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2020年06月30日 イイね!

排気式は時代遅れになるのかな

排気式は時代遅れになるのかな【レスポンスを大幅に向上】メルセデスAMG  新しい電動ターボチャージャー 技術概要が明らかに

新しい電動アシスト・システム

text:Greg Kable(グレッグ・ケーブル)

メルセデス・ベンツの高性能車ブランド、AMGは、次世代モデルに搭載する、新しい電動アシスト・ターボチャージャーの詳細を明らかにした。

新しいシステムには、AMGのハイ・パフォーマンス・パワートレイン部門が、メルセデスのF1エンジン用に開発した技術を採用する。

2.0L 4気筒と4.0L V8エンジンの両方で、現在AMGが使用している排気ガスを利用してコンプレッサーを駆動するターボチャージャーを、置き換える予定となっている。

ギャレットモーションの協力を受けて、設計開発されている新しいターボチャージャーは、開発の最終段階にあるという。また、3.0L 6気筒を搭載する「AMG 53」モデルで使用されている、電動アシスト・エグゾースト・ガス・ターボチャージャーとは、異なる制御をすると言われている。

最大17万rpmまで作動が可能

新しいシステムは、吸気側のコンプレッサーホイールと、エグゾースト側のタービンホイールの間にある、ターボチャージャー・シャフトに組み込まれた、コンパクトな電気モーターを使用して、吸気を高める。

ターボラグの解消のために、排気ガスが流入する前に、48V電気システムを介して制御されるモーターが、コンプレッサーホイールを駆動。

メルセデスAMGは、その新しいターボチャージャーが最高で17万rpmまで対応し、はるかに高いエアフローを提供できると述べている。

新しいターボ、電気モーター、パワーエレクトロニクス・システムは、燃焼エンジンの冷却回路に接続される。

レスポンスを大幅に改善

近く退任するAMGの会長、トビアス・ムアースは「電動化の未来のための、わたし達の目標を明確にします」と述べている。

「モジュラーテクノロジーを戦略的に補完し、パフォーマンス要件に合わせて調整していますが、その一歩として、F1テクノロジーを公道に移した、電動ターボチャージャーに着手します」

「ターボチャージャー付きの燃焼エンジンを、これまで達成できなかったレベルにまで引き上げることができます」と説明する。

新システムの詳細な技術情報はまだ明らかにされていないが、メルセデスAMGは、新しい電動アシスト・エグゾースト・ガス・ターボは、「アイドリングを含む、すべてのエンジン回転数でのレスポンスを、大幅に改善します」と述べている。

さらに、「低速域でも高いトルクを生み出すだけでなく、スタンディング・スタートからの加速を最適化し、俊敏性を向上させます」と付け加えた。


AMGが電動ターボを市販モデルに近く搭載へ。ホンダほかF1参戦メーカーの新たな技術トレンドになるか?

ターボ軸に組み込む薄さ4cmのモーターをギャレットと共同開発

F1ではターボチャージャーと同軸にMGU-H(熱エネルギー回生システム)を配置してエネルギー効率を追求しているのは知られていますが、その現代F1において最強といえるのがメルセデスAMGのパワーユニットという点に異存のある人は少ないでしょう。

そのメルセデスAMGが、F1テクノロジー直系といえる「電気式ターボチャージャー」について情報発信をはじめました。

今回、メルセデスAMGが発表したテクノロジーは、まさしくMGU-Hを市販・量産車に落とし込んだといえるものです。通常のターボチャージャーのシャフト部分に4cmの薄型モーターを内蔵して、F1のMGU-Hほどの発電量は見込めないにしても、量産車への搭載を実現しているのがポイントといえます。

公開されている画像ではターボチャージャー本体に「Garrett」のロゴが確認できるので、ターボチャージャーの名門ギャレットとの共同で、この市販車向け電気式ターボチャージャーは開発されているというわけです。

F1のMGU-Hというと、どうしてもエネルギー回生(発電)能力に着目しがちですが、市販車向けの電気式ターボチャージャーではターボラグの解消などレスポンス面でのメリットを活かすものとなっているのが特徴です。

