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2021年07月15日 イイね!

もうビッグマイナーチェンジするくらい年数経過したんだね…

もうビッグマイナーチェンジするくらい年数経過したんだね…フォルクスワーゲン 新型アルテオンシューティングブレーク発売、価格は587万9000円~! 注目は超便利な先進装備と広大なラゲッジスペースにあり

フォルクスワーゲンジャパンは2021年7月13日(火)にアルテオンのマイナーチェンジモデル、そしてステーションワゴンタイプの新型アルテオンシューティングブレークを発表した。アルテオンは567万9000円~624万6000円、そして新型アルテオンシューティングブレークの価格は587万9000円~644万6000円となる。

新型アルテオンシリーズ、エクステリアデザインを大幅改良

フォルクスワーゲン アルテオンは同ブランドのフラッグシップモデルである。そのアルテオンに新たにステーションワゴンが追加されたのだ。そして既存のセダンモデルにも改良が施されている。

アルテオンの改良モデルは、フロントグリルとLEDヘッドライトの形状を変更。デザイン面だけでなく、空力性能も向上している。

そしてテールライトも新設計のデザインとなるなど、エクステリアだけでも大幅な改良が施されているのだ。

フル液晶メーターが標準装備に! 広すぎるラゲッジルームも注目ポイント

内装に目を移すと、センターコンソールをはじめドアトリムなどにも手が加えられている。嬉しいポイントとしてがデジタル コクピットプロなる、フル液晶メーターが全車標準装備となった点にある。10.25インチと超ワイドディスプレイを採用し、ステアリングスイッチを押すだけでメーター内の映像を切り替えられる機能も搭載。全3種類(全部で3タイプの)のメーターレイアウトをラインアップするのだ。

インパネ中央には9.2インチの大画面モニター「ディスカバープロ」を全車標準としたほか、ハーマンカードンハイエンドサウンドシステムをオプション設定している。

荷室長は2m以上を確保!

注目すべきはラゲッジルームで、アルテオンは563リッターを確保。対して新型アルテオンシューティングブレークは565リッターと広大なスペースを有するのだ。

ちなみにアルテオンシューティングブレークは、リアシートを倒せば1632リッターを確保している。アルテオン、そして新型アルテオンシューティングブレークの荷室長はいずれも2092mmとなっている。

先進装備も大幅進化! 搭載するエンジンは2リッターターボのみ

先進安全装備も進化を遂げている。0~210km/hをで作動するアダプティブクルーズコントロールとレーン浅いストシステムを組み合わせた「トラベルアシスト」を全車標準装備としている。

2リッターターボエンジンを搭載し、最大出力272馬力、最大トルク350N・mを発揮し、組み合わされるトランスミッションは7速DSGとなる。

【筆者:MOTA編集部】



新型フォルクスワーゲン・アルテオン上陸! シューティングブレークが登場した


【新型フォルクスワーゲン・アルテオンの詳細】7月13日、フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、ビッグマイナーチェンジを受けた新型「アルテオン」の日本仕様を発表した。

シューティング・ブレークを設定へ

2017年に登場した現行アルテオンは、「パサート」とプラットフォームを共有するフォルクスワーゲンの上級モデルだ。かつてあった「CC」の後継モデルになる。

前後LED灯火類や前後バンパーまわり、VWバッジなどのデザインを変更。テールゲートに装着されたアルテオンのエンブレムは、右下からセンターに移設された。新しいラジエターグリルにはLED照明(クロスバー)が付く。

ボディ形状には、5ドアのファストバックにくわえ、ラゲッジルームの積載性を高めたシューティング・ブレークが設定された。

ボディサイズは、いずれも全長×全幅×全高:4870×1875×1445mm、ホイールベース2835mmだ。

ボディカラーは新しい「キングズレッドメタリック」、「キングフィッシャーブルーメタリック」、「ラピスブルーメタリック」をふくむ全7色から選べる。

内装はインパネまわりやステアリング・ホイールのデザインが変更された。ダッシュパネルやドアトリムなどには「レザレット」と呼ぶ人工皮革を使い、かつステッチを施すことで高級感を高めた。さらに、「エレガンス」ではウッドを、「Rライン」ではアルミニウムも使う。

インパネ上部には最新のインフォテインメントシステムなどを内蔵するタッチパネルモニターを設置する。オンラインサービス「We Connect」も搭載し、最新の渋滞情報などを入手できるほか、スマートフォンの専用アプリで、窓の閉め忘れや車両駐車位置などを確認出来るという。さらに、車両のドアの解錠・施錠もスマートフォンで操作出来る。

モニター下のエアコン操作パネルは、デジタル・ディスプレイと組み合わせることで操作性と視認性が向上した。全30色から選べるアンビエントライトは全車標準だ。

シートは、ナッパレザー(Rラインを除く)を使った贅沢なつくりだ。フロントは電動調整式で、ドライバーズシートにはマッサージ機構も付く。ラゲッジルーム容量は、通常時563リッター(ファストバック)/565リッター(シューティングブレーク)で、リアシートのバックレストを倒すとそれぞれ1557リッター/1632リッターに拡がる。

オーディオは、harman/kardonと共同開発したプレミアムサウンドシステムもオプションで選べる(電動スライディングルーフとセットで29万7000円)。700W/11スピーカーで構成され、臨場感あるサウンドを楽しめるという。

搭載するエンジンは1984cc直列4気筒ガソリンターボのみで、最高出力は272ps/5500~6500rpm、最大トルクは350Nm/2000~5400rpm。

トランスミッションは7DCTで、駆動方式はフルタイム4WD「4MOTION」だ。電子制御ダンパーを組み合わせたアダプティブシャシーコントロール「DCC」は全車標準になる。

先進運転支援装備もアップデートされた。ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)と操舵支援を組み合わせた「トラベル・アシスト」は、0km/h~210km/hの範囲で作動する。さらに、緊急時停車支援システム「エマージェンシー・アシスト」も搭載した。ドライバーが運転操作をおこなえない状態をシステムが検知すると、警告音と警告表示によって注意を促す。それでも操作が再開されないと、ハザードランプとブレーキランプが点灯するとともに、ホーンを鳴らし周囲に注意喚起し、徐々に速度を落とし、最終的に停車する。

新型アルテオンの価格はファストバックが567万9000~624万6000円。シューティング・ブレークが587万9000~644万6000円。いずれのボディにも、スポーティな専用パーツを装着した「Rライン」が設定される。

文・稲垣邦康(GQ)
Posted at 2021/07/15 21:36:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | フォルクスワーゲン | 日記
2021年07月14日 イイね!

