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2018年10月29日 イイね!

ビッグマイナーチェンジで名称が変わっただけでは無いですからね

ビッグマイナーチェンジで名称が変わっただけでは無いですからねポルシェ・ケイマンは、「718」に進化して何が変わったのか?

ボクは最近、ポルシェ718ケイマンを買った。

ボクがこれまでに乗ってきたポルシェはボクスターS(986)、911カレラ(997)、ボクスター(981)の3台で、モデルこそ異なれど、水冷となってからはおよそ3世代すべてのスポーツモデルを乗り継いだことになる。そして今回ケイマンを購入したわけだが、ガレージに収めたのは「初」となる。

ケイマンが登場したのは2005年、「987」世代においてだ。その後2013年に981世代となり、2016年に「”718”ケイマン」として名称新たに再デビューしている。※モデル名は718だが、コードネームは981から982へと変更されている

718世代におけるケイマンの特徴は、大きく分けて2つある、と考えている。ひとつは「718」という名称が与えられたこと。そしてもう一つは「ターボ化」されたことだ。

今回は、それらについて考えてみたい。

”718”の持つ意味とは

今回、ポルシェはケイマンとボクスターに対し、「718」という呼称を与えた。それと同時に、ケイマンとボクスターとの間に設けられていたデザインやパフォーマンス的な差異を取り除いている。

それまではパフォーマンス的にケイマンのほうが「上」で、加えてアグレッシブなデザインが与えられていたのだが、718となってからは「718のクーペモデル」がケイマンで、「718のオープンモデル」がボクスターだという扱いに変化した。

なお、名称に用いられる「718」とは、もともとポルシェ550の後継モデルとして1957年に誕生したレーシングカーだ。水平対向4気筒エンジンを車体中央に搭載した(つまりミッドシップだ)クルマで、数々の勝利をポルシェにもたらした。

そしてポルシェは、そのレーシングカーの名称を今回ケイマンとボクスターに与えている。なぜか?ボクは、これには以下の理由があると考えている。

まず、今後ポルシェは「ピュアスポーツカーの中核」をミドシップに移行させるのかもしれない、ということだ。

ポルシェといえば911だろう。そして911はスポーツカーのメートル原器、と言われるほど素晴らしいクルマだ。リアエンジン特有のトラクションを活かした加速は、他のなにものにも代えがたい。

だが、運動性能を考えると、リアエンジンはミドシップには敵わない。

これは重量配分や制約の点から「どうしようもない」事実であり、ここにポルシェはジレンマを抱えている。ポルシェはニュルブルクリンクにおいて7分切りを達成したスーパースポーツの「918スパイダー」を発売しているが、このパフォーマンスはミドエンジンでしかなしえなかったことは明らかだ。

ポルシェは、長年リアエンジンを続けてきたからこそ、リアエンジンの利点も、そうでないところも知り尽くしている。そして、運動性能を考えると「ミドシップしかない」のはわかっているが(そしてミドシップの優位性も理解している)、911からリアエンジンレイアウトを取り除くことはブランドイメージ上「不可能」だ。

よってポルシェは、今後911をリアエンジンのまま「グランドツーリング」方向へと向かわせ、代わりに718を「ピュアスポーツ」へと転じさせるのではないかと考えている。

ちょっと無茶な話だと思うかもしれないが、ポルシェはボクスター、そしてケイマンについて、987世代までそれらを「プロムナードカー」つまり公道を走って楽しむクルマであり、サーキットを走るのは911の役目だとしてきた。※”プロムナード”とは、散歩という意味である

そして、意図的にケイマンのパフォーマンスを「911未満」に抑えるという、涙ぐましい努力もしてきたという事実もある。

だが、981世代からその風向きも変わってきた。
ケイマンSが911カレラよりもサーキットにおいて優れたタイムを出すことを公式に認めたのである。

そこへ来て、「プロムナードカー」とポルシェが定義してきたケイマンとボクスターに対し、ポルシェを代表するレーシングカーのひとつ、「718」の名を与えた。
これを下剋上と言わずしてなんと言おうか。

長い時間がかかったが、ボクスターとケイマンは「プロムナードカー」から「レーシングカーと並んで語られる存在」となったのだ。

こういった「流れ」を見る限り、ポルシェは718シリーズを、シンプルで軽量な「ピュアスポーツ」として認知させようと考えているのだと思えてならない。

そして、今後911を超える運動性能を与えるためのエクスキューズとして、往年のレーシングカー「718」の名称を選んだのだろう。

参考までに、ポルシェは「スポーツモデル」に対しては「911」「718」といった、3桁の数字を与え、5ドアモデルには「パナメーラ」「マカン」「カイエン」といった”名前”を与えるという方針を決定し、両者の間には一線を引くことにしている。

ターボ化の理由とは?

