
年末年始は、親戚まわり、お墓参りにと、リーフが大活躍。
兵庫日産尼崎店の急速充電には3回お世話になりました。
31日の大晦日、昼間充電していると、2台のリーフ(銀リーフ、黒リーフ)がやってきました。私は夜でもできるので、すぐ交代したのですが、この近辺にはリーフは多いなと感じます。元旦も通りがかりに充電器が道路から見えるのですが、赤リーフが充電しているのをみました。一方、i-MiEVは、走っている車を含め、一台もお目にかかりませんでした。台数の違いかな!
また、
兵庫日産姫路東店には、お墓参りの中継ポイントとして行き帰りの2回利用させてもらいました。その2回とも、私の後に、最初は青リーフ、2回目は銀リーフが充電しに来ていました。今回の帰省で、
5台ものリーフと遭遇し、なぜか、そのうち4台は、私の後につけられたのでした。
私の後で待っていたリーフのオーナーさんは、きっとEVOCステッカーをみてくれているでしょう。ev-owners.jpの宣伝になったかな!
尼崎の実家を発ったのは2日の朝9時前でした。三が日の2日目だと、そんなに混まないだろうと、たかをくくっていたのですが、そう甘くはありませんでした。4日から仕事はじめのところも多く、2日からすでに渋滞が始まっていたのでした。
さて、帰りのコースは、行きのコースとは異なります。
NEXCO西日本にはまだ充電器の整備が遅れていて、名神、新名神等には多賀SAのみ、それも下りだけです。ですので、帰りのルートは、京都、滋賀あたりで充電し、新名神を使って帰ります。
下道で大津まで上り、滋賀日産大津店で最初の充電、大津ICから名神高速に入り、名神、新名神、東名阪を経由して御在所SAにて2回目、伊勢湾岸を通り、豊田JCTを東名を京都方面に下ります。そして、豊田ICで一旦Uターン、上郷SA(上)で3回目、そして、浜名湖SA、牧之原SA、富士川SAと繋いで、合計6回の充電で帰ってきました。
振り返ると、牧之原SAくらいは省けるかもしれませんが、浜名湖SA-富士川SA間は、冬場はチャレンジングです。また、御在所SA→浜名湖SAも、満充電として高速80km/h走行に徹すると可能かもしれませんが、これも、冬場はかなりチャレンジングな気がします。
では、またまた、長文となりますが、復路の詳細レポートです。
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1月2日 8時50分に実家を発つ。下道使い、滋賀日産大津店へ。
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「元気でね、頑張るんだぞ」と、孫たちは、おじいちゃん、おばあちゃんには、たくさん甘えることができた3日間でした。ごちそうたくさんいただきました。 私は、5kgは体重増えていること間違いないだろう。
我が息子たちは、祖父、叔父、叔母からたくさんのお年玉をもらってホクホク顔。お年玉のためであるならと、EVで帰省に挑戦する親父のわがままにも少し耐えてくれているようです。
今回は、家族全員で帰省できなかったですが、次回は、次男を連れてきま~す。
時間は前後しますが、早朝6時ころ、1時間ほど尼崎店で充電しておきました。充電率は19%から始まり、54分経過時に手動停止し、89%まで充電されていました。
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○尼崎実家出発時
電気残量■■■■■■■■■■□□(10コマ):147km
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充電開始時と終了時 19%→89%に54分ほど。

