2022年02月12日
スバル 競技用ベース車両「BRZ カップカーベーシック」を発表
スバルは2022年2月8日、「GAZOOレーシング 86/BRZカップ」や、ジムカーナ、ラリーなどに参戦するためのベース車「BRZカップカーベーシック」を発表した。なおこの車両はロールケージなどが装備されているため、持ち込み登録となる。
「BRZカップカーベーシック」は、2022年から開催される予定のワンメイクレース「GAZOOレーシング GR86/BRZカップ」参戦用車両を主目的として開発されている。なおこの車両は、スバルが企画・販売し、専用装備の架装はSTIが担当する。
レースに対応した6点式ロールケージレースでの仕様を想定し、サイドバー付き6点式ロールケージ、6点式シートベルトの取り付け用アイボルト(運転席)、高回転を連続使用することを前提に、空冷式のオイルクーラーを標準装備している。さらにリヤデフの冷却性を高めるために空冷フィン付きデフ・キャリアを装備。
大容量のフロント空冷式オイルクーラーまたシートサイド&カーテンシールド エアバック取り外し用のキャンセラーを装着している。ホイールもレース用に交換することを前提に16インチのスチール ホイールを標準装備としている。
参加台数が多く、盛り上がっている86/BRZレースだが、実際は86がほとんどでBRZでの参戦台数は極めて少ないのが実情だが、2022年シーズンはBRZの参戦台数が増加するかどうか注目される。
スバル、BRZにレース専用装備を架装した「カップカーベーシック」追加 価格は333万円
スバルは8日、「BRZ」にレース専用装備を架装した「カップカーベーシック」を発表した。2022年に始まるユーザー参加型ワンメイクレース「トヨタガズーレーシングGR86/BRZカップ」の参戦用に開発した。ロールゲージや6点式シートベルト用アイボルトなどの装備を搭載する。
このほか、ロールゲージ専用フロアマットや空冷式エンジンオイルクーラー、リヤデフ冷却フィンなどを装着する。価格は333万8500円(消費税込み)で順次販売を開始する。販売計画は年間30台。7日にはトヨタカスタマイジング&ディベロップメントが同大会用の「GR86カップカーベッシク」を発売した。
ワンメイクレース参戦車両「カップカー ベーシック」、スバル BRZ版も登場
SUBARU(スバル)は2月8日、「トヨタGAZOOレーシング GR86/BRZカップ」への参戦車両として開発した『BRZカップカー ベーシック』を発表した。価格は333万8500円。
BRZカップカー ベーシックは、2月7日にトヨタが発表した『GR86カップカー ベーシック』同様、2022年より開催予定のワンメイクレース「トヨタGAZOOレーシング GR86/BRZカップ」への参戦車両として開発。ロールケージや6点式シートベルト用アイボルト、空冷式のエンジンオイルクーラーなどを専用装備するとともに、レース参戦向けベース車両として、各種装備の仕様を最適な設定とした。
なお、BRZカップカー ベーシックは、スバルが企画・販売し、同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナルが専用装備を架装する車両となる。
スバル、競技用に開発したBRZ“カップカー・ベーシック”を発表。GR86/BRZ Cupに対応
スバルは2月8日、スポーツクーペ『BRZ』の競技向けモデルとなるBRZ“Cup Car Basic(カップカー・ベーシック)”を発表した。
2代目BRZに新たに設定されるこのモデルは、国内最大規模のワンメイクレースシリーズとして行われてきたTOYOTA GAZOO Racing(TGR)86/BRZ Raceに代わり、2022年から新たにスタートするワンメイクシリーズ、TGR GR86/BRZ Cupの参戦車両として開発されたもの。
競技車両として欠かせないロールケージをはじめ、6点式シートベルト用アイボルト、空冷式エンジンオイルクーラー、リヤデフ冷却フィンなどを専用装備するとともに、レース参戦向けのベース車両としてシートサイド&カーテンシールドエアバックの取り外し、ならびにキャンセラー装着など各種装備の仕様が最適化されている。
ボディカラーはWRブルー・パールやイグニッションレッド、クリスタルホワイト・パールなど全7色展開。車両価格は税抜303万5000円(税込333万8500円)だ。主要諸元やボディカラーは以下のとおり。
なお、TGRからもGR86の競技向け車両、GR86“Cup Car Basic”が発表されており、こちらの希望小売価格は333万4000円(税込)となっている。各モデルの詳細は下記ホームページまで。
■BRZ Cup Car Basic主要諸元&ボディカラー
モデルSUBARU BRZ Cup Car Basic全長×全幅×前高4265×1775×1300mmホイールベース2575mmトレッド(前/後)1520/1550最低地上高130mm車両重量1290kg乗車定員4名エンジン2.4L DOHC駆動方式RWD(後輪駆動)トランスミッション6MT最高出力173kW(235PS)/7000rpm最大トルク250N・m(25.5kgf・m)/3700pm燃料タンク容量50L
●ボディカラー
・WRブルー・パール
・イグニッションレッド(5万5000円高)
・サファイアブルー・パール
・クリスタルホワイト・パール(3万3000円高)
・アイスシルバー・メタリック
・マグネタイトグレー・メタリック
・クリスタルブラック・シリカ
■BRZ Cup Car Basic
https://www.subaru.jp/brz/brz/cupcarbasic/index
■GR86 Cup Car Basic
https://trd-motorsports.jp/gr86cupcarbasic/
スバルBRZに競技用モデル「カップカー・ベーシック」登場 詳細/価格は?