ようやくワクチンの予約が出来たよ…

来月末ではありますが、初回の予約が完了
2回目は何月になるかな〜
9月にまた北海道あるけどそれまでには終わらないだろうな…
Posted at 2021/07/14 22:45:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2021年07月13日 イイね!

Z34用って事は相当パワー出しても大丈夫なのかな

Z34用って事は相当パワー出しても大丈夫なのかな「86&BRZミッション強化の最終兵器!」Z34純正6速をスマートに流用できるメニューに大注目

排気量アップ+過給機チューンにも余裕で対応!

ZN6&ZC6型のウィークポイントを解決する流用キット

ハイパワーチューニングを得意とする石川県のプロショップ“TMワークス”が、究極を目指す86&BRZユーザーに向けて「700ps対応ミッション強化メニュー」の提供を開始した。

ミッション本体は“ボディーファクトリームラヤマ”が製作しているZ34純正6速ベースの流用キット(47万800円:新品ミッション/ベルハウジング込み)を使用。TMワークスでは取り付けだけでなく改造公認の取得(6万円~)まで合わせて対応している。

シフトポジションは純正より1cmほど前にスライドするのみで、見た目も操作性も違和感はほぼなし。なお、取り付けにはミッション流用キット以外に、純正パーツ類(6万円程度)、Z33orZ34純正プロペラシャフト(中古可)+プロペラシャフト加工(8万8000円)、加工クラッチ(FA20用とVQ用の組み合わせ/ベースにより価格変動)、取り付け工賃(13万2000円)が必要となる。

イニシャルコストはそれなりにかかるが、86&BRZ用の強化ミッションで700ps対応の製品は皆無に等しい。排気量アップと過給機を組み合わせたハードな仕様やドリフトやゼロヨンなど高負荷にも耐えるスペックを望むオーナーには、大注目のメニューと言えるはずだ。

●取材協力:TMワークス 石川県小松市長崎町1-101 TEL:0761-58-1038
Posted at 2021/07/13 22:26:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2021年07月13日 イイね!

グラベルラリーは過酷なのですよ…そして暑かった〜

グラベルラリーは過酷なのですよ…そして暑かった〜全日本ラリー第7戦 ARKラリー・カムイ2021 GRヤリス勝田優勝 スバルWRX STI新井、鎌田が2位、3位獲得

北海道で開催された全日本ラリー第7戦は、人数制限はあるものの久しぶりの有観客で開催され、今シーズン初のグラベル(未舗装林道)で行なわれた。12本あるスペシャルステージ(SS)の合計は108.84kmと長いSSで競いながら、GRヤリスを駆る勝田範彦/木村裕介組がWRX STI新井敏弘/田中直哉組にわずか0.7秒の差を付けて初優勝を勝ち取った。

第7戦ARKラリー・カムイ2021は北海道の南西部に位置する虻田郡ニセコ町、蘭越町で2年ぶりの開催。ラリーパークはニセコアンヌプリ国際スキー場に設置し、SS12本、リエゾン(移動区間)284.83km、総走行距離393.66km、2日間に渡り競われた。

ラリー前の下馬評では、今季旋風を巻き起こしているシュコダ・ファビアR5とGRヤリスに関し、いずれもグラベルが初めてのラリーであり、経験豊富なWRX STI勢が有利と噂されていた。そのWRX STIを走らせるドライバーの新井も鎌田も「ここで勝たなくてどこで勝つか。ターマックでの速さを得たファビアR5には勝つのは厳しくなってきているし、GRヤリスもラリー毎に速くなっている。だから、この先はもっと苦しくなってくる」とコメントしており、このグラベルでのアドバンテージを勝利に結びつける意気込みを語っていた。

一方の勝田は「GRヤリスの軽量マシンという部分を有利に使いたいですね。でも浮き砂利があるとグリップが薄く、十分なトラクションがかからないので、そのあたりで相殺されてしまいますが、いいタイムは出せると思います。また、これまでダートでは何度もテストをしているので、動きは理解できてますけど、狭い林道を走るのは初めてなので不安はあります」とコメントしている。

スタート前

レッキ(下見)を終えコースの印象を各ドライバーに聞くと、口を揃えてスタート順の有利不利を口にしていた。つまり、トップスタートだと路面に浮き砂利が多くグリップが薄い状態での走行になる。後ろのスタート順になれば、その砂利が蹴散らされグリップの高い状況が作れるという意味だ。

浮き砂利になればクルマを振ってドリフトさせないと曲がれない。ドリフトすればタイムをロスするというグラベルならではの悩ましい部分。それだけにレグ2(Day2)を誰がトップで走ることになるのか、初日のタイム次第で決まるだけに順位の駆け引きがあるのかもしれない。

初日のスタート順トップは、シリーズポイントリーダーであるアサヒ☆カナックOSAMU555ファビアR5の福永修/齊田美早子組、ついでアドバン クスコ ファビアR5柳澤宏至/保井隆宏組、3番スタートでGRヤリスGR4ラリーの勝田範彦/木村裕介組、4番スタートでアドバン KTMS GRヤリス奴田原文雄/東駿吾組となっていた。

SUBARU WRX STI勢の富士スバルAMS WRX STIの新井敏弘/田中直哉組は5番スタート。そして前回のモントレーラリーで3位入賞しているWinmaX DLシムスWRX STI鎌田卓麻/松本優一組が6番スタートなので、スバル勢は路面コンディションという点では、やや有利なスタート順と言える。

レグ1

最初のSS1では好調の鎌田がトップタイムを出し、新井が2番手で続く。下馬評どおりだ。後発有利説。3番手にファビアR5の福永でGRヤリス勝田は4番手。そして続くSS2でも新井、鎌田がワンツーで3番手が勝田という順。SS2本を終えトップ鎌田は3位勝田に3.8秒のリードを築いた。

SS3でも新井、鎌田のWRX STIがワンツーを決め、トップは新井に入れ替わり3番手の勝田に7.1秒まで差を広げることができた。ここで午前のセッション1を終了し、スバル勢は順調な滑り出しとなった。

午後のセッション2では、1本目SS4で新井、鎌田がタイムを落とした。その理由は、鎌田は午前のマシンセットから変更をしたため、少し乗れなかったとコメント。しかし次ぐSS5ではトップ勝田に0.8秒差で3位、SS6ではトップタイムをマークし総合でもトップに立つことができている。鎌田は2位勝田に2.4秒、3位新井に6.4秒差で首位に立った。