電子制御アクチュエータなどでターボチャージャーが過給圧の立ち上がりを速くするのは常套手段ですが、それでもアイドリング領域から過給することは難しいのが現実です。

しかし、電気式ターボチャージャーであればアクセルオフのアイドリング状態であっても、シャフトに組み込まれたモーターでダイレクトに過給をはじめられます。実際、メルセデスのニュースリリースには、電気式ターボチャージャーは停止状態からの加速性能に寄与すると記されています。

欧州メーカーが使う48Vシステムとの相性もばっちり

さらに、この薄型モーターはターボチャージャーが低回転で動いているときだけ作動するわけではありません。

ターボチャージャーの特性として、アクセルオフ時は回転が落ちてしまい、次にアクセルを踏み込んだときにターボラグ(過給遅れ)が発生します。その対策として、モータースポーツやチューニングエンジンでは「ミスファイアリングシステム」といってアクセルオフ時にも燃料を燃やすことでターボチャージャーを回し続け、ターボラグを減らすという工夫があります。これによってコーナーの進入時にアクセルを抜いて、立ち上がりで加速するといったシチュエーションでも鋭いレスポンスを実現することができるのです。

この電気式ターボチャージャーにはミスファイアリングシステムは不要です。アクセルオフ時も薄型モーターでターボチャージャーの回転を維持することができ、アクセルを踏み込めばラグを感じさせないトルクを得ることができるのです。

なお、モーターは48Vということですから欧州車で増えつつある48Vマイルドハイブリッドシステムとのコンビネーションも最適なのでしょう。

現時点では、メルセデスAMGが電気式ターボチャージャーを、どのモデルに搭載するのかアナウンスされていませんが、世界最強の2.0Lエンジンとして310kW(421PS)を発生するAMG A45の次期モデルへの搭載が期待されます。

A45は4WDですが、その2.0Lエンジンがさらに進化するとなれば、F1でのライバルであり、2.0L FFの世界最速をシビックタイプRで目指しているホンダも黙っているわけにはいかないでしょう。

ホンダが電気式ターボチャージャーにどのようなアプローチをしているのかは不明ですが、F1パワーユニット直系といえる電気式ターボチャージャーは、F1参戦メーカーのブランディングにとって欠かせないアイテムになるのではないでしょうか?

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
Posted at 2020/06/30 21:30:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | メルセデスベンツ | 日記
2020年06月30日 イイね!

使い比べてみたい気もするけど、それ以前に普通の奴を全然使っていないという…

使い比べてみたい気もするけど、それ以前に普通の奴を全然使っていないという…スラストマスターから最高の精度を誇る新レーシングペダルセット『T-LCMペダル』が登場

 レースゲームやシミュレーター用のハンドルコントローラーなどを展開する『Thrustmaster(スラストマスター)』は6月22日、新レーシングペダルセット『T-LCM PEDALS(T-LCMペダル)』を日本国内向けに発表した。

 スラストマスターが誇るH.E.A.R.T(HallEffect AccuRate Technology)磁気センサーシステムを搭載したこのレーシングシミュレーターペダルは、同社初となるアクセルペダルとクラッチペダルの両方で半永久的に劣化しない最高の精度が実現されている。

 ブレーキペダルには最大100kgの圧力に対応したロードセル(Load Cell)フォースセンサーテクノロジーがペダル後部に組み込まれ、ドライバーの好みに合わせた幅広いブレーキの調整オプションが可能になった。

 各ペダルはコントロール性や精度、フレキシブル性が特徴とされ、多くのベータテスト参加者からはこのペダルセットによって、ラップタイムをコンマ数秒以上短縮できたという報告もあるという。

 また、T-LCMペダルは100%金属製のプレミアム感あふれるノンスリップペダルを装備することによって重量は5kgを超え、安全かつ頑丈なペダルユニットになっている。大型のフットレストはテクスチャー加工にされ、足のスライドを防止しドライバーの意図しないスリップを回避してくれる。

