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2022年09月16日 イイね!

ま〜たエッグいデザインの出してきたな〜

ま〜たエッグいデザインの出してきたな〜4モーター1197psのエイリアン アリエル・ハイパーカー 最新BEVの試作車へ試乗 前編

他に例を見ない大胆なスタイリング

レーシングカーを運搬するトレーラーから、アリエルが開発を進める最新モデルが姿を表した。サイズは小さいが、そのデザインは他に例を見ない。

往年のグループCカーのように丸いコクピットにはガルウイング・ドアが備わり、その周囲を無数のフィンが取り囲んでいる。後ろ姿はジェット戦闘機のようでもある。

見る角度によっては、少々やりすぎなほど大胆。細部までしっかり作り込まれており、実際に走行も可能だという。筆者が知っているアリエルとは、まったくの別物だ。

このクルマは、新世代となるバッテリーEV(BEV)。「ハイパーカー」とアリエルは呼ぶ。英国編集部は部外者として世界で初めて、光栄にも運転させてもらう機会を得た。

まだ朝霧が残る火曜日の早朝、アリエルの本拠地があるグレートブリテン島の南西部、サマセットからほど近い飛行場に招かれた。第二次大戦以降、使われなくなってから約80年が経過しており、滑走路はだいぶ傷んでいる。

フェラーリやポルシェなどのスポーツカー・メーカーが新モデルを発表する場合、大抵はエアコンの効いたホールに大勢が呼ばれ、巨大スクリーンの前でプレゼンテーションが実施される。実際にステアリングホイールへ触れることはない。

だが、アリエルの方法は違う。今回のゲストは筆者たちのみ。手を伸ばせば触れられる距離に、実車が停まっている。

最高出力1197ps、最大トルク185.1kg-m

何という強烈なスタイリングだろう。マクラーレンSLRを、ギュッと縮小してディフォルメしたようにも見える。アリエルを率いるサイモン・サンダース氏によれば、複数の候補があったものの、大胆さが足りないと却下したらしい。

最終的に選ばれたデザインがコレ。空気力学的にも、しっかり煮詰めているという。

シャシーの構造はアリエル・アトムに近い。ボディに開けられた隙間から、タイヤと美しく加工されたダブルウイッシュボーン・サスペンションのアームがチラ見えする。サイズやプロポーションは、より馴染みのあるクルマ的ではある。

最高出力1197ps、最大トルク185.1kg-mを彼らは主張する。その数字にふさわしい、エイリアン的な存在感だ。

本格的なボディをまとう量産車は、アリエルでは初めて。試乗車はプロトタイプで、ボディパネルには成形の容易な3Dプリンターが用いられたが、量産版ではカーボンファイバーで仕上げられるという。ハイエンド市場へ合致するように。

アリエルなのだから、もっと内部構造が見えた方が良いと筆者は感じた。アトムのように、駆動用モーターやガスタービン・エンジンが動く様子を観察したい。その方が、このメーカーらしい。

ナンバーを取得できるクルマを目指し、問題は多く残っているという。クラッシュテストや風洞実験、排気ガスの測定などが控えている。フレームが露出しないボディだとしても、ここまで複雑な造形は認可を得るのも大変そうだ。

レンジエクステンダー用ガスタービン搭載

キャビン後方のシルエットは、フォルクスワーゲン・ビートルっぽくもある。情報を知らなければ、小さなV8エンジンがフロントに隠れていると聞いても、疑問は感じないかもしれない。

実際のところ、このハイパーカーに積まれているのは1基299psを発揮する駆動用モーター。タイヤそれぞれに、合計4基が搭載されている。駆動用バッテリーは62kWhの容量で、フロアの下に敷き詰められている。

発生する熱を放出するため、冷却システムはかなり複雑なものだという。リア側には電動ファンが並ぶ。その中央には、ロケットブースターのような排気口も。

「これはレンジエクステンダー用のガスタービン・エンジンです。しかし、残念ながら今回は動かせません。サプライヤー側が仕上がりに納得しておらず、機能させないように頼まれています」

「実際に動かすと、サウンドはジェットエンジンのようですよ。このスタイリングが正当化されると考えています」。とサンダースは笑顔で説明するが、今回はその言葉を信じるしかない。

これまでは、パイプフレームむき出しがアリエルの定番だったから、ドアを開くことに不自然さがある。シートはレザー仕立てで快適。シートベルトは一般的な3点式で、フロントやサイドのガラスもちゃんとある。

スポーツカーとして、従来のアトムより完成度は高い。日常的な乗りやすさも引き上げられたと、サンダースは自信を見せる。

この続きは後編にて。




4モーター1197psのエイリアン アリエル・ハイパーカー 最新BEVの試作車へ試乗 後編

4基の駆動用モーターが放つノイズ

アリエル・ハイパーカーのサイドシルは広いものの、低く乗り越えやすい。ガスタービン・エンジンが高い位置にあり、リアガラスは存在しない。後方視界はサイドミラー頼りだが、前方の視界は素晴らしい。

