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2021年12月09日 イイね!

販売台数っていう意味では言うほど出てはいないんだね…もっと台数多くなっているかと思ったけど

販売台数っていう意味では言うほど出てはいないんだね…もっと台数多くなっているかと思ったけどロータス・エリーゼの生みの親 ジュリアン・トムソンxリチャード・ラックハム 前編

25年の歴史に幕を閉じるエリーゼ

1995年のドイツ・フランクフルト。ロータス・カーズは財政難に苦しむなかで、親会社のブガッティを率いるロマーノ・アルティオーリ氏のアイデアを元に、新しいスポーツカーを創造した。そのクルマには、孫娘のエリーサにちなんだ名前が与えられた。

自動車ファンの欲求を満たすモデルとして、当初は限定的な生産台数が想定されていた。しかしエリーゼは、ロータス・カーズ史上最も多売のモデルへと、またたく間に成長した。多様なモデルバリエーションを生み出しながら。

寂しいかな、何事にも終わりは来る。エリーゼは2021年をもって、3万5000台という生産台数で、25年の歴史に幕を閉じる。

そこで英国編集部は、ジュリアン・トムソン氏とリチャード・ラックハム氏を招聘し、誕生秘話を伺うことにした。ロータス・カーズが買い戻した、フランクフルト・モーターショーへ出展されたグリーンの初代エリーゼとともに。

クリエイティブなビジョンを持ち、最大の友人でもある2人は、公私ともに交流が深い。エリーゼのモデルライフに、誰より深く関わってきた。傑作プラットフォームを生み出すことで。

ラックハムは、1987年に技術者としてロータスへ入社。急速に拡大するへセルの開発現場で車両コンセプトのチーフへ就任し、確固たる地位を築いてきた。

他方のトムソンは、当時はロータスでデザイナーとして既に手腕を奮っていた。その後ジャガーに移籍するが、今はこれまでの経歴を活かしジュリアン・トムソン・デザイン社を立ち上げている。

忙しいお2人にご参集いただいた。早速エリーゼ誕生当時を振り返っていただこう。

VWのヘッドライトと同じ開発予算

リチャード・ラックハム氏(以降:RR)「当初の事業計画では、公道用モデルで年間750台を4年間製造する予定でした。ですが、その限られた数字では我慢を強いられる人が大勢いたんですね」

「主要なシャシー構造が設計された後に、ドアと屋根を追加する変更が加えられました。乗降性に制限が出た理由です。最初からドアとルーフが想定されていれば、だいぶ違っていたでしょう。当時のわれわれができる、最もシンプルなクルマでした」

「複雑さを増すことは、大きな問題になります。ボディはクラムシェル構造として一体化されており、実際とてもシンプルです。インテリアも同じ。何かを追加するほど、コストも増えます。パネルの数を減らすことが、重要な課題でした」

ジュリアン・トムソン氏(以降:JT)「準備できる専用の製造用機械の数は、極めて限定的でした。そのため、ウインカーとテールライトのレンズは、同じ成形型を用いています。それでも、大きな投資といえるものでした」

「いかに全体の予算が限られていたのかわかりますよね。わたしは1998年にロータスを離れ、フォルクスワーゲンへ移っています。そこで最初に関わったのが、ヘッドライトのデザイン。その部品1つで、エリーゼ全体の開発予算より多かったんですよ!」

グループCカーやバイクに影響

RR「開発の早い段階で、ドニントン・コレクション(英国のレーシングカー博物館)を訪ねています。グループCカーに乗ると、ドライバー両脇の燃料タンクが安心感を生み出していると思いました。それが、シャシー設計に影響を与えています」

「側面衝突に関する開発上の規定はありませんでした。でも、ベンチマークとしたケータハムが脆弱に感じられたことは確かです」

JT「(エリーゼは)レーシングカーに乗るような体験。すべての人に向けられたクルマではありませんが、魅力の1つです」

「デザイナーとして、ドアの追加には落胆していません。ボディのサイドラインが大きくえぐられており、ビーチバギーのようにも見えます。そのラインは、与えたいと思っていましたが」

「ビバリーヒルズ高校白書というドラマに、ポルシェ356スピードスターが登場します。そのサイドラインと低いプロポーションが、以前からとても好きでもありました」

「それと、バイクにも影響を受けています。ホンダCBRのエンジンカバーや、ヤマハのヘッドライト、燃料キャップなど。リチャードも、サンビームのバイクに影響を受けたようです」

「開発チームは驚くほど若かった。クルマに対する考え方や実用性には、深く考えが及んでいなかったといえます。でも、それが開発プロジェクトには良かったのだと思います」

RR「わたしはドゥカティ916を、彼はドゥカティ748というバイクを持っていました。能力が限られるなら、916並みにチャレンジングなことが必要になります」

プロジェクトのために生活をともにした

JT「デザインからエンジニアリングへ、切り替わった境界線はありませんでした。すべてが美しく、狙ったとおり。通常、車内の構造は殆どが覆われますが、エリーゼではほぼすべてが露出しています」

RR「ブガッティは、いつもそうでした。すべての部品は美しく丁寧に仕上げられます。それでいて、すべてが機能的な必要もある。考えが異なるメーカーもあります」

「交友関係は助けにもなりました。当時は2人とも独身で、プロジェクトのために生活をともにした感じ。いつもエリーゼのことを話し合っていましたが、楽しい時間でした。おかげで、創造的な部分の決断もスムーズでした」

「2人が仕事をしていたのは、それぞれのプレハブ事務所。小さなチームでしたが、同じ使命を持って働いていたと思います」

JT「当時のロータスは、いつ経営者が変わっても不思議ではない状態でした。ロータスは技術力に定評がありましたから、ロータス・デザインでも同様の信頼を構築したいと考えていました」

「ある時、大きな荷物が届いたんです。イタリアのデザイン事務所が手掛けた、エリーゼと新しい2+2モデルの、別のデザイン案だと聞きました。その時、われわれのアイデアはスケールモデルの段階に入っていました」

「スタジオの壁一面にデザイン・スケッチをピンで留め、どちらが良いか選出したんです。とても緊張する苦痛の時間でしたね。新しいロータスのスポーツカーを作りたいと、何年も働いてきたんです」

「選ばれるのは自分たちの案だと、強く望みましたよ。良く練られており、見た目も最高。幸運にもすべてが一体になっていましたから」

この続きは後編にて。



ロータス・エリーゼの生みの親 ジュリアン・トムソンxリチャード・ラックハム 後編

芸術性を端的に表すペダルボックス

ジュリアン・トムソン氏(以降:JT)「リチャードとエリーゼのデザインに関われたことは、とても良い経験になりました。彼は美しく見せることにも考えが及ぶ、素晴らしい技術者です。ミニマリスト的な構造の必要性を、明確に共有してもいました」

「可能な限りシンプルに、ごまかさない。サイドシルのソフトパッドも、必要だとは思いませんでした。当初はダッシュボードも構造が露出していたんです。最終的にカバーが付きましたが」

リチャード・ラックハム氏(以降:RR)「ヘッドライトはカウリングが前提で、発表段階では付いていました。111Sでは復活していますが、初期のエリーゼはコストの都合で省かれています」

JT「ペダルボックスの美しさは、彼の芸術性を端的に表している部分でしょう。美しく、機能的。エンジニア出身のアーティスト。とても特別な才能です」

RR「確かにこれまでに関わったプロジェクトでも、エリーゼのペダルは満足度の高い仕事の1つ。ロータスと刻まれていた初期のデザイン案は、踏むのには重すぎました」

「ロータスの技術者は、当時ランドローバーの新しい構造開発にも関わっており、わたしもその1人でした。プロジェクトは中止になりましたが、押出成形の可能性を知るきっかけになっています」

「接着結合がどれほど強固なのかは不明だったので、100mm四方の結合部分は、推測から出した大きさ。実際は、半分のサイズでも充分だったかもしれません」

コストを理由に一部で選ばれたスチール

RR「アルミ材の供給元、ノルウェーのノルスク・ハイドロ社は販売を拡大したいと考えていました。押出成形材で新しいことに取り組んでいるとも、知っていたようですね」

「反面、わたしたちは使用量の削減を模索していました。例えば、ルーノー・スポール・スパイダーのシャシー・ウオールの厚みは、溶接できるようにエリーゼの2倍あります」

JT「常にネイキッド・バージョンの考えはありました。最終的に、340Rでカタチになります。エリーゼは洗練され過ぎている、というケーターハム・オーナーからの要望に応えるために」

RR「押出成形材は、知覚品質の面でも意義があると気づきました。ドアヒンジにも用いています。機能だけでなく、造形として驚きや喜びも与えてくれます。品質も高く、剛性も確保できるので、サスペンションのアップライトにも採用しました」

