2021年09月06日
6代目レガシィ・アウトバックが日本上陸! レヴォーグと同じ1.8Lターボのみで2グレード展開
この記事をまとめると
■2019年に北米で登場したレガシィアウトバックがついに日本で販売される
■2代目レヴォーグと同様のフル液晶メーターとセンターディスプレイが全車標準装備
■グレード展開は「X-BREAK EX」と「リミテッドEX」の2種類
導入の声がアツかった待望のニューモデルが日本にもついに上陸!
クロスオーバーワゴンのパイオニアとして知られるスバル「レガシィアウトバック」の新型6代目が10月、北米より2年遅れて日本でも正式デビューする。その先行予約受付が9月2日より開始された!
現行モデルの5代目よりもっとも大きく進化したのはやはり、走りのメカニズムだろう。プラットフォームがSGP(スバルグローバルプラットフォーム)、それも骨格を組み立ててから外板を溶接するフルインナーフレーム構造を採用した最新バージョンとなったことで、ボディの剛性と連続性がともにアップ。
また、フロント・ストラット式、リヤ・ダブルウイッシュボーン式サスペンションの形式こそ変わらないものの、フロントのロアアームがアルミ製になるなど全面的に刷新されたことで、乗り心地や走りの質感が大幅に高められている。ただし車重は1680~1690kgと、約100kg重くなった。
なお、これらの進化は、日本では2020年10月にデビューした現行2代目レヴォーグがすでに採り入れているが、北米では2019年7月よりSIA(Subaru of Indiana Automotive Inc.)で現地生産が開始された、このアウトバックとレガシィ(セダン)がレヴォーグよりも先に採用。日本向けの「レガシィ」を車名に冠するアウトバックは国内の工場で生産されるが、アウトバックの日本導入が2年遅れたのは、これら技術を実現する生産設備やモデルラインアップの刷新スケジュールの違いも大きそうだ。
そして新型アウトバックでは、最低地上高が先代より13mm高い213mmとなり、悪路走破性がさらにアップ。ホイールベースは2745mmと変わらないものの、全長は50mm長い4870mm、全幅は35mm広い1875mm。全高はアウトドアテイストを強めた「X-BREAK」系グレード同士の比較で10mm高い1680mm(以上、新型の数値はすべてプロトタイプのもの。市販モデルでは変更される可能性あり)となるなど、全方位でわずかにサイズアップされている。
その影響もあってか、新型アウトバックは先代よりも伸びやかかつワイド感があり上質な佇まいに。同時に各部のクラッディングも大型化されたことで、よりSUVらしいタフさも併せ持つデザインに進化した。
インテリアの質感向上はエクステリア以上に目覚ましい。2代目レヴォーグと同様の12.3インチフル液晶メーターと11.6インチセンターインフォーメーションディスプレイ&インフォテインメントシステムが全車標準装備されるとともに、インパネをはじめ各部のデザインが劇的にモダンな仕立てに。
中でも上級グレード「リミテッドEX」にメーカーオプション設定されるタンのナッパレザー内装は、実車を見ても高級車のそれと言ってよい仕上がりだが、「X-BREAK EX」のダークグレー防水素材内装も同じく、単に機能的なだけに留まらない高い質感を備えていた。
また、シートのフィット感が前後とも改善されており、特に後席は先代の座面が平板でホールド性が心許ない印象だっただけに、嬉しい進化と言えるだろう。
動力性能も安全性も全方位で進化!
スバル製ワゴン共通の強みである、ラゲッジルームの使い勝手もさらに進化。ホイールハウスの張り出しが小さくなり、その手前側の空間が広がるとともに、バックドア開口部も拡大されている。ただしラゲッジフロアの地上高が筆者実測で5cm高い69cmとなっているのは、荷物の積み下ろしのしやすさで好みがわかれるかもしれない。
今やスバル全体のコアバリューと言える安全性に関しては、ADAS(先進運転支援システム)が2代目レヴォーグと同じく「新世代アイサイト」にバージョンアップ。また、渋滞時ハンズオフアシストやカーブ前&料金所前速度制御、レーンチェンジアシスト、ドライバー異常時対応システムを含む「アイサイトX」と、デジタルマルチビューモニターによる「視界拡張テクノロジー」、またコネクテッドサービス「スバルスターリンク」も、新型アウトバックでは全車標準装備となった。
なお、北米仕様と日本仕様とでは、エンジンが大きく異なる。北米仕様は260馬力&277lb-ftの2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボと、182馬力&176lb-ftの2.5リッター水平対向4気筒直噴NA(自然吸気)が設定されているが、日本仕様はレヴォーグと同じ1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボのみを設定。最高出力は130kW(177馬力)/5200-5600rpm、最大トルクは300N・m(30.6kgm)/1600-3600rpm、レギュラーガソリンに対応している。
トランスミッションは8速マニュアルモード付きCVT、駆動方式はアクティブトルクスプリットAWDのみという点も共通だ。
ただしアウトバックには、四輪の駆動力や制動力を電子制御し悪路から脱出しやすくする「X-MODE(ヒルディセントコントロール付き)」が実装されており、「リミテッドEX」は1モード、「X-BREAK EX」は2モードから選べるようになっている。
グレード展開は先代より「B-SPORT」が廃止され、「X-BREAK EX」と「リミテッドEX」の2種類に。価格は「X-BREAK EX」が税込400万円弱、「リミテッドEX」が400万円強と見込まれている。スポーティな2代目レヴォーグとはひと味違う、上質かつタフな内外装と走りが魅力の新型6代目レガシィアウトバックに、日本の公道で乗れるようになるのは2021年内、もうすぐだ!
スバル新型SUV「レガシィ アウトバック」日本初公開! 国内唯一の「レガシィ」名称採用! 最低地上高213mmのタフ顔仕様は何が新しくなったのか
■新型アウトバックは何が変わった?
