2020年11月22日
漆黒をテーマに内外装をブラックで仕立てたBMW1シリーズの限定モデル「118d Pure Black」がデビュー
BMWが最新の2.0Lディーゼルターボエンジンを搭載した「118d」に特別仕様車の「118d Pure Black」を設定。BMWオンライン・ストア上のみで10台限定で販売
BMWジャパンは11月16日、BMW1シリーズに特別仕様車の「118d Pure Black(ピュアブラック)」を設定し、BMWオンライン・ストアで本年11月20日午前9 時より受注を開始すると発表した。車両価格は502万6000円で、販売台数は10台限定。ユーザーへの納車は本年12月以降を予定している。
今回の限定車は、BMWの最もコンパクトなFFモデルで、パワーユニットに新世代の1995cc直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力150ps/4000rpm、最大トルク350Nm/1750~2500rpm)+8速ATを搭載する118dをベースに、内外装を黒で統一して精悍かつスポーティなイメージをいっそう高めたことが特徴である。
まず外装では、ブラックサファイア・メタリックのボディカラーに、BMW Individual ハイグロスシャドーライン・エクステリア(ハイグロスブラック仕上げキドニーグリルおよびバー/ブラッククローム仕上げテールパイプ)やサンプロテクションガラス(リアドアウィンドウ/リアウィンドウ)を特別装備。足もとには、8J×18 MライトアロイホイールVスポークスタイリング554M+225/40R18ランフラットタイヤを装着した。
内装については、ブラックカラーを基調に、電動フロントシート(運転席&助手席、運転席メモリー機能付)/フロントシート・ヒーティング/パーフォレーテッドダコタレザーシート(PDSW:ブラック)で構成するハイラインパッケージ、BMWライブコックピット(10.25インチマルチディスプレイメーターパネル、10.25インチワイドコントロールディスプレイ [タッチパネル機能付]、HDDナビゲーションシステム[VICS 3メディア対応])/BMWインテリジェントパーソナルアシスタント(AI音声会話システム)/ITSスポット対応DSRC車載器(ルームミラー内蔵、ETC機能付)/BMWコネクテッドドライブプロフェッショナル(USBナビ・アップデート[3年間]、Apple CarPlayプレパレーション)で構成するiDriveナビゲーションパッケージ、ストレージコンパートメントパッケージ(シートバック収納[運転席&助手席]、Type-C対応USBソケット[センターコンソール、リア]、照明付リング[センターコンソール])を特別装備。また、機能面としてACC/アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)を標準で採用している。
BMWジャパン、限定車「118dピュアブラック」 11/20からオンラインで受注開始
ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン、クリスチャン・ヴィードマン社長、東京都千代田区)は16日、コンパクトカー「1シリーズ」の限定車「118dピュアブラック」の受注をBMWオンラインストアで20日午前9時から開始すると発表した。国内では10台限定で、納車は12月以降を予定する。
今回の限定車は漆黒をテーマに、ホイールを含めて内外装を黒で統一することで存在感のあるスタイリングを実現した。通常モデルでオプションのアクティブ・クルーズ・コントロール、アイドライブナビゲーション・パッケージなどを標準装備した。
メーカー希望小売価格は502万6000円(消費税込み)。
BMW 118d ピュアブラックはわずか10台限定のオンライン販売専用モデル。ACCや快適装備を装着
2020年11月16日、BMW(ビー・エム・ダブリュー)はコンパクトハッチバックの1シリーズに台数限定車「118d ピュアブラック(BMW 118d Pure Black)」を設定し、オンライン限定で発売した。車両価格は 502万6000円となる。
1シリーズの内外装に黒の装備を採用した10台限定の特別仕様
2019年8月にフルモデルチェンジしたコンパクトハッチバックのBMW 1シリーズは、FFのながら前後オーバーハングを短く、またリアエンドをより低重心に見せるデザインとするなど、BMWらしいスポーツ性を体現したモデルである。また、より反応速度の早いリミテッドスリップデフ(ARB)やDSCなどの採用により、俊敏な動きにも対応するコントローラブルさも併せ持つ。
この1シリーズの特別仕様車「118d ピュアブラック」が10台限定で発売された。販売はBMW公式のオンラインストアのみで行われ、納車は2020年12月からを予定しているという。
名称のとおり118dと同様2L直4ディーゼルターボエンジン(150ps/350Nm)を搭載し、8速ATを組み合わせたFFモデルをベースとし、「漆黒」をテーマとした内外装を取り入れている。ボディカラーはブラックサファイアの1色限定で、フロントのキドニーグリルやテールパイプをブラックに、また通常はオプション扱いとなっているブラック塗装の18インチのVスポークホイール(225/40R18タイヤ)を装着している。
この他にも、運転席メモリー機能付の電動フロントシートや前席シートヒーターなどを含むハイラインパッケージ、アダプティブクルーズコントロール、10.25インチ画面のディスプレイ&HDDカーナビシステムなどを採用した豪華仕様となる。車両価格は502万6000円で、右ハンドル仕様の設定だ。
ホイールまで全てが漆黒! BMW 1シリーズに限定10台の「118d Pure Black」登場
BMWは、1シリーズをベースにした漆黒の限定車「118d Pure Black(ピュアブラック)」の受注を、BMWオンラインストアにおいて2020年11月20日午前9時から開始する。日本国内において10台限定での販売となり、納車開始は本年12月頃以降を予定している。価格は502万6000円(消費税込み)。
BMWで最もコンパクトな1シリーズに、漆黒の限定車登場!