そして718世代にとって、もうひとつの特徴は「ターボエンジン化」だ。

ポルシェのクルマは高い運動性能を誇るが、他のライバルたちがターボエンジンを採用する中、数字的に見劣りしてきたことは否めない。はっきりいうと、価格の割に馬力が低かったのだ。

現在ポルシェは多くの地域で販売され、新興国における顧客の中にはポルシェのヘリテージを理解しないまま、単なるブランド品として購入する顧客もいるだろう。そういった顧客がポルシェのスペックを見たとき、「割高」に感じるであろうことは容易に想像できる。

そこでポルシェは、911ともどもボクスター、ケイマンについても数字的に見劣りしないよう「ターボ化」に踏み切ったのだろう。

ただし、911のように「フラットシックス(水平対向6気筒)をターボ化」したのではない。2気筒削り、「フラット4(水平対向4気筒)」化したうえでターボ化したのだ。

これには様々な理由があると思われる。コストや燃費、エミッションの問題が頭に浮かぶが、ボクが考えるのは「重量」だ。

718世代は、自然吸気エンジンを積む981世代に比べ、50キロほど重量が重い。ターボチャージャーや、それの補機類の影響があると考えているが、これがもし「フラットシックスのままだったら」もっと重くなっているのは間違いない。

そうなると、軽量なレーシングカーであった「718」のイメージとは相反することになるし、そもそもの運動性能もスポイルされる。

加えて、911との差別化という観点からも「フラット4」の採用に踏み切ったのではないかと考えている。

そして、登場以降、ずっと水平対向6気筒エンジンを採用してきたボクスター/ケイマンのエンジンをフラット4へと変更すること、つまり「ダウンサイジング」を納得させるために用いたのが、「水平対向4気筒エンジンを搭載し、成功を収めた」718のネーミングなのではないかとも考えている。

つまり様々な要素が絡み合っての「718化」であると考えているが、ボクはこの変化については肯定的だ。

ちなみにこのターボ化によって、排気量は2982ccから1988ccへとダウンしているものの、エンジン出力は従来の265馬力から300馬力へと向上し、トルクは300Nmから380Nmへと増強された。さらにポルシェによると、燃料消費量は14%も低下しているという。

ポルシェは「燃費向上のないパワーアップは行わない」としているが、そのための手段が今回のターボ化であるとも考えられる。

718ケイマンを実際に運転した印象については、あらためて述べる機会を設けたい。

[ライター・撮影/JUN MASUDA]
Posted at 2018/10/29 20:52:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2018年10月28日 イイね!

今年の最終戦だからね

今年の最終戦だからね美羽ちゃんイラストと写真のリバーシブル。JMS P.MU/CERUMO・INGING、第7戦鈴鹿でオートグラフカードを配布

 JMS P.MU/CERUMO・INGINGは10月26~28日、三重県、鈴鹿サーキットで開催される2018年全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦鈴鹿で、チームのイメージキャラクターである山口美羽ちゃんが描かれたオートグラフカードを配布する。

 2018年も昨シーズンと同様に石浦宏明と国本雄資というチャンピオンコンビを擁し、立川祐路監督、浜島裕英総監督のもとドライバーズタイトルとチームタイトルの連覇を目指してスーパーフォーミュラを戦うJMS P.MU/CERUMO・INGING。

 そんなチームのイメージキャラクターとして定着しているのが山口美羽ちゃん。メカニック見習い兼広報アシスタントとしてスーパーフォーミュラが開催されるサーキットやチームが参加するイベントにも登場するほか、マシンのカラーリングにも採用されているので、その姿に見覚えがある方も多いはず。