一方新井のタイムが4、5番手なのはレグ2のスタート順を踏まえ3番手狙いに切り替えているかのように想像できるタイムを並べていた。

そこでサービスパークに戻った新井に聞くと「全然そんな余裕なんてまったくない。全力でやっているけど、水冷インタークーラーの冷却水が流れないトラブルがあって、SSの後半になるとパワーダウンして走れなかった」ということが分かったのだ。

そのため新井はSS4、5、6では4、5番手止まりという結果だったが、レグ1終了時点の総合で新井はトップの鎌田と6.4秒差で収まり3番手。2位勝田には4秒差であり、十分トップを狙える位置にはいた。そして2番手勝田のGRヤリスは、ジワリと差を縮め、トップ鎌田とは2.4秒差に詰めていた。

一方、シリーズをリードするファビアR5の2台は初グラベルにやや手こずっている様子で、レグ1を終えて福永は4番手、柳澤は5番手というポジション。福永はトップ鎌田に15.3秒遅れ、柳澤は49.3秒遅れているので、トップ争いは厳しい状況になっていた。

初日トップで終えた鎌田は「午前中のセットアップを変更した午後の1本目はうまく乗れなかったんですけど、2本目、3本目はセットの変更がいい方向に出たので、気持ちよく走れて、僕自身は満足の走りができました。だけどタイム差を見ると凄い僅差で、GRヤリスの速さには驚きますね。グラベルデビュー戦とは思えないです」とGRヤリス勝田の速さを警戒するコメントだった。

追う勝田は「だいぶ乗り慣れてきました。午前中はミスも多く全然ダメでしたけど、午後はいい感じで走れてると思います。高速で轍(わだち)があるコーナーでは少し反応が悪く、ものすごくロールもするので、そのあたりは調整しようと思ってます。でも明日の1本目は自信ないなぁ、浮き砂利が難しいし・・・」とコメントしていた。

大接戦のレグ2

ラリー2日目のSSは午前3本、午後3本と前日と同じ本数だが、SS9/12が15.23kmと一番の長さが設定されている。スタート順は鎌田-勝田-新井という順番で、奇しくも新井は狙い通りのスタート順になったわけだ。

前日、朝1本目のSSでは自信がないと発言していた勝田だが、見事トップタイムを叩き出し、2位新井を0.1秒差で抑えた。

その新井は、前日のインタークラーのトラブルは解消され、トップ鎌田と6.4秒のタイムを縮めるラリーを目指すことになる矢先、この日1本目のSS7では0秒以下の僅差のラリーとなったのだ。

そして前日トップの鎌田は1番スタートで路面が浮き砂利という状況の中スタートし、やはりタイム的には厳しくトップの勝田から3.1秒遅れ4番手止まりだった。SS7終了時点で総合トップは勝田に入れ替わり、2番手に鎌田でその差は0.7秒。前日の2.4秒差を吐き出すことになった。3位は新井で勝田と4.1秒差だ。

続くSS8では新井がトップを奪うものの、勝田が0.8秒差で2位に入り、総合では勝田のリードが続く。その差は3.3秒と僅かに縮んだ。鎌田はスタート順がトップで出ていくためかタイムは伸びず、3番手には入るもののトップ勝田には11秒と離されていく。

そして最長のSS9では新井が底力を発揮し、勝田に3.6秒差をつけ総合でも勝田に0.3秒差で新井がトップに立った。ここでは鎌田が2位に入りWRX STIがワンツーを決めた。やはり高速のグラベルでは経験豊富なWRX STIが実力を発揮した形になった。

緊迫の最終セッション

最終のセッション4は、優勝争いを0.3秒差で新井と勝田が競う。鎌田は11.1秒離されているため、優勝を狙うには厳しい状況だ。また4位以下は数分離れていたため、最後のSS3本は新井と勝田の一騎打ちで勝者が決まるという緊迫した展開となった。

最終セッション1本目のSS10ではなんと勝田、新井は同タイム1位を記録。5.38kmを3分55秒8でタイムが揃った。

残り2本。SS11は10.48km。午前はこのSSを新井が0.8秒差で勝田を抑えているコース。だが、逆にここでは勝田が新井に0.8秒差を付けてトップを奪った。その結果、総合順位は勝田に入れ替わり、新井とは0.5秒差と逆転している。

そして最後のSS12は最長コースで新井が逆転すると誰もがイメージした。それは午前のSS9で新井は勝田に3.6秒もの差を付けてトップを取っているだけに0.5秒は逆転できると思われたのだ。だが、最終ステージでは勝田が新井より0.2秒速く、11分57秒6でゴール。新井は11分57秒8で勝田に0.7秒届かず2位になった。

僅かな違い

ラリー終了後新井は、「最後のセッション4のSS3本は完璧に走ったよ。一つのミスもなく走ったのに勝てなかった。GRヤリスはどんどん速くなってくる。毎日速くなっているみたいに、昨日より今日のほうが速いって、そこまでクルマを仕上げてくるガズーレーシングが凄いね。ここまで完璧に走って勝てなかったから、今は逆に清々しいよ。完全にやられたって感じだね」

しかし新井は、どんどん早くなるGRヤリスに対し、どうすればWRX STIで勝てるかを分析していた。「まだまだこのクルマは速くできるよ。どこをどうすればいいか、それは言えないけど伸びしろは十分にあってグラベル3連戦の初戦は落としたけど、残りは勝ちに行く」と話す。

一方の勝田は「手探りの中、メカニックやエンジニアがいろいろやってくれて、特にデフ制御をいろいろ変更しながらやったので、その結果のひとつだと思います。こうしてチームのみんなが全力で力を合わせてくれるのが、本当に有り難いし勝ちたい気持ちも強くなります。それにモリゾウ(豊田章男社長)さんが、優勝が決まった直後にビデオメッセージを送ってくれて、本当に嬉しいですよね」と、グラベルデータの全くない中で勝利した要因を語っていた。

次戦はグラベル3連戦のうちの2戦目、全日本ラリー第8戦8月20日~22日にかけて秋田県横手市で開催される「横手ラリー2021」となる。スバルWRX STIには、グラベルでの豊富な経験、2.0LターボのトルクフルなEJエンジン、そしてシンメトリカルレイアウトの4WDという特徴を最大限に発揮して表彰台の頂点を期待したい。<レポート:高橋明/Akira Takahashi>



「GRヤリスを初めて勝たせてくれてありがとう」と豊田章男オーナー。全日本ラリーJN1初優勝後

 7月2~4日、JRC全日本ラリー選手権第7戦ラリー・カムイが北海道のニセコ町と蘭越町を舞台に開催され、TOYOTA GAZOO Racingの『トヨタGRヤリスGR4ラリー』を駆る勝田範彦/木村裕介組が今季初優勝を果たした。

