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元Gureのブログ一覧

2022年01月30日 イイね!

珍車PART929

珍車PART929
大物釣り上げたか!? いやー、これももうほぼ絶滅でしょうから出品見つけてビックリしたなぁ、もーぅ って感じでw

コレ、人気無かったから往時売れなかったし80年代すらもう見かけなかった、次期型が成功したのもあるのでしょう、それの下取りに出され再販価値ナシ→潰しの運命に流れた個体も多いと思うんで…

⇒『昭和51年(1976)2代目S10型シルビア1800LS-X』!!

ハマグリシルビア、長い事このコーナーやってるけどお初の取り上げ、何せ冒頭記載したようにリアルタイム時代は台数出たなかったんで往時でも街中でお目にかかる事も珍しい部類、2代目シルビアがデビューした75年といえばこのオッサンもまだ小学生、子供ながらにシルビアはあのプリズムカットの初代CSP311の伝説が凄く発売を楽しみにしていた記憶が…

65年から3年間だけ当時、オープンだったフェアレディSP/SRのクローズドボディ版としてデビューしたシルビア、当時としては超高額の120万円という価格もですがこの時代にはあり得ない美しい先進的なスタイリングに魅了されたもの、500台強という少量生産故の高額から試作車か?って位少なくまず普通のは見れないクルマ、そのシルビアが復活ともなればいたいけな少年は胸踊らすのも当然www

プリズムカットが見るモノを魅了した初代シルビア!
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しかしそんな期待?を背負ったシルビアながら出た時から曰く付き、当時マツダに続いてREエンジンを開発していた日産はB110サニーにて実際試作車の製作に成功、それを元にRE専用として開発されたのが2代目シルビア、しかしOILショックにより燦々たる状況になったマツダを見て急遽RE搭載を断念、ブルーバードUやケンメリショートに搭載されていた既存のL18型エンジンに変更してデビューする事となりこれでケチが付いた感じ…。

当時日産が凝っていた3次曲面の近未来的スタイリングはREカー訴求を強めるため極端に先鋭的なモノ、日産は既にケンメリや330セドグロ、710バイオレット等で所謂インポブルメントデザインを採用していたながらシルビアはこれら以上に個性を強め日産初のREを訴求する意味で超イケイケスタイル、REがそのまま積んでればそれはそれで成功したのかもしれないけど既存のレシプロ、しかも悪名高き50年排ガス規制ですっかりパワーダウンしたL18型エンジンはあまりにもスタイルとパワーユニットの印象が合わずで発売時から大した話題にもならずって感じ、このカテゴリーは当時激戦区、最大の壁はトヨタのセリカ、他にマツダサバンナやコスモ、三菱ギャランGTO/Λなどの人気スポーティ/スペシャリティが揃う中、さぞRE搭載でデビューしていたらシルビアの命運も大きく違った筈ながらこれら強豪の中、新鋭スペシャリティとして全く輝かなったのは時代のせいでしょうねぇ、ただこのS10、アメリカではかなり人気が高くこの頃から日産=国内ユーザーより海外ユーザー優先!なんて言われてたっけ…。

そんなS10シルビアだったので発売後すぐに不人気車確定?ターゲットの若年層に見向きもされず後年の中古車市場でもあまり出てなかったなぁ、79年にはスペシャリティとしては短いサイクルでFMC、3代目となるS110シルビアはガゼールという兄弟も揃えシャープでクリーンなスタイリングに生まれ変わりS10とは比較出来ない人気を得た訳で数少なかったS10はS110の代替えに出された個体も多かった様子、このような状況だってたんで現生のAAにこれが出てくるとは驚きっす(*_*;

総評2という評価よりもまだこれが残存している事に価値がある!
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5桁メーターながら実走行の様子、45年も経過して3万㎞走ってないって逆に怖い感じながら素性はいい?不具合はそこそこあるも致命的でもなさそうなんでレストアベースには上物かもしれない。