「スパルタンなクルマとして、ピッタリですよね。リアのサブフレーブもアルミ材にしたかったのですが、エンジンの熱による影響を防ぐには重量が増え、コストも高くなる。そこで、適した素材としてスチールを選んでいます」

「シャシーのサスペンションマウント部分にも、スチール製のボビンが使われています。鉄とルミが接することで起きるガルバニック腐食が心配で、アルマイト素材を選びたかったのですが、コストが許しませんでした」

「サイドシルは100mm低くしています。車重は6kgから7kgほど増えていますが、乗降性を考えれば、その価値はありましたね」

ミニマルでも、すべてに特別感がある

JT「でも当時の自分たちにとって、乗降性はそもそも問題ではありませんでした。若かったので、ウサギのようにジャンプして乗れましたから」

「エリーゼのシートは、ランボルギーニ・ディアブロのモノがモデル。膨らませられるランバーサポートを付けてあり、良く機能します。ミニマルなクルマですが、すべてに特別感があります。サイドステップのプレートもカッコイイ」

RR「わたしがエリーゼのデザインで最も満足しているのが、インテークまわりからリアに向けて、パワー感が増していく雰囲気。古いスーパーカーのようにね」

「悪い部分は、恐らくサイドウインドウのワインダー。でも、ジュリアンに責任はありません。ワイーパーのアームも、あまり好きではないですね。もっとエレガントなカーブに作れたはず。ここまで丈夫そうな見た目である必要もない」

JT「テスラは、ロードスターを宇宙に打ち上げました。ヘネシーのモデルでは、世界最速のフロントガラスにもなりました。スバッロのコンセプトカーでは、水中にも潜っています。世界で最も有名なフロントガラスかも」

RR「フロントガラスは、シングルワイパーで拭ける曲面で仕上げてあります。これも、大きな制限でした。レースカーと同じ構造ですし、シンプルで安価に作れる。2脚のシートが近い理由も、ガラスを拭ける面積が小さいためです」

自分のための設計が導いたベストな結果

JT「ボディのリア・クラムシェルは、少しワイド過ぎたと思います。製造プロセスを短くするという点でも誤算でした。リア側のエアベントがフェイクなのも、気に入らないポイントですね」

「押出成形材の構造や結合部分、ペダルの造形などはとても気に入っています。自分がエリーゼで気に入らないことは、うるさすぎること。メカニズムの音が」

RR「当時は、ノイズや振動に関する要件はありませんでした。純粋に、楽しむためのクルマでした」

JT「それと、オーナーという視点では、バッテリーへのアクセスが悪い。(トムソンはエリーゼ・シリーズ1のスポーツ160を所有している)」

RR「重量配分という点で、可能な限り低い位置に搭載されているんです」

JT「一般的な自動車会社では、デザイナーがエンジニアと緊密に連携しながら仕事を進めることは珍しい。でも、お互いの考えや意思を尊重することで、純粋に良いものを仕上げることができます」

「エリーゼのようなクルマをもう一度作れれば、と時々想像します。でも考えるほどに、現在では難しい。それがユニークなところでしょう」

「最近まで働いていたJRL(ジャガー・ランドローバー)には、1万人の技術者がいます。でも、エリーゼに携わったのはほんの数名。自分たちのクルマを、自分たちで作っているようでした。自分のための設計ですから、ベストな結果が得られるわけですよ」
Posted at 2021/12/09 21:10:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2021年12月08日 イイね!

FFでこの馬力だったらマツダスピード名乗って良いんじゃない?

FFでこの馬力だったらマツダスピード名乗って良いんじゃない?マツダ3 に250馬力の2.5ターボ設定…米2022年型

マツダの米国部門は12月2日、『マツダ3』(Mazda3)の2022年モデルを発表した。今冬、米国市場で発売される予定だ。

◆自然吸気の2.5リットル車に「カーボンエディション」
2022年モデルには、4ドアセダンの入門グレード「2.0」に、2.0リットルの「SKYACTIV-G 2.0」を搭載する。この直噴2.0リットル直列4気筒ガソリン自然吸気エンジンは、駆動方式がFFの場合、最大出力155hp、最大トルク20.7kgmを引き出す。

「2.5S」グレードには、直噴2.5リットル直列4気筒ガソリン自然吸気エンジンの「SKYACTIV-G 2.5」を搭載する。最大出力は186hp/6000rpm、最大トルクは25.7kgm/4000rpm。気筒休止技術を採用して、燃費性能を追求した。トランスミッションは6速ATを組み合わせる。ハッチバックとセダンの2種類のボディに設定する。

この2.5 Sには、「カーボンエディション」が用意される。ポリメタルグレーのボディカラーに、赤いレザー内装を組み合わせた。アルミ製スピーカーグリル、ブラック仕上げの18インチアルミホイール、Bose製12スピーカープレミアムオーディオを装備している。

◆マツダ・コネクテッド・サービスと最新の「i-ACTIVSENSE」
全車にLEDデイタイムランニングライト、自動オン/オフLEDヘッドライト、LEDテールライト、16インチアルミホイール、マット仕上げのフロントグリル、バックカメラ、レインセンサーワイパーなどを標準装備した。インテリアは、8.8インチの大型センターディスプレイ、Bluetoothハンズフリー通話&オーディオ、2つのUSBポート、HDラジオを備えた8スピーカーサウンドシステム、プッシュボタンスタート、電動パーキングブレーキを装備する。

また、「マツダ・コネクテッド・サービス」が3年間付帯する。「MyMazda」アプリを通じて、車両の機能をモニターし、遠隔で制御できる。車内Wi-Fiホットスポットも、3か月または2GBのトライアルで利用できる。

2022年モデルでは、先進運転支援システム(ADAS)として、最新の「i-ACTIVSENSE」を全車に標準化した。最新のi-ACTIVSENSEには、ドライバーアテンションアラート、スマートブレーキサポート、レーンキープアシスト、車線逸脱警告、ハイビームコントロール、ストップ&ゴー機能付きのマツダレーダークルーズコントロールなどが含まれている。

◆2.5ターボはスポーティな内外装
2.5リットルターボエンジン搭載車「2.5ターボ」を設定する。北米向けの『CX-9』、『マツダ6』、『CX-5』に搭載されている直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」を積む。2.5ターボは、ハッチバック(日本名:「ファストバック」に相当)とセダンに用意される。

2.5ターボには、スポーティな内外装が採用される。エクステリアは、グロスブラック仕上げのフロントグリル、フロントバンパー下部の専用装飾が特長だ。大型テールパイプ、グロスブラック仕上げのヒーター付きドアミラー、リアとエンジンカバーの「TURBO」エンブレムも装備されている。グロスブラック仕上げの18インチアルミホイールも装着した。インテリアには、パドルシフト付きの革巻きステアリングホイール、フレームレスの自動調光ルームミラー、クローム仕上げのプッシュボタンスタートなどが専用装備されている。

また、2.5ターボには、「プレミアムプラス」を用意。セダンにはトランクスポイラー、ハッチバックにはルーフスポイラーとフロントエアダムを装備する。レザーシートは、ハッチバックの場合は黒または赤、セダンの場合は黒または白が選べる。

◆SKYACTIV-G 2.5Tは最大トルク44.2kgm
SKYACTIV-G 2.5Tエンジンには、マツダの「ダイナミック・プレッシャー・ターボ」を採用する。新設計のポートを使用してターボチャージャー内に空気を取り入れることで、ほぼ即座にブーストが得られるのが特徴だ。

排気脈動を制御して、ターボエンジンの効率を高めることを目指した。速度域に応じて排気経路を切り替える可変バルブと、ターボエンジンに最適化した4-3-1排気マニフォールドにより、低速から高速まで広い範囲で高い過給性能を実現した。マツダによると、自然吸気エンジンのような素早い応答性と力強い低速トルクを発揮するという。

マツダ3の2.5ターボの米国仕様のスペックは、オクタン価87のガソリン使用時が最大出力227hp、最大トルク42.8kgmだ。オクタン価93のプレミアムガソリン使用時には、最大出力は250hp、最大トルクは44.2kgmに向上する。このエンジンは、マツダ3に合わせて最適に調整されており、情熱的なドライバーが期待するドライビングダイナミクスを実現しているという。

◆2.5ターボは4WDの「i-ACTIV AWD」と組み合わせ
また、2.5ターボには、4WDの「i-ACTIV AWD」を組み合わせる。i-ACTIV AWDは、タイヤの動きやGセンサーなどの情報か、車両の走行状態をリアルタイムに検知し、路面状況やタイヤの荷重状態の変化を素早く予測する。これにより、状況に応じて前後輪へのトルク配分を自動的に最適化する。

雨や雪などの滑りやすい路面をはじめ、ドライ路面においても4輪のタイヤの力を効率的に引き出せるように適切にトルクを配分し、スムーズで安定した走りを追求する。また、「G-ベクタリング コントロール(GVC)」と協調制御を行い、ニュートラルなコーナリング性能を実現しているという。



