2021年07月10日
【図説で愛でる劇中車 第20回】「ロボコップ」シリーズに登場した、近未来感を演出した車たち
第20回は、1980年代を代表するアメリカのSFアクション映画「ロボコップ」シリーズとその続編、さらに近年のリブート作、そしてTVシリーズまで範囲を広げ、登場した車を取り上げます。
ロボコップのパトカー「トーラス」と、印象的な映画オリジナルカー「SUX6000」
1987年公開の映画「ロボコップ」第1作。時は近未来、場所はアメリカ・デトロイト。かつて自動車産業が隆盛を極めた街は荒廃し、巨大企業「オムニ社(OCP=オムニ・コンシューマー・プロダクツ)」によって支配されていた。
多発する犯罪撲滅のため、オムニ社は殉職した警官・マーフィの体を使って、サイボーグ警官「ロボコップ」を生み出した……という導入で始まるロボコップ。
警察が舞台なので、映画内では多数のパトカーが出てきますが、基本的には1986年デビューの初代「フォード トーラス」を用いていました。
グリルレスのマスク、なめらかなデザインのトーラスは、近未来の世界観を演出するのに最適。マットブラックのボディカラーも退廃感の表現に効果的で、大きな改造なしで未来都市のパトカーのイメージを作り出していました。
なお、主人公マーフィ=ロボコップも、このトーラスで出動。サイボーグとはいえ、ロボットが車を運転するのって、なんだか妙な感じではありますが……(笑)。
第1作に出てくる車で、忘れてはいけないのが「SUX6000(SUVじゃないよ!)」でしょう。
古き良きアメリカ車のような大きな車体と、未来風の意匠を合体したSUX6000は、劇中のTVCMにも登場。「AN AMERICAN TRADITION 8.2 M.P.G.」というテロップが確認できますが、8.2 M.P.G.とは、マイル・パー・ガロンのこと。計算してみたらリッターあたり約3.5kmにしかなりません。燃費悪い(笑)!
そんな近未来車SUX6000ですが、ベース車は1977年型の「シボレーカトラス シュープリーム」という、古めのアメリカ車だったりするのは、面白いところです。
えっ、こんな車種にも? ロボコップが乗った意外な車とは
「ロボコップ」には、1990年の「ロボコップ2」、1993年の「ロボコップ3」という続編があり、基本設定は同じ。パトカーも、相変わらずトーラスが活躍します。しかも3作目になると、トーラスも「やられ役」に(涙)。
その「ロボコップ3」では、ロボコップはトーラス以外にも、なんとピンク色の「リンカーン コンチネンタル マークV」に乗って、相手を追いかけたりします。
また、ロボコップには、映画の設定をベースにしたTVシリーズも数本存在し、その中の「ロボコップ ザ・シリーズ」(1994年)では、ロボコップは1994年型「フォード マスタングGT」を使っていました。
なお、映画第1作の際は、出たばかりのトーラスのクリーンなイメージを、「バイオレンス色が強い映画で壊したくない」として、フォードは車両を提供していません。
でも、1990年代に入るともはやロボコップ人気は不動だったので、フォードは、発売直後のマスタングを提供。しかもそれは、高性能版「GT」のプロトタイプだったとのことです。
リブート版でも「トーラス」登場! なぜか日本の軽自動車も!?
