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以前に、L2Hで充電した100％と、普通充電で100％したときでずいぶん航続距離の乖離があるというのを記事にしました。
これです。「CHAdeMOポート充電の怪」

こんな感じです。上が200V充電、下がL2Hで100％充電後すこしL2Hで消費中のインパネ。

同じ100％でも171kmと117kmの表示です。おかしいやろ！


いつの間にか元に戻っているとのコメントもいただいておりましたが、確かに普通充電で100％充電し、その後L2Hを使わずに走り出すと、リセットされて元に戻っていることは確認しておりました。

この現象をディーラーに報告して「何かおかしいのでは」と質問していたのですが、ようやく、ディーラー通じでメーカーからの回答を伝えてもらいました。正確にはメーカーからディーラーサービス部門に対して口頭で回答があったようです。それを営業担当さんが私に伝えてくれました。なお、回答内容はそのままではありません。営業担当さんから伝えてもらった内容を私が文書にしました。

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回答内容

■リーフインパネのパーセント表示と航続可能距離表示のズレに関し、メーカーの検証でもＬ２Ｈ充放電により発生を確認した。

■確認状況
　セグ（パーセント表示）は100%のままで減らないが、航続可能距離のみが減っていく。航続可能距離が20kmほど減っても100%のままで、30km位減るとようやく100％から減る。つまり、一度満充電判定すると、そこから電力消費しても充電率が低下しづらくなる。

■原因
　航続可能距離の算出とセグメントの表記算出の方式が違う為に発生してしまった現象ではないかと判断している。なお、航続可能距離は直近100km平均電費・直近500m電費・実充電量から算出。セグメント（%）はバッテリーユニットが算出し充電率から表示している。セグメントの1セグは均等割りの12セグではない為、満充電側の１セグの幅は大きく、実際は80%位の充電で満充電表示になる事は有るとの事。実際Ｌ2Ｈ満充電状態から電力使用して80～70%位まで使用して表示が1%減るのを確認しているとのこと。

■対策
　この確認はL2Hでの充放電でコネクター（ガン）を抜かずに使用した時に発生した。メーカーでは再現性も確認していて、セグと航続可能距離のズレが発生した際はガンを抜き、1分位置いてから再度ガンを挿入すると、上記のズレが無くなりほぼ合った数値に戻った。

■結論
　今回の現象は市場からの報告は無い。しかし、メーカーが実験して同様の事が発生する事は確認出来た。
メーカーの実験では、L2Hでの充放電でしか、今回の現象は起きないとのこと。L2H後の充電では、発生する可能性がある。
　外出先での充電では発生しないと判断している。

以上でした。


「L2H特有の現象である。外出時のQC利用時には今回の現象（実質80%程度なのに100%表示）は起きない｣ということです。
いくつか突っ込みたいところがありますが、Myリーフだけではないという確認が取れたことと、“調べたいので持って来い”と言われなかった（つまり異常ではないということだと私は捉えた）ので、ひとまず安心していいでしょうね。