売れすぎるとスバルが困る!? 走り派のレヴォーグ選びが新登場2.4Lターボ一択な理由は“速さが違う”から
マイナーチェンジしたレヴォーグも新型WRX S4の2.4Lターボを搭載
スバル「WRX」がフルモデルチェンジで、2.4Lガソリン直噴ターボの「FA24DIT」を搭載したことが話題ですが、2.0Lターボを積んだ先代モデルよりスペック上の最高出力が落ちているのはどうなのよ? という見方も出ているのはご存知の通り。
そして同じような指摘は11月25日にマイナーチェンジした「レヴォーグ」のオーナーからも出ています。レヴォーグにもこの2.4Lガソリン直噴ターボのFA24DITエンジンを搭載する「STIスポーツR」が登場しましたが、やはり最高出力は202kW(275PS)で、先代レヴォーグの2.0Lターボの最高出力221kW(300PS)と比べると見劣りします。
一番ショックを受けたのはMC前のレヴォーグを買ったオーナー!?
しかし、それ以上に聞こえてくるのがダウンサイジング指向の完全新設計エンジン「CB18」を積むグレードを買ってしまったオーナーの声です。
1.8LのリーンバーンターボであるCB18型エンジンは熱効率に優れると同時に、リニアリティにもこだわるなど非常に意欲的なガソリン直噴ターボなのですが、経済性に考慮したレギュラーガソリン仕様であり、また環境性能にも注力しているため、最高出力は130kW(177PS)と控えめです。
旧型レヴォーグの1.6Lターボ仕様よりは速くなったと感じますが、同じ旧型でも、2.0Lターボから乗り換えたユーザーの中には、もっとパフォーマンスが欲しかったと感じた人も多いでしょう。わずか1年での2.4Lターボ登場には、「知っていれば待っていたのに!」という気持ちにもなるのではないでしょうか。
サーキットでも2.4Lターボが圧倒的な差をつける
実際のパフォーマンスにそれほど差がなければ諦めもつくのですが…残念ながら2.4Lターボと1.8Lターボのレヴォーグとでは圧倒的な性能差があります。
筆者は、約1年前にデビュー直前のレヴォーグ(1.8Lターボ)を袖ヶ浦フォレストレースウェイで試乗する機会がありました。そして、今回新たに追加される2.4Lターボのレヴォーグも同じ袖ヶ浦フォレストレースウェイで試乗しています。
いずれもGPSデータの取れるアクションカムでインカー映像を記録していたので、あらためてGPS計測による速度を比べてみることにしました。はたして、どれほどの速度差があるのでしょうか。
ちなみに昨年の試乗時は制限がない状態でしたが、2.4Lになったレヴォーグの試乗時にはメインストレートにクランクが用意され、1コーナーと3コーナーの入口がパイロンで制限されるなど速度を抑える設定になっていました。こうした条件の違いから、今回は1コーナーを曲がって下りながら加速して3コーナー手前で記録した最高速で両車を比べてみることにしたのです。
結論をいえば、新しい2.4Lターボエンジンのパフォーマンスは圧倒的でした。
レヴォーグSTIスポーツR(2.4L):148.8km/h
レヴォーグSTIスポーツ(1.8L):124.8km/h
気温などの条件も違いますし、最高速を狙っていたのではなく、クルマのキャラクターに合わせて運転していた部分もあるので、比較データとしてあくまで参考レベルですが、これほどの差があれば、乗り方で逆転するということはないでしょう。
2.4Lターボ搭載の新型レヴォーグ一狙いなら急げ!