 チームはそんな美羽ちゃんのイラストをあしらったアイテムを各ラウンドのピットウォークやキッズウォークで配布。可愛らしいイラストであることに加えて毎戦絵柄が異なることから、サーキットを訪れた際の記念になるアイテムとして人気を集めている。

 2018年シーズンは第2戦のオートポリス以降、美羽ちゃんが描かれたステッカーを配布してきたJMS P.MU/CERUMO・INGINGだが、今回はランキング2位で最終戦に乗り込む石浦のシリーズチャンピオン獲得の願いを込め、特別にオートグラフカードを配布するという。

 このオートグラフカードはリバーシブル仕様となっており、おもて面はお馴染みの美羽ちゃんのイラスト、裏側は石浦の1号車と国本の2号車の写真がプリントされている。また、厚手のA4サイズカードということで、サインをもらうにはうってつけのアイテムと言えるだろう。

 JMS P.MU/CERUMO・INGINGでは最終戦限定のオートグラフを第7戦鈴鹿のピットウォークで配布予定だ。美羽ちゃんグッズは人気が高く予定配布数に達することが予想されるため、手に入れたい方は早めのゲットをお忘れなく。
Posted at 2018/10/28 21:35:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2018年10月27日 イイね!

ピンク出すならRA-Rのカーボンの方が良いんですけどw

ピンク出すならRA-Rのカーボンの方が良いんですけどwSTIがレヴォーグ・BRZ・WRX乗りからのリクエストに応えてくれましたよ!!

大阪オートメッセ2018で反響の多かったドアミラーカバーが発売になりました!

SUBARUのモータースポーツ活動やパーツ開発を手がける「STI(スバルテクニカインターナショナル)」が、ファンからのリクエストに応えてくれました。それが、『ドアミラーカバー』の市販化なのです。「な~んだ、よくあるドアミラカバーでしょ」と思ったレヴォーグ&BRZ&WRXオーナーの皆さま、今回ばかりは少し話が違うようで。。。

STIといえば、今年の大阪オートメッセと東京オートサロンのSUBARU/STIブースにてレヴォーグ&BRZを展示していましたよね。ブルーパールカラーに身に包んだ両車の注目を集めたパートのひとつが、チェリーレッドに塗装されたドアミラーだったのですが、STIには販売リクエストの声が殺到。専用開発色となるため、対候性をはじめ通常車体色に準じた品質確認を行なうなど、ついに待望のリリースとなったワケです。

そう、チェリーレッドのドアミラーはNBRチャレンジやSUPER GTのマシンを彷彿とさせるもので、装着すればスポーティ度はイッ気にアップ。機能性はアップしないのですが、それでもいいんです!

なお、純正形状(交換タイプ)のため、特別な加工をせず装着することが可能。対象車種は、現行WRXおよびレヴォーグ用/BRZ用の2種類です。

購入はお近くのスバル販売店でどうぞ。

ドアミラーカバー(チェリーレッド) 片側7,000円/両側14,000円
関連情報URL : https://www.sti.jp/
Posted at 2018/10/27 22:31:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記
2018年10月27日 イイね!

色々あるのですよ

色々あるのですよスバル、2019年3月期第2四半期累計期間の業績予想を下方修正

スバルは2018年10月23日、最近の業績動向を踏まえ、2018年8月6日に公表した2019年3月期第2四半期累計期間(2018年4月1日~2018年9月30日)の連結業績予想を修正・発表した。
※関連記事:スバル、2019年3月期の第1四半期の決算発表 売上高・利益とも大幅減少も通期予想は変更なし

【2019年3月期第2四半期(累計)連結業績予想数値の修正(2018年4月1日~2018年9月30日)】

営業利益は前回の発表から490億円減の610億円(増減率44.5%)と下方修正された。修正の理由として、スバルは為替影響などによる収益の改善はあったものの、品質関連費用の計上を主要因としている。スバルでは昨年11月に無資格者による完成車検査が行われていたことに関連し、昨年11月以降40万台以上をリコール。こうした動きが大きく影響したかたちだ。

※関連記事
 日産、スバルの検査不正問題とは何か 国交省の型式指定に関する法令と実務現場との乖離
 スバル、第三者調査チームにより明らかになった完成車検査の深刻な問題点