ロボコップの名を冠した作品はこれだけでなく、1989年のアニメ版や2001年に再び製作されたTV版(プライム・ディレクティヴ)がありました。
映画では2014年、設定やストーリーを大きく変えたリブート版のロボコップを公開。ロボコップの乗り物も、バイクがメインになりました。
でも、やはりロボコップのパトカーといえばトーラス。2013年頃のトーラスに、映画の舞台・2028年をイメージした装飾が施されていました。目立った活躍はありませんが……(涙)。
そして、本作最大のナゾ(?)が、劇中に頻繁に登場する日本の軽自動車。
2000年前後の「ホンダ ライフ」、「ホンダ バモス」。さらには「スバル R2」が、北米(撮影自体はカナダ)の街を走り回っていること。軽自動車以外にも、「トヨタ WiLL VS」の姿なども確認できます。
これら車種は、海外では販売されていないはずなので、この映画のためにわざわざ輸入したのでしょうか。ライフやWiLL VSのデザインは未来的でもあるので、違和感なく画面内に映っていたことが思い出されます。
車好きにも見どころたっぷりなロボコップ
今回の「ロボコップ」は、映画・TVなどシリーズが多く、出てくる車も膨大です。画面のあちこちに映る車を見ているだけでも、車好きは楽しめそうです。
その中から6台を選ぶのはかなり悩みましたが、ひとこと言えるのは、やはりロボコップといえばトーラスである、と言うことです(笑)。
それでは次回の「図説で愛でる劇中車」をお楽しみに! 文・絵/遠藤イヅル※イラストの無断転載、改変その他類似の行為を禁じます※本記事は十分に調査したうえで掲載しておりますが、すべての情報の正確性において一切の責任を負うものではありません。あらかじめご了承ください
Posted at 2021/07/10 23:05:10 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2021年07月10日
【別注モデル】世界にたった2台! 964型ベースのルーフ「CTR」はどうして生まれた?
■フェラーリ「F40」よりも速かった「イエローバード」
ドイツのRUF、あるいはRUFを率いるアロイス・ルーフの名前は、スーパースポーツの世界に興味を持つ者にとって、常に注目のキーワードに違いない。
たとえば、ルーフが何かの新型車を発表した、あるいはアロイスが胸中に何かのプランを秘めている……といった情報は、スーパーカーのファンにとっても、またメディアにとっても、常に目を離してはならない話題といっていいだろう。
●RUFを有名にした「イエローバード」とは
RUFの名前を一躍有名にした存在といえば、プロトタイプが鮮やかなイエローで塗装されていたことから「イエローバード」と呼ばれた「CTR=カレラ・ツインターボ・ルーフ」(グループC・ツインターボ・ルーフとする説もある)だろう。
時はまさにスーパースポーツによる最高速戦争が、再び始まりを迎えた1980年代。200mphの壁を超えたフェラーリ「F40」は、323km/hの世界最速ホルダーになったが、RUFは数週間後にイエローバードで211mph(339.6km/h)を記録し、最高速を塗り替えてみせた。それはスーパーカーのファンにとって大きな驚きであり、RUFの名もまたイエローバードとともに世界に轟くことになった。
初代CTRのベースとなったのは、ポルシェ930型「911カレラ3.2」のホワイトボディである。RUFはこれにエンジンやサスペンションを始めとするメカニカルコンポーネンツを開発して独自のクルマを作り上げた。
したがってRUFは、ドイツの自動車工業会に認められた小規模ながら独立した自動車メーカーとして存在している。
■964ベースの貴重なCTRにつけられたプライスとは
●「イエローバード」とはこんなクルマ
RUFの最初のこだわりは、エアロダイナミクスの向上と軽量化にあった。リペアが楽なようにとスチール素材を用いていたドアやフェンダー、エンジンカバーなどは軽量なアルミニウム製に改められ、前後のバンパーにはグラスファイバーも使用されている。
リアバンパーに設けられたエアアウトレットやコンパクトなミラーなどを見れば、RUFのエアロダイアミクスへの取り組みがいかに積極的だったかを伺い知ることができる。
リアには当時のターボ風のウイングが装備され、キャビンにはレカロ製のレーシングバケットシートやロールケージなどのエクイップメントが装備される。
リアに搭載されるエンジンは、排気量を3.2リッターから3.4リッターへと拡大したツインターボチャージャー付きの水平対向6気筒SOHCだった。
最高出力は469ps、最大トルクは553Nmと発表されたが、RUFは常に世界中どこでもその環境下で得られるパワー表示しかしないのが常であるので、おそらくこのCTRも実際には500ps前後の最高出力を発揮していたと思われる。トランスミッションは5速MT。これもまたRUFによるオリジナルである
1987年から生産されたコンプリートのCTRは、諸説あるものの30台といわれている。
さらに2台のみ、930型の次世代モデルとなる964型911のホワイトボディから製作されたものが存在する。
正確にはアメリカに在住する964型911のカスタマー、ヘッドドール兄弟が各々の911をCTR化することを望み、ドイツへとクルマを送って作り上げられたものである。
●オークションに出品されたCTRのヒストリーとは
アロイス・ルーフにとっても、964型でCTRを製作することは歓迎すべき話だった。ヘッドドール兄弟は、アメリカのさまざまなモータースポーツイベントで優秀なリザルトを残しており、何よりその964型911はAWDの駆動方式を持つカレラ4だったからだ。
アロイス・ルーフはかねてからAWDに強い興味を抱いており、それが最善の駆動方式であるという確信を持っていた。つまり964型911カレラ4でCTRを製作できるのは、RUFとしても大いに価値のあることだったのだ。
ホワイトとブラックのカレラ4はほどなくRUF社へと届けられるが、そのうちの1台、ホワイトのモデルが今回アメリア・アイランド・オークションに出品されることになったのだ。
オークションの結果は、34万6000ドル(邦貨換算約3740万円)であった。世界でわずか30台ほどしか生息しないイエローバードのなかでも、さらに珍しい1台。それを実際に見るのは、絶滅危惧種の生物を見るより難しいのは確かだ。
Posted at 2021/07/10 23:01:46 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2021年07月10日
【スクープ】エアロダイナミクスの魔力,公開直前テックアート「GTストリートR」新型のスペックとは!?