今回導入する限定車「BMW 118d ピュアブラック」は、漆黒をテーマに、ホイールを含め、内外装を黒で統一することで、存在感あるスタイリングを実現している。
また、通常モデルの118dにオプションで装備可能なアクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)、iDriveナビゲーションパッケージ、ハイラインパッケージを標準装備し、魅力ある価格を実現している。
安全・快適装備が充実した1シリーズとは
BMW 1シリーズは、タイヤスリップコントロールシステム(ARB)を採用するなど、高い走行性能を実現するとともに、前輪駆動方式の採用により広い室内空間を確保することで、一層機能的なモデルとなっている。
また、運転支援機能も充実しており、レーンチェンジウォーニング、後車衝突警告機能、クロストラフィックウォーニング(リア)、スピードリミット情報表示機能が追加されたドライビングアシストを標準装備。さらに、直近に前進した50mの軌跡を記憶し、その軌跡通りに後退する際にステアリング操作を自動で行う「リバースアシスト」を備えたパーキングアシストをも装備している。
快適装備としては、会話のみで車両の操作や情報へのアクセスが可能となるBMWインテリジェントパーソナルアシスタントも備え、機能性と操作性を大幅に向上している。
限定車「118d ピュアブラック」の主な特別装備
■ボディカラー「ブラックサファイア」
■サンプロテクションガラス(リアドアウインドー、リアウインドー)
■BMW Individual ハイグロスシャドーラインエクステリア
■18インチMライトアロイホイール Vスポークスタイリング554M
■ACC/アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)
■ハイラインパッケージ
■電動フロントシート(運転席&助手席、運転席メモリー機能付)
■フロントシートヒーティング
■パーフォレーテッドダコタレザーシート(PDSW:ブラック)
■iDriveナビゲーションパッケージ
■BMWライブコックピット(10.25インチ マルチディスプレイメーターパネル
■10.25インチ ワイドコントロールディスプレイ(タッチパネル機能付)
■HDDナビゲーションシステム(VICS 3メディア対応)
■BMWインテリジェントパーソナルアシスタント(AI音声会話システム)
■ITSスポット対応DSRC車載器(ルームミラー内蔵、ETC機能付)
■BMWコネクテッド・ドライブプロフェッショナル
■ストレージコンパートメントパッケージ
価格と販売概要
■価格:502万6000円(消費税込み)
■販売方法:BMWオンラインストアにて受注
■受注開始日:2020年11月20日午前9時~
BMW 1シリーズ、漆黒の限定車「ピュアブラック」登場…オンラインで受注開始へ
ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、コンパクトモデル『1シリーズ』に、漆黒の限定車「118dピュアブラック」を設定し、BMWオンラインストアにて、11月20日午前9時より開始する。日本国内は10台限定で、納車は12月頃以降の開始を予定している。価格は502万6000円。
1シリーズは、タイヤスリップコントロールシステム(ARB)を採用するなど、高い走行性能を実現するとともに、FF採用により広い室内空間を確保。また、レーンチェンジウォーニング、後車衝突警告機能、クロストラフィックウォーニング(リア)、スピードリミット情報表示機能を追加したドライビングアシストを標準装備する。さらに、直近に前進した50mの軌跡を記憶し、その軌跡通りに後退する際に、ステアリング操作を自動で行う「リバースアシスト」を備えたパーキングアシスト、会話のみで車両の操作や、情報へのアクセスが可能となるBMWインテリジェントパーソナルアシスタントも装備し、機能性と操作性を大幅に向上している。
今回導入の限定車118dピュアブラックは、漆黒をテーマに、ホイールを含め、内外装を黒で統一することで、存在感あるスタイリングを実現。また、通常モデルの118dにオプションで装備可能なアクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)、iDriveナビゲーションパッケージ、ハイラインパッケージを標準装備し、魅力ある価格を実現している。
なお、一部のBMW正規ディーラーでは、118dピュアブラックの発売にあわせ、11月21日から23日まで、BMWライフスタイルグッズの割引販売等が行われるブラックフライデーのショールームイベントを実施する。
漆黒の1シリーズ登場! 10台限定のBMW「118d ピュアブラック」受注開始
■内外装を黒で統一した限定車
ビー・エム・ダブリューは2020年11月16日、BMWのもっともコンパクトなモデル「1シリーズ」をベースにした漆黒の限定車「118d Pure Black(ピュア・ブラック)」の受注を、BMWオンラインストアにおいて同年11月20日より開始すると発表した。
日本においては10台限定での販売となる。
今回導入の限定車、118dピュア・ブラックは、漆黒をテーマに、ホイールを含め内外装を黒で統一することで、存在感あるスタイリングを実現している。
また通常モデルの118dにオプションで装備可能なアクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、iDriveナビゲーションパッケージ、ハイラインパッケージを標準装備する。
車両価格は502万6000円(消費税込)だ。