最強ターボ仕様は250馬力! スポーティな新型「マツダ3」発表! 最新モデルを北米で販売へ

■多くのi-Activsense安全装備が標準装備

 マツダの北米法人は2021年12月2日、北米仕様の「マツダ3」について、一部改良を含む2022年モデルを発表しました。

 マツダ3はセダンとハッチバックの2タイプがあり、3つのエンジン、2つのパワートレイン、多くのパッケージオプションの選択肢が用意されています。

 マツダ3の全モデルには、ストップ&ゴー機能付きマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)、スマート・ブレーキ・サポート(SBS)、レーンキープ・アシスト付き車線逸脱警報、ドライバー・アテンション・アラート、ハイビーム・コントロールなど、多くのi-Activsense安全装備が標準装備されています。

「マツダ3 2.0」は、最高出力155馬力、最大トルク150Nmを発揮するスカイアクティブG 2.0リッターエンジンを搭載。6速AT、前輪駆動、G-ベクタリングコントロールプラスを組み合わせたセダンタイプのモデルです。

 内装は、8.8インチのセンターディスプレイに最新のマツダ・コネクト・インフォテイメントシステムを搭載。そのほか、プッシュボタンスタート、リモートキーレスイルミネーションエントリー、リアビューカメラ、フロントUSB入力2系統、Bluetooth、8スピーカーサウンドシステム、電子パーキングブレーキ、レインセンサーワイパー、ブラッククロスシートなどを標準装備しています。

 外装は、LED照明(自動オン・オフヘッドランプ、コンビネーションテールランプ、デイタイムランニングランプ)、マット仕上げのフロントグリル、シルバー仕上げの16インチアルミホイールなどを採用しています。

「マツダ3 2.5S」は、最高出力186馬力、最大トルク186lb-ftを発揮するスカイアクティブG 2.5リッターエンジンを搭載し、ハッチバックとセダンの2タイプを用意しています。

「マツダ3 2.5S SELECT」は、「Preferred」「Premium」「Turbo」の各グレードにプラチナクォーツメタリックが設定されます。

 このモデルは、ブラインドスポットモニター(リアクロストラフィックアラート付)、マツダアドバンストキーレスエントリーなどの便利な機能が追加されています。

 デザイン面では、ブラックレザレットシート、本革巻ステアリングホイール&シフトノブ、18インチアルミホイール(ハッチバックはグレー仕上げ、セダンはシルバー仕上げ)などを採用しています。

「マツダ3 2.5S PREDITION」は、i-Activ四輪駆動をオプション設定。このパッケージはパワームーンルーフ、ブラックまたはグレージュのレザーシート(オプション)、前席シートヒーター、運転席8ウェイパワーシート(パワーランバーサポート、シートメモリー付)、グロスブラックフロントグリル、メモリー機能付ドアミラーなどが含まれています。

「マツダ3 2.5S カーボンエディション」は、2021年の同モデルが好評だったことを受け、2022年モデルも設定。このモデルは、自然吸気のスカイアクティブG 2.5リッターエンジンと6速ATを搭載したFF車で、ハッチバックとセダンの2タイプを用意しています。

 ポリメタルグレーの外装色とレッドの本革で構成され、Preferredパッケージの装備を継承しつつ、Bose 12スピーカープレミアムオーディオ、ブラック仕上げ18インチアルミホイール、グロスブラックヒーテッドドアミラーを追加しています。

■ターボモデルも設定! 最新2022年モデルの価格は?

「マツダ3 2.5S プレミアムパッケージ」は、Preferredパッケージに加え、Bose 12スピーカープレミアムオーディオ、衛星ラジオ、フルカラーフロントガラス投影型アクティブ・ドライビング・ディスプレイ、パドルシフト、アダプティブ・フロントライティング・システム、シャークフィンアンテナなどを装備しています。

 本革シートは、ハッチバックにはブラックまたはレッド、セダンにはブラックまたはホワイトを設定。また、18インチアルミホイール(ハッチバックはブラック仕上げ、セダンはブライト仕上げ)、LEDシグネチャーイルミネーションヘッドランプ&テールランプを装備しています。

 なお、ハッチバック(2WD)は、スカイアクティブMT(6速MT)を搭載しています。

「マツダ3 2.5ターボ」は、スカイアクティブG 2.5ターボエンジンを搭載し、ハイオク燃料だと最高出力250馬力、最大トルク320lb-ftを発揮します。レギュラー燃料の場合は、227馬力、310lb-ftです。6速ATとi-Activ AWDを標準装備しています。

 装備は基本的にマツダ3 2.5Sプレミアムパッケージと共通ですが、本革シートとマツダナビゲーションシステムは含まれていません。

 標準仕様のターボモデルは、パドルシフト付本革巻ステアリングホイール(ヒーター付)、ブラックまたはグレージュの本革シートなどが装備されています。

 外装は、グロスブラックの18インチアルミホイール、グロスブラックのヒーテッドドアミラー、グロスブラックのフロントグリルなどを採用。さらに専用色として「ポリメタルグレー」を設定しています。

「マツダ3 2.5ターボ プレミアムプラス」は、グロスブラックのエアロダイナミクスアクセントを採用し、洗練されたスタイリングを実現。セダンにはリアリップスポイラー、ハッチバックにはリアルーフスポイラーとフロントエアダムを装備しています。

 また、レザーシートは、ハッチバックにはブラックとレッド、セダンにはブラックとホワイトの2色が用意されました。

 さらに、トラフィックジャムアシスト、360°ビューモニター(フロント&リアパーキングセンサー付)、ホームリンク(フレームレスオートディムバックミラー)などを搭載し、利便性を向上させています。

※ ※ ※

 北米仕様のマツダ3(2022年モデル)の価格は、セダンが2万800ドル(約235万円)から3万3100ドル(約375万円)、ハッチバックが2万2750ドル(約260万円)から3万4400ドル(約390万円)です。今冬からの販売が予定されています。
Posted at 2021/12/08 22:50:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2021年12月08日 イイね!

まったくもってこのアプリの使い所がわからないな…起動していたら距離が増える訳でもなく

まったくもってこのアプリの使い所がわからないな…起動していたら距離が増える訳でもなくスバリスト向けアプリ「SUBAROAD」登場…スバル車に最適なドライブコースを提案

SUBARU(スバル)は12月7日、走りがいのある道と、新しい発見を提供する、スバルオーナーのためのドライブアプリ「SUBAROAD(スバロード)」をリリースした。

SUBAROADは、スバルが中期経営ビジョン「STEP」で掲げる「コネクトを活用した新価値創出」の日本国内における取り組み第1弾。効率を最優先して目的地へ移動する従来のカーナビゲーションでは必ずしも案内されなかったワインディングロードや、海や山など自然の景観を楽しめる道、地域の魅力を感じられる名所等、スバル車の基本性能の高さと地域の特色を愉しみながら気持ちよく走ることのできるドライブコースを案内する。ユーザーは複数のドライブコースから好みのプランを選択し、好みの経由地を追加してコースをアレンジできる。

また、クルマの位置情報とリアルタイムに連動した地域の歴史や観光情報を音声コンテンツにて紹介する機能や、定額制音楽ストリーミングサービスAWAとの連携により、その道や車窓から見える景色に合った音楽を流す機能を搭載し、ドライブを盛り上げる。

SUBAROADはまず、伊豆エリアの3コースで開始。順次エリアを拡大していく予定だ。




近道より面白い道をご案内! スバル車ユーザー向けのドライブアプリ「スバロード」が登場


スバルは2021年12月7日(火)、スバル車ユーザーに向けてワインディングや景観が楽しめる道や名所を案内するスマートフォン用のドライブアプリ「SUBAROAD(スバロード)」をリリースした。効率を最優先して目的地に移動する従来のカーナビゲーションでは必ずしも案内されなかった、スバル車ならではの走りを体感できるルートを紹介するドライブアプリだ。

運転そのものを楽しんでほしい! という思いから誕生した

スバロードはクルマに乗ることを単なる移動手段としてではなく、運転そのものを楽しむドライブ体験を提供する目的で登場した。

スバルでは現行モデルのレヴォーグや新型WRX S4、かつてのレガシィなどグレード名に「GT」を用いることが多いが、これは「グランドツーリング」の略称で遠くまで快適に走るためのクルマを主張する意味合いが強い。

そうした基本性能の高さを存分に楽しんでもらうためのルートを案内するのがスバロードだ。

アプリではワインディングロードや、海や山など自然の景観を楽しめる道、地域の魅力を感じられる名所など、スバル車の基本性能の高さと地域の特色を楽しみながら気持ちよく走ることのできるドライブコースを案内する。現在は伊豆半島の3コースのみだが、順次エリアを拡大していく予定だ。