インテリアは、完成前のプロトタイプとはいえ、質実剛健的なデザインで美しい。量産仕様では素材の質感が改められ、さらに魅力的になるそうだ。レンジエクステンダーの起動スイッチは、ミサイルの発射ボタンのようだった。

飛行機のコックピット的に、ルーフ側にコンソールパネルがある。手を伸ばしドライブを選択すれば、準備完了。アクセルペダルを徐々に傾けると、静かにハイパーカーが発進した。

シャシーには、まだ防音材が備わらない。ミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2の巻き上げる小石が、アルミ製のタブシャシーに当たる。

前後左右から、合計4基の駆動用モーターが放つノイズが響いてくる。ちなみに、2基の後輪駆動版も予定されている。BEVとして悪くない音だから、量産版にも残って欲しい。人工的なサウンドチューニングは必要ないように思う。

車外には、クルマの接近を知らせる低いハミングのような音が再生されるが、車内ではほとんど聞こえない。モーターのローターが発する悲鳴のような高音と、高圧電流が流れるシステムの電気的な唸りが、速度の上昇とともに大きくなる。

ドリフト・モード付きのドライブモード

静止からの加速は、1197psという最高出力から想像するほど野蛮ではない。アクセルペダルの操作に対する、駆動用モーターの調律が穏やかなためだ。

乗り心地は若干硬め。ステアリングホイールは重く、安定感がある。レシオはロックトゥロックが3回転と、クイックではない。開発技術者のトム・マクラーレン氏によれば、あくまでも現在は仮の設定だそうだ。

「まだチューニングには殆ど時間を割けていません。ダイナミックな性格付けにしたいと考えているので、サスペンション・スプリングやダンパー、ステアリングのレシオなどは、これから徐々に詰めていく予定です」

ドライブモードとして、エコとスポーツ、シリアス、ファンという4種類が用意されていた。最後のファンは、いい換えればドリフト・モードだ。デルタ・コスワース社によるシステムを実装するが、これも開発段階とのこと。

駆動用モーターの制御には、トルクベクタリング機能も加えられる予定。スポーツ・モードを選ぶと、最高出力の80%まで引き出せるようになる。というわけで、このハイパーカーの実力を確かめられる段階にはまだない。

ブガッティ・ヴェイロンを超える加速力

少なくともプロトタイプでは、駆動用モーターは回転開始からフルパワーを発揮するまで1秒ほど掛かる様子。静止状態でアクセルペダルを踏み込むと、初動の勢いの次に、65km/h前後で第2のパワーの波が襲ってくる。

恐らく、トラクションコントロールが低速域でトルクを抑制しているためだろう。試乗した古い滑走路の路面は良くなかった。

グリップ力が高まると、あっという間に160km/h以上へ急加速する。シートへ背中を押し付ける、凄まじい勢いで。

アリエルの技術者によれば、0-161km/h加速を5秒以下でこなすという。ブガッティ・ヴェイロンを超える加速力といえるが、今回の体験の限り、大げさな主張ではないようだ。

カント角のないコーナーで操縦性を確かめてみたが、シャシーの能力は上澄み程度しか味わえなかった。それでも、グリップ力だけでなく横方向の姿勢制御、操縦性のバランスなどは感心するほど高いといえる。

コーナーの進入時にフロント側へ荷重を移せば、テールスライドへ持ち込むことも難しくない。アクセルペダルを緩めるとフロント側に回生ブレーキが掛かり、リア側の自由度が高まる。

カーボン・ポジティブの工場で生産

アリエル・ハイパーカーの運転は、プロトタイプでも間違いなく楽しい。完成したクルマへ試乗できるまで、これから2年ほどの開発期間が必要らしいが、その時が待ち遠しい。

それまでに、ハイパーカー用の新しい工場も竣工する予定。カーボン・ニュートラルではなく、カーボン・ポジティブ、実質的にはCO2を回収できる施設になるとのこと。

BEV化が迫るなかで、画期的な変革が生じようとしている。英国の小さなアリエルは、同規模のメーカーが追従すべき新スタンダードを生み出そうとしている。

21世紀が始まって20年が経過した。次の20年は、これまで以上に印象的なものになるのかもしれない。アリエル・ハイパーカーへの試乗で、素晴らしい時代が始まるような気がした。

アリエル・ハイパーカー4WD プロトタイプのスペック

英国価格:100万ポンド(約1億6500万円)以下(予定)
全長:4298mm
全幅:2152mm(ドアミラー含む)
全高:1354mm
最高速度:249km/h(予想)
0-100km/h加速:2.09秒
航続距離:−
電費:−
CO2排出量:−
車両重量:1685kg
パワートレイン:クワッド電気モーター+ガスタービン・エンジン
バッテリー:62.0kWh
急速充電能力:−
最高出力:1197ps
最大トルク:185.1kg-m
ギアボックス:−
Posted at 2022/09/16 22:28:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記

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