2020年11月14日
トップ「松戸」 追う「飛鳥」 新ご当地ナンバー17地域の「図柄入り」 人気に差
新規17地域の「図柄入り」申し込み枚数は松戸がトップ
国土交通省が2020年10月30日(金)、「第3回 新たな図柄入りナンバープレートの導入に関する検討会」を開催し、そのなかで全国の図柄入りナンバープレートにおける申し込み状況や普及率を発表しました。
2020年5月11日から、全国17の地域で自動車用ナンバープレートの新しい地域名表示、いわゆる「ご当地ナンバー」の交付が始まり、それぞれ地域ゆかりの図柄が描かれた「地方版図柄入りナンバープレート」も導入されています。交付から4か月強を経た9月末時点における、新規17地域の図柄入りナンバープレートの申し込み状況は次の通り。なお数値は登録車用と軽自動車用の合計です。
・松戸:3100枚
・飛鳥:2816枚
・弘前:2258枚
・出雲:2147枚
・江東:1985枚
・市原:1941枚
・船橋:1580枚
・苫小牧:1556枚
・伊勢志摩:1404枚
・四日市:936枚
・上越:935枚
・市川:905枚
・葛飾:877枚
・知床:711枚(釧路ナンバー地域、北見ナンバー地域の合計)
・白河:658枚
・板橋:457枚
・高松:419枚
17地域における申し込み枚数で最も多かったのは、千葉県の松戸ナンバー(旧:野田)でした。なお、この数値は申込件数であり、予約完了(入金完了)の件数ではありません。
地域での「普及率」で見ると順位がだいぶ変動
今回は各地域における図柄入りナンバーの「普及率」も発表されています。
既存の地方版図柄入りナンバープレート設定41地域と、新規17地域を合わせた普及率を高い順に10挙げると、次の通りになります。なお新規17地域については冒頭を「●」にしています。
●飛鳥:2.19%(保有車両数10万8210台、図柄入りナンバープレート導入2365台)
・富士山(山梨):2.17%(9万336台、1957台)
・福山:1.98%(59万9540台、1万1858台)
●弘前:1.56%(12万6187台、1972台)
●松戸:1.38%(18万8900台、2604台)
・富士山(沼津):1.36%(43万2215台、5858台)
●江東:1.34%(12万4524台、1663台)
・熊本:1.33%(135万4890台、1万8071台)
●出雲:1.23%(15万3180台、1877台)
・仙台:1.11%(63万5785台、7060台)
図柄入りナンバープレートの申し込み件数では、既存41地域で「くまモン」を図柄に使った熊本ナンバーと、「カープ坊や」を図柄に使った福山ナンバーが突出していますが、台数あたりの普及率では、飛鳥ナンバーが最も高いようです。
ちなみに普及率で最下位は、新規17地域のひとつ高松の0.12%、ワースト2位は、既存41地域のひとつ世田谷の0.14%でした。
Posted at 2020/11/14 19:53:53 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年11月14日

Q1. 直近で使用されたスタッドレスのメーカーとブランドを教えてください。
回答:ヨコハマタイヤ iceGUARD 6
Q2. 普段どのような冬道をどれぐらいの頻度で運転されるか教えてください。
回答:通勤や遊びに行ったり、年イチで氷上走行をしています。
この記事は
みんカラ:モニターキャンペーン【WINTER MAXX 03】 について書いています。
※質問項目を変更、削除した場合、応募が無効となる可能性があります。
Posted at 2020/11/14 19:50:19 | |
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プレゼント | タイアップ企画用
2020年11月14日
自分だけの「アルピーヌA110」を! カスタマイズプログラムの「アトリエアルピーヌ」が開始
通常の「アルピーヌA110」用オプションも従来より選択肢が豊富に!
アルピーヌ・ジャポンは、過去のアルピーヌモデルに採用されたことのあるボディカラーやホイール、ブレーキキャリパーカラーをユーザーの好みに応じてオーダーできるカスタマイズプログラム、「アトリエアルピーヌ」の受注を11月5日に開始した。
アトリエアルピーヌは29色のボディカラー(消費税込みで614,000円、通常オプションのボディカラーは同92,000円~614,000円)、3種類のホイールデザインおよび3色のホイールカラー(ホイールデザイン、ホイールカラーはグレードによって選択できない種類とカラーあり。消費税込みで86,000円)、4色のブレーキキャリパーカラー(消費税込みで46,000円)を自由に組み合わせることができるカスタマイズプログラム。また、今回のアトリエアルピーヌ導入を機に通常オプションについても従来より幅広い選択肢から選べるようになった。
オプションとして設定されるのはハンドル位置(右、左)、ボディカラー(7色)、ホイールデザイン(3種類、グレードによって選択できないホイールあり)、ブレーキキャリパーカラー(ブルー、ブラック=ブラックはA110Sのみ選択可)、カーボンルーフ(消費税込みで276,000円)、ブラックレザー内装(リネージのみ選択可)。なお、この通常オプションはアトリエアルピーヌを組み合わせてカスタマイズすることも可能だ。
アルピーヌ・ジャポンのオフィシャルウェブサイトでは、コンフィギュレーターによってこれらの組み合わせを画像で確認することができる(一部表示されないオプションあり)。
アルピーヌ・ジャポン・オフィシャルウェブサイトのコンフィギュレーターURL
https://www.alpinecars.jp/configurator/
色とりどりの『A110』…ボディカラー29色、ホイールも3種×3色が選べる「アトリエアルピーヌ」開始
アルピーヌジャポンは、好みのボディカラーとホイール、ブレーキキャリパーカラーを組み合わせてオーダーできるカスタマイズプログラム「アトリエアルピーヌ」の受注を11月5日より開始した。
組み合わせは、29色のボディカラー、3種類のホイールデザイン・3色のホイールカラー(グレードによって選択できない種類・カラーあり)、4色のブレーキキャリパーカラー。アルピーヌジャポン公式サイトのコンフィギュレーターによって、組合わせを画像で確認できる(※一部表示されないオプションあり)。
また、通常オプションについても、これまでより幅広い選択肢から選べるようになった。オプションとして設定されるのは、ハンドル位置(右、左)、ボディカラー(7色)、ホイールデザイン(3種類/※グレードによって選択できないホイールあり)、ブレーキキャリパーカラー(ブルー、ブラック/※ブラックはSのみ選択可)、カーボンルーフ、ブラックレザー内装(※リネージのみ選択可)。通常オプションと、アトリエアルピーヌを組み合わせてカスタマイズすることもできる。
アルピーヌ「A110」を自分好みに! カスタムプログラム「アトリエアルピーヌ」開始
■歴代アルピーヌに採用された29色のボディカラーから選ぶことが可能
アルピーヌ・ジャポンは2020年11月5日、過去アルピーヌモデルに採用されたことのある29色のボディカラーから好みの1色と、3種類のデザイン・3色のホイール、4色のブレーキキャリパーカラーを組み合わせてオーダーできるカスタマイズプログラム「アトリエアルピーヌ」の受注を開始すると発表した。
さらに通常オプションについても、これまでより幅広い選択肢から選べるようになっている。オプションとして設定されるのは、ハンドル位置(右/左)、ボディカラー(7色)、ホイールデザイン(3種類)ブレーキキャリパーカラー(ブルー/ブラック)、カーボンルーフ、ブラックレザー内装となる。
この通常オプションとアトリエアルピーヌを組み合わせてカスタマイズすることも可能だ。
アルピーヌ・ジャポン オフィシャルウェブサイトでは、コンフィギュレーターによって、これらの組み合わせを画像で確認することもできる。
車両価格は、アルピーヌ「A110ピュア」が788万円(消費税込、以下同)、「A110リネージ」が835万2000円、「A110S」が850万円。
これに、オプションとなるアトリエアルピーヌの全29色のボディカラーを選択すると61万4000円、ホイールが3種3色それぞれ8万6000円、ブレーキキャリパーカラーが4色それぞれ4万6000円となる。
通常オプションのボディカラーは、ブラン グラシエが無料、ノワール プロフォンM/グリ トネールM/ブルー アビスMが9万2000円、ブルー アルピーヌM/ブラン イリゼMが21万4000円、グリ トネール マットが61万4000円。
通常オプションのホイールは、セラックブラックとGTレース ブラックが無料、フックスシルバーが12万円、ブレーキキャリパーカラーはブラックが無料、ブルーが4万6000円になる。
さらに通常オプションのカーボンルーフを選択すると、27万6000円となっている。
職人が手塗りで仕上げてくれるボディカラーは希少価値大! アルピーヌA110カスタマイズプログラム「アトリエアルピーヌ」の魅力とは?
