スバル新型「WRX」世界初公開! 8年ぶりに全面刷新し2022年に米で発売
■2.4リッターターボにSGP採用で走りが超進化!
スバルは、スポーツセダン「WRX」の新型モデル(米国仕様車)を、2021年9月10日に米国で世界初公開しました。
WRXは、高出力パワーユニットを核とするシンメトリカルAWDシステムを搭載した、スバルのAWDスポーツパフォーマンスを象徴するモデルです。
初代モデルは「インプレッサWRX」として1992年に日本で発売。それ以来、実用性を備えつつ、圧倒的なスポーツ性能を持つ個性的なパフォーマンスカーとして、多くのファンから支持を得てきました。
現行モデルは2014年にデビュー。今回北米では8年ぶりにフルモデルチェンジし、新世代のSUBARU AWD パフォーマンスカーとして生まれ変わります。
新型WRXは、初代モデルから4世代にわたって受け継いできたWRXらしさを継承しつつ、さらなる高みを目指し、パフォーマンスカーとしての価値や実用的なセダンとしての価値を進化させました。
新型WRXの外観は、パフォーマンスカーらしい躍動感と空力などの機能を両立した大胆でアグレッシブなデザインを採用。内装は、スポーティさと先進感を併せ持つインテリアとしました。
パワーユニットは、ドライバーの意思に瞬時に応える応答性と加速性能が特徴の2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジン(最高出力271hp)を搭載。
WRXとして初めてスバルグローバルプラットフォームを搭載し、フルインナーフレーム構造と組み合わせることで、高剛性化したボディとシャシを実現。走りと動的質感が飛躍的に進化しているといいます。
また、米国仕様車のトランスミッションは、6速MTと新制御ソフトウェアで変速レスポンスを高めた「スバルパフォーマンストランスミッション」(CVT)を搭載。
さらに、好みに応じてクルマのキャラクターを変えられる「ドライブモードセレクト」や、さらなる安全運転をサポートする「新世代アイサイト」(CVT車に搭載)なども新たに採用しました。
新型WRX(米国仕様車)は、2022年に米国で販売を開始する予定です。
●スバル 新型WRX(米国仕様車)
・全長:183.8インチ(約4668mm)
・全幅:71.9インチ(約1826mm)
・全高:57.8インチ(約1468mm)
・ホイールベース:105.2インチ(約2672mm)
・エンジン:2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボ
・最高出力:271hp(約274馬力)
・最大トルク:258lb.-ft(約350Nm)
・変速機:スバルパフォーマンストランスミッション(CVT)または6速MT
・タイヤサイズ:245/40R18
最高出力271馬力の2.4リッター水平対向 スバル、新型「WRX」世界初披露 2022年に米国発売
米スバルは2021年9月10日(現地時間)、新型「WRX」を世界初公開しました。2022年に米国で販売開始。日本国内での販売予定については未発表です。
新型「WRX」は、1992年に登場した初代モデルから続く人気シリーズ。「実用性を備えつつも、圧倒的なスポーツ性能を持つ個性的なパフォーマンスカー」を掲げて、4世代に渡って受け継がれてきた「らしさ」を継承しつつ、さらなる高みを目指した「新世代のスバル AWDパフォーマンスカー」に仕上げられているそうです。
「走りの愉しさを予感させるアグレッシブでスポーティなデザイン」として、「エクステリアはヘキサゴングリルを起点とした立体的で彫りの深い造形」「ワイド&ローを強調するフロントバンパーのデザイン」を特徴とし、マッシヴな印象を与えるルックスに仕上げられています。
また、インテリアはブラックを基調にしたコーディネートで、インストルメントパネル中央にはさまざまな機能を集約した高精細の大型センターインフォメーションディスプレイを配置。さらに、一部グレードには共同開発した新設計・新デザインのRECAROシートを採用するそうです。
パワーユニットには最高出力271馬力の2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載。高剛性化したボディーとシャシーを採用しているほか、新しい制御ソフトで変速レスポンスを高めたという「スバル パフォーマンス トランスミッション」や「ドライブモードセレクト」、「新世代アイサイト」なども搭載しているそうです。
新型「WRX」の発表に合わせて、米スバルはテストドライブの様子を収めた映像など、3本の動画をYouTubeに公開しています。
スバル 新型WRX S4はアイサイトX搭載、新型WRX STIは待望のアイサイト採用へ! 日本発売は2022年度内か!?