比較的高い評価のCがついている内装、今みれば当時のスペシャリティカーの雰囲気は充分にある!
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S10はまだ免許取る前に友達の兄貴が乗っていて河口湖の湖上祭(だったかな?)、花火を夏に見に行ったんだけどこれ5人詰め込んでワタシはRrの右端に乗せられ物凄い閉塞感でストレス全開だったのを今も憶えている、切れ上がったRrサイドウインドゥで外は見えない、狭いRrシートに低い天井、穴蔵に押し込まれた感じでこの悪印象は半世紀過ぎた今も残ってるねぇw

Dラー勤務時代に下取りで転がした事あるも排ガス対策NAPSエンジンながらサニーB210ベースの小さく軽量な部分でそれほどアンダーパワーも感じなかったながら板バネのサス、ゴムねしりのようなハンドリング…やはり運転してもいい印象は残ってねぇっすわ(笑)

評価記載はないながら比較的綺麗な外装、ホイール以外はフルオリジナル、当時の最高グレードのLS-Xってのも希少度高い!
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近年になって言われ始めた”ハマグリ”の愛称、だれが言い出したか知らんけどいい揶揄だよねーw 今見ればそんなに悪くないデザインだと思うけど往時はホント、個性的過ぎてついていけぬ!って空気だった…

出品は関東、落札は無事なされるも今時にしてはそう驚く高額ではないので今なら日産旧車入門としてはいいかもしれんですナ(^^)/
Posted at 2022/01/30 16:34:44 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ
2022年01月29日 イイね!

クルマ・バイク弄り記 2022.1/29

クルマ・バイク弄り記 2022.1/29
加齢で!?すっかり寒さに負けている元Gure、考えてみたら年明けて初のクルマとバイクのメンテっす(;^_^A

この冬はとにかく寒いんでねぇ、年明けてもう1カ月にもなるっちゅうにサボリ過ぎで…



てな訳でOIL交換期1カ月オーバーのダンガンから弄ってしんぜようw
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前回の交換が昨年6月、本来ならフィルターもやる筈ながら期間的には7カ月経過ながらも距離は1000㎞、なので今回もOILのみ!
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色は黒いも粘度はまだ全然大丈夫なのでケチってフィルターは無視、恐らく次回でもそう距離は伸びないだろうけんどさすがに1年フィルター無交換はヤバい?んで春頃にまたOILと併せてやるつもり…

使用OILは定番のカストロールDC-TURBO
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交換作業と同時にB/Tも充電、今のところ無問題ながら4年経過のB/Tなんで念の為に!!
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空気圧もチェック、1.7kg位まで落ちちょるし(汗)
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洗車して終了!
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お次はペケ、乗りたい気持ちは山々ながらこう寒いとそれに打ち勝つ若さがもうねぇし完全にこの2カ月、ガレージの肥やし化orz…
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E/g始動はマメに行っているし年明けすぐB/Tは交換済、後はイザ春になってすぐ乗れるようにチェックするとチェーンがややたるみが大きくやはりタイヤのエアも減っているんでこれをメンテ!

乗ってねぇのにチェーンたるむか?いやいや、冬眠前に未チェックだったかねぇ。
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適正に調整!
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空気圧、こちらも1.5位まで減っているんで充填!
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まぁ、まだ1カ月位は寒さ続くしいつ乗れるかは?だけど少しでも暖かい日には乗ってやらねば!なんでこれで明日でも乗れるw

放置気味だった2台をやり終えたのでこれで安心、近いウチにエボも診ておかんとなぁ。

最後はダンガンと入れ替えていたタウンボを洗車して終了、何だかんだ毎日乗ってるタウンボを一番弄ってるかな とw
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弄っている時間帯は11℃位、日差しもあり寒さは感じずで作業できたけど早くバイク乗れる位暖かくなって欲しいモンですナ(^^)/
Posted at 2022/01/29 18:18:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 所有車輛 | クルマ
2022年01月27日 イイね!

通りすがりの溜息!?

