2020年06月26日
【スクープ】最強の「メルセデスAMG GT」、「GT Rブラックシリーズ」が“ニュル”に再臨!
最高出力は「GT R」を大幅に上回る711㎰で0-100km/hは3秒フラット?
メルセデスAMGが開発を進める「GTシリーズ」の最強モデル、「GT Rブラックシリーズ」の市販型プロトタイプが再びニュルブルクリンクに現れた。新型コロナウイルスの蔓延がメルセデス・ベンツのタイムラインにどのような影響を与えているかは不明だが、GT Rブラックシリーズの開発が継続されていることは確かなようだ。
今回捉えたプロトタイプは、パナメリカーナグリルを備える迫力のフロントグリル、エアベントが備わるボンネット、巨大なリヤのウイング、アグレッシブなリヤディフューザー、クワッド形状のエキゾーストパイプなどで武装。カモフラージュこそされているが、強力なAMGモデルに共通する特徴のすべてが確認できる。
その心臓部には、「メルセデスAMG GT63S 4ドアクーペ」と共有するAMG伝統の4L V型8気筒ツインターボを採用。ブーストアップを筆頭とする専用チューニングにより最高出力は711ps、最大トルク800Nmを発揮するという。この数値は「AMG GT R」比でそれぞれ126㎰と100Nmもの上乗せとなる。また、車重は限定車としては日本でも発売された「GT Rプロ」とほぼ同じ1575kg。最高速度は320km/hに達し、0-100km/h加速はGT Rの3.6秒を大幅に凌ぐ3秒フラットを叩き出す。そのワールドプレミアは、新型コロナウイルスの影響でいまのところ流動的だ、2020年内の登場が期待されている。当然、価格は日本で2954万円とされたGT Rプロを上回る設定となるだろう。
Posted at 2020/06/26 22:06:14 | |
トラックバック(0) |
メルセデスベンツ | 日記
2020年06月26日
スバル4WD伝説はここから始まった! ラリー界にも衝撃を与えた「レオーネ」とは
昭和からヨンクといえばスバルだった
GC型/GD型インプレッサで、グループA規定下およびWRカー規定下のWRCで世界タイトルを勝ち取ったスバルの活躍は記憶に新しい。ソニックブルーのボディカラーに、メインスポンサーであるブリティシュ・アメリカン・タバコの主力商品、ステートエクスプレス555の黄色いロゴをあしらったカラーリングは、競技車両の鮮烈な走りと相乗効果を生み、ラリーファン、スバルファンに強烈な印象を残していた。 今では「スバルといえば4WD、4WDといえばスバル」というほど強い商品イメージが出来上がっているSUBARUだが、四輪駆動車の歴史は古く、1972年までさかのぼる。
乗用車4駆の先駆けとなったスバル レオーネ
もともとスバルの小型乗用車は、1966年に登場したスバル1000が発端となりff-1(1100cc)、1300G(1300cc)と発展し、1971年に第2世代のレオーネにバトンタッチする歩みを見せていた。
レオーネは、独創的だったスバル1000系の基本メカニズムである縦置き水平対向エンジンやFFの駆動方式を土台に、汎用メカニズムの採用やデザイン面に工夫を凝らし、より幅広いユーザー層の獲得を目指した商品企画を基本にする車両だった。 1972年、このレオーネに異色のモデルが追加された。前年、山岳作業車として東北電力のオーダーに応えた1300Gバン4WDをヒントに、レオーネエステートバンに4WD仕様車を加えたのである。
当時、4WDと言えばジープに代表されるヘビーデューティモデルしか存在しなかったが、レオーネ4WDは、乗用車感覚で使える悪路走破力に優れたモデルを目指していた。なお、採用モデルがセダンではなく商用ユースのバンだったのは、まだ一般の乗用車で4WD方式に需要が生じる時代ではないと判断されたためだ。 しかし、1975年になると4ドアセダンに4WDモデルが新設された。降雪地域で4WDの利点が認識され始めたのである。ちなみにスバルが採用した4WD方式は、セレクターによって2WDと4WDを切り替えるパートタイム方式で、この方式は1979年に切り替わる次世代レオーネにそのまま引き継がれることになる。
この第2世代レオーネは4ドアセダン、2ドアハードトップ、エステートバンの車型に、スイングバックと名付けられた2BOXボディの3ドアハッチバック車が加えられていた。若者を対象としたモデルで、当時4WD路線を重要視し始めていたスバルは、このスイングバックにも4WDモデルを用意していた。
サファリ・ラリーでも大活躍 のちのちは世界のインプレッサへ4WD継承