2021年9月10日に北米で発表されたスバル 新型WRX(ダブルアールエックス)。レヴォーグや新型レガシィ アウトバックに似たエクステリアデザインや内装となるなど、大幅に質感がアップした印象だ。そこで今回は未だ明らかにされていない新型WRXの日本仕様を徹底予想! 結論からいえばMTモデルにもアイサイトが装備される見込みだ。
新型WRXもCVTモデルとSTIがラインアップされる
スバル WRXといえば、スポーツセダンである。かつては三菱 ランサーエボリューションと世界ラリー選手権(WRC)で熾烈な戦いを繰り広げていたマシンの市販モデルである。
WRXの名前を冠するモデルは、CVTモデルのWRX S4と特別なエクステリアパーツやエンジンを搭載したMTモデルのWRX STIをラインアップしていた。となれば、新型WRXも2つのモデルを日本で発売されると予想している。
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新型WRX S4はレヴォーグと同じエンジン、そしてアイサイトXを標準装備化
新型WRXの北米モデルはレヴォーグや新型レガシィ アウトバックと同様に縦型ディスプレイを採用している。日本仕様はそれに加えフル液晶メーターとなるのだ。というのも日本仕様の新型WRXは新型レガシィ アウトバックと同様にアイサイトXが標準装備化されるためである。
北米仕様は2.4リッターターボエンジンを搭載しているが、日本仕様の新型WRXはレヴォーグや新型レガシィ アウトバックと同様に1.8リッターターボとなる見込みだ。そして、このモデルこそが新型WRX S4となるのだ。言うなればレヴォーグのセダンモデルという位置付けとなるのだろう。
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最強モデル新型WRX STIは待望のアイサイト搭載! エンジンは2.4リッターターボへ
気になるのは最強モデルとなるWRX STIの存在だ。今のところその姿は明らかとなっていないが、確実に登場すると予想している。そして搭載されるのは2.4リッターターボエンジンで、トランスミッションはもちろんMTとなる。
ここまでは予想の範囲内であるが、驚くべきはMTモデル初のアイサイトが搭載される点にある。これまでアイサイトを採用してきたモデルは全てATないしはCVTとなっており、新型WRX STIが初のMTモデルとなるのだ。
新型WRX S4のアイサイトXとは異なり、これまで通りのアイサイトVer.3となると予想されているが、いずれにしてもMTモデルに採用されることが素直に嬉しいニュースである。
新型WRX S4やWRX STIの日本デビューの時期は明らかとなっていないが、おそらくは2022年初頭に開催される東京オートサロンでお披露目し、発売は2022年度内となるのではないだろうか!? 一早い新型モデルの発売に期待したい。
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
まだSTIバージョン似関しては全然発表されていないような気がするんだけど…
新型「スバルWRX」の全貌が明らかに まずは北米仕様が公開へ
スバルは9月10日、新型「WRX(日本名:WRX S4)」の米国仕様を世界初披露。伝統のボクサーユニットを搭載したスポーツセダンはフルモデルチェンジでどう進化したのか。
このたび発表された米国モデルのボディサイズは、全長4669mm×全幅1826mm×全高1468mmで、WRXとして初めて“スバルグローバルプラットフォーム”を採用。ボディには新たに構造用接着剤を使用して剛性を高めたほか、サスペンションのジオメトリーも最適化され、先代よりストローク量を伸ばしている。また、滑らかなステアリングフィールを得るため、モーターアシスト軸とステアリング操作軸を別軸としたパワステも採用しており、この辺りはスバルならではの中身の濃い改良といえるだろう。
パワーユニットは2.4L水平対向4気筒直噴ターボで、米国仕様は最高出力271hp、最大トルク350Nmを発生。トランスミッションは6MTとCVT「スバル・パフォーマンス・トランスミッション」が設定され、AWDは前者にビスカスLSD付きセンターデファレンシャル方式、後者に不等&可変トルク配分の電子制御方式が組み合わせられる。
エクステリアには、「レヴォーグ」と共通性を感じさせるフロントマスクを採用。一方、ブラックアウトされたオーバーフェンダーやリアディフューザーの造形などはコンセプトモデル「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」にインスパイアされたディテールとなる。機能面では、フロントフェンダー後部及びリアバンパー後部に設けたエアアウトレットが、コーナリングや高速走行時の操縦安定性を高めている。
黒を基調とするインテリアは縦型のモニターを備えた最新のスバルに共通のデザインで、レッドステッチによりスポーティなパフォーマンスを表現。新設計のRECAROシートも一部グレードに設定される。一方、前後席とも先代よりショルダールームが拡大し快適性が向上。スバル・パフォーマンス・トランスミッション搭載車には新世代「アイサイト」を標準装備するなど、運転支援システムもさらに充実した。
今や希少な和製高性能スポーツセダンの新型登場はスバリストならずとも嬉しいニュース。近々公式発表されるだろう日本仕様にも要注目だ。
スバル 新型「WRX(北米仕様)」をアメリカでワールドプレミア【動画】
スバル of アメリカは2021年9月10日、先進的な機能、最新のデザイン、パフォーマンスを備えた2022年型の5代目「WRX」を世界初公開しました。新型WRXは本来8月19日に開幕するニューヨーク国際モーターショーでベールを脱ぐ計画でしたが、新型コロナウイルス感染再拡大のため中止され、スバル of アメリカが改めてワールドプレミアを行なったという経緯があります。
5代目の新型WRXは、改良型2.4Lの水平対向4気筒ターボチャージャー付きエンジンに6速マニュアル トランスミッション、または最新仕様のCVTトランスミッションと組み合わせて搭載し275psを発生します。
高精細タブレットスタイルの11.6インチサイズのスバル スターリンク マルチメディアシステムと最新世代のアイサイトを備え、従来モデルを上回るにパフォーマンス、テクノロジー、安全性を満載しています。