結論です。パワーやスピード重視なら、新たに登場した2.4Lターボ搭載の「STIスポーツR」一択! そして2.4Lターボ車が欲しいのであれば早めのオーダーが吉!! あくまで噂話ですが、一定期間に販売できる台数には制限があるというのです。
その理由として挙がっているのが、WLTCモードで13.1km/Lとなってしまう2.4Lターボ車をあまりたくさん売ってしまうと、CAFE(企業別平均燃費基準)規制でスバルが不利になってしまうからだと聞くと、リアリティを感じます。
販売制限がかけられるのかどうか確実なことはいえませんが、スバルとして売りたいけど売れすぎると困るのが、新登場した2.4Lターボエンジンというのは間違いないようです。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
SUBARUレヴォーグがマイナーチェンジ。新開発2.4リットル直噴ターボ"DIT"エンジンを搭載する「STI Sport R」を新規にラインアップ
SUBARUがレヴォーグの一部改良を実施。機能装備のバージョンアップや新ボディカラーの採用、新開発2.4リットル直噴ターボエンジンを搭載する「STI Sport R」の新設定などを敢行
SUBARUは2021年11月25日、人気パフォーマンスワゴンのレヴォーグの改良モデルを発表した。
車種展開は以下の通り。
GT:310万2000円
GT EX:348万7000円
GT-H:332万2000円
GT-H EX:370万7000円
STI Sport:370万7000円
STI Sport EX:409万2000円
STI Sport R:438万9000円
STI Sport R EX:477万4000円
月販計画は従来と同様、2200台に設定している。
「SUBARUの未来が、ここから始まる」と謳って昨年10月にデビューした第2世代のレヴォーグは、SUBARUに脈々と受け継がれる「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」というグランドツーリングのDNAを継承し、そのうえでSUBARUの最新技術を鋭意結集して「先進安全」「スポーティ」「ワゴン価値」という3つの価値を革新的に進化させたパフォーマンスワゴンに仕立てている。今回の改良は、その価値をいっそう高める目的で、機能装備のバージョンアップや新ボディカラーの採用、そして新開発の2.4リットル直噴ターボエンジンを搭載する「STI Sport R」の新設定などを実施した。
注目の新グレード、STI Sport Rから解説しよう。SUBARUのモータースポーツ活動を統括するSTIとともに開発したSTI Sport Rは、パワーユニットにFA24型2387cc水平対向4気筒DOHC16V・デュアルAVCS直噴ターボ“DIT”エンジンを搭載。最高出力は275ps/5600rpm、最大トルクは38.2kg・m/2000~4800rpmを発生する。トランスミッションには、FA24エンジンと組み合わせるために開発した、スバルパフォーマンストランスミッションと称する
8速マニュアルモード付きの電子制御CVTを採用。駆動機構はVTD-AWD[不等&可変トルク配分電子制御AWD]で構成する。また、Comfort/Normal/Sport/Sport+/Individualから選択できる統合制御機構のドライブモードセレクトを設定。足回りには、専用セッティングのZF製電子制御ダンパーを組み込んだ。
エクステリアに関しては、STI Sportフロントグリル(メッキ加飾付、ダークグレーシリカ塗装)やSTI Sportフロントバンパー(スカート部:メッキ加飾付)、STIロゴ入り大型マフラーカッター(デュアル)、STIエンブレム(フロント&リア)などを専用装備。シューズには18インチアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝)+225/45R18タイヤを装着した。
インテリアについては、本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ、高触感革、ピアノブラック調加飾パネル)や本革巻シフトレバー(ピアノブラック調+ダークキャストメタリック加飾)、レッドステッチ入りシフトブーツ、メーターバイザーリング(ダークキャストメタリック加飾)、インパネミッドトリム(表皮巻+レッドステッチ)、インパネ加飾パネル(ダークキャストメタリック)、センタートレイ加飾(ダークキャストメタリック、表皮巻+レッドステッチ)、フロアコンソールリッド(レッドステッチ、ソフトパッドタイプ)、フロント&リアインナードアハンドル加飾パネル(ダークキャストメタリック)、フロント&リア大型ドアポケット(ボトルホルダー付、フェルトタイプ)などを標準で装備。また、STI Sport R EXには12.3インチフル液晶メーター(レッドリング、STIロゴ入り)を、STI Sport Rには4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ付ルミネセントメーター(レッドリング照明、STIロゴ入り)を配備する。さらに、シートには本革表皮[ボルドー/ブラック(レッドステッチ)]を採用した。
シリーズ全体の変更内容に話を移そう。
まず外装では、従来型から開口面積を拡大し、さらなる開放感が味わえる電動サンルーフをメーカー装着オプションとして設定(GT-H/GT-H EX、STI Sport/STI Sport EX、STI Sport R/STI Sport R EXで選択可)。また、パワーリアゲートは車内からドアロックしている状態でも運転席スイッチでの開閉操作が可能となり、日常域での使い勝手を向上させた。
ボディカラーに関しては、よりスポーティな世界観を表現するセラミックホワイト、サファイアブルー・パール、イグニッションレッドを新たに設定。従来から継続するクリスタルホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、WRブルー・パール(STI Sport/STI Sport EX、STI Sport R/STI Sport R EXで選択可)と合わせて、全8色の展開とした。