スバルは、このスイングバック1600の4WD車を使って1980年のサファリラリーに参戦。スバルの記念すべきWRC初参戦となったが、平林武/A・カーンが総合18位、グループ1クラス優勝という願ってもない好成績をスバルにもたらすことに成功。また、このスイングバック4WDは、WRC史上初の4WD車となっていた。
以後、レオーネによるラリー活動は続き、競技コース全5000Kmの悪路で名高いサファリでは、83年、高岡祥郎/砂原茂雄が総合5位となるなど、車格が違うグループBのオペル・アスコナ400、日産240RS、アウディ・クワトロA1らの強豪を相手に素晴らしい成績を遂げている。だが、エンジンの動弁機構がOHV、4WDもパートタイム式と少々古いメカニズムが、他車との競合において不利な要素となっていた。
1984年、レオーネは第3世代に進化。すでに4WDは既定路線となり、古さが指摘されていたエンジンもSOHC1800ccのEA82型を開発して搭載したが、まったくの新規仕様ではなかった。また、ターボ装着仕様も作られたが135psと他車と較べて非力であった。
1986年、3ドアクーペRX- IIでセンターデフを持つフルタイム4WD車が登場した。いかなる走行状況下でも4WD方式による高い走破力と安定した車両挙動が得られ、乗用4WDとして扱いやすさを備えた駆動システムだった。レオーネ自体は実直なコンセプトのモデルだったが、性能数値上での比較では他車の後塵を拝していた。
だが競技ともなればタフでもあるしドライビング性能も現れ、挑戦を続けていたサファリ・ラリーでは、86年にM・カークランドがグループAクラス優勝の総合7位、全日本ラリー選手権でもレオーネの綾部美津雄がチャンピオンに輝いている。 スバルのWRC活動は、プロドライブ社を介した1990年のレガシィで再び本格化するが、レオーネの時代に培った4WD方式が先づはあったのだ。新生レガシィの世代になり近代メカニズムでスバルの4WDはさらに進化を遂げてゆく、それがインプレッサに引き継がれWRCタイトル獲得へとつながっていくことになるのだった。
Posted at 2020/06/26 21:48:58 | |
トラックバック(0) |
富士重工 | 日記
2020年06月26日
医療従事者支援を目的とした『TOM’Sチャリティーガレージセール』第5弾は6月21日スタート
スーパーGT GT500クラス、全日本スーパーフォーミュラ選手権、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権など国内トップカテゴリーで活躍するトムスは、現在も新型コロナウイルスとの戦いの最前線で、困難に向かい合い活動する医療従事者への支援を目的とした『TOM'Sチャリティーガレージセール』の第5弾を6月21日12時から開始する。
国内トップカテゴリーで活躍するトムスは、2020年もスーパーGT GT500クラスにau TOM’S GR SupraとKeePer TOM’S GR Supraで、スーパーフォーミュラには2019年王者のニック・キャシディと中嶋一貴のコンビで参戦。またスーパーフォーミュラ・ライツには宮田莉朋と小高一斗を擁し戦う。
そんなトムスが、新型コロナウイルス感染拡大にともない困難な状況のなかで活動する医療従事者への支援を目的として、『TOM’Sチャリティーガレージセール』を開催してきた。この販売で得られた収益の一部は、医療従事者への支援として日本赤十字社へ寄付を行う。
第5弾として出品されるのは11点と多い。まず“目玉”と言えるのは、2018年にジェームス・ロシターが使用したSF14シャシーのモノコック。スーパーフォーミュラのモノコックがこうして販売されるのは非常に珍しいことだろう。また、同年中嶋一貴が使用したSF14のフロントノーズもサイン入りで販売される。
また、平川亮やニック・キャシディのプーマ製レーシングスーツ、伊藤大輔、アンドレ・ロッテラー、一貴のプーマ製シューズ、一貴がスーパーGT、スーパーフォーミュラで着用したキャップ、さらに一貴のサイン入りエディフィス、フリースジャケットなど多岐にわたる。
今回も激レアアイテムだけに競争率は高そうだが、ゲットして医療従事者の皆さんを支援しよう。詳細やアイテムの画像はトムス公式オンラインショップ(http://www.shop-tomsracing.com/)まで。
Posted at 2020/06/26 21:45:37 | |
トラックバック(0) |
自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月25日
究極の自転車!? 空力性能を追求した「エアロ・ロード」 最新ハイエンドモデルの世界