BMW 118d Pure Blackのおもな特徴および特別装備品
・10台限定
・ボディカラー: ブラックサファイア
・サンプロテクションガラス(リアドアウインドー、リアウインドー)
・BMW Individual ハイグロス・シャドー・ライン・エクステリア
・18インチMライトアロイホイール Vスポークス タイリング554M
・ACC/アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)
・ハイラインパッケージ
・電動フロントシート(運転席&助手席、運転席メモリー機能付)
・フロントシートヒーティング
・パーフォレーテッド・ダコタレザーシート(PDSW:ブラック)
・iDriveナビゲーションパッケージ
・BMWライブ・コックピット(10.25インチ マルチディスプレイメーターパネル)
・10.25インチ ワイドコントロール・ディスプレイ(タッチパネル機能付)
・HDDナビゲーション・システム(VICS 3メディア対応)
・BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント(AI音声会話システム)
・ITSスポット対応DSRC車載器(ルームミラー内蔵、ETC機能付)
・BMWコネクテッドドライブ・プロフェッショナル
・ストレージコンパートメント・パッケージ
10台限定! 「BMW1シリーズ」で漆黒の「118dピュア・ブラック」が受注開始
販売はBMWオンライン・ストア上のみで11月20日スタート
BMWジャパンは「1シリーズ」をベースとした限定車、「BMW118dピュア・ブラック」の受注をBMWオンライン・ストア(https://online-store.bmw.co.jp/)で11月20日(金)午前9時より開始する。消費税込みの車両本体価格は5,026,000円で、日本国内においての販売は10台限定。カスタマーへの納車開始は、12月以降を予定している。
1シリーズは、タイヤスリップ・コントロール・システム(ARB)を採用するなど、高い走行性能を実現するとともに前輪駆動方式の採用で広い室内空間を確保。機能的なモデルに仕上げられている。運転支援機能も充実している。レーンチェンジウォーニングやスピードリミット情報表示機能が追加されたドライビング・アシストに加え、BMW独自の「リバース・アシスト」を備えたパーキングアシストを装備。さらに、会話のみで車両の操作や情報へのアクセスが可能となるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントも備わる。
今回の118dピュア・ブラックは、漆黒をテーマにホイールを含めて内外装を黒で統一して存在感あるスタイリングを表現。通常モデルの「BMW 118d」にオプションで装備可能なアクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)、iDriveナビゲーション・パッケージ、ハイライン・パッケージを標準装備しつつも魅力的な価格を実現している。
BMW 118d Pure Blackの主な特徴および特別装備品
・ボディ・カラー:ブラック・サファイア
・サンプロテクション・ガラス(リヤ・ドア・ウインドー、リヤ・ウインドー)
・BMW Individualハイグロス・シャドー・ライン・エクステリア
・18インチMライト・アロイ・ホイール Vスポーク・スタイリング554M
・ACC/アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付き)
・ハイライン・パッケージ
電動フロント・シート(運転席&助手席、運転席メモリー機能付)
フロント・シート・ヒーティング
パーフォレーテッド・ダコタ・レザー・シート(PDSW:ブラック)
・iDriveナビゲーション・パッケージ
BMWライブ・コックピット(10.25インチ マルチ・ディスプレイ・メーター・パネル
10.25インチ ワイド・コントロール・ディスプレイ(タッチ・パネル機能付)
HDDナビゲーション・システム(VICS 3メディア対応)
BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント(AI音声会話システム)
ITSスポット対応DSRC車載器(ルーム・ミラー内蔵、ETC機能付)
BMWコネクテッド・ドライブ・プロフェッショナル
・ストレージ・コンパートメント・パッケージ
BMW 118d Pure Black限定車紹介サイト
https://www.bmw.co.jp/ja/newcar/2020/bmw-118d-pure-black.html
なお、一部のBMW正規ディーラーではBMW118dピュア・ブラックの発売にあわせ11月21日から23日まで、BMWライフスタイル・グッズの割引販売などが行なわれるブラック・フライデーのショールーム・イベントを実施する。
ショールーム・イベントの詳細:
https://www.bmw.co.jp/ja/event/2020/20201116-black-friday.html
テーマは漆黒! BMW1シリーズに限定車「118d Pure Black」がオンライン限定発売
オプション扱いの装備も標準化して魅力的に
ビー・エム・ダブリューは、現在のBMWラインアップで一番コンパクトになる1シリーズをベースにした限定車「BMW 118d Pure Black」をBMWオンラインストアにて発売する。限定台数は10台のみ、11月20日(金)午前9時よりオーダー可能だ。メーカー希望小売価格(税込み)は、502万6000円。
