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2021年01月25日 イイね!

後輪駆動をまさか後出しにしてくるとはね

後輪駆動をまさか後出しにしてくるとはねポルシェのピュアEV「タイカン」にリア駆動の2WDモデルをラインアップに追加【欧州市場】

2021年1月20日、ポルシェAGはドイツ本国サイトでピュアEV(電気自動車)タイカンに、従来のラインアップである4WDのターボS、ターボ、4Sに加え、RWD(後輪駆動)モデルを追加すると発表。

2021年3月中旬よりドイツでデリバリーを開始する予定
ポルシェ初となるピュアEVのタイカン。4WDのターボS、ターボ、4Sモデルに加え、新たにRWDモデルがラインアップされる。

エントリーユーザーを意識したというこのモデルは、最高出力408psのモーターがスタンダードとして搭載され、476psを発生するバージョンをオプションとして選択できるという。ターボSの761ps、ターボの680ps、4Sの530psと比べると、たしかにエントリー感はあるものの、5秒で100km/hまで達する実力は侮れない。満充電での航続可能距離は、WLTPモードで431~484km。

エクステリアは、4Sの装備が奢られている。空力の最適化を狙ってデザインされた19インチのアルミホイールと、ブラック化されたブレーキキャリパー、そして同じくブラック化されたフロントエプロンからサイドシル、リアディフューザーだ。LEDヘッドライトは標準装備となる。

操作性を重視した、ドライバーオリエンテッドなインテリアデザインはタイカンのこだわり。センターコンソールに10.6インチのディスプレイが装着される。ユーティリティも抜かりない。フロントボンネットフード下には84Lの、リアには407Lのラゲッジスペースが用意されている。

RWD(リア駆動)モデルのデリバリーは、3月中旬よりドイツで開始され、税込車両価格は8万3520ユーロ(約1523万円)とアナウンスされている。ちなみに、ターボSの日本価格は2454万1000円。日本での発売やその時期などについては、現在のところ明らかとなっていない。



ポルシェのEVスポーツサルーン「タイカン」に後輪駆動モデルが登場

ポルシェがフル電動スポーツサルーンのタイカンにRWDのエントリーモデルを新設定。航続可能距離は最大484kmを実現

 ポルシェAGは2021年1月20日(現地時間)、フル電動EVのスポーツサルーン「タイカン(Taycan)」に後輪駆動モデルのベーシックグレードを追加設定した。欧州市場でのデリバリーは本年3月中旬より開始する予定だ。

 カイエン・ターボS/ターボ/4Sに続く第4のモデルレンジとなるベーシックグレードは、シンプルに「タイカン」のみの車名を名乗る。最大の特徴はパワートレインのレイアウトで、他グレードがツインモーターの4輪駆動で構成するのに対してRWD(後輪駆動)を採用。フロア下に配する駆動用リチウムイオンバッテリーには総容量79.2kWhの“パフォーマンスバッテリー”を搭載し、通常時の最高出力が326ps、ローンチコントロールを使用するとオーバーブースト408psにまで高まるモーターをセット。一充電の航続距離は最大431km(WLTPモード)を実現した。また、総容量93.4kWhの“パフォーマンスバッテリープラス”もオプションで選択可能。モーターの最高出力は通常時で380ps、ローンチコントロール使用時でオーバーブースト476psにまで引き上がり、一充電の航続距離はタイカン・シリーズ最長の最大484km(WLTPモード)にまで伸びる。走行性能については、0→100km/h加速が5.4秒、最高速度が230km/hと公表。充電に関しては、急速充電器を使うと22分半ほどで80%の容量までの充電ができ、また5分ほどの充電で100km走行分の電力を確保することが可能だ。

 足回りの面では、アダプティブエアサスペンションにスマートリフト機能を組み込んだことがトピック。段差がある場所などでは車高が自動的に上がり、また高速巡航などでは路面状況に応じて車高を最適に自動調整する。制動機構にはフロントに6ピストンアルミモノブロック固定キャリパー+Φ360mmディスクを、リアに4ピストンアルミモノブロック固定キャリパー+Φ358mmディスクを装備。オプションで、より高性能なPSCBブレーキも用意する。また、先進機構のポルシェインテリジェントレンジマネージャー(PIRM)やパワーステアリングプラス、アクティブレーンキーピングアシスト、ポルシェInnoDrive、カラーヘッドアップディスプレイ、最大出力22kWの車載充電器などを設定した。