また、2019年3月期通期の連結業績予想については、現在精査中のため、2018年11月5日に予定される第2四半期連結決算発表時に公表される予定だ。




スバル、中間期業績予想を下方修正 営業利益は1100億円から610億円へ

SUBARU(スバル)は10月23日、2019年3月期第2四半期(累計)の営業利益予想を610億円(前回予想比-490億円)に下方修正すると発表した。

為替影響などによる収益の改善はあったものの、品質関連費用の増加により、業績予想の下方修正となった。

修正後の業績予想は売上高が前回予想比229億円増の1兆4860億円、営業利益は同490億円減の610億円、経常利益は同457億円減の660億円、純利益は同301億円減の490億円。

なお通期の連結業績予想についは、現在精査中のため、11月5日に予定している第2四半期連結決算発表時に公表する。




細部に宿る機能美、新型インプレッサ、収納スペースを総チェック!! 容量は?使い心地は?

ブランドや車種の個性が表れるのは、デザインやメカニズムだけとは限らない。例えば、収納スペースもそのひとつ。ユーザーが少しでも使いやすいように創意工夫が凝らされている。そのこだわりをチェックしてみた。

「スバル・インプレッサ」は1992年に初代モデルが登場。現行型は2016年に発売された通算で5代目となる。新プラットフォーム「スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)」を採用することで、クルマの基本的な要素(走る・曲がる・止まる)の大幅な底上げが図られた。そのほかにも、スバルでお馴染みのEyeSightを標準搭載し、歩行者用エアバッグも備えるなど、安全面での妥協は一切ない。エンジンは1.6Lもしくは2.0Lの水平対向4気筒が搭載され、駆動方式はFFまたは4WDとなる。また、ボディタイプには写真の5ドアハッチバックに加えて、セダンの「G4」も用意する。

スッと手に馴染む使いやすさ

 ナビ画面のほかに、ダッシュボード上にマルチファンクションディスプレイを設けるなど、運転中の情報把握に優れたコックピットは、さすが航空機メーカーがルーツだからこそ。収納類は欲しい所に必要十分なサイズで配置されている。また、それらの存在が目立たないのもポイント。車内をスッキリと洗練した雰囲気に演出する。


【試乗】スバル フォレスター アドバンスは確かに出だしからスムーズで力強い

独自のハイブリッドシステム「e-BOXER」を搭載したスバルフォレスター アドバンスがいよいよ発売開始となった。早速、2.5Lガソリン仕様と比較試乗してわかった新しさをレポートしよう。(Motor Magazine 2018年11月号より)

低中速走行時に効果がはっきりと実感できる

中村知美新社長によって7月に発表された、スバルの中期経営計画「STEP」。その名前にちなんだ「新型フォレスターSTEP体感試乗会」が、川崎・東扇島のスポーツ複合施設、川崎マリエンで開催された。

周辺の道路はあまり流れが良いとは言えず、フォトジェニックな背景もこれといってないエリアだ。新型車の試乗コースにはあまり向いていないように思えるのだが、スバル的には「ここじゃなきゃダメ!」な理由がふたつあった。

ひとつは、新型フォレスター最大のトピックである「e-BOXER」の魅力を思い切り味わってもらいたい、という思いだ。信号が多く右左折の専用車線が唐突に現れる試乗コースをあえて設定し、頻繁にストップ&ゴーを強いられるシーンでもストレスなくキビキビと走る気持ち良さを実感させるのが、狙いだという。

確かにe-BOXERは、出だしからスムーズで力強い。なにしろ2.5L仕様が想定外にスタートダッシュが大人しいので、よりその差が際立って感じられた。「I(インテリジェント)モード」ではややもたつき感が拭えないものの、「Sモード」にすればテンポよく駆け巡ることができる。コーナリングでも、ハイブリッドモデルの前後重量バランスの良さが安定した挙動につながっていることが実感できた。

船積みの素早さと正確さにビックリ

さて、東扇島地区を会場に選んだもうひとつの理由。それは、海外向け輸出モデルを船積みするシーンを見学してもらうため。実は東扇島には、スバルが世界各国に向けてクルマを送り出すための重要な基地があるのだ。

今回は実際に、自動車運搬船「ハーキュレスリーダー」に乗り込み、船内施設やデッキに車両を積み込んで行く様子を見学させてもらうことができた。

ミラーtoミラー幅10cm、前後幅30cmという隙間を守りながら、1分程度で数台を横に並べていくシーンはまさに職人技。無造作に作業しているようでいて、実は積み下ろしの順番に合わせた最適な積載プランが練られているという。

取材日の朝着いた船は、積み込みが終わるとすぐに出航。約1カ月かけて、最終目的地ボストンを目指すことになる。(文:神原 久)


アウトドア派でなくても注目したい、新型フォレスター、収納スペースを総チェック!! 容量は?使い心地は?

