2020年05月19日
「これがMR-Sって信じられる?」夢を実現した全長5メートルのF1スペシャル!
全ては技術力への挑戦からはじまった
全長なんと5170mm! 大迫力のストレッチボディ
もはや、実写版のサイバーフォーミュラとでも言った方が正しい気もするカスタムチューンドの登場だ。手がけたのはバリュープログレス。MR-Sをフロント方向に1100mm延長して作り上げたそうだが、完全に異次元クラスである。
「技術への挑戦ですね。エアロも延長フレームも、全てボルトオンで取り付けしているため、元のMR-Sに戻すこともできますよ」とは、バリュープログレスの白岩代表。
「え? ここまでMR-Sの原形を留めていないのに、元に戻せるんですか?」と聞くと、フルフラットにされたボディ底面のカウルを外して内部のフレーム構造を見せてくれた。
なるほど、純正のフロアボディには一切手を入れず、下面にオリジナルのハシゴのようなパイプフレームを這わせているわけだ。これにより、走行に支障のないボディ剛性を確保しつつ、全長5170mm、全幅2160mmというサイズを実現している。
超ロングノーズ化に合わせて、フロントサスペンションも作り直されている。パイプフレームにマウントを設け、ロータスエリーゼの足回りをゴッソリと移植。ストラット式からダブルウィッシュボーン式へと改められている。当然、ステアリングシャフトも延長済みだ。
このパイプフレームの上にFRP製のカウルが装着されることで、MR-Sとは想像できない形状のロングノーズのスタイルを構築。「設計図なしで作ったので、まとまりはないけど…」と白岩代表は謙遜するが、この存在感と完成度の高さは相当ハイレベルだ。
通常のMR-Sで言うところのタイヤハウスにあたる部分には、フィン状のエアロパーツを装着。きちんとラジエターの熱を逃がすような構造になっている。
ロングノーズ化によって前方の確認が困難になったため、フロントカメラを装着。モニターに映像を映し出すことで、公道での使用を可能にしている。また、エアロの造形もワンオフとは思えないほど曲線や面出しが素晴らしく、拘って製作されていることがうかがい知れる。
街乗りまで考えて製作されているため、行き場を失ったミラーはフロントフェンダーと一体化した形状となる。これが意外にも視認性が高く、使い勝手も良好だ。
5.17mというロングボディと2.16mという全幅のために、通常のローダーには搭載できなくなってしまった。そのため、イベント等へ出展するためにローダー自体もロング化し、キャリア部の幅もギリギリ収まるように改造しているほど。意外にも、純正の幌が残っているあたりが面白い。
余談ではあるが、今作は“龍”を意識したデザインがカウル製作のコンセプト。言われてみれば、フロントウイングの形状といい、フロントフェンダーの突き出しといい、龍の顔とヒゲのような形状となっている。ともあれ、見た目の美しさにも配慮した細部フィニッシュには脱帽だ。
●取材協力:バリュープログレス 福島県田村市常葉町常葉字西田30-1 TEL:0247-67-1366
Posted at 2020/05/19 21:14:39 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年05月19日
「この初代スイスポは過激すぎる!」930キロの車重+1.8Lのビッグトルクで勝負!
モンスタースポーツ渾身のホットハッチ!
