昨日、つながるボタンについて記しましたが、他の保険会社にもきっと同様のものがあるだろう、どんなサービスがあるのかなあとググってみました。
少し探しただけで、5社ほど見つかりました。皆さんも利用されているかもしれませんね。
それらのサービスのパターンは大きく分けて3つあると感じました。
一つは、専用ドライブレコーダー(通信機能付き)を取り付け、事故時の動画も自動送信されるサービスまで付属。
二つ目は、つながるボタンのような加速度センサー付きのユニットを車内に設置するタイプ。
三つ目は、ドラレコアプリが用意されていて、ユーザーのスマートフォンを利用、運転評価などのサービスを使うタイプ。
最初のグループは、東京海上日動と、損保保険ジャパンが行っていました。サービスを受けるには、さすがにオプションとなっていて別料金が発生します。650円とか850円でした。ドライブレコーダーは自分で取り付けるタイプのようで、LTE通信機能付きです(すくなくとも東京海上日動のものは)。SIMカードなどモバイル通信用のチップが入っているでしょう。
その他の、「つながるボタン」や、スマホの「専用アプリ」の利用は無料だと思います。
以下、私が調べた各社のサービス内容です。
1.「ドライブエージェント パーソナル」東京海上日動(月額650円で専用ドライブレコーダ)
事故時の安心から、日常の安全運転サポートまでお客様のさらなる安心・安全なカーライフを実現。ドライブレコーダーが強い衝撃を検知すると、自動で事故受付センターに連絡、状況に応じて救急車の手配などの事故対応を行います。
ドライブレコーダーを通じて通話もできるようだ。完全に通信機能付きですね。
案内サイトも説明ビデオもアニメキャラ登場で、新鮮です^^
2.「DRIVING!」損害保険ジャパン(ドライブレコーダーを使用した個人向け運転支援サービス月額850円)
通信機能付き多機能ドライブレコーダーを活用した、安全運転支援サービス
車間アラート機能や、走行データをリアルタイムで自動転送。クラウドサーバーで管理されるとのことで、このデータが運転診断レポートなどに使われるようです。
保険会社のドラレコ特約で貸与されるドラレコはGPS付きで常にLTE通信を行っているとのこと。事故の衝撃を検知すると、事故映像や現場の情報を自動的に保険会社に送信し、救急車や警察への連絡は保険会社が行うという。
ここまでくると、完全に監視された状態となりますね。
3.「ムジコロジー・ドライブ」三井ダイレクト損保の無料アプリ
ムジコロジー・ドライブのメニューにある「ドライブ診断」にはドライブレコーダー機能あり。スマホをドライブレコーダー代わりに使い、車の急制動や衝突を検知、その前後の映像を自動的に録画・保存する。
ドライブ診断は加速・減速の安定性やハンドル操作の安定性など5つのポイントで採点され、急ブレーキや危険を察知した場所が地図上にアイコンで表示させることも可能。
4.「やさしい運転」キャッシュバック型 ソニー損保 ドライブカウンタ設置(無料、トライアルもある)
提供されるドライブカウンターを車内に設置して、運転診断する。年間の結果に応じて次年度の保険料が割引される。
これが3年前に無料トライアルを受けました。
なお、ソニー損保では、今後の商品に関連すると思われる次のようなプレスリリースも見つけました。
「ソニー損保とYahoo! JAPAN、カーナビの運転特性データを活用した個人向けテレマティクス保険商品・サービスの開発に向けた共同研究を開始」
私は、Yahoo!カーナビをよく使っていますが、将来、ソニー損保の自動車保険のサービスとして組み込まれる???のでしょうか。あるいは、その逆?
https://from.sonysonpo.co.jp/topics/news/2017/02/20170201.html
5.「つながるボタン」・「つながるアプリ」セゾン自動車火災
これは、昨日記事にした「つながるボタン」・「つながるアプリ」です。
6.おまけ。チューリッヒのテレマティクステクノロジー「Z-Assist」といった専用ドライブレコーダーを使ったサービスも試行していたようですが、現在サービス提供は終了したようです。他社がこれからサービスインしているのに、なぜでしょうね。
その内容は、事故の際にはセンターへ自動通知、事故後の対応にも役立つドライブレコーダー
安全運転支援をアシスト、走行情報、運転特性を記録したデータを活用した次世代型新商品の開発サポートということでした。2018年3月31日でもってサービス提供を終了とのことです。
https://www.zurich.co.jp/car/z-assist/close-notice/
移動体に移動体通信システムを利用してサービスを提供するテレマティクスサービス、そもそもリーフも通信機能がついていて、走行履歴バッテリー情報などが吸い取られているのは周知ですが、自動車保険会社もあの手この手でビジネスにつなげようとしている。
ユーザーとしても、何かあったときに安心、状況証拠もばっちり記録として残るので、事故処理がスムーズに運ぶということだろう。 日頃から安全運転をしていると保険料が下がるというメリットもあるかもしれない(現にソニー損保は割引いている)。
一方、どこに行っても走行記録が外部のサーバーに残ることになるので、悪意ある第三者にハッキングされると情報が渡り、予想もできない不利益を被ることもありうるということですね。
昨今、「あおり運転」による事故やトラブルが後を絶たない。そのための自己防衛としてドライブレコーダーを設置する方が多くなったと聞きますが、自動車保険会社が提供する高機能ドライブレコーダーを月1000円も満たない金額で利用できるなら、これもまた、保険会社を選ぶ際の参考情報としてもいいかもしれませんね。
Posted at 2018/04/09 20:52:35 | |
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