 4ドアスポーツサルーンに仕立てたエクステリアに関しては、他グレードと同様、ポルシェのDNAを明確に引き継ぐとともに、新しい時代の始まりを告げる新進のEVスポーツデザインを採用する。装備面では、空力特性の向上を狙った19インチアルミホイールやブラックアルマイト仕上げのブレーキキャリパー、LEDヘッドライト、ブラックアウト化したフロントエプロン/サイドシル/リアディフューザー、リアのライトバーに組み込むガラス調のポルシェロゴなどを導入した。

 内包するインテリアも他グレードと同じく、初代911のダッシュボードデザインを発想の源として、デジタル時代にふさわしい造形に再構築する。独立型のメーターパネルは明確かつ必要最小限、しかも最先端のデザインで構成し、ポルシェ特有の丸型メーター表示も可能な湾曲した16.8インチディスプレイをセット。また、中央の10.9インチインフォテインメントディスプレイとオプションのパッセンジャーディスプレイの組み合わせは、ブラックパネルルックの一体化されたガラス画面を形成し、それによってインテリアと視覚的に融合する。さらに、前席には8方向の電動調整が可能な部分レザーのコンフォートシートを採用。ラゲッジ容量はフロントが84リットル、リアが407リットルを確保した。

 気になるタイカンの車両価格は、ドイツ本国で8万3520ユーロ(約1050万円)~に設定する。日本での車両価格や発売日は現在のところ未発表だが、ポルシェ ジャパンの公式HPでは価格未定でイメージ画像などが掲載されていることから、それほど遠くない時期に正式発表となるだろう。


ポルシェ タイカン、後輪駆動のベースグレード設定…航続は最大484km

ポルシェは1月20日、EVスポーツカーの『タイカン』(Porsche Taycan)のラインナップを拡大し、ベースグレードの「タイカン」を設定すると発表した。

ベースグレードのタイカンは、「ターボS」、「ターボ」、「4S」に続く4番目のバリエーションとなる。後輪駆動が特長となり、2つのサイズのバッテリーが用意される。

◆オーバーブーストモードでは最大出力が476psに

ベースグレードには、蓄電容量79.2kWhの「パフォーマンスバッテリー」を標準装備する。「パフォーマンスバッテリープラス」はオプションで、蓄電容量は93.4kWhに拡大する。WLTP計測による航続は、蓄電容量79.2kWh仕様が最大431km、蓄電容量93.4kWh仕様が最大484kmだ。

標準のパフォーマンスバッテリー搭載車では、最大出力が326ps。ローンチコントロールを備えたオーバーブーストモードでは、最大出力が408psに向上する。オプションのパフォーマンスバッテリープラス搭載車は、最大出力が380ps。ローンチコントロールを備えたオーバーブーストモードでは、最大出力が476psに引き上げられる。

動力性能は0~100km/h加速が5.4秒。最高速は230km/hに到達する。充電容量はパフォーマンスバッテリーが最大225kW、パフォーマンスバッテリープラスが最大270kW。バッテリーは、およそ23分で80%の容量まで充電できる。5分でさらに100km走行分の電力を得ることができるという。

◆先進運転支援システムの後付けが無線通信で可能に

ベースグレードにも、モデルイヤーの切り替え時に他のグレードに導入された新機能が搭載されている。たとえば、プラグアンドチャージ機能を使用すると、カードやアプリを必要とせずに、充電と支払いが可能になる。充電ケーブルを接続するとすぐに、プラグアンドチャージに対応した充電ステーションとの間で、暗号化通信を行う。その後、充電プロセスが自動的に開始され、支払いも自動的に処理される。