911ターボSより大幅にエアロダイナミクスが改善
ドイツを拠点とし、ポルシェのチューニングを専門に手掛ける「THCHAT」(テックアート)が開発を進める『GTストリートR』市販型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder 7」のカメラがはじめて捉えた。テックアートは2016年、「ポルシェ911ターボS」をベースとするチューニングカー「GTストリートR」を発表しているが、その後継モデルとなる。
シュトットガルトのダウンタウンパーキングで捉えたプロトタイプは、「GT3」のような大きな給気口を備えたカーボンファイバー製のフロントフードを装備、フロントでのリフトが大幅に現象することにより、911ターボSより大幅にエアロダイナミクスが改善されている。またエアベントを備えるワイドなフロントフェンダー、新設計されたバンパーも確認できる。
リアエンドには、新しいディフューザーの上に配置されたアグレッシブなバンパーを装備。このディフューザーには1対の巨大なセンターエキゾーストパイプがインストールされている。しかし、後部で最大の変化は、カーボンファイバー製スポイラーだ。ワイドかつワイルドなウィングは、ダウンフォースを最大化しているという。また、足回りはカーボンファイバーエアロダイナミクスディスクを備えた「FormulaVI」レースホイールで武装している。
車内にはロールバー、スポーツシート、専用のステアリングホイールを装備し、カーボンファイバートリム、アルカンターラなど専用デザインになることも間違いないだろう。
その心臓部には、進化したターボチャージャーを搭載、2016年モデルでは最高出力770ps、最大トルク920Nmを発揮したが、新型モデルでは、最大800psへ向上すると予想されている。
Posted at 2021/07/10 22:56:32 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2021年07月10日
スバリストにお馴染みの「プロドライブ」! レース業界の「優勝請負集団」サクセス秘話
モータースポーツ活動事業の成就請け負い集団
プロドライブという名を聞くと、スバルのWRC参戦時代を想起させるクルマ好きも多いのではないだろうか?しかしレーシング現場を取り仕切り世界最高峰にのし上げてゆく遂行能力は、スバルばかりではなくフォード、ルノー、BMW、アストンマーチン、と驚くほど多くの自動車メーカーのワークス活動に展開されてきてもいる。プロドライブとは何か、枚挙にいとまがないだけに一面だけでもお伝えしよう。
WRCチャンピオンのコ・ドライバーのリチャーズ氏が設立
イギリスオックスフォード州バンブリーに拠点を構えるプロドライブ社は、ラリードライバーのアリ・バタネン(マシンはフォード・エスコートRS1800)とタッグを組み、コ・ドライバーとして1981年にWRCチャンピオンに輝いたデビッド・リチャーズ氏が、1984年に開設した小さなワークショップが起源だ。 わずか4人でスタートしたプロドライブは、5度にわたるWRCチャンピオン(マニュファクチャラーズチャンピオン3回、ドライバーチャンピオン2回)、さらにBTCCチャンピオンを5回獲得するなど、ラリーフィールドだけでなく、サーキットレースにも精通する高い技術力を有する。現在ではラリーやレースを通じて得たノウハウをベースに、モータースポーツ界以外の自動車業界にも参入している。
主力となるモータースポーツ活動では、エンジンやトランスミッション、シャーシなど、競技用車両のトータルプロデュース、製作、研究開発をおこなう。特にスバルと共に初代インプレッサで参戦したWRCでは1995、96、97年と3年連続でマニュファクチャラーチャンピオンを獲得したことが有名だ。
ほかにも前述のBTCC(イギリスツーリングカー選手権)にてBMW M3で参戦しチャンピオンを獲得。ほかにもWEC(世界耐久選手権)や世界ラリークロス選手権のオペレーションを担うなど最高峰のモータースポーツの世界で活躍を続けている。
こうしたモータースポーツで得たノウハウをベースにオリジナルのストリート用パーツのほか、わずか6.9kgの軽量折り畳み自転車や、電動化を見据えたフォードトランジットバンをベースとしたハイブリッド救急車の開発など幅広いニーズに応えるグローバル企業として注目されている。