アルピーヌ・ジャポンは11月5日、アルピーヌA110のカスタマイズプログラムである、『アトリエアルピーヌ』の日本導入を発表。都内でメディア向けの撮影会およびフランス本国と繋いだオンライン会見を実施した。プログラム自体の内容はこちらで既報だが、
https://carsmeet.jp/2020/11/05/173547/
簡単におさらいすると、ヘリテージカラーと呼ばれる過去アルピーヌに採用されたことがある29色のボディカラー、3種類&3色のホイール、4色のブレーキキャリパーを自由に組み合わせてオーダーできるというものだ。
2015年のル・マン24時間耐久レース会場でのプロトタイプ発表に始まり、2017年3月のA110という往年の車名を受け継いだジュネーブ・ショーでの市販型デビュー、2018年6月の日本市場デビューと、順調なステップを踏んできたA110。当初は中核となる『A110ピュア』と若干ラグジュアリーな『A110リネージ』の2モデルを用意し、2019年には40psアップさせ、それに合わせてセッティングを最適化した『A110S』を追加。上級モデルというよりは"仕様違い"といった印象で、その"3仕様"をそれぞれ自分の好みに近づけることができるのが、今回のプログラムと言えよう。
会見ではフランス側からマーケティング担当、色や素材担当のデザイナー女史、広報担当に加え、何と2019年9月6日付けでアルピーヌのトップに就任した、マネージングディレクターのパトリック・マリノフ氏も登場。随分と力が入っていると思いきや、日本は全国14ヵ所というディーラーの拠点数、そして約600台という販売数がいずれもフランスに続き世界第2位だというのだ。会見では日本市場の重要性を繰り返していたが、数字を聞けばそれも納得である。
マリノフ氏は会見で、A110はSのような"スポーティネス"、アトリエアルピーヌと同時期にフランス本国で発表となった限定車、A110GTのような"リファインメント"、そしてアトリエアルピーヌのような"カスタマイゼーション"という3つの進化の方向性があると説明。完全受注生産となるアトリエアルピーヌは、日本のオーナーの需要にフィットすると自信を見せた。
また導入の理由について尋ねると、カスタマーのニーズがあったことも事実だが、様々な色が用意されていたのはアルピーヌA110のDNAであり、またそれに応えることができるディエップ工場のフレキシブさも強調。そういった特別なA110を作ることは、アルピーヌの使命でもあると語ってくれた。
なおこのアトリエアルピーヌの29色は塗料の関係で各110台ずつの限定となり、またそれぞれが職人の手塗り(!)となることもあり、オーダーから納車まで約8ヵ月を要する予定。しかし幸いにもA110の魅力をこれまで十二分に体験してきた筆者は、それだけ待つだけの価値は十二分にあり、と思うのであった。
なお蛇足ながら筆者が編集を担当した『スクランブル・アーカイブ アルピーヌ2』では、マリノフ氏インタビューやアトリエアルピーヌの詳しい解説も掲載しているので、ぜひともそちらを参照頂きたい。
http://www.car-mag.jp/scramblearchive/
無限に近い組み合わせでA110を彩る「アトリエアルピーヌ」スタート
好みの仕様を自由に選べるカスタマイズプログラム
アルピーヌ・ジャポンは、過去アルピーヌモデルに採用されたことのある29色のボディカラーから好みの1色と、3種類のデザイン・3色の ホイール(※グレードによって選択できない種類、カラーもあり)、そして4色のブレーキキャリパーカラーを自由に組み合わせてオーダーできるカスタマイズプログラム「アトリエアルピーヌ」の受注を、全国のアルピーヌ正規販売店を通じて開始した。
今回スタートしたアトリエアルピーヌでは、29色のボディカラー(61万4000円)を設定し、併せて通常オプションカラーを6色へと拡充。ベースカラーのブラン グラシエも加えれば全36色の選択肢が用意されることになる。
同様にホイールデザインは3タイプかつ3色のカラーから選べるうえ、ブレーキキャリパーも4カラーから組み合わせて好みの仕様を手にすることが可能になった。
さらに左右ハンドルの選択、カーボンルーフ、ブラックレザー内装(※リネージのみ選択可)など、通常オプションとアトリエアルピーヌを組み合わせてカスタマイズすることも可能で、アルピーヌ A110をこれまで以上に個性的なモデルとして楽しむことができる。
これらの豊富なカラーはアルピーヌ・ジャポン オフィシャルウェブサイトで見ることができ、コンフィギュレーターによって組合わせを画像で確認することも可能だ。
【ニューモデル写真蔵】自分だけのアルピーヌA110を作り上げるカスタマイズ プログラム「アトリエ アルピーヌ」
アルピーヌ・ジャポンが開始した、A110のカスタマイズ プログラム「アトリエ アルピーヌ」。デモカーが日本に上陸したので、そのディテールを写真で紹介しよう。
ボディカラーやホイールなどの組み合わせは、約2万通り!
日本は、アルピーヌにとって世界第2位のマーケットであるという。A110が2018年に日本デビューを果たしてから、2020年10月現在で600台以上も販売されており、販売ネットワークも世界第2位の規模を誇っている。
そんな日本のアルピーヌ ファンに向けて、新たに始められたカスタマイズ プログラムが「アトリエアルピーヌ」だ。これは、過去アルピーヌモデルに採用されたことのある29色のボディカラー(各色110台の世界限定)、3種類のホイールデザイン、3色のホイールカラー(デザインとカラーは、グレードによって選択できないものがある)、そして4色のブレーキキャリパー カラーを自由に組み合わせることのできるカスタマイズ プログラムだ。
また、通常オプションも今までより幅広い選択肢から選べるようになり、アトリエアルピーヌと組み合わせれば、約2万通りもの選択が可能になるという。まさに、世界で1台だけ、自分だけのA110を創り上げることができるようになった。
ここで紹介するデモカーは、日本での受注で半分以上を占めているトップグレード、A110Sをベースにカスタマイズしたもの。ちなみに、オーダーから納車までにかかる期間は、最大で8カ月くらいだという。
アルピーヌ A110S 主要諸元
●全長×全幅×全高:4205×1800×1250mm
●ホイールベース:2420mm
●重量:1110kg
●エンジン形式:直4 DOHCターボ
●排気量:1798cc
●最高出力:215kW<292ps>/6420rpm
●最大トルク:320Nm<32.6kgm>/2000rpm
●WLTCモード燃費:12.8km/L
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:横置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前215/40R18、後245/40R18
●税込み車両価格:850万円
Posted at 2020/11/14 19:39:05 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2020年11月13日
【サーキット試乗】日本初上陸のクラブレーサー「BMW M2 CS Racing」に挑戦してみた!
