2020年05月27日
なんと「自民党」も参戦! 軽自動車だらけの10時間耐久レース「K4GP」衝撃の中身
決して「レース」と呼ばない「レースみたいなエコラン」競技がじつは正解
軽自動車の耐久レースファンなら、おそらく知らない人はいないであろうK4-GP(ケイヨンジーピー)。毎年夏と冬の2回、富士スピードウェイで開催される軽自動車だけで走るエコラン競技のこと。現在は冬が7時間耐久、夏は5時間/500キロと10時間/1000キロ耐久が行われている。
毎回、およそ130チームの参加を集めて大盛り上がり。回を重ねる毎に、どんどんと有名イベントになり、いまもなお成長中。 また2015年以降、衆議院議員の古屋圭司さんや中山泰秀さんらもドライバーとして活躍する「自民党モータースポーツ」チームも幾度となくアルトで500キロ耐久に出場するなど、ビッグネームも多数参戦している。
なぜ、それほどまでに人気なのか? ここではK4-GPとはいったいどんなイベントなのか解説し、その本質や魅力に迫ってみよう。
歴史のはじまりは2001年から
K4-GPがあるのは、いまは亡きレーシングカーデザイナーの杉山 哲さんのおかげ。1970年代に自らの会社「マッドハウス」を立ち上げて以降、国内トップカテゴリーにおけるレーシングカーのカウルデザインを手がけてきた有名人。そして日本の近代モータースポーツのすべてを知る人物のひとりだ。
それこそ、レース業界の表も裏も知り尽くした杉山さん。この先のモータースポーツの発展を願うには「お金と命をかけるようなレースはやりたくない」との発想から、考え出されたのがK4-GPなのだ。
1999年には前身となる富士スピードウェイでのKカーミーティングが開かれ、翌々年の2001年には『富士K4GP&アザーズ』という4時間耐久を開催。2002年には早くも1000km耐久を実現。そこから競技規則や車輌規則が少しずつ整備され、いまの10時間耐久へと発展してきた歴史がある。
K4-GPはレースと呼んじゃいけない
K4-GPの創設者である杉山さんの意思は、いまでもしっかりと受け継がれている。だから、分かっていても決して「レース」とは呼ばない。いや、呼んじゃダメなのだ。K4-GPとはある意味、その意思を理解する仲間うちで楽しむ「レースごっこ」が正解に近い。そのためにK4-GPに出るには、全員が仲間になるために特別なK4-GPライセンスを取得することが必要なのだ。
その「レースごっこ」の象徴となるのが、10時間耐久におけるスターターの仮装。レギュレーションの競技規定の章にはスタートの条に「スタート要員はサーキットに相応しくない仮装をすること」と明記されている。 ちなみに、すぐれた仮装にも賞が与えられ、競技の結果よりも仮装に力を入れてくるチームも少なくはない。すなわち、通常のレースではないことを前提に、他の参加者と一緒に「楽しく」「安全に」「笑顔で」イベントを終えることがK4-GPであり、それこそが杉山さんの意思そのものと言えるのだ。
競技中のスピードを落とし、作戦を複雑にするエコラン
夏の5時間耐久/10時間耐久、冬の7時間耐久にとにかく共通して言えることは、限られた燃料内でいかに燃費良く走るかを競う、レース形式のエコラン競技であること。しかもその燃料量たるや、まさにエコランらしく相当に絞られており、目を三角にしてアクセル全開で走ろうものなら、到底ゴールまでたどり着けないぐらい厳しい。これには安全のために競技中のスピードを落とす意味もあり、競技をがぜん面白くする要因にもなっている。
出場できる車両は基本的に軽自動車(ハコ車/量産車)か軽自動車のエンジンを積んだレースカー(R車両/オリジナル)に限定されている。そのなかから、GP-1=ATクラス(ハコ車、R車両問わず)、GP-2=ハコ車のNA、GP-3=ハコ車のターボ、GP-4=R車両のNA、GP-5=R車両のターボの5つにクラス分けされている。※厳密には排気量で制限
そのクラス毎に順位を競うワケだが、それぞれで使用できる燃料量が違い、使用できる燃料量の発表は、なんと決勝の1週間前(!!)。そこから決勝までの僅かな時間を使って、各チームとも頭をフル回転させ、どうすればライバルよりも燃料を使わずに速く走れるかを必死で悩むのだ。
使用できる燃料量が限られているので、速いクルマをつくるためにいくらお金を注ぎ込んだとしても、あまり意味がない。「お金を使うよりも頭を使え!!」これもまた杉山さんの教えどおりである。
どのチームが勝つかはまったく予測不能
通常のレースであれば、クルマが速ければ速いほど優勝できる確率は上がる。ただ何度も申し上げている通り、クルマが速いだけでは勝てないのがK4-GP。それは使用できる燃料量が限られているだけではなく、義務給油回数、また1回に給油できる給油量もイベントの度に変化するので、過去のデータをそのまま使うこともできない。もっと言うと、どのタイミングでどれだけ給油するかは、事前に申告しなければならないルールになっている。
ちなみに大雑把だが、10時間耐久で使用できる燃料は平均的に70リッター程度。仮に10時間で1000kmの距離を走ると仮定すると、1リッターあたり14.3kmという燃費が必要になる。1時間あたりに換算しても7リッターしか使えない。軽自動車で高速道路をクルージングする程度といえば分かりやすいかもしれない。
ゆえに10時間ということだけが決まっていて、実際の競技距離は終わってみないと分からない。それに対して給油は事前申告になっているから、自車の性能や燃費、チームのドライバーの技量などを当て込みながら、10時間のあいだに起こりうるであろうことの仮説を立て、いろいろなことを予測して、競技前にある程度の答えを出さないと行けないのだ。 さらには、自分のチームだけじゃなく、ライバルチームがどんな作戦で来るのかも予測する必要がある。もう、超複雑。
さらに運も必要になってくるので、すなわち、どのチームにも優勝するチャンスがあるということ。これが、お金もかけず、命もかけずに楽しめるモータースポーツ『K4-GP』の本質だ。
Posted at 2020/05/27 00:08:59 | |
トラックバック(0) |
自動車業界あれこれ | 日記
2020年05月27日
Chapter 2 :Subaru High Power Engine Pedigrees. The history of the masterpiece Subaru “EJ20” engine
Chapter 1 we have adopted the flat 4-cylinder type from the days of Subaru 1000, but we have reported that its superiority is utilized in car making and also in terms of safety. I also looked at the advantages and benefits of the engine structure.