Nゼロレースマシンがベースのサーキット仕様
取材車両のHT81Sスイスポは、元々ナンバー付きのNゼロ規定で行われたワンメイクレース『スイフトスポーツカップ』に出場していた車両をベースに仕立てられたデモカーだ。
それだけに、車高調や16インチタイヤなどは全て指定部品のまま。また、Kカーのプラットホームをストレッチして使っているHT81Sの場合、ボディ剛性不足はスポーツ走行時の大きな問題となるが、それをカバーするためのロールケージやタワーバーも、ワンメイクレースの指定部品となっている。
そして、ワンメイクレースのレギュレーションから解き放たれたことを受け、モンスター東名横浜はサーキットで“より速く、より楽しく”を追求して、排気量アップによる走りの鋭さをプラスしてきた。
HT81Sには、元々1.5LのM15Aエンジンが搭載されているのだが、そこにモンスターオリジナルの1.8Lキットを組み込むことで“M18A”化しているのだ。
腰下は78mmのストローク量を変更することなく、78φボアを85φへと拡大する鍛造ピストンを投入。そしてヘッドにハイカムを組み込む事で、170psのパワーと18kgmのトルクを実測で発生させている。
オリジナルのハイフローカムシャフトのプロフィールは、IN/EXともに248度/8.5mmリフト。ノーマルのリフト量は8.3mmなので、バルブは大きく開かせているものの、すばやく閉じるようにしないとパワーが出ないのがM型エンジンの特徴だ。
制御系は、レース参戦時はレギュレーションの関係でフルノーマルのECUが使われていたが、1.8Lへの排気量アップに伴い、現在はeマネージアルティメイトで燃調や点火時期をコントロールしている。
ちなみに、排気系はM18キット化に伴ってEXマニを4-2-1タイプに変更している。もちろん、ノーマルのEXマニもセット可能だが「ハイカムの“カムに乗っていく感じ”を強く味わいたいなら、絶対に交換すべき」とはモンスター長田さんのコメントだ。
サスペンションは前述の通りレース用車高調で、バネレートはフロント14kg/mm、リヤ8kg/mmとかなり高い。突き上げ感も強く完全なサーキットスペックだが、パワフルな1.8Lエンジンを支えるためにはこの足が必要というわけだ。
追加メーターとしてデフィの水温計と油温計がセットされていた他は、至ってノーマル然としたインパネ周り。ナンバー付きのNゼロレースならではの雰囲気と言える。
また、HT81Sはボディ剛性が低いため、取材車両のようにロールケージの導入は有効。そこまでいかなくても、タワーバーやフロアバーなどはスポーツ走行に欠かせない。
車重1トン未満という軽さがウリのHT81Sだけに、このエンジンを搭載させた時の俊敏さは想像するまでもないはず。
実際、サーキットでは同社の元デモカーである1.9L仕様のZC31Sよりも速かったそうだ。中古市場での手頃な価格を考えれば、HT81Sチューンは大いにアリと言えるだろう。
●問い合わせ:モンスタースポーツ TEL:0538-66-0020
Posted at 2020/05/19 21:11:45 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年05月19日
スバルとTGRが共催で5月24日に『e-ニュルブルクリンク・レース』をライブ配信
5月15日、スバルはTOYOTA GAZOO Racingと共催し、本来ADAC・トタル・24時間レース(ニュルブルクリンク24時間)が行われる予定だった5月24日(日)に、『e-ニュルブルクリンク・レース』を開催し、YoutubeチャンネルのSUBARU On-TubeとTOYOTA GAZOO Racingでライブ配信すると発表した。
スバルとTOYOTA GAZOO Racingは、どちらも長年ニュルブルクリンク24時間に挑戦を続けており、2020年もスバルはカルロ・バンダム/ティム・シュリック/山内英輝/井口卓人の4人でスバルWRX STIを、またTGRも人とクルマを鍛えるため、石浦宏明/佐々木雅弘/大嶋和也/蒲生尚弥の4人が駆るレクサスLCの投入を予定していた。
ただ、ニュルブルクリンク24時間は新型コロナウイルス感染拡大の影響により9月24~27日に延期されてしまった。そのため、スバルとTGRが共催して、5月24日(日)にeスポーツをライブ配信することになった。
詳細は今後発表されるというが、イベントの様子はSUBARU On-TubeとTOYOTA GAZOO RacingというふたつのYoutubeチャンネルで配信される。どんなレースになるのか楽しみなところだ。
e-ニュルブルクリンク・レース
2020年5月24日(日)14:00~17:00
SUBARU On-Tube
https://www.youtube.com/user/SUBARUOnTube
TOYOTA GAZOO Racing Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCCtALHup92q5xIFb7n9UXVg
Posted at 2020/05/19 21:09:27 | |
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富士重工 | 日記
2020年05月19日
「FA20エンジンで620馬力!」86&BRZ最強を狙う驚異のツインチャージ仕様
オリジナルの直列ツイン過給システムで完全武装!