 この勝利は2021年シーズンからシリーズ最高峰カテゴリーのJN1クラスを戦うTOYOTA GAZOO RacingとGRヤリス、そしてスバル陣営から移籍してきた勝田にとって新天地での記念すべき1勝目となっている。

 そんな勝田をトヨタ陣営に引き込んだ張本人である豊田章男チームオーナーは7日、リリースを通じてメッセージを送り、「勝てて本当によかった! おめでとうございます」と初勝利を祝福するとともに、攻めの姿勢でチームを牽引する8度のシリーズ王者に改めて謝辞を述べた。

 最後には「これからもGRヤリスで一緒に戦い、トヨタを鍛えていってほしいと思います」と綴られた豊田チームオーナーのコメント全文は以下のとおりだ。

* * * * * * *

GRヤリスがTOYOTA GAZOO Racingというワークスチームで競技参戦するのは全日本ラリー選手権だけです。

3月の新城ラリーから参戦が始まり、5回目の挑戦となる「ARKラリー・カムイ」で、ようやく勝利することができました!

勝田範彦選手、木村裕介選手、“ワークスのGRヤリス”を初めて勝たせてくれてありがとう!

先週、ケニアで表彰台に立った息子の勝田貴元選手と、ややこしいので、範彦選手をあえて普段通り“範さん”と呼ばせていただきます。

範さん! やっと勝利することができて、ホッとしていると思います。私もホッとしました。

ずっとSUBARUで勝ち続けてきた範さんですが、私からの無理なお願いを受け入れてくださり、数年前からGRヤリスの開発に参画してくださっていました。

そして昨年「そのままGRヤリスで全日本ラリーに乗ってもらえないか?」「GRヤリスをこれからも鍛え続けてほしい!」と、さらに無理なお願いをしました。

SUBARUに大きな恩義を感じている範さんは、迷われながらも、また私のお願いを聞いてくださいました。

そんななかで迎えた初戦は、序盤でエンジンブロー……。

TOYOTA GAZOO Racingで走る初めてのラリーで、戦えるクルマを用意できず本当に申し訳ないことをしました。

それでも「初戦で好結果が出ていたら、そこに安心してしまっていたかもしれない。この悔しさがきっと好結果につながるはず」と言ってくださいました。

そして、ラリーの経験が少ないトヨタのメカニックやエンジニアを本気で鍛えてくださっています。

初戦の悔しさもあって、どうしてもエンジニア達は完走を狙った保守的な選択をしがちでした。

しかし範さんは、常に新しいチャレンジをメンバーに促し、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の軸をブラさずにチームを引っ張ってくださいました。

それもあって今回まで、本当に苦しい戦いの連続だったと思います。

今回、勝てて本当によかった! おめでとうございます。そして、ありがとうございます。

ずっと一緒にGRヤリスをつくってきてくれた範さんが、TOYOTA GAZOO Racingのレーシングスーツを着て、GRヤリスに乗って、優勝したことが本当に嬉しいです。

これからもGRヤリスで一緒に戦い、トヨタを鍛えていってほしいと思います。よろしくお願いします!

追伸1
10年近く前、範さんの走りを見てモリゾウはラリーの楽しさを知リました。それ以来、範さん、お父様の照夫さん、貴元くん、勝田親子3代がモリゾウのラリーの先生です。教えていただいたのは運転の技術だけじゃありません。地域とともにクルマを楽しむラリーという文化の素晴らしさを教えていただきました。これからもラリー界の発展のため、そして自動車産業、自動車文化のために力を貸していただければと思います。

追伸2
この映像 https://youtu.be/35aD0YUTgEI でWRCのシートを狙っていると言っていましたね。今日、一歩近づいたかもしれません。貴元選手も頑張ってくれていますのでお父さんもますますがんばってください! WRCでの親子対決を楽しみにしています(笑)



トヨタ、今季初のグラベルラリーで勝田/木村組GRヤリスが初優勝飾る/全日本ラリー第7戦

 7月2~4日、JRC全日本ラリー選手権第7戦『2021 ARK ラリー・カムイ』が北海道ニセコ町を中心に開催され、シリーズ最高峰カテゴリーのJN1クラスに参戦するTOYOTA GAZOO Racingは勝田範彦/木村裕介組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)が初優勝を達成した。また、チームメイトの眞貝知志/安藤裕一組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)も自己最高位となる総合4位で完走を果たしている。

 2021年シーズンよりJN1クラスにステップアップするとともに、新型ラリーカー『GRヤリスGR4ラリー』を投入し全日本選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing。チームは今シーズン初めて行われるグラベル(未舗装路)イベントのラリー・カムイに向け、入念な準備を重ねてきた。

 そこでは2015年から続く活動や過去の実戦で学んだノウハウや、テストで得られたデータが活かされ、今戦に挑むGRヤリスの駆動系や足まわりの仕様が決定されている。なお、チームメカニックのほとんどがグラベルラリー初体験のため、事前のテストでは不整地での車両整備などのシミュレーションも実施したうえで実戦を迎えた。

 人数制限の措置がとられながら今シーズン初めて有観客で開催されたラリーでは、選手権8冠王者の勝田が、トップタイムを2度マークするなど好スタートを決め、初日を総合2番手で終える。
 
 翌4日(日)の最終日も力走をみせた勝田は、この日のSS7で総合首位に浮上すると、その後もライバルと順位を入れ替える激しいトップ争いを繰り広げた末に0.7秒差で勝利。移籍後初優勝を飾るとともに、チームとGRヤリスGR4ラリーに初めての総合優勝をもたらした。

「まずは、ここまでの車両を作ってくれたエンジニアとメカニックに感謝したいです」と謝辞を述べた勝田。

「最終日は、毎ステージ、コンマ台の接戦が続き、0.7秒差で勝ち切ることができました。私自身もライバルの選手も同じように限界まで攻め、最終的に勝つことができたと思っています」

 今戦でGRヤリスGR4ラリーの「良い点や改善すべき点が見えてきた」と語った勝田は、「次戦の横手に向け、とても良いデータを持ち帰ることができたと思います」と続けている。

 一方、チームメイトの眞貝はSS1でコースオフを喫する苦しい立ち上がりとなった。しかし、幸いにも大きなダメージには至らず。眞貝はその後、安定したペースで走行を重ね、自己ベストリザルトを更新する総合4位でフィニッシュしてみせた。