The secret of boxer sound
The EJ engine for the first generation Legacy was planned as a flat 4-cylinder engine that covers displacements from 1.5L to 2.5L. The goal was to achieve a world-leading high output with 2.0L.
Therefore, with a displacement of 1944 cc, the bore stroke is 92.0 mm × 75.0 mm, it is a big bore / short stroke, and the intake and exhaust valve is a large diameter 4 valve in order to thicken the intake and exhaust port, etc. It achieves a high rotation speed of 7500 rpm by the high-power engine design method. The intake manifold is equipped with a low-speed / high-speed switchable variable intake system.
Since a large-diameter valve is used for straight intake, the valve holding angle is as wide as 52 degrees, and since a convex piston is used, it becomes a deformed combustion chamber and is not a uniform shape, so cooling loss is large.The valve drive is DOHC and the rocker arm type of the inner fulcrum is used to maximize the valve lift. As a result, both the naturally aspirated and turbo have achieved the highest output in the 2.0L class.
Finally, in order to adapt to high power, the crankshaft finally adopts a 5-bearing type to support high speed and high power. Therefore, the crank web has a very thin shape. The metal journal is mirror-finished to withstand high loads.
The SOHC EJ type cylinder has an open deck structure with the cylinder top open, but the DOHC EJ20 type has a high-strength, high-rigidity closed deck (the cylinder top is closed except for the waterway), although productivity is poor. For example, it has been adopted to make it suitable for high-power engines. Furthermore, the left and right each 2cylinders each employ a cross flow cooling system. The normal four cylinders are of the vertical flow type, and the cross flow is excellent for uniform cooling between the cylinders.
The intake manifold is of equal length, but the exhaust manifold is an unequal length manifold that collects every two cylinders on one side.For this reason, it produces a unique exhaust sound that is similar to the rumble sound of a V8 engine at low speeds, which is a major feature of the early model EJ20 engine.
Natural racing engine
The early EJ20 turbo engine adopted the IHI RHB52 turbo. In order to have a smoother torque characteristic, the supercharging pressure is set to a low value of 0.6 bar, which is quite different from the later high supercharging pressure EJ20 turbo engine.
naturally aspirated specifications engine is 150ps / 6800rpm, 172Nm / 5200rpm , the turbo specification engine, which is the favorite of high power type, achieved 200ps / 6000rpm, 260Nm / 3600rpm in combination with a water-cooled intercooler. Then, the RS-RA was set on the sedan as a model to be used for rallies, and the dedicated EJ20 turbo was installed.