アプリでは通ったルートのバッヂ収集や走行距離、ドライブログも確認できる

スバロードはiOSとAndroidに対応しており、App Store とGoogle Playから無料でダウンロード可能。SUBARU IDを持っている人なら誰でも登録できる。アプリ内では走行距離やドライブログだけでなく、愛車との思い出に残る特徴的な道をリワードバッヂとして獲得することができ、アプリ内にコレクションされる。

実際に通っている場所の歴史や観光情報も紹介

また、クルマの位置情報とリアルタイムに連動した地域の歴史や観光情報を音声コンテンツで紹介する機能や、定額制音楽ストリーミングサービス「AWA」との連携により、その道や車窓から見える景色に合った音楽を流す機能を搭載して、ドライブを盛り上げる。

スバル車ならでは走行性能を存分に楽しめるアプリとして、新しい発見があること間違いなし。スバル車ユーザーはぜひダウンロードしてドライブを楽しんでみてほしい。

【筆者:MOTA編集部】




スバル、カーナビでは案内しないドライブコースを案内するドライブアプリ「SUBAROAD」をリリース


 スバルは7日、スバルユーザーのためのドライブアプリ「SUBAROAD(スバロード)」を発表した。カーナビゲーションでは必ずしも案内されなかったワインディングロードや自然の景観を楽しめる道、名所などのドライブコースを案内する。

 クルマの位置情報とリアルタイムに連動した地域の歴史や観光情報を音声コンテンツで届ける機能や、定額制音楽ストリーミングサービスのAWAと連携した、道や車窓から見える景色に合った音楽を流す機能を搭載する。スバロードは中期経営ビジョン「STEP」で掲げる「コネクトを活用した新価値創出」の国内における取り組みの第1弾。




スバル オーナー向けドライブアプリ「SUBAROAD」を公開

スバルは2021年12月7日、走りがいのある道や、新しい発見を提供する、オーナーのためのドライブアプリ「SUBAROAD(スバロード)」をリリースした。このスマートフォン用のアプリは App Store、Google Playでダウンロードすることができる。

「SUBAROAD」は、中期経営計画の中で、コネクト技術を活用した新価値創出という課題に対する、日本国内における取り組みの第1弾としている。

ワインディングロードや、海や山など自然の景観を楽しめる道、地域の魅力を感じられる名所など、スバル車の走りと地域の特色を楽しみながら気持ちよく走ることのできるドライブコースを案内するアプリだ。

また、クルマの位置情報とリアルタイムに連動した、地域の歴史や観光情報を音声コンテンツで紹介する機能や、定額制の音楽ストリーミングサービス「AWAR」との連携により、その道や車窓から見える景色に合った音楽を流す機能を搭載し、ドライブを盛り上げることを目指している。

なお、今回のリリースは伊豆エリアの3コースで、今後は順次エリアを拡大していく予定となっている。

「SUBAROAD」WEBサイト:https://sdi-lab.jp/subaroad/


スバル車で走る楽しさをより味わえる! スバルがドライブアプリ「SUBAROAD」をリリース

■スバルがスバルオーナーのためのドライブアプリ「SUBAROAD」をリリース

 スバルは、スバルオーナーのためのドライブアプリ「SUBAROAD(スバロード)」を2021年12月7日にリリースしました。

 スバロードは、スバルが掲げている中期経営ビジョン「STEP」のなかの「コネクトを活用した新価値創出」の日本国内における取り組みの第一弾。

 アプリ内では、カーナビでは案内されなかったワインディングロードや、海や山など自然の景観を楽しめる道、地域の魅力を感じられる名所など、スバル車の基本性能の高さと地域の特色を楽しめるようなドライブコースを案内。

 このほか、クルマの位置情報とリアルタイムに連動した地域の歴史や観光情報の音声コンテンツ機能や、定額制音楽ストリーミングサービスAWAとの連携により、その道や車窓から見える景色にあった音楽を流す機能などが搭載されています。

 また、スバロードで走ったルートや道、時間はアプリ上で表示され、SNSにシェアすることも可能です。

 なお今回のリリースは、西伊豆や伊豆半島など伊豆エリアの3コースで、今後順次エリアを拡大していく予定としており、公式Webサイトでは千葉/房総、奥多摩/甲州などが開発中となっています。
Posted at 2021/12/08 20:38:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記
2021年12月07日 イイね!

もう9年になるのか〜まだまだ頑張ってもらわないとな

もう9年になるのか〜まだまだ頑張ってもらわないとなもうソロソロ弄れる所も無くなって維持する方にシフトしないといけないかな?なんて思う余裕もないのですが…何故w
2021年12月06日 イイね!

今回WRXも出た訳だしレヴォーグをWRXフェイスにスワップするためのフェンダーモールとかどっか商品化してくるんかな〜

今回WRXも出た訳だしレヴォーグをWRXフェイスにスワップするためのフェンダーモールとかどっか商品化してくるんかな〜売れすぎるとスバルが困る!? 走り派のレヴォーグ選びが新登場2.4Lターボ一択な理由は“速さが違う”から

マイナーチェンジしたレヴォーグも新型WRX S4の2.4Lターボを搭載

スバル「WRX」がフルモデルチェンジで、2.4Lガソリン直噴ターボの「FA24DIT」を搭載したことが話題ですが、2.0Lターボを積んだ先代モデルよりスペック上の最高出力が落ちているのはどうなのよ? という見方も出ているのはご存知の通り。

そして同じような指摘は11月25日にマイナーチェンジした「レヴォーグ」のオーナーからも出ています。レヴォーグにもこの2.4Lガソリン直噴ターボのFA24DITエンジンを搭載する「STIスポーツR」が登場しましたが、やはり最高出力は202kW(275PS)で、先代レヴォーグの2.0Lターボの最高出力221kW(300PS)と比べると見劣りします。

一番ショックを受けたのはMC前のレヴォーグを買ったオーナー!?

しかし、それ以上に聞こえてくるのがダウンサイジング指向の完全新設計エンジン「CB18」を積むグレードを買ってしまったオーナーの声です。

1.8LのリーンバーンターボであるCB18型エンジンは熱効率に優れると同時に、リニアリティにもこだわるなど非常に意欲的なガソリン直噴ターボなのですが、経済性に考慮したレギュラーガソリン仕様であり、また環境性能にも注力しているため、最高出力は130kW(177PS)と控えめです。

旧型レヴォーグの1.6Lターボ仕様よりは速くなったと感じますが、同じ旧型でも、2.0Lターボから乗り換えたユーザーの中には、もっとパフォーマンスが欲しかったと感じた人も多いでしょう。わずか1年での2.4Lターボ登場には、「知っていれば待っていたのに!」という気持ちにもなるのではないでしょうか。

サーキットでも2.4Lターボが圧倒的な差をつける

実際のパフォーマンスにそれほど差がなければ諦めもつくのですが…残念ながら2.4Lターボと1.8Lターボのレヴォーグとでは圧倒的な性能差があります。

筆者は、約1年前にデビュー直前のレヴォーグ(1.8Lターボ)を袖ヶ浦フォレストレースウェイで試乗する機会がありました。そして、今回新たに追加される2.4Lターボのレヴォーグも同じ袖ヶ浦フォレストレースウェイで試乗しています。

いずれもGPSデータの取れるアクションカムでインカー映像を記録していたので、あらためてGPS計測による速度を比べてみることにしました。はたして、どれほどの速度差があるのでしょうか。

ちなみに昨年の試乗時は制限がない状態でしたが、2.4Lになったレヴォーグの試乗時にはメインストレートにクランクが用意され、1コーナーと3コーナーの入口がパイロンで制限されるなど速度を抑える設定になっていました。こうした条件の違いから、今回は1コーナーを曲がって下りながら加速して3コーナー手前で記録した最高速で両車を比べてみることにしたのです。

結論をいえば、新しい2.4Lターボエンジンのパフォーマンスは圧倒的でした。

レヴォーグSTIスポーツR(2.4L):148.8km/h
レヴォーグSTIスポーツ(1.8L):124.8km/h

気温などの条件も違いますし、最高速を狙っていたのではなく、クルマのキャラクターに合わせて運転していた部分もあるので、比較データとしてあくまで参考レベルですが、これほどの差があれば、乗り方で逆転するということはないでしょう。

2.4Lターボ搭載の新型レヴォーグ一狙いなら急げ!

