【スバル レガシィ 新型発表】3車種それぞれ異なるCMを放映
富士重工業は、5月20日の新型スバル『レガシィ』シリーズ発売にともない、「ツーリングワゴン」、「B4」、「アウトバック」それぞれの性格を表現する新テレビコマーシャルを制作し、全国で放映する。「スバルオフィシャルウェブサイト」でも公開する。
ツーリングワゴンは5月21日から放映を開始。「Love Your Life.」をテーマに、「人生を豊かにする大人のクルマ・レガシィ」をアピールする。ロバート・デ・ニーロが、レガシィツーリングワゴンでのドライブを愉しみながら豊かな時間を過ごす映像により、新型のコンセプト「グランドツーリング・イノベーション」を表現する。
B4も5月21日から放映を開始する。こちらは「Dance with B4.」をテーマに「AWDスポーツ」の走りの愉しさを、2台のB4が踊るように駆け抜ける姿で表現する。
アウトバックは6月中旬から放映する予定で、「無敵。アウトバック☆☆☆☆☆☆SUBARU THE OUTBACK」がテーマ。海外の個性的な高級ホテルと対比させ、スバルのフラッグシップSUVとしてアウトバックの存在感を強く印象づけた映像になるとしている。
【スバル レガシィ 新型発表】快適性と環境性能を高めた5代目
富士重工業は、スバルの基幹車種である『レガシィ』シリーズをフルモデルチェンジし、5月20日から販売を開始した。従来通り、「ツーリングワゴン」、セダンの「B4」、SUVテイストの「アウトバック」をラインナップする。
5台目となる新型レガシィは「グランドツーリング・イノベーション」というコンセプトのもと、運転する喜び「ドライバーズファン」の進化に加え、助手席や後席の快適性を求める「パッセンジャーズファン」、環境性能と信頼性を追求する「エコパフォーマンス」という新たな価値を実現する開発が行われた。
パッケージは、従来型に対して室内長、室内幅、室内高を拡大し快適性を向上。特に後席スペースは、前席形状の見直しと前席から68mm拡大した足下スペースにより、ロングドライブでも快適な座りごこちを実現した。サッシュ付ドアを採用し、ドアの開口部を拡大したことで後席への乗降性を高めたほか、荷室スペースについてもリアゲート開口部を拡大し使い勝手を向上させている。
エンジンは2.5リットル水平対向4気筒SOHC、2.5リットル水平対向4気筒DOHCターボ、3.6リットル水平対向6気筒DOHCの3種類を設定。全車に「SI-DRIVE」を採用し、インテリジェント/スポーツ/スポーツ・シャープの3つのモードを切り替えることで、走行状況に応じた走り味を選択できる。
新開発のCVT「リニアトロニック」は、バリエーター(主変速機機構)にチェーン式を採用し、コンパクトな設計で前席の足元スペースを確保するとともに、優れた伝達効率によって、特にオーバードライブ領域での燃費向上を実現している。エンジンの「クレードル構造マウント」の採用もこれに貢献する。
全車が「平成17年度排出ガス基準75%低減レベル」(SU-LEV)を達成。また、ステーションワゴンの一部グレードとアウトバックの2.5リットルNA全車がエコカー減税の対象となる。
価格はツーリングワゴンが236万2500円から、B4が220万5000円から、アウトバックが267万7500円から。月販台数は3000台を見込む。
スバル、レガシィをフルモデルチェンジ
富士重工業は、基幹車種であるレガシィシリーズをフルモデルチェンジし、全国のスバル特約店を通じて販売を開始した。
5代目となる新型レガシィは、『グランドツーリング イノベーション』をコンセプトとし、歴代モデルの特徴だったドライビングの楽しさに加え、同乗者が快適に過ごせる室内空間や、環境性能を併せ持つモデルとなっている。
パッケージングでは、従来モデルと比べて室内長、室内幅、室内高を拡大。後席の足元スペースに配慮した前席シートバック形状や、長いシートスライドなどにより、すべての席でゆとりある快適な居住性を実現した。さらに、ドア開口部を大きく取ることで乗降性を向上。リヤトランク、リヤゲート開口部を拡大することで、使い勝手のよい荷室スペースを確保している。
また、オフブラックとアイボリーの2色が用意されたインテリアには、随所にカップホルダーやコンソールボックス、ドアポケットなどの収納スペースを用意。ユーティリティも十分に配慮されたつくりとなっている。