スバル「レガシィ・アウトバック」はフレーム付きの本格SUVを持っていないスバルが、北米市場での拡販のために1994年に2代目「レガシィ・ツーリングワゴン(BG系)」をベースにSUV化させたモデルとして登場しました。
当初はある意味“苦肉の策”といったモデルだったものの、「乗用車の走り」と「SUVの悪路走破性」を両立させるコンセプトは高く評価され、北米ではステーションワゴンを超える人気を獲得しています。
現在は弟分の「フォレスター」、末っ子の「XV」、さらに3列シートモデルの「アセント」とクロスオーバーシリーズのフラッグシップとして北米スバルの販売好調をけん引する重要な存在です。
日本では北米導入の1年後となる1995年に「レガシィ・グランドワゴン」として登場。
その後、1997年に「レガシィ・ランカスター」に改名(2002年まで)されましたが、4代目(BP系)から世界統一でアウトバックになっています。
エンジンは、自然吸気(NA)中心のラインナップで3代目(BH系)からトップモデルに水平対向6気筒をラインナップ。
さらにアイサイトのご先祖さまといわれるADA(アクティブ・ドライビング・アシスト)も採用されるなど、日本ではツーリングワゴンに対して上級のキャラクターが与えられていました。
その後、5代目(BS系)ではツーリングワゴンが廃止され、アウトバックのみのラインナップとなりました。
日本市場ではこれまでのレガシィのキャラクターはレヴォーグが受け継いだので脇役になったものの、「あの居住性が欲しい」、「あのゆとりが欲しい」、「あのプレステージ性が欲しい」というユーザーが一定数存在していました。
そんななか、6代目となる新型(BT系)が登場しました。このモデルは2019年4月に開催された「ニューヨーク・オートショー2019」で世界初公開され、その年から発売もおこなわれています。
となると、「日本向けの導入が、なぜ2年も遅れたのか?」という疑問もあると思います。
その理由はいくつかあるでしょうが、筆者(山本シンヤ)は、同年10月の「東京モーターショー2019」で世界初公開された2代目レヴォーグを優先させたことや、さらに日本向けに最適化(パワートレインや運転支援システムなど)するために時間を要したと考えています。
では、新型はどのようなクルマに進化しているのでしょうか。
エクステリアはキープコンセプトではあるものの、実車を日の光の下で見てみると立体感のある造形で、より筋肉質でたくましさがアップしているのが良く解ります。
実は社内では「メカニズムを刷新したので、デザインも大きく変えるべきでは?」という議論もあったようですが、最終的には「変化のための変化」ではなく、「ユーザーの使われ方に対して考えるべき」という判断から、大きな変更をおこなわなかったといいます。
デザインイメージは「トレッキングシューズ」で、前後バンパーやクラッディングなどはアウトバックらしさを“より大胆に”表現されています。
ちなみにディテールを見ていくとグリル周りやフォグランプ、ホイールアーチ周りなどは北米仕様とは異なり、2021年1月に導入されたオーストラリア仕様に近い印象です。
この辺りは発売時期にタイムラグがあったからこそ、手を入れることができたといってもいいでしょう。
個人的には、2代目レヴォーグやマイナーチェンジ後(2021年8月)のフォレスターに近いイメージがプラスされたと思っています。
グレードによって表現が異なり、「リミテッド EX」はメッキ加飾や切削&ダークメタリック塗装のアルミホイール、クロスバービルトインタイプのルーフレールなどによりプレステージ性を引き上げたコーディネイト。
逆に「X-BREAK EX」はブラック塗装の加飾やダークメタリック塗装のアルミホイール、ラダータイプのルーフレールなどにより道具感が高められたコーディネイトに仕上がっています。
ボディサイズは全長4870mm×全幅1875mm×全高1675mm(リミテッド EX)/1670mm(X-BREAK EX)と先代よりもアップしていますが、実用上はほぼ先代とほぼ同等と考えていいでしょう。
インテリアは先代から刷新。縦型の大型ディスプレイ内蔵のインパネセンターやフル液晶のメーターなどは2代目レヴォーグとよく似ていますが、左右/センターの空調グリルやシフト周り(サイドブレーキスイッチの位置)など細部は異なるのと、横方向に余裕があることから伸びやかさを感じました。
オプション設定ですが「ハーマンカードンサウンドシステム」をセレクトできるのが嬉しいポイントです。ただ、欲をいえば液晶メーターだからこそ専用デザインを奢って欲しかったなと思います。
ちなみにインテリアコーディネイトはリミテッド EXがブラック×シルバーステッチ(ファブリック)に加えて、オプションでナッパレザーを用いた本革シート(タン×オレンジステッチ/ブラック×シルバーステッチ)を用意。
個人的にはタン×オレンジステッチがアウトバックの独自性を表現していると感じました。
X-BREAK EXはダークグレー×エナジーグリーンステッチ(防水素材)となっています。
すべての乗員が快適に過ごせる空間は先代譲りで、運転席で筆者(身長170cm)がシートポジションを合わせたときの後席の足元は、足を組んでもシートバックに当たらないほどの広さ。
さらに先代でも十分以上だったラゲッジスペースも長さ方向で約25mm拡大されているそうです。
もちろん、利便性も向上しておりハンズフリーパワーリアゲートやポップアップトノカバーなども採用されています。
■パワートレインや先進機能はどうなっている?
パワートレインは、1.8リッター直噴ターボ(CB18)+リニアトロニック(CVT)の組み合わせです。
「アウトバックに1.8リッターで大丈夫?」と思う人もいるでしょうが、そもそもこのエンジンは先代の2.5リッター自然吸気(175馬力/240Nm)に変わるスバルのダウンサイジングターボで、177馬力/300Nmとスペック的にはそん色ないどころか、むしろ実用域トルクやドライバビリティの高さは2代目レヴォーグでも確認済みなので心配は無用でしょう。
個人的にはレヴォーグよりもゆったり走るシーンが多いと思われるアウトバックのほうが、このエンジンとのマッチングは良いのではないかと予想しています。
ちなみに北米向けは2.4リッター直噴ターボ(FA24)と2.5リッター自然吸気(FB25)の二本立てです。
「2.4リッターターボを日本にも!」という声も出そうですが、販売ボリュームや燃費規制の兼ね合いから日本への導入は難しいと聞いています。STIコンプリートモデル(レガシィがS401/402だったのでS501!?)用として導入されることを期待しましょう。
プラットフォームはSGP(スバルグローバルプラットフォーム)、それもフルインナーフレーム構造採用の新世代を採用。日本向けモデルとしては2代目レヴォーグに続く第2弾となりますが、実はワールドワイドで見るとアウトバックが初採用となります。
ちなみに今回のモデルのコーションプレートを見るとアプライド「B」、つまり1回目の年次改良がおこなわれたモデルになります。
新世代SGP採用により先代に対してエネルギー吸収性は約40%アップ(=衝突安全性アップ)、ねじり剛性は約70%アップや振動騒音の低減など、基本性能を大きくレベルアップ。
サスペンションの味付けなどは1.8リッター直噴ターボの搭載や日本の路面環境/走行条件などに合わせて最適化されているのはいうまでもありませんが、個人的にはオンロード/オフロード性能のレベルアップはもちろん、先代で目指した数値にはなかなか表れにくいが乗員は実感しやすい「動的質感」がどれだけ高められているかが気になるところです。
開発者は「見た目や機能はクロスオーバーですが、走りはグランドツーリング」と語っています。
ちなみにオフロード走行の性能に大きく影響する最低地上高は、先代の200mmから213mmにアップ。
加えて、オフロード走行をアシストする「X-MODE」は全車標準装備(リミテッド EX:2モード、X-BREAK EX:3モード)となっています。
もちろん先進安全装備も抜かりなしです。2代目レヴォーグやマイナーチェンジされたフォレスターと同じく新世代スペックで、広角化されたステレオカメラ+前後合わせて4つレーダー、電動ブレーキブースター採用などで衝突回避性能は世界トップレベルを実現しています。