開発能力は多くのスポーツパーツへも展開
WRCでスバルと手を取り合ったことで、以前オートメッセWEBでも紹介した初代インプレッサをベースとしたプロドライブP1やスバルR1をベースとした試作車のP2、さらには2代目インプレッサWRX STiに設定されたプロドライブスタイルなどの発売により、スバルファンからは一目置かれるメーカーだ。
ちなみに1998年に登場したスバル初代プレオRSに搭載されたマニュアルモード付i-CVT「スポーツシフト」の名称はプロドライブの登録商標で、以降3代目、4代目レガシィ、2代目フォレスター、2代目インプレッサなどのマニュアルモード付ATの名称は「スポーツシフト」に統一されていた。
一方プロドライブブランドのスポーツパーツはブリヂストンリテールジャパン株式会社がプロドライブ社のライセンス契約を受け、製造、販売を行っている。ブレーキシステムや車高調整式サスペンションをはじめ、鍛造アルミホイールはその精度の高さから多くのユーザーから人気となっている。
プロドライブ=スバルと思われがちではあるが、現在発売されているスポーツパーツのほとんどは、スバル以外の国産各メーカーのスポーツモデルに適合するアイテムが数多くラインアップされている。とはいえ、プロドライブというブランドはWRCでのイメージもあり、スバルオーナーから人気が高い。特にプロドライブブランドのホイールは、古くから5H PCD100というスバル車ならではの少数派の規格にも適合するものが多く設定されていることも人気の秘密だ。
ただ、最近ではトヨタ86やトヨタプリウスなど、人気モデルがこの規格としていることもあり、以前ほど選択範囲が狭いということもなくなってきたが、依然スバルオーナーからのプロドライブブランドの神話性は高いといえる。
Posted at 2021/07/10 22:54:43 | |
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自動車業界あれこれ | 日記
2021年07月10日
迫力満点!BMWの最上級クーペ「8シリーズ」に漆黒で統一された限定モデルFrozen Black Editionが登場
BMW8「BMW 8 Series Frozen Black Edition」
ビー・エム・ダブリューは、磨き上げられた美しさと、鍛え抜かれた走行性能を誇り、BMWクーペ・モデルにおける最上級モデルの証「THE 8」を冠したBMW 8シリーズをベースに、内外装を漆黒で統一することでスポーティーな個性と存在感を際立たせた限定車「BMW 8 Series Frozen Black Edition(ハチ・シリーズ・フローズン・ブラック・エディション)」の受注を、本年6月30日(水)午前11時より、BMWオンライン・ストア(https://online-store.bmw.co.jp/)限定で開始する。
BMW 8シリーズ クーペ5台、グラン クーペ15台の合計20台の限定販売となる。
「BMW 8 Series Frozen Black Edition」は、BMW伝統の直列6気筒エンジンを搭載したBMW 840iクーペ/グランクーペのM Sportをベースにした限定車で、専用装備を採用して内外装を漆黒に統一することで、BMW 8シリーズが誇るスポーティーさと精悍なデザインを際立たせ、圧倒的な存在感を放つモデルとなっている。
外装色には、BMW Individualの高品質ボディ・カラーであり、まさに漆黒と呼ぶに相応しいマット調の黒であるBMW Individualフローズン・ブラックを採用している。また、キドニー・グリルやテール・パイプ、20インチMライト・アロイ・ホイール728M、Mスポーツ・ブレーキ・キャリパーに至るまで全て黒で統一し、専用装備として採用している。グラン クーペには、さらに電動パノラマ・ガラス・サンルーフが装備されている。
内装も、専用装備となる黒のMスポーツ・シートに加え、アンソラジットのBMW Individualアルカンタラ・ルーフ・ライナー、ブラックのエクステンデッド・レザー・メリノ、BMW Individualピアノ・ブラック・トリムを採用している。
また、Bowers & Wilkinsダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システムも装備され、黒で統一された高品質なレザーおよびトリムと共に、BMW 8 Series Frozen Black Editionの唯一無二の世界観と、最上級クーペ・モデルであるBMW 8シリーズならではのラグジュアリーな室内空間を実現している。
