2021年09月02日
6年で22万km超の“過走行”レヴォーグを所有する筆者直伝! 愛車を大事に長く乗り続けるには“基本に忠実であること”がなにより重要だった
一昔前まではクルマの寿命として10年10万kmというのが一つの区切りとされていました。しかし、精度や耐久性の向上により10万kmを超えても全く問題なく走れる時代。何を隠そう筆者の愛車、2015年式のスバル レヴォーグもこの8月で22万キロを突破しました。そこで今回は、あくまで自己流ではありますが、筆者の経験を踏まえた「愛車を長く乗り続けるコツ」をご紹介します。
エンジンに負荷をかけた際、エンジンオイルは早めの交換を!
シビアコンディションと言われる、いわゆる過走行の部類からも超越している! とまで言われる私の愛車ですが、基本的な部分は一般的に使用するクルマと何ら変わらないメンテナンスを実施しています。
具体的には3000kmから5000kmの間でエンジンオイル交換を実施しています。この辺りは一般的なオーナーでも気を使っている部分だとは思いますが、通常と異なるのは追加メーターによる油圧やブースト圧、車両に装備されている純正の油温計によるコンディションのチェックです。
基本的にはオイル交換後の走行距離、または期間で交換時期を判断していますが、アフターメーカーのパーツレビューやインプレッションなどでハードに走行する機会もあるため、数値には特に気を配っており、油温が120度を超えるような走行をした場合は交換時期よりも前でもエンジンオイルの交換を実施しています。
エンジン周りは特に気をつかい、クルマを労っている
また、最近のクルマでは暖機運転は不要とされていますが、気温が低い場合、始動直後は油圧が10kpaを超えることもあるため、油温が上がり油圧が安定するまでは負荷をかけずになるべく低回転で走行することを心がけています。
このあたりはエンジンのみならずトランスミッションやデファレンシャルギアといった別の部分の油温を上げるという意味でも走らせながらの暖気運転をおこなっています。
ちなみにデファレンシャルギアのオイル交換は基本年に一度、交換不要と謳われているスバルのCVTフルードもトランスミッションにやさしい圧送交換という方式で2年に1度交換しています。
水平対向エンジンに限らず、エンジンやトランスミッションといった駆動部分のオイル管理は特に気を付けているポイントです。また、ラジエター液(ロングライフクーラント)も車検ごとに交換しておきたい部分。劣化したラジエター液は冷却性能の低下のみならず、ウォーターラインの詰まり等の原因にもなるため、あなどれません。
日ごろのメンテナンスが肝心! こまめにエンジンルームを清掃するのがおすすめ
日頃のメンテナンスという点ではエンジンルームの清掃にも気を配りたいところ。
ボディの洗車は欠かせないというオーナーも、エンジンルームまではなかなか手が回らないという人も多いと思いますが、パーツクリーナーやシリコンオイルなどを使用し、清掃ついでに油脂類のチェックを行えば点検をしつつ、漏れや滲みなども早期に発見できるので特におすすめです。特別な洗浄方法などはなく、こまめな水拭きだけでもしておきたいですね。
走行距離10万kmが区切り! 定期的な部品交換もしておきたい
ほかにも気を付けたいポイントとしては、予防整備として定期的な部品交換もしておきたいところ。たとえば、10万kmという境目の前後では、点火プラグやウォーターポンプ、燃料ポンプ、燃料フィルターといった普段手の入ることのない場所にも気を配っておきたいところ。
始動前に故障していればエンジンが始動できないだけで済みますが、高速走行中に故障した場合はオーバーヒートやエンジンブローの原因にもなるため、事前に交換しておきたい部分。
とくに目視で点検できない部品も多いので時期や走行距離で交換したい重要部品です。このあたりの部品の交換時期についてはディーラーなどに相談してみることをお勧めします。
レヴォーグの場合、エンジンはタイミングチェーン、パワステは電動とこれまでのクルマと比べるとメンテナンスが必要な部分や経年劣化での故障などの要素となる部分が減っていますが、それでも機械部品や電子部品の塊ですから、予期しない故障やトラブルが絶対ないとは言えません。
万が一の際にも安心! ディーラーの保証制度を上手に使おう
比較的クルマにまつわるメンテナンスは自分でこなす筆者でも、重整備となるとディーラーに駆け込む必要があります。