加えて、3D高精度地図データとGPS情報を利用する先進運転機能「アイサイトX」は全車に標準装備。
その機能を簡単に説明すると高速域ではレーンチェンジを支援する「アクティブレーンチェンジアシスト」、コーナー前に最適速度に調整する「カーブ前速度制」、料金所でもアイサイトをOFFする必要のない「料金所前速度抑制」。渋滞時には50km/hまで手放しが可能な「ハンズオフアシスト」、渋滞時に自動で再発進が可能な「渋滞時発進アシスト」。
そして、ドライバーに何かあった際にクルマを安全に停止&周りにその状況を伝える「ドライバー異常時対応システム」など、多彩な機能が備えられています。
※ ※ ※
このように見た目はキープコンセプト、中身は全面刷新された新型アウトバック。
個人的には先代は良くいえば「穏やか」、悪くいえば「大味」に感じていましたが、新型は基本性能に優れる数々の武器を用いて新時代に見合った“アウトバックらしさ”をどう表現しているのかが気になるところです。
2代目レヴォーグの仕上がりの高さを考えると、期待値はかなり高い所にあります。
スバル新型レガシィアウトバックの先行予約を開始。10月7日に正式発表予定
スバルは2021年9月2日、6世代目となる新型レガシィアウトバックを初公開し、先行予約の開始を発表した。正式発表は10月7日を予定している。
北米では2019年にモデルチェンジを実施しているスバル・レガシィアウトバックが、日本でも新型に切り替わった。日本仕様の新型レガシィアウトバックは、レヴォーグに搭載された新世代ボクサーである1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載する。また、スバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造などによる車体剛性の最適化で、動的質感と衝突安全性能を大幅に進化させた。
先進安全装備では、新世代アイサイトや3D高精度地図データを採用した高度運転支援システム『アイサイトX』を全車に標準装備することで、ストレスフリーなセイフティドライビングを実現する。
新型レガシィアウトバックのボディサイズは、全長4870mm、全幅1875mm、全高1675mm、ホイールベース2745mm。エクステリアは、スピード感のあるシルエットに、厚みを強調したボディパネルや、力強さを表現したクラッディングを組み合わせることで、ひと目見ただけでアクティブさとタフさを感じられるスタイルにまとめられている。
インテリアでは、ハーマンカードンサウンドシステムやナッパレザーシートを採用することで、上質な空間作りを実現。中央には11.6サイズのセンターインフォメーションディスプレイや、12.3インチフル液晶メーターを装備し、運転に必要な情報の認知から操作を、よりスマートにサポートしてくれる。
グレードは、フラッグシップの“リミテッドEX”と、アウトドアテーストの濃い“XブレイクEX”の2グレード構成。
【新型レガシィ アウトバック内装解説】4つのUSBポートに縦型ディスプレイなど便利機能が標準装備! 内容を考えれば420万円も納得か!?
日本市場に晴れて登場したスバル 新型レガシィ アウトバック。内外装デザイン、そして搭載されるエンジンや先進安全装備などといった価格以外の情報が明らかとなっている。今回は新型レガシィ アウトバックの内装を徹底解説。結論から言えば、レヴォーグとかなり似ている見た目ながら、アウトバック独自の機能も数多くあるのだった。
新型レガシィ アウトバックの価格は420万円スタート
スバル 新型レガシィ アウトバックの予約販売が2021年9月2日(木)にスタートした。搭載されるのは1.8リッターターボエンジンで、レヴォーグでオプション扱いとなっている運転支援システム「アイサイトX」が標準装備となるなど、力の入った仕上がりとなっている。
価格は正式発表されていないが、編集部が得た情報によればレヴォーグ STIスポーツ アイサイトX(409万2000円)装着車よりも10万円程度プラスとなる見込みである。そのためベースグレードは420万円というイメージだ。
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新型レガシィ アウトバックの内装はレヴォーグとほぼ一緒! 縦型ナビとフル液晶メーターが標準装備
新型レガシィ アウトバックの内装は、これまたレヴォーグのアイサイトX搭載車と同じ、縦型ディスプレイ。そしてフル液晶メーターを採用している。全車アイサイトXを標準装備としているために、社外品のナビなどの装着は事実上不可能となっている。音響にこだわりたいユーザーはメーカーオプションのハーマンカードンの音響システムを選ぶことも可能だ。
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4つのUSBポートを装備! レヴォーグとの違いはパーキングブレーキスイッチ設置位置
機能や装備はレヴォーグに準じており、ここまでは大きな違いはない。だが、パーキングブレーキボタンの設置位置が少々異なるのだ。新型レガシィ アウトバックのパーキングブレーキはシフトの右上に設置されているのに対して、レヴォーグはシフトの下部に配置されているという細かい違いがあるのだった。
ちなみに縦型ディスプレイ下部には充電速度の早い2.1AのUSBポートを2つ設置しているのは嬉しいポイントだ。そして後席用にも同じ仕様のものが2つあり、全4つのUSBポートを備えている。
今回は新型レガシィ アウトバックの内装をご紹介してきた。正式発売日は10月を予定しているが、じつはスバルの恵比寿本社ショールームには実車を展示中である。そのため購入を検討しているユーザーはこの記事をもとに、実車を確認して欲しい。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
写真で見るニューモデル スバル「レガシィアウトバック」
大ヒット間違いなし!? 新型レガシィ・アウトバックの完成度から見るスバルの本気とは
スバルの新型レガシィ・アウトバックの予約受注開始に先立ち、メディア向けに実車が披露された。間近で見た今尾直樹の感想とは?
商品力を大幅にアップ
スバルのホームページでの予告通り、新型レガシィ・アウトバックが9月2日、日本初公開となり、先行予約の受け付けが始まった。正式発売は10月だけれど、今度のレガシィ・アウトバックは大ヒットしそうである。約7年ぶりのオール・ニューで、商品力を大幅にアップしているからだ。問題は世界的な半導体不足である。生産が計画通りいくとは限らない。新型アウトバックが気になる方は、お早めに申し込まれることをオススメしたい。
さて、6代目のレガシィ・アウトバック、基本的にデザインは先代から大きく変わっていない。それだけ、先代の評価が主力市場の米国で高いのだ。レガシィ・アウトバックは「フォレスター」と並ぶ“スバルの両輪”で、この2トップだけで同社の販売台数のおよそ半分を占めている。
サイズも、先代よりちょっぴり大きくなっただけだ。SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)という、2015年発表の「インプレッサ」から使い始めたスバルのご自慢のプラットフォームに切り替えているのに、2745mmのホイールベースは先代とまったくおなじ。
全長×全幅×全高=4875×1875×1675 mm(Limited EX)/1670 mm(X-BREAK EX)の3サイズは、先代より50mmほど長くて、35mm幅広く、ちょっぴり高くなっているに過ぎない。Limited EXとX-BREAK EX で全高が5mm違うのは、ルーフレールの形状が異なるからだ。
SGPは1989年発表の初代レガシィから改良しながら使い続けてきた従来のプラットフォームよりも高いボディ剛性があり、低重心であることを特徴とする。
これにより、より正確なステアリング・レスポンス、より快適な乗り心地、より静かな居住空間を実現している、とスバルは主張している。いわゆる“走りの質”の向上をマジメに追求しているのが、いつものことともいえるけれど、6代目レガシィ・アウトバックの大きな特徴なのである。
最低地上高は213mm!