ブランドや車種の個性が表れるのは、デザインやメカニズムだけとは限らない。例えば、収納スペースもそのひとつ。ユーザーが少しでも使いやすいように創意工夫が凝らされている。そのこだわりをチェックしてみた。

 1997年に初代モデルが登場し、現行型は2018年デビューの5代目となる。見た目こそ4代目から大きく変わらないが、スバル・グローバル・プラットフォームをはじめ、中身は全面刷新。悪路走破に効果的な「X-MODE」や、「アイサイト・ツーリングアシスト」「ドライバーモニタリングシステム」など最新技術が惜しみなく投入されている。パワートレーンは2.5L水平対向4気筒(184ps/24.4kgm)に加えて、初となるハイブリッドを用意。モーター(13.6ps/6.6kgm)を組み合わせ、燃費は18.6km/Lを達成する(JC08モード)。駆動方式は全車もちろん4WD。

洗練された上質空間と機能美の融合

 卓越した走行性能を誇る4WDや、1300mmの大開口を誇る荷室など、アウトドアレジャーでの活用に注目が集まるが、普段使いにも便利な収納スペースがインテリアの随所に設けられている。その上で、ブラウンとブラックの2トーンコーディネート(「Advance」のみ)を施すなど上質感の演出も抜かりない。



スバル車の自動車運搬船への船積みを見学 目指すは北米・東海岸のボストン

2018年9月にスバルの川崎市・東扇島物流センターと隣接する埠頭での北米向け輸出用の自動車運搬船への車両積み込みを見学するチャンスがあった。スバル車は、この川崎港以外に千葉、横浜、横須賀、茨木の常陸那珂港の合計5ヶ所の港で船積みが行なわれている。今回見学した日本郵船の「ヘラクレスリーダー」は、この川崎港でスバル車を積み込んだ後、の常陸那珂港でも車両を積み込んでから、太平洋を横断し、パナマ運河経由でアメリカ東海岸のボストン港を目指す。

自動車運搬船とクルマの積み込み

スバルは2016年度で東扇島から27万台を船積みし、近年は輸出台数の増大に比例し、船積み台数は右肩上がりに増えてきている。もちろん現在では、アメリカ市場で需要が大きいフォレスターとXVがメインとなっている。

今回、川崎・東扇島埠頭に接岸したのは日本郵船の自動車運搬船「ヘラクレスリーダー」(6万3000トン)だ。船体は全長199.94m、全幅32.26m、全高44.98mで、自動車運搬船として標準的なサイズだという。

この船のスターンランプと呼ばれる船尾ゲートのランプ台(スロープ)から車両は自走で搬入される。かつてはクレーンを使用して貨物船に積み込む方法だったが、自動車の大量輸送の時代を迎えると、高効率な自動車専用のランプ式積み込みがメインになり、自走ランプ、多層デッキを備えた自動車専用の運搬船が使用されるようになった。

ヘラクレスリーダーは12層の車両甲板を備え、乗用車で4900台を積載できるという。船内の構造は大きな立体駐車場のようで、上下間隔の狭い多層甲板で構成されている。甲板の天井は2.1mと狭く、乗用車を想定した、多数の車両を積み込めるようにしている。一部の甲板は2.4m~3mと上下間隔が広く、トラックやバスも積載できるように工夫されている。このような自動車運搬船は重心が高く、空洞容積が大きいため、海に浮かぶ風船と呼ばれる。つまりそれだけ風や波の影響を大きく受けやすいので、海水バラストの調整はもちろん、操船は難しいという。

車両の積み込みを担当するのは荷役会社で、荷役員はギャングと呼ばれる。監督者の指揮のもとでドライバーが車両を一定の間隔で走らせ、デッキに積み込み、合図係の指示のもとで整列駐車させる駐車専任者、整列した車両をデッキにラッジングベルトで固定する担当者とそれぞれ役割を担っている。時間あたりに効率よく積み込むためには、荷役チームの呼吸の合った連携プレイが求められるのはいうまでもない。