結論です。パワーやスピード重視なら、新たに登場した2.4Lターボ搭載の「STIスポーツR」一択! そして2.4Lターボ車が欲しいのであれば早めのオーダーが吉!! あくまで噂話ですが、一定期間に販売できる台数には制限があるというのです。

その理由として挙がっているのが、WLTCモードで13.1km/Lとなってしまう2.4Lターボ車をあまりたくさん売ってしまうと、CAFE(企業別平均燃費基準)規制でスバルが不利になってしまうからだと聞くと、リアリティを感じます。

販売制限がかけられるのかどうか確実なことはいえませんが、スバルとして売りたいけど売れすぎると困るのが、新登場した2.4Lターボエンジンというのは間違いないようです。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)


SUBARUレヴォーグがマイナーチェンジ。新開発2.4リットル直噴ターボ"DIT"エンジンを搭載する「STI Sport R」を新規にラインアップ

SUBARUがレヴォーグの一部改良を実施。機能装備のバージョンアップや新ボディカラーの採用、新開発2.4リットル直噴ターボエンジンを搭載する「STI Sport R」の新設定などを敢行

 SUBARUは2021年11月25日、人気パフォーマンスワゴンのレヴォーグの改良モデルを発表した。

車種展開は以下の通り。
GT:310万2000円
GT EX:348万7000円
GT-H:332万2000円
GT-H EX:370万7000円
STI Sport:370万7000円
STI Sport EX:409万2000円
STI Sport R:438万9000円
STI Sport R EX:477万4000円
月販計画は従来と同様、2200台に設定している。

「SUBARUの未来が、ここから始まる」と謳って昨年10月にデビューした第2世代のレヴォーグは、SUBARUに脈々と受け継がれる「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」というグランドツーリングのDNAを継承し、そのうえでSUBARUの最新技術を鋭意結集して「先進安全」「スポーティ」「ワゴン価値」という3つの価値を革新的に進化させたパフォーマンスワゴンに仕立てている。今回の改良は、その価値をいっそう高める目的で、機能装備のバージョンアップや新ボディカラーの採用、そして新開発の2.4リットル直噴ターボエンジンを搭載する「STI Sport R」の新設定などを実施した。

 注目の新グレード、STI Sport Rから解説しよう。SUBARUのモータースポーツ活動を統括するSTIとともに開発したSTI Sport Rは、パワーユニットにFA24型2387cc水平対向4気筒DOHC16V・デュアルAVCS直噴ターボ“DIT”エンジンを搭載。最高出力は275ps/5600rpm、最大トルクは38.2kg・m/2000~4800rpmを発生する。トランスミッションには、FA24エンジンと組み合わせるために開発した、スバルパフォーマンストランスミッションと称する
8速マニュアルモード付きの電子制御CVTを採用。駆動機構はVTD-AWD[不等&可変トルク配分電子制御AWD]で構成する。また、Comfort/Normal/Sport/Sport+/Individualから選択できる統合制御機構のドライブモードセレクトを設定。足回りには、専用セッティングのZF製電子制御ダンパーを組み込んだ。

 エクステリアに関しては、STI Sportフロントグリル(メッキ加飾付、ダークグレーシリカ塗装)やSTI Sportフロントバンパー(スカート部:メッキ加飾付)、STIロゴ入り大型マフラーカッター(デュアル)、STIエンブレム(フロント&リア)などを専用装備。シューズには18インチアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝)+225/45R18タイヤを装着した。

 インテリアについては、本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ、高触感革、ピアノブラック調加飾パネル)や本革巻シフトレバー(ピアノブラック調+ダークキャストメタリック加飾)、レッドステッチ入りシフトブーツ、メーターバイザーリング(ダークキャストメタリック加飾)、インパネミッドトリム(表皮巻+レッドステッチ)、インパネ加飾パネル(ダークキャストメタリック)、センタートレイ加飾(ダークキャストメタリック、表皮巻+レッドステッチ)、フロアコンソールリッド(レッドステッチ、ソフトパッドタイプ)、フロント&リアインナードアハンドル加飾パネル(ダークキャストメタリック)、フロント&リア大型ドアポケット(ボトルホルダー付、フェルトタイプ)などを標準で装備。また、STI Sport R EXには12.3インチフル液晶メーター(レッドリング、STIロゴ入り)を、STI Sport Rには4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ付ルミネセントメーター(レッドリング照明、STIロゴ入り)を配備する。さらに、シートには本革表皮[ボルドー/ブラック(レッドステッチ)]を採用した。

 シリーズ全体の変更内容に話を移そう。
 まず外装では、従来型から開口面積を拡大し、さらなる開放感が味わえる電動サンルーフをメーカー装着オプションとして設定(GT-H/GT-H EX、STI Sport/STI Sport EX、STI Sport R/STI Sport R EXで選択可)。また、パワーリアゲートは車内からドアロックしている状態でも運転席スイッチでの開閉操作が可能となり、日常域での使い勝手を向上させた。

 ボディカラーに関しては、よりスポーティな世界観を表現するセラミックホワイト、サファイアブルー・パール、イグニッションレッドを新たに設定。従来から継続するクリスタルホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、WRブルー・パール(STI Sport/STI Sport EX、STI Sport R/STI Sport R EXで選択可)と合わせて、全8色の展開とした。

 安全面では、アイサイトXの「ドライバー異常時対応システム」機能により車線内で停車した際、すべてのドアを自動で開錠し、非常時の車外からのアクセス・救出をスムーズに行える仕組みに変更している。
 なお、GT/GT EX、GT-H/GT-H EX、STI Sport/STI Sport EXに搭載するCB18型1795cc水平対向4気筒DOHC16VデュアルAVCS直噴ターボ“DIT”エンジン(最高出力177ps/5200~5600rpm、最大トルク30.6kg・m/1600~3600rpm)+8速マニュアルモード付リニアトロニック(電子制御CVT)+アクティブトルクスプリットAWD[電子制御AWD]のパワートレインは、基本的に従来型を踏襲している。


SUBARUがパフォーマンスワゴン「レヴォーグ」に新開発の2.4ℓ直噴ターボエンジンを搭載した「STI Sport R」を追加

SUBARUは、11月25日に新「レヴォーグ」一部改良モデルを発表した。

「レヴォーグ」は、SUBARUに脈々と受け継がれる「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」というグランドツーリングのDNAを継承。そのうえで、同社の最新技術を結集し、「先進安全」、「スポーティ」、「ワゴン価値」の3つの価値を革新的に進化させたパフォーマンスワゴンである。

今回の改良では、サンルーフをメーカー装着オプションとして新たに設定。従来型から開口面積を拡大し、さらなる開放感が味わえる。パワーリヤゲートは、車内からドアロックしている状態でも運転席スイッチでの開閉操作が可能となり、日常の使い勝手を向上させた。

安全面では、アイサイトXの「ドライバー異常時対応システム」機能により車線内で停車した際、全てのドアを自動で開錠し、非常時の車外からのアクセス・救出をスムーズに行えるようになった。



また、ボディカラーには、よりスポーティな世界観を表現する「セラミックホワイト」、「サファイアブルー・パール」、「イグニッションレッド」を新たに設定した。

さらに、ドライバーの意思に瞬時に応える応答性と加速性能が特徴の新開発2.4L直噴ターボ“DIT”エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「STI Sport R」グレードも新たに追加した。

新グレードSTI Sport Rは、圧倒的なパフォーマンスを発揮する2.4L直噴ターボエンジンの力強い加速感が高回転域まで途切れなく伸び続ける特性により、日常の扱いやすさはもちろん、スポーツドライビングも思いのままに愉しめる。

さらに、このエンジンに合わせて開発した「スバルパフォーマンストランスミッション」を搭載。エンジンとトランスミッションのきめ細かな協調制御がもたらす素早い変速や操作に対する応答性の良さにより操る愉しさを深め、ドライバーの意思に忠実に応える新次元の走りを実現した。

レヴォーグ「STI Sport R」の主な特徴

■エクステリア
・225/45R18タイヤ&18インチアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝)

・STI Sportフロントグリル

・STI Sportフロントバンパー(スカート部:メッキ加飾付)

・STIロゴ入り大型マフラーカッター(デュアル)


■インテリア
・本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ、高触感革、ピアノブラック調加飾パネル)

・本革巻シフトレバー(ピアノブラック調+ダークキャストメタリック加飾)


【販売計画】
月販 2,200台/月

【価格表】

関連情報:https://www.subaru.jp/levorg/levorg/

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)



国産快速ワゴンに最速モデルが登場! スバル・レヴォーグ「STI Sport R」を設定

 この記事まとめると

■スバル・レヴォーグがマイナーチェンジを実施

■装備の見直しや追加オプション、新色のボディカラーを設定

■新エンジンを搭載した「STI Sport R」も登場した

 唯一無二の快速ステーションワゴンがマイナーチェンジ

 昨年、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したスバル・レヴォーグは、国産車ではライバル不在とも言えるステーションワゴンのベンチマーク的存在だ。

 しかも、ただのステーションワゴンではなく、先進装備「アイサイトX」の採用やトルクフルな水平対向エンジンとAWDの組み合わせなど、安心と走りの面をバランス良く両立しているのもポイントとなる1台となっている。

 そんなレヴォーグ、今回オプションの追加と一部改良が行われた。

 まず改良点だが、今回はサンルーフをメーカー装着オプションとして新たに設定した。ルーフ面積の広いレヴォーグには、爽やかな開放感を得られる嬉しいオプションだ。パワーリヤゲートは、車内からドアロックしている状態でも運転席スイッチでの開閉操作が可能となる改良が入り、使い勝手がより向上。

 安全面では、アイサイトXの「ドライバー異常時対応システム」機能により車線内で停車した際、全てのドアを自動で開錠し、非常時の車外からのアクセス・救出をスムーズに行えるように改良されている。

 万が一の際、ドライバーがドア操作をできないとなると、それだけでも救出のタイミングが遅れるのでこういった万が一に備えた改良は心強い。

 また、ボディカラーには、「セラミックホワイト」、「サファイアブルー・パール」、「イグニッションレッド」が新たに追加された。

 価格は301万2000円~409万2000円だ。

 走りを極めたレヴォーグの最上位グレードが登場!