モータースポーツファンへ
スバルは、BRZ「カップカー・ベーシック」を2022年2月8日に発表した。
このモデルは、2022年より開催予定のワンメイクレース「トヨタ・ガズー・レーシングGR 86/BRZカップ」参戦用車両として開発された。
ロールケージや6点式シートベルト用アイボルト、空冷式のエンジンオイルクーラーなどを専用装備するとともに、レース参戦向けベース車両として、各種装備の仕様を最適な設定としたという。
「カップカー・ベーシック」は、スバルが企画/販売し、同社のモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナルが専用装備を架装する。
6MTのみの設定で、価格(税込)は、333万8500円。
「カップカー・ベーシック」専用装備
ロールケージ(6点式+サイドバー付き)
6点式シートベルト用アイボルト(運転席のみ)
シートサイド&カーテンシールドエアバック取り外し、キャンセラー装着
フロアマット(ロールケージ専用)
エンジンオイルクーラー(空冷式)
リアデフ冷却フィン(フィン付きデフキャリア)
トヨタ新型「GR86」にワンメイクレース参戦用の“ガチ仕様”登場! ロールケージなど競技用パーツを架装
■レースに必要なアイテムを備えたコンプリートカー
TRDブランドでモータースポーツ活動および競技用部品の供給をおこなうトヨタカスタマイジング&ディベロップメントは、「GR86 Cup Car Basic(カップカー ベーシック)」を2022年2月7日に発表・発売しました。
GR86 カップカーベーシックは、2022年より開催予定のワンメイクレース「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」への参戦車両として開発されたコンプリート車両です。
従来モデルにも設定されていた「Racing」のコンセプトはそのままに、レース参戦に必要となるロールケージ(専用設計/6点式+サイドバー)や競技用シートベルトアンカー(6点式/運転席のみ)などの高コストな装備をパッケージ。
ユーザーが変更することを前提とし、シートやホイールなどは廉価仕様の装備とすることでリーズナブルな価格を実現しました。
さらに、パフォーマンスアップした車両に最適化された空冷式エンジンオイルクーラーを架装装備し、安定的にレーシングスピードでの周回走行が可能な冷却性能を確保するほか、日常使用時に必要となるフロアマットは、ロールケージ部への干渉がないようカットされた専用設計品を採用しています。
6速MT仕様のみで価格(消費税込)は333万4000円。架装車のため持ち込み登録となります。
なお、現在TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup クラブマンクラス指定部品として採用予定のサスペンションセットを開発中。発売は2022年4月中旬の予定です。
トヨタGR 86に競技用モデル「カップカー・ベーシック」登場 詳細/価格は?