M2ベースのピュアレーサー
ビー・エム・ダブリュー株式会社(BMWジャパン)の包括的なサポートを受けて、SUPER GTとピレリ スーパー耐久シリーズに参戦する「BMW Team Studie(ビー・エム・ダブリュー・チーム・スタディ)」が、極めて魅力的なクラブレーサーを日本に初導入。そのシェイクダウンが10月21日に静岡県の富士スピードウェイで行われた。その名も「BMW M2 CS Racing」。BMW Mモデルの人気FRスポーツ「M2 CS」をベースに、BMW モータースポーツが手がけた純粋なレーシングマシンである。
このテストドライブに参加できる聞いたとき、胸の鼓動が高まった。何度も言うがそれは、BMWが手がける本物のレーシングマシンなのだから! 自分のようなアマチュアドライバーが、ホントにいいのだろうか……?
誤解を恐れず言えば、いいのである。なぜならこのM2 CS Racingは、筆者のようなモータースポーツを愛するアマチュアのために用意された入門用のマシンだからだ。
いまや世界中の各メーカーは、FIA-GT規格という形でアマチュアドライバーにカスタマーレーシングを提供している。BMWで言うとそれは「M6 GT3」や「M4 GT4」になるわけだが、M2 CS Racingはその下位に位置するマシン。FIA-GT格式でこそないワンメイクレーサーだが、だからこそ敷居は下げられ、等身大でこれを楽しむことができる。
当日の富士スピードウェイのAパドックでは、SUPER GTで活躍するチーム・スタディの面々が、その小さなレーシングマシンをテキパキとチェックしていた。搭載エンジンはM3/M4由来の「S55」型。この3リッター直列6気筒ツインターボは市販版で450psの最高出力を発揮するが、M2 CS Racingでは現状その最高出力が360ps程度に抑えられている。
これにはキチンとした理由があって、BMWはこのM2 CS Racingを世界中のレース規定に細かく適応させるため、ECUのマッピングを「パワースティック」と呼ばれるUSBデバイスで、5段階に分けて調整しているのである。そしてこの年末には、プラス90馬力となる450psバージョンのアップデートプログラムが届くのだという。
ボディは市販のM2 CSをストリップダウン。内張やフロアカーペット、アンダーコートといった可燃性の素材は全て取り外され、代わりに安全性とボディ剛性の向上を両立するロールケージが室内に張り巡らされている。
しかしその車重は、約1500kgとレースマシンとしてはやや重たい。ボンネットなどは市販版M2 CSが標準装備するカーボン製から、あえてアルミ製へと材料置換されているし、リップスポイラーやウイング翼端板もカーボン製から樹脂製へと変更されている。というのは、M2 CS Racingの目的は一般ユーザーにモータースポーツへの扉を開くことであり、速さを極めることではないから。万が一のクラッシュやヒットに際して、ネガティブな要素をもたらす高価なカーボン製パーツは使わず、走りを楽しむことに専念してもらうためにコストを抑えているのである。
メーターはレーシングユースのデジタルタイプ。そこには油温/水温/油圧といった機関データはもちろん、各コースのレイアウトやラップタイムといった情報までもが表示される。またデータロガーをインストールすれば、その運転状況までPCで確認できるようになっている。
恐ろしくカッコいいのは、レーシングユースの小径ステアリングだ。機能的にはウインカーやワイパーといった、通常ではレバー式となる装備がプッシュボタンにされているだけなのだが、そこにピット無線やハイビームフラッシャー(パッシング時に三連打!)が付くだけで、俄然気分が盛り上がる。そしてセンターコンソールには、スターターや燃調マッピング変更ダイヤル、トラクションコントロールといったスイッチ類がまとめられている。
ちなみにトランスミッションは7速デュアルクラッチ式を採用。クラッチミートのスピードを段階的に制御できる仕組みも、市販モデルのM2シリーズと同じである。
いよいよコースイン!
筆者に許された走行はイン/アウトを含めた5ラップ。ロールケージをくぐり抜けてコクピットに滑り込むと、まず感じたのはシートポジションの低さだった。もちろんこれは、オーナーの体格に合わせて高さやサイズまで調整することが可能だが、輸入したてホヤホヤのマシンは、いわゆる“ツルシ”。標準的な日本人体系の筆者(身長171cm)には少し低すぎて、メーターナセルが前方の視界を遮っていた。スターターボタンをプッシュしてエンジンに火を入れる。初爆のサウンドは目が覚めるほど勢いがよく、アクセルを煽るとエンジンがパーン! と吹け上がった。
チーム・スタディの渡辺一輝メカニックに促され、コースイン。こうした試乗にはまあまあ慣れているとはいえ、日本(アジア)でただ1台のM2 CS Racingを走らせる緊張感は相当なもの。ピットレーンを低速でやり過ごし、コースインしてから全開!