また、新型WRXは新開発のCVTトランスミッションとして「スバル パフォーマンス トランスミッション」を標準装備する最上級の「GT」グレードを新設定しています。新しいGTにはドライバーの好みに合わせてドライブモードをコンフォート、ノーマル、スポーツが選択でき、WRX初となる電子制御ダンパーを装備しています。
このドライブモードセレクトには、ステアリングフィール、ダンパーの減衰力設定、SIドライブ設定などを統合制御するシステムもオプションも設定されています。
新型WRXは言うまでもなくスバル グローバル プラットフォーム(SGP)をベースとしており、安全性の向上、運動性能の向上、騒音、振動、ハーシュネス(NVH)の低減を実現しています。
ドライビング ダイナミクス
新型WRXは改良された2.4Lターボチャージャー付き直噴エンジンが搭載され、275ps/5600rpm、最大トルク350Nm/2000-5200rpmを発生。低回転から幅広く強力なトルクを実現しています。電子制御のウェイストゲートバルブとエアバイパスバルブを備えたターボシステムと排気量アップにより、応答性と加速力が大幅に向上してます。
WRXには、シンメトリカルAWDとアクティブ トルクベクタリングが装備されています。最新エンジンと組み合わせる6速MTは最適化されたギア比を備え、シフト品質がさらに向上されています。
または最大30%速いアップシフト、ダウンシフトは50%クイックな新しいスバル パフォーマンス トランスミッション(CVT)も選択できます。
このCVTトランスミッションは、ブレーキング時にレブマッチング ダウンシフトを行ない、コーナーで理想的なギヤを維持し、コーナー出口でより速く変速するソフト制御が組み込まれています。また変速比幅も拡大されています。
エンジンとオートマチックトランスミッションの設定は、SI-ドライブの3つのモードが選択できます。またこのATは8速パドルシフト付きマニュアルモードを備えています。
スバルグローバルプラットフォーム、インナーフレーム構造の採用により、シャーシの剛性を高め、重心高を低くすることで、乗り心地とハンドリング性能を大幅に向上させています。強化されたプラットフォームは、インナーフレーム構造と構造用接着剤の使用増加により、全体的なねじり剛性が28%向上し、サスペンション取り付けポイントの剛性が75%向上。サスペンションのストロークも拡大され、車両の安定性と凹凸のある表面での横方向のグリップが向上しています。
フロントサスペンションは改良され、フロントの接地面オフセットが減少。ステアリングは最新のデュアルピニオン電動パワーステアリング システムを採用。これらにより、操舵応答が速くなり、精度が向上しより自然なステアリングフィールが実現しています。
ホイールは17インチまたは18インチのアロイホイールにハイフォーマンス タイヤを装着しています。
強化されたプラットフォーム、サスペンションの取り付けポイントの強化と重心の低下により、応答性の高いステアリングとハンドリング、よりスムーズ、静粛で快適な乗り心地、危険回避の性能が高められています。
すべてのグレードのCVTモデルはアイサイトを装備し、視野角の拡大とソフトウェアパフォーマンスの改善により、より広い範囲の運転支援を行ないます。電動ブレーキブースターの採用により、パニックブレーキ時の応答性と制動性能が向上しています。
アイサイトは車線逸脱防止機能が改善され、よりスムーズで自然な走りを実現。WRXで初めて、レーンセンタリングを備えた高度なアダプティブクルーズコントロールも含まれるようになりました。自動緊急ステアリングは、衝突前ブレーキシステムと連動して80km/h未満の速度での衝突を回避するためのステアリングアシスト制御の機能も追加されています。
エクステリア・デザイン「BOLDER」
新型WRXは、スバルの「BOLDER(大胆な)」デザインを採用しアグレッシブなスタンスと強靭さを盛り込んだワイドボディデザインとしています。
フロントは、スバルのヘキサゴングリルとし、コンパクトなLEDヘッドライトと幅広のボンネットスクープと組み合わされて、ワイド&ローな外観を強調。
車両のフロントからサイド、リヤに連なる際立ったキャラクターラインは、スポーツセダンの強さとパフォーマンス能力を表現。フロントフェンダーはアルミニウム製で、2.3kg軽量化されています。
リアデッキリッドには、ボディカラーに合わせた薄型のリアスポイラーが組み込まれています。後部テールライトは、火山性マグマを彷彿とさせる外観で、光るように設計されています。
ボディ全体の空力改善により、WRXのパフォーマンスと高速安定性が向上し、デザイン面の特長にもなっています。フロントホイール開口部の後縁にある空気排出孔により、空気がホイールハウスからより積極的に排出され、フロントの揚力が減少し安定性が向上しています。
リヤバンパーの両側に設置された空気排出孔は、バンパーの後ろに閉じ込められた空気による車体の揺れを減らします。オーバーフェンダー形状のホイールアーチと下部トリムは、空気抵抗を低減する空力効果(境界層制御)のある模様を備えています。また車両のフロントの下側にあるエンジン アンダーカバーも、同様の境界層制御の機能を備えており、空気の流れを促進し車両前部のダウンフォースを増加させる効果を生み出しています。
ドライバー重視のインテリア
インテリアは、コントラストを強調する赤いステッチとカーボンファイバーパターンのアクセントで構成されるブラックインテリアは、車両のパフォーマンス、スポーツ性をを強調しています。
ステアリングホイールは、感触がより上質で、オーディオ、音声認識、アイサイト コントロール用の統合スイッチを備えたDシェイプの革巻きです。リヤシートは60:40の分割折りたたみ式となっています。
スバル スターリンク テクノロジーにより、ドライバーは大型タッチスクリーンディスプレイを介してインフォテインメントと車両設定を制御できます。
マルチメディアシステムは、高解像度のタッチスクリーンを採用。オーディオのコントロール、車両の機能設定が可能です。またスマートフォンと連携することでApple CarPlay、Android Autoがミラーリングされ、Bluetoothハンズフリー電話、オーディオストリーミングとの接続もできます。
なお、11.6インチのセンターディスプレイのアイコンは好みに合わせて移動や変更が可能。ナビゲーション オプション付きの最上位11.6インチマルチメディアは、トムトム社のシステムを搭載した音声起動ナビゲーションとなっています。