通りすがりの溜息!?タイトル画像、我が横浜では有名な旧車ショップ、前はこの近くに取引先が多くチョクチョク通っていたも最近はそれら得意先も移転やら他乗り換えやらで近年はご無沙汰、本日久々にこの前通ったら以前もその高額ぶりには驚いていたものの更に輪を掛けて昨今の旧車高騰に便乗して!?もう溜息つくしかないじゃんか!ってレベルになりーので…


以前から専門店ならではの高価で有名な旧車ショップ、勿論値段なりの上物ばからがいつも並んでる…
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UP①
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補足
画像右端:R20系ハイエースワゴン(1977~1985)159万円!
画像右から2台目:S130フェアレディ200Z 2by2(1978~1983)229.9万円!
画像右から3台目:130セドリックス後期ペシャル6 (1968~1971)159.5万円!
画像左から2台目:VWタイプⅢバリアント(1962~1973) 199.1万円!
画像左端:GC10スカイラインセダン2000GT(1970~1972)550万円!

UP⓶
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補足
画像右端:S30フェアレディZ 2シーター240Z-G仕様(1969~1978)519.2万円!
画像右から2台目:S30フェアレディZ 2by2(1974~1973)399.3万円!
画像右から3台目:PA90系117クーペ☆☆(スター)XE (1978~1981)189.2円!
画像左端:SAホンダライフツーリングSL(1971~1974)92.4万円!

どうっすか?40歳以下は知らんクルマもあるでしょうね~…

まっ、Zやハコスカはこの位しても当たり前(ってかこれにしても異常な金額だけんどね、ハコスカのGTやS30Zのただの?2000Zなんて80年代はゴ〇だったけどさすがにこれらの高額化はもう慣れたわw)だけど20ハイエースなんて少し前ならゴ〇だったもんねぇ、まっ、ハイエースに限らず一時期は価値なし問答無用の解体送りが当たり前でもその時期を過ぎてこうして生き残ってれば立派なお値段!! 今に始まった事じゃないけどw

タイプⅢも昨今はスゲェな、元祖ビートルがさすがにもう絶滅に近い状況だからか以前はビートル人気の影に隠れてたけどあの♪バタバタ~という空冷独特な音が有難いってマニアも多いみたいだし…。

130セドなんて70年代後半~80年代ではアクションドラマの破壊要因だったし117だってこの最終☆☆なんて初期ハンドメイドと較べたら大量生産の普及型でハンドメイドは昔から希少価値だったけど☆☆がココまで上がるとはねぇ、まぁこの異常高騰の最中で知名度は高い117が200万以下だと”安い”のかもしんない、しかし古いオッサンは頭の中の固定概念が消えんので(汗)

こんな中で初代ホンダライフは注目、360→500/550の新規格施工近くにデビューしたライフだったんで3年程度しかなかったし中でもスポーツグレードのツーリングシリーズなんて往時もほぼ見なかった記憶…
前任N360に較べマイルドに、そして車名が示すようにファミリー中心にラインナップされたライフは普及型のおとなしいグレードが90%以上じゃなかったかな?クソガキ時代にライフのツーリング見ると振り返る位珍しかったしねぇ、当時、スポーツ版はホンダZというスペシャリティがいたんでそっち系を望む方々はほぼZにしたんしゃないかい!?って感じなのでこの展示ライフツーリング、レア度は相当だしその希少性の割には安いかも!?!?

と信号待ちのヒトトキを溜息付いてからお仕事×2!!
オミクロンや半導体不足の影響から中古輸送も少ないながら事故車やらレンタカーの代車運んだりとそこそこ忙しく毎日街駆け回ってるんで街中珍・旧車、それなりに出会ってはいるけどなかなか撮影できんのヨ、そんな中で一応捕獲できたのを上げとくかなーっと。

ランクル70プラド
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70プラド、大して珍しくない?いや、数年前リバイバル復活したヤツではなくオリジナルの初代(1990~1996)は久々の目撃、マニアらしくピカピカにカスタマイズされており40や60ランクルをレストアしてるのは多いけど70って珍しくないっすか…?