メーカー希望小売価格(消費税込み)
■BMW 840i Coupe Frozen Black Edition ¥15,000,000
■BMW 840i Gran Coupe Frozen Black Edition ¥15,100,000
・上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格。また「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となる。
・右ハンドル、AT仕様。
関連情報:https://online-store.bmw.co.jp/
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
BMW最高峰の両モデルにオンライン限定車『BMW 8シリーズ・フローズン・ブラック・エディション』登場
BMWのクーペで最上級モデルの証『THE 8』の名を冠した『BMW 8シリーズ』をベースに、内外装を漆黒で統一することでスポーティな個性と存在感を際立たせた限定車『BMW 8 Series Frozen Black Edition(フローズン・ブラック・エディション)』が登場。2ドアのクーペ、4ドアのグランクーペともに6月30日(水)午前11時よりBMWオンライン・ストア限定で受注開始となっている。
今回のBMW 8シリーズ・フローズン・ブラック・エディションは、2020年に追加されたBMW伝統の直列6気筒エンジンを搭載した『BMW 840iクーペ/グランクーペ』のM Sportをベースとした限定車で、日本国内においてクーペ5台、グランクーペ15台の導入が計画されている。
このB58B30A型は度重なる改良を受け、最新ユニットでは最高出力340PS、最大トルク500Nmを発生し、全輪駆動のxDriveを採用するV8搭載モデルとは異なり、こちらも伝統のFR駆動方式を堅持。アダプティブMサスペンションやMスポーツディファレンシャルに加え、インテグレーテッドアクティブステアリングなど、ダイナミクス性能を支える最新装備を標準とする。
外装色にはBMW Individual(インディビジュアル)の高品質ボディカラーであり、漆黒と呼ぶに相応しいマット調の黒であるBMWインディビジュアル・フローズン・ブラックを採用し、キドニー・グリルやテールパイプ、20インチMライト・アロイ・ホイール728M、Mスポーツ・ブレーキキャリパーに至るまで、すべてを黒で統一した豊富な専用装備が採用された。またグランクーペには電動パノラマガラスサンルーフが装備されている。
一方の内装も、専用装備となる黒のMスポーツシートに加え、アンソラジットのBMWインディビジュアル・アルカンタラ・ルーフライナー、ブラックのエクステンデッド・レザー・メリノ、BMWインディビジュアル・ピアノ・ブラック・トリムを採用。Bowers&Wilkins(バウワース&ウィルキンス)ダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システムも装備され、黒で統一された高品質なレザーやトリムと併せ、唯一無二の世界観と、ラグジュアリーな室内空間を実現した。
さらに3眼カメラおよびレーダーを用いた最新の運転支援システムや、BMWが国内で初めて導入したハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能も搭載されており、全車右ハンドル仕様に。5台限定『BMW 840iクーペ・フローズン・ブラック・エディション』の価格は1500万円、クーペに対しホイールベースを200mm延長し、車体後半に専用設計のワイドボディとサスペンションを持つ『BMW 840iグラン・クーペ・フローズン・ブラック・エディション』は、15台限定で1510万円となっている。
BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp
Posted at 2021/07/10 22:48:29 | |
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