マルチメディア+とナビゲーション付きマルチメディア+はどちらも、スバル初の分割画面ディスプレイとなっています。ディスプレイには、ナビゲーションとオーディオなどの2種類の情報を同時に表示可能。また11.6インチのマルチメディアシステムは、音量や温度など頻繁に使用される機能のための物理的なボタンとノブも配置されています。
さらに新型WRXは、11スピーカーシステムのハーマンカルドン サウンドシステムと大出力アンプが選択できるようになっています。WRX専用にチューニングされたハーマン カルドン サウンドシステムは、没入型サウンドを提供するプレミアムオーディオシステムです。
GT専用装備
GTグレード専用の新しいレカロ製シートは、シートバックレスト中央のY字型デザインが採用され、乗員の側面と肩甲骨をしっかりと支え、正しい運転姿勢を維持することができる特長を備えています。シート表皮はブラックのウルトラスウェード生地で、対照的な赤いステッチとシートバックにエンボス加工された「レカロ」ロゴを備えています。なおドライバーシートは8wayのパワーシートとなっています。
またGTは、マットグレー仕上げの専用18インチアルミ合金ホイールと245/40R18サイズのハイフォーマンスタイヤを組み合わせています。
GTに標準装備されるアイサイトには、先進アダプティブクルーズコントロールと自動緊急ステアリングが含まれています。
なおこの新型WRXは日本では2021年秋に発表される予定で発売は2022年春以降と推測されます。なおアメリカでは先行して2022年初頭に販売が開始されます。
VIDEO
スバル、新型WRXを世界初公開! 2.4リッター直噴ターボ+新世代プラットフォームに刷新したスポーツ4WDセダン、2022年に発売
スバルは2021年9月10日(金)、米国で新型「WRX(ダブルアールエックス)」2022年モデルを世界初公開した。WRXは、世界ラリー選手線(WRC)参戦で名を馳せた「インプレッサ WRX」の流れをくむ4WDスポーツセダン。インプレッサ時代から数え4世代目となる新型では、水平対向4気筒 2.4リッター直噴ターボエンジンを搭載。新世代スバルグローバルプラットフォーム+フルインナーフレーム構造ボディと組み合わせた。米国では2022年発売の予定。
水平対向2.4リッター直噴ターボは271馬力を発揮! 6速MTに加え新トランスミッションの2ペダルモデルも設定
7年ぶりのフルモデルチェンジとなるスバル WRX。高性能エンジンとシンメトリカルAWDシステムを核とした、スバルのハイパフォーマンスを象徴するモデルだ。
新型WRXでは水平対向4気筒2.4リッター直噴ターボエンジン(最高出力271馬力)を搭載。最新スバルグローバルプラットフォームとフルインナーフレーム構造で高剛性化したシャシー&ボディを採用し、走りと動的質感を飛躍的に向上させた。
トランスミッションは、6速MTに加え、新制御ソフトウェアで変速レスポンスを革新的に高めた「Subaru Performance Transmission(SPT:スバル パフォーマンス トランスミッション)」を搭載する。
6速MT車はビスカスLSD付センターディファレンシャル方式AWDを、SPT車はVTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)をそれぞれ採用。また一部グレードにはWRX初の電子制御ダンパーを搭載し、コンフォート、ノーマル、スポーツのモード選択を可能とした。
なおスバル パフォーマンス トランスミッション搭載車にはスポーツ変速制御を搭載し、Dレンジ走行時もドライバーの加減速操作に応じ変速をレスポンス良く行う。またドライブモードセレクト機能を備えたグレードでは、LSDトルクを制御することでさらに回頭性を高めるAWDスポーツモードも設定した。
11.6インチの大画面ディスプレイや新世代アイサイト、新設計のRECAROシートなどを採用
内装では、インパネ中央に大型11.6インチの高精細センターインフォメーションディスプレイを搭載。ステレオカメラを広角化した新世代アイサイトをスバル パフォーマンス トランスミッション搭載車に採用する。
従来型に比べホイールベースを延伸し、後席の足元など室内空間を拡大し快適性も向上した。また一部グレードには新設計・新デザインのRECARO社製シートを採用。従来型に対し体格保持性能を向上させ、スポーツドライビング時のドライバーの姿勢をしっかりと保持する。
新型URXの米国での発売は2022年の予定。今回の発表で日本における導入時期などは明らかにされていないが、米国同様のタイミングとみられる。スバル 新型WRX日本仕様の正式発表も楽しみに待ちたいところだ。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:SUBARU]
スバル、新型WRXを米国で世界初公開。2.4Lターボで武装。まずは2022年に米国で販売予定
スバルは2021年9月10日、新型「WRX」を米国で世界初公開。2022年より米国で販売を開始する予定だ。
「WRX」は高出力パワーユニットを搭載する、スバルが誇るスーパースポーツモデル。初代となるインプレッサWRXが1992年に登場して以来、実用性を備えながらも圧倒的なスポーツ性能を持つパフォーマンスカーとして多くの人に支持されてきた。
今回お披露目された新型「WRX」は、4世代にわたって受け継いできたWRXらしさを継承しつつ、さらなる高みを目指し、パフォーマンスカーの価値や実用的なセダンとしての価値を進化させたという。
気になるパワーユニットは、2.4L水平対向4気筒直噴ターボを搭載する。ドライバーの意志に瞬時に応える応答性と加速性能が特徴だ。スバルグローバルプラットフォーム(SGP)とフルインナーフレーム構造で高剛性化したボディとシャシーをWRXとして初採用。走りと動的質感を飛躍的に進化させた。
また、トランスミッションは6速の手動変速機と、新制御ソフトウェアで変速レスポンスを革新的に高めた「Subaru Performance Transmission」と呼ぶ自動変速機を設定。好みに応じてクルマのキャラクターを大きく変えられるドライブモードセレクトや、「Subaru Performance Transmission」には新世代アイサイトを新たに採用し、さらなる安心を提供する。
新型「WRX」は、非日常を感じられる運転の愉しさだけでなく、安心してドライブを楽しめる安全性と、日常の使い勝手のよさを兼ね備えた、全方位抜かりなしのパフォーマンスカーとして生み出されたのだ。
公開された新型「WRX」の米国仕様を詳しく見ていこう。
新世代スバルにアグレッシブさの増した外観