 そしてもひとつ大きなトピックがある。それは、レヴォーグの持つ高いポテンシャルをさらに引き上げる、新開発2.4リッター直噴ターボ“DIT”エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル「STI Sport R」を新たに設定したことだ。

 この新グレードである、STI Sport Rは、圧倒的なパフォーマンスを発揮する2.4リッター直噴ターボエンジンの力強い加速感が高回転域まで途切れなく伸び続ける特性により、日常の扱いやすさはもちろん、スポーツドライビングも思いのまま楽しむことを念頭に置いて開発されたスバルの自信作だ。

 さらに、このエンジンに合わせて開発した「スバルパフォーマンストランスミッション」を搭載。CVTでありながら、素早い変速や操作に対する応答性の良さにより操る愉しさを追求している。

「STI Sport R」の価格とエンジンとミッション以外の専用装備は以下の通りだ。

 STI Sport R 438万9000円 STI Sport R EX 477万4000円 ■エクステリア

・225/45R18タイヤ&18インチアルミホイール(ブラック塗装+切削光輝) ・STI Sportフロントグリル ・STI Sportフロントバンパー(スカート部:メッキ加飾付) ・STIロゴ入り大型マフラーカッター(デュアル)

■インテリア

・本革巻ステアリングホイール(レッドステッチ、高触感革、ピアノブラック調加飾パネル) ・本革巻シフトレバー(ピアノブラック調+ダークキャストメタリック加飾)

 走りも楽しめて、尚且つ日常生活でも大変便利な快速ステーションワゴン、この機会に是非検討してみてはいかがだろうか。



新型レヴォーグ、2.4リッターターボエンジンの登場に歓喜の声!ファンからは「めちゃくちゃ乗ってみたい!」と待ちきれない様子の声も【みんなの声を聞いてみた】

スバルは2021年11月25日(木)、同社の人気スポーツワゴン「レヴォーグ」の年次改良モデルを発表した。通称「Bタイプ」に生まれ変わった新型レヴォーグでは、新たに最高出力275ps/5600rpm、最大トルク374N・m/2000~4800rpmを発揮する2.4リッターターボモデルが加わった。また、新たにサンルーフがオプションで設定されたほか、ボディーカラーでも3つの新色を追加設定するなど、改良ポイントは多岐にわたる。価格(税込)は282万2000円~434万円(税込)。待望の2.4リッターターボの登場に対し、購入検討者、クルマファンはどう捉えているのか? ここではSNS上で挙げられているみんなの声を紹介していく。

このご時世に2.4リッターターボエンジンを設定するスバルに称賛の声

2020年11月に発売されたスバル 新型レヴォーグが初の改良を実施した。これまで全グレードで1.8リッターターボ水平対抗4気筒エンジンを搭載していたが、新たに2.4リッターターボエンジンを搭載するグレード「STI スポーツR(439万8000円~)」が設定された(ワングレードのみの設定)。

これまでもレヴォーグに対し排気量アップを求める声が挙がっていたが、待望の2.4リッターターボエンジンの登場とありSNS上では、



「このご時世、純ガソリン車で2リッター超えのハイパワーエンジンは魅力的」

「エコカー全盛の今、こんなに走りを前面に押し出したクルマはなかなか無い。素直に欲しい」

「SUVやエコカーが流行っている昨今、2.4リッターターボのスポーツワゴンを出すなんてさすがスバル! 心から感謝」

など歓喜の声が挙がっている。中には、



「次はフォレスターに!」

「フォレスターにもこのエンジンを搭載してほしい」

と他のスバル車にも展開を望む声が少なくない。この辺りは、今後の展開に期待したいところ。

スバルパフォーマンストランスミッションに期待を寄せつつ、MT設定を求める声も

また、2.4リッターターボエンジンに付随して、



「CVTも新しい物が入ってるとの事なので、そちらのフィーリングも気になる」

といった同エンジンに合わせて開発された「スバルパフォーマンストランスミッション」と呼ばれるCVTに関心を寄せる声も挙がっている。そんな中、トランスミッションに関しては以前からも挙がっている“あの”声も。



「何とかMTの設定もお願いしたい」

「ここまでやるなら是非MTが欲しい!」

これらMTの設定を求める声が今回も一定数で見受けられた。特に昔からのレガシィオーナーなどから強く挙がっている印象で、MTが設定されさえすれば即購入に踏み切るのにといった温度感の高いものが目立った。

「やっぱりワゴンにはサンルーフ」の声

新型レヴォーグでは、排気量を拡大したモデルの追加だけでなく、これまで設定のなかったサンルーフをオプションに新たに設定。先代レヴォーグで設定されていたサンルーフよりも開口面積が拡大し、抜群の開放感を演出する。



「サンルーフは惹かれるな~」

「やっぱりワゴンにはサンルーフ」

こちらも好意的な声が多く、サンルーフ目当てで新型レヴォーグを検討しているという声も一部で見受けられた。

試乗車の配備が待ちきれない!

2.4リッターターボエンジン搭載グレードの追加、新たにオプションに追加設定されたサンルーフなどに好意的な声が多い新型レヴォーグ。



「早速STI Sport R EX(最上級グレード)を契約してきた」

「本日契約! 納車は来年4月と言われたが期待に胸を膨らませて待つ!」

など、早速オーダーしてきたといった強者も見かけられたほか、



「めちゃくちゃ乗ってみたい!」

「試乗車がマジで待ち遠しい!」

などなど、試乗車の配備を心待ちにしているといった声が少なくない数で挙がっている。

スバルの誇る人気スポーツワゴン「レヴォーグ」。Bタイプに生まれ変わった新型でもその勢いはまだまだ続きそうだ。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]



スバル最強セダン新型「WRX S4」発表! 超絶アグレッシブなセダン3選

■STI謹製のハイパフォーマンスセダンを新型「WRX S4」とともに紹介!

 近年、国内市場ではニーズの変化からセダンの人気は低迷しており、各メーカーのセダンラインナップは減少してしまいました。そうしたなか2021年11月25日に、スバルは高性能なスポーツセダンの新型「WRX S4」を発表しました。

 新型WRX S4はアメリカで先行して発表されていましたが、満を持して日本仕様がお披露目され、詳細なスペックが明らかになりました。

 これまでスバルの高性能セダンといえば1989年に誕生した「レガシィ」、さらに1992年に発売された「インプレッサ WRX」が代表的な存在でしたが、2014年にインプレッサの系譜を受け継ぐかたちでWRXがデビュー。

 そして今回、新型WRX S4が発表され、このセダンにとって冬の時代のなか、高性能モデルの登場はスバルファンのみならずセダンファンにとっても朗報ではないでしょうか。

 そこで、新型WRX S4とともにハイスペックなWRXを、3車種ピックアップして紹介します。

●スバル新型「WRX S4」

 新型WRX S4のトピックスはいくつかありますが、まずは外観です。スバル車に共通するデザインコンセプト「DYNAMIC x SOLID」をさらに深化させた「BOLDER」を、新型WRX S4のキャラクターに適応させ「Aggressive」というテーマを採用。

 スバル車のアイデンティティであるヘキサゴングリルを配置したフロントフェイスは、従来型以上にシャープな印象です。

 ボディサイズは全長4670mm×全幅1825mm×全高1465mm(アンテナを含む)とロー&ワイドなスタンスで、全体のシルエットは前傾姿勢を強調し、さらにボリューム感のある前後フェンダーによって迫力あるフォルムを実現しています。

 リアまわりではボクサーエンジンを主張する左右4本出しのマフラーが、先代に続いて装着されました。

 また、ユニークなのがボディ全周にわたって装着されている樹脂パーツで、SUVに多く用いられていますが、新型WRX S4の力強さをアピールするアクセントになると同時に、空力テクスチャーを施すことで直進安定性を高める機能パーツとしての役割も持たせています。

 内装ではドライバーの眼前にフル液晶のメーターを装備し、スピードやエンジン回転数などに加えてブースト計も表示されます。さらに大型のセンターディスプレイが運転に必要な情報を直感的に伝え、ドライビングをサポート。