オプションとして、カラーヘッドアップディスプレイと最大出力22kWの車載充電器が用意される。「ファンクション・オン・デマンド(FoD)」を使用すると、新車購入後に、さまざまな機能や先進運転支援システム(ADAS)を後付けできる。これらのアップデートは無線通信で行われるため、サービス工場に車両を持ち込む必要がない。

現在、「ポルシェインテリジェントレンジマネージャー(PIRM)」、パワーステアリングプラス、アクティブレーンキーピングアシスト、「ポルシェInnoDrive」が後付けできる。

◆10.9インチのインフォテインメントディスプレイ

フロントは、曲線の強いフェンダーによって、ワイドかつフラットに見えるデザインとした。シルエットは、後方に向かって下向きに傾斜するスポーティなルーフラインによって形作られ、彫りの深いサイドセクションも特長になる。

流線形のキャビン、テーパーの付いたリアCピラー、フェンダーの目立つショルダーは、ブランド特有のシャープに強調されたリアスタイルを表現する。リアのライトバーに組み込まれたガラス調のポルシェロゴなど、新しい要素も取り入れた。前面空気抵抗係数のCd値0.22というエアロダイナミクス性能が、低いエネルギー消費を可能にし、長い航続に貢献するという。

19インチの「タイカンエアロホイール」とブラックアルマイト仕上げのブレーキキャリパーを装備した。フロントバンパー、サイドシル、リアのディフューザーは4Sと共通デザイン。 LEDヘッドライトを標準装備している。

インテリアには、10.9インチのインフォテインメントディスプレイを採用し、助手席側にはオプションのディスプレイが用意される。8方向の電動調整機能を備えたフロントコンフォートシートには、部分的にレザーを使う。ラゲッジコンパートメントの容量は、フロントが84リットル、リアが407リットルとした。

◆段差などで車高を自動的に上げる「スマートリフト」機能

アダプティブエアサスペンションには、「スマートリフト」機能を採用する。これにより、あらかじめプログラムして、道路に段差がある場所などで車高を自動的に上げることができる。 スマートリフト機能は、高速道路で車高を最適に調整して、燃費や快適さを高めるという。

ブレーキは、フロントに6ピストンアルミモノブロック固定キャリパー、リアに4ピストンアルミモノブロック固定キャリパーを標準装備した。ブレーキディスク径は、フロントが360mm、リアが358mm。オプションで、高性能な「PSCB」ブレーキが用意されており、ディス径はフロント410mm、リア365mmとしている。
Posted at 2021/01/25 21:43:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2021年01月24日 イイね!

やっぱり普通のBOSSにするとスイッチがキツイな

やっぱり普通のBOSSにするとスイッチがキツイなパドルの距離は本来の距離くらいに近付いたから触り易くなったからこれが正解かもな〜
さぁ〜他も仕上げていかないとな…
2021年01月23日 イイね!

GRカローラになるのね?カローラGRではなく

GRカローラになるのね?カローラGRではなく【電動化には頼らない】新型トヨタGRカローラ 登場は「必然的」 エンジン/シャシー予想

シビック・タイプR同様に内燃機関オンリー

text:Lawrence Allan(ローレンス・アラン)

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

トヨタのガズー・レーシングは電動化の流れに逆行し、1.6L 3気筒エンジンを搭載したGRカローラを導入すると英AUTOCAR編集部は予想している。

まだ確定ではなく、2023年まで発売される見込みもないが、トヨタは昨年3月、オーストラリアでGRカローラの商標を出願している。内部関係者はAUTOCARに対し、昨年発表し絶賛されたGRヤリスや直6ガソリン車のGRスープラと並んで「必然的に」提供されることになるだろうと語った。

ホンダは次期シビック・タイプRに高出力ターボチャージャー付きのガソリンエンジンを搭載するが、これと同様にGRカローラもパフォーマンスモデルとして電動化はされないものとみられる。

また、トヨタはカローラのプラットフォームの一部を利用したGRヤリスの専用シャシーとパワートレインを活用することも可能だ。もしそれが計画されているのであれば、1.6L 3気筒ターボユニットによる260psの出力と、後輪に偏ったトルク配分を持つ4輪駆動システムに期待したい。両車軸のLSDも設定される可能性がある。