安全面では、アイサイトXの「ドライバー異常時対応システム」機能により車線内で停車した際、すべてのドアを自動で開錠し、非常時の車外からのアクセス・救出をスムーズに行える仕組みに変更している。
なお、GT/GT EX、GT-H/GT-H EX、STI Sport/STI Sport EXに搭載するCB18型1795cc水平対向4気筒DOHC16VデュアルAVCS直噴ターボ“DIT”エンジン(最高出力177ps/5200~5600rpm、最大トルク30.6kg・m/1600~3600rpm)+8速マニュアルモード付リニアトロニック(電子制御CVT)+アクティブトルクスプリットAWD[電子制御AWD]のパワートレインは、基本的に従来型を踏襲している。
SUBARUがパフォーマンスワゴン「レヴォーグ」に新開発の2.4ℓ直噴ターボエンジンを搭載した「STI Sport R」を追加
SUBARUは、11月25日に新「レヴォーグ」一部改良モデルを発表した。
「レヴォーグ」は、SUBARUに脈々と受け継がれる「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」というグランドツーリングのDNAを継承。そのうえで、同社の最新技術を結集し、「先進安全」、「スポーティ」、「ワゴン価値」の3つの価値を革新的に進化させたパフォーマンスワゴンである。
今回の改良では、サンルーフをメーカー装着オプションとして新たに設定。従来型から開口面積を拡大し、さらなる開放感が味わえる。パワーリヤゲートは、車内からドアロックしている状態でも運転席スイッチでの開閉操作が可能となり、日常の使い勝手を向上させた。
安全面では、アイサイトXの「ドライバー異常時対応システム」機能により車線内で停車した際、全てのドアを自動で開錠し、非常時の車外からのアクセス・救出をスムーズに行えるようになった。
また、ボディカラーには、よりスポーティな世界観を表現する「セラミックホワイト」、「サファイアブルー・パール」、「イグニッションレッド」を新たに設定した。
さらに、ドライバーの意思に瞬時に応える応答性と加速性能が特徴の新開発2.4L直噴ターボ“DIT”エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「STI Sport R」グレードも新たに追加した。
新グレードSTI Sport Rは、圧倒的なパフォーマンスを発揮する2.4L直噴ターボエンジンの力強い加速感が高回転域まで途切れなく伸び続ける特性により、日常の扱いやすさはもちろん、スポーツドライビングも思いのままに愉しめる。
さらに、このエンジンに合わせて開発した「スバルパフォーマンストランスミッション」を搭載。エンジンとトランスミッションのきめ細かな協調制御がもたらす素早い変速や操作に対する応答性の良さにより操る愉しさを深め、ドライバーの意思に忠実に応える新次元の走りを実現した。
レヴォーグ「STI Sport R」の主な特徴
■エクステリア
・225/45R18タイヤ&18インチアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝)
・STI Sportフロントグリル
・STI Sportフロントバンパー(スカート部:メッキ加飾付)
・STIロゴ入り大型マフラーカッター(デュアル)
■インテリア
・本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ、高触感革、ピアノブラック調加飾パネル)
・本革巻シフトレバー(ピアノブラック調+ダークキャストメタリック加飾)
【販売計画】
月販 2,200台/月
【価格表】
関連情報:https://www.subaru.jp/levorg/levorg/
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
国産快速ワゴンに最速モデルが登場! スバル・レヴォーグ「STI Sport R」を設定
この記事まとめると
■スバル・レヴォーグがマイナーチェンジを実施
■装備の見直しや追加オプション、新色のボディカラーを設定
■新エンジンを搭載した「STI Sport R」も登場した
唯一無二の快速ステーションワゴンがマイナーチェンジ
昨年、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したスバル・レヴォーグは、国産車ではライバル不在とも言えるステーションワゴンのベンチマーク的存在だ。
しかも、ただのステーションワゴンではなく、先進装備「アイサイトX」の採用やトルクフルな水平対向エンジンとAWDの組み合わせなど、安心と走りの面をバランス良く両立しているのもポイントとなる1台となっている。
そんなレヴォーグ、今回オプションの追加と一部改良が行われた。
まず改良点だが、今回はサンルーフをメーカー装着オプションとして新たに設定した。ルーフ面積の広いレヴォーグには、爽やかな開放感を得られる嬉しいオプションだ。パワーリヤゲートは、車内からドアロックしている状態でも運転席スイッチでの開閉操作が可能となる改良が入り、使い勝手がより向上。
安全面では、アイサイトXの「ドライバー異常時対応システム」機能により車線内で停車した際、全てのドアを自動で開錠し、非常時の車外からのアクセス・救出をスムーズに行えるように改良されている。
万が一の際、ドライバーがドア操作をできないとなると、それだけでも救出のタイミングが遅れるのでこういった万が一に備えた改良は心強い。
また、ボディカラーには、「セラミックホワイト」、「サファイアブルー・パール」、「イグニッションレッド」が新たに追加された。
価格は301万2000円~409万2000円だ。
走りを極めたレヴォーグの最上位グレードが登場!