モータースポーツファンへ
TRDブランドでモータースポーツ活動、および競技用部品の供給をおこなうトヨタカスタマイジング&ディベロップメントは、「GR 86カップカー・ベーシック」を発表した。2022年2月7日より全国トヨタ販売店にて発売。
「GR 86カップカー・ベーシック」は2022年より開催予定の「トヨタ・ガズー・レーシングGR 86/BRZカップ」への参戦車両として開発されたコンプリート車両。
トヨタGR 86をベースとし、レース参戦に必要となるロールケージや競技用シートベルトアンカーなどの高コストな装備をパッケージしながら、ユーザーがお好みに合わせて変更可能なシートやホイールなどは廉価仕様の装備に。よりリーズナブルに「GR 86」を楽しめる仕様とした。
パフォーマンスアップした車両に最適化された空冷式エンジンオイルクーラーを架装装備、安定的にレーシングスピードでの周回走行が可能な冷却性能を確保。
6MTのみの設定で、価格(税込)は、333万4000円。
ロールケージや空冷式エンジンオイルクーラーをSTIが架装する! BRZカップカー ベーシックを発表
この記事をまとめると
■ワンメイクレースに参戦するための車両として「BRZカップカー ベーシック」を発売
■ロールケージや6点式シートベルト用アイボルトなどを装備するレース参戦用車両
■専用装備はSTIによって架装される
日本最大級のワンメイクレースも新型で争われることに!
スバルがトヨタと共同開発したFRのライトウェイとスポーツカーであるBRZ。昨年、2代目に進化を果たしてますます人気のこのモデルに、「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」の参戦用車両となる「カップカー ベーシック」が設定された。
「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」は、2022年から開催予定のワンメイクレースで、これは昨年まで「TOYOTA GAZOO Racing(TGR)86/BRZ Race」として開催されていたもの。今回発表されたBRZカップカー ベーシックは、ロールケージや6点式シートベルト用アイボルト、空冷式のエンジンオイルクーラーなどを専用装備したレース参戦用の車両となる。
そのほかにも、シートサイド&カーテンシールドエアバッグの取り外しとキャンセラーの装着、ロールケージ専用フロアマット、リヤデフ冷却ファン(フィン付きデフキャリア)などを装備し、レースに参戦するためのベース車両として、装備の仕様を最適化している。
これら専用装備はSTIによって架装され、年間販売計画は30台/年を予定。ボディカラーには、WRブルー・パールをはじめクリスタルホワイト・パール、アイスシルバー・メタリックなど全7色を用意する。
BRZカップカー ベーシックの価格は333万8500円。なお、兄弟車となるGR86にも競技用車両として「GR86カップカー ベーシック」が設定されており、こちらは333万4000円となっている。
SUBARUが「BRZ」のワンメイクレース向け車両Cup Car Basicを発売
SUBARUは、SUBARU BRZ「Cup Car Basic(カップカー ベーシック)」を、2月8日に発表した。
SUBARU BRZ「Cup Car Basic」は、2022年より開催予定のワンメイクレース「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」参戦用車両として開発された。
ロールケージや6点式シートベルト用アイボルト、空冷式のエンジンオイルクーラーなどを専用装備するとともに、レース参戦向けベース車両として、各種装備の仕様を最適な設定としている。
「Cup Car Basic」は、SUBARUが企画・販売し、同社のモータースポーツ統括会社であるSTI(スバルテクニカインターナショナル)が専用装備を架装する車両となる。
ロールケージ(6点式+サイドバー)
空冷式エンジンオイルクーラー
【Cup Car Basic 専用装備】
・ロールケージ(6点式+サイドバー付き)
・6点式シートベルト用アイボルト(運転席のみ)
・シートサイド&カーテンシールドエアバック取り外し、キャンセラー装着
・フロアマット(ロールケージ専用)
・エンジンオイルクーラー(空冷式)
・リヤデフ冷却フィン(フィン付きデフキャリア)
【スペック】
■エンジン:2.4L DOHC
■駆動方式:RWD(後輪駆動)
■トランスミッション:6MT
■最高出力[ネット]:173kW(235PS)7000rpm
■最大トルク[ネット]:250Nm(25.5kgf・m)/3700pm
WRブルー・パール
イグニッションレッド(55,000円高・税込)
サファイアブルー・パール
クリスタルホワイト・パール(33,000円高・税込)
アイスシルバー・メタリック
マグネタイトグレー・メタリック
クリスタルブラック・シリカ
【販売計画】
30台/年
【価格表】
※1:架装車両のため、持ち込み登録となる。
※2:33,000円高(消費税10%込)
※3:55,000円高(消費税10%込)
関連情報:https://www.subaru.jp/brz/brz/cupcarbasic/index
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