尼崎出発時のインパネ
外気温は5度を示しています。朝9時なので、そんなに冷えませんが、膝から足元をひざ掛け毛布で温めます。
中国縦貫自動車道と並行した中央環状線も、こんなに空いているときは記憶がないくらい、空いています。これなら、今日は、楽ちんに帰れるかなと思ったのですが、、、そう甘くはありませんでした。
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①滋賀日産 大津店 24時間
走行距離:65km(前回充電からの消費:7コマ)
到着時残量 ■■■□□□□□□□□□(3コマ)残41km
↓充電量:(予測11kWh)(39%→85%)(6コマ) 充電時間:32分
充電後残量 ■■■■■■■■■□□□(9コマ)残119km
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日産のお店の急速充電器は、道路に面したところに充電器が大抵あり、非常に見つけやすい。このお店も到着するとすぐわかります。リーフの補助金78万円を大きく書かれた張り紙の前に急速充電器が設置されていました。この補助金も来年度は減らされると聞きます。EVを考えている人は、いまのうちですよ~!
さて、
次の充電ポイントは御在所SA、ルート確認すると距離にして82kmあります。交通情報を見てみると名神から新名神に合流する草津JCT付近、そして、新名神と東名阪の合流地点の四日市JCTあたりで渋滞が始まっています。関西に向かうときに、渋滞がEVにとって距離を稼ぐことができるのを体感したので、高速走行を交えた82kmは十分と見ました。
案の定、草津JCTまで、30-50km/h位で進む軽い渋滞がありました。
しかし、
新名神に入った途端、みんな100+αkmくらいで飛ばしています(α=20くらい)。この流れに乗っていると、どんどん電気がなくなってしまいます。大津でもうあと30分充電していたらよかったと思うのは後の祭り。100kmを超えないように、走行車線をおとなしく走るのですが、どんどん抜かされます。狭い日本、そんなに急いでどこに行く~!みんな、なんでそんなに急ぐの~! 制限速度を守れよ~!と、叫びながら、じっと我慢です。
ようやく、四日市JCTまで進みました。渋滞予測どおり東名阪道は渋滞です。残走行距離は御在所SAまでの距離より多いので、一安心です。
助手席のカメラマンの三男の写真ですが、20-40kmで進んでいます。ここの渋滞がなかったら、ぎりぎりだったかもしれません。
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②東名阪動車道 御在所SA
走行距離:84.9km(前回充電からの消費:6コマ)
到着時残量 ■■■□□□□□□□□□(3コマ)残36km
↓充電量:11.4kWh(6コマ) 充電時間:29分
充電後残量 ■■■■■■■■■□□□(9コマ)残135km
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⇒
御在所SAでは、30分ほどで3コマ⇒9コマ、6コマ分充電。ここから東京方面の一番近い充電器は、東名の浜松SAです。距離にして112kmですが、伊勢湾岸の流れを考慮すると、80~90km/hの速度維持する我慢はきそうにないので、
豊田IC経由の上郷SAを目指して進みました。距離にして69.1kmです。9コマ電気残量なので、余裕のよっちゃんですね。
伊勢湾岸道も、新名神や新東名のように車線が広く、また、路面の凹凸もないので、とても流れが速いです。i-MiEVの時は、この道の一番左車線を80kmでゆっくりと走らざるを得ませんでしたが、リーフでは電池残量に余裕があるので、中央車線、あるいは右側追い越し車線をぐいぐいと進むことができます。
伊勢湾岸を、気持ちよく流していると、豊田ICTからの渋滞30kmの表示が目に飛び込んできました。
数字だけみると疲れるな~! でもEVには、優しい渋滞なのが分かってきました。距離を延ばせると思うと、気持ちは楽です。
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③東名自動車道 上郷SA(上)
走行距離:69.1km(前回充電からの消費:6コマ)
到着時残量 ■■■□□□□□□□□□(3コマ)残30km
↓充電量:11.8kWh(6コマ) 充電時間:22分
充電後残量 ■■■■■■■■■□□□(9コマ)残119km
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上りの上郷SAへ向かうには、一旦名古屋方面に向かって東名を下り、上郷SAの先の豊田ICにて一旦Uターンします。面倒ではありますが、電池残量に余裕を持たせるための手段として有効です。

上郷SAへは、伊勢湾岸を100kmオーバーで進みましたので、バッテリー温度が少し上がったようです。下から6目盛りのところでした。
外気温は11℃の表示です。それで9コマまでの充電が22分で自動停止しました。大津の時は、85%まで充電して3⇒9コマ復活(6コマ充電)するのに32分。次の御在所SAでは、全く同じ3⇒9コマ復活(6コマ充電)するのに29分だったので、明らかに早くなっています。
偶然にも3か所の充電開始時の残量が同じ、充電量も同じであるにもかかわらず、後になるほど充電が早くなっています。バッテリーの温度が適温となってきたのでしょうか。