そして仕事先の工場に入庫していたコヤツ↓
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思わず声が出た変態車w PAネロっすよPAネロ!まだいたんだねぇ~(+_+)

PAネロについては過去 “変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第8弾!! でウンチク語ってるんで興味ある方(いればだけどw)はどうぞ踏んでみて(笑)

いすゞジェミニクーペをカマロ風?に仕立てヤナセで売ってたPAネロ、この30年でいすゞもヤナセもすっかりと変貌してしまったけど希少な生き字引だもんねぇ、往時も今も人気ないからこの旧車高騰のご時世でも我が道を行くPAネロとそのオーナーさん、かなりくたびれてはいたけど大事に乗り続けて欲しいモンです!
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おしまーぃ(^^)/
Posted at 2022/01/27 01:52:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | 旧車 | クルマ
2022年01月20日 イイね!

珍車PART928

珍車PART928
珍車シリーズ928弾!

いやいや、まだこんな程度のいいエボⅢが残っていた、Ⅲは現在の90年代スポーツの異常な高騰前から10あるエボシリーズでも人気が高く早くからプレミアム化、その時代に程度のいいモノは海外に流れAAにたまにいても箸にも棒にもかからないような程度悪いのばかりだったんでもう上物Ⅲは消え失せた?と思いきやどっこいまだ居たんですよねぇ!(^^)!

⇒『平成7年(1995)CD5A型ランサーGSRエボリューションⅢ』!!

これもマニアには知れ渡る名車、従ってワタシ如きがクドクドと語るのも憚れるんで純粋に出品車を語っていこうかと…

まず四半世紀過ぎの個体で4点評価ってのがスゲェ、5年落ち10年落ちですら3点、3.5点というこれより低い評価点はザラにある中でこの年式で4点はなかなかない、しかもクルマがクルマなんでね、酷使され傷んでいて当たり前な中、このエボは競技等には使わずGSRらしく街乗りオンリーでかなりの溺愛がなされていたんでしょう、内装Cに外装Bというのも年式やクルマから考えると奇跡的、最早ココまで状態のエボⅢはなかなか類を見ないと言っても過言ではないでしょうナ!

走行も実走8万kmという一桁台、内外に経年劣化や錆記載はあるもこの点数なら常識範囲の痛みの様子、レストアレベルでもおかしくない年式ながらアンダーコートや磨きでまだまだ対応できるレベルと推察!
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今やエボもどのタイプも高額化してるも現在の状況の前は下手すると新車に近いエボⅩよりも15年、20年落ちのⅢの方が高いなんて時期もあった、さすがに現在はトミマキやⅧ/ⅨのMRが上回るもそれはR32~34GT-RやS15シルビアなんかと同様な異常な値、希少度は間違いなくエボⅢ、ってか第一世代のエボ(CE/CD系)な訳で無論トミマキもMRもいいけどエボⅢがそれ以下であるなら(ほぼ絶望)オレ的には全然それがえぇ、非天文学的な金額出せばモノがいいとは限らず常識的な価格でこの個体のような個体に出会えればそれこそラッキーだし♪

ランサーエボリューション→同エボリューションⅡに続いて平成7年、まだ30そこそこの時に発売されたエボⅢ、どデカウイングとガンダムチックなエアロはマジカッコ良く買う気満々、金策できた時は既に遅くⅣに切り替わり泣く泣くⅣを新車で購入した想い出が蘇る、勿論ⅣはⅣで良かったけんどね、じゃないと今更またⅣも維持せんでしょwww
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出品車の下回り、皆無とはいかないながらそこそこ綺麗な下回り
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C評価の内装、社外メーターが映える何ら問題ナシの綺麗さでウーン、欲しいっす
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驚きの実走8万㎞台!!
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B評価という高得点の外装も言う事ない、フルオリジナルに近くOZの16インチもそのまま、変えてるのはマフラー位かな!? ここまで上物Ⅲはもう2度とお目に掛かれないかも!?!? 往時に一番出たガンメタ、ⅠとⅡにはなかったド派手なダンディライオンイエローがイメージカラーだったⅢながらやはり派手過ぎ?見かけるのは白かこのガンメタが多かった気が…
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さて気になる落札額は今時なんでかなりのもの、店頭プライスは400以上は間違いない金額、ガメツイとこなら500超えもあり得るなぁ…