Posted at 2022/02/12 23:24:43 | |
トラックバック(0) |
自動車業界あれこれ | 日記
2022年02月12日
スバル、通期見通しを下方修正 営業益500億円下振れ 部品供給が依然不透明
スバルは7日、2022年3月期の通期業績見通しを下方修正すると発表した。昨年11月5日に発表した前回見通しと比べ、売上高が2千億円少ない2兆7千億円に、営業利益を500億円少ない1千億円、当期純利益を350億円少ない750億円に修正した。通期の増収増益を見込んでいたが、半導体や部品供給不足が想定以上に長期化した影響で、減収減益見通しとなった。部品供給の先行きが不透明なため、通期の生産計画は取り下げた。
21年4~12月の販売台数は前年同月比13・1%減の54万8千台だった。国内の新型「アウトバック」、米国の「フォレスター」の追加モデルなど新車の引き合いは強かった。ただ、半導体や部品不足による生産影響が4~12月期で約21万台と、前回決算発表時に17万台としていた通期の影響台数を上回る規模で発生し、販売台数は減少。さらに22年1~3月期も「1月下旬に想定以上の部品供給不足が発生し、国内生産拠点が操業停止になった」(水間克之取締役専務執行役員)と予定通りに挽回生産が進まず、通期計画の修正を迫られた。主力の米国市場の在庫水準は6日分と依然として低く、バックオーダーも4万2千台に積みあがった。水間取締役は半導体不足の影響が他社より長引いている点について「比較はできない。ただ、生産拠点も車種も絞っており、部品の共通化も進めている。一つの断面でみれば影響が大きく出ることもある。これは選択と集中の戦略の宿命」と説明した。
営業利益は、円安による為替差益があったことに加え、販売奨励金の抑制や利益率の高いモデルへのミックスの改善などで収益改善を図ったが、想定以上に販売が落ち込んだ影響と原材料や物流費の高騰で4~12月期、通期見通しともに前年を下回る水準となった。
スバル、生産調整による販売減少などで減収減益 2021年4-12月期決算
SUBARU(スバル)は2月7日、2021年4~12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。半導体不足などによる生産調整が響き、減収減益となった。
世界的な半導体の供給不足に加え、東南アジアでの新型コロナウイルス感染症拡大に起因した部品供給の制約が発生し、スバルは国内外生産拠点で生産調整や操業の一時停止を実施。第3四半期累計の全世界生産台数は前年同期比10.6%減の54万9000台、国内生産は同12.4%減の35万台、海外生産は同7.2%減の19万9000台となった。
この結果、全世界販売台数は同13.1%減の54万8000台、海外販売台数は同14.2%減の48万2000台、国内販売台数は同5.1%減の6万6000台。販売台数の減少により、売上収益は同3.2%減の2兆0075億円となった。
損益については、販売奨励金の抑制や利益率の高いモデルの販売比率が伸びたこと等による増益効果があったものの、販売台数の減少や原材料価格の高騰等により、営業利益は同21.4%減の772億円、税引前利益は同13.7%減の913億円、当期利益は同15.3%減の629億円となった。
通期業績見通しについては、2021年11月の発表では半導体の供給不足緩和を見通して第3四半期以降での挽回生産を計画していたが、想定を上回る半導体供給不足の影響が継続していることから下方修正。前回発表値に対して、全世界販売台数は9万台減の74万台(前年同期比14.0%減)、売上収益は2000億円減の2兆7000億円(同4.6%減)、営業利益は500億円減の1000億円(同2.4%減)、税引前利益は450億円減の1100億円(同3.5%減)、当期利益は350億円減の750億円(同2.0%減)とした。
スバル 水間専務「挽回生産できず先行き不透明」---通期営業利益を500億円下方修正
SUBARU(スバル)は2月7日に電話会議で2022年3月期の第3四半期(4~12月期)連結決算を発表した。半導体不足などの影響で生産・販売が落ち込み、営業利益は772億円(前年同期比21.4%減)の減益となった。通期予想は第2四半期時点に続いて下方修正した。
第3四半期累計のグローバル連結販売は、半導体やコロナ禍によるアジアからの部品供給不足による生産減によって13%減の54万8000台となった。第2四半期までの回復から減益に転じた。主力の米国は需要が好調なものの、生産制約により19%減の37万2000台にとどまった。日本は6%減の6万6000台だった。
営業損益段階での増減益要因は、販売は減ったが売上構成差等で75億円の増益効果を確保した。一方、原材料費の高騰を反映している原価低減等は、改善効果を食いつぶして486億円もの減益要因になった。為替は1ドル111円で4円の円安となり、通貨全体では196億円の増益効果だった。売上高は2兆0075億円(3.2%減)、純利益は629億円(15.3%減)となった。
通期予想については、半導体の需給ひっ迫などによる生産影響が続いていることから、連結グローバル販売を従来比で9万台少ない74万台(前期比14%減)に下方修正した。第1、第2四半期決算の発表時にも下方修正しており、期初比では26万台少ない計画となっている。