一方メカニズムでは、スバル伝統のシンメトリカルAWDを踏襲しつつ、エンジンラインアップを一新。ツーリングワゴンとB4には2.5リッターSOHCと同DOHCターボ。アウトバックには2.5リッターSOHCと3.6リッターDOHCが設定された。
トランスミッションは5AT、6MT、CVTの3種類で、2.5リッターNAに組み合わせられるCVTには、新開発となる縦置きエンジン用の『リアルトロニック』を採用。ゆとりある走行性能と優れた燃費性能を実現している。
ほかにも、シャシーには、ゆりかご状のフレームにエンジンを搭載する『クレードル構造マウント』を採用することで、静粛性、乗り心地、衝突安全性、操縦安定性を向上。全車でVDC(横滑り防止装置)を採用するとともに、エンジン特性などを任意で切り替えられる『SI-DRIVE』を、全車標準装備とした。
■価格
ツーリングワゴン:236万2500円から343万8750円
B4:220万5000円から328万6500円
アウトバック:267万7500円から370万1250円
新型レガシィ&アウトバック同時発売
レガシィが6年ぶりにフルモデルチェンジを遂げた。新型は、5月20日より全国で一斉に発売される。
新型レガシィの大きな特徴のひとつは、ボディサイズが拡大したこと。3代目まで5ナンバーサイズを守り抜いてきたレガシィだが、4代目から時代の変化にあわせてサイズを拡大し、今回の5代目では乗員にさらなるゆとりを提供するミッドサイズのグランドツーリングカーへと進化。これにより、インプレッサとの差別化もこれまで以上に明確になった。
サイズは、全長4775mm×全幅1780mm×全高1535mm。ホイールベースは2750mm。先代モデルより、全体的にひとまわり大きくなっている。
デザイン面では、押し出し感が強められたことが大きなポイント。世界的なトレンドである大型グリルや吊り目ヘッドライトが採り入れられ、車体のワイド感を強調するバンパーフォルムの視覚効果も手伝って、地面に這いつくばるような安定感のあるスタンスを実現した。ピラーレスドアを廃止し、オーソドックスなドアを採用したのも新型の特徴だ。
エンジンも新しい。B4とツーリングワゴンに搭載されるのは、2.5リッターSOHC(170ps/23.4kg-m)と2.5リッターDOHCターボ(285ps/35.7kg-m)。同時デビューのアウトバックは、2.5リッターNAのほか、3.6リッターDOHC NA(260ps/34.2kg-m)が搭載される。3つの走行モードを選択できる「SIドライブ」は、新型では全車に標準装備される。
トランスミッションには、新開発の“リニアトロニック”を採用した。これはチェーン駆動のCVTで、低フリクション化とシームレスな加速フィールを実現するという。リニアトロニックは2.5リッターNAモデルに搭載され、ターボモデルには5ATまたは6ATが組み合わされる。
なお、新型ではパワーユニットをゆりかご状のフレームに搭載する「クレードル構造マウント」を採用し、静粛性や乗り心地、衝突安全性を向上させたとする。
サスペンションは、フロントがストラット式で、リアはマルチリンク式。グランドツーリングカーにふさわしい優れたロードフォールディング性と、快適性の両立が図られているという。
価格は、B4が220万5000円から392万7000円、ツーリングワゴンは236万2500円から407万9250円、アウトバックは267万7500円から425万7750円。
【スバル レガシィ 新型発表】森社長「やっとジャストサイズに」
森郁夫社長は20日の発表会見で、エンジン排気量やボディサイズ、室内空間を拡大したことについて「世界的に見ると、やっとジャストサイズになったと思っている」と語った。
レガシィシリーズは同社の「屋台骨」(森社長)であり、北米を中心に海外需要も好調なだけに「世界サイズ」を意識したというわけだ。
最大の販売先である米国では現地生産も行っているが、従来は日本で立ち上げて1年遅れで米国生産となっていた。従来も「同時に立ち上げたかった」とうが、開発工数等の事情があった。森社長は生産分野が長いだけに、同時立ち上げの実現は念願でもあった。
【スバル レガシィ 新型発表】んんっ? ドラポジが高い…
20日に発表された新型スバル『レガシィ』。発表会場で実車の運転席に座ってみた。ところが、なんだか今までのレガシィとはちょっと違う感覚。そう、ヒップポイントが高いのだ。