そしてもひとつ大きなトピックがある。それは、レヴォーグの持つ高いポテンシャルをさらに引き上げる、新開発2.4リッター直噴ターボ“DIT”エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「STI Sport R」を新たに設定したことだ。
この新グレードである、STI Sport Rは、圧倒的なパフォーマンスを発揮する2.4リッター直噴ターボエンジンの力強い加速感が高回転域まで途切れなく伸び続ける特性により、日常の扱いやすさはもちろん、スポーツドライビングも思いのまま楽しむことを念頭に置いて開発されたスバルの自信作だ。
さらに、このエンジンに合わせて開発した「スバルパフォーマンストランスミッション」を搭載。CVTでありながら、素早い変速や操作に対する応答性の良さにより操る愉しさを追求している。
「STI Sport R」の価格とエンジンとミッション以外の専用装備は以下の通りだ。
STI Sport R 438万9000円 STI Sport R EX 477万4000円 ■エクステリア
・225/45R18タイヤ&18インチアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝) ・STI Sportフロントグリル ・STI Sportフロントバンパー(スカート部:メッキ加飾付) ・STIロゴ入り大型マフラーカッター(デュアル)
■インテリア
・本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ、高触感革、ピアノブラック調加飾パネル) ・本革巻シフトレバー(ピアノブラック調+ダークキャストメタリック加飾)
走りも楽しめて、尚且つ日常生活でも大変便利な快速ステーションワゴン、この機会に是非検討してみてはいかがだろうか。
新型レヴォーグ、2.4リッターターボエンジンの登場に歓喜の声!ファンからは「めちゃくちゃ乗ってみたい!」と待ちきれない様子の声も【みんなの声を聞いてみた】
スバルは2021年11月25日(木)、同社の人気スポーツワゴン「レヴォーグ」の年次改良モデルを発表した。通称「Bタイプ」に生まれ変わった新型レヴォーグでは、新たに最高出力275ps/5600rpm、最大トルク374N・m/2000~4800rpmを発揮する2.4リッターターボモデルが加わった。また、新たにサンルーフがオプションで設定されたほか、ボディーカラーでも3つの新色を追加設定するなど、改良ポイントは多岐にわたる。価格(税込)は282万2000円~434万円(税込)。待望の2.4リッターターボの登場に対し、購入検討者、クルマファンはどう捉えているのか? ここではSNS上で挙げられているみんなの声を紹介していく。
このご時世に2.4リッターターボエンジンを設定するスバルに称賛の声
2020年11月に発売されたスバル 新型レヴォーグが初の改良を実施した。これまで全グレードで1.8リッターターボ水平対抗4気筒エンジンを搭載していたが、新たに2.4リッターターボエンジンを搭載するグレード「STI スポーツR(439万8000円~)」が設定された(ワングレードのみの設定)。
これまでもレヴォーグに対し排気量アップを求める声が挙がっていたが、待望の2.4リッターターボエンジンの登場とありSNS上では、
「このご時世、純ガソリン車で2リッター超えのハイパワーエンジンは魅力的」
「エコカー全盛の今、こんなに走りを前面に押し出したクルマはなかなか無い。素直に欲しい」
「SUVやエコカーが流行っている昨今、2.4リッターターボのスポーツワゴンを出すなんてさすがスバル! 心から感謝」
など歓喜の声が挙がっている。中には、
「次はフォレスターに!」
「フォレスターにもこのエンジンを搭載してほしい」
と他のスバル車にも展開を望む声が少なくない。この辺りは、今後の展開に期待したいところ。
スバルパフォーマンストランスミッションに期待を寄せつつ、MT設定を求める声も
また、2.4リッターターボエンジンに付随して、
「CVTも新しい物が入ってるとの事なので、そちらのフィーリングも気になる」
といった同エンジンに合わせて開発された「スバルパフォーマンストランスミッション」と呼ばれるCVTに関心を寄せる声も挙がっている。そんな中、トランスミッションに関しては以前からも挙がっている“あの”声も。
「何とかMTの設定もお願いしたい」
「ここまでやるなら是非MTが欲しい!」
これらMTの設定を求める声が今回も一定数で見受けられた。特に昔からのレガシィオーナーなどから強く挙がっている印象で、MTが設定されさえすれば即購入に踏み切るのにといった温度感の高いものが目立った。
「やっぱりワゴンにはサンルーフ」の声
新型レヴォーグでは、排気量を拡大したモデルの追加だけでなく、これまで設定のなかったサンルーフをオプションに新たに設定。先代レヴォーグで設定されていたサンルーフよりも開口面積が拡大し、抜群の開放感を演出する。
「サンルーフは惹かれるな~」
「やっぱりワゴンにはサンルーフ」
こちらも好意的な声が多く、サンルーフ目当てで新型レヴォーグを検討しているという声も一部で見受けられた。
試乗車の配備が待ちきれない!
2.4リッターターボエンジン搭載グレードの追加、新たにオプションに追加設定されたサンルーフなどに好意的な声が多い新型レヴォーグ。
「早速STI Sport R EX(最上級グレード)を契約してきた」
「本日契約! 納車は来年4月と言われたが期待に胸を膨らませて待つ!」
など、早速オーダーしてきたといった強者も見かけられたほか、
「めちゃくちゃ乗ってみたい!」
「試乗車がマジで待ち遠しい!」
などなど、試乗車の配備を心待ちにしているといった声が少なくない数で挙がっている。
スバルの誇る人気スポーツワゴン「レヴォーグ」。Bタイプに生まれ変わった新型でもその勢いはまだまだ続きそうだ。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
スバル最強セダン新型「WRX S4」発表! 超絶アグレッシブなセダン3選
■STI謹製のハイパフォーマンスセダンを新型「WRX S4」とともに紹介!
