シュコダ会長、VW北米部門のトップ就任前に辞職
フォルクスワーゲングループの排ガス不正の震源地となった米国。同社の人事刷新を受けて、北米部門のトップに就任する予定だった人物が、同社を退職することが分かった。
これは10月14日、フォルクスワーゲングループ傘下のチェコの自動車メーカー、シュコダが明らかにしたもの。「シュコダのビンフリート・ファーラント会長が、フォルクスワーゲングループを去る」と公表している。
シュコダのビンフリート・ファーラント会長については9月25日、フォルクスワーゲングループが、「北米部門のトップに起用する」と発表したばかり。
この人事の狙いは、北米事業を再構築するため。ところが、ビンフリート・ファーラント氏は、北米部門のトップに就任する前に、フォルクスワーゲングループを自ら退職することを決断した。
フォルクスワーゲングループは、ビンフリート・ファーラント氏の退職について、「ディーゼルエンジンの問題とは無関係」とコメントしている。
無関係…ねぇ~じゃあ何でシュコダの会長までやった人がこのタイミングで辞めるかね~
プラチナ価格、ディーゼル排ガス不正問題で今年最安値を記録…2015年1月-9月
田中貴金属工業は、2015年1月から9月までのプラチナ地金の販売量と買取量をまとめた。プラチナの同期間の国内平均価格はグラムあたり4381円で、前年同期の平均価格4817円を約430円下回った。
2015年のプラチナの国内価格は、1月15日にスイス国立銀行が対ユーロ為替上限撤廃を発表すると大きく価格が上昇したが、ディーゼル車需要の高い欧州において、景気先行き不透明感が強まったことで上昇が限定的となり、1月19日に2013年4月以来、1年9か月ぶりに金価格を下回った。
2月以降、南アフリカのランド安によって安定した供給が続き緩やかに値を下げる中、7月に上海株式総合指数の下落によるアジア圏の実需の後退懸念や世界的な景気減速への不安感が強まったことで値を落とし、リーマンショック後の2009年2月以来6年ぶりに国際価格は1トロイオンス1000ドルを切り、国内価格も2012年9月以来3年ぶりに4000円/gを切った。
さらに、9月に入ると独フォルクスワーゲン社によるディーゼル排ガス不正問題が発覚。プラチナを多く使用するディーゼル車需要の後退が懸念され、プラチナ価格は9月29日に今年最安値となる 3615円/gとなった。
2015年1月から9月におけるプラチナ地金の販売量は、前年同時期と比べ約3.6倍で、9か月で昨年の年間販売量の2倍を記録した。買取量は、前年同時期に比べ48%減少となった。プラチナ価格が金価格を下回っている値ごろ感に加え、4000円/gを切ったことが、販売量増加に影響していると考えられる。プラチナ価格に敏感に反応し、大幅に取引が活発化していることからプラチナにより資産形成を考えるプレイヤーの増加がうかがえる。
今後は、欧州におけるディーゼル車自体の動向や、南アフリカの労使交渉と供給動向に市場の注目が集まる事が予想される。
こんな所にもダメージがいくんだね
欧州自工会、ディーゼル規制強化の動きに声明「価格の上昇で販売中止も」
フォルクスワーゲングループの不正を受けて、欧州でディーゼル車の排ガス規制を強化する動きが出てきた。これに対して、欧州自動車工業会(ACEA)が声明を出している。
事の発端は10月6日、EU(欧州連合)の執行機関、欧州委員会の会議。この会議において、欧州各国でディーゼル車の排ガス規制を強化することが議論された。
これを受けて10月12日、欧州自動車工業会は声明を発表。「一部のディーゼル車の価格が上昇し、自動車メーカーは、ディーゼル車の販売を中止せざるを得なくなる」とコメントした。
今回のフォルクスワーゲングループの問題発覚後、欧州で主力のディーゼル車に対する消費者の目が厳しくなった。欧州自工会は、ディーゼル規制が強化されれば、コストが上がり、消費者のディーゼル離れが起きるのではないかと、危機感を募らせている。
その一方、欧州自工会は、「自動車メーカーが、より実際の走行に近い状態において、排ガス試験を行う必要性で合意している」と述べている。
まあ、こんな状況下でディーゼルが売れるの?って聞かれたら売れないだろうよ
VWのEV戦略、量販モデルは最大航続距離300kmに