高いといっても今どきの平均水準ではあるが、まるでスポーツカーのように低かったいままでのレガシィから比べると違和感を覚えるほど高くなった印象である。資料によると、40mm高くなっているのだという。
「現代のレガシィとして考えた場合、ロングツーリングするのだったらもう少し高めに座ったほうがゆったりして気持ちいいのではないか? よりリラックスできるのではないか? そんな気持ちを込めて、高いシートポジションを設定しました」というのは、新型レガシィの開発をまとめたスバル商品企画本部プロジェクトマネージャー日月丈志(たちもりたけし)さん。
「実は、初代登場以来の変革」なのだという。「低いドラポジはスポーティな走りをするドライバーにとってはうれしいけれど、同乗者にとっては『ずいぶんベタッと座って乗り降りしづらい』……ともなるのですよ」。パッケージング面からいえば、前席を高く設定することで(たとえボディサイズが同じでも)後席の居住空間を広げることができる。
「かつてのレガシィのオーナーは一人で峠道へ行ったり(笑)、2人でスキーに行っていたかもしれませんが、今は後席に人を乗せる機会も多いと思います。そうしたときに、『レガシィって(後席が)ちょっと狭いね』という印象をもたれることもあるようです。そこで、後席の居住性もかなり気を遣いました」
新型レガシィのフルモデルチェンジは「ノベーション(=革新・刷新)」をキーワードとし、助手席や後席に座る人の快適性を高める「パッセンジャーズファン」をテーマのひとつとしている。これまでとは異なるドラポジの考え方も、レガシィ20年目の革新のひとつなのだ。
【スバル レガシィ 新型発表】「レガシィらしさ」を追求したデザイン
スバル『レガシィ』が誕生して20年。5代目になったレガシィは、「レガシィらしさ」を追求した結果、このデザインが生まれたという。
「ドライバーズカーとしての資質はこれまで通り磨きあげたうえで、パッセンジャーと後席の人に豊かな空間、快適さを提供したい。そして、それに見合ったパッケージングを与えるのが私たちのミッションだった」。そう語るのは商品企画本部デザイン部リードデザイナー、磯村晋さん。
「5代目レガシィはB4で全長4730mmに対し、全高は1505mm。このディメンジョンをスタイリングに落とし込んだ時、ただの凡庸なスペーシーカーになってしまいがちでした。そこで、この背の高さを5代目レガシィとしてどう表現したらよいかを掘り下げて考えたのです。それがレガシィらしさを考えるきっかけでした」
そして、レガシィらしさとして外せないキーワードは「機能に裏付けされた形状(=機能美)」と「スポーティさ」であったという。
「これだけ大きな、ふくよかなディメンジョンになったとしても、良い意味でのキレだとかシャープさは残していこうと。そこが一つの存在感につながっていくのではないかと考え、構築しなおしたのが5代目レガシィです」
【スバル レガシィ 新型発表】ブレーキレバーがない! その理由
レバー式か、それとも足踏み式か? 中には作動が足踏みで解除はレバー式というクルマも存在する。なんのことかといえば、パーキングブレーキだ。そして新型スバル『レガシィ』のパーキングブレーキは、指先だけで作動が可能。ボタン操作の電子式である。
このブレーキは、レガシィとしては初採用。そこで、新型レガシィの開発をまとめたスバル商品企画本部プロジェクトマネージャー日月丈志(たちもりたけし)さんに採用の理由を尋ねてみた。
「まずひとつは、サイドブレーキレバーをなくしてセンターコンソールまわりのモノ入れを大きくしたいと思ったことですね。スバルのクルマは、水平対向AWDなのでFRのクルマに近いトンネルがあるんです。なので、世の中の横置きエンジンFFのクルマに比べるとスペースに制約があります。そこで、スペースを確保しようと考えたのです」
いわれてみれば、新型レガシィのセンターコンソール付近は旧型に比べて収納量がアップしている。これは、使い勝手面では大幅進化といえるだろう。
「もうひとつの理由は、電動化して電子制御を介入させることです。たとえば作動させる時は、ボタンを押すだけで確実にパーキングブレーキを作動させることができます。坂道発進では、ヒルホード機能で発進時のずり落ちを防ぐこともできます。ドライバーに安心感を与えることができるんですよ」
パーキングブレーキのスイッチは、インパネ右端。これは、同乗者が触れることのないようにという意図があってのレイアウトである。そして新型レガシィのパーキングブレーキは、自動制御も組み込まれていて、アクセルを踏むと自動解除される。また、坂道での駐車時に自動的に作動するAUTOモードも採用されている。