そんなときに安心できるのが保証制度。新車で購入した場合国内に販売されているすべての正規販売車であれば、必ず保証が付帯していますが、いずれも期限や距離が定められ、それを超えた場合は自費でのメンテナンスとなります。
安価な物であればいいのですが、距離がかさむと高額な部品の故障も考えられます。私の愛車の場合は延長保証と呼ばれるプランに加入することで、最長で7年まで走行距離は無制限で保証を受けることができます。
このプランは法定点検、車検を正規ディーラーで受けていることなどの条件を満たしていれば、加入費用を支払うことで保証を受けることができるのです。
もちろんディーラーで点検、車検を受けるということは保安基準適合車であるというのが大前提になります。
さらに、故障した箇所が社外部品の装着などによるものに起因しないというのも重要なポイント。車検対応車でもアフターパーツの装着で故障箇所への負荷があった場合は保証が受けられないというのも気を付けたいところです。
ちなみに私のレヴォーグの場合、保証で交換してもらった部品はボンネットやリヤゲートのダンパーといったものからCVTオイルポンプといった大物まで、保証規定に沿って異音や動作不良であらゆるものを交換していただいていることも、長くベストコンディションで乗り続けられている理由の一つと言えます。
たまにはロングドライブやワインディングでエンジンを高回転まで回すことも大切!
さて、最後に走らせ方で気を付けるポイントですが、近所の買い物などで1度の走行距離が数キロという短距離の走行の繰り返しがクルマには逆に負担ということがよく言われます。
私の場合は仕事柄、1度の走行が長いことが多く、短くて80km程度から長いときは1度に600km走ることもあります。長距離の走行は高速道路での走行が多いのですが、極力アイサイトの全車速追従クルーズコントロールを使用し、一定速度でエンジン回転数もほぼ一定となりエンジンや駆動系には優しい走行といえます。
実際こうした走行が多いことはパワートレーンや足回りなどに熱が加わる状況でありながら、高負荷を与えることも少ないため、過走行ながら調子がいいのはこうした使用環境が理由の一つであるとスバルのエンジニアの方からもお墨付きをいただきました。
もちろんたまにはエンジンを高回転まで回してあげることも重要で、インプレッションなどで、ワインディングなどを定期的に高回転で走行しているのも逆にバランスがいいということがいえます。
なかなか私と同じような環境で走行させるのは一般的なユーザーでは難しい部分ではありますが、短距離での走行が多い人には、たまにはロングドライブをしたり、ワインディングを気持ちよく走ったりといった走行シーンのバランスが重要であるといえるでしょう。
これまで7台のクルマを乗り継いできましたが、所有してきたクルマのなかでもダントツに走行距離が伸びてしまったレヴォーグ。
これまでのクルマと比べて圧倒的な故障の少なさに驚かされることも特筆すべきポイントではありますが、日ごろの乗り方やメンテナンスなども重要であることを多くの人に知っていただき、読者の皆さんも愛車との思い出をたくさん作ってくださいね。
【筆者:井元貴幸】
と、
いもっちさんのVMGでした〜
Posted at 2021/09/02 21:03:02 | |
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富士重工 | 日記
2021年09月02日
ベテランメカニックの経験や勘では車検に落ちる時代! いま知っておきたい「エーミング」とは
この記事をまとめると
■最近のクルマは自動ブレーキの装備義務化などハイテク化が進んでいる
■整備工場もそれに伴う設備の充実が求められる
■そうしたクルマは修理の際エーミングと呼ばれる電子装備の調整作業が必要となる
ハイテク化するクルマに整備工場も進化が求められる
最近は自動ブレーキなどが標準装備化されていることから、整備の世界にもいろいろと変化が起こっている。まさに今が転換点なのだが、車検にしても点検にしても昔からの内容を踏襲する形でやってきたと言っていい。そこにきて、最近の安全装備を中心とした先進機能の普及だ。もちろん新車からそのままなにもせずでは、万が一のときに作動しなかったり、タイミングがおかしくなることもありうるので、対策が進んでいるというわけだ。
そのため、整備工場に対しては自動車特定整備事業の認証が求められていて、有資格者の配置や整備スペースの確保、性能を認められたスキャンツールの用意などが求められている。実際、対応が大変で、費用もかかることから、町の整備工場の存亡にも関わっていることで、ディーラーや大手でないと生き残れないかもしれないところまで来ている。