 そのほかにもWindows向けに個人用設定を微調整できるツールやコックピットアダプター、専用のラバーグリップ、ペダルスタンドなども用意されるT-LCMペダルは希望小売価格3万2780円で6月30日に発売が開始される。さらに詳しい情報などはスラストマスターの公式ホームページ(https://www.thrustmaster.com/jp_JP)まで。

■販売情報
希望小売価格
・T-LCMペダル&T-LCMコックピットアダプターセット:3万2780円
・T-LCMラバーグリップ:7700円
・T-ペダルスタンド:2980円

先行予約開始日
・T-LCMペダル&T-LCMコックピットアダプターセット:2020年6月22日
・T-LCMラバーグリップ:2020年6月22日
・T-ペダルスタンド:2020年6月22日

販売開始日
・T-LCMペダル&T-LCMコックピットアダプター:2020年6月30日
・T-LCMラバーグリップ:2020年6月30日
・T-ペダルスタンド:2020年6月30日
Posted at 2020/06/30 21:22:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月30日 イイね!

バギータイプになるんだよね〜やっぱり

バギータイプになるんだよね〜やっぱりプロドライブ、ダカール・ラリー初挑戦に自信アリ「優勝候補じゃなければガッカリだ!」

 イギリスのレーシングカーコンストラクターであるプロドライブは、バーレーンの政府系ファンド『マムタラカト』の支援を受け、『バーレーン・レイド・エクストリーム』(BRX)として、ダカール・ラリーの4輪トップクラスT1に参戦することを2月に発表した。

 スバルとともにWRCで3年連続タイトルを獲得するなど、モータースポーツの様々なカテゴリーで実績があるプロドライブ。チームディレクターのデビッド・リチャーズは、サウジアラビアで開催される2021年のダカール・ラリーで総合優勝する可能性について、現実的な姿勢を保つ必要があるとしながらも、最初から競争力を発揮できると考えているようだ。

「言うまでもなく、競争相手が多くの経験を持っているような新たなカテゴリーに参戦する時は、学ぶべきことがたくさんあるということを受け入れる必要がある」と、リチャーズはmotorsport.comに話した。

「我々に競争力があることを疑ってはいないが、ダカールは長いイベントであり、何が起きるか分からないので、優勝のチャンスについては現実的に考える必要がある」

「スタートラインに着いた時に、誰もが自分たちのことを優勝候補のひとりだと考えるべきだ。モータースポーツにおいて常にそうであるべきだと考えている。もし私が失望するとしたら……そうじゃなかった時だ」

「レースが始まった後はどんなことでも起こりうるので、また違った問題だ。しかし今年のダカールのスタートラインで、人々が我々をみて『勝者になる可能性がある』と思わなければ、私はがっかりするだろう」

 プロドライブは、新たに開発したマシン『BRX T1』2台以上の体制でダカール・ラリーに参戦するとしているが、まだ3台目のマシンを走らせるかどうかは発表されていない。

 当初はすでに最初のマシンの製造を完了している予定だったものの、新型コロナウイルスのパンデミックによる影響で、開発プログラムに6週間の遅れが生じているという。現在は、8月にマシンの初走行を行ない、ウェールズ、フランス、中東で本格的なテストの実施を計画している。

 また、ダカール・ラリーに向けた準備として、モロッコ・ラリー(10月8~13日)やアブダビ・デザート・チャレンジ(11月20~26日)を戦う予定であるという。

「1台目のクルマは先週完成する予定だったので、現時点では予定から約6週間の遅れだ。スケジュールの面でかなりの空き時間ができたので、実際にエンジニアたちはクルマのいろんなところについて私に言ってきて、本来ならあまり多くの時間を費やさなかったであろういくつかの部分について再検討することができた」

「結果として、最終的にかなり良いクルマになったと思う。我々は非常に強力なテストスケジュールを組んでいるので、十分にテストされた堅牢なクルマでダカールのスタートを切れると思う」

