ここんとこ作業あんまりしなかったけどネット上で勉強やサーチしてました。やっとエンジンの上のほうも決まった。
ドライサンプはスカベンジポンプでエンジン下にたまったオイルだろうが空気だろうがそこにあるものをを吸い出すので、スカベンジステージが3つ以上と多くなると、ピストンリングのシールがどの程度保たれているかにもよるが、陰圧になる。アクセルたくさん開けてるときはそれなりに吹き抜けがあって大丈夫かもしれないが、エンブレのときは負圧が大きすぎてクランク・カムシールが純正だとリップがひっくり返ることになるそうだ。アメリカンV8用にはドライサンプシールというのもあって、ギンギンに陰圧にしてるという話。クランクやコンロッドの空気抵抗はバカにならんとか。RBとか市販エンジンだとそこまで陰圧にしないコントロールをするためにバキュームレギュレータをカムカバーに付けておいて設定圧になったらそこから空気を吸う仕組み。
R.I.P.Sのエンジンだと吸気カムカバーの一番後ろに付いてる赤いのがPetersonのバキュームレギュレータ。いやでもこのSLAPIT Performance R32のおかげで、方向性がきまりました。ワンウェイバルブがカムカバーからオイルタンクへのホースの間にかましてあって「どっち向き?」という疑問から。
オレは訳あって、ドライサンプ用ではない、ウエットサンプでヘッドからブローバイを吸うのに使うバキュームポンプ用のレギュレータを買った。
コレの両端は-12AN ORB。方向は無い。シリコンホース突っ込んでるとこにエアフィルターを付ける。汚い空気入れるわけにいかんだろうと思って。
カムカバーにはNPTタップを切ってるので、-10AN-NPTのホースエンド2個をねじ込んで、ここのホースは陰圧になってつぶれる可能性があるので余ったステンメッシュを使用。
-10AN×2―12AN Yアダプターでバキュームレギュレータに接続。
バキュームレギュレータに-12ANのホースをつなぎ、-12AN―10ANアダプターをかまして、
両端が-10ANオスのワンウェイバルブにつなげ、
-10ANのカプラーでオイルタンクの-10ANオスに直接接続。
この組み合わせでどう機能するかというと、ワンウェイバルブが外向きなので、エンジン内圧が高いときはオイルタンクへ流れます。スカベンジポンプ効率のほうが高くなると、ワンウェイバルブでオイルタンクからの流れはシャットされ、陰圧になり、陰圧が行き過ぎるとバキュームレギュレータが開いて外気を吸います。バキュームレギュレータに圧ゲージ用のNPTタップがありますが、カムカバーに直でつけても問題ない。燃圧ゲージとエンジン内圧ゲージは室内に引き込まず、確認が必要なときだけインスペクションリッドあたりにむき出しで設置予定。
この部分はなにか不具合が起きてもヤバくないのでバキュームレギュレータ以外全部ちうごくでとても安く手配できました。ジジイ頭での思い違いがなければw
【更新】ステンメッシュにするの-10じゃん持ってないというわけで、ちうごくで1メートル買ったら1000円でした。送料タダなので発注漏れがないようまとめ買いする必要なくて気が楽。
Posted at 2016/09/12 22:23:29 | |
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潤滑系 | 日記