1シリーズはタイヤスリップコントロールシステム(ARB)といった機能で運動性能を高めているほか、レーンチェンジウォーニング、後車衝突警告機能、クロストラフィックウォーニング(リヤ)といった安全装備も兼ね備えたモデルとして人気だ。
今回の限定車は、その名の通り漆黒がテーマ。ブラックのボディカラーはもちろん、ホイールやBMWインディビデュアルのハイグロスシャドーラインエクステリアといったアイテムでコーディネート。スポーティさに磨きをかけている。
また、通常モデルではオプション扱いとなるアクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)やiDriveナビゲーションパッケージ、ハイラインパッケージも標準装備として魅力を高めた。
BMWオンラインストア https://online-store.bmw.co.jp/
Posted at 2020/11/22 12:08:29 | |
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BMW | 日記
2020年11月22日
【10年ひと昔の国産車 11】インプレッサSTI Aラインは速くて乗り心地も良い大人のスポーツ4WDだった
「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前の国産車は環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は「スバル インプレッサWRX STI Aライン」だ。
スバル インプレッサWRX STI Aライン(2009年)
これまで「STI」というとWRCの直系モデルといったキャラクターだっただけに、外観はブリスターフェンダーで迫力満点。エンジンは高回転&高出力タイプで、ミッションもMTのみ。現行モデルでは少しマイルドになったとはいえ、サスペンションは走りに割り切ったハードなものだった。それがスバリストにはたまらないインパクトを与えていたが、マニアではない人はちょっと引いてしまった。そこで、幅広い層のニーズに応えるべく、魅力をたっぷり身につけて登場したのが今回のAラインだ。
迫力ある外観はそのままに、インプレッサSTIシリーズとしては初の5速ATを採用。エンジンは、300psと35.7kgmを発生する2.5Lターボを搭載する。2.5Lターボは国内でもレガシィアウトバックに採用されていたが、STIにふさわしく本体の一部強化や吸排気系など、専用チューニングが施されている。
ガングリップタイプのシフトレバーをDレンジに入れてアクセルを踏み込むと、タコメーターの針が瞬時に跳ね上がり、背中をググっと前に押し出してくれる。前45:後55のトルク配分によるスバル独自の4WDシステムによって、滑りはまったく感じられない。2000rpmあたりからでもしっかりとした加速が感じられ、そのまま6500rpmで直線的に速度を伸ばしてくれる。
スタートのしやすさはもちろん、こうした走りの気持ち良さがいつでも引き出せるのはAラインの魅力だ。しかもシフトレバー手前にある「SIドライブ」を「iモード」にしておけば、加速感のピークが抑えられ、ジワッと滑らかで粘り強い走りを生む。いざと言う時は「S#モード」にすれば、急な右肩上がりの強力な加速感を楽しめる。中間の「Sモード」ではピークパワーがやや低いものの、低中速域の加速感に違いはなく、実用域での力強さはいつでも味わえる。
エンジンの排気音が抑えられていることや、ATを利用した4WDシステムゆえに、ギアノイズも少なく快適性も高い。乗り心地の良さはSTIとは思えないほどで、大きな入力に対してもスッとストロークして受け止めてしまう。もっともその結果、従来のダイレクトで力強い反力があったステアリングフィールは穏やかなものになっている。STIのネーミングからすると、もう少しダイレクト感を残しても良かったかもしれない。
オプションで装着されたブレンボのブレーキはダイレクト感があり制動力も高いが、Aラインのマイルドな乗り味を考えると、峠をガンガン攻めない限り、標準のものでも十分だろう。
このAライン、300psのパワーと快適性を併せ持つスポーツ4WDでありながら、ベース仕様は315万円と非常にリーズナブルな価格が設定されている。STIの過激さを求めると刺激は薄いが、ヨーロッパで鍛えられた走りの良さを期待するならぴったりの一台だ。誰もが安心してロングツーリングや日常でのスポーツドライブを楽しめる、新世代のSTIモデルと言えるだろう。
■インプレッサWRX STI Aライン 主要諸元
●全長×全幅×全高:4415×1795×1475mm
●ホイールベース:2625mm
●車両重量:1490kg
●エンジン種類:水平対向4 DOHCターボ
●排気量:2457cc
●最高出力:221kW<300ps>/6200rpm
●最大トルク:350Nm<35.7kgm>/2800-6000rpm
●トランスミッション:5速AT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●10・15モード燃費:9.4km/L
●タイヤ:245/40R18
●当時の車両価格<税込み>:315万円
Posted at 2020/11/22 11:07:39 | |
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富士重工 | 日記
2020年11月22日
クラリオンが社名変更 2021年1月から「フォルシアクラリオン・エレクトロニクス」に
クラリオンは18日、社名を2021年1月1日に「フォルシアクラリオン・エレクトロニクス」に変更すると発表した。