価格重視なら既存モデルの延長線上に

GRヤリスが英国で3万3000ポンド(467万円)を超えていることを考えると、ゴルフRなどライバルの4WDホットハッチと同じ価格になるかどうかは不明だ。

価格を重視するなら、後輪駆動を諦めて、既存のカローラのシャシーとマルチリンク式サスペンションをチューニングするという選択肢もあり得る。GRヤリスよりも遅くはなるが、高い収益性と比較的手頃な価格設定を実現できるだろう。

自動車メーカーの中には、CO2の企業平均排出量目標を達成するために、内燃機関によるパフォーマンス部門を縮小しているところもある。しかし、トヨタはハイブリッド車の販売が好調であることから、排出量にはある程度の余裕がある。

トヨタの欧州部門を率いるマット・ハリソン副社長は以前、これにより「CO2を多く排出する」クルマを作ることができるようになり、魅力と性能を付加することでブランドに貢献できると語っていた。

いずれにせよGRファミリーのラインナップ拡大には期待したい。
Posted at 2021/01/23 21:50:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2021年01月23日 イイね!

商品化されるってことはそれだけ交換するユーザーが多くて需要があるって事だよな〜

商品化されるってことはそれだけ交換するユーザーが多くて需要があるって事だよな〜外した純正シートをキャスターチェアに、スバル WRX 用発売 ブリッド

BRIDE(ブリッド)は、車から取り外した純正シートを室内で使える「マルチキャスターPRO・WRX タイプ」を1月15日より発売した。

新製品はスバル『WRX』の純正シート(運転席・助手席)専用で、シート下に取り付けることでキャスターチェアにできるベースキット。車両から取り外した純正シートを、ただ置いておくのは場所をとってしまう、捨ててしまうのはもったいないという、シート交換時の悩みを解決し、室内で使うチェアとして活用するエコで実用的な製品だ。

今回、2020年発売の「トヨタ86/スバルBRZタイプ」に続く、純正シート装着用マルチキャスターPROの第2弾として、シート交換需要の多いスバルWRX(VA型)を追加。スポーツシートへの交換で不要となった純正シートを幅広く活用できる。

価格(税別)は右席用、左席用ともに4万5000円。


「外した純正シートをオフィスチェアに!」ブリッドのマルチキャスターPROにWRX STI用が登場

外した純正シートを再利用

86/BRZ用に続いてVAB純正シート用が発売に!

バケットシート導入と同時に不要となる純正シートだが、これをオフィスチェアとして再利用すべく開発されたのがブリッド発の「マルチキャスターPRO」。これまでは86&BRZ用のみのラインナップだったが、新たにSTI WRX(VAB)用が追加された。

取り付けはボルトを4本固定するのみの親切設計。アームレスト付きで細かい調整機構も搭載されているため、キャスター付きのオフィスチェアとして高い機能性を発揮することは言うまでもない。価格は4万5000円。運転席用と助手席用がそれぞれラインナップされているので、購入時は注意されたし!

●問い合わせ:ブリッド TEL:052-668-2611



ブリッド、「WRX」の純正シートを室内で使えるキャスター発売 アームレストも標準装備

 ブリッド(高瀬嶺生社長、愛知県東海市)は、スバル「WRX S4」「WRX STI」向けに、取り外した純正シートを室内で使えるアタッチメント「マルチキャスターPRO・WRXタイプ」を発売した。

 取り外した純正シートを室内用キャスターチェアとして再利用可能とし、保管場所を気にすることなく社外シートを購入・取り付けできる。ボルト4本による取り付けのみで組み立てられる仕様とするなど、施工性にも配慮した。標準装備としたアームレストは汎用モデル同様、高さ、前後、左右の3方向を細かく調整できるほか、座面を最大20度まで傾けられるロッキング機能も搭載した。