遮音材などが全くないコクピットでは、ヘルメットごしでもS55ユニットの直6サウンドが淀みなく、それこそダイレクトに響き渡った。いささか子供っぽいが、それはひとことで「ひゃー!」である。いやいいのだ、こういうときは童心に返るべきなのだ。
こうした状況に恐怖感なくハシャいでいられたのは、その出力が360psに絞られていたからというだけでなく、マシンのスタビリティがとても高かったからである。ボディは岩の塊のように剛性感が高く、なおかつ足下には280/650R18サイズのADVANレーシングスリック(スタンダードはミシュラン)が履かされており、これがもっちりと路面に食い込んでいた。
その操作感は、ちょっと独特だった。もっちりとグリップするタイヤに対して、そのサスペンションも、極めて柔軟に伸び縮みする。ロールはきちんと抑えられているのだが、感覚的には市販車のM2コンペティションよりも柔らかく感じられるほどである。
そしてこのサスペンションのストローク感こそが、“ニュルレーサー”の証なのだと思う。そう、このM2 CS Racingは、ニュルブルクリンク耐久シリーズや24時間耐久レースを闘う、M235i/240i Racingのコンセプトを受け継いだ直系モデルなのだ。
短いストロークで俊敏に反応するマシンとは違い、あらかじめマシンの動きを予測して、高い速度を維持したまま走りをマネージメントして行くそのキャラクターに、初乗りで上手く順応できるほどの経験がない筆者だったが、だからこそ安全にFRレーシングを走らせることができたのは事実だ。ブレーキは踏みごたえから実際の制動力まで安心感が高く、富士スピードウェイの名物コーナーである「100R」を、自信を持って踏み込んで行くことができる。リアが唐突にスナップすることもなく、失敗すればアンダーステアがジワーッと出て、マシンがそれを教えてくれる。
トラクションコントロールは段階的に緩められるし、車高調整式の足まわりや5段階のウイング設定を細かく調整していけば、このM2 CS Racingはどんどん自分のものになっていくのだろう。「あぁ、もっともっと走っていたい!」というのが正直な感想である。
トラフィックに捕まったこともあって、筆者のアタックタイムは1分53秒台に終わってしまったが、スーパー耐久シリーズでM4 GT4を走らせているレーシングドライバーで、モータージャーナリストの大先輩でもある木下隆之氏が、当日のシェイクダウンで刻んだタイムは1分52秒フラット。これでパワースティックが450ps版にアップデートされたら、1分40秒台も見えてくる。クラブレーサーとして見てもこのM2 CS Racingは実力十分、楽しさMAXの出来映えであった。
そんなM2 CS Racingは、BMW M社が販売を手掛けるので、日本国内のBMW正規ディーラーで購入が可能! その実現のため、これから認定ディーラーの選定やサービストレーニングといった環境が随時整えていくのだという。気になるプライスは1500万円前後の設定になりそうだ。その価格だけを捕らえると確かに高額ではあるが、市販版M2 CSが1285万円(DCTモデル)だったことや、限定60台があっという間に完売したことを考えると、このM2 CS Racingはバーゲンプライスだと思う。
ちなみにBMWは今年からレーシングシミュレーター「SIMレーシング」を用意。当然そのプログラムにはこのM2 CS Racingのデータも当然入っている。プロドライバーやレースエンジニアにシミュレーターでドライビング教わりながら、サーキットでは本物のM2 CS Racingを走らせる。ナンバー付きではないピュアレーサーを持つことは敷居が高いと思われるかもしれないが、これからはこうした効率的かつインタラクティブな愉しみ方が主流になって行くべきだとボクは思う。そしてBMWも、公道では使い切れないBMW Mモデルのパワーを、サーキットで安全かつ思い切り楽しめる環境を作るビジョンにシフトしていると考える。
ちなみにスタディではこのシミュレータを体験できる(要問い合わせ)うえに、M2 CS Racingの購入も可能だ。少しでも気になる人はぜひ問い合わせてみて欲しい。きっとあのBMWが大好きな面々が、にこやかに、そして熱くM2 CS Racingの魅力を語ってくれるはずだ。
BMW Team Studie 公式サイト https://teamstudie.jp/
Posted at 2020/11/13 23:11:52 | |
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BMW | 日記
2020年11月12日
なぜ新型登場まで売らない? スバルBRZが早々に生産を終了した理由
「BRZを売れないのは困る」という販売店の声
スバルBRZは人気の高いスポーツカーだが、今は実質的に売られていない。スバルの販売店によると「生産はすでに終了しており、在庫車もほとんど残っていない。次期型は2021年には発売されるが、詳細な時期は聞いていない」という。
トヨタ86はBRZの姉妹車だが、対応は異なる。販売店では「86のGRとGRスポーツは終了したが、一般のグレードは今でも販売されている。2020年10月下旬に注文を入れた場合、生産は1月下旬で、納車されるのは2月になる。現時点で86の受注を終了する時期などは知らされていないから、おそらく2020年内は販売している」と述べた。
最終的には86も生産を終えるが、BRZが早く終了した。背景には販売店舗数の違いもある。スバルは約460店舗だが、トヨタは10倍の4600店舗だ。スバルのほうが機敏に対応しやすい。
それにしてもBRZを販売できないのでは、スバルの販売店として困らないのか。この点についても尋ねた。「次期型のBRZでは(次期86も含めて)、燃費規制への対応が求められる。そのために開発にも時間を要して、正確なスケジュールも立てにくいと思われる。事情はわかるが、人気の高いBRZを新車として販売できないのは困る」。
次期型の受注が可能になってから販売を終了すべき
86とBRZの登場は2012年だから、すでに8年を経過する。しかしスポーツカーには熱心なファンも多く、フルモデルチェンジを挟まなくても、前期型のユーザーが後期型に乗り替えることもある。つまりスポーツカーは、基本設計が古くなっても、少数ではあるが安定的に売れるわけだ。
また販売が中断されると、ユーザーが待ちくたびれたり今後の対応に不安を感じて、ほかの車種に乗り替える心配も生じる。そうなるとユーザー、販売店ともに、途中で生産や販売が中断されるのは困る。
トヨタはそこに配慮して、86の生産を絶やさず、販売を続けているとも受け取られる。逆にBRZは、メーカーの都合を優先させたことになってしまう。
最近はスポーツカー以外のカテゴリーも、メーカーの都合を優先するようになった。フルモデルチェンジの直前まで従来型の生産を続けるのは、国内販売台数の多い軽自動車程度だ。ほかのカテゴリーでは、従来型の販売終了と新型の発売時期に開きが生じるが、在庫車はある程度確保しておき、生産を終えてから少なくとも1カ月程度は売り続ける。
そして販売が終了したときには、次期型の受注を開始する。新型の受注開始と発売の間に数カ月の間隔が生じると、顧客を待たせるから好ましくはないが、ユーザーが購入計画を立てることは可能だ。
その点でBRZは、次期型が登場することは確実なのに、従来型の生産と販売を終えながら今後のスケジュールは明らかにされていない。このパターンは珍しい。熱心な顧客に支えられているクルマなのだから、現行型の販売を終えて次期型が控えているなら、今後のスケジュールを概略でも良いから明らかにして欲しい。それが顧客に対する礼儀でもあるだろう。
【もうすぐ新型登場】トヨタ86/スバルBRZ、何をもたらした? 豊田章男社長の治世の象徴と言えるワケ
86/BRZ誕生 きっかけになった人物
text:Kenichi Suzuki(鈴木ケンイチ)
スバル「BRZ」はトヨタ「86」の兄弟車だ。クルマ好きであれば、誰もが知っているとは思うが、「86」と「BRZ」は、トヨタとスバルの共同開発車であり、生産はスバルが受け持つ。
そして、そもそもの発端はトヨタにある。
トヨタが新たなスポーツカーを望み、その手法としてスバルとの共同開発が選ばれ、そして兄弟車「BRZ」が生まれた。
一方で、スバルにとって「BRZ」はトヨタとの絆を深めるのに大いに役立ったが、トヨタと比べれば、スバルのブランドやビジネスに与えた影響は小さい。
逆にトヨタにとって「86」の意味は重要だ。なぜなら、その誕生は、現社長である豊田章男氏が大きく関わっており、さらには、その後の社長時代を象徴するような存在になるからだ。
トヨタが新たなスポーツカーを求めたのは2000年代中盤であった。
「若者のクルマ離れという問題の解決策として新たなスポーツカーが必要である」という方針が経営陣の会議で決まった。
実際のところ、新型スポーツカーの案は、毎年のように提案されていたが、それまでは常に却下されていた。