 プロドライブはまだドライバーラインアップを明らかにしていないが、スペイン人ドライバーでバイクと4輪で一度ずつダカールを制しているナニ・ローマと、昨年トヨタのWRCドライバーを務めていたクリス・ミークが候補だと考えられている。


プロドライブ、2021年ダカール・ラリー参戦へ。”長年の野望”をバーレーンが支援

執筆: James Newbold
2020/02/07 17:09


プロドライブは、新開発したマシンで2021年のダカール・ラリー参戦を目指すと発表した。
 イギリスのレーシングカーコンストラクターであるプロドライブは、新たに”プロドライブ・インターナショナル”という新会社を設立し、2021年にダカール・ラリーに参戦すると発表した。

 プロドライブはスバルと共にWRCを戦い、ドライバーズタイトル3度(コリン・マクレー/1995年、リチャード・バーンズ/2001年、ペター・ソルベルグ/2003年)、コンストラクターズタイトル3連覇(1995〜1997年)を達成。スバルの撤退後はミニと組んでWRCを戦った。

 2012年を最後にWRCプログラムを終了して以来、世界耐久選手権(WEC)におけるアストンマーチン・レーシングのチーム運営以外、プロドライブは目立ったモータースポーツ活動をしていない。

 しかし、フォルクスワーゲン・ゴルフのラリーカー開発や、ルノー・メガーヌをベースとしたラリークロスマシンを開発するなど、ラリーとの繋がりは維持してきた。

 そのプロドライブは、バーレーンの政府系ファンドであるマムタラカトの支援を受け、ダカール・ラリーへの初参戦を目指すと発表。マムタラカトは2020年のダカール・ラリーのスポンサーも務めていた。

 プロドライブは2台のワークスカーを製造し、四輪のトップクラスであるT1クラスに参戦。また、カスタマー向けのマシン生産も行なうという。

 プロドライブの創設者であり会長のデビット・リチャーズは、「ダカール・ラリー出場は、私とプロドライブの、長年の野望だった」と語った。

「バーレーン王国の政府系ファンド(マムタラカト)の支援で、それが可能になった。そして、(ダカール・ラリー開催地の)サウジアラビアは1984年にプロドライブがモータースポーツの旅を始めた地(中東ラリー選手権で初優勝)でもある。それが、この計画をより特別なものにしている」

「ダカールはプロドライブにとって新しく、挑戦的なプロジェクトだが、チーム全員がそれを楽しんでいる」

 プロドライブ・インターナショナルの暫定CEOとなったジョニー・ボーンは、プロジェクトの意義について次のように付け加えた。

「新たに中東を舞台とする素晴らしいダカール・ラリーで、コンペティティブに、そして革新的に戦うことを目指す。そして同時にこの会社は、バーレーン王国に雇用を生み出し、当地の専門知識を深めるとともに、アラブ諸国の中でも技術面で同国の存在感を高める絶好の機会をもたらす」
Posted at 2020/06/30 19:45:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月30日 イイね!

この保険シリーズもこれで最後かな?ほんと無保険の人は外に出ないでほしいんですけど

10台に1台が未加入! 「無保険車」との事故で何が起きる? 自動車保険が義務化できない訳

 損害保険料率算出機構が2020年5月に発表した『自動車保険の概況』。そのなかの「任意自動車保険 用途・車種別普及率表(2019年3月末)」のデータを見ると、全労災のマイカー共済など自動車共済に加入している乗用車を合わせても、10台に1台が自動車保険に未加入という状況がわかった。

 しかし、もしそんな無保険車との事故を起こしてしまったらどうなるのか? 自動車を運転している読者ならば、ぜひ知っておきたいと思うことだろう。

 今回はこのほか、無保険車を運転するということは、どれほどドライバーとして問題があるのか? また、それならば任意保険は強制加入にならないのか? といった問題について、損保の資格を持つモータジャーナリスト、高根英幸氏が解説していく。

文/高根英幸
写真/Adobe Stock(Milan@Adobe Stock)

【画像ギャラリー】自分勝手な理由で無車検、無保険のクルマを運転した場合に科せられる刑事処分&行政処分とは!?

