2020年12月09日
「スーパー耐久仕様のGRヤリスに見る最先端メーカーチューニング!」市販化待ったなしのパーツも多数装備!?
実戦で鍛えて市販車を強く育てていく
GRヤリスの進化はすでに始まっている!
スーパー耐久レース(S耐)は限りなく市販車に近い車両でロングディタンスを走ることもあり、「最もチューニングカーに近いレーシングカー」と言われているほどだ。
そんなS耐に参戦し、デビュー戦となった富士24時間でいきなりポールトゥウィンを飾ったのが、トヨタ社長の“モリゾー”こと豊田章男氏や佐々木雅弘選手がドライブした「ルーキーレーシング」のGRヤリス。「実戦でクルマを鍛え、市販車にフィードバックしていく」というトヨタ(GR)の意気込みが詰まった、最先端のメーカー系チューニングマシンなのだ。
エンジン本体や補機類はノーマルとイコール。ただし、ECUのプログラムには手が加えられ、ブーストアップによって最高出力は約320psに達しているという。もちろん各種リミッターも引き上げられている。クラッチはORC製の強化品をセットする。
エキゾーストマフラーはフジツボのスペシャルで、テールエンドにはキャタライザーを装備。これはレギュレーションに即した仕様だ。
足回りはKYBのレース用ショックを軸で構築。組み合わされるスプリングはハル製だ。ちなみに、GRヤリスのリヤサスはダンパーとスプリングが分離した構造だが、レース車両ではセッティングの幅を広げるために一般的なコイルオーバーへと変更されている。LSDは、GRガレージで販売されている市販モデルを使用。
ブレーキはスリックタイヤとの相性まで考え、フロントにはアドヴィックスの6ポットキャリパー+2ピーススリットローターを、リヤには純正と同サイズのアドヴィックスキャリパー+2ピースプレーンローターをそれぞれセットしている。
不要なものが徹底的に排除され、シンプルかつレーシングに仕上げられた室内。中でも目に付くのがブリッドのドライカーボン製フルバケットシート。佐々木雅弘選手の話では、この採用はメーカー系レーシングカーでは異例だという。メーターはAIM社のロガーモニターMXL2だ。
元々、市販車としてはボディ剛性が高いとされるGRヤリスだが、スリックタイヤでサーキットを走るS耐というステージではボディにかかる負担は想像以上に大きい。そのため、室内を覆い尽くすロールケージは、応力集中部分を全てバーで連結して剛性を飛躍させている。
なお、燃料タンクは専用モデルを製作してフロア下に設置。燃料が低重心化に寄与するよう設計されているそうだ。
エクステリアで市販車と大きく異なっている部分は2点。レーシングスピードでは空力も重要なファクターとなるため、リヤにスワンネックマウントのウイングを装着。そして、フロントバンパーは両サイドの不要な開口部を撤去した上で2段の整流フィンをデザインしている。
これらは、レギュレーションに合わせて認定を受けたエアロパーツだが、現状は開発中とのとこ。しかし、将来的にはGR専売で市販化される可能性も十分にあるだろう。
「1600ccターボで4WDって聞いていたから、正直期待してなかったんですよ。ところが乗ってみたらピックアップが良くてトルクもある。ボディも軽いし、エンジンが小さいからバランスも抜群。良い意味で裏切られました」と佐々木雅弘選手。
GRヤリスオーナーでチューニングを楽しみたいと考えているオーナーにとって、このS耐スペックは注目の最先端チューンドなのである。
Posted at 2020/12/09 21:21:25 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年12月09日
スバル魂炸裂! 新型レヴォーグの弟分「インプレッサ」が持つ魅力とは
■水平対向エンジンやアイサイトなどスバルのアイデンティティが満載
2016-2017年 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、スバルの主力モデルである「インプレッサ」ですが、オーナーはどのような部分に魅力を感じているのでしょうか。
インプレッサは、国内市場だけでなく、ヨーロッパにおけるCセグメント市場を狙った世界戦略車として1992年に初代モデルが登場し、現行モデルは2016年に登場した5代目となり、セダンの「インプレッサ G4」とハッチバックの「インプレッサ スポーツ」がそれぞれ設定されていますが、今回はインプレッサスポーツを中心に紹介します。
日本自動車販売協会連合会が発表した新車販売台数ランキングによると、2020年1月から6月にかけて1万9381台を売り上げ、ランキング18位を記録。
2016年の5代目から、新世代プラットフォーム「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を初めて採用し、前モデルよりも細長くなったヘッドライトやコンパクトなフロントグリルで、シンプルながら鋭い顔つきになっています。
さらに、2019年のマイナーチェンジでは、運転支援機能「アイサイト」にツーリングアシストを追加。
ほかにも、国産車初の「歩行者保護エアバッグ」を標準装備するなど、先代よりもさらに安全性が向上されたことも影響し、登場から4年目となった2020年現在でも好調な販売台数を維持しています。
インプレッサのボディサイズは、全長4475mm×全幅1775mm×全高1480mm(一部グレード1515mm)と、先代モデルと比べてやや拡大。
ただし、ドアミラーの幅や最小回転半径は、先代モデルと同じサイズに設計されており、最新モデルでも、取り回しの良さ良さが魅力です。
内装は、もともと上質な質感でしたが、さらに高められています。メーターはアナログ式が採用されていますが、パーキングブレーキの電動化や、エアコンのスイッチ位置を高くし、直感的に操作できるようにするなど、質感の高さと機能性の両立が図られています。