しかし、当時、副社長であった豊田章男氏の推しを得て、スポーツカー案がついに現実のものとなったのだ。
その後、2009年の東京モーターショーに「FT-86コンセプト」が登場する。そして、2011年の「FT86-IIコンセプト」と続き、2012年となって正式にトヨタ「86」とスバル「BRZ」は発売となった。
2000年代中盤にトヨタが新たなスポーツカーを望んだのは、なぜだったのだろうか。
拡大路線を邁進 消えたスポーツカー
2000年代中盤にトヨタが新たなスポーツカーを望んだ理由は、それ以前のトヨタの姿勢にあると言えるだろう。
豊田章男氏がトヨタの社長になるのは2009年のこと。2008年のリーマンショック直後での起用だ。
そして、そのリーマンショック前の時代のトヨタは、コスト削減と規模拡大に突っ走っていた。
1995年ごろのトヨタの海外販売は約250万台といったところ。ところが2000年代にはいるとグイグイと数を伸ばし、2007年には、それまでの過去最高の680万台にまで達する。
10年ちょっとで規模を2倍以上に拡大させたのだ。
その成長時代となる2002年から、トヨタはF1に参戦したが、戦績は振るわなかった。また、2002年に先代の「スープラ」が生産を終了し、2006年に「セリカ」、そして2007年は「MR-S」も生産が終わって、とうとうトヨタにスポーツカーが消えてしまうことになる。
ビジネス的には大きく成長したものの、スポーツカーはないわ、モータースポーツでは振るわず。端的に言えば、トヨタは若者に人気のあるブランドではなくなりかけていたのだ。
そんな中で、「86」のプロジェクトの承認が下りたことになる。そして、2008年に世界を揺るがすリーマンショックが勃発。
トヨタの経営にも大きな影が差し、その挽回のためにと言う意味もあり、創業家出身となる豊田章男氏が社長に就任。
それが2009年のことであった。
F1の撤退から始まった章男社長体制
2009年に就任した、豊田章男社長の最初の大仕事は、F1からの撤退であった。当時のリリースには「昨今の厳しい経営環境を踏まえつつ、来年以降のモータースポーツ活動についても、あらためて中長期的な観点から総合的に検討した結果、本年限りでのF1からの撤退を決定した」とある。
8年間の挑戦で13回の表彰台を得たが、結局のところ優勝には手が届かなかった。
さらにトヨタの苦難は続く。北米でトヨタに大規模リコールが発生。トヨタ・バッシングと呼ばれる騒動が起きる。
結局のところ、トヨタ車の欠陥はなく、裁判も2011年に終了。騒動も収束する。
しかし、そんな厳しいスタートとなったものの豊田章男社長は「もっといいクルマづくり」を標榜。2012年に、新たなクルマづくりの手法である「TNGA:トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー」を発表。
2015年に、第一弾モデルとして「プリウス」を発表。「プリウス」などTNGAから生まれたクルマは次々とヒット車となる。
一方、スポーツカーに関して言えば、2010年には500台限定のスーパースポーツ「LFA」を発売。2012年には肝いりだった「86」の販売も始まる。
同2012年にはトヨタとして正式にニュルブルクリンク24時間レースに参戦。また、「86」も参戦するTRDラリーチャレンジ(現在のTOYOTA GAZOOラリーチャレンジ)を開催し、翌2013年には「86」と「BRZ」のワンメイクレースもスタートさせるのだ。
そして2017年からWRCへの参戦を復活。2戦目にいきなりの優勝を果たす。WRC撤退から18年ぶりの勝利だ。
さらに同2017年にはスポーツカーブランドとして「GR」を設立。2019年には同ブランドから「GRスープラ」、2020年には「GRヤリス」が発売されている。
イメージを一新させた章男トヨタ10年
豊田章男社長のこれまでの約10年を振り返れば、それ以前のトヨタのイメージを一新させる行動の連続だったと言えるだろう。
最初こそF1撤退やリコールの対応など、過去の清算に追われたが、その後は「86」を筆頭に、「GRスープラ」や「GRヤリス」というスポーツモデルを続々とリリース。
24時間レースやワンメイクレースやラリーなどにトヨタ車を送り出し、WRCにも復活する。
豊田章男社長みずからハンドルを握ってレースに参戦するなど、モータースポーツ関連の話題を数多く提供してきた。急成長時代に、置き忘れてしまったものを取り戻すかのような動きだ。
2017年の「GR」ブランド設立時に豊田章男氏は、「工業製品の中でもクルマは数少ない愛のつく製品。どんな時代でも愛車と呼ばれるものにしたい」と説明している。
ちなみに、豊田章男社長は、「自動車業界は100年に一度の転換期にある。トヨタは、クルマを売るのではなく移動サービスを売る会社になる」との決意表明もしている。
電動化や自動化、コネクテッド化が進むことで、未来のクルマの形は従来と一変する可能性がある。
もしかすると、冷蔵庫のような白物家電化して、趣味趣向とは関係ない存在になるかもしれない。
それを承知した豊田章男社長が、それでも「愛車」であってほしいと願うのだ。アンビバレントではあるが、古いクルマ好きの本心でもあろう。
そんな豊田章男社長の肝いりで誕生し、トヨタを代表するスポーツカーとなっているのが「86」である。
まさに豊田章男社長の治世を象徴する1台ではないだろうか。
新型スバルBRZがまもなく登場するぞ!
11月4日、スバルの北米法人は、新型「BRZ」の情報をアップデートした。
BRZはスバルとトヨタが共同で開発したRWD(後輪駆動)のスポーツカーだ。
2012年に登場した現行モデルは、すでに2020年8月に生産を終了しており、次期型の登場が期待されている。
スバルの北米法人は10月5日、次期モデルにかんする情報を一部公開したものの、明かされたのは、「World Premiere coming this Fall.(今秋、発表予定)」の文言とフロントホイールまわりの写真のみだった。
今回の発表では、正式発表日が11月18日になることが表明されたうえ、フロントまわりの新しい写真が1枚公開された。搭載するエンジンなどの詳細は不明である。
はたして新型BRZは、どのような進化を遂げるのか? 今から目が離せない!
文・稲垣邦康(GQ)
スバルBRZ、新型の予告画像が出た! 世界初披露は11月18日
11月5日、米国スバルは新型BRZの新たな予告画像を公開するとともに、11月18日(現地時間)にその姿を世界初披露すると発表した。
今回公開された画像は下記1点のみ。現行型とはヘッドライトの形状が随分変わり、その下のバンパーはワイド感を強調したデザインになっているのが見て取れる。
新型BRZの足元の写真
〈文=ドライバーWeb編集〉
いよいよ出るよぉぉ! スバル「新型BRZ」初披露、特設サイトでチラ見せ 11月18日発表
SUBARU(スバル)が、米国スバルのWebサイトに「新型BRZ」の特設サイトを開設。11月18日23時(日本時間)に新型BRZをワールドプレミアする告知とともに、外観の一部をチラ見せしました。
特設サイトでヘッドライト、動画でエンジンサウンドと外観の一部を確認できます。
現行BRZは2012年2月にデビュー。FRレイアウトと水平対向エンジンによる「低重心パッケージング」「走りの楽しさ」を武器に、2ドアクーペのスタイリングと走行性能、マニュアルトランスミッション(MT)の設定を用意するスポーツカーです。兄弟車にはトヨタの「86」もあります。
新型BRZ、どんなワクワクな車種になるのでしょうね。また、86の一新がどうなるかにも期待したいところです。
スバルBRZが2020年11月18日にフルモデルチェンジ。北米のWebサイトで新型を初公開すると発表
2020年11月5日、SUBARUは北米市場向けのWebサイトで、フルモデルチェンジした新型スバル BRZを2020年11月18日にワールドプレミアすることを発表した。
新型BRZのヘッドライトやフロントフェンダーまわりのデザインを公開
SUBARUとトヨタ自動車の共同開発によって誕生したBRZと86は、2L水平対向4気筒エンジンを搭載した後輪駆動のライトウエイトスポーツカーとして2012年2月に発売。当時スポーツカーとしては比較的安価な200万円を切る(ベースグレード・税抜)設定にされていたこともあり、兄弟車種の86とともに人気モデルとなった。
そして登場から8年が経過した2020年7月に販売を終了。次期モデルの登場が期待されていたところ、2020年11月5日にスバルは北米市場で新型を公開すると発表した。これとともにティザーサイトも立ち上げられ、デザインの一部が公開された。
正式な発表は日本時間2020年11月18日の23時(現地時間11月18日の9時 )を予定している。
スバル新型「BRZ」間もなく世界初公開! フロントデザインを公開
■2020年11月18日に新型BRZをワールドプレミア!