■共済を含めても10台に1台は任意保険未加入という実態

 高齢ドライバーによるペダル踏み間違いでの急発進、フラフラと車道を逆走してくる(しかも夜間は無灯火!)自転車、幼児の乗るペダルなし自転車(公道走行不可!)……。10年前と比べ、交通事故の危険因子は間違いなく増えている。クルマの安全性が高まっているから、交通事故の犠牲者は減っているが、交通事故そのものは依然として相当数あり、年間50万件近くもの事故が起こっている。

 近年はあおり運転や自動車盗難など、交通事故以外の犯罪に巻き込まれる可能性もあり、自衛のためにドライブレコーダーがバカ売れしているような時代なのに、自動車保険に加入していないクルマも存在するのである。

 損害保険料率算出機構が2020年5月に発表した『自動車保険の概況』によれば、自動車保険の加入率は全国平均で74.8%。さらに全労災のマイカー共済など自動車共済に加入している乗用車を合わせても、およそ9割。単純に考えて10台に1台が自動車保険に未加入なのである。

 クルマの保険には、登録時から加入が義務付けられる自動車賠償責任保険、通称 自賠責保険(別名:強制保険)と、登録後に任意で加入する自動車保険(別名:任意保険)がある。

登録時、車検時に更新する自賠責保険への加入は義務となる。しかし自賠責では、対人の場合、傷害120万円、死亡時3000万円、後遺障害時4000万円が出るが、物損に対する補償はない。そこは任意保険でカバーする必要があるのだ(BlueBeans@Adobe Stock)

 任意とは言ってもクルマを所有して、公道を走行させる以上、加入していないと万が一交通事故を起こした際に、相手の治療費やクルマや建物の損害を賠償することができなくなってしまうことも珍しくない。これは被害者も加害者も不幸なことになる。

 つまり自動車保険は、公道でクルマを運転する以上、絶対に入っておかなければいけない保険なのである。

■もし相手のクルマが自動車保険未加入で事故に遭ったら…

 もし自動車保険に未加入のクルマが交通事故を起こしたら、どうなるか。自賠責保険には加入していたとすると、同乗者や第2当事者(事故の責任が小さいほう)のケガに対する治療費は自賠責から支払われるが、それとて限度がある。

 自賠責の傷害賠償の限度額は120万円。これは治療費だけでなく、通院のための交通費や休業補償、精神的苦痛などの慰謝料まですべて含んでの金額だ。後遺症があったり、死亡してしまった場合は3000万円が限度額となるが、これも年齢や職業によってはまったく足りない。

 自動車保険に未加入のクルマのなかには、車検切れのまま走行しているケースも有り得る。そうなると自賠責保険も切れている無保険車状態。車検時の点検整備もしっかりと受けておらず、ブレーキの性能だってしっかりと確保されているか、怪しい状態だろう。

 そんなクルマは公道を走ってはいけないのだが、クルマの品質が向上した結果、物理的には走れてしまうこともあるのだ。想像するだけで恐ろしいことだ。

 自動車保険未加入のドライバーのなかには、前年に交通事故を起こして、等級が下がって保険料が急上昇してしまったために、払うことができず保険期間の継続を中止してしまったケースや、「自分が運転に気を付けてさえいれば大丈夫」などと勝手な判断で、自動車保険の保険料を払うのを惜しんでいるドライバーも含まれているようだ。しかし、どちらも自分勝手な考えで、公道を危険に晒していることになる。

無車検運行や無保険運行は、事故を起こさなくても、運転しただけでも重い処罰が科せられる。無車検+無保険では、違反点数:6点、罰則および罰金:1年6カ月以下の懲役または80万円以下の罰金、行政処分:免許停止となる(Freedomz@Adobe Stock)

 そんな自動車保険未加入ドライバーと交通事故に遭ってしまったら、どうしたらいいかと不安になってしまった方もいるのではないだろうか。しかし安心して欲しい。自動車保険を扱う損害保険会社は、そうしたリスクにも対応する「無保険車傷害特約」という特約を自動車保険に用意している。