【スバル レガシィ 新型発表】ロアボディとキャビンとの比率
「何もしないとミニミニバンや古臭い3BOXになってしまうディメンジョンを、どうやって存在感あるデザインにしようかと考えたときに、ロアボディとキャビンの比率というところに着目をしました」そう語るのは商品企画本部デザイン部リードデザイナー、磯村晋さん。
「まずは、とにかく大きく強い存在感のあるロアボディの塊を前から後ろまでズドンとまずはシンプルに一度通す。そういう作り方をして、次にタイトに割とスポーティに引き締まって見えるキャビンを乗っけることのコントラストで、全体のマスはあるけれどスポーティな雰囲気を出せないかということが、このエクステリアの比率の出発点になりました」
その考えのもとに、このディメンジョンの中でロアボディをどこまで厚くできるか、また、キャビンをどこまで薄く見せられるか(決して薄いわけではなく)をデザインした。ただし、今回は人間の着座位置が40mmほど上に上がっているということもあり、視界性能に関しては一切悪さをさせない、それは機能美といったところには一切悪さをさせないということでもあった。
そこで、たとえばサイドウィンドーまわりのメッキモールだが、これを使うことにより、黒の窓枠に比べ30mmほどキャビンが広がっているように見える。質感を向上させたいということでメッキモールを使用したが、このコントラストを作るうえでも役立たせるのが本音ではあったのだ。
レスポンス 内田俊一
【スバル レガシィ 新型発表】グレード構成をガラリと変えた
新型スバル『レガシィ』の「ツーリングワゴン」とセダン「B4」では、2つのエンジンと3つの仕様グレードを用意。グレードの考え方はこれまでと大きく異なり、エンジンによりグレードが決まるのではなく、エンジンとグレードを自由に組み合わせることができるようになったのはフルモデルチェンジのニュースのひとつだ。
「『俺はターボが好きだけど、ターボを買うとあれもこれもついてくる』とか『レガシィ大好きなんだけど、ターボを買わないとビルシュタインが付いてこない』とかいろんな声があるわけですよ。我々は、そんなお客さんにも選択肢を与えたいと考えたのです」。というのは、新型レガシィの開発をまとめたスバル商品企画本部プロジェクトマネージャー日月丈志(たちもりたけし)さん。
新型レガシィには「標準仕様」「Lパッケージ」「Sパッケージ」の3つの装備グレードを設定している。「L」はラグジュアリー、「S」はスポーティと考えるとわかりやすいだろう。
そしてたとえベーシックな2.5リットル自然吸気エンジンであっても「Lパッケージ」や「Sパッケージ」を選ぶことができるし、ターボエンジンでも装備を絞った「標準仕様」を選べるのだ(「SIクルーズ」のみ高出力エンジン専用グレードだがSIクルーズコントロールを備えることを除けば装備的には「Lパッケージ」に準じる)。
かつての「スペックB」的な特別感を求めるのならば反対意見はあるだろうが、選択の幅を広げるという意味ではこのグレード構成は大歓迎。ちなみに「Sパッケージ」には、「ビルシュタインダンパー」「専用バンパー」そして「18インチタイヤ」といった先代型「スペックB」での“三種の神器”が盛り込まれている。
レスポンス 工藤貴宏
なんか小出しにするまでも無く情報がモレモレみたいで事前情報のままな気がしなくもないんですけどね(汗)
ただ気になるのがNAの2.5LにMTの設定が無い…
そもそも2.0Lの設定が無いのはそのうち追加されることに期待(笑)
「リニアトロニック」であって「リアルトロニック」ではない(爆)↑に間違えがあります
クレードル構造と言う新機構のマウントシステムを採用により衝突安全性とエンジン搭載位置を両立させられるんでしょうね。
ターボチャージャーの搭載位置がEE20と同じようにクランクプーリーの下あたりに異動(笑)
ツインスクロールターボでは無いらしい(まだ詳しく知らないので…)
6速ミッションはTY85ベースなのではなくTY75ベースになった模様
あと、リヤのリンク機構がマルチリンクからダブルウィッシュボーンに変更されたのでGH/GE系とかのを踏襲したのかな?↑マルチリンクではありません
Posted at 2009/05/20 22:20:43 | |
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