スバルといえば、水平対向エンジン。クランクシャフトを中心に、左右対称に配置されたピストンが、ボクサーが互いにストレートを打ち合うように水平に動き、慣性力を打ち消し合うことで、振動の少ないスムーズなエンジン・フィールを生み出すとされる。水平対向だから、直列4気筒より重心を低くできるというメリットもある。
そのボクサー・エンジンを核として左右対称、一直線にレイアウトするのがシンメトリカルAWDで、これにより4輪にバランスよく荷重をかけ、タイヤの接地性を確保することができるという。これぞ、スバルの4WD技術の根幹にして、スバルのアイデンティティである。1970年代初めに発売した「レオーネ4WD エステートバン」以来、来年で50周年を迎える、半世紀も守り続けている基本レイアウト、門外不出のレシピだ。
新型レガシィ・アウトバックは最低地上高が213mmもある。クロスオーバーSUVでグラウンド・クリアランスが200mmを超える車種はそう多くない。たとえばトヨタ「ハリアー」は195mm、もうちょっと4×4っぽい「RAV4」で200mm、本格4×4の新型「ランドクルーザー」で225mmである。異例ともいえるアウトバックの最低地上高は、SUVっぽく見せるためもあるけれど、フラット4+シンメトリカル4WDならではの低重心とグッド・バランスを前提にしているから実現できたことにちがいない、と考えられる。
少々余談ながら、スバルの米国市場における販売台数は、リーマン・ショックのあった2008年も、さほど落ちなかった。
それは、スバル独自の技術を愛する熱烈なスバリストたちがアメリカにもいたからだ。
これに気づいたスバルは、北米中心のマーケティング戦略をとり、その結果、10年という短期間で販売台数を60万台弱から2倍の、およそ110万台にまで飛躍的に高めることに成功した。もっとも、レガシィのボディ・サイズを大型化したのは2009年発表の5代目からだから、開発期間を4年程度と考えれば、少なくともリーマン・ショックの4年前からスバルはそうしたカスタマーの存在に気づいていたわけですけれど、いずれにしても、その代償としてレガシィの国内での存在感が薄くなってしまった。1990年代にあれほど人気を誇ったツーリングワゴンは先代レガシィでは廃止となり、今回は北米では販売されているセダンも国内には登場しない。
ネガを一気に解消
新型レガシィ・アウトバックが日本市場でも売れると予想されるには理由がふたつある。ひとつは、米国市場では2.5リッターと2.4リッター・ターボのエンジンが使われているのに対して、国内向けには1.8リッター・ターボが搭載されている点だ。
排気量1795ccで、最高出力177ps/5200~5600rpm、最大トルク300Nm/1600=3600rpmを発揮するこれは、フォレスターやレヴォーグにも使われているスバルの新世代直噴フラット4、別名ボクサー・エンジンである。先代レガシィは2.5リッター自然吸気で175psだったから、排気量が縮小しているけれど、パワーの面では遜色ない。ターボの力を借りて、トルクはむしろ増えている。
もうひとつは、新型にはスバル独自の運転支援システムの最新版の「アイサイトX」が搭載されていること。「アイサイト」は基本的にステレオカメラだけで前方の情報を得て、衝突を避けるべくブレーキをかけるシステムだけれど、レヴォーグから採用された「アイサイトX」では、視野を広げた新開発のステレオカメラにくわえ、前後4つのレーダーを組み合わせて360度センシングを実現している。交差点の右左折時や、見通しの悪い場所での出会い頭など、これまで対応しきれなかった幅広いシーンで安全連転をサポートしてくれるという。
先代レガシィはこれに対して、アイサイトver.3にとどまっていたことが新車販売の足を引っ張っていたらしい。ver.3でも、それなりの機能を備えているのだから、いいじゃないか。と、筆者なんぞはそう思うけれど、おなじスバルの新車を選ぶ際、やっぱり排気量が2.0リッター以下で自動車税が安くて、最新のアイサイトXを装備しているレヴォーグにしておこう、と考えるのはユーザー心理としてごく当然だろう。
新型レガシィ・アウトバックはまた、スバルのフラッグシップ・クロスオーバーにふさわしいナッパレザーの本革シートのオプションが選べる「Limited EX」と、SUVっぽいデザインと機能を与えられた「X-BREAK EX」の2つのモデルの設定があって、とりわけ後者は、そのタフでラギッドなたたずまいが、昨今のアウトドア・ブームにピッタンコという印象を受ける。
実車に座ってみたところ、前席の視界もよいし、ヘッド・ルームも、後席の居住空間も十分。
荷室は後席の背もたれを倒すだけでフルフラットの空間が生まれる。その分、後席の座面は薄いようだけれど、そこは致し方ない。
多くのクルマが大型化し、レガシィ・ツーリングワゴンの流行も過去のものになりつつある今日この頃、まったく新しいクロスオーバーSUVがあらわれたれたと考えれば、このボディ、ジャスト・サイズのようにも思える。とりわけキャンプ場などでは。
電動化の流れにあらがう、おそらくは最後のピュア内燃機関のスバル・ボクサー・エンジン+シンメトリカル4WDである。
これだけでも見逃せない。
文・今尾直樹 写真・安井宏充(Weekend.)
スバル、新型「レガシィアウトバック」の先行予約開始 1.8LターボやアイサイトX搭載
スバルは2日、新型「レガシィアウトバック」の先行予約を同日開始したと発表した。運転支援技術「新世代アイサイト」や高精度地図を使用した「アイサイトX」を全車標準装備するなど安全性を高めた。10月に正式発表する。
パワートレインは従来の2・5リットルエンジンから1・8リットルターボエンジンに変更。スバルグローバルプラットフォームとフルインナーフレーム構造の採用で動的質感や衝突安全性能を高めた。
エクステリアはスピード感のあるシルエットに厚みを強調したボディーパネルや力強さを表現したクラッディングを組み合わせ、アクティブさとタフさを表現。インテリアでは本革シートなどを採用して上質感を演出した。
新型レガシィ アウトバック、デザインは好評も1.8Lターボエンジン搭載に疑問の声【みんなの声を聞いてみた】
スバルは2021年9月2日(木)、7年振りのフルモデルチェンジとなる同社のクロスオーバーSUV、新型レガシィ アウトバック(日本仕様)を初公開し、あわせて先行予約を開始した。ニューヨークオートショー2019での世界初公開から2年、その後、北米での販売はあったものの、遂に日本仕様が登場した形だ。ここではそんな新型レガシィ アウトバックについてSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。
7年振りのフルモデルチェンジで6代目に進化したレガシィ アウトバック
レガシィ アウトバックは、1995年に乗用車とSUVの長所を融合させたクロスオーバーSUVとして北米市場で誕生。
6代目となる新型レガシィ アウトバックは、北米仕様では2.5リッターNAエンジン、もしくは2.4リッターのターボエンジンを積むのに対し、日本仕様は1.8リッターターボを搭載。エンジンルームには新型レヴォーグと同じCB18エンジンが収まる。
ボディサイズは、全長4870mm×全幅1875mm×全高1675mm、ホイールベース2745mm。
先進安全装備では、新世代アイサイトや3D高精度地図データを採用した高度運転支援システム「アイサイトX」を全車に標準装備する。
グレードは、フラッグシップの「リミテッドEX」と、アウトドアテイストの濃い「XブレイクEX」の2タイプの展開となる。
1.8リッターターボエンジンに多くの疑問の声
そんな新型レガシィ アウトバックについて、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。
