サーボモーターのマニュアル、メーカーWebサイトのサポートにない。探せばあるんだけど、「ミシン別詳しい設定は別のマニュアルで」、とか書いてあって見つけるのたいへん。日本製のくせに日本語のは見つからないんでアメリカ支社から英語で。こういうのは言語の特性上日本語だと意図が読み取れないことがあるので英語でおk。分冊の理由は、120ページもあって、個々のユーザーにはまったく関係のない特殊ミシンなどの設定がずーっと続いているためか。
基本シーケンサー+パワーディストリビューションユニット≒フルコンなわけで、問題の糸切り機構では、
フルコンの応用でわかる。針上下位置はクラセンと同様にパルスで検知。下死点上死点と角度を常時検出している。
糸切りは、一番簡単なカム式の場合、
1.針下げ信号
2.糸切り信号で糸緩めソレノイドと糸切りメスソレノイドON
3.このときメス駆動メカがカムにはまる
4.針上げ信号で下軸が回りカムからメスが外れてバネで動いて糸カット
となっているらしい。上の例では糸切ったあと0.08秒後に切れた上糸を払って(ワイプ)鳥の巣ができないようにし、0.14秒後に布押えを上げる。縫い終わったやつを抜き取り、次に縫うやつを押えの下にもってきて縫製再開。
これらのタイミングは自由に設定できるんで、この点はフルコンに似てるのだが、フルコンみたいにパソコンでちゃちゃっとはいかない。いつの時代だよRS232Cはもうやめれw 本体操作盤の5桁の7セグLEDとメンブレンスイッチだけで設定しれってなってる理由はPCのインターフェイスの進化にいちいち追いついていられないからか。以前の装置との互換性もある程度保持しないとならないからまるっきり新しくもできない。
また、ソレノイドはPWM制御できるんだが、フィードバックはなく中間位置コントロールはしない。つまり、ギリギリ位置保持できるデューティーサイクルまで落とすためのもの。
まだサーボモーター買ってないけどな。
Posted at 2017/09/15 21:38:36 | |
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