 これは交通事故に遭った際に、相手のクルマが自動車保険に加入していない場合、自車の乗員のケガの治療費などをカバーしてくれるもの。

 以前は、自分のクルマに同乗している人がケガをした場合などの治療費をカバーできる「搭乗者傷害保険」というものがセットになっていたが、最近は交通事故の相手のクルマの保険の有無に関わらず、ケガなどの治療費を広くカバーできる「人身傷害保険」というものがセットされるようになった。これは相手との示談に関係なく、治療費や慰謝料を払ってくれるものだ。

 借りたクルマが自動車保険に加入していない、あるいは家族限定などで適用外となる場合も、自分のクルマに掛けている自動車保険でカバーできる特約もある。これは「他車運転特約」というもので、対人と対物、それに人身傷害賠償保険を、契約した車両ではないクルマにも適用できる。

「弁護士費用特約」も入っておくべき特約だ。これは交通事故での示談交渉などで弁護士に依頼する費用を担保してくれる特約で、保険によるが無料もしくは低額で組み込める特約なので、絶対に入っておいたほうがいい。

 無保険車傷害特約では自分のクルマの損害まではカバーできないため、車両保険に入っていても相手の過失が大きければ、自車の保険金はそれほど出ない。そうなったら弁護士に依頼して相手に修理代や車両の評価損を払ってもらう交渉をしてもらうようなケースも出てくる。さらにこの特約は交通事故以外にも、何かモメ事で弁護士に依頼するような時にも使える場合もあるのだ。

 自動車保険に加入していない人はもちろん問題だが、そういうドライバーがいることから保険加入者も自衛のために補償を充実させておく必要がある、ということだ。

■なぜクルマの保険は2本立て? 任意保険を義務化しない理由

 ところで、クルマの保険は何で自賠責と自動車保険の2本立てとなっているのか、不思議に思う人もいることだろう。自賠責だけでカバーする範囲を広げれば、未加入の問題は解決するのでは、と思うのも当然だ。

 それには自賠責保険の成り立ちが関係している。自賠責保険は「自賠法」という法律によって定められており、これは昭和30年に最初に制定されている。つまり自家用車というものが普及し初めて交通事故が問題視されるようになって作られたもので、まずは事故の被害者を救済するべしと考えられて定められた制度なのだ。

 そのため何度も見直しされて保険金の上限などは引き上げられているが、基本的には対人賠償のみで、現時点でも限度額は3000万円となっている。だが交通事故で相手を死亡させてしまった場合、高額な賠償金を支払うケースも珍しくない。ちなみにこれまでの最高額は5億2853万円で、41歳の眼科開業医をされていた方が死亡してしまったものだ。

 自動車保険は、自賠責ではカバーできない領域を補うためのもので、あとから損害保険会社が商品として用意するようになったもの。そのため自賠責のカバー範囲を大幅に広げるには大きな法改正が必要になる。それに賠償額を無制限としたり、自動車保険のようにさまざまな特約を付けるのは、実際の自賠責保険の運用にも大きな問題となる。

 また、組合員が出資して助け合う共済と異なり、あくまでも自動車保険は保険商品なので、自賠責がそれを吸収してしまうのは民業圧迫ということにもなる。自動車保険を扱う損害保険会社の屋台骨を揺るがしかねない。

 しかし、罰則などは設けるのは難しいとしても自動車保険、もしくは自動車共済は加入を義務化したほうがいいと思う。何故なら、クルマを運転しているだけでドライバーには責任が生じて、相手が悪くても過失割合が0対100になるようなケースはほとんどないからだ。

 保険はあくまでも損害を補償するだけで、直接安全性を高めるような商品ではない。安心のために保険に加入しても、常に周囲の交通に注意しながら運転することも忘れないで欲しい。
Posted at 2020/06/30 19:37:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月29日 イイね!