老舗のノウハウが凝縮された最強スペック
86&BRZ最高峰のチューンドとして、老舗エスプリが長年アップデートを重ねているBRZの登場だ。
そのコア技術は何と言っても、ターボとスーパーチャージャーを組み合わせた独自のツインチャージシステム。全域パワーバンドと言っても差し支えないほどの高トルク特性は、ステージを選ばない速さを実現している。
心臓部のFA20本体は、HKSの2.1Lキットで排気量アップ。エンジンを後方へ25mmオフセットするのに加え、コンデンサーの廃止とラジエターファンを押し込み式に変更することで、タービン装着スペースを確保している。
そこにHKSのGTII-8286タービンと、同じくHKSのGTS7040Lスーパーチャージャーを直列に配置。このツインチャージシステムに、最大2.0キロものブースト圧をかけて620ps/75kgmという大パワーを絞り出しているのだ。
メガホンテールが迫力のエキゾーストは、サーキットスペックということで完全ストレート構造のフルチタンを投入。超軽量のワンオフ品だ。
ミッションはHKS製のSR20用シーケンシャルを、ワンオフアダプターを介して装着。ファイナルは高速側に振った3.58で、最高速も伸ばせるようにセッティングされている。パワーバンドがとにかく広いので、このような最高速寄りのファイナルであっても無理なくサーキットアタックが可能なのだ。
足回りは、クァンタムベースのエスプリオリジナル車高調でセットアップ。ブレーキにはエンドレスのモノブロックキャリパーを装備している。
ロワアームは延長加工を行い、サスペンションの取り付け箇所などは全てピロボール化されている。タイヤはポテンザRE-12DタイプAを履く。
エクステリアは、エスプリオリジナルのフロントアンダーパネル、フロントリップ、リヤウイング、ドライカーボンミラーに、ロケットバニーのフェンダーを組み合わせたワイドボディ仕様。ちなみに、これでもまだダウンフォースは足りないとのことで、さらなる強化を目論んでいるという。
ボンネットや空力パーツ、ドアやリヤシートキャンセル部などドライカーボンを多用したマシン作りで軽量化も推進。投入されたカーボンパーツの多くは自社生産品であり、そのクオリティは折り紙付きだ。
このチューンドを富士スピードウェイで試乗したターザン山田は「乗ってすぐに感じるのは超低回転から発生する大トルク。そのおかげで、エンジンを回さなくても加速していくんだ。パワーに物を言わせてストレートでは280km/hオーバーまで伸びる!」と、驚きを隠せない様子。
続けて「クリアラップが取れなかったり、ブレーキが厳しかったりで、今回のベストは1分49秒台。セットを詰めて行けば、現状の仕様で1分45秒台は可能だろうね!」。
今後は富士スピードウェイだけでなく、鈴鹿や筑波における86&BRZ最速記録を目指したセッティングを進めていくという。老舗エスプリの手がけたこのBRZは、文字通り国内最高峰のチューンドだ。
●取材協力:エスプリ 三重県鈴鹿市住吉3-19-1 TEL:0593-70-8080
Posted at 2020/05/19 21:07:30 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年05月19日
ドアノブを握らずに開ける…コンチネンタルがオープナー開発 新型コロナ対策
コンチネンタル(Continental)は5月14日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大に対する最新の取り組みを発表した。
コンチネンタルでは、すべての国の従業員が、プロジェクトグループや社内コラボレーションなどのさまざまなネットワークを介してアイデアを交換し、世界中の人々を支援するプロジェクトを開始している。
たとえば、スペイン・ルビーのコンチネンタルの工場では、30人以上の従業員が、医療用の保護具の製造に知識を活用できるようにしている。従業員は3Dプリンターを使用して、医療用フェイスシールドを生産している。
また、ヨーロッパ、アジア、米国などでは、病院で必要な医療用マスクの部品を生産するプロジェクトに積極的に参加している。
さらに、ドイツ・レーゲンスブルクの工場では、従業員がドアハンドルのアタッチメントを設計し、3Dプリントで生産した。このアタッチメントを使用すると、ドアハンドルに手を触れることなく、腕でドアを開けることができるという。
Posted at 2020/05/19 21:02:01 | |
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自動車業界あれこれ | 日記