また、車検では車両からデータを呼び出すOBDと呼ばれるポートに専用の機器をつないでシステムの点検をすることが2021年10月からプレテストが開始され、2024年に本格運用の予定となっている。
経験や勘で補修のできない時代に
そして最近目にするのが、エーミングという言葉だ。これは不具合を整備したり、事故などで損傷したものを交換した際に行うもので、電子装備の校正や調整のことを指す。エーミングターゲットという的のようなものを使用して行うのだが、こちらも今までにない作業などが必要になるものだ。
エーミングが必要な補修などがあった場合、行っていないと車検に通らないことになるので注意が必要だ。補修自体も本来の機能をきちんと発揮させるために、メーカーが出している細かな指示に基づいて行わなければならない。経験と勘を駆使して、ただ形だけ元に戻せばいいという時代ではなくなっているのだ。ユーザーにとっては整備や点検、修理費用の高騰にもつながるだけに、今後の動向には注目しておきたい。
Posted at 2021/09/02 20:52:26 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2021年09月02日
後輪駆動の最強BMW!?『M4 CSL』は540馬力に到達か
BMWは現在『4シリーズ』最強モデルとなる『M4 CSL』を開発しているとみられるが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。
第二世代となる現行型4シリーズ(G22型)は2020年にデビュー、その後ハードコアモデル『M4クーペ』が投入された。2021年にはさらなる強化モデル『M4コンペティション』が導入されたが、それら凌駕する最強スペックを持つのがこの「M4 CSL」だ。
捉えたプロトタイプは、存在感のある新しいグリルを装備しているほか、ヘッドライトをカモフラージュ。以前目撃した開発車両とは僅かに異なっており、それらが専用デザインに変更される可能性がありそうだ。そのほか、さらにアグレッシブなフロントスプリッター、ウィングレットが取り付けられた大口エアインテークなど、サーキット指向のエアロパーツが見てとれる。
またこれまで捉えたプロトタイプの後部には、より大きなトランクリッドスポイラー、ディフューザー、チタン製とみられるデュアルエキゾーストシステムがインストールされている。
スペックに関しての最新情報も入ってきた。パワートレインは3.0リットル直列6気筒エンジンを搭載し、M4コンペティションでは最高出力503ps、最大トルク650Nmを発揮するが、M4 CSLでは540psまで向上するという。また動力性能は、0-100km/h加速3.4秒のM4コンペティションに対し、CSLでは3.3秒以下となる。後輪駆動のみで、マニュアルは設定されず、オートマチックギアボックスのみが組み合わされると予想される。
なお市販型の車名は「M4 CSL」が有力ながら、「M4 CS」も候補の一つとなっているという。
Posted at 2021/09/02 20:50:05 | |
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BMW | 日記
2021年09月02日
【3.0L直6の4ドア・クーペ】次期アルピナB4 プロトタイプ発見 2022年発売か
グランクーペがベースに
執筆:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)
現行モデルのアルピナB4は、2ドアの4シリーズ・クーペをベースにしていたが、次期モデルは新型4シリーズ・グランクーペをベースにしているようだ。
欧州で新たに撮影されたスパイショットには、4ドアの4シリーズ・グランクーペをベースにしたプロトタイプが公道テストを行っている様子が写っている。
次期B4が4ドアになるという情報は、以前から人気フォーラム「Bimmerpost」で確認されている。この情報によると、新型アルピナB4は2022年3月に発売され、これと同時に4シリーズ・グランクーペに新たな4輪駆動の430ixが導入されるようだ。その後に2ドア・バージョンが登場する可能性もある。
パワートレインはB3と共通か
現行のB4と3シリーズベースのB3との関連性を考慮すると、新型車の素性についても大体の見当がつく。