 運転席用・助手席用を用意し、価格は4万5000円(消費税別)。



ブリッドが「マルチキャスターPRO・WRX」を発売! スバルWRX純正シートがキャスターチェアに変身

 純正シートを有効活用できる画期的アイテムの第2弾

 モータースポーツなどで培ったノウハウを活かし、「BRIDE」シリーズをはじめさまざまなシートをプロデュースするブリッド。同社の製品へ交換し、取り外した純正シートをオフィスチェアとして再利用できるアイテムの最新作「マルチキャスターPRO・WRXタイプ」を1月15日より発売した。4万5000円(税抜き)で、全国のBRIDEシート取扱店にて注文可能だ。

 この商品は、スバルWRXの純正シート(運転席・助手席)専用となっており、シート下に取り付けるだけでキャスターチェアに変身させるためのベースキットとなっている。スポーツシートに交換し、取り外した純正シートの保管場所に困っている、さらに、捨ててしまうにはもったいない……といった問題を解決。テレワークで自宅にいる機会が増えた今、自宅でも愛車に乗っている気分が味わえるWRXオーナーにはたまらないアイテムだろう。

 もちろん、シート本体はキットに含まれていない。社外シートなどに交換して取り外したものを再利用することが前提のため注意が必要だ。第1弾となるトヨタ86&スバルBRZに続く第2弾アイテムとなる。ぜひ、自宅やオフィスでWRXシートを活用してみてはいかがだろうか。

【製品概要】 適合:スバル・WRX(VA型) 価格:各4万5000円(税別)

品番:F021SC(右席用:右ハンドル車の場合は運転席) JAN:4560459233788 品番:F022SC(左席用:右ハンドル車の場合は助手席) JAN:4560459233795
Posted at 2021/01/23 21:47:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年01月22日 イイね!

プロカーっていうジャンルがもう懐かしいよ。そして見た目普通ってこの見るからに可笑しな見た目で「普通」とは思わんだろう〜そしてランチアの037やS4ともある意味近いクルマだし

プロカーっていうジャンルがもう懐かしいよ。そして見た目普通ってこの見るからに可笑しな見た目で「普通」とは思わんだろう〜そしてランチアの037やS4ともある意味近いクルマだし見た目はただの「セダン」中身は正真正銘「F1マシン」! アルファロメオ164プロカーという幻の衝撃作

市販車のイメージを残したレーシングカーは今も昔も大人気

 レーシングカーにはいろいろなジャンルがあるが、市販車のイメージを残したレーシングカーが一番好み、という人も多いだろう。それらのレーシングカーは、さらにいろいろなカテゴリーに分けられるが、なかでも派手なオーバーフェンダーやスポイラーをつけたマシンは、身近さと迫力を併せ持つことから、古くは「シルエット・フォーミュラ(Gr.5など)」、最近では「グランドツーリングカー(GTカー、クラス1、LM-GTE、GT2、GT3など)」といったカテゴリーが設定されていて、高い人気を誇っている。

 しかし、ほぼ市販車のままのおとなしい外観とは裏腹に、F1マシンそのものというとんでもない中身を持ったレーシングカーが存在した。それが、「アルファロメオ164プロカー(PROCAR)」である。

外観は「セダンのまま」でも構造は完全にレーシングマシン

 車名につく「プロカー」とは、世界のモータースポーツを統括していた国際自動車スポーツ連盟・FISA(現在は国際自動車連盟・FIAに吸収されて消滅)が、1988年からF1のサポートレースとして開催を予定していた「プロカー選手権」を指す。

 プロカー選手権のレギュレーションは、車重750kg以上、自然吸気で12気筒以下の3.5リッターエンジンを搭載し、年間生産台数2万5000台以上のクルマの外観を模していれば良い、というユルいレギュレーションだった。FISAとしては、人気が高い市販車ベースの車体に、F1にも使えるようなエンジンを載せたマシンの参戦を促せば、F1への参加が増えると目論んだのであろう。

 そこでアルファロメオは、このレースに参戦を決定。車種は、当時のフラッグシップで、絶賛売り出し中だった「164」を選択した。開発は、アルファロメオがフィアット傘下に入っていたことから、フィアットグループのレーシングマシンを手がけていた「アバルト」が行なった。そのため、164プロカーは、アバルトの開発コード「SE046」も持っていた。

