四輪自動車である。そして以降60年間にわたり、軽商用車で重視される「乗り降りがしやすいキャビンと仕事に必要な積載力の高い荷台/荷室」という構造を維持し続けてきた。さらに、毎日使うクルマだからこそ求められる荷物の積みおろしのしやすさや耐久性、田んぼのあぜ道から下町の路地まで、狭い道路でも走れる取り回しの良さ、そして求めやすい価格に徹底的にこだわってきた。また、ダンプシリーズをはじめとした豊富な特装車など、様々なラインナップをご用意してきた。

さらに近年では、軽商用車を買い物や通勤・通学、送迎など日常生活で使う方の増加や、高齢ユーザー比率の高まりを踏まえ、様々なシーンで安全・安心に使用できるよう、いち早く予防安全機能「スマートアシスト」を採用してきた。これは、「頼れる相棒」として活躍してきた「ハイゼット」シリーズは、「良品廉価」「最小単位を極める」「先進技術をみんなのものに」といったダイハツのスモールカーづくりの思想を体現した一台である。

ダイハツは今後も、お客様一人ひとりを照らし、軽やかなモビリティライフを提供するというグループスローガン“ Light you up” の考え方のもと、「ハイゼット」シリーズを進化させていくとしている。

ハイゼット60周年記念サイト https://www.daihatsu.com/jp/company/history/hijet60th/index.html




日本の隅々まで走り続けて60年。還暦を迎えたダイハツ・ハイゼットを記念したスペシャルなWebサイトが公開

ダイハツの軽商用車「ハイゼット」の発売60周年を記念した専用サイトが登場。様々な仕事で活躍できる1台として誕生し、時代に即して進化を続けてきた10世代に渡るハイゼットの歴史を詳しく紹介。60周年記念ロゴも製作

 ダイハツ工業は軽商用車「ハイゼット」の発売60周年に伴い、ユーザーへの感謝の弁を述べるとともに、60周年を記念した専用サイトを公開した。

 サイト内で紹介される、10世代に渡るハイゼットの車歴を見ていこう。
 累計生産台数が約740万台にも上るハイゼットの歴史は、アメリカでジョン・F・ケネディが第35代大統領に就任したのと同時期の1960年11月にまで遡る。高度経済成長期の真っただ中、当時大ヒットしていた軽三輪自動車「ミゼット」に続き、ダイハツ初の軽四輪自動車として「ハイゼット(HIJET)」は市場に放たれた。高性能を意味する「HI」と、超小型を意味する「MIDGET」を組み合わせ、ミゼットに対してより高い性能を備えるクルマという意味を込めて命名されたハイゼットは、まず当時の軽自動車市場で高い人気を博していたトラックから発売。既存の軽四輪自動車のイメージを刷新する斬新なデザインに17psの最高出力を誇る356cc強制空冷2サイクル直列2気筒エンジン、高い積載性と居住性を確保したハイゼットは、たちまちユーザーから大注目を集める。翌’61年5月には、“ビジネスとレジャーを結ぶニューファミリーカー”を謳う「ハイゼット ライトバン」も登場。さらに、1962年10月には商品改良を行い、世界初のオイルマチック機構を採用した。

 1964年4月になると、トラックのハイゼットの2代目が登場。車名は「ハイゼットキャブ」に刷新する。ボディは軽規格内で荷台をフルに使えるキャブオーバー(キャブ=運転席の床下にエンジンをレイアウトする構造)に変更し、キャビンの快適性も従来より引き上げた。一方、オーソドックスなモデルを希望するユーザーにも対処し、ボンネットタイプの初代モデルも併売する。そして、翌’65年11月にはバンタイプの「ハイゼットキャブ バン」を発売。当時のクラス最大の荷物室容積を確保し、幅広い用途に対応できる軽ライトバンとして人気を集めた。

 1968年5月には、トラックとバンのハイゼットが同時に3代目に移行。斬新な“アクティブキュービックスタイル”のデザインや軽キャブオーバー車初の角型ヘッドライト、ワイド設計による快適な居住性、水冷2サイクルエンジン(356cc直列2気筒)の新採用などで脚光を浴びる。また、バンには独立懸架式のフロントサスペンションを組み込み、乗用車に匹敵する快適な乗り心地を実現した。そして、1970年開催の大阪万博では電気自動車に仕立てたバンが登場。会場内の遊覧用EVとして大活躍した。

 1971年9月には、トラックが4代目へとモデルチェンジする。当時の自動車市場はクルマの多様化や高性能化が進み、道路の舗装化も急速に伸長していたため、新型ハイゼットもその状況に対応。スタイリングは曲線を取り入れた柔らかで上質なデザインに刷新し、合わせてイメージカラーにイエローを採用した。翌’72年2月にはバンが4代目に移行。同クラスで初めてスライド式リアドアを設定したことから、車名を「ハイゼット スライドバン」に変更する。また、このモデルでは急速充電システム付きの「クイックチャージ式電気自動車」を開発し、1976年開催の大阪国際見本市に出展した。