エクステリアデザインは、パフォーマンスの高さを感じられる大胆でアグレッシブなスタイリングで走りの楽しさを表現したという。
フロントフェイスはレヴォーグから採用された新世代の“スバル顔”。ヘキサゴングリルを起点に立体的で彫りの深い造形と、ワイド&ローを強調したフロントバンパー、力強く張り出したフェンダーによって、静止状態であっても今にも走り出しそうな躍動感を表現。走りへの期待感が高まるデザインだ。
前後のフェンダーには、SUVでよく見られる黒樹脂のクラッディングにも見える「スポーツサイドガーニッシュ」を装着するところに目新しさを感じる。オン・オフ問わず世界のレース・ラリーシーンで名をはせたWRXならではの進化といってもいいだろう。このスポーツサイドガーニッシュやサイドシルスポイラーなどには、空気の流れを整えるヘキサゴンパターンの空力テクスチャーが施される。
フロントフェンダー後部やリヤバンパー後部にはエアアウトレットが設けられ、ハイパフォーマンスカーならでのデザインと、コーナーリング時や高速走行時の操縦安定性を両立する。
公表された米国仕様のボディサイズは、全長183.8インチ×全幅71.9インチ×全高57.8インチで、ホイールベースは105.2インチ。メートル法で換算すると全長4668mm×全幅1826mm×全高1468mm。ホイールベースは2672mmで、従来型WRX S4と比べるとおよそ72mm長く、31mm幅広で、7mm背高である。ホイルベースは20mmほど延長された。
ちなみにレヴォーグとの比較では、87mm短く、31mm幅広で、32mm低い。ホイールベースは同等。
先進的でスポーティなインテリア
インテリアは、スバルのこだわりである視界のよさをもちろん継承。ドライバーの直接視界をしっかり確保する。基本造形はレヴォークに準ずるとみてとれるが、黒を基調に随所にレッドステッチを配することで、アグレッシブさをスポーティ感を演出している。
インストルメントパネル中央には、レヴォーグでも話題になった大型の縦長高精細センターインフォメーションディスプレイが備わる。エアコンやナビゲーション、エンターテインメント機能などの表示・操作が可能で、移動時間を楽しく豊かにする装備だ。
シートは、一部のグレードに新設計・新デザインのレカロシートを採用。レカロ社との共同開発により、従来型よりもさらに体格保持性能を高め、スポーツドライビング時のドライバーの姿勢をしっかりと保持するという。
室内空間は従来型と比べて、前後席のショルダールームを拡大し、ゆとりを持たせた。また、ホイールベースの延長に合わせて後席空間を大幅に拡張した。座面長やレッグルームが拡大したことにより、後席乗員がくつろげる空間を創出する。
トランクは、4ドアセダンとして日常の使い勝手を重視し、従来型と同様にベビーカーやゴルフバッグがしっかり入る容量を確保したという。
2.4L水平対向ターボ+6速もしくは走りを楽しめるCVTを搭載
駆動方式はもちろん、スバルこだわりのシンメトリカルAWDを採用する。
パワートレーンは、2.4L水平対向4気筒直噴ターボエンジンを新搭載。最高出力は271hp(274.8馬力)、最大トルクは258lb-ft(35.7kgm)を発揮。電子制御によりドライバーのアクセル操作に瞬時に応答し、低回転から力強いトルクを発揮するという。
スポーツ走行時の優れた加速性能はもちろん、日常的なシーンでも気持ちのいい加速フィールを実現。さまざまなシチュエーションで走りを楽しめる。
変速機は6速MTのほか、「Subaru Performance Transmission」と呼ぶCVTを設定。このCVT搭載車には走りの愉しさをさらに際立たせるスポーツ変速制御を採用(変速段数は現時点では未公表)。Dレンジでの走行中も、ドライバーの加減速操作に応じたレスポンスに優れる変速を行うという。
また、CVT搭載車のAWDシステムは、AWDならではの安定性と、スポーティな回頭性を両立するVTD(Variable Torque Distribution)を採用するほか、ドライブモードセレクト機能を備えたグレードでは、LSDトルクを制御することでさらなる回頭性を高めるAWDスポーツモードも設定する。
進化したプラットフォームで動的質感が進化
プラットフォームはスバルグローバルプラットフォーム(SGP)をWRXとして初採用。フルインナーフレーム構造や構造用接着剤を組み合わせることで、ボディやシャシーをさらに高剛性化。ステアリング操作への応答性を高めるとともに、不快な振動や揺れを低減し、上質な走りを実現する。
サスペンションのジオメトリーを最適化することで、ボディ剛性を生かした、路面からの入力に対する足まわりのしなやかな動きを実現。従来型よりも実用ストロークを伸ばし、接地性や安定感も向上させ、走りの愉しさはもちろん、快適な乗り心地が得られる。
電動パワーステアリングにはモーターアシスト軸と、ドライバーのステアリング操作軸を別軸とした2ピニオン方式を採用。滑らかで応答遅れのないスポーティなステアリングフィールを実現した。
電子制御ダンパー搭載車は走りが違う
一部のグレードには、パワーユニットだけでなく、ステアリングやダンパー、エアコンなど、さまざまなユニットの制御を細かく調整可能なドライブモードセレクトを採用。ドライバーの好みやシーンに応じて、スイッチ1つでスポーツカーの走りから上質な乗り心地まで、クルマのキャラクターを大きく変化させることが可能だ。
このドライブモードセレクト機能を備えるグレードには、スポーティさと上質さを両立する電子制御ダンパーを搭載。路面や車両の状況に合わせてリアルタイムにダンパーの減衰力を可変制御することで、揺れの少ないフラットな乗り心地を実現する。
進化したアイサイトをCVT車に搭載
パフォーマンスセダンならではの走りを最大限に楽しめるよう安心・安全にも抜かりなし。
CVT(Subaru Performance Transmission)搭載車には、画角を拡大した新世代アイサイトを標準装備する。電動ブレーキブースターを組み合わせることで、プリクラッシュブレーキの作動領域をさらに拡大し、交差点での衝突回避をサポートする。
ステレオカメラの広角化で認識範囲が拡大したことによって、従来型では先行車を捕捉できなかった急なカーブでも追従走行を継続できるようになった。また、割り込み車両も早いタイミングで認識するようになっている。
今回公開された情報は米国仕様のものだが、2020年の新型レヴォーグ登場により走りの質感を一段と高めた、深化したプラットフォームの出来栄えや、安心・安全・快適性能を高めた新世代アイサイトなどはに準ずることから、出来のよさはイメージしやすいのではないか。