「脱ディーゼル」を宣言し、今後の環境対応車はEVやプラグインハイブリッド車(PHV)を重視していく姿勢を示したフォルクスワーゲングループ。同社の具体的なEV戦略が判明した。
これは10月13日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。今後、発売を計画するEVの目標性能を開示している。
EVで最も重視される基本性能のひとつが、航続距離。この点について、フォルクスワーゲングループは、「量販タイプのEVでは、1回の充電で最大300kmの走行を想定」と説明した。
現在、フォルクスワーゲンブランドでは、市販EVとして、『ゴルフ』と『up!』をラインナップ。日本仕様の場合、1回の充電での最大航続可能距離は、『e-up!』が185km、『e-ゴルフ』が215km。
航続距離を伸ばすには、バッテリー(二次電池)の容量を増やすことが有力な方法。しかし、量販タイプのEVでは、価格的な制約から、バッテリーの容量アップには限界がある。最大300km走行できるEVを、いかに低価格で市販できるかが、フォルクスワーゲングループの課題となりそうだ。
こんな状況だからこそコッチに舵をきったというのはある意味で正解なのかもしれない
リコール分のリカバーを考えれば売れないであろうディーゼルに投資をするよりは賢明だろう
しかし、ディーゼルをコレで見限ったとなるとそれはそれでって気がしないでもないのはジレンマだな
VW、欧州で約850万台をリコール…排ガス不正問題
フォルクスワーゲングループが一部ディーゼル車に、排ガス試験を不正にクリアする違法ソフトウェアを搭載していた問題。欧州では、リコール(改修・無償修理)が行われる。
これは10月15日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。「ドイツ連邦自動車庁(KBA)が、EA189型ディーゼルエンジン搭載車のリコールを決定した」と公表している。
今回の問題では、フォルクスワーゲングループの一部ディーゼル車に、違法なソフトウェア、「ディフィートデバイス(無効化機能)」を装着。このソフトウェアは、車両がダイナモ上で排出ガス検査を受けていることを、ステアリングホイールや車輪の状態などから察知。排出ガス検査の時だけ、排出ガス浄化機能をフル稼働させて、検査をクリアしていた。
一方、通常の走行状態では、顧客が望む燃費性能を実現するために、ソフトウェアの無効化機能が作動。排出ガス浄化機能が無効化されるために、排出ガス基準を大きく上回る有害物質を放出していた。
今回のフォルクスワーゲングループの発表によると、欧州(EU28か国)では、およそ850万台がリコールの対象になる。このうち、ドイツでは約240万台が該当するという。
VWグループの排ガス不正、強制リコールに…ドイツの240万台
フォルクスワーゲングループが、欧州で行う排ガス不正車およそ850万台のリコール(回収・無償修理)。ドイツでは、強制リコールになることが分かった。
これは10月15日、ドイツ政府のアレクサンダー・ドブリント連邦運輸相が明らかにしたもの。「ドイツ国内で行う約240万台のリコールは、強制力を伴うものになる」と発表している。
同日、ドイツ連邦自動車庁(KBA)は、フォルクスワーゲングループのEA189型ディーゼルエンジン搭載車のリコールを決定。ドイツ国内では、今回のリコールが、対象車を保有する全ての顧客に義務づけられることに。
というのも、リコール作業を受けた場合、燃費や動力性能が悪化する恐れがある。そのため、一部の顧客からは、リコールを拒否する動きが出る可能性が指摘されていた。
ドイツ当局は、フォルクスワーゲングループに対して、強制リコールという厳しい措置を取った形となった。
強制リコールってなんか強そうだね
今回のリコールのダメージはタカタの10倍くらいなのかな?台数的に売れていたって言うのが更にでかいよな…そんなに台数の売れていないクルマだったら全部回収(or改修)してとかもありえあたかも知れないけど
Posted at 2015/10/17 03:49:45 | |
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