 1977年4月になると、軽自動車の新規格に対応した第5世代の「ハイゼット55(ゴーゴー)ワイド」が市場デビューを果たし、6月にはバンも新規格に移行する。“軽の新星”のキャッチを冠した5代目は、ボディの大型化を図って居住性と安全性を高めるとともに、パワーユニットには新開発のAB型547cc水冷4サイクル直列2気筒OHCエンジン(28ps)を搭載。当時厳しさを増していた排出ガス規制にきっちりと対応した。

 1981年4月には、ヘッドランプ上のターンシグナルが印象的な通称「“まゆげ”ハイゼット」の6代目に移行。トラックとバンともに端正なキュービックスタイルやパワフルな走り、快適な乗り心地などで好評を博す。また、トラックは1982年3月に四輪駆動の「4WDシリーズ」や農用仕様の「クライマー」を、1983年10月にキャビン部を拡大した「ジャンボ」を追加設定。一方、バンはファッショナブルな外観を有する乗用車感覚の新グレード「アトレー」を新規にラインアップした。

 1986年5月には、新開発のEB型547cc水冷4サイクル直列3気筒OHCエンジン(30ps)を搭載した第7世代にモデルチェンジ。トラックはピックアップの略称である「ピック」を車名に加える。フラッシュサーフェイス化されたボディは、全体的に丸みを帯びたスタイリングに刷新。また、バンのアトレーにはガルウイングタイプのガラスルーフ「コスミックルーフ」を採用するなど、RV感覚の印象をいっそう強調した。そして、1990年3月になるとマイナーチェンジを図って軽自動車の新規格に移行。搭載エンジンはEF型659cc水冷4サイクル直列3気筒OHCエンジンに換装された。

 1994年1月には8代目へとモデルチェンジするとともに、アトレーが独立する。トラックとバンともにホイールベースは100mm延長され(1900mm)、走行性能や居住性をアップ。また、1995年3月には福祉車両のシートリフトを、5月には電気自動車のピックEVを発売し、1996年1月にはDOHCヘッドを備えたEF型エンジン(EF-GS)仕様をラインアップに加える。そして、1997年10月にはユニークなフロントマスクを組み込んだ「iS」を設定した。

 1999年1月には、前年の軽自動車の新規格移行に伴うモデルチェンジを実施して9代目に切り替わる。トラックは車名を「ハイゼット トラック」に変更し、フルキャブのスタイルを踏襲しながら新国内衝突安全基準をクリアしたトップクラスの安全性を実現。一方、バンは「ハイゼット カーゴ」へと車名を変え、イタリアの名デザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロ率いるイタルデザインが造形を手がけたセミキャブスタイルへと刷新した。また、パワーユニットには新開発の“TOPAZ(トパーズ)”エンジンを搭載。環境性能と走行性能をいっそう向上させた。

 2004年12月になると、カーゴが全面改良を実施して10代目に移行する。新工場であるダイハツ車体(現・ダイハツ九州)大分(中津)工場における最初の生産車種となった新型カーゴは、トラックとは別種の新プラットフォームにクラストップの2450mmのロングホイールベース、3リンク式のリアサスペンションなどを採用して走行性能を向上。また、よりスタイリッシュさを増したセミキャブスタイルに、居住性と積載性を高めた室内空間を内包し、バンとしての特性をよりレベルアップさせた。一方、トラックは従来と同様のフルキャブスタイルを継続しながら、衝突安全性や防錆性などをさらに強化。デザインのリファインや装備類の拡充なども実施した。

 そして2014年9月には、トラックが約15年8カ月ぶりにモデルチェンジして10代目に切り替わる。積載性や使い勝手などを全面的に向上させるとともに、増加傾向の女性ユーザーに着目し、農林水産省の進める「農業女子プロジェクト」に参画。女性からの要望に応え、豊富なカラーバリエーションやバニティミラーなど、従来にはない装備を多数採用する。また、日常使いの増加や高齢者ユーザーの増加を受け、2018年5月の一部改良では予防安全機能「スマートアシスト」を新たに組み込んだ。

 直近の2020年8月には、安全面でのさらなる強化を実施。ハイゼット トラックのスマートアシストIIIt装着車にバックソナーおよび後方誤発進抑制制御機能(後方誤発進抑制制御機能はAT車のみ設定)を標準装備し、またハイゼット トラック特装車に軽トラック特装車初となるスマートアシストIIItを設定する。さらに、ハイゼット トラックとハイゼット カーゴの全車にオートライトを標準で採用した。

 下町の路地から田畑のあぜ道まで様々な荷物を運び続け、また近年では働くクルマの枠を超えてレジャーや買い物などでも幅広く使われている、気軽な“相棒”のハイゼット・シリーズ。その進化の歩みは、まだまだ続いていきそうである。
Posted at 2020/11/06 22:04:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記

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