まず、デザイン面については、
「レヴォーグやフォレスターより良い顔をしている」
「正常進化といった感じでカッコ良くなった」
など好印象の様子。2021年6月に公開された新型フォレスターではそのデザインに賛否が大きく分かれたが、新型レガシィ アウトバックは概ねポジティブな声が多い印象だ。
そんな中、最も関心が寄せられているのがパワートレインについて。
「2.5リッターNAは残して欲しかった」
「フラッグシップモデルならターボじゃなくて大排気量NAがキャラ的には合うと思う」
「フラッグシップの割にパワートレーンの貧弱さに目が行く」
「エンジンはもう少し排気量の大きいものが欲しい」
「フラッグシップにふさわしい動力性能か疑問」
「1.8リッターターボに価値を感じる人がどの程度いるのだろうか」
といった日本仕様の1.8リッターターボに疑問や不満の声が非常に多く見受けられた。
北米仕様と同じエンジンラインナップを求める声
すでには、
「北米の2.4リッターターボは搭載しないのか?」
「年次改良で2.4リッターターボモデルの登場か?」
と推察する見方も出ており、北米仕様同様の2.5リッターNAエンジンや2.4リッターのターボエンジンを望む声は多い。
そうした上で、
「カタログ落ちしなかっただけでも御の字」
としながらも、
「フラッグシップとして、他車になくアウトバックのみにあるという、輝けるもの、惹かれるものが無い」
「単なるレヴォーグの上位互換的な扱いか」
と嘆く声も一部見受けられた。
価格は420万円からの見込み。ネックはやはりエンジンか
そんな新型レガシィ アウトバック リミテッドの気になる価格は、今のところ正式なアナウンスはないものの、Xブレイクが420万円、リミテッドが450万円となる見込み。
これに対して、
「とうとうアウトバックも400万円台か…」
「もうこのクラスは500万なきゃ買えないのか」
「フォレスターと同じエンジンで100万円近い価格差。乗り換え検討中の身でもこれは琴線に触れない」
といった声が挙がっている。
待望の日本仕様の登場ながら、購入検討者などからはいまいち反応が芳しくない新型レガシィ アウトバック。求める北米仕様と同じエンジンラインナップ導入は計画されるのか? 今後の展開に期待したい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
スバル新型「アウトバック」初公開! 7年ぶりの全面刷新で1.8Lターボ搭載「アイサイトX」も装備
■アウトバックが6代目へと全面刷新!
スバルのクロスオーバーSUV「レガシィ アウトバック」(以下新型アウトバック)が7年ぶりにフルモデルチェンジし、新型となる6代目モデル(日本仕様)が初公開されました。
なお、2021年9月2日に予約が開始され、同年10月に発表されます。
アウトバックは1995年に北米市場で誕生、日本では「レガシィ グランドワゴン」の名称でデビューしました。
登場以来、乗用車とSUVの長所を融合させたクロスオーバーSUVとしてその歴史を積み重ね、歴代モデルを通じてどこまでも走り続けられるような安心感と快適性、荷物を効率的に積める積載性、質感の高い内装といったクルマとしての本質的価値を磨き続け、唯一無二のキャラクターを確立してきました。
新型アウトバックは「知的好奇心を刺激し、新たな発見を促すクロスオーバー」をコンセプトとし、歴代モデルが培ってきた価値に最新の技術を組み合わせることで、さらなる進化を遂げています。
エンジンは、低回転域から力強いトルクを発生する1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジン(177馬力)を採用し、リニアトロニックCVTと組み合わせました。
このエンジンは「レヴォーグ」(2代目)や「フォレスター」(5代目)にも搭載されるターボエンジン(CB18型)で、日常での使いやすさを重視し、低回転域から300Nmの高トルクを発生。最新技術リーン燃焼を採用するなど、優れた環境性能も実現し、WLTCモード燃費は13.0km/Lを達成しました。
なお、駆動方式はAWDで、悪路走破性を高める「X-MODE」を備えています。
また、スバルグローバルプラットフォームとフルインナーフレーム構造などによる車体剛性の最適化で、動的質感と衝突安全性能が大幅に向上しました。
ドライバーの意思に忠実なハンドリングや不快な振動騒音を低減して快適な乗り心地を実現するとともに、総合安全性能のレベルを引き上げています。
先進安全装備では、リアルワールドにおける実用性を進化させた「新世代アイサイト」や、3D高精度地図データを採用した高度運転支援システム「アイサイトX」を全車標準装備し、ストレスフリーなセイフティドライビングを実現しました。
■上質な「リミテッド」とアクティブな「X-BREAK」の違いは?
新型アウトバックには、上質な「リミテッド EX」とタフな「X-BREAK EX」というふたつのグレードがラインナップされます。
外観のデザインは、スピード感のあるシルエットに厚みを強調したボディパネルや力強さを表現したクラッディングを組み合わせることで、アクティブさとタフさを表現。
リミテッド EXの外観は、メッキ加飾のフロントグリルや切削光輝の18インチアルミホイールなど高級感のあるスタイルが特徴です。
一方のX-BREAK EXは、ラスターブラックのフロントグリルやダークメタリックの18インチアルミホイール、ルーフレール(ラダータイプ)、フロント&リアドアサイドクラッディング(エナジーグリーンのOUTBACK ロゴ入り)、ラスターブラックのOUTBACKリアオーナメントなどを装備し、アクティブな印象としました。
インテリアには、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイを搭載。大型かつ高精細のディスプレイにナビゲーションや車両設定、エアコン調整など、さまざまな機能を集約しています。
さらに、12.3インチのフル液晶メーターを装備。運転に必要な情報をグラフィカルに標示し、少ない視線移動で瞬時に認識できる先進的な液晶メーターは、スピードメーターとタコメーターの2眼表示やナビゲーション画面とアイサイト画面に切り替えることができます。
また、シートは本革シート(ナッパレザー)をリミテッド EXにオプション設定(タン/ブラック)、X-BREAK EXはダークグレーの防水素材シート(エナジーグリーンステッチ)を装備しました。
加えて、メーカーオプションでハーマンカードンサウンドシステムやサンルーフも設定されるなど、フラッグシップクロスオーバーSUVとして上質感を演出しています。
機能面では、「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」をリミテッド EXに標準装備(X-BREAK EXはオプション設定)。
これはアクセスキーを携帯し、リアの六連星オーナメントに体の一部を近づけるとリアゲートが自動でオープンする機構で、荷物で両手がふさがっているときやアウトドアで手が汚れているときなどに便利な機能です。
※ ※ ※
北米では6代目アウトバックが2019年に導入されており、日本には2年遅れでの投入となりました。
なお、従来モデルに設定されていたセダンの「レガシィ B4」は2020年6月に生産終了となり、北米で販売される現行モデル(7代目)の導入は見送られています。
また、かつてラインナップされていたツーリングワゴンも2014年にレヴォーグへと置き替わっており、アウトバックがレガシィの名を継承する国内唯一のモデルとなっています。
【スバル レガシィ アウトバック 新型】先行予約開始、高度運転支援システムを全車標準装備