■平べったいフレームに隠された最新技術
自転車趣味の素晴らしさを説く際によく用いられるロジックのひとつに「100万円そこそこ払えば誰でも最新鋭のレーシングモデルが所有できる」というのがあります。これは実際その通りです。
『SPECIALIZED(スペシャライズド)』や『TREK(トレック)』といったプロツアーチームに機材供給を行っているメーカーを取り扱うショップに行けば、特別なライセンスなどは一切必要なく、「ツール・ド・フランス」を走っているようなロードバイク(ロードレーサー)とほぼ同じものを買うことができます。
いわばホンダ ドリーム店で最新の「RC213V」をオーダーできるようなもの。ワクワクしない訳がありません。
近年のロードバイクはフレームの素材がカーボンモノコックとなったことで設計自由度が飛躍的に向上しました。さらにロードレースの高速化に伴い、風洞実験によるエアロダイナミクスを考慮した設計が行われるようになったことで、部品の専用化も進んでいます。最新のレーシングモデルは、金属パイプをつなぎ合わせて作られていた旧来の自転車とはビジュアルからしてまったく異なる、高度かつ複雑な機械へと進化を遂げているのです。
2020年現在、もっとも進んでいるモデルのひとつ、トレック「Madone SLR 9 Disc eTap」をひとつのサンプルとしてご紹介しましょう。もちろん市販車で、価格は128万1000円(税抜き)です。
現代のロードバイクは走るステージに応じていくつかのカテゴリーに分類されています。このモデルは平坦基調の高速ステージを想定した“エアロ・ロード”と呼ばれるカテゴリーに該当します。
ひと目見て平べったいフレームが印象的だと思います。これは空気抵抗を少なくするため、フレームを薄くして前面投影面積を減らしているためです。ただし、ただ薄くすると剛性を確保できないので、前後方向の幅を広くすることで補っています。理屈では前面投影面積が小さければ小さいほど空気抵抗を少なくきますが、レースの車両規定により、一定以上は薄くできないよう制限されています。
一方、こういったエアロ形状のフレームは一般的な形状に比べ、重くなるというデメリットがあります。この「Madone SLR 9 Disc eTap」は「KVF」という、翼断面の後端を切り飛ばした(いわゆるカムテール)形状を採用することで、軽量化を図っています。また、乗り心地が硬くなりやすいのもエアロフレームの弱点のひとつ。ロードバイクはライダーの疲労を低減するための振動吸収性も重要なファクターなので、このモデルは調整式の振動吸収機構も備えることで最適化を行っています。
変速機やブレーキなどを作動させるケーブル類がどこにも露出していないのも空気抵抗を減らすため。変速システムは、なんと無線式というハイテクが採用されており、ハンドルバーやステム、シートポスト(サドルを支持する脚の部分)といったパーツはフレームとの継ぎ目に段差ができないよう専用のものが奢られています。
ホイールは「ディーリムホイール」と呼ばれるものを装備。これはリムを厚くし、空気の流れを乱すスポークが短くなるよう設計されたものです。重量があるため、リムの薄いホイールに比べて加速性能や登坂性能が劣るものの、高速巡行性能に優れます。
ここまでストイックに人力で速く走ることを追及したひとつの「究極」がこの価格で購入できるというのは、やはり夢のあることではないでしょうか。
Posted at 2020/06/25 21:47:50 | |
トラックバック(0) |
自動車業界あれこれ | 日記
2020年06月25日
こんな時だからこそ!!? 珍グルマ試乗紀行 vol.01 ~ACコブラ427&ランチアストラトス編~
未だ緊急事態宣言も解かれぬ4月-5月のこと。ベストカーでは取材先の選定に頭を悩ませていた。なにせ発表会も中止(または延期・オンラインでの実施)、試乗会も中止、広報車の貸し出しも中止……。どうすんだこれ。
だがそんな中だからこそ、というべきか、普段はあまり乗ることのないクルマたちに試乗して回ることができた。題して「珍グルマ試乗紀行」。今回はUK CLASSIC FACTORYの「ACコブラ427&ランチアストラトス編」をお届けしよう。
【画像ギャラリー】マニアも納得の出来!!! “ホンマモン”のレプリカ2台をギャラリーでチェック!!!
※本稿は2020年5月のものです
レポート:フェルディナント・ヤマグチ/撮影:平野 学/協力:UK CLASSIC FACTORY
初出:『ベストカー』 2020年6月10日号
■侮ってはいけない本物感満載の獰猛な2台 走りも超本格的!!!
