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2017年10月01日

珍車PART729

珍車PART729
2輪ですが元愛車なんでUPしときましたw
愛車と言ってもコレもパワーなくてすぐ手放したんですが旧車の割に今も時折見かけますしね、何故か往時は人気車種でしたのでそれなりに売れたんで残っている個体も多いのでしょうかね…

ミドルクラスの当時の典型的な400お下がりバイク、元の400版がミドルクラスにしては大柄で風格があり250にない威圧感があった点が人気でした!

⇒『年式不明(昭和53~54年)CB250T型ホンダホークCB250T』!!

70年代後半のホンダミドルの代表的車種、その排気音からなる“バブ”の愛称は今でも健在でコレも今も昔も旧車會、血気盛んな小僧達に愛されるバイク。

60年代~70年代のドリームCB250T~CB400ForeのFMC版でして乗用車並みのワイドバリェーションを誇るベストセラー、しかし80年代に入り400のマルチ化、250の専用設計が常識となった時点で引退となりますがホークファミリーは非常に数多く出ており現存するファミリーも比較的旧車の中では多く4輪で言うAE86みたいに今見てもそう驚かない?って気がします。

1977年にまずは400の『ホークⅡCB400T』がデビュー、少し遅れて250もラインナップ、ホーク/ホークⅡは従来のヨーロピアンともアメリカンとも言えないちょうどその中間を狙った独自の存在感を発揮、ある時はビジネスバイクにも、またある時はツーリングにも、そして爆音の暴走仕様でも愛され年齢層を問わず人気がありました!

ホーク以前はホンダは250~360クラスはツイン、400(旧350)は4気筒としており中でも400はワタシらが二輪に乗り始めた70年代後半ですら既に絶版、当時唯一のミドル4発と言う点から神的存在になっていたCB400Fourでした。

250は別として4気筒を誇る4フォアの後継が2気筒のホークⅡというのは当時かなりのファンからブーイングを浴びたようですが設計が古く80年代に向かい新設計の必要性を感じたホンダは250~400クラスを共用化してコストダウン、また独自の思想でミドルクラスは2気筒の軽快さ、俊敏さを訴求する方針から4フォアを絶版とした訳ですね!

↓77年デビューの兄貴分、ホークⅡCB400T初期型


ホーク/ホークⅡともこのクラスにはない大柄なボディと贅沢設計が特徴、SOHCのツインエンジンはIN2、EX1の3バルブ機構とし4輪では普及していたCDI点火を採用、特性は超ショートストロークながら3バルブの恩恵からか全域でフラットなトルクを発揮、低速では扱いやすくまたその気になってブン回せば見かけとは裏腹にかなり回る、しかし高回転でイケイケ運転でも暴れず初心者や高齢者でも難なく扱える点、そしてそのエンジン(排気)を大柄なメガホンマフラーで抜き独特な排気音(正確にはアイドリング音=♪バブバブバブ~)がジェントルでこれも人気の一つでもあったと思います!

初の非ワイヤースポーク(400)であるホンダ独自のコムスターホイール採用も斬新、これ以降ホンダはコムスターが普及しましたしライバル他社も続々とスポークを止めキャスト化していく源流がホークⅡでありましたネ。

しかし250のホークは前輪のインチダウンのみのお決まりの400お下がり設計で相変わらずのスポーク仕様で400に較べるとどうしても廉価版の印象、それでもクラスレスの高級感はあるも400がクラスTOP(当時)の40psを誇るのに対し26ps程度で圧倒的にパワー不足、と言うかオーバーウェイト?街中を流すのには過不足ありませんでしたが加速はライバル、特に2st軍団に尾いて行けず「原チャリより遅い」と揶揄されたモノでした。

ホーク/ホークⅡシリーズは大きく分けて3回のMCが製廃される81年まで施され初期型は“やかん”(タンクの形状からなる愛称)と言われた丸味帯びたスタイルが特徴的でしたが若者層にはこれが不評、このため改歴の度にどんどん角張る感じになりまずはタンクを通称”角タン”と言われた直線的デザインに変更(容量は低下)、次にサイドカバーも丸味→角張りに変更しこれに伴い若者にも支持される結果となります。

勿論直線美が好みのワタクシが選んだのもタンクもサイドカバーも直線美になった3次モデル、何せやかタン(初期やかん)なんて当時小僧間ではクソミソに言われてましたんで眼中なかったですが角張ったホーク/ホークⅡはその大柄ボディと高級感が唯一無二でMCの度に魅力を増したと思います。

↓ワタクシにもあった美しき10代の愛車でした!


