2022年06月01日
三菱電機、発覚が止まらぬ不正行為---累計148件に[新聞ウォッチ]
最近よく使われる「SDGs」やサスティナブル(Sustainable )という言葉は、「持続可能な」や「ずっと続けていける」という意味があるが、三菱電機のように不正行為のサスティナブルは言語道断で呆れ返る。
鉄道車両向け製品などの不正検査が相次いで発覚した三菱電機が、弁護士らでつくる品質不正問題に関する調査委員会がまとめた3回目の中間報告書で、新たに101件の不正行為が確認されたという。
調査委は昨年7月から全国22か所の生産拠点について、不正がないかどうかを調査。すでに昨年12月には中間報告として第2報を発表していたが、今回の報告では兵庫県などにある15製作所(工場)で新たに101件の不正・不適切行為が判明し、国内生産拠点の7割にあたる16工場の148件に拡大した。ただ、調査対象のうち、調査が完了していない疑わしい案件は2割弱残っており、全容解明にはなお時間がかかるようだ。
きょうの各紙も「三菱電機新たに101件、製品不正、全製作所の7割」(朝日)や「三菱電機不正拡大148件」(産経)などと大きく報じている。このうち、朝日と毎日、日経は解説記事を経済面などで取り上げているが、朝日は「進まぬ風土改革、社長『組織ぐるみ』認める」、毎日も「遠い信頼回復,『不正が当たり前に』」。そして日経は「規範意識が欠如、効率偏重、統治改革阻む」などと、タイトルを見るだけでも、信頼回復の道はなお険しいことがうかがえる。
2022年5月26日付
●三菱電機不正新たに101件、国内拠点7割で確認(読売・8面)
●海外観光客受け入れへ、コロナ水際対策、政府、2万人の枠内で(朝日・3面)
●ガソリン補助「上限」超え続く(朝日・8面)
●革新機構も東芝買収検討、戦略公募30日まで受け付け(毎日・6面)
●排ガス減らす運転助言、損保ジャパン、専用アプリ(日経・7面)
●電車向け水素供給拠点、JR東とENEOS駅周辺など(日経・12面)
●アフリカ事業を拡大、いすゞ、南アに47億円投資(日経・12面)
●自動車値上げで明暗、1~3月期も日米独13社の純利益(日経・14面)
Posted at 2022/06/01 21:45:37 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2022年06月01日
最新テクノロジーで「再定義」 英プロドライブ、スバル「インプレッサ22B」からインスピレーションを得た限定者「P25」を発表
英国のプロドライブが、スバル「インプレッサ22B」からインスピレーションを受けた限定車「P25」を発表。スケッチイラストを公開しました。
プロドライブによると、P25は「より強力で、より軽く、より優れたハンドリングを実現する」ことを目標に開発しているそうで、パワートレインには最大400馬力を超える2.5リッター水平対向4気筒エンジン、6速セミオートパドルシフトやカーボンファイバーを使った軽量シャシーで構成されています。
製造は英国にあるプロドライブ本社で行われ、同社でインプレッサWRCを手掛けたデザイナー、ピーター・スティーブンスさん、同じくエンジニアとしてインプレッサWRCを手掛けたテクニカルディレクター、デビッド・ラップワースさんが開発に参加しているそうです。
P25の生産数は限定25台。2022年後半にファーストデリバリーを予定しています。また、2022年6月に開催予定の海外モーターイベント「グッドウッドフェスティバル・オブ・スピード」で実写の世界初披露を予定しています。
最高出力400ps超 現代のインプレッサ22B 伝説のスバル車がレストモッドで限定生産
プロドライブP25 スケッチ公開
ラリーカーのホモロゲーションモデルとして有名なスバル・インプレッサ22Bが、英国のプロドライブ社によってレストモッドとして復活する。
5月25日、「P25」と名付けられたこのモデルのスケッチが公開された。1997年にラリーで活躍したインプレッサ22Bとほぼ同じ外観だが、オリジナルよりも軽量でパワフル、そして優れたハンドリングを実現するという。生産予定台数はわずか25台とされている。
P25は、新しいカーボンファイバー製のシャシーをベースに、最高出力406psの2.5L水平対向4気筒エンジンと6速AT(パドルシフト付)を搭載する。
プロドライブは、このモデルを「再定義されたアイコン」と表現している。オリジナルの復元を目指すレストアではなく、現代的な改良を加えたレストモッドである。
P25は、プロドライブがグループA以降に初めてワールドラリーカーのレギュレーションで製作したインプレッサWRC97から、25周年を記念して製作される。インプレッサWRC97は、ドライバーズ選手権ではコリン・マクレーがハンドリを握り、惜しくも1ポイント差で敗れたが、マニュファクチャラーズ選手権では優勝することができた。