■ハイパワー4WD車両で狭い林道を走ることの難しさを痛感

 その眞貝はイベント後、「私自身にとって4WD車両での初グラベルラリーでしたが、いきなりSS1で大きなミスをし、狭い林道をハイパワー4WD車両で走ることの難しさを痛感することからのスタートとなりました」とコメント。

「何とかコースに復帰した後は、セクションごとにチームの皆さんと相談しながらさまざまな変更をクルマに加え、『SS1と最終SSでは、まったく別物』と思えるほど、クルマやドライビングに多くの気付きや発見を得ながらすべてのSSを走行することができました」

「また、コンマ差の争いを繰り広げる勝田選手とライバル選手たちのラリーの進め方を間近で見ることで、改めてJN1クラスの選手やチームの皆さんへの尊敬の念が高まりました」

 チームを指揮する豊岡悟志チーム監督は、1年目での勝利がドライバーとチーム、そして開発スタッフの「努力があってこそ」と述べた。

「やりました! 勝利をもたらしてくれた勝田選手と木村選手、4位で完走した眞貝選手と安藤選手に感謝しています」と語った豊岡監督。

「GRヤリスGR4ラリーが、これほど早い段階で優勝争いができるようになったのは、選手とチーム、開発に携わるスタッフの努力があったからこそ。それが、今回の勝利で報われました」

「ただ、ラリーは走れば走るほど課題が見つかります。この結果に安堵せず、今後も改善と進化を続けます。また、今大会は久々に有観客での開催でしたが、応援してくれる方がいることはチームにとって大きな励みとなりました」

「手に汗握る闘いができるのもライバルあってこそです。表彰台で祝福してくれたSUBARUの新井選手、鎌田選手にも心から感謝します。今後も良きライバルとして、クルマ好きの同志として闘っていけたらと思います」

 開幕戦嬬恋の中止と第4戦久万高原の延期にともない、実質5戦目にして早くも初勝利を飾ったTOYOTA GAZOO Racing。彼らが次に挑むのは8月20~22日に秋田県横手市を中心に開催される全日本ラリー第8戦『横手ラリー2021』だ。



GRヤリス駆る勝田範彦、スバルの新井敏弘を0.7秒差で破り移籍後初優勝/全日本ラリー第7戦

 JRC全日本ラリー選手権第7戦『ARKラリー・カムイ』が7月2日~4日、北海道虻田郡ニセコ町を舞台に開催され、TOYOTA GAZOO RacingのトヨタGRヤリスGR4ラリー(勝田範彦/木村裕介組)が今季初優勝を果たした。

 今季初のグラベル(未舗装路)ラリーであるとともに、2021年のシーズン折り返し地点となったラリー・カムイ。今戦は道央エリアを舞台にした『ラリー北海道』に対し、道西を舞台に争われているイベントで、2018年よりニセコ町を舞台に開催されてきた。

 ステージの路面コンディションは概ねスムーズなグラベルなのが特徴で、速度域も高く、中低速コーナーと高速セクションを併せ持つなど、SSのキャラクターも多彩なラインナップを誇る。

 新型コロナウイルスの影響により、2020年の大会が中止となったことから、2021年のラリー・カムイは2年ぶりの開催に。今大会では、3日(土)のレグ1に6箇所、4日(日)のレグ2にも6箇所と、2日間で合計12本SSの設定され延べ108.84kmの競技区間で争われた。

 8月に第8戦『ラリー横手』、9月に第9戦『ラリー北海道』とグラベルイベントが続くことから、“グラベル3連戦”の初戦として、同時に今後のタイトル争いを占ううえでも注目を集めるなか、最高峰クラスのJN1クラスで幸先の良いスタートを切ったのは、WinmaX DLシムス WRX STIを駆る鎌田卓麻/松本優一組だった。

 地元ドライバーの鎌田は好天に恵まれた3日、オープニングのSS1でベストタイムをマーク。しかし、続くSS2では同じくスバルWRXを駆る新井敏弘/田中直哉組(富士スバル AMS WRX STI)がベストタイムをマークすると、新井はSS3でもベストタイムをたたき出し、総合トップで午前中のループを折り返す。

 一方、午後のループではトヨタGRヤリスGR4ラリーで初めてのグラベル戦に挑む勝田範彦/木村裕介組が猛追を開始。同じくGRヤリスを駆る奴田原文雄/東駿吾組(ADVAN KTMS GRヤリス)がSS5でミッショントラブルに祟られてマシンを止めるなか、勝田がSS4、SS5でベストタイムをマークし、一気に総合2番手に浮上した。

 結局、SS6でベストタイムをマークした鎌田がレグ1をトップでフィニッシュし、わずか2.4秒差の2番手で勝田、6.4秒差の3番手で新井がレグ1を走破。シュコダ・ファビアで第3戦から3連勝を飾って今戦を迎えた福永修/齊田美早子組(アサヒ☆カナックOSAMU555ファビア)が4番手につけるものの、すでにトップから15.3秒も引き離されていたことからトップ争いは“鎌田vs勝田vs新井”の3台に絞られることとなった。

■「これ以上ないぐらい攻めたけれど勝田選手が速かった」と新井敏弘

 明けた4日も好天に恵まれるなか、レグ2がスタートする。しかし、前日を総合首位で終えた鎌田がいきなり躓いてしまう。

「先頭スタートなので砂利が多くて苦労しました。新井選手と勝田選手のペースについていけなかったのでポジションキープに切り替えました」と語るように、鎌田はこの日のオープニングステージ(SS7)で4番手タイムと出遅れて総合2番手に後退すると、続くSS8で総合3番手に後退。JN1クラスの三つ巴のトップ争いから事実上脱落することとなった。

 対照的に好タイムを連発したのが勝田と新井で、今季トヨタに移籍した勝田がSS7でベストタイムを叩き出し、総合首位に浮上すると、スバルの新井も負けじとSS8、SS9でベストタイムをマークして首位を奪還するなど激しいシーソーゲームが展開された。

 こうしてトップ争いは新井VS勝田の一騎打ちとなるなか、SS10で両ドライバーは同タイムでベストタイムを分け合うなど、午後のループでも互いに譲らないバトルを披露。SS11を制した勝田が首位に浮上するものの、新井も0.5秒差の2番手につけるなど僅差の戦いが続くなか、勝負は最終ステージのSS12まで縺れることに。

 このSS12を制したのは勝田/木村組で「最後のSSは思いきり走りました。最後で勝つことができたのでうれしいですね。メカニック、エンジニアに感謝したいと思います」と勝田が語るように、GRヤリスが僅差の戦いを制し初の総合優勝を果たした。