Although the output of this special engine was 220ps, it was balanced by STI, mirror-polished inside the intake port, adopted a forged piston, etc., and equipped with a gold-painted engine cover. Based on this engine, the Legacy Sedan RS-RA challengd the World Rally Championship (WRC).
In this way, the EJ20 engine achieved class-leading high power, and at the same time, it had a pedigree of being a high-power engine that was also intended for use in motor sports.
EJ20 type engine for Impreza WRX
The C segment Impreza (GC / GF type) series debuted in 1992 as the second global strategic car following the Legacy. Equipped with this IMPREZA series was the EJ engine series, which had a newly designed 1.5L engine and six engine types from 1.6L to 2.0L.
This is the first Impreza sports model, with the WRX set for entry into the World Rally Championship (WRC) and equipped with the EJ20 turbo. However, three years after the introduction of the first Legacy model, the EJ20 model for the Impreza WRX has been greatly improved.
It is a newly designed cylinder head part. For higher power and big torque, the DOHC valve drive has been changed from the conventional rocker arm type to a direct type with less friction resistance and higher rigidity, and the valve holding angle is changed from 52 degrees to 41 degrees, which is slightly narrowed. By doing so, the combustion chamber is made compact.
The turbocharging pressure has been increased to 0.8bar. Furthermore, the intercooler has been changed from a water-cooled type to an air-cooled type with a larger capacity to improve the intake cooling performance. For this reason, an air intake for the intercooler has been newly installed on the hood from WRX. In addition, the WRX RA, which is the base of the rally car, is also equipped with a water spray for forced cooling of the air-cooled intercooler. This is to obtain FIA approval for use in the rally.
With such a big design change, the output of EJ20 turbo can generate 240ps / 6000rpm and maximum torque 304Nm / 5000rpm.
Then, in 1994, based on the Impreza WRX RA, STI adopted a forged piston, equipped with an EJ20 type turbo that was tuned specifically for balancing etc. “WRX STi” (STi notation at that time) was set Has been done.
This Impreza WRX RA was able to achieve the feat of participating in the World Rally Championship series from 1993 as planned and winning the WRC championship for three consecutive years from 1995. Its power train, the EJ20 turbo engine, proved its high potential in the rally motorsport field, and Subaru won the best in the world Chanpion.<text:Haruhiko Matsumoto>
<chapter3>
<chapter1>
って
ラリーだけでなくレースフィールドでも長く活躍したからね…ってかスーパーGTにしろニュルにしてもまだ今年も活躍予定なんですけど…
この記事の英文かw
Posted at 2020/05/27 00:05:41 | |
トラックバック(0) |
富士重工 | 日記
2020年05月26日