プロドライブのデビッド・リチャーズ会長は、次のように述べている。
「インプレッサ22Bはスバルの象徴であり、非常に人気のあるモデルです」
「このクルマは、モータースポーツの歴史にその名を刻んでいますが、当社はこれを現代的に解釈し、最新のテクノロジーを駆使して、その特別感をさらに高めたいと考えています」
P25のデザインは、かつてプロドライブ向けにインプレッサ22Bの英国仕様車16台を設計したピーター・スティーブンスが担当している。エンジニアリングは、初代インプレッサWRCを手がけたプロドライブのテクニカルディレクター、デビッド・ラップワースが担当する。
プロドライブは次のように語っている。
「初代スバル・インプレッサ・ワールドラリーカーが世界ラリー選手権(WRC)の舞台で勝利のデビューを飾ってから25年、プロドライブP25は、最も象徴的なモデルと言える22Bからインスピレーションを得ながら、そのエッセンスを再現しています」
P25は、来月英国で開催される自動車イベント、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、その全貌が明らかになる。
名車スバル『インプレッサ 22B』を400馬力に、25台をレストア&カスタムへ
英国のプロドライブ社は5月25日、スバル『インプレッサ22B』(日本名:『インプレッサ22B STIバージョン』)をレストア&カスタマイズし、『P25』として25台を限定発売すると発表した。
プロドライブ社は1984年、デビッド・リチャーズ氏が設立した。1990年から、SUBARU(スバル)のパートナーとしてWRC(世界ラリー選手権)に参戦し、1995~1997年の3連覇に大きく貢献した。2008年、スバルがWRCのワークス参戦を中止してからは、独自の活動を続けている。
1997年、WRCはレギュレーション変更により、参加メーカーの多くがWRカーに移行した。当時のスバルは初代インプレッサの2ドアクーペ、「リトナ」をベースにWRカーを開発し、WRCに参戦している。
プロドライブのP25は、インプレッサのWRカーが1997年にWRCを制して、25年を迎えるのを祝福するモデルだ。インプレッサ22Bをレストア&カスタマイズし、P25として25台を限定発売する。
P25は、プロドライブ向けにオリジナルの「インプレッサWRC」を設計したピーター・スティーブンス氏がデザインを担当。車両のエンジニアリングは、オリジナルのインプレッサWRCを担当したプロドライブのテクニカルディレクター、デビッド・ラップワース氏が手がける。
また、P25では、カーボンファイバーを多用した軽量シャシーに、2.5リットル水平対向4気筒ガソリンターボエンジンを積み、最大出力は400hp以上に強化される。トランスミッションは、パドルシフト付きの6速セミATを組み合わせる、としている。
スバルのスーパーマシンが25台復活!? 伝説的限定車「インプレッサ 22B STiバージョン」とはどんなクルマだったのか
■もはや伝説的な限定車となった「インプレッサ 22B-STiバージョン」を振り返る
イギリスのレーシングカーコンストラクターで、かつてスバルがWRCに参戦した際にタッグを組んだプロドライブ社が2022年5月25日(現地時間)に、コンプリートカーの「P25」を25台限定生産することを発表しました。
発表によるとP25は、1998年に400台限定で発売されたスバル「インプレッサ 22B-STiバージョン」をベースに、最新技術によってモディファイされたモデルで、現在判明している情報では最高出力400馬力以上を発揮する2.5リッター水平対向4気筒エンジンを搭載し、トランスミッションはパドルシフトの6速セミAT、さらにボディはカーボンファイバーを多用して軽量化されるとのことです。
このP25のベースとなるインプレッサ 22B-STiバージョンは、今や伝説的なモデルと知られていますが、どんなクルマだったのか振り返ります。
※ ※ ※
スバルは1992年に、「レガシィ」の下位に位置するモデルとして初代「インプレッサ」を発売。
4ドアセダンと、ステーションワゴンの「インプレッサ スポーツワゴン」をラインナップし、トップグレードにはハイパワーな水平対向4気筒ターボエンジンとフルタイム4WDを組み合わせた「WRX」を設定し、セダンのWRXは世界ラリー選手権(WRC)に出場することを想定して開発されていました。
インプレッサ WRXは市販車をベースとしたグループAカテゴリーで戦われるWRCで活躍したことで、スバルのイメージアップに貢献し、国内外で高い人気を誇りました。
その後、1997年からWRCのレギュレーション変更により、改造範囲が広がった「WRカー」による戦いとなり、スバルは2ドアクーペの「インプレッサ リトナ」をベースにした「インプレッサ ワールドラリーカー97」で参戦。