スバルの北米法人は、スポーツクーペ「BRZ」の新型モデルの新たなティザー画像を公開するとともに、2020年11月18日に世界初公開されることが明らかになりました。
2020年10月5には、新型BRZのフロントタイヤ周辺の画像を公開。ホイールハウスの後ろにダクトが設けられていることがわかりましたが、今回公開された画像ではヘッドライトとボンネットの一部が明らかになりました。
新型BRZのヘッドライトは、現行モデルよりも少し厚みを増した形状で、2眼のライトが見て取れます。
また、スバル車の特徴である「コの字形」のポジションランプを継承しつつ、より目力が強いヘッドライトになるようです。
ボンネットは、左右のフェンダーが盛り上がり、現行モデルよりも抑揚のあるキャラクターラインが施されました。
北米スバルの公式サイトでは「The all-new 2022 BRZ」と紹介されており、北米では2022年モデルとして登場するようです。
スバルのモデルイヤーの切り替えは、毎年秋、冬におこなわれることが多いことから、新型BRZについても2021年秋もしくは冬以降に発売されることが予想されます。
※ ※ ※
2012年にデビューしたBRZは、トヨタとスバルが共同開発したFRスポーツクーペで、トヨタでは「86(ハチロク)」として販売されています。
新型モデルについても2社で共同開発がおこなわれていますが、新型BRZはデザインの一部を先行発表するなど、新型モデルへのカウントダウンが始まっている一方、新型86の情報についてはまだわかっていません。
新型BRZ/86がどのようなモデルになるのか、期待が高まります。
スバル BRZ 新型、11月18日デビューが決定
SUBARU(スバル)の米国部門は11月4日、新型『BRZ』を11月18日、ワールドプレミアすると発表した。
新型BRZに関しては10月、米国カリフォルニア州で開催されたSTIファンイベント、「スビーフェスト『World Record Attempt and Charity Drive』」において、来場者に限定公開されていた。車体にカモフラージュが施されたプロトタイプ車両を、カーテン越しに “限定先行ちょい見せ”している。
この新型BRZのワールドプレミアが、11月18日に決定した。スバルの米国部門によると、新型BRZはさらにスリリングとなり、後輪駆動車ならではの楽しさが増しているという。
なお、スバルの米国部門は、新型BRZのティザーイメージを公開した。最新のLEDテクノロジーが導入されたヘッドライトが確認できる。新型BRZは純粋なスポーツカーの爽快感を得るために、完全に新設計された、としている。
Save the screenshots. We did the work for you. Now watch the full video at https://t.co/eHldHNemEv. pic.twitter.com/4MMPVTgfE0— Subaru (@subaru_usa) November 4, 2020
スバルが11月18日に発表される新型「BRZ」のフロントマスクをチラ見せ
スバルの米国部門は11月5日、新型「BRZ」の新たな予告画像をオフィシャルサイトで公開するとともに、11月18日に実車をワールドプレミアすると発表した。
今回公開されたのは、シルバーにペイントされた新型BRZのヘッドライト周囲を写したイメージと、ワインディングをプロトタイプが駆け抜けていくショートムービー。特に前者によってフロントマスクの一部が初めて明らかとなったことで、デビューに向けファンの期待はさらに高まった。
イメージで初披露されたLEDヘッドライトは、Cシェイプのデイタイムランニングライトを備えた力強い造形で、ボンネット上に走る片側2本のプレスラインとともに、秘めたパワーと走りへの期待を高めてくれる。また、フロントタイヤを収めるフェンダーの張り出しも走りを暗示するもの。全体のプロポーションが明確でないため断言はできないが、こうしたデザインからは改良モデルが先代のイメージを継承しつつ、洗練度を大幅に上げて来ると想像できる。
一方のショートムービーでは、短時間であるがタイヤやサイドシルのデザインが看取可能。フロントのタイヤハウス後方には大型のスリットが設けられており、エアフローの改善によって空力性能アップを図っているようだ。また、マッシブなサイドガーニッシュはスポーツカーならではの装備で、こちらもルックスの迫力アップに貢献している。さらに、今回の動画にはわずかではあるものの、スポーティなエグゾーストノートも収められており、回転数とともに高まっていくサウンドはドライバーのハートを打ち抜くものだ。
今や希少な正統派FRスポーツとして、日本のみならず世界で高い評価を得た初代BRZ。手の届く価格と秀逸なハンドリングを両立したエンジニアリングは、兄弟車である「トヨタ86」とともに、マーケットで独自の地位を確立した。その成功を受け継ぐ新型も登場まで2週間弱を残すのみとなった!
