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動画でみる溶接は下の画像みたいなのばっかりですが、ここんとこ溶接してるとアークはこんなに強く見えず、赤い電極の先端まで見えます。

これは溶接中に遮光レンズをカメラ(スマホ)の前に出し入れしている動画でも同じなので、素通しで撮影して明るいところが飛んでる現象でなく、アーク波長は人間にはあまり見えてないんじゃないかと。カメラはその波長を可視光として再生してしまう、というなんともお粗末な半導体撮影素子周辺技術だと思いませんか。
わたしの目でみる溶接はどちらかというと上のモノクロ画像に近いんですが、これはバンドパスフィルターでアークや赤外線領域をほぼ見えなくして、レーザー光を当てて反射した光をカメラで撮影してるそうだ。
ソニーの出番はなくて、スウェーデンの会社。
光波長のことがわかる人は下の図。アーク波長はワイド、カメラの拾う波長はわからないけど、可視光よりは広い。端的にすぐわかる例では赤外線リモコン発光部にスマホカメラを向けてスマホ画面で見ると白く光って見えますが、スマホ液晶のRGB白あたりで表示するのおかしいと思わないのかという話です。
それと、従来型遮光レンズは緑なのは紫外(-緑-)赤外。可視光のまんなかの波長だから、短波長波をカットしたらこうなった、ということ。
しかし、それなのになぜ短波長波をカットする緑の遮光レンズを通してカメラで写したアークが白色光に変換されるのか不思議。
従来型遮光レンズの旧面でどう見えてるのか再確認してみます。もしかしたらTrue ColorのESABもスウェーデン製、というか上のモノクロ特殊カメラの撮影現場で使われているわけで、この現象を知っており、アーク光のうち可視光領域の特定の波長をバンドカットしてる可能性
があるかも…シェード9の120Aまでだとそんなことはなく、緑レンズの旧面とアーク光の見え方は差を感じませんでした。100Aくらいならどちらも電極先端は見え、120Aだと遮光しきれてないからどちらも先端がアーク光で飛んでしまうわけで、シェード上げて続けます。
Posted at 2022/10/15 00:19:25 | |
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TIG習得 | 日記