 わずか0.7秒差で敗れた新井は「これ以上ないぐらい攻めたけれど勝田選手が速かった。クルマの調子は良かったので走り負けましたね」とコメント。惜敗の新井が2位、鎌田/松本組が2戦連続で3位表彰台を獲得した。

 JN2クラスではトヨタGR86-R3を武器に3連勝を果たしているヘイキ・コバライネン/北川紗衣組(AICELLOラックDL速心GT86R3)がレグ1をトップでフィニッシュするものの、ホンダ・シビックを駆る上原淳/漆戸あゆみ組が1.3秒差で2番手につけるなど序盤から激しいバトルを展開。

 レグ2はSS7を制した上原が首位に浮上するほか、SS8およびSS9でトップタイムをマークし、後続とのギャップを引き離していたのだが、SS10でリタイアを喫したことでコバライネン/北川組がこのグラベル戦を制し4連勝を達成した。

■JN3でもクラストップの車両がリタイア

 JN3クラスではトヨタ86を駆る曽根崇仁/竹原静香組が、レグ1のすべてのSSでベストタイムをマークするなどラリー序盤から猛威を発揮し、後続に23秒以上の差をつけてトップを快走する。しかし、レグ2のSS10で曽根/竹原組はリタイアに。代わってADVAN KTMS ヌタハラRS86をドライブし、レグ2の全ステージでベストタイムをマークした大竹直生/藤田めぐみ組が今季2勝目を獲得している。
 
 JN4クラスは、DLテインBRIG鋳造魂JPCシビックを駆る香川秀樹/松浦俊朗組が計4回のステージウインを飾ってレグ1を制覇。香川はレグ2でも計4回のベストタイムをマークするなど勢いをそのままに今季初優勝を果たしてみせた。

 マツダ・デミオを駆る地元ドライバーの松倉拓郎/尼子祥一組がSS1でベストタイムをマークしたJN5。このクラスではSS2以降、豊田自動織機・DL・ヴィッツをドライブする天野智之/井上裕紀子がベストタイムを連発し、2番手つける松倉/尼子組に26秒以上の差をつけてレグ1をトップでフィニッシュ。翌日のレグ2では松倉が4度のステージウインなどで猛追を披露したものの、天野がポジションをキープし今シーズン初のクラス優勝を飾った。

 JN6クラスではKYB DL アップガレージ Yarisの吉原將大/石田裕一組がレグ1から好タイムを連発。2日間で都合8回のステージベストタイムをマークするなど圧倒的なスピードをみせ見事、開幕5連勝を達成している。

 開幕戦の中止により、全9ラウンドとなったシーズンの前半5戦が終了した全日本ラリー。次戦第8戦『横手ラリー2021』は秋田県横手市を舞台に8月20~22日に開催される予定だ。
Posted at 2021/07/13 22:24:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2021年07月12日 イイね!

どんなモンスターマシンが誕生するのか

どんなモンスターマシンが誕生するのかポルシェ+リマック+ブガッティで合弁…新ハイパーカーメーカー誕生へ

ポルシェとリマックは7月5日、ブガッティとともに新しい合弁会社を設立することで合意した、と発表した。合弁会社の社名は、「ブガッティ・リマック」となり、新しいハイパーカーメーカーが誕生する。

合弁会社は、本社をクロアチア・ザグレブに置き、2021年の第4四半期(10~12月)に設立される予定だ。リマックはブガッティ・リマックの55%の株式を保有し、ポルシェは45%の株式を保有する。

ブガッティは現在、フォルクスワーゲングループの傘下にある。合弁会社のブガッティ・リマックの設立後、フォルクスワーゲングループが持つブガッティの株式は、ポルシェに譲渡される予定だ。ブガッティ・リマックは、2つの強力なブランドの遺伝子を組み合わせることにより、顧客にとっても従業員にとっても、魅力的な自動車会社になる、と自負する。

新しい合弁会社の下で、ブガッティとリマックの両ブランドは当初、ブガッティ『シロン』とEVのリマック『ネヴェラ』の2つのハイパーカーを生産する。ブガッティは合弁会社の設立後も、引き続きフランス・モルスハイムのブガッティの工場において、生産を行う。

なお、将来的には、共同開発のブガッティモデルも計画されている、としている。




新たなハイパーカー・メーカー登場 ポルシェ、ブガッティ、リマックの合弁会社設立

ポルシェAGとリマック(クロアチアに所在するEVスーパーカーメーカー)は、ブガッティをも組み込んだ合弁会社を設立することに合意したと発表しました。

ポルシェのオリバー・ブルーメCEOとマテ・リマックCEOはそれぞれの契約書に署名し、新しいハイパーカーメーカーの名前として「ブガッティ-リマック」とすることを発表しました。

この合弁会社は、ザグレブ(クロアチア)に本社を置き、複数の国の独占禁止法規制当局の事前承認を得た後、2021年第4四半期に設立される予定です。ブガッティ-リマックの合弁会社ではリマックが55%の株式を保有し、ポルシェが45%の株式を保有。ポルシェはまた、リマックの24%の株式を直接保有しています。

ブガッティは、現在の所有者であるフォルクスワーゲンから合弁会社に加わる形になり、その後、株式はポルシェに譲渡されることになり、フォルクスワーゲン・グループ傘下ではあるものの、ポルシェの子会社という形に変化することになります。

ブガッティ-リマックは、2つの強力なスーパーカー・ブランドであるブガッティとリマックのDNAを融合し、新たなバッテリー搭載のEVハイパーカー自動車会社が設立されることになります。

ポルシェAGのオリバー・ブルーメ取締役会会長は、「私達は、ハイパーカービジネスにおけるブガッティの強力な専門知識と、E-モビリティの分野において非常に有望なリマックの驚異的な革新力を融合します。ブガッティは、伝統に富んだブランド、アイコニックな製品、忠実な顧客基盤、そしてグローバルなディーラー組織を合弁会社に提供し、リマックは、テクノロジーに加えて、新たなハイパーカーの開発と組織的アプローチを提供します」と語っています。

ブガッティとリマックのブランドは、新合弁会社の傘下で、当初はブガッティ・シロンとフル電動のリマック・ネヴェラの2つのハイパーカーモデルを生産することになります。ブガッティ・オートモビルS.A.S.は新しい合弁会社の中に存続し、今後も、全てのブガッティモデルはフランスのモルスアイムにあるブガッティ工場で生産されます。将来的にはブガッティの電動化モデルの共同開発が計画されることになります。