第2世代の新型SUBARU BRZが先行画像を公開。正式発表は11月18日と予告
SUBARUが新型BRZのワールドプレミアを特設Webページにて本年11月18日23:00に実施すると発表。チラ見せ画像も先行公開
米国SUBARUは11月4日(現地時間)、新型BRZのワールドプレミアを特設Webページにて米国東海岸時間11月18日9:00(日本時間11月18日23:00)に実施すると予告。合わせて、新型の外装アップの先行画像とエグゾーストノートが入った映像を公開した。
SUBARUがトヨタ自動車とタッグを組んで開発した2ドアクーペ車のSUBARU BRZとトヨタ86は、2012年2月に市場デビュー。FR(フロントエンジン・リアドライブ)レイアウトと水平対向エンジンが生み出す低重心パッケージングによって思い存分に“走り”が楽しめるスポーツモデルとして、走り好きから熱い支持を獲得した。
現行型BRZはデビューから8年半あまりが経過した2020年8月に生産を終了し、以後は在庫のみを販売している。次期型はどのような姿で登場するのか、ファンから大きな期待を集めていたが、そのベールがいよいよ剥されるわけだ。
先行公開されたフロント画像を見ると、LEDヘッドランプがよりシャープな造形となり、合わせてフロントグリルを大型化していることがわかる。また、カモフラージュしたフロントサイドのアップ画像では、いかにも軽量そうなブラック塗装の10本スポークアルミホイールや縦長のエアスリットが確認できる。トレッドも広げていそうだ。
果たして、新型BRZはどのようなスペックを纏って登場するのか。ワールドプレミアが今から楽しみだ。
スバル 新型「BRZ」が11月18日にワールドプレミア
スバル オブ アメリカは2020年11月4日、新型「BRZ」(2022年型)を11月18日にアメリカでワールドプレミアを行なうと発表しました。
2代目となる新型BRZの開発は、2017年初頭にトヨタとの共同開発という形でキックオフしています。それから3年半余を経て、いよいよワールドプレミアを迎えることになりました。
もちろん4シーターのスポーツカーというコンセプトは不変ですが、エンジンパワーのパワーアップ、ダイナミック性能の質的な向上、そしてデザインの一新により、よりスポーツ性の高いクルマに仕上がっていると予想されます。
新型BRZは2022年型モデルとされているので、実際の発売は2021年夏頃と予想されますが、今回のワールドプレミアによりデザインを公表し、その後の約1年は世界各地の公道やニュルブルクリンクで走りの熟成を行なうと考えられます。
【デビュー予定日が確定】新型スバルBRZ 11月18日公開を予告 ヘッドライトのティザー画像も
フロントマスクに新デザイン採用
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
スバルは11月18日に次世代スポーツカーBRZを公開することを正式に発表した。
先日、10本スポークアロイホイールのティザー画像が公開されたが、今回新たにヘッドライト周りの画像が公開されている。
新型BRZは今年の初めにプロトタイプが目撃されており、そのスタイリングを初めて見ることができた。スバルが発売から8年を経た現行モデルの生産終了を発表してから、わずか2週間後のことだった。
ガソリンターボエンジンから255psを発生すると予想され、現行モデルと同様に、構造的にもデザイン的にも、トヨタの次期86(車名はGR86か)と同一のものになるだろう。しかし、86の次期モデルの公開日はまだ確定していない。
プロトタイプの画像を見ると、現行モデルの曲線的なシルエットが新型でも引き継がれることがわかる。また、フロントグリルが大型化され、ヘッドライトとテールライトに新デザインが採用されていることも確認できる。
引き続きコンパクトなホイールベースを維持しているが、現行のスバル製プラットフォームから、トヨタ・カローラ・ハッチバックと同じTNGAを採用し、後輪駆動に対応させるとの報道もある。
今回スバルは、新型BRZが後輪駆動であることを明らかにした。
大幅なパワーアップを実現か
これまでと同様に、パワートレインにはスバル製エンジンが使用され、おそらく米国市場向けSUV「アセント」に搭載されている2.4L 4気筒ボクサーが採用されるだろう。
この255psの出力は、現行の自然吸気エンジンの200psから大幅にアップグレードされたもので、スバルとトヨタはアルピーヌA110のようなパワフルなスポーツカーを目指していることが伺える。
また、両モデルともにインテリアを全面的に刷新し、素材の質感や車載システム、操作性などを向上させている。
しかし、目撃されているプロトタイプのサイズや形状からは、グランドツーリング性能を高めるために後席の足元を大幅に拡大するという動きは見られない。
スバルとトヨタは昨年、モデル開発の提携を延長し、86とBRZの後継モデルを開発中であることを発表している。近年、スポーツカーの需要が低迷していることを考えると、高い設計・製造コストを共有することで経済的に車両開発を行うというのは、理に適っていると言える。
両社はまた、スバルの四輪駆動システムとトヨタのパワートレインを搭載した電動SUVを共同で発売することを最終目標に、新たなEVプラットフォーム開発についても協力していく。
世界初!! 新型スバルBRZ 公式写真生公開! 正式発表は11月18日23時!
スバルは2020年11月5日、新型BRZのティザー写真を公開するとともに、日本時間11月18日23時(米国東海岸時間11月18日午前9時)に、新型BRZを世界初公開すると発表した。
86/BRZといえば、初代(現行型)が2012年3月に登場、2020年8月に生産を終了し、次期型がどうなるのかおおいに話題となっていた。それが今日、本日、先ほど、北米スバル(米国販売会社Subaru of America, Inc.)の公式Webサイト上で、公式写真が正式公開されたわけです。
以下、今回世界初公開された写真と概要、そして次期型86/BRZがどうなるのか、現在わかっている情報を整理してお伝えします。
文/ベストカーweb編集部
写真/SUBARU
【画像ギャラリー】世界初公開!! 新型スバルBRZ公式写真と新型86(市販型)予想CGイラスト公開!
正式発売は2022年春頃か?
今回正式に公開された北米スバルの特設Webサイト。トップ画面に大きく、新型BRZのフロントヘッドライトと思われる写真が掲示されている。もちろん新型BRZの写真は世界初公開。「2022 SUBARU BRZ」とある
2012年に登場した現行BRZ
ベストカー2020年9月10日号で掲載した新型86&BRZの予想CGイラスト(ベストカーが製作したもの)。公開されたティザー写真とよく似ている
新型スバル特設webページURL
スバルBRZ&トヨタ86はトヨタとスバルが共同開発により2012年に誕生したFRスポーツ。すでに現行BRZは2020年7月、トヨタ86も2020年9月に注文受付を終了している。
今回発表されたティザー写真はヘッドライトとバンパーの一部だが(上記サイト写真参照)、これはベストカー本誌が製作したCGイラスト(2020年9月製作)と酷似している。あくまでも予想だが、全体のフォルムもこのCGイラストのようになるのではないだろうか。
ベストカー2020年9月10日号で掲載した新型86&BRZの予想CGイラスト(ベストカーが製作したもの)
新型スバルBRZ&トヨタ86の中身はこうなる!
ベストカーが製作した新型86&BRZの予想CGイラストはあくまでも予想だが全体のフォルムはおそらくこうなるだろう
新型86とBRZは、プラットフォームを現行型と共通化する。1世代限りでプラットフォームを変更するのは、コストの面からも難しい。
現行型のプラットフォームを改良を加えたものだが、現行インプレッサ以降の前輪駆動車に幅広く使われるSGP(スバルグローバルプラットフォーム)の技術も多く盛り込まれるだろう。
ボディサイズは、ホイールベースの数値などを含めて現行型を踏襲する。現行型は狭いながらも実用的な後席と荷室を備え、全長は4300mm以下、全幅も1800mm以下と予想される。つまり、パッケージングに大きな変更はないということだ。
基本となるシャシーは現行型のキャリーオーバーだが、これまで重ねた改良から得られた知見が生かされ、新型と呼ぶにふさわしい剛性を得たものになる。
搭載されるエンジンは、現行の2Lから2.4L、水平対向4気筒のFA24型になると思われる。
現行型より400cc増えた排気量はトルクアップに効果が大きく、最大トルクは現行2Lの21.6kgmから24.5kgm程度にまで増強、また最大トルク発生回転も引き下げられ、ドライバビリティは大きく向上する。
価格は300万円からになりそうだ。新型BRZが世界初公開されるのは2020年11月18日だが、今回公開された公式サイトを見るかぎり(「2022 SUBARU BRZ」とあるので)正式発売は2022年春頃になると予想する。
実車かプロトタイプかはまだ不明だが、2021年1月の東京オートサロンに出展される可能性が高いので、そこで見られるかもしれない。楽しみに待ちたい。続報が入り次第、お知らせします。
正式発表前にチラ見せ!? スバルのFRスポーツカーBRZがフルモデルチェンジへ!
2020年11月5日米国スバルは、公式サイト内にて新型BRZのティザー画像を公開。2020年8月の初代BRZ生産終了後から、次期新型に対してさまざまな憶測と期待が渦巻く中、ついにその姿と正式発表の日時が明らかとなった。なお、実車の公開は日本時間11月18日23時(米国東海岸時間 2020年11月18日9時)のワールドプレミアにて行われる。
コの字のデイライトはまさしくBRZの目つきだ!