がぜん気になるのはWRXならではの“走り”の進化だが、こちらは正式発売を待つしかなし。米国での販売は2022年の予定。とまでの発表にとどまる。国内デビューが待ち遠しい。
[新型WRX(米国仕様車)(18インチアルミホイール装着車)のおもな諸元]
※開発目標値 〈 〉内は換算値
■寸法
・全長:183.8インチ〈4668mm〉
・全幅:71.9インチ〈1826mm〉
・全高:57.8インチ〈1468mm〉
・ホイールベース:105.2インチ〈2672mm〉
■エンジン
・種類:2.4L水平対向4気筒直噴ターボ
・最高出力:271hp〈274.8ps〉
・最大トルク:258lb-ft〈35.7kgm〉
■トランスミッションとAWDシステム
・6速MT・AWD機構:ビスカスLSD付きセンターデファレンシャル方式AWD
・Subaru Performance Transmission・AWD機構:VTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)
■サスペンション形式
・前ストラット/後ダブルウイッシュボーン
■タイヤ・ホイール
・タイヤサイズ:245/40R18
・ホイール:18インチアルミホイール
〈文=ドライバーWeb編集部〉
スバルが新型WRXを世界初公開。北米仕様は2.4Lターボを搭載し、アグレッシブなデザインに
2021年9月10日(米国現地時間)、スバルは新型「WRX」の米国仕様車を米国で初公開した。日本仕様については、まだアナウンスされていない。
パワーユニットは2.4Lの水平対向4気筒 直噴ターボエンジン
WRXは、高出力パワーユニットを核とするシンメトリカルAWDシステムを搭載した、スバルのAWDスポーツパフォーマンスを象徴するモデルだ。WRXの源流は1992年に誕生した初代「インプレッサ WRX」で、2014年に発表された現行型の3代目から車名を「WRX」として、インプレッサから独立したモデルとなった。ちなみに「WRX」とは「World Rally eXperimental」を意味している。
今回発表された4代目となるWRXは、初代から引き継がれてきたWRXらしさを継承しつつ、さらなる高みを目指し、パフォーマンスカーとしての価値、そして実用的なセダンとしての価値を革新的に進化させた、新世代のスバルAWDパフォーマンスカーだという。
パワーユニットには、2.4Lの水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載。スポーツ走行時の優れた加速性能はもちろん、日常的な使用においても気持の良い加速フィーリングを実現している。トランスミッションは6速MTとスバル パフォーマンス トランスミッション(SPT)を設定。SPT搭載車には走りの楽しさを際立たせるスポーツ変速制御を採用し、Dレンジ走行中でもドライバーの加減速に応じてレスポンス良く変速する。
ちなみにトランスミッションの「SPT」については今回発表のニュースリリースで語られていないものの、スポーツ制御の組み込まれたCVTではないかと思われる。
駆動方式はもちろんフルタイムAWDだが、6速MT車はビスカスLSD付きセンターディファレンシャル方式、SPT車はVTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)となる。グレードによってはドライブモードセレクト機能も備える。
また、WRXとして初めてスバル グローバル プラットフォーム(SGP)を採用し、ボディやシャシの高剛性化やハンドル操作に対する応答性を高めている。電動パワーステアリングには2ピニオン方式を採用し、滑らかで応答遅れのないスポーティなステアリングフィールを実現している。
前述のドライブモーセレクト機能は、パワーユニットだけでなくステアリングやダンパー、エアコンにいたるまで、さまざまなユニットの制御を細かく調整できる。また、電子制御ダンパーも合わせて採用している。
新型WRXのエクステリアは、ヘキサゴングリルを起点とした立体的で彫りの深い造形、ワイド&ローを強調するフロントバンパーや力強く張り出したフェンダーなど、パフォーマンスカーにふさわしいアグレッシブでスポーティなスタイリングだ。
前後フェンダーのスポーツサイドガーニッシュやサイドシルスポイラーなどに、空気を整流するヘキサゴンパターンの空力テクスチャーを採用。フロントフェンダー後部とリアバンパー後部にはエアアウトレットも設け、パフォーマンスカーならではのデザインとコーナリング時や高速走行時の操縦安定性を両立させている。
インテリアは黒を基調とし、レッドステッチを配して、WRXらしいアグレッシブでスポーティなパフォーマンスを表現している。ほかの最新スバル車同様、インパネ中央には大型のセンターインフォメーションディスプレイが備わり、さまざまな機能を集約している。一部グレードには新設計・新デザインのRECAROシートも採用している。
パフォーマンスカーとはいえ、実用性も重視している。前後席ともショルダールームを拡大し、従来型よりもホイールベースを拡大したため、リアシートのスペースは大幅に広がっている。トランクスペースも従来型同様にベビーカーやゴルフバッグが入る容量を確保している。
運転支援システムでは、SPT車にはステレオカメラを広角化した新世代アイサイトを標準装備。電動ブレーキブースターを組み合わせて、プリクラッシュブレーキの作動領域を拡大している。スバルがこだわり続けている視界の良さも継承されている。
なお、米国仕様の新型WRXは、2022年に米国で販売を開始する予定。気になる日本仕様だが、2022年の春ごろには発売されるのではと噂されている。
■スバル 新型WRX 主要諸元(編集部換算値)
●全長×全幅×全高:4670×1826×1468mm
●ホイールベース:2672mm
●エンジン種類:水平対向4気筒 直噴ターボ
●排気量:2.4L
●最高出力(ネット):271hp
●最大トルク(ネット):350Nm
●トランスミッション:6速MT/スバル パフォーマンス トランスミッション(SPT)
●駆動方式:AWD
●サスペンション 前/後:ストラット/ダブルウイッシュボーン
●ホイール:18インチ アルミ
●タイヤサイズ:245/40R18
※18インチ アルミホイール装着車の開発目標値
新型スバルWRX登場! より快適に、よりスポーティに!
9月10日、スバルの北米法人は、新型「WRX」を発表した。
6MTも選べる!