このワールドラリーカー97をSTI(スバルテクニカインターナショナル)の手によってストリート向けに再現したコンプリートカーが、2ドアクーペの限定モデル「インプレッサ 22B-STiバージョン」です。
外観はワールドラリーカー97を可能な限り忠実に再現するため、前後をブリスターフェンダーとしたワイドボディ化。フロントフェンダーは新規でプレス型が製作され、リアはノーマルボディのボディパネルを溶接部から剥離し、手作業によってワイドボディのパネルが取り付けられました。
同時に専用の前後バンパーと2段階の角度調整が可能なリアウイング、専用のアルミ製ボンネット、大型サイドアンダースカートを装着し、よりアグレッシブなフォルムへと変貌を遂げました。
なお、ボディサイズは全長4365mm×全幅1770mm×全高1390mmと、全幅はベース車よりも80mmワイドです。
内装ではインパネとドアショルダーパネルがマットブラック処理され、シートはWRXと同等の形状ながら専用のトリムカラーとし、バックレストにはSTIのロゴマークを配置。001/400から始まるシリアルナンバープレートがコンソールボックスに装備されました。
エンジンも専用に開発された2212cc水平対向4気筒ターボ「EJ22改」を搭載し、「インプレッサ WRX STiバージョンIII」用タービンが装着され最高出力280馬力を発揮。ほかにも鍛造ピストンや高剛性シリンダーブロックなどが採用されていました。
トランスミッションは5速MTのみで各ギアは表面処理によって強化され、クラッチはセラミックメタルのツインプレートを装着。クラッチは容量アップというだけでなく、WRカーのドライブフィーリングを再現したといいます。
ワイドトレッド化したサスペンションはビルシュタイン製倒立ダンパー、アイバッハ製スプリングが奢られ、ホイールはBBS製17インチホイールに235/40ZR17のピレリP-ZEROタイヤを装着。
ステアリングは13:1のスーパークイックステアリングギアボックスで、ハイグリップタイヤとチューニングサスペンションと相まって、シャープなハンドリングを実現し、ブレーキもフロントが16インチベンチレーテッドディスク+対向4ピストンキャリパー、リアは15インチベンチレーテッドディスク+対向2ピストンキャリパーが装着され、ストッピングパワーを向上。さらにキャリパーをレッド塗装としたことで、足元をレーシーに演出していました。
インプレッサ 22B-STiバージョンはSTI謹製のコンプリートカー第1弾という歴史的なモデルで、エンジンからシャシに至るまで総合的にチューニングされ、後のモデルにもコンセプトが継承されています。
なお、当時の価格は500万円(消費税含まず)と高額でしたが、即完売し、今では新車価格の数倍の値段で取引されています。
スバル伝説のマシン復活!! 英国にて25台限定で蘇る初代インプレッサ22B STi、誇るべき偉大さを語る!
プロドライブは、1990年からスバルと共同でWRC(世界ラリー選手権)に参戦したイギリスのレーシングコンストラクターだ。そのプロドライブが、スバルインプレッサWRCがデビュー戦のモンテカルロラリーで初勝利を飾ってから25年目のメモリアルとして、初代インプレッサを象徴する22B STiをベースとした「プロドライブP25」を限定25台で生産することを発表した。
プロドライブP25は、カーボンファイバーを多用した軽量シャシーに、最大出力は400hp以上を発生する2.5L水平対向4気筒ガソリンターボエンジンを搭載。トランスミッションはパドルシフト付きの6速セミATを組み合わせるモンスターマシンになりそうだ。
そこで、ここではP25のベースとなる、初代インプレッサ22B STiバージョンとはどんなクルマなのかを紹介しよう。
文/萩原文博、写真/ベストカー編集部、スバル、STI、Prodrive
■500万円ながら2日で限定400台を完売した初代インプレッサ22B STiバージョン
1998年に400台限定で発売。すると、500万円のプライスながらわずか2日間で完売という伝説を残しているSTI製コンプリートカーだ
スバル初代インプレッサ22B STiバージョン(以下初代インプレッサ22B STi)は、スバルのモータースポーツ部門会社であるスバルテクニカルインターナショナル(以下STI)がWRC(世界ラリー選手権)参戦モデルであるスバルインプレッサワールドラリーカー97のロードバージョンとして、1998年3月に限定400台で販売したコンプリートカーだ。
初代インプレッサ22B STiは当時のスバルでは破格の500万円で販売されたが、わずか2日で完売した伝説のモデル。現在、残念ながら市場に中古車は流通していないが、オートオークションでは1200万円のプライスが付き、コンディションがよければ2000万円を超える人気車だ。このインプレッサ22B STi以降、STIが手がけた特別仕様車は価格が下がりにくいのが常識となった。