アップガレージ ECサイト、SUPER GTで使用したホイールなどモータースポーツ関連グッズ販売開始
アップガレージは5月22日、同社が運営するECサイト「Croooober(クルーバー)」にて、モータースポーツ応援企画として、実際のレースで使われたウェアやホイールなどの出品を開始した。
様々な業界が大きなダメージを受けている昨今、モータースポーツ業界もたくさんのレースやイベントが延期や中止となっている。そんな中、アップガレージでは、モータースポーツ業界とファンの橋渡しを担うべく、同社が運営するECサイト「Croooober」にて、実際のモータースポーツレース使用品を出品する。
第1弾は、SUPER GT 2017で「チームアップガレージ」が実際に使用した限定物のホイール(3万円/1本)。アップガレージでは販売手数料を期間限定で無料とし、モータースポーツ事業者からの出品を募っていく。
1本3万円なら普通の市販品で鍛造のを買うよりやすいんじゃないw
Posted at 2020/05/26 23:51:02 | |
トラックバック(0) |
自動車業界あれこれ | 日記
2020年05月26日
BMW 4シリーズ 新型、5ドア「グランクーペ」設定が確実に…「M4」は出るか
BMWが現在開発中の『4シリーズ』新型に、5ドアバージョンとなる『4シリーズ グランクーペ』が設定されることが確実となった。その市販型プロトタイプが初めてニュルブルクリンクでの高速テストを開始した。『M4グランクーペ』の登場も期待される。
4シリーズ グランクーペは、EVサルーン『i4』と「CLAR」プラットフォームを共有、酷似したスタイリングとなる。大きな違いは、i4はエンジン冷却を必要としないため閉鎖されたグリルが装着され、エキゾーストシステムを持たない点だろう。また4シリーズ新型では、「ビーバーの歯」となぞられる巨大キドニーグリルの装備が確実となっているが、グランクーペにも装着されるのは間違いない。
キャビン内は『3シリーズ』からデザインを継承、12.3インチのデジタルクラスタ、10.25インチのインフォテイメントシステムなどが配置される。
パワートレインは、1.5リットル直列3気筒ターボエンジン、最高出力258psを発揮する新開発の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ、2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボ、最高出力388ps、最大トルク500Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボエンジンのほか、プラグインハイブリッドも予想されている。
さらに3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載する『M4グランクーペ』の初設定が噂されており、最高出力500ps以上、最大トルク598Nmを発揮すると思われる。
BMWは6月にも2ドアの4シリーズクーペを公開予定で、グランクーペは最速でも2020年内、あるいは2021年と予想される。
Posted at 2020/05/26 23:48:40 | |
トラックバック(0) |
BMW | 日記
2020年05月26日
ロールスロイスがつくる至高の蜂蜜、養蜂プロジェクトを展開…世界ミツバチの日
5月20日は「世界ミツバチの日」。ロールス・ロイス・モーター・カーズは、自然保護活動家、動物・植物学者、栽培者、養蜂家とともに協力し、「ロールス・ロイス養蜂プロジェクト」を展開している。
世界ミツバチの日は、野生顕花植物種の約90%、食用作物の75%以上の成長に不可欠な花粉を媒介するミツバチの保護を目的に国連が採択。ロールス・ロイスは、この重要な役割を担うミツバチの保護に積極的に協力している。
2017年に設立されたロールス・ロイス養蜂場には、特別に作られた6つの巣箱に約25万匹のミツバチが養蜂されている。そのうち5つの養蜂箱はロールス・ロイス製品にちなみ「ファントム」、「レイス」、「ゴースト」、「ドーン」、「カリナン」のネームプレートが、6つ目の養蜂箱にはロールス・ロイスのエンブレムにインスパイアされた「スピリット・オブ・エクスタシー」のネームプレートが付けられている。
ミツバチは50万本の木、低木、野草がある42エーカー(東京ドーム約3.6個分)のロールス・ロイスの敷地で採餌を行うほか、8エーカーのセダムが生息する工場の「グリーンルーフ」や、周囲のグッドウッドエステート、国立公園を飛び回る。
毎年、地元の養蜂家がこのミツバチから集めた蜂蜜を細心の注意を払って手作業で加工。「蜂蜜界のロールス・ロイス」として、ロールス・ロイス本社のアトリエで車両購入客やゲストに提供している。
ベントレー、「世界ミツバチの日」に合わせて養蜂を再開…新型コロナによる休止を解除
ベントレー(Bentley)は5月20日、「世界ミツバチの日」に合わせて、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響で休止していた養蜂を再開した、と発表した。
世界ミツバチの日は、野生顕花植物種の約90%、食用作物の75%以上の成長に不可欠な花粉を媒介するミツバチの保護を目的に、国連が採択したものだ。
ベントレーは今年、ハチの巣を3つ追加することにより、養蜂場におけるミツバチを約30万匹に増やす計画だ。これは英国の自動車業界で、最大数のミツバチになるという。段階的な生産の増加により、収穫期の終わりまでに、200瓶以上の蜂蜜が生産されると予想している。
養蜂場は、ベントレー英国クルー本社にある。このエリアはミツバチに優しい野生の花が多く咲いており、ミツバチにとって理想的な環境のチェシャーの田園地帯に隣接している。
ベントレーは5月11日、新型コロナウイルスの感染拡大により休止していた英国クルー本社工場において、車両の生産を再開した。まずは、『ベンテイガ』と『ミュルザンヌ』の生産を再開。『コンチネンタルGT』と『フライングスパー』の生産も、段階的に再開する。生産ラインは当初、通常の約50%の速度で稼働させている。
ベントレーは車両の生産に続いて、養蜂を再開した。ベントレーは、最近敷地内に100本のイギリス原産の木を植え、ミツバチが落ち着いて過ごせるようにした、としている。
Posted at 2020/05/26 23:42:02 | |
トラックバック(0) |
自動車業界あれこれ | 日記