第5世代に進化した新型WRXは、高出力パワーユニットとシンメトリカルAWDシステムのスバルのスポーツモデルだ。初代は1992年に登場したインプレッサWRXで、4世代目からインプレッサの冠が外れた。
搭載するエンジンは、2.4リッター水平対向4気筒直噴ガソリンターボで、最高出力275ps、最大トルクは350Nm。
トランスミッションは6MTと「Subaru Performance Transmission」なるCVTで、いずれも四輪を駆動するが、CVTモデルは前後可変トルク配分式になる。
ドライブモードセレクト機能は、パワーユニットだけでなく、ステアリングやダンパー、エアコンに至るまで、さまざまなユニットの制御を細かく調整出来る。LSDのトルクを制御することでさらに回頭性を高める「AWDスポーツモード」も用意した。
プラットフォームは現行レヴォーグやインプレッサとおなじ「SPG(スバルグローバルプラットフォーム)」。フルインナーフレーム構造や構造用接着剤にうより高い剛性のボディとシャシーを得ている。
足まわりは、フロントがストラット式の独立懸架で、リアがダブルウィッシュボーン式の独立懸架。従来型よりもサスペンションのストロークを伸ばし、接地性や安定感が向上したおという。ドライブモードセレクト機能搭載車のダンパーは電子制御式になる。タイヤサイズは245/40R18。
電動パワーステアリングは、モーターアシスト軸と、ドライバーのステアリング操作軸を別軸とした2ピニオン方式だ。
リアシートの居住性を改善
ボディは全長×全幅×全高=4669×1827×1469mm、ホイールベース2673mm。ワイド&ローを強調するフロントバンパーのデザインや力強く張り出したフェンダーによって躍動感を表現したという。
フロントフェンダー後部とリアバンパーの後部にはエアアウトレットを設け、空気の流れを整え、コーナリング時や高速走行時の操縦安定性を高めるという。
内装は、ブラック基調で、各所にレッドステッチが入る。インパネ中央にはレヴォーグや新型レガシィ・アウトバックとおなじ大型で高精細のセンターインフォメーションディスプレイを設置した。
一部グレードには新設計・新デザインのRECAROのフロントシートが与えられる。前後席それぞれのショルダールームがひろがり、従来モデルより23mm延長されたホイールベースによって後席空間の居住性が大幅に向上したという。
運転支援システムの「アイサイト」は、CVTモデルに標準装備。ステレオカメラの広角化によって認識範囲が拡がり、従来型では先行車を捕捉できなかった急なカーブでも追従走行を継続するほか、割り込み車両もより早いタイミングで認識するようになったとのことだ。
新型WRXはアメリカでは年内に販売が開始されるが、日本への導入時期は明かされていない。
文・稲垣邦康(GQ)
ついにスバル新型「WRX」が世界初公開! 特別に仕立てられたWRX3選
■新型WRX誕生記念! 特別に仕立てられたWRXを振り返る
スバルは日本時間の2021年9月10日夜、ハイパフォーマンスセダン新型「WRX」の米国仕様を世界初公開しました。2代目となるWRXは先代からコンセプトを継承しながらも、よりアグレッシブなデザインとなり、走る愉しさを最大限に高めたといいます。
今回発表されたのは前述のとおり米国仕様で、スバルグローバルプラットフォーム×フルインナーフレーム構造のボディへと一新。
パワーユニットは2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンで、最高出力(開発目標値)は271hpを発揮。トランスミッションは6速MTまたは新開発のCVT「スバル・パフォーマンス・トランスミッション」が組み合わされ、駆動方式はAWDですが、MT車がビスカスLSD付きセンターデファレンシャル方式、CVT車が不等&可変トルク配分電子制御AWDの「VTD-AWD」を採用。
ボディサイズ(インチから換算)は全長約4668mm×全幅1826mm×全高1468mmと、先代からひとまわり大きくなっています。
また、SUVテイストも感じさせるような、前後フェンダーアーチや前後バンパー、サイドスカートにブラックの樹脂パーツを採用し、外観のアクセントになっているのと同時に力強さを表現。
新型WRXは2022年にアメリカで販売される予定で、日本仕様については今のところアナウンスされていません。
このWRXといえば、初代においてこれまで数多くの魅力的な特別仕様車やコンプリートカーが登場しました。そこで、特別なWRXを振り返り、3車種ピックアップして紹介します。
●WRX S4 tS
初代WRXでは、6速MTモデルの「WRX STI」と、CVT(スポーツリニアトロニック)の「WRX S4」がラインナップされていましたが、このWRX S4をベースにSTI(スバルテクニカインターナショナル)の手によって仕立てられたのが、2016年に登場した「WRX S4 tS」です。
WRX S4 tSはやみくもにパワーを追い求めるのではなく、WRX S4の走りのポテンシャルを全方位的に高める方向性です。
そのため2リッターターボエンジンの最高出力は300馬力のまま、吸気系のモディファイによりレスポンスを高めています。
外装はスタンダード仕様では前後のアンダースポイラーやサイドスカートなどを装着。比較的おとなしい印象ですが、もう1台「NBRチャレンジパッケージ」が設定され、こちらは大型のリアウイングが取り付けられ、戦闘的です。
内装ではSTI製レカロシートやSTIロゴ入りルミネセントメーターをはじめ、専用装備を随所に採用し、スポーティな室内空間を演出。
ほかにも足まわりでは、STI製BBS19インチ鍛造アルミホイール、ビルシュタイン製可変減衰力ダンパー、フロントブレーキにブレンボ製4ピストンキャリパーなどが奢られ、操縦性の向上が図られています。
なお、WRX S4 tSは、約半年間の期間限定で販売されました。
●WRX STI EJ20ファイナルエディション
スバルは1989年に誕生した初代「レガシィ」から続く高性能エンジン「EJ20型」を、2019年度で生産終了すると発表。そこでWRX STIの最後の限定車「WRX STI EJ20ファイナルエディション」を、2019年10月に555台限定で発売しました。
WRX STIとEJ20型エンジンの集大成となったWRX STI EJ20ファイナルエディションは、「WRX STI タイプS」をベースに、エンジンの回転系パーツであるピストン、コンロッド、クランクシャフトなどの重量公差・回転バランス公差を最小限に抑えた「バランスドエンジン」を搭載。
また、EJ20型エンジンの特徴である、高回転域まで気持ちよく吹け上がるフィーリングに、さらに磨き上げました。