インプレッサ22B STiは1997年WRCでマニュファクチャラーズタイトルの獲得を支えたWRカーのロードバージョンとして、エクステリアイメージを可能なかぎり忠実に再現するとともに、速さと操る愉しさを充分に満喫できるポテンシャル、そしてロードバージョンに求められる実用性、信頼性、耐久性を高次元でバランスさせることを目標として、ロードユースでの最高レベルの走りを追求したスポーツクーペだ。
インプレッサ22B STiの外観はインプレッサワールドラリーカー97を極力忠実に再現するためにオーバーフェンダーを装着しすることで全幅は1770mmに拡大。大きく張り出したブリスターフェンダーは同一素材による質感の一体化を実現させるとともに、特にリアフェンダーからレール部分につながるラインにアグレッシブな造形を施し、グラマラスなフォルムを形成している。
■専用の2.2L水平対向4気筒ターボを搭載
初代インプレッサで22B STi専用のEJ22型2.2L水平対向4気筒DOHCターボは280ps/37.0kgmを発揮。ノーマルの2L水平対向ターボのEJ20とは違ったトルクの太さが持ち味だった
フロントマスクにはグリル一体型の大型バンパーを採用。そして大型リアスポイラーは手動で二段階に変化できる迎角調整タイプで、標準位置に対して迎角を17度変化できるので、広い速度域での的確なダウンフォースを確保可能だ。
さらに乗降性を考慮した大型サイドアンダースカート、大型のリアバンパーを採用し、高い空力ボディを実現している。加えて、ボディカラーはインプレッサワールドラリーカー97の専用色であるソニックブルーマイカを採用している。
インテリアにはフロント&リアシート、ドアトリムにボディ色であるソニックブルーマイカとコーディネートしたブルーを採用。さらにフロントシートのバックレストにはSTiロゴ刺しゅうを施したオリジナルバケットシートを標準装備している。
インプレッサ22B STiに搭載されているエンジンはオールマイティなトルク特性と卓説した動力性能を発揮する専用の2.2L水平対向4気筒DOHCターボエンジンを搭載。軽量かつ高剛性に優れた水平対向ボクサーマスター4エンジンのなかでも中速のトルクアップとピックアップに優れた初代インプレッサWRX STi バージョンIVのターボエンジン(280ps/35.0kgm)をベースとして、低中速領域の充分なトルク特性を重視したチューニングが施されている。
また、インプレッサワールドラリーカー97のエンジンにも採用されている高剛性のクローズドデッキのシリンダーブロックをはじめ、耐久性、信頼性に定評の鍛造ピストンそしてメタルヘッドガスケットをサイズアップして採用した。その結果、最高出力は280ps、最大トルク37.0kgmを達成している。
■ビルシュタイン製サスとBBSアルミ、ピレリタイヤを装着
初代インプレッサ22B STiのインテリア。灰皿の下には専用のナンバー入りシリアルプレートが装着されており、オーナーの所有欲をくすぐる
初代インプレッサ22B STiに採用された4WDシステムは STi バージョン専用であるドライバーズコントロールセンターデフ付きクロスミッションを搭載。センターデフのトランスファーレシオをセンターデフフリーからロックまで自由にコントロール可能。デフフリー時の駆動力配分はフロント35:リア65でスムーズな旋回製とコントロール能力を発揮。
さらにクラッチには低中速のトルク向上に対応するため、競技用マシンに使われるツインプレートセラミックメタルクラッチをロードユースに適したチューニングを施し採用している。
初代インプレッサ22B STiのサスペンションはビルシュタイン製倒立式ダンパーとアイバッハ製コイルスプリングを採用。BBS製鍛造アルミホイールにはピレリP-Zeroの235/40ZR17インチタイヤを装着。どんな路面状況においても優れた乗り心地と車両安定性を確保している。
ブリスターフェンダーによってワイド化したボディ、ハイパフォーマンスな2.2Lエンジンを搭載するなど、まったく妥協のないトータルチューニングが施された初代インプレッサ22B STiは公道を走行できるWRカーとして人気を博した。
さらにインストルメントパネルにはインプレッサワールドラリーカー97と同様のイメージのマットブラックタイプを採用し、ソフトタッチの特殊な表面塗装により防眩効果を向上させている。そして、コンソールボックス前部には1台ごと専用のシリアルナンバープレートを装備しており、コレクターにはたまらない装備が満載されている1台なのだ。
Posted at 2022/06/01 21:42:25 | |
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富士重工 | 日記