これい伴い、通期の利益予想は営業利益は従来比で500億円減額の1000億円(2%減)、純利益は350億円少ない750億円(2%減)と、これまでの増益から一転して減益に見直している。米国での台当たりインセンティブ(販売奨励金)については、21年3月期の1300ドルから今期では850ドルに下げ、総額で380億円の削減効果を見込んでいる。
電話会議で水間克之専務執行役員は、第3四半期の状況について「世界的な半導体の供給不足や部品不足に起因した生産の減少で、十分な車両供給ができず減収減益となった。(国内外の市場で)強い需要を感じているが十分に供給できないため、バックオーダーは前回の決算発表時より更に積み上がっている」と説明した。
また、通期予想の下方修正をもたらした生産については「第3四半期から半導体供給不足の緩和を見通し、挽回生産を計画していた。しかし、現時点でも供給不足の影響が続いており、1月下旬からは想定以上の部品供給不足が発生して国内生産拠点の操業を停止せざるを得ないなど、先行き不透明な状況が続いている」と指摘した。そのうえで、世界の顧客に対しては「(生産や物流で)かつてない高効率のオペレーションを行い、一日でも早くお届けできるよう取り組んでいく」と話した。
Posted at 2022/02/12 22:48:23 | |
トラックバック(0) |
富士重工 | 日記
2022年02月12日
ジウジアーロはなぜこれほど天才なのか? 初代ピアッツァの魅力と知られざる真実
「伝説の名車」と呼ばれるクルマがある。時の流れとともに、その真の姿は徐々に曖昧になり、靄(もや)がかかって実像が見えにくくなる。ゆえに伝説は、より伝説と化していく。
そんな伝説の名車の真実と、現在のありようを明らかにしていくのが、この連載の目的だ。ベテラン自動車評論家の清水草一が、往時の体験を振り返りながら、その魅力を語る。
文/清水草一
写真/いすゞ
[gallink]
■気鋭の30歳が生み出した名デザイン
「ジウジアーロ」という名は一種の魔法だ。それが付いているだけで別格になる。デザインが美しすぎて、なんだかよく理解できなくても、「ジウジアーロだから」と言われれば1億パーセント納得だ。
巨匠ジョルジェット・ジウジアーロ氏がデザインした国産車は少なくないが、その代表作のうち2台は、いすゞが世に送り出している。117クーペと、初代ピアッツァだ。
「ジウジアーロ」デザインの初代ピアッツァ。同氏はほかにも、ロータス エスプリ、ランチア デルタ、初代トヨタ アリストなども手がけている
1968年に登場した117クーペは、ひと目で女優だとバレてしまうようなクルマだった。当時ジウジアーロ氏は30歳。マセラティ ギブリに代表される、イタリア的にセクシーなデザインを、次々と生み出していた時期だ。
一方、117クーペの後継モデル・初代ピアッツアの登場は、その約10年後。その間に氏は、初代フォルクスワーゲン ゴルフや初代フィアット パンダといった革命的な小型車だけでなく、スポーツカーでは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場したデロリアンなどを手掛け、時代を10年、20年先取りする超先進的な自動車デザイナーへと進化していた。
ジウジアーロ氏が、ピアッツァの前身となったショーカーを、「アッソ・デ・フィオリ」の名で1979年のジュネーブショーに出展したのは、まさにそんな時代だ。氏はそれを、「80年代のボディライン」であると語ったという。カッコよすぎる……。
■初めて見たピアッツァは謎だらけだった
1981年から1991年まで販売された初代ピアッツァ。1983年にはフェンダーミラーがドアミラーへ変更されている
初代ピアッツァが発売されたのは、2年後の1981年だ。個人的には免許を取った翌年で、初代ソアラに心を奪われていた。ソアラは、何も知らない若造にもそのカッコよさがダイレクトに理解できたが、ピアッツァの美しさはやや難解で、どこか芸術の香りがした。
当時ピアッツアは、日本人には発音の難しい車名とともに、パワーよりも美や先進性を優先したハイブラウなスポーツカーであり、形は「マヨネーズみたい」と言われたりした。ただの若僧だった私は、そのマヨネーズを見るために青山のショールームへ行き、じっくり眺めてみたが、ピアッツァはあまりに敷居が高すぎて、退散するしかなかった。
エンジンは4気筒1.9LのDOHC(135馬力)とSOHC(120馬力)。いすゞのDOHCはどんなフィーリングなんだろう。荒々しいと自動車雑誌には書いてあるけれど、荒々しいツインカムのフィールとはいったいどんなものなのか。ツインカム自体をまだ知らない童貞には、すべてが謎だった。わかるのは、ピアッツァのフォルムが美しすぎること。そして、あの少しだけ開く瞳(セミリトラクタブルヘッドライト)の、控えめな色気くらいだった。
■30年後に初試乗して知る神々しさ
その後長らくピアッツァは、私にとって謎のいい女のままだったが、10数年前、ピアッツァの誕生から30年たって、ついにというかまさかという感じで、生まれて初めて運転する機会が巡ってきた。
見た瞬間、背筋がぞくっとした。30年前のいい女は、今でもあり得ないほどきれいだったのだ。本当のいい女とはこういうものか。月日が流れても、月日では押し流せない気品が残る。いや逆に贅肉がそぎ落とされ、美のエッセンスはますます磨かれていた。さすがジウジアーロ。「80年代のボディライン」は、21世紀になってさらに輝いていた!