 ステアリングやインパネ、シート、ドアパネルには随所にレッドステッチを施しており、若々しさとスポーティさを演出。上位グレードの「STI スポーツR」ではレカロ製シートがオプション設定され、快適性とスポーツ性を高次元で両立しています。

 搭載されるエンジンは全グレード共通で、従来型の2リッターから2.4リッターへと排気量を拡大。最高出力275馬力を発揮する水平対向4気筒直噴ターボエンジンは、2000rpmの低回転域から発揮されるフラットなトルク特性とターボラグを感じさせないレスポンスの良さが特徴となっています。

 組み合わされるトランスミッションは「スバルパフォーマンストランスミッション」と呼称される新開発のCVTで、8速マニュアルモードを採用。

「スポーツ変速制御」によって、アクセルやブレーキペダルの操作からドライバーの意思を反映したトルク制御やブリッピングを駆使してシフトアップ&ダウンをおこなうことで、トップクラスの変速速度とキレのある変速感覚を実現したといいます。

 駆動方式は先代から継承した不等&可変トルク配分電子制御AWDの「VTD-AWD」で、走行状況に応じて前後トルク配分をコントロールし、コーナリング時の回頭性と走行安定性を高めています。

 新型WRX S4のグレードは「GT-H」と「STI スポーツR」の2ラインに分かれ、それぞれに「アイサイトX」を搭載した「EX」グレードを設定。価格(消費税込)は400万4000円から477万4000円です。

●スバル「WRX STI TYPE RA-R」

 スバルのモータースポーツ活動をサポートしている会社といえば、「スバルテクニカインターナショナル」(以下、STI)です。

 STIはレース車両の開発だけでなく、スバル車用のカスタマイズパーツやチューニングパーツの生産と、数多くのコンプリートカーの開発もおこなっています。

 なかでも「WRX STI」をベースにしたコンプリートカーは複数ありますが、特徴的な1台が2018年7月にSTI創立30周年を記念して発売された「TYPE RA-R」です。

 コンセプトは「軽さ・速さ・愉しさ」の追求で、グラム単位での軽量化を積み重ねて車重は1480kgと、それまでにリリースしたハイパフォーマンスなコンプリートカーである「S207」「S208」に対して約30kg軽く、ベースであるWRX STIとの比較でも約10kgの軽量化を実現。

 この軽量な車体に最高出力329馬力を誇る「EJ20型」2リッター水平対向4気筒ターボのバランスドエンジンを搭載しており、S208を上回るパワーウェイトレシオを達成しました。

 また足まわりでは専用開発したショックアブソーバーとスプリングや、ミシュラン製ハイグリップタイヤ、ブレンボ製ブレーキシステムが装着され、車両の限界性能を高めるとともに、操作性や制動力の強化が図られました。

 TYPE RA-Rは限定台数500台で発売され、価格は499万8240円(消費税8%込)と高額ながら即日完売したほどの人気ぶりでした。

●スバル「S209」

 STIが手掛けた歴代コンプリートカーのなかでも、唯一日本で販売されなかったのが「S209」です。S209はWRX STIをベースにしたモデルで、北米市場のみ209台が限定販売されました。

 日本で販売されたWRX STIベースのコンプリートカーと大きく異なっていたのが外観で、カナード一体型のフロントオーバーフェンダーとリアオーバーフェンダーが装着され、ボディサイズは全長4620mm×全幅1839mm×全高1475mmと、ベース車に対して全幅が44mmワイドの迫力あるフォルムを実現。

 また、専用の前後アンダースポイラーとドライカーボン製の大型リアウイングを装着し、車高のローダウンと専用の19インチホイールによって、さらにアグレッシブなスタイルに変貌を遂げていました。

 ほかにもカーボン製ルーフによる軽量化と、STI独自のフレキシブルパーツを取り付けてボディ剛性をアップ。足まわりではビルシュタイン製ダンパー、強化されたコイルスプリングとブッシュを装着し、ハンドリング性能の向上も図られました。

 エンジンは北米仕様のWRX STIに搭載された2.5リッター水平対向4気筒ターボ「EJ25型」をベースに、大型エアクリーナーや専用吸気ダクト、大径ターボチャージャー、専用設計の低背圧マフラー、専用ECUなどによるチューニングで、最高出力は歴代最強の345馬力(仏馬力に換算)を発揮。組み合わされるトランスミッションは、もちろん6速MTのみです。

 S209は、まさにWRX STIの最終進化形モデルといえるほど魅力的な1台で、日本でも販売してほしいというファンのリクエストもあったようですが、実現しませんでした。

※ ※ ※

 新型WRX S4(日本仕様)の登場に先駆けて、2021年11月11日にアメリカホンダがアキュラ「インテグラ」(プロトタイプ)をお披露目し、2022年に発売予定のホンダ新型「シビック タイプR」(プロトタイプ)も、同年10月4日に公開されています。

 今や世界的にもSUVにシェアを奪われているセダン系のモデルながら、新型車が続々とリリースされるのは朗報といえるでしょう。

 ただし、まだまだSUV人気は続きそうな勢いで、とくに日本では、かつてのようなセダン人気復活はありえないでしょう。



【試乗】新型WRX S4とレヴォーグ STI Sport Rをサーキットで全開! ときに「羊」ときに「狼」の両面を楽しめる

 モードによるキャラクターの変化幅は大きい

 今回、WRX S4が新型として進化するということで非常に話題になっている。

 2.4リッターに排気量アップした上に強力なCVTのトランスミッションを装着し、独自の四輪駆動AWDシステムを搭載しているということで走りを重視するマニアを中心に注目が集まっているのだ。今回は袖ヶ浦サーキットが試乗コースに選ばれた。路面はあいにくウエットだが四輪駆動ということもあって問題なく走れるはずだ。

 試乗モデルはスポーツグレードのSTI Sport R。エンジンを掛けるとデフォルトではノーマルモードというドライブスモードに設定されている。これはステアリングスイッチでコンフォート、ノーマル、スポーツ、スポーツ+、さらにインディヴィディアルというように切り替えることができる。切り替わる要素としてはエンジンのパワー特性、アクセルレスポンス、トランスミッションの変速タイミングそしてステアリングのレシオがクイックに切り替わる。

 今回ダブルピニオンのパワーステアリングとなり、しかも電動ということでその特性を劇的に変えることができているようだ。加えてサスペンションのダンパー特性も変化するということで、幅広い走行コンディションに適応させることができる。

 まずノーマルモードで走り出すとクルマとしては非常に穏やかな特性でエンジンもマイルドな感じで静かで普通の乗用車として使える感じに仕上がっている。WRXという名前が付くとちょっと身構えてしまうような印象があるが、決してそうではなく、普通の乗用車として扱いやすい特性で特別なクセを感じさせない状態になっていた。

 コンフォートモードに切り替えるとアクセルレスポンスがさらに穏やかになり、パワーが低くなったような印象を受ける。足まわりが柔らかくなるため、市街地や悪路、雪道などを走るような時にはこのモードでもいいのかなと思わせる面がある。

 タイヤが徐々に温まるにつれて、スポーツ、スポーツ+と切り替えていく。スポーツ+にするとギヤが2段階ぐらいローギアに切り替わり、エンジン回転数が高まると同時にアクセルのピックアップレスポンスも大幅に向上してWRXらしい猛々しい走りに変貌をする印象を受ける。

 それをさらに強めているのがステアリングだ。ちょっとしたハンドルの切り込みに対して過剰なほどフロントがレスポンスして回頭性を高めるというようなキャラクターが与えられている。路面がウエットなのでこのフロントのゲインに対してリヤの追従が追いつかないほどで、時にはリアがスライドしオーバーステアでカウンターを当てて走るような走行シーンになることがある。

 CVTはダイレクト感に優れる

 じつはこのサーキット走行に備えてVDCはすべてオフにしていて、これをオンにしておけばスピンするようなことはないが、介入が比較的早く、状況によってはスライドしてからかなり強い介入が入りギクシャクした感じが発生してしまうためVDCはオフにして自分でコントロールするような乗り方がむしろ望ましいと言える。

 その結果ハイスピードコーナーや低速コーナーに関わらず状況に応じて非常にオーバーステアになったり、パワーオンでは強いプッシュアンダーステアが出るといったような状況だ。ただプッシュアンダー状態でもステアリングを切り回していくとトルクスプリット前後のトルク配分が45:55ということで、リヤ駆動よりなのでパワーオーバーステア傾向に若干移行するような場面もある。このようにオーバーステアが出たりアンダーステアが強まったり、あるいは逆ニュートラルステアであったりといったように、ステアリング特性には一貫性がなく、状況に応じた変化が大きいというのが今回とくに印象に残ったところだ。