2次モデルから250でもコムスターホイールを採用、見かけはナンバー以外殆ど400と変わらなくなったのも人気を上げた点に思いますしホーク/ホークⅡの成功が派生車種としてよりロードスポーツを高めたヨーロピアン風のホークⅢCB400Nやこれの後発であるホークCB250N、そしてこれらの発展型であるスーパーホークⅢ/スーパーホークやアメリカンでありホークエンジンを搭載するCMシリーズの発売にも至りあらゆる需要に対応するワイドバリエーションを誇りました。

↓ホーク兄弟のスポーティ版、CB400NホークⅢ ホークをこれに代替えしました!



ホークⅢ、250Nは従来型が5速だったのに対し6速を採用、タンク~カウルまで連続性あるスタイリングが注目され以降暫くはホンダトレンドのデザインになりました!

ホークシリーズには他にクラス唯一のホンダマチックATモデルも存在(ホークCB400AT)、見た事はないですが当時2輪でもイージードライブを訴えていたホンダの意欲作?750のAT(CB750エアラ)に続くミドルクラスへの投入ですが普及は残念ながらしませんでした。

隆盛を誇ったホークシリーズですが400ではカワサキZ400FXが従来のホンダのお株を奪う400クラス4気筒モデルを発売、これを皮切りにヤマハXJ400、スズキGSX400F追従し4気筒パイオニアのホンダだけがツインという皮肉な現状となります。
一方の250クラスでもそれまでカワサキ(KH250)ヤマハ(RD250/GX250)がホンダ同様にお下がりクオーターだったところ元々GT250という専用設計の250をRG250にFMCしこれがやはり人気を集めカワサキはZ250FT、ヤマハはRZ250にて250専用モデルを投入、ここでもホンダは新鋭バイクの波に置いていかれた格好になりミドル2気筒&250の合理化政策はやむなく諦める事になります。

その後ホンダは250では専用設計となる単気筒のCB250RSやVツインのVT250、400ではこちらも現在では天文学的プレミアとなっているCBX400Fのデビューがなされ再びミドルクラスでも気を吐いて行きましたネ!

と元愛車で思い入れあるんでついつい前置きが長くなり過ぎました(*_*;

現車ですね!

画像の限りではやかタン→角タンになりながらサイドカバーはまだ丸い2次モデル、評価もなく書類もなし、E/g不始動んおで不動の様子で部品取りか書類付きフレームの用意が必要となりますねー。

↓状態は良くはありませんがまだ復活の余地はある!?


ホークエンジンはホンダらしく頑強で知られましたし数多く出ていたのですがさすがにもう部品は出ないでしょう、実働エンジンが仕入れられたら路上復帰も叶えられるでしょうがね、キャブOHや整備で目覚める事を祈ります!

↓見かけ的にはそれ程傷みもなくキャブ弄り程度で蘇るような気もしますが…


↓メーター周り、2輪の距離はアテになりませんがkm表示なので国内物っぽいです!


前述の通りホーク/ホークⅡは大柄で立派な佇まいながらシート高が低く足付き性も良くてホントに乗り易い、中免の試験車、教習車でも当時多く使われる程でしたしとにかくあの時代では遠出しても疲れにくく優等生、その代わりこれもホンダらしい?面白味はなかったですが4フォアやCBXに挟まれ評価はあまり聞かないですが名作だったと思いますヨ~。

↓外見はレストアの必要は感じさせない程度を維持!


↓Z2ミラーとデカールレス、ウインカー以外はオリジナルを保っています!


不動ながらこれも結構な値段で落とされています、オーナー時代はあまりの非力に嫌気差しましたがこの頃ならではの高級感、重厚感はいいですナー。。。

これもマフラー弄るといい音の爆音発しますから魔改造されず真っ当な?復活を願いたいです(^^)/
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Posted at 2017/10/01 13:27:50

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