上述で”常識的な価格”なんて買いてるけど訂正しなきゃね、25年前の大衆車ランサーな訳でそりゃいくらエボでも400、500はねーべ!と思うのが正直なところ、恐らくこれもJDMの餌食になってアメリカ送りになってしまうんだろうねぇ、我々世代が胸熱くした90年代の名車達、エボに限らずバカな高騰が早く終息しこれ以上国外流出しない事を願わずにいられないもまだしばらく狂乱は続くんかな?

今のうちにVR-4もⅣも手放せば結構儲かるとは思うけんどね、投機はしたくないしなかなか愛車愛を断ち切れんのが悪い病気で(笑)

(^^)/
Posted at 2022/01/20 21:01:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ
2022年01月15日 イイね!

失敗!?やっちまった!? 残念フルモデルチェンジ”ザ・ベストテン”

失敗!?やっちまった!? 残念フルモデルチェンジ”ザ・ベストテン”

今回のベストテンは”変えなきゃよかったんでね?”とNEWモデルを見て皆さんも感じた事、一度はあると思います、そんな思いをしたクルマ達のフルモデルチェンジ(FMC)をやってみっかなと…

最初に断ればこれもあくまでもワタシの基準、思いです、まぁ、大体市場の評価や実際のFMC前後の人気/売上げは比例しているとは思いますが中にはヒトによっては”えっ、アレって新型の方が良くね?”ってのもあると思いますがそこは元Gure個人的意見としてスルー願います!



例によって定義としては国産4輪限定で乗用車(一部商用含む 軽/登録車)とさせて頂いておりますので宜しくお願いします。

それでは早速『 残念フルモデルチェンジ”ザ・ベストテン”』やってみたいと思います。

それではまいりましょー!今週の!?第10位!!

【初代→2代目トヨタセリカ】
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(初代TA/RA20-30系セリカ 1970~1977)

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(2代目TA/RA40-50系セリカ 1977~1981)

1970年に三菱ギャランGTOと共に日本初のスペシャリティカーとしてデビューしたセリカ、HTノッチバッククーペと後にはHBクーペのLBを追加、当時は希少なDOHCエンジンを1.6/2Lに設定し流麗なスタイルとスポーツカー並みの高性能を売りに絶大な人気を誇りました!

初期ダルマ(HTクーペ)が発売されたのがワタクシ小学生になるかならないかの時期、クルマに関しては多感になる入口と言っていいかな?オヤジの影響で僅か6~7歳でも菱贔屓でしたがセリカ、素直にカッコ良かった!

初代セリカはこの種のモデルとしては異例な売上げと人気を誇り7年の長寿で末期ですら売上げがダウンが起きなかったという伝説もある程でしたんで77年、輸出先のアメリカ等の要望を採り入れボディを大型化しアメリカンナイズされたスタイルにFMCされた時はマジにガックリしたもんです…。

DOHCを2種TOPに据えた搭載エンジンは普及型を新採用した以外基本同じ、排ガス規制期なので走行性能的にも不利な時期でもありそれに増して軽快さを失い贅肉をタップリと蓄えてようなイメージになってしまったその変わり様にはショックさえ受けたモノでしたねぇ、市場的空気、評価も同様、セリカファンからはFMC前に”どうか変えてくれるな”との要望が殺到したとかしないとか?こんな根強いファンの要望を無視したFMC、当然初代を下回る人気と販売となってしまいこのFMCは失敗と言っても過言ではないかもしれない…

しかし有名な2代目セリカのコピー『名ばかりのGTは道を開ける』が象徴するように当時日本では貴重なDOHCエンジンを有する事から一定以上の評価はあり人気が無かった分現在残存する2代目セリカは初代よりも希少な存在な事は確かですナ!

続いて第9位!