甲板で整列駐車された車両は、ドアtoドア、つまり左右の間隔は10cm、バンパーtoバンパーの前後間隔は30cmが基準だ。つまり整列駐車した後にドライバーは左ドアからすばやく降りて、ドアを閉めると直ちに次の車両が隣にバックで駐車される。

先に駐車したクルマからすばやく降りないと、ドライバーはクルマから降りられないということになるので、連携作業の正確さが重要だ。そういうわけで、荷役作業担当者は、まさにいずれも職人技が求められている。もちろんびっしり駐車した車両の塗装面に傷を付けないように最新の注意も払われている。

65万ccの直列8気筒2ストローク・ディーゼル

今回は、ヘラクレスリーダーの最上甲板、ブリッジ、士官食堂、食料冷蔵庫から機関室まで見学することができた。ちなみにヘラクレスリーダーの乗組員は23人で、日本船籍だが全員外国人で船長、士官はルーマニア人、船員はインドネシアやフィリピン人だ。

さて、機関室にはメインの三菱重工製の直列8気筒、64万9980ccの2ストローク過給ディーゼルエンジンが搭載され、低速で直接スクリューを駆動する。ボア×ストロークは600mm×2300mmの超ロングストロークで、継続最大出力は2万1128ps/104rpm、通常出力1万8000ps/99rpm。最高熱効率50%レベルの舶用ディーゼルエンジンだ。このメインエンジン以外に、発電用のディーゼルエンジンを2基搭載している。

もちろん現在は船舶用ディーゼルにも環境・排ガス対策が採用され、フル電子制御化されており、各種の制御はリモートコントロールで、基本的には無人運転となっている。

目的地のボストン港に到着するまで約3週間の連続運転はもちろん、20年間の耐用年数を持っている。最も価格の安いC重油を燃料とし、最高熱効率50%を誇る高効率のこうした船舶用大型・低速ディーゼルエンジンは一つの究極のエンジンといえる。

日本で生産されたクルマのうち、普通乗用車は75%、小型車は20%が輸出されており、総輸出における自動車の比率は高い。自動車の輸出は輸出立国、日本の基幹であり、港での自動車運搬専用船へのクルマの積み込みはその象徴的なシーンといえる。自動車の船積み見学会も時々開催されているので、機会があれば一度は見ておきたい。




スバル、「航空機搭載型小型赤外線センサシステムインテグレーションの研究試作」で、飛行試験機の初飛行に成功!

スバルは、2018年10月17日、SUBARU航空宇宙カンパニー(栃木県宇都宮市)が防衛装備庁より受注している「航空機搭載型小型赤外線センサシステムインテグレーションの研究試作」について、飛行試験機の初飛行に成功したと発表した。

 スバルは、小型航空機や無人航空機をはじめとする航空機のシステムインテグレーションに関して、40年以上に渡る開発経験により培った技術基盤を持っている。今回の初飛行の成功には、その技術と経験が充分に発揮されたと言える。
 今回の「航空機搭載型小型赤外線センサシステムインテグレーションの研究試作」は、平成26年度以降に係る防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画(平成26年度~平成30年度)(平成25年12月17日 国家安全保障会議決定・閣議決定)によってスタートした事業だ。航空機に搭載した小型赤外線センサーによる弾道ミサイル警戒監視システムの実現に必要なシステムインテグレーションについて研究し、将来の装備品等に反映するというのがその目的だ。
 初飛行では、スバルのテストパイロットの操縦により10:08に陸上自衛隊・宇都宮飛行場を離陸後、周辺空域で1時間弱の飛行を行なった。
 この飛行試験機は、既存の小型航空機を改修したもので、警戒監視用の小型赤外線センサー、高度な飛行制御システムを搭載している。



Posted at 2018/10/27 22:27:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記
2018年10月26日 イイね!