SUBARU(スバル)は9月2日、7年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型『レガシィアウトバック』(日本仕様)を初公開し、先行予約を開始した。なお、正式発表は10月予定。
レガシィ アウトバックは、乗用車とSUVの長所を融合させたクロスオーバーSUVとして1995年に北米市場で誕生。以来、どこまでも走り続けられるような安心感と快適性、荷物を効率的に積める積載性、質感の高い内装といった、クルマとしての本質的価値を磨き続けてきた。今回の新型でも、「知的好奇心を刺激し、新たな発見を促すクロスオーバー」というコンセプトのもと、歴代モデルが培ってきた価値に最新の技術を組み合わせることで、さらなる進化を遂げている。
パワーユニットは、従来の2.5リットルからダウンサイズした新世代1.8リットル水平対向4気筒直噴ターボエンジンを採用する。最高出力177ps/最大トルク300Nmを発揮。従来モデルを上回る走行性能と環境性能を高次元で両立している。またスバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造等による車体剛性の最適化で、動的質感と衝突安全性能を大幅に向上させた。
先進安全装備では、前後4つのレーダーでカメラの死角をカバーすることで360度センシングを実現した「新世代アイサイト」や、3D高精度地図データを採用した高度運転支援システム「アイサイトX」を全車標準装備することで、新次元のストレスフリーなセイフティドライビングを実現した。
エクステリアは、スピード感のあるシルエットに、厚みを強調したボディパネルや、力強さを表現したクラッディングを組み合わせることで、一目見ただけで感じられるアクティブさとタフさを表現した。インテリアでは、ハーマンカードンサウンドシステムや本革シート(ナッパレザー)を採用することで、フラッグシップクロスオーバーSUVとしての上質感を演出。さらに大型センターインフォメーションディスプレイや、12.3インチフル液晶メーターで構成するデジタルコックピットを採用。運転に必要な情報の認知から操作を、よりスマートにサポートする。
【スバル レガシィ アウトバック 新型】アイサイトX標準装備でさらに快適に そしてよりラグジュアリーな存在へ
スバルから6代目となる新型『レガシィ アウトバック』(以下アウトバック)が先行予約を開始した。新型アウトバックは2019年に北米で発表されており、日本のアウトバックファンにとってはまさに待望の7年振りのフルモデルチェンジとなる。
今回の新型アウトバックの情報は既に各メディアでも報じられている通り、上級ラグジュアリー仕様の「Limited EX」とアクティブ仕様の「X-BREAK EX」という2グレード構成からなる。
◆トルクフルはエンジンスペックに、さらに拡大したゆとりのボディサイズ
エンジンスペックは共に新型LEVORGと同じく1.8L DOHC 直噴ターボ DIT(177PS/300Nm)を搭載。先代よりも最高出力は若干上回る程度だが、トルクは大幅に向上されており、軽快で力強い走りを想起させる。
シャシーは近年高い評価を集める「スバルグローバルプラットフォーム」×「フルインナー構造」を採用しており、そのボディサイズは全長4,870mm×全幅1,875mm×全高1,675mm(X-BREAK EXは全高1,670mm)と、見た目では若干大きくなったかくらいの印象だが、数値上は先代よりもかなりパンプアップしている。
その要因として今回から標準装備となる「クロスバービルトインタイプ ルーフレール」が挙げられる。全高を気にするという人もいると思うが、スタイリッシュさ、そしてクロカンに必要な強靭さを演出し、全体のボリューム感だけではなく、デザインをより際立たせるアクセントとなっている。
ホイールベースは先代と同じく2,745mmを踏襲するが、乗り込んだ印象としては、かなりの広さを感じさせる。全席においてゆったりとスペースがとられており、さらにはラゲッジルームに至っても先代からのスペースを犠牲にしていない。積み方次第ではゴルフバッグが4本収まるほどの相変わらずの広さを誇る。
◆アイサイトXが標準搭載 充実の快適装備
特筆すべき点は最新の「アイサイトX」が搭載されたことだ。アイサイトXは前後4つのレーダーを組み合わせることで360度センシングを実現したほか、GPSや準天頂衛星「みちびき」を活用した位置情報も組み合わせることで、ステレオカメラやレーダーでは検知しきれない行く先々の道路情報までを認識する機能。この最新の運転支援システムが新型アウトバックに標準装備されているのも注目だ。
そのほか機能面では、大型縦長画面の「11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテイメントシステム」を搭載し、視認性、操作性が格段に向上している。
また運転に必要な情報をグラフィカルに表示する「12.3インチフル液晶モニター」も先進性を演出しているほか、「ハンズフリーオープンパワーリヤゲート」も標準装備となるなど、快適装備の充実度は高い。まさにスバルのフラッグシップに相応しい存在感を放っている。
新型アウトバックは10月7日発表予定。ボディカラーは全9色。価格はLimited EXが4,700,000円(税込)前後、X-BREAK EXが4,100,000円(税込)前後とされている。
Posted at 2021/09/06 23:40:06 | |
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富士重工 | 日記
2021年09月06日
レヴォーグのマイナーチェンジモデルに期待したいのは2.4リッターターボエンジン搭載とサンルーフの設定だった【みんなの声を聞いてみた】
2020年11月に発売されたスバル 新型レヴォーグ。発売からまもなく1年を迎えるためにマイナーチェンジ(年次改良)モデルの発売を気にするユーザーも少なくないはず。というのもスバルはほとんどの車種を毎年改良をすることが通例となっていおり、レヴォーグもまもなくの改良が実施される見込みなのだ。そこで今回はユーザーが新型レヴォーグ改良モデルに期待したいことをご紹介。結論から言えばサンルーフの設定とエンジンランアップの拡大にあった。
マイナーチェンジモデルを狙うスバリストは多い
スバル 新型レヴォーグがデビューしたのは2020年11月のこと。先述の通りスバル車の多くは毎年改良が施されることが通例となっており、新型登場後にすぐに購入せず、あえて改良モデルを狙うスバリストも相当数存在するのだった。
そこで今回はSNSで挙がっている、新型レヴォーグの年次改良モデルに期待したい装備や仕様に関するコメントをご紹介するというワケだ。
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2.4リッターターボエンジン搭載に期待! 初代に引き続きエンジンは2本立てに!?
もっともコメントが多いのは「北米市場で発売中のレガシィ アウトバックに搭載されている2.4リッターターボをレヴォーグにも採用してほしい」という意見である。
現状レヴォーグは1.8リッターターボエンジンのみのラインアップであるために、より大排気量エンジンの期待が高まっているワケだ。というもの初代レヴォーグは1.6リッターターボと2リッターターボの2種類のエンジンをラインアップしていた。新型レヴォーグのエンジンは初代モデルの1.6リッターターボモデルの進化版と捉えられているだけに、より大きなエンジンの搭載を望む声が大きいのだった。
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サンルーフのオプション設定を! 歴代モデル同様に追加なるか!?