クラリオンは19年3月にフォルシアのビジネスグループの中核企業となり、先進運転支援システム(ADAS)やディスプレー技術などを中心に事業活動を展開してきた。
フォルシアグループが持つアセットを生かしてコスト競争力を強化するなど、持続的成長に向けた事業基盤が整ってきたと判断。事業運営だけでなく社名上でもグループとしての位置付けを明確にする。
フォルシアは、日立製作所傘下だったクラリオンを19年3月に子会社化した。法人格は残したクラリオンに加え、仏パロットフォルシアオートモーティブ、中国コエージェントエレクトロニクスの3社を統合する形で、同年4月にグループ4つ目の事業部としてのフォルシア・クラリオン・エレクトロニクス(FCE)を設立している。
現在、自動車用コックピットや駐車支援といった低速ADASとディスプレー関連領域での製品開発を担い、クラリオン時代から培ってきた技術力や信頼性も武器にして国内自動車メーカーを中心にビジネスを継続、強化している状況だ。
クラリオンはフォルシア傘下に入って以降、グループ内リソースをフル活用しコスト競争力を高めてきた。ローコストカントリーからの部品仕入れを増やし、生産・研究開発領域でもコスト低減を進め、足元では「2割程度低減できている」(村上洋社長)という。低減目標は3割を掲げており、新社名に変更後もコスト競争力に磨きをかけ、新規受注獲得につなげていく。
今回の社名変更に当たり経営体制に変更はないが、フォルシアグループとしての事業基盤が整い、社名も事業方針とリンクさせることで、名実ともに車載エレクトロニクス部門をけん引するための企業組織となる。今後もコックピットエレクトロニクスとディスプレー技術、ADASの3技術領域での事業展開を加速する方針だ。
村上社長は「事業部を設立して1年半が経過し、組織もビジネスプロセスもフォルシアグループの一員としての基盤が整ってきた。既存領域のみならず、5年、10年先を見据えたイノベーション創出にも取り組んでいく」と話す。
Posted at 2020/11/22 10:58:49 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年11月22日
なぜアイサイトXのハンズオフ機能は50km/h以下でしか使えないのか? 開発担当者に訊いた!
スバルの新型「レヴォーグ」に搭載される運転支援技術「アイサイトX」について、開発担当者に訊いた!
安全を考慮したハンズオフ作動の速度域
まもなく販売が開始されるスバルの新型「レヴォーグ」には、最新の運転支援技術「アイサイトX」が一部グレードに搭載される。
目玉は日産、BMWに続くハンズオフ機能の搭載だ。しかし、先行するふたつのメーカーの作動速度領域がそれぞれ、0~120km/hと0~60km/hであるのに対し、スバルは0~50km/hと領域がもっとも狭い。その理由はなぜか?
アイサイトXの開発に携わったスバルの先進安全設計部課長の金子法正さんに話を訊いた。
−−従来のアイサイトとの違いを教えてください。
金子 ステレオカメラのアップデートと、レーダーの追加が大きな違いです。ステレオカメラは、解像度が1.2メガピクセルから2.3メガピクセルに向上し、水平画角が2倍弱広くなりました。くわえて、処理速度も大幅に速くなりました。レーダーはリアにくわえ、フロントコーナーにも追加されています。さらに、3D高精度地図ユニットも搭載しました。
−−ステレオカメラの製造元が変更されたそうですね
金子 従来は日立オートモティブシステムズ社製でしたが、アイサイトXはスウェーデンに本社を置くヴィオニア社製を採用しました。
−−アイサイトX搭載モデルは一定の条件下でハンズオフ運転が出来るようになりましたが、対応する道を教えてください。
金子 高速自動車国道および自動車専用道路でハンズオフ機能は作動します。カーブの多い首都高速道路でもほぼ全区間で使える予定です。ただし、山手トンネルなど衛星の電波が受信できないと思われる区間は使えません。
−−なぜハンズオフ機能は50km/h以下でしか使えないのでしょうか?
金子 ハンズオフはスバルとして初めて取り組む技術のため、安全を考慮し、あえて50km/h以下にしました。技術的には100km/hまで対応出来ます。今後、より高速域での実用化も検討いたします。
−−アイサイトXの機能が拡充したとき、アップデートは可能でしょうか?
金子 プログラミングの都合上、アップデートは出来ません。一部改良モデルやマイナーチェンジモデルに新機能は搭載されていくはずです。
−−すでにハンズオフ機能を実用化している日産やBMWは、ヘッドアップディスプレイに各種情報を表示します。レヴォーグには採用されませんでした。
金子 アイサイトXとメーターの開発は別々におこなわれました。非採用の理由には、技術的な課題があるかもしれません。
−−ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)の上限速度は135km/hですね。
金子 新東名高速道路の120km/h区間を考慮し、135km/hに設定しました。トヨタの最新モデルの上限速度は180km/hかもしれませんが、設定速度については各メーカーの判断に委ねられています。
−−ACC使用の渋滞時、停止から約10分のあいだであれば自動で再発進します。従来の約3秒から大幅に停止時間が伸びた理由を教えてください。
金子 フロントレーダーの追加と、ステレオカメラのアップデートによって画角が広がった結果、従来とくらべ割り込み車両をより正確に検知出来るようになったからです。
−−アイサイトXの他メーカーに対する優位性とは?