B4はおそらく、最新のB3と同じ3.0L直列6気筒ツインターボを搭載し、最高出力468ps、最大トルク71kg-mを発生するだろう。そして、シフトチェンジを高速化した8速ATを介して4輪を駆動するはずだ。ディーゼルモデルのD4もすぐに登場する可能性が高い。
グランクーペと3シリーズはサイズと重量がほぼ同じであることから、パフォーマンスもほぼ同等になると思われ、0-100加速4.0秒以下、最高速度300km/hに達すると予想される。
また、快適性を重視したサスペンションチューンや、アダプティブ・ダンパーの採用により、アルピナ独自の動力性能を実現すると期待される。4輪駆動システムとリミテッド・スリップ・ディファレンシャルにも手が加えられ、エンジンのパワーアップに対応するだろう。
デザインとしては、繊細で上品なエクステリア、独自のカラースキーム、アルピナ特有の20本スポークのアロイホイールを採用することで、標準的なBMWと区別されるはずだ。
2022年3月の発売という情報が正しければ、2021年末までには公式発表が行われるものと思われる。価格については、約6万5000ポンド(約980万円)前後になると予想される。
アルピナ B4グランクーペ、「M440i」を強化し462馬力!2022年3月導入か
BMWをベースとしたハイエンドカーを手がける「アルピナ」が開発中の新型モデル『B4グランクーペ』市販型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
B4グランクーペは、9月にドイツ・ミュンヘンで開催される「IAAモビリティ2021」で出展予定のBMW『M440i xDrive』をベースに開発されている。開発初期段階と見られるプロトタイプは、一見特別なものには見えない。ただしよく見ると、カモフラージュされたリアバンパーとクワッドエキゾーストパイプがインストールされていることがわかる。
市販が近づくにつれ変更箇所が増えてくると思われ、アルピナブランドのフロントバンパー、専用デザインのホイールやボディカラー、スポーツチューンサスペンション、改良されたデジタルインストルメントクラスタ、アルピナステアリングホイールなどが装着されるはずだ。
パワートレインは、4シリーズグランクーペのパフォーマンスモデル「M440i xDrive」に基づいていることが示唆されている。搭載される3.0リットル直列6気筒ターボチャンジャーエンジンは、最高出力387ps、最大トルク500Nmを発揮。0-100km/h加速4.4秒で駆け抜け、最高速度250km/hのパフォーマンスを持つ。これがアルピナB4グランクーペでは、最高出力462ps、最大トルク700Nmまで強化されると噂されており、0-100km/h加速は3.8秒に短縮、最高速度は303km/hへ向上すると期待されている。
アルピナB4グランクーペは、2022年3月に導入されると予想されている。
Posted at 2021/09/02 20:44:13 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2021年09月02日
スバル「インプレッサ WRX」を運転していた80歳のおじいちゃん逮捕 時速180キロで爆走、罰金14.5万円
80歳の男性が運転するスバル「インプレッサ WRX」が時速180キロもの猛スピードで爆走していたところを地元警察に逮捕されたというニュースが、海外で話題になっていました。
事件が起きたのはオーストラリアのアルマという町を走るオーウェンロード。南部の州都・アデレードからクルマで1時間ほどの位置にあります。
事件を担当した南オーストラリア警察によると、2021年8月18日午後2時45分ごろに現場周辺を巡回していたハイウェイパトロールが発見。運転していたクルマはスバル「インプレッサ WRX」は第1世代のセダンモデルと伝えられており、男性は時速182キロもの猛スピードで走っていたそうです。
男性が逮捕されたオーウェンロードは長い直線が続く道路で、制限速度は時速100キロでした。82キロもの速度超過に対して、罰金として1814豪ドル(約14万5000円)の罰金が科せられ、6カ月の免許停止という処分が下されました。
南オーストラリア警察は今回の事件に対して「すべての道路を利用する人たちの安全のために、この地域の全ドライバーが制限速度に従ってほしい」と注意を促しています。
Posted at 2021/09/02 20:38:52 | |
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自動車業界あれこれ | 日記