この状況下であればやむなしと言ったところでしょう…記録として止まってしまうのは悔やまれるけど

この状況下であればやむなしと言ったところでしょう…記録として止まってしまうのは悔やまれるけど3連覇へ挑戦ならず! STI、9月のニュル24時間レース参戦見送りを発表。2021年の再チャレンジに意欲

STI(スバルテクニカインターナショナル)は2020年6月29日、第48回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(2020年9月24日~27日に開催予定)への参戦を見送ると発表した。

2008年から12年間にわたり参戦し続け、今回はクラス3連覇に向けて準備を進めてきただけに残念な報告である。

参戦見送りについてSTIは、世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、海外でのレース参戦においてチームが万全の体制で望むことが難しく、ドライバーやパートナー企業各社、社員を含む関係者の安全を確保することに課題があると結論づけた。

同時に、STI NBR CHALLENGE初となるクラス3連覇への挑戦を楽しみにしているファンや関係者への理解を求めた。

今回の参戦見送りについて、STIの平岡泰雄代表取締役社長とSTI NBR CHALLENGE総監督の辰己英治氏は次のようにコメントしている。

■平岡泰雄 STI代表取締役社長
『今年はこのような残念な決断に至りましたが、逆にSTIが目指す未来に向けての第一歩と捉え、チーム及び関係者全員一丸となり2021年に向け、力強く前進いたします。
いつもスバル/STIを熱く応援下さるファンの皆様、チームを支えて下さるスポンサーの皆様、そして協力者の方々に感謝いたします。』

■辰己英治 STI NBR CHALLENGE総監督
『この度の参戦断念の決定は、関係者の皆様に大きな落胆を与え、また我々も残念で悔しくてなりません。しかしながら、この期間を逆にチャンスと捉え、技術の向上、人材育成、SUBARU車、STIパーツの更なる進化のための時間、と考えて行こうと思います。
そして、「もっと運転が上手くなるクルマを!」、そんな力を蓄え、今後もファンの皆様のご期待に応えて行きたいと思います。
引き続きのご支援、ご声援をいただければ幸いです。』

※写真は2020年2月の富士スピードウェイでのシェイクダウン時のもの

スバルテクニカインターナショナル
https://www.sti.jp



スバル/STI、2020年のニュルブルクリンク24時間参戦を見送り、来年の参戦目指す。新型コロナウイルス流行の影響を受け

 スバルと同社のモータースポーツを統括するスバルテクニカインターナショナル(STI)は、9月24日~27日に開催が予定されている2020ニュルブクリンク24時間レースへの参戦を見送ることを発表した。

 本来なら5月下旬に開催予定だった2020年のニュル24時間レースだが、新型コロナウイルスの影響で9月に延期となった。しかし現状、世界的に感染が収束しているわけではなく、渡航制限などもある状況。STIもドライバーやパートナー企業、従業員を含む関係者の安全を確保した上で、万全な状態で臨むことが難しいと判断し、2020年大会の参戦を断念。2021年大会への参戦を目指していくとした。

 STI NBR CHALLENGEの指揮をとる辰巳英治総監督は公式サイトでコメントを発表。「この度の参戦断念の決定は、関係者の皆様に大きな落胆を与え、また我々も残念で悔しくてなりません。しかしながら、この期間を逆にチャンスと捉え、技術の向上、人材育成、SUBARU車、STIパーツの更なる進化のための時間、と考えていこうと思います。そして、『もっと運転が上手くなるクルマを!』、そんな力を蓄え、今後もファンの皆様のご期待に応えていきたいと思います。引き続きのご支援、ご声援をいただければ幸いです」とファンや関係者にメッセージを贈った。

 今年のニュル24時間レースに関してはTOYOTA GAZOO Racing、KONDO RACINGも当初は参戦を表明していたが、同様の理由で参戦を見送る決定をしている。
Posted at 2020/06/29 20:17:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記

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何シテル?   09/02 19:28
初めまして。 インプレッサG4に代替を致しました~ 自分色に染めて行こうと思います 燃費を気にする割にアクセル踏んじゃうんですよ~ バトンに関し...

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