金子 ステアリング制御および速度制御のなめらかさは、ほかのメーカーより優れていると思います。
文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)
いよいよ発売秒読み 新型レヴォーグとアイサイトXは安全技術に革命を起こすか!??
日本車の貴重なステーションワゴンであるスバルレヴォーグは、2020年10月15日に正式発表され2代目に生まれ変わった。そして、2020年11月26日から販売を開始となる。
スバルはレヴォーグをフルモデルチェンジするにあたり、8月20日に正式デザインを公表し、先行予約の受け付けを開始。その結果、8月20日から10月14日までに8290台を受注するなど、注目度の高さがうかがえる。
新型レヴォーグの注目ポイントは多岐にわたるが、最新のアイサイトXが搭載されたのが大きなトピックだ。
クルマは日進月歩で進化しいて、時代によってその進化のターゲットが変化している。現在クルマ関連で最も目まぐるしく進化しているのが、安全装備、運転支援装置と言ってもいいだろう。
世界初で初めて衝突被害軽減ブレーキを搭載したのは、2003年にデビューしたホンダインスパイア(4代目)だが、一般に認知させたのはスバルのアイサイトと言っても異論はないはずだ。
そのアイサイトは進化を続け、新型レヴォーグでは最新のアイサイトXに進化している。
アイサイトXはどのような先進機能を持つのかに言及すると同時に、アイサイトXは日本の安全装備を先導できるのかについて渡辺陽一郎氏が考察する。
文/渡辺陽一郎、写真/SUBARU、NISSAN、池之平昌信
【画像ギャラリー】多種多彩な先進機能を搭載しながらも実質11万円!! アイサイトXはこの手の出しやすい価格設定も魅力
ホンダが自動運転レベル3型式指定を取得
2020年11月11日にホンダは自動運転レベル3型式指定を取得したことを発表。2020年度中、つまり2021年3月までにレジェンドに搭載して市販を開始する
最近は運転支援機能の進化が著しい。2020年11月には、ホンダがレジェンドに自動運転レベル3のシステムを搭載すると発表した。
レベル1とレベル2は、制御に際して「ドライバーによる監視」が必要だから運転支援機能とされるが、レベル3は「システムによる監視」へ移行する。「ドライバーによる監視」ではないから、自動運転と受け取られる。
しかしそのいっぽうで国土交通省は、「運転者は過信せず常に運転できる状況を維持する必要がある」と規定している。
レベル3の作動中でも「警報を発してドライバーによる運転操作を求める状況」が想定されるからだ。
そうなるとドライバーではなく「システムによる監視」が行われても、走行中にドライバーがスマートフォンを注視することはできない。
「ドライバーによる運転操作を求める状況」は、言い換えればシステムの手に負えない状況だから、難しい運転操作が要求される。
この時に周囲の交通状況を正確に把握できていないと、適切な対処はできない。システムとドライバーの両方による監視が必要で、レジェンドの「自動運転レベル3」も、運転支援機能の進化型と考えたい。
衝突被害軽減ブレーキを世界で初搭載したのは2003年デビューのホンダインスパイア(4代目)だった。それが今ではあって当たり前の装備になっている
“ぶつからないクルマ?” が劇的進化
そして長年にわたり運転支援機能を手掛けてきたメーカーがスバルだ。1999年にレガシィランカスターADAが発売され、2個のステレオカメラを使った運転支援を実現させた。
2010年にはレガシィにアイサイトバージョン2が搭載され、割安な価格と「ぶつからないクルマ?」というCM効果で好調に売れた。
スバルは1999年にADAをランカスターに搭載。2008年、レガシィシリーズに初のアイサイトを搭載して、一般ユーザーに衝突被害軽減ブレーキを認知させた
この時に衝突被害軽減ブレーキと運転支援機能に対するユーザーの関心が高まり、安全装備の普及に大きく貢献した。そして2020年10月に発表された新型レヴォーグは、新しいアイサイトXを採用する。
アイサイトXは進化した運転支援機能で、そのベースには、アイサイトの性能向上がある。
新型レヴォーグはステレオカメラを全面刷新して、前側方レーダー、後側方レーダー、後部の超音波センサーも装着した。ブレーキブースター(ブレーキ力を高める装置)は電動式になり、アイサイトによる反応を向上させている。
これらの効果で、まずは衝突被害軽減ブレーキをはじめとする安全性が向上した。自車が右左折する時も、直進してくる対向車や歩行者を検知して、衝突回避が可能になる。
アイサイトはステレオカメラを使っているが、新型レヴォーグに搭載されるアイサイトXでは刷新されて大きく進化している
2車線道路などを走行中、車線変更を含めて隣車線の車両と接近した時は、警告を行って元の車線へ戻るようにステアリングを制御する。
衝突被害軽減ブレーキの作動中も、ブレーキ制御だけでは衝突回避が困難と判断された場合、左右にスペースがあれば操舵による回避操作を支援する。