上郷SAを出て、先に進みますが、豊田JCTに差し掛かってくると、渋滞が始まりました。ここから1km5分の表示の下には、なんと、渋滞60kmの表示です。まだ2日だぜ~!なんで、こんなに混むの~! ここから200kmほど先なのですが、そのうち解消するかなと。。。
次の浜名湖SAでは、食事でもとって、ゆっくりしよう!
三ヶ日JCTまえの渋滞です。
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④東名自動車道 浜名湖SA
走行距離:59.7km(前回充電からの消費:4コマ)
到着時残量 ■■■■■□□□□□□□(5コマ)残82km
↓充電量:9.4kWh(6コマ) 充電時間:30分
充電後残量 ■■■■■■■■■■■□(11コマ)残157km
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浜名湖SAでは、リーフの充電中にお昼を取りました。御在所SA、上郷SAは結構混雑したのですが、この浜名湖SAでは、車が新東名へ流れて行っているのか、比較的すいています。野菜豚骨ラーメン、なかなか旨かったです。
食券買って、ラーメン注文して、食べ終わるのがちょうど30分くらいです。ちょうど良い時間!リーフに戻ると充電完了となります。i-MiEVの時は、15分ほどで完了してしまいますので、悠長に食事をとるような時間を取れないのですが、
リーフだと30分を有効に使えるのはありがたい。11コマまで充電できています。結構入りました。
次なる充電ポイントは、牧之原SAですが、55kmほどと少し中途半間な距離です。その次は富士川SAで、ここから112kmほど。牧之原SAをPASSできるかな。様子を見ながらチャレンジしてみましょう。ということで、走行車線を80-90km位で走っていたのですが、牧之原SAの手前に少し長い登りで一気に減っていってしまいました。
そして
、牧之原SAへの手前寸前では、走行可能距離表示は70km!となってしまい、息子の“やめよう!無理無理!”という言葉に負けてしまい、牧之原SAに一旦寄ることにしました。
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牧之原SAで、初めての充電待ちに遭遇!
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牧之原SAに到着です。充電器の場所に近づいていくと、
mini-cab-MiEVが止まっていました。今回の帰省で、初めての充電待ちです。
今まで、充電待ちがなかったのが不思議なくらい。この時間を使って、この後のアップダウンを調べてみようと思いました。
富士川SAまで67kmです。対して、走行可能距離は71km、電気残量は6コマです。
あれ、、さっきまで7コマだったのが、SAへのアプローチの間に6コマに減っていました。
やっばり、厳しいかな!

ふと、前を見ると、
mini-cab-MiEVには、充電ガンがセットされていません。何かトラブルかな!mini-cab-MiEVのオーナーさんは、充電器の前で、携帯で誰かと話しています。
車から降りて様子をうかがいのに、近づいていくと、携帯で話しかけている話の内容から、すぐさま状況を察しました。
電話の途中でしたが、「私のカード使っていいよ!」と声を掛けさせていただきました。私の声掛けにすぐ反応し、「次に待っている方が、カード貸してくれるようなので、、、」と会話を終えていました。
結局、mini-Cabオーナーさんは30分充電前に切り上げて、私とバトンタッチ、沼津を目指していくそうです。お気をつけて!
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⑤東名自動車道 牧之原SA
走行距離:55.3km (前回充電からの消費:5コマ)
到着時残量 ■■■■■■□□□□□□(6コマ)残71km
↓充電量:5.1kWh(3コマ) 充電時間:10分
充電後残量 ■■■■■■■■■□□□(9コマ)残105km
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さて、すっかり、富士川SAへチャレンジ意欲を消失してしまいました。この牧之原で、10分だけ充電していくことにしました。6コマ⇒9コマの3コマが10分で復活! なんだか、充電時間、早くない!

牧之原SAを出ると、すぐ下りが続きます。走行距離が増えていきます。チャレンジすればよかったかなと思いながら、でも、mini-cab MiEVのオーナーさんを手助けできたので、それもよしと思いました。9コマ復活したので、先ほどECO運転90km制限は取っ払います。
追い越し車線を容赦なく飛ばします! リーフ気持ちいいい! 100kmからでも、アクセル踏み込むとぐいっと加速します! やっぱり、こうして走ることができるのはリーフならではですね。
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⑥東名自動車道 富士川SA
走行距離:69.3km (前回充電からの消費:7コマ)
到着時残量 ■■□□□□□□□□□□(2コマ)残26km
↓充電量:13.2kWh(8コマ) 充電時間:23分
充電後残量 ■■■■■■■■■■□□(10コマ)残117km
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ガンガンに飛ばし、富士川SAに到着です。電池残量は2コマ、
牧之原SAから7コマも消費してしまいました。牧之原SAで充電せず、飛ばしているとアウトでしたね。