近年、国内市場ではニーズの変化からセダンの人気は低迷しており、各メーカーのセダンラインナップは減少してしまいました。そうしたなか2021年11月25日に、スバルは高性能なスポーツセダンの新型「WRX S4」を発表しました。
新型WRX S4はアメリカで先行して発表されていましたが、満を持して日本仕様がお披露目され、詳細なスペックが明らかになりました。
これまでスバルの高性能セダンといえば1989年に誕生した「レガシィ」、さらに1992年に発売された「インプレッサ WRX」が代表的な存在でしたが、2014年にインプレッサの系譜を受け継ぐかたちでWRXがデビュー。
そして今回、新型WRX S4が発表され、このセダンにとって冬の時代のなか、高性能モデルの登場はスバルファンのみならずセダンファンにとっても朗報ではないでしょうか。
そこで、新型WRX S4とともにハイスペックなWRXを、3車種ピックアップして紹介します。
●スバル新型「WRX S4」
新型WRX S4のトピックスはいくつかありますが、まずは外観です。スバル車に共通するデザインコンセプト「DYNAMIC x SOLID」をさらに深化させた「BOLDER」を、新型WRX S4のキャラクターに適応させ「Aggressive」というテーマを採用。
スバル車のアイデンティティであるヘキサゴングリルを配置したフロントフェイスは、従来型以上にシャープな印象です。
ボディサイズは全長4670mm×全幅1825mm×全高1465mm(アンテナを含む)とロー&ワイドなスタンスで、全体のシルエットは前傾姿勢を強調し、さらにボリューム感のある前後フェンダーによって迫力あるフォルムを実現しています。
リアまわりではボクサーエンジンを主張する左右4本出しのマフラーが、先代に続いて装着されました。
また、ユニークなのがボディ全周にわたって装着されている樹脂パーツで、SUVに多く用いられていますが、新型WRX S4の力強さをアピールするアクセントになると同時に、空力テクスチャーを施すことで直進安定性を高める機能パーツとしての役割も持たせています。
内装ではドライバーの眼前にフル液晶のメーターを装備し、スピードやエンジン回転数などに加えてブースト計も表示されます。さらに大型のセンターディスプレイが運転に必要な情報を直感的に伝え、ドライビングをサポート。
ステアリングやインパネ、シート、ドアパネルには随所にレッドステッチを施しており、若々しさとスポーティさを演出。上位グレードの「STI スポーツR」ではレカロ製シートがオプション設定され、快適性とスポーツ性を高次元で両立しています。
搭載されるエンジンは全グレード共通で、従来型の2リッターから2.4リッターへと排気量を拡大。最高出力275馬力を発揮する水平対向4気筒直噴ターボエンジンは、2000rpmの低回転域から発揮されるフラットなトルク特性とターボラグを感じさせないレスポンスの良さが特徴となっています。
組み合わされるトランスミッションは「スバルパフォーマンストランスミッション」と呼称される新開発のCVTで、8速マニュアルモードを採用。
「スポーツ変速制御」によって、アクセルやブレーキペダルの操作からドライバーの意思を反映したトルク制御やブリッピングを駆使してシフトアップ&ダウンをおこなうことで、トップクラスの変速速度とキレのある変速感覚を実現したといいます。
駆動方式は先代から継承した不等&可変トルク配分電子制御AWDの「VTD-AWD」で、走行状況に応じて前後トルク配分をコントロールし、コーナリング時の回頭性と走行安定性を高めています。
新型WRX S4のグレードは「GT-H」と「STI スポーツR」の2ラインに分かれ、それぞれに「アイサイトX」を搭載した「EX」グレードを設定。価格(消費税込)は400万4000円から477万4000円です。
●スバル「WRX STI TYPE RA-R」
スバルのモータースポーツ活動をサポートしている会社といえば、「スバルテクニカインターナショナル」(以下、STI)です。
STIはレース車両の開発だけでなく、スバル車用のカスタマイズパーツやチューニングパーツの生産と、数多くのコンプリートカーの開発もおこなっています。
なかでも「WRX STI」をベースにしたコンプリートカーは複数ありますが、特徴的な1台が2018年7月にSTI創立30周年を記念して発売された「TYPE RA-R」です。
コンセプトは「軽さ・速さ・愉しさ」の追求で、グラム単位での軽量化を積み重ねて車重は1480kgと、それまでにリリースしたハイパフォーマンスなコンプリートカーである「S207」「S208」に対して約30kg軽く、ベースであるWRX STIとの比較でも約10kgの軽量化を実現。
この軽量な車体に最高出力329馬力を誇る「EJ20型」2リッター水平対向4気筒ターボのバランスドエンジンを搭載しており、S208を上回るパワーウェイトレシオを達成しました。
また足まわりでは専用開発したショックアブソーバーとスプリングや、ミシュラン製ハイグリップタイヤ、ブレンボ製ブレーキシステムが装着され、車両の限界性能を高めるとともに、操作性や制動力の強化が図られました。