いや恐ろしいですね、新型コロナウイルス。
その影響は各方面に出ておりまして、飲食小売に宿泊業は言うに及ばず、我が国の基幹産業たる自動車メーカーも生産を止めてしまい、サプライヤーである鉄鋼、ゴム、ガラスなどの関連産業も足元からグラグラと揺らいでいます。
クルマ界隈の物書きにとってもその影響は少なくありませんで、何より深刻なのが、「広報車の貸し出し停止」であります。
クルマに試乗しなければ評論もクソもありませんからね。
現在、国産メーカーも大手インポーターも右に習えの全社貸し出し停止状態。いやはや困りました。
しかし、捨てる神あれば拾う神あり。こんな時期でも、勇猛果敢に試乗車を提供してくださる会社はあるものです。
英国車を専門に扱う「UK CLASSIC FACTORY」。
こちらがUK CLASSIC FACTORY(https://www.ukclassicfactory.com/03-6657-3340)
オーナーの勝見祐幸氏が軽井沢の別荘用に、と中古のレンジローバーを購入したのが運の尽き。
以来ローバーの魅力にドップリとハマってしまい、ついには自らが輸入販売まで手がけるようになったという一風変わった経緯の会社です。
その勝見氏が、足繁く通っていた英国で見つけてきたのが今回ご紹介するACコブラ427とランチアストラトスのレプリカ車。
レプリカと聞いてナーンダと侮ってはいけません。
適当な車台に適当なガワを乗せた“適当レプリカ”とは根本から違う、イチからフレームを起こし、オリジナルをはるかに凌ぐ性能にまで仕立て上げたモンスターマシンなのであります。
まずはコブラ。レプリカ車のキットメーカーとしてその名も高い英AKスポーツカーズ社が自ら組んだ貴重な貴重な1台です。
アメリカンスーパースポーツの名をほしいままにしたオリジナルに負けない走り! コブラを愛する英国職人の執念が込められている!
キットを購入した顧客がコツコツと自分で組み上げていくのがキットカーの本来の姿であり、また醍醐味でもあるのですが、時間も場所も技術もないよ、という方が大半ではありますまいか。
そんなモノグサ顧客のために、キットカーの組み立てを専業で行うファクトリーもあるにはあるのですが、そこがまた玉石混交のビミョーな世界でありまして。
ACコブラ427レプリカのインテリア。レプリカらしく、現代的な印象のインパネに改められており、インパネだけを見るとまったく別のモデルのようなモダンな内装
何か不具合が出ると「もともとのキットがクソだから悪い」「いや、組み立て方がヘボだから悪い」と責任の擦りつけ合いになるのですね。
こうなるとお客はお手上げで、ツテを辿ってどこかの修理工場に持ち込んで、徹底的にムシられることになるワケです。カモネギですもの。
オープンがデフォルトのACコブラ427だが、幌をつけるとこのような外観に。これはこれでまた新鮮なエクステリアに生まれ変わるから不思議だ
ですが、このコブラはキットを作った張本人が組んでいるのだから安心。
軽量ボディに6.2Lスーパーチャージャー、635psの超強力エンジンを押し込んだ車体は暴力的とも言える加速でありまして、不用意にアクセルを踏むと簡単にホイールスピンを起こしてしまう。
よく強力な加速を表現するために「背中を蹴られるような」なんて言いますが、とてもそんなレベルではない。蝶野正洋選手にヤ●ザキックで背中をメッタ蹴りされたような衝撃です。
歴代最強となるオリジナルのフォード大排気量7Lエンジンに代わり、シボレー製のV8、6.2Lスーパーチャージャーを搭載したレプリカ。その走りはド迫力だ!
一方、ぶっといトルクは実に運転がしやすくてムチャさえしなければロードスターよりもラクチンに街乗りができる。ジキルとハイドのような両面を持ついいクルマです。
■ランチアストラトスレプリカ「the STR」にも試乗!
こなたストラトス。これがもう女性にモテモテ……とはいきませんで、5日間で3人の女性とドライブしたのですが、全員から「暑い!」「寒い!」「ウルサイ!」と盛大に文句を言われてしまいました。正直デートカーにはなりません。
街中を軽く流すだけでも目立ちまくりのストラトスレプリカ、the STR。通称“赤いシャルドネ”を完全再現!
その代わり、と言ってはナンですが、オジサン連中からは大人気で、何度も声をかけられ写真を撮られました。
気になるこの英国直輸入レプリカ、the STRの価格は約1500万円だ
すでに女性は諦めて、老後をオジサンたちと仲よく生きていこうと覚悟を決められた方にはいいかもしれません。
すでに複数の有名経営者もオーダーを入れたようでして、覚悟を決められたのでしょうか。
アルファロメオ製のV6、3L DOHCは226ps、28.0kgmを発揮。ミッションもアルファ製6MTを採用している。英国製のレプリカということもあり、現地では200km/h走行も!
■the STR 諸元
・全長・全幅・全高:3710mm:1750mm・1150mm
・ホイールベース:2195mm
・車両重量:1000kg
・エンジン:V型6気筒
・総排気量:2959cc
・最高出力:226ps/6200rpm
・最大トルク:28.0kgm/5000rpm
・ミッション:6速MT
・価格:約1500万円
Posted at 2020/06/25 21:45:20 | |
トラックバック(0) |
自動車業界あれこれ | 日記