 これはボディーのサイドガーニッシュ、ホイールハウス周りに配された新しいホイールアーチモールのカバーなど、ブラックの樹脂成型された部分にディンプル加工がしてあり、これらの空力効果が非常に大きいという側面があり、ステアリングが直進状態の時には空気が綺麗に流れてそれらの効果が上がり、逆にコーナーでステアリングを切ってタイヤのホイール角度が付くと空気の流れが変わりディンプル効果が変化してそれが車両特性に影響を与えるというようなところもあるのかもしれない。

 ステアリングのレスポンスやパワー、それにシフトプログラムなどが変化することによってハンドリングに一貫性がなくなってしまうところは少し疑問に感じるところだ。従来モデルのようにアンダーステア一辺倒であるのも困るが、もう少しドライバーが自ら意思判断してクルマの姿勢を自分の求める姿勢に持ち込めるようなクルマとしての受け身のバランスコントロールがさらに高まることを期待したい。

 CVTトランスミッションには8段のステップ比が切られている。ノーマルモード以下では基本的にCVTなので無段変速だが、スポーツモード以上ではこの8段変速が常に作動して8速ギヤとして走っている感覚になる。シフトアップはコーナーの横Gが強い時などには抑えられてギヤホールドするし減速時にはブレーキの制動の強さに応じてシフトダウンをブリッピングを伴って行うので、まるでツインクラッチのDCTに乗っているかのような錯覚を覚えるような仕上がりであった。ただマニュアル操作をしても2速あるいは1速といった低速ギヤに切り替える時は車速が十分に落ちていないとはじかれてしまうので、その辺はCVTの弱さが少し出ているところだと言える。

 このCVTはトルコンを介して作動しており、トルコン内にロックアップクラッチも付いているのでダイレクト感は十分にあるし、従来のCVTよりもステップを切ることによって エンジンが過剰に先走って回っていくというような感覚は薄れてはいるが、サーキットの連続周回など過大な負荷がかかるような場面ではだんだんオイルポンプがノイジーになって油温も高まり連続走行は厳しいのが現状だということだ。

 オプションなどでオイルクーラーが準備されることも考えられるし、またWRX STIとして今後マニュアルシフトモデルも登場するという噂もあるので、サーキットなどを多く走るユーザーはそちらを選んだほうがいいと言えるだろう。

 ハンドリングに優れるレヴォーグSTI Sport R

 また今回レヴォーグにも2.4リッターを搭載したモデルが追加されている。こちらもSTI Sport Rというグレードモデルが用意されていてドライブモードやレカロのスポーツシートなども選択可能なラインアップになっている。

 レヴォーグは2020-21年の日本カーオブザイヤー大賞を獲得した評価の高い車で今回2.4リッターエンジンを搭載してより上質な乗り心地と乗り味に熟成されたと言えると思う。ワゴン形式のボディーゆえに前後の重量バランスに優れており、スバル独自のシンメトリカルによる左右の重量バランスだけでなく、前後重量比もセダンに比べて向上しているのでハンドリングに関してはより安定してライントレース性も高まっていると言える。ただ絶対的な重量、そしてボディー剛性などはセダンに分がありモータースポーツなどのシーンで活躍を期待するとしたらセダンに優先権があると言えると思う。

 かつて三菱のランサーエボリューションはワゴンボディーのランエボをレースシーンで使ったことがあり、時にはセダンのランエボを凌駕するほどの速さを示したこともあった。それはやはり重量バランスが優れているということが大きく影響していたのでレヴォーグもSTIにマニュアルトランスミッションを搭載した強力なモデルがあれば、レヴォーグでモータースポーツあるいはサーキット走行を楽しもうという新たなユーザー層の開拓につながるかもしれない。



【新型WRX S4VS新型レヴォーグ比較】新たに登場した最上級グレード「STIスポーツR」を搭載する2台はまったく異なるキャラクターを持っていた!

新しい2.4リッター水平対向4気筒ターボを搭載するスバル新型WRX S4と同時に、同エンジンを搭載した新型レヴォーグSTIスポーツRも発表された。レヴォーグは昨年のデビュー当時から「いずれ北米で販売されているアセントが積む2.4リッターターボが搭載されるのでは?」と噂されていたが、それが現実となったかたちだ。両モデルに設定された最上級グレード「STIスポーツR」だが、そのキャラクターはまったく異なっている。新型WRX S4と新型レヴォーグの違いを同じSTIスポーツR同士で比較しよう。

両モデルに搭載される2.4リッターターボエンジンの中身は同じ

新型レヴォーグSTIスポーツRが搭載する2.4リッターターボは、最高出力275馬力/5600rpm、最大トルク375Nm/2000~4800rpmで、新型WRX S4とスペックも全く共通のFA24型である。トランスミッションも変速制御を進化させた新開発CVTのスバル・パフォーマンス・トランスミッションを搭載。AWDシステムも、新型WRX S4と同じ不等&可変トルク配分電子制御AWDであるVTD-AWDを採用している。

つまり今回登場した新型レヴォーグSTIスポーツRは、「ほぼ新型WRX S4のワゴン版」といった内容となっているのだ。だがスバルは明確にこの2モデルのキャラクターを分けている。

外観は新型WRX S4がアグレッシブなのに対し、レヴォーグは見た目の変化はほとんどない

まずエクステリアは、新型WRX S4が前後フェンダーに個性的な造形のスポーツサイドガーニッシュが装着されるほか、リヤバンパー両端にエアアウトレットが設けられるなど、アグレッシブなイメージとエアロダイナミクスを向上させたスタイルである。

一方、新型レヴォーグSTIスポーツRは、基本的に1.8リッターターボを積むレヴォーグSTIスポーツと共通で、タイヤサイズも225/45R18と、新型WRX S4(245/40R18)より細い。全幅も新型WRX S4が1825mmであるのに対し、新型レヴォーグSTIスポーツRは1795mmのままだ。

インテリアは新型WRX S4 STIスポーツRの方が高級感がある

インテリアも、新型レヴォーグSTIスポーツRは、メーターパネル内に新型WRX S4にも採用されたブースト計が備わるが、その他はレヴォーグSTIスポーツと同じだ。新型WRX S4 STIスポーツRにオプションで設定されているウルトラスエードのレカロシートは、残念ながら新型レヴォーグSTIスポーツRでは選べない。

ボディカラーもラインアップに違いが見られる

新型レヴォーグのボディカラーは、今回の改良を機にセラミックホワイトとサファイアブルー・パール、イグニッションレッドの3色の新色が加わり、全8色が用意される。基本的に新型WRX S4に準ずるが、ソーラーオレンジ・パールは新型WRX S4専用で、レヴォーグには未設定。逆にクリスタルホワイト・パールは新型WRX S4では選べない。

デザインや装備内容、ボディカラーの点でも、新設定のSTIスポーツRを含むレヴォーグは、グランドツーリングカーとしてのキャラクターを際立たせている。WRX S4がレヴォーグ・セダンではないように、レヴォーグもWRX S4ワゴンではないのである。

新型WRX S4はスポーツカー、新型レヴォーグはグランドツーリングカーの味付け

それは走りの面でも感じられた。2021年10月中旬に千葉県の袖ケ浦フォレストレースウェイで行われたサーキット試乗会では、新型WRX S4とともに、新型レヴォーグSTIスポーツRも用意され、クローズドコースで乗り比べることができたのだが、乗り味は大きく異なっていた。

新型WRX S4 STIスポーツRは、4ドア・セダンのカタチをしているものの、走りは完全にAWDスポーツカー。特にハンドリングは極めて俊敏で、専用チューニングのシャシーによる卓越したロードホールディング性能のおかげで、自由自在に走れる感覚が極めて高い。

一方、新型レヴォーグSTIスポーツRは、オーストラリア市場では「WRXスポーツワゴン」というモデル名で販売されているものの、乗り味は明らかにソフトで、ハンドリングも大人しめとなっている。

ドライブモードセレクトを「スポーツ+」に入れても、やはり新型WRX S4よりタイヤが細く、シャシーセッティングもソフトなので、明らかに快適性や上質感を狙った乗り味を味わわせてくれたのだ。

新型レヴォーグSTIスポーツRは長距離ドライブを楽しむグランドツーリングカーの側面が強い

パワートレインやAWDシステムは共通なので、加速力は余裕たっぷりだが、新型レヴォーグSTIスポーツRは、サーキットでベストラップを目指して走り込むようなモデルではなく、ロングドライブでこそ真価を発揮するグランドツーリングカーであると改めて実感出来た。

新型WRX S4 STIスポーツRと新型レヴォーグSTIスポーツRは、グレード名こそ同じだが、スバルが目指した走りの方向性は、4ドア・セダンとワゴンという見た目以上に異なっているのである。

【筆者:竹花 寿実】



望月 達也 氏は水平対向エンジンってご存知ない訳ではないのだろ…
水平対抗ではなく水平対向なのですよ?
他の記事を書かれている時は間違えていないっぽいけど
Posted at 2021/12/06 01:00:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記

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