前側方レーダーも採用したから、左右の見通しが利かない枝道などから大通りに出る時など、側方から接近する車両を検知して警報を発したり衝突被害軽減ブレーキを作動させる。
これらの安全装備は、世界初ではないが先進的な部類に入る。スバル車としてなら初採用の機能も多い。
アイサイトXの衝突被害軽減ブレーキは、真正面だけでなく前側方の接近車両も検知するので、T字路などでの事故防止に役立つ
アイサイトXは運転支援機能が高度化
そしてアイサイトXは、運転支援機能をさらに高度化させている。自動車専用道路において作動するシステムで、衛星からの情報や3D高精度地図データも使う。
アイサイトXで最も注目されるのは、時速約50km以下の渋滞時に作動するハンズオフ(手離し)機能だろう。
作動中はステアリングホイールを保持していなくても操舵制御が続き、一定の車間距離を保ちながら先行車に追従走行する。ステアリングとペダル操作の両方が軽減され、渋滞時の停止と発進も支援される。
新型レヴォーグのアイサイトX搭載車は、日本車では日産スカイラインに次ぐハンズオフの使用が認められることになった
ドライバーモニタリングシステムも併用され、ドライバーが前方を見ていない時は、ステアリングホイールを保持するように注意を促す。
それでも反応しない時は、ドライバーに異常が発生したと判断する。運転支援を続けながら減速して、ハザードランプとホーンも作動させ、異常の発生を周囲に知らせる。
なおレヴォーグには、通信機能を使ったSOSコール機能などが採用され、エアバッグ作動時には自動的にコールセンターへ接続される。乗員に呼びかけを行い、応答しない時は消防や警察に自動通報する。
それなのにドライバーモニタリングシステムがハンズオフ走行時の異常を検知しても、通信機能とは連携しない。
ドライバーの異常を把握できるのだから、エアバッグ作動時と同様、コールセンターへの自動接続や消防と警察への通報も行うべきだ。
アイサイトXでは、高速域の運転支援機能も向上する。
先行車がいない時でも、カーブの手前では減速するなど速度制御を行い、料金所を通過する時も30~35km/hまで下げる。
アクティブレーンチェンジアシストの機能もあり、70~120km/hで走行中、ドライバーが方向指示機を作動させると、車線変更の操舵支援を行う。
カーブや高速道路などの料金所手前では車両を適切な速度まで減速するなど、ドライバーの負担が減ると同時に安全面にも大きく貢献
高性能ながら安いのが魅力
このようにアイサイトXは、渋滞時のハンズオフアシストを含めて、運転支援機能を幅広く向上させた。
ちなみにスカイラインに採用されるプロパイロット2.0には、高速走行時のハンズオフ機能も備わる。
2019年のビッグマイチェンで、スカイラインのハイブリッドモデルには自動運転レベル2のプロパイロット2.0が搭載されたが、価格は高い
従って高速道路上では、長距離にわたってハンズオフ走行を行える。その代わり価格も高く、プロパイロット2.0を標準装着するハイブリッドは、これを備えないターボエンジン搭載車に比べて120万円以上高い。ハイブリッドの対価を除いて、プロパイロット2.0単体に限っても60万円に相当する。
その点でレヴォーグのアイサイトXは割安だ。アイサイトXを備えるグレード名の末尾にEXが付くタイプは、38万5000円高いが、そこには11.6インチディスプレイやコネクティッドサービスなどのセットオプション(27万5000円)も含まれる。
新型レヴォーグでEXのつくグレードはアイサイトXが標準装備。11.6インチディスプレイやコネクティッドサービスなどのセットオプションを含むので実質11万円
つまり高度運転支援システムとなるアイサイトXの正味価格は11万円だ。この金額で渋滞時のハンズオフ機能、カーブや料金所の手前で減速する制御などが行われるなら割安だ。
車間距離を保ちながら先行車に追従走行できる運転支援機能は快適だが、慣れてしまうと、カーブや料金所における減速を怠りやすい。
設定した速度が100km/hとすれば、先行車がいない場合、カーブにも同じ速度で進入しそうになる場合がある。カーブの速度調節は、運転支援機能が本来行うべき制御だろう。
アイサイトXは、運転支援機能の安全性と快適性を高める。その価格が11万円だからレベル2でも割安感が伴い、今後の運転支援機能の性能と価格にも影響を与えるだろう。
以前のアイサイトバージョン2と同様、新型レヴォーグのアイサイトXも、安全装備と運転支援機能をリードしてほかの車種の進化も促す。日本車の安全装備と運転支援機能に、いい刺激を与えてくれる。
アイサイトXは販売台数の見込めるレヴォーグに搭載され、今後ほかのスバル車にも拡大搭載されるハズなので、その性能の恩恵を受けやすいのがすばらしい
Posted at 2020/11/22 10:53:33 | |
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富士重工 | 日記
2020年11月22日
トヨタ GRヤリス、マキネン率いるWRCチームと共同開発…欧州発売
トヨタ自動車の欧州部門は11月10日、『GRヤリス』(Toyota GR Yaris)を欧州市場で発売した、と発表した。