そして次に多いのが「サンルーフの設定をしてほしい」というコメントだ。現段階ではレヴォーグにサンルーフは設定されておらず、欲しいユーザーが多いのだった。ちなみにスバリストの方ならお馴染みの話ではあるが、スバルの歴代モデルは年次改良時にサンルーフの設定をするケースが非常に多いために、期待が高まっているのだ。
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2.4リッターターボが搭載車の発売はほぼ確実!
今回はまもなく登場予定の新型レヴォーグのマイナーチェンジモデルに期待したい機能や装備をご紹介してきた。編集部が掴んでいる情報をもとにすれば、はっきりとした時期は不明ながら2.4リッターターボエンジンを載せることは確実視されている。それだけに、レヴォーグの改良モデルがどんな仕上がりとなるのか? 注目したい。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
Posted at 2021/09/06 22:06:50 | |
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富士重工 | 日記
2021年09月06日
スバリストでも忘れがち? 中古車価格が爆上がりするかもしれない「変化球」STIコンプリートカー5選
STIのコンプリートカーは「S」や「R」だけじゃない!
スバルのモータースポーツ活動やハイパフォーマンスパーツ開発など、スバルの走りを支えるSTI(スバルテクニカインターナショナル)が手掛けるコンプリートカーシリーズ。
本サイトでは、これまでもさまざまなSTI謹製のコンプリートカーを紹介してきた。今回は王道ともいえる「Sシリーズ」や「Rシリーズ(=R205)」のほかにも、意外と知られていない「マニアックだけど走ると垂涎モノ」のコンプリートカーを紹介しよう。
環境性能と安全性を両立した初のNAコンプリートカー
【レガシィ2.5iアイサイトtS/BRF・BMF型/ 2012年11月発売/限定300台】
2012年に登場した「レガシィ2.5iアイサイトtS」は、STIコンプリートカーとして初のアイサイトを搭載。さらにSTIコンプリートカー史上初となるNAエンジン搭載車として、BRZ tSに先行して300台限定で発売された。
初搭載のアイサイトはtS専用にセッティングされているのが特徴だった。このレガシィ2.5iアイサイトtSは、2010年に登場したレガシィ2.5GT tSに準じたパフォーマンスパーツが数多く装備される。NAエンジン車がベースということで使用燃料はレギュラーガソリン、トランスミッションはリニアトロニックCVTという点も見逃せない。
2.5Lの排気量による、ゆとりある走りをSTIの手掛けた足まわりで引き締めたことで、オールラウンドで気持ちよく走れるグランドツアラーというキャラクターをさらに際立たせている。もちろん、NAエンジン故の環境性能の高さも見逃せないポイントだ。
ポップで斬新なエクステリアにSTIチューンのシャーシを融合
【XVハイブリッド tS/GPE型/2016年7月発売/期間限定発売】
XVシリーズ初のSTIコンプリートカーは、XVハイブリッド2.0i-Lアイサイトをベースとし2016年に登場、STIコンプリートカーとして初のハイブリッドモデルとして注目を集めた。強化されたポイントは強靭でしなやかな走りを実現するフレキシブルシリーズをはじめ、専用のサスペンションはベース車と比較してロールレートを約6%、ピッチレートを約8%低減することで、ヨーレートの応答遅れ時間を約15%低減。これにより車高の高いSUVをベースとしながらも、ワインディングではキビキビとした走りを披露した。
このように走りを極めるためのシャーシ&サスペンションセッティングを施したことで、「副産物的にロードノイズの低減にも効果があった」と、当時のエンジニアが語ったことを記憶している。
NAエンジンでありながらモーターアシストの恩恵でパワー感も満足度が高いだけでなく、足まわりとの相乗効果で街乗りのEV領域ではじつに高い静粛性を誇ったことにも注目だ。また、内外装に差し色や専用シートなどでベースモデルをさらにポップな印象としているのが特徴だった。
アクティブライフ層から好評だったSTIコンプリートモデル
【フォレスター tS/SH9型/2010年10月発売/限定300台】
2001年に登場した初代フォレスター STi IIタイプM以来、じつに9年ぶりの登場となったフォレスターのSTIコンプリートカーが3代目「フォレスターtS」。2代目フォレスターではカタログモデルとして設定されていたSTIモデルだが、3代目でも2代目同様、2.5Lターボエンジン車をベースとしているのが興味深い。
この3代目フォレスターはちょうど新世代ボクサーエンジン「FB20」が初搭載されたモデルとして注目された。フォレスターtSは、STI製エキゾーストパーツにより強調された、不等長サウンドを奏でるのも特徴であった。
また、ローダウン化されているとはいえ、他のSTIコンプリートカーと一線を画す走破性の高さにより、キャンプやウインタースポーツといったアウトドアライフを楽しみながら、走りも一級品というSUVとして、今改めて注目したいモデルだ。
ストイックさならS206に勝るスパルタンさを誇った
【WRX STI tSタイプRA/GVB型/2013年7月発売/限定300台】
3代目となるWRX系のGR/GV型で、最後のコンプリートカーとなるのが「WRX STI tSタイプRA」だ。2013年に300台限定で発売されたこのモデルは、標準モデルのほかSTI製ドライカーボンウイングなどを専用装備したNBRチャレンジパッケージやRECARO製スポーティバケットシートを装備したモデルも用意。
4ドアモデルのGVB型では、2010年発売のドライカーボン製ルーフを備えた「WRX STI tS」、そして2011年に登場したS206に続く、3台目のSTIコンプリートカーとなる。
注目はベース車両が軽量コンペティションモデルのスペックCであること。GVB型のあとのVAB型では、スペックCが存在しなかったため、実質スペックCをベースにした最後のコンプリートカーとなった。
ちなみにタイプRAという名称は初代レガシィから代々受け継がれてきたもので「Record Attempt(記録への挑戦)」を意味する。S206が究極のプレミアムスポーツモデルとするならば、WRX STI tSタイプRAは究極のコンペティションモデルといえる。それはベース車よりも穏やかなステアリングギヤレシオとしたS206に対し、逆に11:1という競技車両並みの超クイックなレシオからもスパルタンさを物語る。
2ペダルモデルながら走って楽しいスポーティさを実現
【WRX S4 STI Sport#/VAG型/2020年7月発売/限定500台】
現時点で最新のSTIコンプリートカーとなる「WRX S4 STI Sport#」は、WRX S4 STI Sportをベースに米国専用のコンプリートカー「S209」に採用した「セラミック・ホワイト」と呼ばれる専用ボディカラーを設定。フロントグリルやSTI製大型フロントアンダースポイラー、18インチアルミホイール、リヤサイドエアアウトレットなど、専用のエクステリアアイテムを数多く装備している。
インテリアもブラックのウルトラスエードをシートやトリムなどへ随所に配置しながら、ステッチ色やシートベルトを専用のシルバーにするなど、特別なマテリアルが採用されている。もちろんSTI製コンプリートカーとして、通気抵抗を低減したエアクリーナーエレメントと低排圧マフラーといった専用の吸排気パーツを採用するほか、CVTオイルクーラーといった冷却パーツも搭載。CVT車でも高次元での走りを楽しめた。
また、STIコンプリートカーならではの装備として各種フレキシブルパーツをふんだんに装備。なかでも、WRX STI Sport#には同モデル専用のフレキシブルタワーバーフロントを装備するほか、S209に採用されたフレキシブルドロースティフナーリヤが国内初装備されている。 名称こそ新世代のコンプリートカーを感じさせる「#」という音階記号を用いているが、その仕立てはSTIが手掛けてきた従来のコンプリートカー同様、究極の走りの気持ちよさを最新技術でグレードアップさせていた。
Posted at 2021/09/06 21:59:22 | |
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富士重工 | 日記
2021年09月06日
ゴルフVIIIにマツダ3・インプSTIをぶつける! No.1は!!? 世界Cセグハッチ最前線
いよいよこのカテゴリーの“真打ち”とも言うべきVWゴルフVIIIが日本発売を開始。国産勢も強豪モデルがひしめき合うCセグハッチバックモデルのなかで、覇権を握るのは果たしてどれか?