搭載されるパワートレインは、1.6リッター/2リッターのガソリンエンジン車と、2020年10月に追加された2リッター+モーターのハイブリッド車「e-BOXER」の3種類を設定。
すべてのエンジンに「SUBARU BOXER」と呼ばれる水平対向エンジンが採用されており、振動が少なく滑らかなエンジンフィールを実現しています。
駆動方式は、ガソリン車に2WD/AWDが用意され、ハイブリッド車にはAWDが採用されています。
スバルではAWDを基本としていますが、インプレッサは同社のエントリーモデルということもあり、雪道や悪路での走行が必要ないユーザーのニーズに応えるため、2WDが設定されました。
燃費性能は、WLTCモードでガソリン車が12.4km/Lから14.1km/L、ハイブリッド車が15.2km/Lです。
さらに、「ぶつからないクルマ」のキャッチフレーズで有名な、スバルの先進安全機能「アイサイト」を全車標準装備。
これは、他メーカーが採用しているレーダー式のセンサーではなく、ステレオカメラによる認識システムを利用しているのが大きな特徴です。
これにより、前車のブレーキランプカラーを明確に把握することができ、あらかじめ減速準備に入ることができるため、より信頼性の高い衝突安全性能を実現しています。
グレードは、ガソリン車が「1.6i-L EyeSight」「1.6i-S EyeSight」「2.0i-L EyeSight」「STI Sport」の4種類。ハイブリッド車が「2.0e-L EyeSight」「Advance」の2種類です。
新車価格は、ガソリン車が200万2000円から292万6000円、ハイブリッド車が256万3000円から278万3000円でした。
■実際インプレッサに乗っている人はどこが良くてどこがダメ?
では、インプレッサに乗っているオーナーは、どのような評価をしているのでしょうか。
外観デザインの評価を見てみると、「この普通顔は好感が持てます」「適度なスポーティな外観で気に入っています」「スバルらしい飽きのこないデザインで気に入っています」など、決して派手さはないものの、バランスよくまとめられたデザインが高評価であるようです。
内装は、「高級感はそれほどありませんが黒を基調にまとまっています」との意見があれば、「見た目のインパクトは無く、質感も安っぽいところがある」「もっとスッキリしたほうがプラスチック感が弱まると思います」と、安っぽさを感じてしまうオーナーもいるようです。
また、アナログメーターに関しては「真新しさはないものの、見やすさは感じます」と、高評価でした。
シートに関しては、意見が割れるようで、「座り心地が良く長距離運転も疲れません」との意見があれば、「きつめのカーブなどではクルマの走りにシートがついていけていない感じ」との声もあります。
ほかにも、「(グレードによっては)標準でアルミペダルをつけるところはスバルらしいこだわり」との高評価もあれば「ダッシュボードの収納が小さすぎて取扱説明書や点検ノート以外のものが入りません」と、細かな使い勝手を指摘する声もありました。
走行性能に関しては、「重厚感があって、それでいて重すぎず軽すぎず良い感じです」「硬すぎず、柔らかすぎずちょうど良い。一番の長所はこのサスペンションですね」と、足回りが高評価であるようです。
反対に、「停止状態から発進するときに、ややもたつきます」と、レスポンスに不満を抱くオーナーが多いようです。
また、AWD車に関しては「FF車と比較して直進安定性は素晴らしい」「カーブなどでも、地面に吸い付く感触がします」との意見がありました。
※ ※ ※
インプレッサは斬新なデザインではありませんが、水平対向エンジンやアイサイトなどスバルが持つ最新の技術を惜しげもなく投入されています。
2020年10月に発表された「レヴォーグ」にはそれらを進化させた最新のスバルスピリットが継承されており、販売店によれば「インプレッサのハッチバックユーザーが、少し大きくなるレヴォーグへの乗り換えを検討するケースも少なくない」といいます。
Posted at 2020/12/09 21:16:51 | |
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富士重工 | 日記
2020年12月09日
スバル シフォン、スマアシの性能向上…カスタムには専用外装の新グレード設定
SUBARU(スバル)は12月8日、軽トールワゴン『シフォン』および『シフォン カスタム』を一部改良すると発表した。
今回の一部改良では、ステレオカメラを刷新した「スマートアシスト」を標準装備。衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキの性能を高めたほか、新たに路側逸脱警報機能、ふらつき警報などを搭載し、安全性能を向上させた。さらに、ターボエンジン搭載のグレードでは全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールの作動速度域を拡大。長距離の走行でもドライバーの負荷をこれまで以上に軽減する。
また、シフォン カスタムに新グレード「Rリミテッド スマートアシスト」「RSリミテッド スマートアシスト」を設定。大型フロントグリル&バンパーガーニッシュやサイドガーニッシュを装備した専用の外装とし、RSリミテッド スマートアシストにはさらに専用デザインの15インチアルミホイールを採用した。
価格はシフォンが134万2000円から172万7000円、シフォン カスタムが174万9000円から206万2500円。なおシフォンは『タント』をベースとしたダイハツからのOEM供給モデルとなる。
Posted at 2020/12/09 21:13:41 | |
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富士重工 | 日記