TYPE RA-Rは限定台数500台で発売され、価格は499万8240円(消費税8%込)と高額ながら即日完売したほどの人気ぶりでした。
●スバル「S209」
STIが手掛けた歴代コンプリートカーのなかでも、唯一日本で販売されなかったのが「S209」です。S209はWRX STIをベースにしたモデルで、北米市場のみ209台が限定販売されました。
日本で販売されたWRX STIベースのコンプリートカーと大きく異なっていたのが外観で、カナード一体型のフロントオーバーフェンダーとリアオーバーフェンダーが装着され、ボディサイズは全長4620mm×全幅1839mm×全高1475mmと、ベース車に対して全幅が44mmワイドの迫力あるフォルムを実現。
また、専用の前後アンダースポイラーとドライカーボン製の大型リアウイングを装着し、車高のローダウンと専用の19インチホイールによって、さらにアグレッシブなスタイルに変貌を遂げていました。
ほかにもカーボン製ルーフによる軽量化と、STI独自のフレキシブルパーツを取り付けてボディ剛性をアップ。足まわりではビルシュタイン製ダンパー、強化されたコイルスプリングとブッシュを装着し、ハンドリング性能の向上も図られました。
エンジンは北米仕様のWRX STIに搭載された2.5リッター水平対向4気筒ターボ「EJ25型」をベースに、大型エアクリーナーや専用吸気ダクト、大径ターボチャージャー、専用設計の低背圧マフラー、専用ECUなどによるチューニングで、最高出力は歴代最強の345馬力(仏馬力に換算)を発揮。組み合わされるトランスミッションは、もちろん6速MTのみです。
S209は、まさにWRX STIの最終進化形モデルといえるほど魅力的な1台で、日本でも販売してほしいというファンのリクエストもあったようですが、実現しませんでした。
※ ※ ※
新型WRX S4(日本仕様)の登場に先駆けて、2021年11月11日にアメリカホンダがアキュラ「インテグラ」(プロトタイプ)をお披露目し、2022年に発売予定のホンダ新型「シビック タイプR」(プロトタイプ)も、同年10月4日に公開されています。
今や世界的にもSUVにシェアを奪われているセダン系のモデルながら、新型車が続々とリリースされるのは朗報といえるでしょう。
ただし、まだまだSUV人気は続きそうな勢いで、とくに日本では、かつてのようなセダン人気復活はありえないでしょう。
【試乗】新型WRX S4とレヴォーグ STI Sport Rをサーキットで全開! ときに「羊」ときに「狼」の両面を楽しめる
モードによるキャラクターの変化幅は大きい
今回、WRX S4が新型として進化するということで非常に話題になっている。
2.4リッターに排気量アップした上に強力なCVTのトランスミッションを装着し、独自の四輪駆動AWDシステムを搭載しているということで走りを重視するマニアを中心に注目が集まっているのだ。今回は袖ヶ浦サーキットが試乗コースに選ばれた。路面はあいにくウエットだが四輪駆動ということもあって問題なく走れるはずだ。
試乗モデルはスポーツグレードのSTI Sport R。エンジンを掛けるとデフォルトではノーマルモードというドライブスモードに設定されている。これはステアリングスイッチでコンフォート、ノーマル、スポーツ、スポーツ+、さらにインディヴィディアルというように切り替えることができる。切り替わる要素としてはエンジンのパワー特性、アクセルレスポンス、トランスミッションの変速タイミングそしてステアリングのレシオがクイックに切り替わる。
今回ダブルピニオンのパワーステアリングとなり、しかも電動ということでその特性を劇的に変えることができているようだ。加えてサスペンションのダンパー特性も変化するということで、幅広い走行コンディションに適応させることができる。
まずノーマルモードで走り出すとクルマとしては非常に穏やかな特性でエンジンもマイルドな感じで静かで普通の乗用車として使える感じに仕上がっている。WRXという名前が付くとちょっと身構えてしまうような印象があるが、決してそうではなく、普通の乗用車として扱いやすい特性で特別なクセを感じさせない状態になっていた。
コンフォートモードに切り替えるとアクセルレスポンスがさらに穏やかになり、パワーが低くなったような印象を受ける。足まわりが柔らかくなるため、市街地や悪路、雪道などを走るような時にはこのモードでもいいのかなと思わせる面がある。
タイヤが徐々に温まるにつれて、スポーツ、スポーツ+と切り替えていく。スポーツ+にするとギヤが2段階ぐらいローギアに切り替わり、エンジン回転数が高まると同時にアクセルのピックアップレスポンスも大幅に向上してWRXらしい猛々しい走りに変貌をする印象を受ける。
それをさらに強めているのがステアリングだ。ちょっとしたハンドルの切り込みに対して過剰なほどフロントがレスポンスして回頭性を高めるというようなキャラクターが与えられている。路面がウエットなのでこのフロントのゲインに対してリヤの追従が追いつかないほどで、時にはリアがスライドしオーバーステアでカウンターを当てて走るような走行シーンになることがある。