2020年11月5日に公開されたティザーサイトには、右側ヘッドライトの写真と、走行音やエンジン音が収録された動画、そして、ワールドプレミアまでのカウントダウンが掲載されている。
公開された画像だけでは、ごくわずかな情報しか確認することはできないが、初代BRZにも採用されているコの字のデイライトを備えたヘッドライトが見て取れる。また、横方向に張り出しつつやや盛り上がったフロントフェンダーや、フロントに向かってシェイプされたボンネットとフロントバンパーのプレスラインなど、初代同様スポーツクーペらしいシャープな印象の顔つきだ。
ツイッターでも情報発信をしていた!
また、米国スバルの公式ツイッターでも事前に画像が公開されており、エアダクトが設けられたフロントフェンダーや、粗目なモザイクで詳細まではわからないが、シルバーのクーペフォルムを確認することができる。
スバルとトヨタが作ったコンパクトFRスポーツ
スバル BRZは、トヨタとの共同開発で誕生したFR(後輪駆動)のスポーツクーペ。2012年3月に発売され、兄弟車であるトヨタ 86と共に、既に希少な存在となっていたコンパクトFRスポーツとして注目を集めた。
搭載されるエンジンは、既に3代目フォレスターや4代目インプレッサに搭載されていたFB20型をベースに、トヨタのエコ技術である「D-4S」を組み合わせた新開発のFA20型。2017年以降の後期型では、最高出力205PS、最大トルク20.9kgf・mを発生する。ちなみに、ベースであるFB20型よりも高回転型のエンジンを目指すためにストロークを短縮した結果、ボア×ストロークが86×86となったことも大きな話題となった。
理想的なバランスと低重心が生み出す素直なハンドリング
スバル伝統の4WDではなくFRとしたことで、同時期のインプレッサと比較してエンジン搭載位置を240mm後退させた結果、前後重量配分は53:47という理想的な値を実現。水平対向エンジンの低い重心と相まって、その素直でコントローラブルなハンドリングは高い評価を得ている。
発売は2022年か? 11月18日のワールドプレミアに期待
ティザーサイトの情報を見る限り、価格や詳細なスペックは不明だが、「2022 Subaru BRZ」のテキストから、2022年の発売になることが予想できものの、ヘッドライト周り以外の内外装のデザインやトヨタとの関係など、まだまだ不明なところは多い。
現在では、街中でも使い切れるパワーと大きすぎないボディのコンパクトなFRスポーツは本当に貴重な存在となってしまった。だからこそ、どんな姿で新型BRZが登場するのか、11月18日に行われるワールドプレミアが実に楽しみである。
11月18日に発表される新型スバルBRZのティザーサイトと動画から何がわかるのか?
新型もパワー追及よりハンドリング重視型か
すでに日本では現行型の生産が終了し、フルモデルチェンジへのカウントダウンが始まっていることが明示されているスポーツクーペ「スバル BRZ」の新型モデルの情報がアメリカから届きました。
米国東海岸時間11月4日9時(日本時間 11月4日23時)に、スバル・オブ・アメリカのホームページにティザーサイトがオープン(https://www.subaru.com/2022-brz)。カモフラージュ柄ボディのホイールにフォーカスした画像は公開されていましたが、新たにヘッドライトやフェンダーなどフロントマスクがイメージできる画像が公開されました。
ヘッドライトは完全に新しい意匠となっていますが、筋肉質に盛り上がったフェンダーラインの雰囲気は初代BRZを正常進化させた雰囲気。特徴となる低いノーズも健在といったところでしょうか。当然、リア駆動であることも明記されています。
ティザーサイトでイメージムービーも見られます。こちらは走行しているホイール周りをチラ見せするという感じで、さほど情報量はないのですが、回転しているホイールの中に見えるブレーキシステムは、それほど大きくなく、従来通りパワーを追求するのではなく、ハンドリングを楽しむスポーツカーを目指していることを感じさせます。
ムービーの後半では、おそらくフロントフェンダーに新設されたであろうエア・アウトレットもチラリと見えます。これがブレーキ冷却を狙ったものか、エンジンの熱気を放出するためのものかはわかりませんが、フルモデルチェンジによるパフォーマンスアップがあることを予感させる要素であるのは間違いありません。
発表は日本時間で11月18日の夜11時から
もっとも重要な情報は、ワールドプレミアが米国東海岸時間で2020年11月18日9時(日本時間 11月18日23時)と発表されたことでしょう。
また、新型BRZは2022年モデルとして発売されることも記されています。ご存知のようにイヤーモデルの定義についての明確なルールはありませんが、2022年モデルの発売時期は2021年の夏から秋にかけての時期になると予想されます。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
【トヨタ86の行方は?】新型スバルBRZ、欧州導入「予定なし」 米国市場に注力
欧州導入は見送り
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
スバルは、新型スポーツカーBRZを11月18日に発表すると公表したが、今回新たに欧州には導入されないことが明らかになった。
広報担当者はAUTOCAR英国編集部に対し、米国のみのモデルであり、欧州での発売は「予定していない」と語った。日本国内で販売されるかどうかについては確認されていない。
BRZの兄弟車であるトヨタGR86の次期モデルの欧州導入についてもまだ不明だ。
新型BRZは、これまでに10本スポークのアルミホイールと、ヘッドライト周りのティザー画像が公開されている。
今年の初めにはプロトタイプがテスト走行を行っている様子が目撃されており、そのスタイリングを初めて見ることができた。スバルが発売から8年を経た現行モデルの生産終了を発表してから、わずか2週間後のことだった。
ガソリンターボエンジンから255psを発生すると予想され、現行モデルと同様に、構造的にもデザイン的にも、トヨタの次期86(車名はGR86か)と同一のものになるだろう。しかし、86の次期モデルの公開日はまだ確定していない。
プロトタイプの画像を見ると、現行モデルの曲線的なシルエットが新型でも引き継がれることがわかる。また、フロントグリルが大型化され、ヘッドライトとテールライトに新デザインが採用されていることも確認できる。
引き続きコンパクトなホイールベースを維持しているが、現行のスバル製プラットフォームから、トヨタ・カローラ・ハッチバックと同じTNGAを採用し、後輪駆動に対応させるとの報道もある。
そして先日、スバルは新型BRZが後輪駆動であることを明らかにした。
2.4L 4気筒ボクサーを採用か
パワートレインにはスバル製エンジンが使用され、おそらく米国市場向けSUV「アセント」に搭載されている2.4L 4気筒ボクサーが採用されるだろう。
この255psの出力は、現行の自然吸気エンジンの200psから大幅なアップグレードとなり、スバルとトヨタはアルピーヌA110のようなスポーツカーを目指していることが伺える。
また、両モデルともにインテリアを全面的に刷新し、素材の質感や車載システム、操作性などを向上させている。
しかし、目撃されているプロトタイプのサイズや形状からは、グランドツーリング性能を高めるために後席の足元を大幅に拡大するという動きは見られない。
スバルとトヨタは昨年、モデル開発における提携を延長し、86とBRZの後継モデルを開発中であることを発表している。近年、スポーツカーの需要が低迷していることを考えると、高い設計・製造コストを共有することで経済的に車両開発を行うというのは、理に適っていると言える。
両社はまた、スバルの四輪駆動システムとトヨタのパワートレインを搭載した電動SUVを共同で発売することを最終目標に、新たなEVプラットフォーム開発についても協力していく。
Posted at 2020/11/12 21:42:50 | |
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