 参考までに、市販の164の写真も貼っておこう。こうして見ると、164プロカーの外観が、低い車高やリアスポ以外、おおむね164そのものだったことがわかる。しかし、中身には市販車の要素はほぼ皆無。アルミとカーボンで出来たシャーシは、アルファロメオがF1でタッグを組んでいた関係を生かし、ブラバム(MRD=Motor Racing Developments Ltd)に製作を依頼。

 カーボン製のボディは、プロトタイプレーシングカーのように大胆な3分割が可能だった。前後はそれぞれ一体成型とされていたため、通常のクルマのようなボンネット・トランク・リアドアの開閉はできなかった。

F1用のV10エンジンをミッドに搭載

 164は前輪駆動車のため、本来ならエンジンはフロントに横置きされるのだが、164プロカーでは、最高出力600馬力以上を発生する、バンク角72°のV10エンジン「V1035」をミッドに縦置き搭載していた。実はこのエンジン、アルファロメオの次世代F1エンジンとして、プロカー構想前の1985年頃から開発が始まっていた。

 1986年にアルファロメオと契約したF1チームのリジェのマシンにも、ゆくゆくは積まれるはずだったのだろう。しかし、1987年、アルファロメオはリジェとの契約を突然破棄してしまったことで、V1035エンジンもお蔵入りとなってしまった。

 そのため、1987年になってアルファロメオにもたらされたプロカー選手権の話は、同社には朗報だったに違いない。164プロカーに、このエンジンが流用されたのは当然ともいえた。

 ブラバムが手がけたシャーシに載ったV1035エンジンは、ヒューランド製の6速ミッションを介して後輪を駆動した。ラジエターはフロントに置く。セダンにはおよそ似合わないほどに太いスリックタイヤ、プッシュロッド式のサスペンション、カーボン製ディスクを備えたブレーキも完全にレーシングカーのそれだったが、オーバーフェンダーを持たない164の車体内に収めるため、トレッドがとても狭いのが特徴だった。

 こうして完成した164プロカーは、テストで最高速度340km/h、0-400mを9.7秒という、フォーミュラカー顔負けの数値を残した。1988年9月には、モンツァサーキットでリカルド・パトレーゼのドライブで公開テストも行われており、その際も驚異的なパフォーマンスを見せつけている。

プロカー選手権は消滅しチャンスがやってくるも・・・・・・

 だが、開催を目の前にしても、プロカー選手権に興味を示したメーカーは現れず、アルファロメオ以外の参戦表明は、結局一社もなかった。そのためFISAは、1988年にプロカー選手権の中止を決定。せっかく作られた164プロカーは、完全に使い道を失ってしまったのだった。そうなると気になるのが、F1にも積まれず、プロカーでも用途がなくなったV10エンジンだ。

 そんな折、またアルファロメオにチャンスがやってきた。1991年、プロトタイプレーシングカー・グループCによるレース「WSPC=世界スポーツカー選手権」が「SWC=スポーツカー世界選手権」に改名した際、そのレギュレーションも大きく変わって、エンジンの規定が「自然吸気の3.5リッター」になった。そこで、3.5リッターV10エンジンを持っていたアルファロメオは、1992年からの参戦を目指し、アバルトと組んで開発コード「SE048」と呼ばれるグループCカーを開発した。

 しかし、このエンジンにはよほどの不運がつきまとっているのだろう。SWCから撤退するメーカーが相次いだことから、なんとSWC自体が1992年限りで終了。V1035エンジンは、またまた活躍の場所を失うことになってしまったのだ。

 なお、164プロカー・SE048ともに、ミラノ郊外のアレーゼにある「アルファロメオ・ミュージアム」に保存されている。
Posted at 2021/01/22 23:42:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記

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「[整備] #インプレッサG4 モニタープレゼントの魁磨き塾 ヘッドライトガチコート施工 https://minkara.carview.co.jp/userid/238718/car/1269566/8352703/note.aspx
何シテル?   09/02 19:28
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