CVTはダイレクト感に優れる
じつはこのサーキット走行に備えてVDCはすべてオフにしていて、これをオンにしておけばスピンするようなことはないが、介入が比較的早く、状況によってはスライドしてからかなり強い介入が入りギクシャクした感じが発生してしまうためVDCはオフにして自分でコントロールするような乗り方がむしろ望ましいと言える。
その結果ハイスピードコーナーや低速コーナーに関わらず状況に応じて非常にオーバーステアになったり、パワーオンでは強いプッシュアンダーステアが出るといったような状況だ。ただプッシュアンダー状態でもステアリングを切り回していくとトルクスプリット前後のトルク配分が45:55ということで、リヤ駆動よりなのでパワーオーバーステア傾向に若干移行するような場面もある。このようにオーバーステアが出たりアンダーステアが強まったり、あるいは逆ニュートラルステアであったりといったように、ステアリング特性には一貫性がなく、状況に応じた変化が大きいというのが今回とくに印象に残ったところだ。
これはボディーのサイドガーニッシュ、ホイールハウス周りに配された新しいホイールアーチモールのカバーなど、ブラックの樹脂成型された部分にディンプル加工がしてあり、これらの空力効果が非常に大きいという側面があり、ステアリングが直進状態の時には空気が綺麗に流れてそれらの効果が上がり、逆にコーナーでステアリングを切ってタイヤのホイール角度が付くと空気の流れが変わりディンプル効果が変化してそれが車両特性に影響を与えるというようなところもあるのかもしれない。
ステアリングのレスポンスやパワー、それにシフトプログラムなどが変化することによってハンドリングに一貫性がなくなってしまうところは少し疑問に感じるところだ。従来モデルのようにアンダーステア一辺倒であるのも困るが、もう少しドライバーが自ら意思判断してクルマの姿勢を自分の求める姿勢に持ち込めるようなクルマとしての受け身のバランスコントロールがさらに高まることを期待したい。
CVTトランスミッションには8段のステップ比が切られている。ノーマルモード以下では基本的にCVTなので無段変速だが、スポーツモード以上ではこの8段変速が常に作動して8速ギヤとして走っている感覚になる。シフトアップはコーナーの横Gが強い時などには抑えられてギヤホールドするし減速時にはブレーキの制動の強さに応じてシフトダウンをブリッピングを伴って行うので、まるでツインクラッチのDCTに乗っているかのような錯覚を覚えるような仕上がりであった。ただマニュアル操作をしても2速あるいは1速といった低速ギヤに切り替える時は車速が十分に落ちていないとはじかれてしまうので、その辺はCVTの弱さが少し出ているところだと言える。
このCVTはトルコンを介して作動しており、トルコン内にロックアップクラッチも付いているのでダイレクト感は十分にあるし、従来のCVTよりもステップを切ることによって エンジンが過剰に先走って回っていくというような感覚は薄れてはいるが、サーキットの連続周回など過大な負荷がかかるような場面ではだんだんオイルポンプがノイジーになって油温も高まり連続走行は厳しいのが現状だということだ。
オプションなどでオイルクーラーが準備されることも考えられるし、またWRX STIとして今後マニュアルシフトモデルも登場するという噂もあるので、サーキットなどを多く走るユーザーはそちらを選んだほうがいいと言えるだろう。
ハンドリングに優れるレヴォーグSTI Sport R
また今回レヴォーグにも2.4リッターを搭載したモデルが追加されている。こちらもSTI Sport Rというグレードモデルが用意されていてドライブモードやレカロのスポーツシートなども選択可能なラインアップになっている。
レヴォーグは2020-21年の日本カーオブザイヤー大賞を獲得した評価の高い車で今回2.4リッターエンジンを搭載してより上質な乗り心地と乗り味に熟成されたと言えると思う。ワゴン形式のボディーゆえに前後の重量バランスに優れており、スバル独自のシンメトリカルによる左右の重量バランスだけでなく、前後重量比もセダンに比べて向上しているのでハンドリングに関してはより安定してライントレース性も高まっていると言える。ただ絶対的な重量、そしてボディー剛性などはセダンに分がありモータースポーツなどのシーンで活躍を期待するとしたらセダンに優先権があると言えると思う。
かつて三菱のランサーエボリューションはワゴンボディーのランエボをレースシーンで使ったことがあり、時にはセダンのランエボを凌駕するほどの速さを示したこともあった。それはやはり重量バランスが優れているということが大きく影響していたのでレヴォーグもSTIにマニュアルトランスミッションを搭載した強力なモデルがあれば、レヴォーグでモータースポーツあるいはサーキット走行を楽しもうという新たなユーザー層の開拓につながるかもしれない。
【新型WRX S4VS新型レヴォーグ比較】新たに登場した最上級グレード「STIスポーツR」を搭載する2台はまったく異なるキャラクターを持っていた!