近くへ寄って、クルマを一周した。美の巨匠が作り上げたフォルムは、30年たっても微塵も揺らいでいない。余分なものはなにもない。あえて言えば前期モデルに装着されていたフェンダーミラーだけだが、後期型にはそれもない(結局ほとんどの前期型がドアミラーに付け替えられた)。日本の法規に合わせるため無理やり付けられた、カタツムリのツノのようなフェンダーミラーに、ジウジアーロ氏はひどく失望したという。ピアッツァほどドアミラーの認可が待望されたクルマはなかった。
サイズは小ぶりだ。全長4385mm、全高1300mm、そして全幅はわずか1655mm。こんなに小柄だったのか……。試乗したのは、1984年式の2.0Lターボモデルだった。この年からピアッツァは、パワーウォーズに対応するため、アスカに搭載された180馬力のターボエンジンを、ラインナップに加えていた。
ステアリングの左右には、ジウジアーロの描いた未来の設計図として、サテライト式のスイッチボックスが配置されている。いかにも樹脂製な質感だが、それが神々しく感じられる。メーターは超レトロなデジタル式。30年前のセピア色の未来は、古いプラモデルみたいに、触れれば壊れてしまいそうだった。
茶室に入る気分で運転席に座り、遠慮勝ちにエンジンをかけ、マニュアルギアを1速へ。クラッチはまったく普通に軽やかだった。そして、あっけないほど普通に発進した。
それは、夢のような時間だった。こんなにトルクがあったのか! こんなに加速がよかったのか! 現代のクルマとまったく遜色ないじゃないか! いや、もちろんそれほど速くはないけれど、貴重な美術品が実用品として通用することに感動した。
雨の中、ワイパーを動かせば、いかにも頼りなげな1本アームが、しっかり雨をぬぐってくれる。右のサテライトボックスに配置された、これまた頼りないウィンカースイッチに触れれば、ちゃんとウィンカーが点滅する。すべてに感動……。
ピアッツァは、30年を経て、ますます美しくなっていた。40年を経た今はいったいどうなっているのか。残念ながら、初代ピアッツァを街で見かけることは皆無になった。もしそんな機会に恵まれたなら、私はその場に立ち尽くして、涙を流すだろう。
その後、1991年に発売された2代目ピアッツァは、社内デザインとなった(のちに日産へ移籍する中村史郎氏による)
[gallink]
Posted at 2022/02/12 22:43:36 | |
トラックバック(0) |
自動車業界あれこれ | 日記
2022年02月12日
車名は「CSL」で確定!最強のBMW M4クーペは、後部座席なしの超スパルタン仕様
BMWは現在、2ドアスポーツカー『M4クーペ』のさらなる高性能モデルの開発を進めている。その最新プロトタイプをカメラが捉えた。
BMWは昨年末、元BMW MディビジョンCEOのマーカス・フラシュ氏が「M4 CSL」の存在を示唆していたが、公式発表はなく、その正式な車名も断定的ではなかった。
給油中の姿を捉えた最新スパイショットでは、ドアが開いたインテリアにズームイン。そこには標準モデルと少し異なる、より多くのカーボンファイバーで強化された軽量バケットシートを見ることができた。またその後ろには「CSL」のロゴを発見。CSLの名が確定したと言って良いだろう。また、後部座席が排除された完全な2シーターとなるもようだ。
エクステリアでは、エアロコンポーネントとバンパー、グリル、ホイールなどすべて新設計されている。後部には、際立つリアスポイラーを装備。テールライトの変化を見つけるのは難しいが、ディフューザーは若干変更されているようだ。
パワートレインは、3.0リットル直列6気筒エンジンを搭載。「M4コンペティション」では最高出力503ps、最大トルク650Nmを発揮するが、M4 CSLでは550psまで向上するという。また動力性能は、0-100km/h加速3.4秒のM4コンペティションに対し、CSLでは3.3秒以下となる。