◆トミ・マキネン・レーシングと共同開発
GRヤリスは、WRC(世界ラリー選手権)に学び、WRCで勝つために、「TMR」(トミ・マキネン・レーシング)と共同開発した、スポーツカーシリーズ「GR」のオリジナルモデルだ。トヨタによると、WRCの経験から直接開発されたロードゴーイングスポーツカーになるという。
GRヤリスには、TNGA思想に基づくスポーツ4WDプラットフォームを採用した。WRCの現場からのフィードバックを踏まえ、一から鍛え上げ、バランスの取れた高剛性ボディを実現するとともに、前後のサスペンションジオメトリを最適化した。スポーツ4WDシステムの「GR-FOUR」との組み合わせによって、高次元での動的性能を追求している。
◆1.6リットルターボのスペックは3気筒エンジンとしては世界最高レベル
新開発の小型軽量ハイパワーユニットの直噴1.6リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンを積む。「TNGA」(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)エンジンの高速燃焼コンセプトに加えて、軽量な運動部品採用によるエンジンの高回転化、ターボチャージャーなど吸排気系の最適化によって、欧州仕様の場合、最大出力261hp、最大トルク36.7kgmを獲得した。このスぺックは、3気筒エンジンとして世界最高レベルという。
このエンジンを、リズミカルな変速を可能にした6速MTの「iMT」と組み合わせる。欧州仕様の場合、0~100km/h加速5.5秒、最高速230km/h(リミッター作動)の性能を実現する。
◆前後駆動力可変システム採用の新開発スポーツ4WD
新型エンジンが生み出すパワーは、多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用の新開発スポーツ4WDシステムのGR-FOURによって、四輪に伝えられる。前後駆動力配分の自由度を拡大し、より卓越した走行安定性を追求している。
ドライバーは、4WDモードのダイヤルスイッチを操作して、好みや運転状況に合わせて4WDのパフォーマンスを調整できる。通常モードでは、前後のトルク配分は60対40だ。スポーツモードでは、バランスが後部にシフトして30対70の配分となり、ワインディングロードやサーキット走行を支援する。トラックモードは、高速サーキットを想定しており、前後のトルク配分は50対50になる。各モードでは、ドライバーの入力、車両の挙動、路面の状態に応じて、トルクバランスが自動的に調整される。
GRヤリスのサスペンションは、リアにダブルウィッシュボーンを採用した。専用のセットアップが施されており、高いパフォーマンスに向けて最適化されている。 フロントには、マクファーソンストラットを採用した。パフォーマンスブレーキシステムは、4ポットキャリパーを備え、高速サーキットなどに対応するように設計されている。
◆新型ヤリスとは異なる専用の3ドアボディ
ボディには、アルミ製のエンジンフード、トランクリッド、ドアパネルを採用した。形状自由度の高いSMC工法で成形されたCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)製のルーフパネルも採用する。軽量化を図りながら、優れた空力性能を発揮するために、新型『ヤリス』の5ドアボディとは異なる専用の3ドアボディとした。車両重量は1280kgとなる。
この3ドアボディは、91mm下げられたルーフが特長で、クーペシルエットを作り出している。フレームレスのドアも、クーペに見える効果を発揮する。フロントでは、デザインとスポイラーが専用デザインだ。リアは、ワイドなトレッドやフェンダーが特徴になる。
トヨタ GRヤリス、ルーフに炭素繊維複合材料…三菱ケミカルのSMCで軽量化
三菱ケミカルは11月16日、炭素繊維複合材料「シートモールディングコンパウンド(SMC)」がトヨタ自動車の『GRヤリス』のルーフに採用されたと発表した。
三菱ケミカルSMCがトヨタに採用されるのは2017年2月の『プリウスPHV』のバックドア骨格、同年3月のレクサス『LC』のドアインナーとラゲッジインナーに続いて、3件目となる。
GRヤリスへの採用は、SMCを使用することで大幅な軽量化と高い部材性能を実現できる点や、複雑形状の部材を生産可能とする成形性に優れる点が評価された。
SMCは、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の中間基材の一種で、数センチメートルの長さにカットした炭素繊維を樹脂中に分散させたシート状の材料。プレス成形により2~5分程度の短時間で部材に加工でき、連続した炭素繊維に樹脂を含浸させた中間期材である「プリプレグ」と比べて複雑な形状の部材を成形することができる。
Posted at 2020/11/22 10:36:25 | |
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