新しい2.4リッター水平対向4気筒ターボを搭載するスバル新型WRX S4と同時に、同エンジンを搭載した新型レヴォーグSTIスポーツRも発表された。レヴォーグは昨年のデビュー当時から「いずれ北米で販売されているアセントが積む2.4リッターターボが搭載されるのでは?」と噂されていたが、それが現実となったかたちだ。両モデルに設定された最上級グレード「STIスポーツR」だが、そのキャラクターはまったく異なっている。新型WRX S4と新型レヴォーグの違いを同じSTIスポーツR同士で比較しよう。
両モデルに搭載される2.4リッターターボエンジンの中身は同じ
新型レヴォーグSTIスポーツRが搭載する2.4リッターターボは、最高出力275馬力/5600rpm、最大トルク375Nm/2000~4800rpmで、新型WRX S4とスペックも全く共通のFA24型である。トランスミッションも変速制御を進化させた新開発CVTのスバル・パフォーマンス・トランスミッションを搭載。AWDシステムも、新型WRX S4と同じ不等&可変トルク配分電子制御AWDであるVTD-AWDを採用している。
つまり今回登場した新型レヴォーグSTIスポーツRは、「ほぼ新型WRX S4のワゴン版」といった内容となっているのだ。だがスバルは明確にこの2モデルのキャラクターを分けている。
外観は新型WRX S4がアグレッシブなのに対し、レヴォーグは見た目の変化はほとんどない
まずエクステリアは、新型WRX S4が前後フェンダーに個性的な造形のスポーツサイドガーニッシュが装着されるほか、リヤバンパー両端にエアアウトレットが設けられるなど、アグレッシブなイメージとエアロダイナミクスを向上させたスタイルである。
一方、新型レヴォーグSTIスポーツRは、基本的に1.8リッターターボを積むレヴォーグSTIスポーツと共通で、タイヤサイズも225/45R18と、新型WRX S4(245/40R18)より細い。全幅も新型WRX S4が1825mmであるのに対し、新型レヴォーグSTIスポーツRは1795mmのままだ。
インテリアは新型WRX S4 STIスポーツRの方が高級感がある
インテリアも、新型レヴォーグSTIスポーツRは、メーターパネル内に新型WRX S4にも採用されたブースト計が備わるが、その他はレヴォーグSTIスポーツと同じだ。新型WRX S4 STIスポーツRにオプションで設定されているウルトラスエードのレカロシートは、残念ながら新型レヴォーグSTIスポーツRでは選べない。
ボディカラーもラインアップに違いが見られる
新型レヴォーグのボディカラーは、今回の改良を機にセラミックホワイトとサファイアブルー・パール、イグニッションレッドの3色の新色が加わり、全8色が用意される。基本的に新型WRX S4に準ずるが、ソーラーオレンジ・パールは新型WRX S4専用で、レヴォーグには未設定。逆にクリスタルホワイト・パールは新型WRX S4では選べない。
デザインや装備内容、ボディカラーの点でも、新設定のSTIスポーツRを含むレヴォーグは、グランドツーリングカーとしてのキャラクターを際立たせている。WRX S4がレヴォーグ・セダンではないように、レヴォーグもWRX S4ワゴンではないのである。
新型WRX S4はスポーツカー、新型レヴォーグはグランドツーリングカーの味付け
それは走りの面でも感じられた。2021年10月中旬に千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイで行われたサーキット試乗会では、新型WRX S4とともに、新型レヴォーグSTIスポーツRも用意され、クローズドコースで乗り比べることができたのだが、乗り味は大きく異なっていた。
新型WRX S4 STIスポーツRは、4ドア・セダンのカタチをしているものの、走りは完全にAWDスポーツカー。特にハンドリングは極めて俊敏で、専用チューニングのシャシーによる卓越したロードホールディング性能のおかげで、自由自在に走れる感覚が極めて高い。
一方、新型レヴォーグSTIスポーツRは、オーストラリア市場では「WRXスポーツワゴン」というモデル名で販売されているものの、乗り味は明らかにソフトで、ハンドリングも大人しめとなっている。
ドライブモードセレクトを「スポーツ+」に入れても、やはり新型WRX S4よりタイヤが細く、シャシーセッティングもソフトなので、明らかに快適性や上質感を狙った乗り味を味わわせてくれたのだ。
新型レヴォーグSTIスポーツRは長距離ドライブを楽しむグランドツーリングカーの側面が強い
パワートレインやAWDシステムは共通なので、加速力は余裕たっぷりだが、新型レヴォーグSTIスポーツRは、サーキットでベストラップを目指して走り込むようなモデルではなく、ロングドライブでこそ真価を発揮するグランドツーリングカーであると改めて実感出来た。
新型WRX S4 STIスポーツRと新型レヴォーグSTIスポーツRは、グレード名こそ同じだが、スバルが目指した走りの方向性は、4ドア・セダンとワゴンという見た目以上に異なっているのである。
【筆者:竹花 寿実】
望月 達也 氏は水平対向エンジンってご存知ない訳ではないのだろ…
水平対抗ではなく水平対向なのですよ?
他の記事を書かれている時は間違えていないっぽいけど
Posted at 2021/12/06 01:00:48 | |
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富士重工 | 日記