ポルシェは2019年にリマックとの協業を開始しています。戦略的パートナーとして合弁会社ではリーダー的な役割を果たすことになります。オリバー・ブルーメ会長とルッツ・メシュケ(ポルシェAG財務およびIT担当の取締役会副会長)は、ブガッティ-リマックの監査役会のメンバーになり、マテ・リマックCEOが合弁会社のCEOに就任します。合弁会社設立時の従業員数は、ザグレブの本社に約300人、モルスハイムのブガッティ拠点に130人の合計約430人となります。


ポルシェとリマックがブガッティを組み込んだ合弁会社『ブガッティ-リマック』の設立で合意

 ポルシェは7月5日、クロアチアの電気スーパーカーメーカーであるリマックとともに、フランスの老舗スポーツカーメーカーのブガッティを組み込んだ合弁会社を設立することで合意したと発表した。新しいハイパーカーメーカーの名称は『ブガッティ-リマック』となり、クロアチアのザグレブに本拠を置く。

 モータースポーツの世界でも長年伝説を築いてきたブランドであるポルシェ、そしてブガッティ、さらに新興の電気スーパーカーメーカーであるリマックが、強力なブランドのDNAを融合するべく合弁会社を設立することになった。

 この新合弁会社はザグレブに本拠を置くが、複数の国の独占禁止法規制当局の事前承認が必要になるため、2021年第4四半期に設立される予定となる。ブガッティ-リマックではリマックが55%の株式を保有し、ポルシェが45%の株式を保有する。ポルシェはまた、リマックの24%の株式を直接保有している。一方、現在フォルクスワーゲンが所有するブガッティは、フォルクスワーゲンによって合弁会社に加わり、その後、株式はポルシェに譲渡される。今後ブガッティ-リマックは、ふたつの強力なブランドであるブガッティとリマックのDNAを融合し、魅力的な自動車会社を設立するとしている。

 今後ブガッティとリマックのブランドは、新会社の傘下で、当初ブガッティ・シロンとフル電動のリマック・ネヴェラのふたつのハイパーカーモデルを生産する。現在のブガッティ・オトモビルS.A.S.は新しい合弁会社の中に存続し、今後もすべてのブガッティモデルはフランスのモルスアイムにあるブガッティ工場で生産されるとしている。

 ポルシェAGの取締役会会長であるオリバー・ブルーメは「我々は、ハイパーカービジネスにおけるブガッティの強力な専門知識と、E-モビリティの分野において非常に有望なリマックの驚異的な革新力を融合する」と語った。

「ブガッティは伝統に富んだブランド、アイコニックな製品、忠実な顧客基盤、そしてグローバルなディーラー組織を合弁会社に提供し、リマックは、テクノロジーに加えて、新開発と組織的アプローチを提供する」

 またリマックの創設者兼CEOであるマテ・リマックは「本当にエキサイティングな瞬間だ。リマック・アウトモビリは急成長を遂げてきたが、この合弁会社は当社をまったく新しいレベルに引き上げる」とコメントしている。

「ブガッティとリマックはたがいに完璧に適合しており、どちらも重要な目的達成に貢献する。私たちは電気技術業界パイオニアとしての地位を確立しており、一方のブガッティは一世紀以上にわたるトップクラスの自動車開発の経験を備え、自動車業界の歴史の中で独自の優れた伝統をもたらす。将来的に非常に特別なプロジェクトを実施することを目標に、知識、テクノロジー、資産を結集する」

 ポルシェは、ブガッティ-リマックにとって戦略的パートナーとして合弁会社で強力な役割を果たす。オリバー・ブルーメとポルシェAG財務およびIT担当の取締役会副会長のルッツ・メシュケは、ブガッティ-リマックの監査役会のメンバーになり、マテ・リマックが合弁会社のCEOに就任する。



【新会社誕生】ブガッティ、EV導入後もエンジン存続 リマック・アウトモビリと合弁

ブガッティのオリジナリティ維持

text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)

translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

ブガッティは、EVメーカーであるリマックとの提携により、ラインナップの多様化と電動化を推進するが、長期的には内燃機関の提供を継続する。

ブガッティは、クロアチアを拠点とするリマック・グループの一員となり、リマック・アウトモビリと提携して新会社ブガッティ・リマックLLCを設立した。

この合弁事業の一環として、ブガッティは、リマックが開発した電動ドライブトレインとコンポーネントを将来のモデルに使用することができる。しかし、グループCEOのマテ・リマックは、ブガッティ初のEVモデルは、単にリマック・ネヴェーラを改造したものではないとしている。

「一部の人々が予想しているのは、ネヴェーラにブガッティのロゴを付けて、ブガッティと呼ぶことかもしれませんが、それは絶対にありえません。わたしはクルマ好きで、もちろん利益の出る会社にしたいとは思っていますが、今あるものをただ再利用するだけではありません」

「シロンのスタイルを変えたり、ハイブリッド化したりして新しいクルマを作るのではありません。わたし達は、完全に新しい製品を一から開発しています。それが最善の方法だと考えているからです。そして、それらの製品には内燃機関が搭載されます」

ブガッティが長年にわたり、ヴェイロン、シロンおよびその派生モデルに搭載してきたクワッドターボのW16が、このプロセスの一環としてハイブリッド化されるかどうかはまだ不明である。

電動化推進も内燃機関残す

ブガッティ・リマックの監査役であるポルシェのオリバー・ブルーメ会長は、次のように述べている。

「わたし達はシロンのビジネスを継続し、すでに新しいクルマのアイデアを持っており、非常にユニークな製品をもう一度開発することにしました」

「わたし達は、ブガッティのファンの声に耳を傾け、移行期には電動化を進めながらも、内燃機関を残そうと考えています。ブガッティでも、よりグレードの高い電動化を考えています」

ブガッティは、1991年に発売されたEB110以来のワンコアモデル戦略を超えて、マテ・リマックが言うところの「ハイパーカーだけではない製品」を投入していくという。

マテ・リマックは、これらの計画中のモデルがどのセグメントに投入されるかについては明らかにしなかったが、「非常にエキサイティング」で「他とは違う」モデルであることを約束し、ポートフォリオ全体でハイブリッドおよび完全電動パワートレインを用意すると述べた。

「この10年のうちに、完全EVのブガッティが登場することは間違いありません。しかし、その頃には内燃機関がまだ残っていると言えるでしょう。もちろん、完全な内燃機関ではありませんが、非常に高度にハイブリッド化されています」

ブガッティ、事業規模拡大

2020年初頭、ブガッティのCEOであるステファン・ヴィンケルマンはAUTOCARに対し、ブガッティの2番目のモデルは、シロンよりも「日常的」なアプローチで開発される可能性が高いと語った。