ホント色んなものが2020年は節目の年になりそうだね

ホント色んなものが2020年は節目の年になりそうだね2020年、電動ツーリングカー選手権『ETCR』がスタート。「ツーリングカー・レースの未来を開く」

 TCRシリーズのプロモーターを務めるWSCは、多数のマニュファクチャラーが参戦する初のフル電動ツーリングカー・シリーズ『ETCR』を2020年にスタートさせると発表した。またそのラウンチイベントが開催されたスペイン・バルセロナでは『セアト・クプラ e-Racer』が初の公式デモンストレーション走行を披露した。

 TCRヨーロッパ・シリーズの最終戦が開催されたスペイン・バルセロナのパドックで開催されたETCRのラウンチイベントで、WSC代表であるマルチェロ・ロッティは「ETCRはツーリングカー・レーシングの未来を開く」と、この新たな電動シリーズの成功に意欲を示した。同時に、この選手権はFIA公認サーキットのみで開催されることもアナウンスした。

 ロッティ代表は「TCR規定の世界的な成功を受け、我々は2年ほど前から自動車市場の動向と新たなモビリティ時代への対応として、この野心的なプロジェクトに着手した。将来、必ず具現化するはずの新しい技術やテクノロジーに触れることで、モータースポーツ・コミュニティの教育や発展を目指している」と、プロジェクトの狙いを語っている。

「ETCRの車両は、ほぼTCR規定に準じたツーリングカーのシャシーに電動コンポーネントを組み込んだマシンになっている。これにより、これまでの技術的蓄積が活かせる車体側に、革新的な技術研究のプラットフォームの役割が加わることになり、モータースポーツがふたたびモビリティ研究開発の新たなパートを担う」

「これこそが、すでに数多くのマニュファクチャラーの興味を引きつける重要な要素となっているのだ」

 クプラ・レーシングの開発ドライバーを務める元WTCC世界ツーリングカー選手権ドライバーのジョルディ・ジェネは、このバルセロナのラウンチイベント当日に初の公式デモンストレーション走行を担当。最初のETCR車両として基礎研究が続けられてきたフル電動の後輪駆動『セアト・クプラ e-Racer』のパフォーマンスを披露した。

「ご想像のとおり、このマシンのトルクはこれまでのどんなレーシングカーとも違う異次元の加速力を味わわせてくれる。WTCCでドライブしたTDI(ディーゼル)のセアト・レオンなんかと比べてもね」とジェネ。

「サウンドに関しても、コクピットに収まってドライビングをしている限り、これまで乗ったツーリングカーともそれほど変わらない環境だと言える」

■「最終的な目標はEVレースが内燃機関レースと変わらない面白さがあることを示すこと」


 このETCR用クプラは、リヤアクスルに2基のモーターを搭載するツインモーター仕様となっており、最大出力500kW(680PS)を発生。さらにモータージェネレーターを活用した回生ブレーキシステムも備えている。

 このEVマシンはベースとなったTCRスペックの『セアト・クプラTCR』に比べて現状で400kg程度車重が増えているものの、この強大なアウトプットのおかげで0-100km/h加速3.2秒、0-200km/h加速8.2秒というパフォーマンスを誇っている。

 ロッティはすでにいくつかの世界的な自動車メーカーの幹部と「真剣な話し合いを行った」としており、ETCRはヨーロッパやアジアなどの地域選手権を開催する前に、インターナショナル格式の国際選手権からスタートさせることを目指している。

 クプラ・レーシングは約2年前からこの電動ツーリングカーの開発をスタートさせており、TCRシリーズの創設時にワンメイク車両の『セアト・レオン カップレーサー』がTCR規定の“メートル原器”になったときと同様に、このEVツーリングカーが新たなETCR規定のスタンダードを担うことを示唆した。

「我々の最終的な目標は、電気自動車のツーリングカー・レースが現在の内燃機関モデルのレースと変わらない面白さがあることをファンに示すことだと考えている。技術的な観点からは、クプラがこのプロジェクトと新シリーズの創設に大きな役割を果たしてくれていることを強調しておきたいと思う」

 2020年の本格的シリーズ開始までの18カ月間、クプラ・レーシングは引き続きエネルギー回生やマネジメントの分野を中心に、研究開発を続けていくとしている。



エンジン音がしなくてもモーター独特の駆動音や疾走している様子は良いんではないだろうか
Posted at 2018/10/26 23:35:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記

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兄貴の増車なんですが、いじる許可を貰っているので気ままに弄り回します。
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