2023年02月12日
レトロ顔のトヨタ「ハイエース」日本初公開! TOYOTAロゴ&木目内装の豪華仕様 黒マスクの「Re Classic」発売へ
■200系ハイエースの最新「6型」にも対応するクラシックマスク
FLEX(フレックス)は、2023年2月3日から6日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)でおこなわれた「ジャパンキャンピングカーショー2023(JCS2023)」で、トヨタ「ハイエース」(200系)をレトロなフロントマスクに変える「Re Classic(アールイークラシック)」を初公開しました。
丸目2灯ライトのクラシックスタイルが特徴で、展示車はウッド内装のオシャレなキャンピングカーに仕立てられていました。
FLEXは、同社オリジナルのカスタムカーとして「RENOCA(リノカ)」をラインナップし人気を集めています。
ハイエースをはじめ、タウンエース、プロボックスなどの商用車、SUVのランドクルーザー、ランドクルーザープラドなどの中古車をベースに、クラシカルなスタイルに変身させるものです。
今回、JCS2023に同社のオリジナルキャンパー「MOBY DICK(モビーディック)」全ラインナップを出展するとともに、ハイエースのフロントフェイスをカスタマイズするRe Classicを初公開しました。
TOYOTAロゴ入りのマットブラックグリルや、丸目2灯ヘッドライトなどで、ハイエースのフロント部分をクラシカルな印象に変えるキットです。
FLEXの担当者は次のように話します。
「現行型ハイエース200系のうち、通称「6型」(2020年4月発表の一部改良モデル)から変更された先進運転支援機能『Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)』用ミリ波レーダーの装着位置にも対応します。
丸目ライトはユーザーからの要望も多く、反響も上々です」
なおこれまでのRENOCAハイエース(ハイエース COAST LINES)では、角目ライト仕様、丸目ライト仕様共に6型以降に対応しておらず、今回が初とのことです。
また展示車は、ウッドインテリアに統一された車中泊仕様の「Wood Village(ウッドビレッジ)」となっていました。
こちらも今回のJCS2023で初披露となった仕様です。
Wood Villageは、天然のヒノキを用いたウッドトリムのほか、ツイード生地のオリジナル内装、専用セカンドシート、キッチンカウンター、ステンレスシンク、給排水タンク、サイドテーブル、LED室内照明、サブバッテリーシステムなどを標準装備します。
室内はセカンドシートのアレンジにより、リビングモードやスリープモードなどへ変化できるもので、乗車定員は6名、就寝定員は3名(大人2名、子ども2名)となります。
前出の担当者は、Wood Villageの特徴について「標準ボディ・標準ルーフのミニマムなボディの中に、必要最小限の機能を織り込んだシンプルな仕様です」と説明しています。
※ ※ ※
ハイエースRe Classicは、標準ボディ用フルキットで17万6000円(消費税込み、以下同)、ワイドボディ用フルキットで20万9000円です(価格は工賃含まず)。
またWood Villageの価格は、標準ボディ・標準ルーフ「DX」グレードベースの新車コンプリートカー(8ナンバー仕様)が420万2000円(ガソリン・2WD)。標準ボディのみの設定で、持ち込み架装の場合は一式で198万円となります。
ハイエースRe Classic、Wood Villageともに、発売は2023年3月1日からの予定です。
Posted at 2023/02/12 22:42:17 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2023年02月12日
4代目となったスバル インプレッサは、パワートレーン全面刷新。レガシィ譲りの走りの良さを実現していた【10年ひと昔の新車】
「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回は、スバル インプレッサ(4代目)だ。
スバル インプレッサ(2011年:4代目フルモデルチェンジ)