マツダ3FB、インプレッサスポーツSTI Sportとの頂上決戦を松田秀士氏がレポート!
※本稿は2021年月のものです
文/松田 秀士 写真/ベストカー編集部 撮影/佐藤正勝
初出:『ベストカー』2021年8月10日号
【画像ギャラリー】ゴルフVIII・マツダ3FB・インプレッサスポーツSTI Sport 3台を様々な角度からチェック!!!
■走りからADASまで厳しくチェック!
Cセグハッチバックの王様、新型VWゴルフ(VIII)がいよいよ日本上陸である。
そこで国産Cセグハッチバックの代表としてマツダ3ファストバック、インプレッサスポーツSTI Sportの3台を引っ張り出した。
さあ、王様ゴルフVIIIに対して日本勢はどのレベルにあるのか、あるいは凌いでいるのか? さっそく乗り比べだ。
まず新型ゴルフVIIIをじっくり乗り回してみよう。
ライトまわりを含め、より直線的なラインを感じるエクステリアはスッキリ感が強い。
VWゴルフVIII…松田秀士氏が3気筒エンジンとは思えないほど、室内静粛性が高かったというのがゴルフVIII。エンジンルームでは分厚いゴムのマウントがしっかり仕事をしていた
AmazonのアレクサやAppleのSiriのような音声認識+操作システムの進化にも注目だが、ここではやはり48Vマイルドハイブリッドを採用した1L 3筒ターボエンジンに注目。エントリーモデルともいえるeTSI Activeを引っ張り出してみた。
エンジンを始動してみて、まず驚くのが室内でのメカニカル振動の少なさ。先入観さえなければ3気筒エンジンとはわからない。
そこでエンジンフードを開けてみると、4気筒エンジンに比べて明らかに振動している3気筒があった。
しかし、分厚いゴム質のエンジンマウントがその振動をしっかり吸収している。経年劣化して交換する時は高そうだが、凄いパーツである。
いわゆるオルタネーター(発電機)を駆動とスターターもできるモーターに置き換えたベルト駆動の48Vマイルドハイブリッドが装備されたエンジン出力は110ps/20.4kgm。
これに7速DSGが接続される。圧巻だったのはこの48Vによるコースティング機能。
停止寸前やアクセルオフでのエンジン停止が頻繁に起こり、燃料を節約している。またアイドリングストップからの再始動も瞬間にエンジンに火が入る音なしスターター。お見事だ。
では動力性能を国産ライバル2車と比較しよう。
エンジンユニットが各々三者三様の違いを見せたCセグハッチバック3台
ゴルフは1Lターボ+48Vマイルドハイブリッド、マツダ3は1.8Lクリーンディーゼル、インプレッサは2L水平対向NAを積む
■三者三様の個性ありだが……
インプレッサSTI Sportは2L 4気筒のNAで154ps/20.0kgm+CVT。もう1台のマツダ3 1.8XD Lパッケージはクリーンディーゼルで130ps/27.5kgmという性能で6速AT。
発進加速で力強いのはマツダ3のディーゼル。1600rpm時に27.5kgmを発生する最大トルクはやはり快適。
とはいえゴルフも20.4kgmを1500rpmで発生し、しかも48Vのアシストもあり、それほど劣るものではない。30km/hあたりからマツダ3はグングン加速する。
インプレッサスポーツ…インプレッサのSTI SportはNAエンジンらしいスムーズな加速感。高回転、高速域になればなるほどその真価を実感できると松田秀士氏は指摘
マツダ3FB…マツダ3ファストバックは今回、1.8Lクリーンディーゼル車でノミネート。1600rpmで最大トルクの27.5kgmを発揮するトルク特性はディーゼルエンジンならでは
ゴルフは3000rpmを超えると力強さが増し、1Lとは思えない加速が始まる。インプレッサは、出だしはそれほど非力には感じなく、満遍なくスムーズに加速する印象だが、高回転、高速になるほど真価を発揮するエンジン特性。
3車各々に加速の個性があって興味深い。
その個性の違いが明らかになり、改めて興味深いところ
では乗り心地。ゴルフとマツダ3はリアサスが左右が繋がったトーションビーム式。インプレッサは左右セパレートの高価なダブルウィッシュボーン式だ。
インプレッサは4輪のサスが独立して路面の凸凹を吸収していて3車中一番コンフォート。路面からの初期入力をソフトに吸収。
サスが硬いのはマツダ3で初期の叩くようなタップ感は強いが、凸凹通過のホイールトラベルを一発で収束させる、尾を引かない乗り心地。これが好きな人もいると思う。
ゴルフはその中間だがどちらかといえばインプレッサに近いコンフォート系。
しかし、ここで注目すべきは国産2車が18インチタイヤ(マツダ3:45%扁平/インプレッサ:40%扁平)なのに対してゴルフは16インチ(55%扁平)だったこと。ゴルフが18インチを履いていたとしたら? 乗り心地は国産が圧倒的にいいといえる。
ただ、室内静粛性はゴルフだ。3気筒の振動を巧みに抑え込み、走行ノイズが低く0.275に進化したCd値のせいか高速でもストレスがない。
デジタルコックピットと呼ばれる10+8.25インチのタッチ&スライド式ディスプレイ。一気に世界観を変えるようなインテリアのデザインは素晴らしく、欧州車の先進性に思わず嫉妬してしまう。
使い勝手という部分では慣れは必要だが……。国産2車はこの点はとてもアナログ。ただし、使い勝手は直感的で中高齢者向け。
ゴルフはADAS(先進運転支援システム)が強化され210km/hまでACCが使えるという。
速度無制限のドイツならではだが、インプレッサは135km/Hまで、マツダ3はそれ以上可能。とはいえ日本は120km/Hまでだからこれは3車互角である。
LKAS(レーンキープ=車線内中央維持)にも大きな差はなかった。
最後にまとめてみよう。先進性を含めてやはりCセグハッチバックのトーナメントリーダーはやはりゴルフVIIIだろう。
ただし、コストパフォーマンスという意味ではエントリーモデルで300万円を超えている点は考慮する点が大いにある。今後、後出しジャンケンとなる国産2車に大いに雪辱してもらいたい。
採点は各項目5点満点 ※UIF=ユーザーインターフェース
Posted at 2021/09/06 21:56:52 | |
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自動車業界あれこれ | 日記