昨日に続き【HONDA N-ONE】HKS FlashEditor SA浜松Specの開発テストです。
初日には【レギュラーガソリン】のまま【純正ECU】状態の出力値のチェック→実走にて改善したいポイントの絞り込みを行い、SA浜松Specのデータ開発がスタートしました。
CVT特有の動き出しの重さ・レギュラーガソリンだけにecoに思えがちですが実際には過給圧が上がった際の空燃比がとても濃く、特に高速走行時等では燃費が悪い等、S660同様の問題点も多く確認できました。
SA浜松Spec ベースデータ開発を行う為、車両には【NGK空燃比計】【HKSノックアンプ】を取付け、実際の空燃比・ノッキングの有無を目と耳で確認できるようセットアップしています。
レギュラー仕様では主に【ストリートでの乗り易さの改善】をポイントに、ECUデータの変更を行いました。
発進時から一般道走行時の操作性の向上・スロットル開度にリニアな出力特性・空燃比・点火時期・バルタイMAPと1つ1つを入念にテストしてベースMAPの構築を行いました。
レギュラーガソリン仕様の目処がついた後に【ハイオクガソリン】を入れ、ハイオク仕様のデータ開発スタートです。
S660同等にレギュラーガソリンでは【ノックリタード値】が多く入りエンジン本来のポテンシャルが発揮できませんが、ガソリンをハイオクに入れ替える事で、点火時期の進角・過給圧の変更・バルタイの進角ができ、全域に渡り純正レギュラー仕様を上回る計測値になって来ました。
ここまででも出力値では低回転域で【10〜15PS UP】し高回転域に掛けては【20PS UP】を確認できました。
高出力化の安定ができたところで最後の詰めに入ります^^
Posted at 2017/07/19 22:34:11 |
トラックバック(0) |
SAH Racingデモカー開発日記 | イベント・キャンペーン