4代目にフルモデルチェンジしたインプレッサは、ボリューム感のあるフォルムが特徴的で、実寸より大きく見える。だが、全高が10mm低くなっただけで、ボディサイズは先代とほぼ変わっていない。
パワーユニットはフォレスターで新開発されたロングストロークの新世代ボクサーエンジンで、2Lに加えて1.6Lも投入。両ユニットともロングストロークに吸排気可変バルブタイミング機構の組み合わせで、実用域の扱いやすさを高めると同時に、燃費性能が向上している。トランスミッションは4速ATからレガシィで実績のあるリニアトロニックCVTをインプレッサ用に新設計するなど、見た目以上に力のこもったフルモデルチェンジとなっている。
ボディタイプは4ドアセダンの「G4」と5ドアHBの「スポーツ」の2タイプ。これに2種のエンジンと、FFとAWDモデルを設定。1.6LのAWDのみ5速MTが設定されている。最初に試乗したのは、G4の2.0i-S(AWD)。トランスミッションは前述のリニアトロニックCVTだ。外観から受ける印象はレガシィの相似形といった感じで、サイズ的にもけっこう立派だ。ただ、ウインドートリムなどに光り物が少ないのは良いとしても、素材の味気なさが感じられて、どこか素朴な印象を受ける。
室内は前後シートともに足元が広くて快適。何よりフロントピラーを前に移動させたことで圧迫感が少なく、見た目以上に室内スペースは広く、ひとクラス上のサイズ感だ。
走りの第一印象は、乗り心地の良さだ。乗り味にカドがなく、路面からの大きな入力に対しても足下がストンと上下して衝撃を吸収してくれている。ボディ自体のしっかり感に加えて、リアサスまわりからの音や振動の入力も少ないことから、快適空間が走行中もしっかりと保たれている。このあたりの乗り味の良さは次に乗った1.6Lモデルでも変わることがなかったから、インプレッサ自体が持つ高いシャシ性能が良く理解できる。
レガシィ譲りの走りの良さに軽快感をプラス
もちろんシャシ性能の高さはハンドリング面でも効果はてきめんで、ボディがフラット感を常に保っていてステアリングに対する動きが実に忠実。大きく切り込んでいってもフロントの応答がしっかりとしていて、横Gもジワジワと高まる。限界付近での安定感の高さと扱いやすさは、その高いGと姿勢変化が少ないことでも理解でき、接地性の高さは抜群だ。
レガシィと比較してみると、シャシ性能の高さに対してフロントが軽いためか、高い安定感はそのままに軽快さが感じられて、ドライブする醍醐味はこちらが上。素直な動きが持ち味といえるだろう。
スポーツはキビキビとした動きが感じられるものの、FFモデルではやや軽さを主張しすぎている印象で、個人的には安定感とハンドリング性能を上手に料理しているG4の方が好みだ。パワーユニットは1.6Lでもフラットトルクで扱いやすいものの、CVTにパドルシフトが組み合わされていないことで、パワーを上手に引き出すのにレバー操作する手間がかかるところが残念だ。
排気量差に関わることなく全体の仕上がりに差が少ないことがインプレッサの何よりの注目すべきポイント。目に見える細かな作りは質素でも、目に見えない基本性能はレガシィ譲り。今後のスバルの主力モデルとしての潜在能力は、予想以上にレベルが高いと言えるだろう。
スバル インプレッサ G4 2.0i-S<スポーツ 1.6i> 主要諸元
●全長×全幅×全高:4580×1740×1465mm<4415×1740×1465>
●ホイールベース:2645mm
●車両重量:1350kg<1310>
●エンジン:対4 DOHC
●総排気量:1995cc<1599>
●最高出力:110kW(150ps)/6200rpm<85(110)/4200>
●最大トルク:196Nm/4200rpm<148/4000>
●トランスミッション:リニアトロニックCVT
●駆動方式:フロント縦置き4WD<縦置きFF>
●燃料・タンク容量:レギュラー・55L
●JC08モード燃費:15.8km/L<16.4>
●タイヤサイズ:205/50R17<195/65R15>
●当時の車両価格(税込):222万6000円<174万3000円>
Posted at 2023/02/12 22:31:21 | |
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富士重工 | 日記