さて、
富士川SAからは、自宅まで120kmほどです。高速走行を続けると無理そうなのですが、足柄付近から渋滞50kmとのラジオから交通情報のアナウンス。電気の消耗は防ぐことができるので、足柄SA近くになってから判断しようと富士川SAを発ちました。 結局足柄SA手前でも、十分電池残量があると判断し、寄らずに通過します。
渋滞中は、車が止まることもしばしば! だいぶ疲れてきました。
厚木ICまであと19Kmのところに来ました。VICSの渋滞情報で、ナビ画面の道は真っ赤です。

渋滞中は、停止することもあったので、カーウイングスの情報チャンネルもいろいろ閲覧でき、暇つぶしになります。
Coco充電の充電スポット口コミ情報を自動音声で読み上げてくれますが、あの自動音声のイントネーションはどうにかならんのか!
ようやく厚木ICまでやってきました。後は、下道ですので安心です。よく知っている道だとぎりぎりでも不安はありません。自宅へのルート上からほとんど逸れずに、厚木市役所、相模原市役所があるので安心で進むことができます。
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無事 帰ってきました。
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○ 町田の自宅到着
走行距離:119.9km(前回充電からの消費:9コマ)
到着時残量■□□□□□□□□□□□(1コマ)残---km
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結局、自宅に到着時には一メモリ残7kmの表示だったのですが、車庫入れして、いざインパネの情報を写真に納めようとしたら1コマ、
残走行距離表示は---表示となってしまいました。エコツリーも初めて5本生えました。^^

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帰りのまとめ
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・兵庫尼崎-東京町田 走行距離 523.2km
・途中充電ポイント数: 7か所(兵庫日産尼崎店(出発)-滋賀日産大津店、御在所SA、上郷SA(上)、浜名湖SA、牧之原SA、富士川SA)
・総充電量:78.7kWh(日産店2か所の充電量は想定量)
総合電費は、523.2/78.7kWh=6.64km/kWhでした。
・所要時間 14時間5分
・充電時間 2時間26分
以下詳細データです。
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■総括
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1.年末年始の大渋滞の中、関東―関西の往復、大人3名でしたが、大人4人までなら、快適に帰省できることを実感できました。
2.寒さで充電時間が極端に遅くなるかと身構えてはいたのですが、高速走行すると電池が温まるのでしょうか。SA充電器の設定である30分の充電時間は、適度な時間であることがわかりました。
3.リーフは充電中にエアコンを入れることができます。これは、i-MiEV_Mにはない機能ですので、痛く感激しました! 高速道路SAで充電しながら、車内を暖めておくことも当然できるので、真冬でも充電中は簡単な仮眠も出来ます。 (ほんとに寝てしまって、充電を待っている人に、怒られないように!)
4.渋滞による電力消費率は、高速走行による電力消費率より低い。渋滞はEVにとっては、まさにオアシス!(ちょっといいすぎか)。つまり、電費を稼ぐことができるので、運転者にとっては、渋滞となってもイライラ感が軽減される。
5.外気温による急速充電時間の変動が大きい。気温が5度以下になると、リーフに注入される電気の量が細くなり、時間がかかるようだ。バッテリーを守る制御のためだと思うが、この時間を頭に入れての余裕を見たドライブプランが必要である。
6.しかしながら、高速道路では、その特徴も少し違うような気がする。つまり、高速走行によりバッテリー温度が多少上がり、充電時間の短縮につながっているようだ。
7.i-MiEVでは、高速走行時の電力消費を抑えたいとき、軽自動車の車格相応ということで、開き直って80km前後のスピードで巡航を〟堂々と“できるのですが、リーフとなるとそうは行かなかった。やはり、車が大きいリーフだと、ちんたら走っていたらEVは遅い!とみられるのではと、後ろから迫りくる車の視線を感じてしまう。決して遅くはない!バンバン走れるのだと、ついスピードを上げてしまう。結果、MiEV_Mと同じくらいの航続距離となってしまうようだ。
8.正直、充電渋滞など、相当苦戦すると覚悟していたのですが、ふたを開けてみると、意外や意外、充電待ちで困ったことなく、関東―関西往復は思った以上に快適でした。
9.往路編にも記載しましたが、全国に張り巡らされた日産D系の急速充電器の充実度、ユーザ視点に立った年中無休の24時間体制は、本当に素晴らしいの一言に尽きる。ぜひ、今後とも継続していただきたい。
最後になりましたが、2Wもリーフを自由に使わせていただきました。このように取り計らっていただきましたことを、厚く御礼申し上げます。本当に、ありがとうございました。