後輪駆動で、オートマチックギアボックスの設定のみか、マニュアルと両方提供されるのかは不明だ。最新情報では、Mディビジョン50周年に向け、マニュアルギアボックスのみが搭載される別の限定バージョンが用意される可能性があるといい、その場合はオートマチックのみになるはずだ。
M4 CLSのワールドプレミアは、2022年夏のイベントが有力だという。
Posted at 2022/02/12 22:32:12 | |
トラックバック(0) |
BMW | 日記
2022年02月12日
新型フェアレディZとZ31を見比べる! 直6最後のZとなった3代目ではリトラクタブル・ヘッドライトを採用
昨年8月に北米仕様が公開となった新型フェアレディZだが、2022年1月に開催された東京オートサロン2022の日産ブースにて、待望の日本仕様がアンヴェールされた。公開された日本仕様は、国内限定240台の「Proto Spec」と9速ATを搭載するラグジュアリーグレード「Version ST」、さらに初代Z432を彷彿とさせるカラーやカスタムを施した「フェアレディZ カスタマイズプロト」。2022年6月下旬から順次販売予定の新型フェアレディZを前に、今回は前回の2代目フェアレディZ(S130型)に続き、1983年に登場した3代目フェアレディZ(Z31型)を写真と共に振り返る。
ロングノーズ・ショートデッキは変わらずも、大胆なイメチェンを果たしたZ31
1983年に登場した日産 3代目フェアレディZ(Z31型)。それまでのロングノーズ・ショートデッキスタイルは継承しながらも、初代・2代目と続いた丸目2灯のヘッドライトが矩形にチェンジ。パラレルライジング式リトラクタブル・ヘッドライトが採用されるなど、大胆なイメチェンを果たした。
直線基調も取り入れてモダンに大変身したエクステリアは、無駄な張り出しや突起物がない滑らかなボディラインで、Cd値を先代の0.39から0.31と空力性能が向上。3代目では、欧州製のスポーツカーに比肩できる性能の獲得が図られた。
世界初のセラミックターボを搭載
エンジンラインナップは、発売当初から2リッターもしくは3リッターのV6ターボエンジンを採用。前者は170PS、後者は230PSを発生し、欧州では最高速度250km/hオーバーを達成。その後、1985年には新開発の直列6気筒ツインカムターボエンジンを搭載した「200ZR」も生まれた。
直列6気筒 2000cc DOHC RB20DET型エンジンは、世界初のセラミックターボを搭載。従来のターボに比べ、より低い回転から加給圧発生させることが可能になり、当時のTVCMでも「セラミック・レスポンス」のフレーズを使用していた。
直列6気筒を積む最後のフェアレディZ
1986年のビックマイナーチェンジでは、日産の北米デザインセンター(NDI)により角が取れたスタイルにデザインを変更。
また、3リッターV6ツインカムの「300ZR」も新たに登場。パワーは190PS止まりだったが、ノンターボの大排気量ツインカムエンジンを積んだ300ZRは、Z31後期型フェアレディZの新たな旗艦モデルとして君臨した。
今回は3代目フェアレディZ(Z31型)を振り返ってみた。ロングノーズ・ショートデッキスタイルは継承しながらも、デザインが大幅に変更された3代目。また、後継モデルとなる4代目フェアレディZ(Z32型)からは、3.0リッターV型6気筒 VG型エンジンのみのラインナップとなり、結果として直列6気筒を積む最後のフェアレディZとなった。次回はそんな4代目モデルを振り返る。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
Posted at 2022/02/12 22:23:41 | |
トラックバック(0) |
自動車業界あれこれ | 日記