外観では、ゴールド塗装のBBS製19インチ鍛造アルミホイールを装着し、フロントグリルやリアバンパーには、STIのコーポレートカラーである「チェリーレッド」の差し色を採用。
ドアミラーやシャークフィンアンテナはブラックに塗装することで、全体を引き締めるアクセントとしています。
WRX STI EJ20ファイナルエディションは、受付期間中に購入希望者が台数を上まわったため、最終的に抽選販売(商談権の抽選)となりました。
なお、当時の価格(消費税込)は452万1000円から485万1000円でしたが、現在は700万円台から800万円台で中古車が販売されています。
●S209
前出のとおり、日本ではWRX STI EJ20ファイナルエディションが最後の限定車でしたが、アメリカでは2019年に、WRX STIベースのSTI謹製コンプリートカー「S209」が209台限定で販売されました。
エンジンはアメリカ仕様のWRX STIに搭載された2.5リッター水平対向4気筒ターボ「EJ25型」をベースに、大型エアクリーナーや専用吸気ダクト、大径ターボチャージャー、専用設計の低背圧マフラー、専用ECUなどによるチューニングで最高出力は歴代最強の341hpを発揮。
組み合わされるトランスミッションは、もちろん6速MTのみです。
エンジンと同じく、日本で販売されたWRX STIベースのコンプリートカーと大きく異なっていたのが外観で、カナード一体型のフロントオーバーフェンダーとリアオーバーフェンダーが装着され、ボディサイズは全長4620mm×全幅1839mm×全高1475mmとベース車に対して全幅が44mmワイドになっています。
また、専用の前後アンダースポイラー、ドライカーボン製の大型リアウイングが追加され、車高のローダウンと専用の19インチホイールによって、よりアグレッシブなスタイルに変貌。
ほかにもカーボン製ルーフなどによる軽量化とボディ剛性の向上、足まわりではビルシュタイン製ダンパー、強化されたコイルスプリングとブッシュを装着し、コーナリング性能も高められています。
S209は発売後に即完売し、日本でも販売してほしいというリクエストもあったようですが、結局は実現しませんでした。
※ ※ ※
現在、日本車においては、同クラスの高性能セダンは貴重な存在となっています。
さらに、脱炭素化が急速に進みつつある昨今、WRXはピュアな内燃機関を搭載した高性能モデルであり、このことも大変貴重な存在といえるでしょう。
新型WRXは、今後さらにハイパフォーマンスな特別仕様車やコンプリートカーの登場も期待できますから、日本での発表が待ち遠しいファンも多いのではないでしょうか。
ちょっと飛ばし記事にしても妄想垂れ流し過ぎないか…どれもこれも根拠なさ過ぎるだろ〜
レヴォーグのクロスオーバーが市販化されたら出る予定の新型アウトバックの存在意義が無くなるし(日本仕様では1.8でレヴォーグと同じになってしまうんだし、まさかの2.4が設定なんかされたら尚の事)
打倒 新型カローラクロス!? レヴォーグ アウトバック登場へ! 価格は新型レガシィ アウトバックより安い300万円台スタートか!?
2021年9月10日に北米でスバル 新型WRXが発表された。言うなればステーションワゴンのレヴォーグ対するセダンモデルというイメージだが、デザイン上で気になる点があるのだ。それはフェンダーアーチが樹脂となっており、まるでクロスオーバーSUVとも受け取れる仕上がりとなっている。そこで今回は新型WRXをきっかけに、レヴォーグのクロスオーバーSUVモデル「レヴォーグ アウトバック(仮称)」を予想していきたい。
新型WRXの日本仕様はアイサイトX搭載へ
新型WRXの日本仕様は未だ発表されていないが、2022年度にも日本での発売がスタートする見込みである。北米モデルはレヴォーグや新型レガシィ アウトバックと同様に縦型ディスプレイを採用しており、日本仕様も同様となる見込みだ。
ちなみに日本仕様はアイサイトXが装備され、メーターもフル液晶タイプになる模様だ。新型レガシィ アウトバックが全車にアイサイトXを標準装備としただけに、新型WRXの日本仕様も同様となる可能性もあるのだった。
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新型WRXのデザインはクロスオーバーSUV風!? これをベースにレヴォーグ アウトバックが登場する!?
デザインを見てみると、レヴォーグをそのまんまセダンとしたイメージだ。レヴォーグともっとも異なるのは樹脂製のフェンダーアーチを採用している点にある。WRXの性格からすれば異なるのだが、それはまるでクロスオーバーSUVを想わせる樹脂製フェンダーアーチの仕上がりにある。
レヴォーグ アウトバックは新型カローラクロスのガチライバルに
ちなみにMOTAでは新型レガシィ アウトバックがデビューした際に、そのサイズの大きさからレヴォーグベースのアウトバックの投入を予想した記事を掲載している。当時はあくまで予想であったが新型WRXの仕上がりをみる限り、レヴォーグ アウトバック(仮称)の登場も濃厚となりつつあるのだった。
もしレヴォーグ アウトバックが登場するならば、新型レガシィ アウトバックの弟分という位置付けとなる。他社で言えば、まもなく登場するトヨタ 新型カローラクロスが直接的なライバルとなりそうだ。
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新型レガシィ アウトバックのネガを払拭できるのはレヴォーグ アウトバックだ
2021年9月2日よりスタートした新型レガシィ アウトバックの予約受注。スバルから受注台数は発表されていないが、都内近郊のスバルディーラーによれば好調な滑り出しだという。
だが、その一方で「レヴォーグサイズのアウトバックが欲しい」という声や「新型レガシィ アウトバックは300万円台で発売してほしかった」という意見もあるという。ならばレヴォーグ アウトバックは300万円台で投入して欲しいところ。
今後新型カローラクロスの登場により、ステーションワゴンベースのクロスオーバーSUVモデルが注目を集めそうなだけに、一早い発売に期待だ。
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【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】
現行レヴォーグの一番安価なGTで310万円なんだよ?それを300万円台でクロスオーバーしろっていうのは399万円までは300万円台って事なのか??
Posted at 2021/09/14 22:56:30 | |
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富士重工 | 日記