【2代目→3代目プリメーラ】
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(2代目P11型プリメーラ 1995~2001)

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(3代目P12型プリメーラ 2001~2008)

オースター/スタンザの後継であった初代P10プリメーラ、日本車離れした秀逸なハンドリングヤサス設定、名器SRエンジン等で稀に見る高評価を獲得、常に不人気車の烙印を捺され続けた先代モデルとは正反対の高い人気を誇り大黒柱のブルーバードをも上回る販売量を記録したのも有名…

その流れを引継いだ2代目P11プリメーラも基本はP10のキープコンセプト、ボディ拡大による重量増で若干P10の走りはスポイルされるものの評価が高かった欧州車風のスタイリングを始め玄人好みのファミリーセダンとして存在感を発揮、P10程ではないながら評価も上々でした。

そして2001年の3代目P12がデビュー、P10~11のイメージはすっかり消え失せ近未来的ではあるもアクの強いスタイルとなりこれも正直凹まざるをえない!といった感じ。

好き嫌いはあると思うも何よりP10~11にあった軽快感とスポーティさがなくなりセダン(ワゴンもアリ)としては見慣れない摩訶不思議な出で立ちはワタシのような保守的な人間には確実に嫌われるモノ、新しさは認めるもこれをプリメーラと言うには無理があると思ったモノでした。

言い過ぎ承知で初代、2代目の評価を台無しにした感すらあるP12、セダン人気衰退もありましたが実際この代でプリメーラは消滅してしまいましたしね、日産としては無かった事にしたい失敗FMCだったと思います!

そして第8位!!

【7代目→8代目トヨタコロナ】
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(7代目AT/ST/RT/CT140系コロナ 1982~1985 ※営業向けは除く)

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(8代目AT/ST/CT150系コロナ 1983~1987)

今は無き長い歴史を誇るトヨタの大黒柱だったコロナ、世が世ならヤバいネーミングですわなw

そんなコロナの7代目時代、1982年当時はこのクラスに旧態のFR→FFに転換される時代でありFF化に積極的だった日産はライバルのブルーバードを一気にFF化、三菱ギャランΣやマツダカペラも順次FFに切り替わっていく中、保守層ユーザーが多いトヨタはFF化に慎重でコロナはまず6→7代目でもFRでリリース、翌83年にまずメインではない5ドアとして次期型となるFFの150系を140系のボディバリェーションとして追加、FF慎重姿勢故に140系はデビュー僅か1年で8代目の一部がお目見えするという特殊な状況となった訳です。

その後セダンでも5ドアベースのノッチバック4ドア(8代目150系)を83年暮れに発売、140系は廉価版、スポーツモデル、営業用に縮小され実質的に140は2年で次期型への置き換えになりました。

コロナと言えば昔から典型的な”オヤジ車”としてのイメージが強固、同じファミリーセダンでもカローラのようにリーズナブルさもなくカリーナのような若々しさもない、40代以上をターゲットにしたよく言えば落ち着いた大人のセダン、悪く言えば前述の如くオヤジセダン…

そんなイメージをFR最後だからかどうかは知りませんが140コロナは大幅に打破、セダン/HT共にこの代から兄弟化されたカリーナやセリカよりも妙にスポーティで妙にトンガッていたイメージ、ライバルのブルーバードが当時のスーパースターであるジュリー(沢田研二)をキャラに一世を風靡する910ブリーバードが大当たり、ジュリーのスター性とカッコ良さを見事にブルに投影し大人気を得ていたのが要因、ジュリーに対抗して映画007のR・ムーアをCM起用、ツインカムターボや最後となるFRを最大限に謳いセダン/HT共にシャープで鋭角的なスタイリングはとてもコロナのそれではなく特にHTは”ミニソアラ”と言われこれまでは無縁だった若い世代からの支持を集めました…。

これに対し83年から追加された次期型150はまぁ正常な従来型コロナの進化形といった印象、スタイリッシュでもなければ若々しさもないこれまで通りの”オヤジセダン”然とした出で立ちは残念と言うか「あぁ、コロナ、正常に戻ったなