
昨年5月に1年間無料、使い放題のキャッチに乗せられて試しに使い始めた楽天モバイル。ちょうど前に使っていたASUSのZenfone3の動作が緩慢になってきたのもあって、そろそろ買え時かなということもあり、端末込みで楽天モバイルSIMをサブとして契約しました。当時、通話はソフトバンクの3G電話のみのプラン。先日Y!mobileに移行したばかりで、現在Y!mobile+楽天モバイルのダブルSIMで利用しています。
契約開始からしばらくは、AUローミングたぶん800MHz帯を使っていたのだと思うのですが、自宅でも快適につながっていました。それが、10月25日、AUローミングがはずれてまったく電波をつかまなくなってしまい、楽天のサポートに連絡するも、そちらもまったく繋がらず、いろいろたらいまわしにされた挙句、結局は改善までお待ちくださいとのこと。
こんな状態なので、無料期間が終わるときには解約しようと思っていたところ、1月25日だったか、突如、アンテナ2本ほどではありましたが、自宅でも繋がるようになりました。その直後の1月29日、1Gまでは0円、アプリからの発信は0円と、驚愕なプランを発表。楽天、お前は格安SIMの市場も食うのか!と驚かされました。
いままで商業施設で電子決済をしようとスマホを出したら、さっきまで繋がっていたのが突然圏外となって決済できずに焦った場所が、アンテナmaxとなっていたり、車内でアマゾンMusicを聞いて心地よい気分になっていたところ、通過すると必ずネットが切れる場所も、何にもなかったかのように繋がるようになったりと、この数カ月でみるみる改善がされて来ています。つながることが当たり前なのに、なぜかとっても嬉しくなってしまいます。楽天の回しものでは決してありませんが、応援しちゃいたくなってきました。
しかし、改善されてきたといっても、自宅では窓際で何とか電波をつかんでいる状態! 廊下や奥の和室に入るとかろうじて1本、雨戸を閉めると✖印! 駄目です。金属サイディングで外壁リフォームしているなのだと思うのですが、外壁が電波を遮断しているようです。
メインで使っているY!mobileも同じ状況ですが、こちらは以前から対策を講じ、Softbankのサービスであるホームアンテナ(フェムトセル小型基地局)を設置し、宅内全域ビンビンです。このフェムトセルは、家の中の電波状態が悪い場合は、絶対導入すべきです。インターネット接続のみだと、光などのネットワーク回線を契約しておれば何ら問題ないのですが、最近SMSで2段階認証とかが当たり前になってきて、SMSを受けられないとめちゃ困る状況が出てきました。
WiFiでネット繋がっているだけではだめで、ちゃんとモバイルネットワークにもつながっていないと不便でしょうがないです。
楽天mobileにも、小型基地局化のサービス(Rakten Casa)がありましたので、もし、宅内電波回線の改善が出来れば、メインにすることも考えてもいいかと思っていて、ならば、申し込みして使えるかどうか試してみようということになりました。
前置きが長かったですね~!
実は、当初、「楽天ひかり」でないと、Rakten Casaは利用できなかったのです。楽天の電波はバンド3と言って1.7GHz帯。建物の中では繋がりにくいので、AUローミング終了地域では、私のような状況がわんさか出てきたのではないかと。それで、「楽天ひかり」でなくても、小型基地局化できるようにしたのかもしれません。今はフレッツ光コラボ業者のISPなら利用できるようになっています。ソニーの「NURO光」も対象でした。うちは「SoftBank光」ですが、OKでした。既にSoftbankのホームアンテナ4GLTEを利用し、さらにRakuten Casaも同時に利用できるのか一抹の不安がありましたが、問題なかったですね。
申込みから約2Wで”電波塔”が届きました。いろいろ下調べをしていて覚悟はできていましたが、当初電源投入するも全然繋がらず、サポートに電話してみると、1日置いてみてくださいと。しかし、一日置いて見たものの、オレンジランプ点滅から緑点滅に進展はしましたが、電波を出しません。再度サポートに電話すると、リモートで調整?調査するとかで、今度は2,3日長くて1W待ってくださいと。
はいはい! そうですか! と待つこと3日目、朝起きたらスマホのアンテナがフルになっています。来ましたね、自宅内に楽天回線電波が出るようになりました。
快適です。無料通信アプリRakten Linkでは発信出来ないフリーダイヤルや特番も、mobileネットワークで安定して標準ダイヤラーが使えるようになりました。また、一番の課題であるSMSが届かないといった問題は完全に解決できます。
サブとして楽天SIMを刺していますが、もしかして自宅の固定電話をこれに変えてもいいかもしれません。完全無料通話はアプリで、アプリでかけられないフリーダイヤルや110などの緊急電話もOKとなりましたので!
さて、これが送付されてきた一式です。
本体と、ACアダプタ、LANケーブルと、簡単セットアップガイドのみ。
はい!電源投入から4日目。Softbankのルーター(光BBユニットといいます)の横に、でかい顔して鎮座しているRakuten Casaです。これらは一式2Fの廊下に設置していて、LANケーブルを一階に這わせ、その先にSoftbankのフェムトセル、ホームアンテナ 4G LTEを置いています。
Rakuten Casaが来る前は、こんな感じ。アンテナかろうじて2本。1本になったりと不安定でした。ちなみに隣にもアンテナピクトありますが、Y!mobile(ホームアンテナ電源切った状態)です。どちらも似たり寄ったり電波弱すぎ!
それが、ご覧の通り-88dBmと余裕に-100を下回ります。
基地局のIDか何かでしょうか。そのIDの番号も変わりました。
ちなみにRakuten Casaにスマホを近接させると、電波は振り切りそうな勢いです。完全にここから電波が出ていますね。
ACアダプタにワットチェッカーをかまして消費電力を見てみました。リビングにおいているTVの消費電力を見るために直前まで使っていたので、表示は無視してもらって、赤丸印の消費電力をご覧ください。多めに見て11Wですかね。1か月8.2kWh、電気代としては1か月200~300円かそこらでしょうか。
RakutenCasaアプリで最低限の設定もできるようです。
これが、「ホームアンテナ 4G LTE」です。Casaと比べてとってもコンパクト。
ちなみに、金属サイディングで外からの電波が宅内に入りずらいのですが、逆に、お家の中から発しているRakuten Casa,ホームアンテナ4GLTEの電波は、外にも出ていかない感じですね。玄関からスマホを持って外に出ると、外の基地局の電波に切り替わります。
これで、うちはY!mobileと、楽天mobileの1.7GHzの電波が入り乱れている状態となりました(笑)
追記
Rakuten Casaについて開発者のインタビュー記事を見つけました
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/blog/2021/0226_01/
「コンセプトは、できるだけシンプルに、効率的に、お客様にお手間を取らせることなく設置できるようにすることでした。オーバーにいうと、10歳の子供でも設置できるくらい簡単な設置手順にするにはどうすればいいかを考え抜いて設計しました。」
だそうだ。確かに4日間何もしないで電源繋げて待っているだけでした。が、ならば、トリセツに書いとけよ!
繋がるまでじっと我慢して待っててねとか。
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Posted at
2021/03/30 22:11:30