「わたしは、週末だけのクルマを作る必要はないと確信しています。これは日常的に使われるクルマです。そのためには、(シロンとは)異なる形状で、異なるミッションを持たなければなりません」

ヴィンケルマンはこう述べ、セカンドモデルラインを作るには、ブガッティの従業員と生産能力を2倍にする必要があると付け加えた。

ブガッティの姉妹ブランドであるランボルギーニは最近、スーパーキャパシタ技術によりV12エンジンに電動化を導入したが、マテ・リマックは、こうした装置は既存のクルマを「非常にマイルドにハイブリッド化」するために使用されるものであり、ブガッティのハイブリッドモデルは電動化にさらに大きく傾くだろうと述べた。



ブガッティとリマックが合併! 新会社「ブガッティ・リマック」の新CEOにマテ・リマックが就任 【動画】

世界最高の電動技術と110年の歴史がひとつの会社に

クロアチアを拠点とする自動車メーカー、リマック・アウトモビリ(Rimac Automobili)は、ブガッティ・アウトモビリと、デザイン、イノベーション、テクノロジーなど両社の専門性を融合した新会社の設立を発表した。新会社の名称は「ブガッティ・リマックd.o.o.(Bugatti Rimac d.o.o.)」となり、新CEOにはリマックを設立したマテ・リマックが就任する。

マテ・リマックは、2009年にクロアチアのヴェリコ・トルトヴィシチェにリマック・アウトモビリを設立。そのわずか11年後の2020年には1000名もの従業員を抱えるクロアチアを代表する企業へと成長させた。そして、2021年、リマックが持つ高い電動パワートレイン技術と、ブガッティが誇る110年にも及ぶ歴史が融合することになった。

ブガッティ・ブランドを傘下に収めたリマック

今回の決定により、リマックがフォルクスワーゲン・グループに加わり、実質的にブガッティを傘下に収めたことになる。ブガッティとリマックによる新会社を率いることになったマテ・リマックは、次のように意気込みを語った。

「短期間で急速に発展してきたリマックの歴史のなかで、本当にエキサイティングな瞬間を迎えました。今回の新しい事業は、まったく新たなレベルのものです。リマックとブガッティは、お互いの持ち味を活かした完璧な組み合わせとなるでしょう」

「私たちリマックは若く、機敏な自動車/テクノロジー企業であり、電動技術のパイオニアとしての地位を確立しています。先日発表したネヴェーラによって、エキサイティングで高品質なハイパースポーツを開発・製造できることを証明しました。そしてブガッティは、1世紀以上にわたる卓越した開発経験を持ち、歴史上最も優れた自動車ブランドのひとつとして、輝かしいレガシィを有しています」

「このふたつの素晴らしいブランドが知識、技術、価値観を融合することで、将来、真に特別なプロジェクトを生み出す可能性に、私は興奮を隠せません」

リマックを設立したマテ・リマックが新会社を統括

ブガッティ・リマックd.o.o.は、リマック・グループが全体の55%の株式を保有。さらにリマック・グループの持ち株比率は、オーナーのマテ・リマックが37%を維持し、ポルシェが24%、ヒュンダイ自動車グループが12%、その他の投資家が27%を保有する。

バッテリーシステムやドライブトレインなどEVコンポーネントの開発・生産・供給は、リマック・グループが100%出資する新会社「リマック・テクノロジー」が新たに担うことになった。今後もリマック・テクノロジーは、独立した会社として多くの世界的な自動車メーカーとの開発作業も行っていく。

新会社のリマック・テクノロジーを率いるのも、マテ・リマック。彼はリマック・グループのCEOとして、ブガッティ・リマックd.o.o.とリマック・テクノロジーの両社を運営する。ブガッティとリマックは、それぞれ別のブランドとして存続し、既存の生産拠点や販売チャネルを維持。ブガッティ・リマックd.o.o.は、ブガッティとリマックの将来を担う会社として、研究開発や生産などのリソースやノウハウを結集していく。

ブガッティを傘下に持つポルシェAGのオリバー・ブルーメ会長は、今回の新会社設立について、次のようにコメントした。

「私たちはブガッティの伝統的なハイパースピーツビジネスに、リマックの革新的な電動モビリティ技術を組み合わせます。ブガッティは、伝統的なブランド、象徴的な製品、忠実な顧客基盤、グローバルなディーラーネットワークをこの合弁会社に提供します。一方、リマックは最新技術に加えて、開発部門による組織的アプローチを提供することになります」

ブガッティとリマックの開発拠点はクロアチアに

今後リマック・グループは独自のハイパースポーツを開発するだけでなく、多くのグローバル企業に向けたシステムやテクノロジーを引き続き開発する。さらにこれらの革新的な電動技術は、ブガッティやリマックの将来のモデルにも展開される。

両ブランドは今後も独立して運営され、リマック・アウトモビリはクロアチアのザグレブ郊外にある現在の本社ファククトリーで生産。ブガッティの生産もフランスのモルスハイムで引き続き行われる。

ブガッティ・リマックd.o.oのグローバル本社は、ザグレブ郊外に2億ユーロを掛けて2023年にオープン予定の新ファクトリー「リマック・キャンパス」内に置かれる。敷地面積10万平方メートルを誇る最新ファクトリーでは、リマックとブガッティの両ブランドで展開されるハイパースポーツの研究・開発拠点となる。






ポルシェとEVメーカーのリマック、「ブガッティ」生産で合弁会社を設立

 フォルクスワーゲン(VW)グループのポルシェと、クロアチアの電気自動車(EV)メーカーのリマック・アウトモビリは6日、VW傘下の高級車ブランド「ブガッティ」を生産する合弁会社を新設することで合意したと発表した。

 合弁会社は「ブガッティ・リマック」で2021年10~12月期に設立する予定。クロアチアのザグレブに本社を置く。出資比率はリマックが55%、ポルシェが45%。ポルシェは3年前にリマックと提携、株式の24%を保有している。

 合弁会社はブガッティのハイパーカーモデル「シロン」とリマックのEV「ネヴィラ」を生産する。

 ブガッティ・オトモビルは合弁会社の傘下に入り、すべてのブガッティモデルはフランスのモルスアイムにあるブガッティの工場で生産する。将来的にはリマックとともに、ブガッティモデルの共同開発を検討する。

 合弁会社のCEO(最高経営責任者)にはリマック創業者兼CEOのマテ・リマック氏が就任、ポルシェで財務・ITを担当するルッツ・メシュケ副会長が監査役会入りする。
Posted at 2021/07/12 23:04:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記

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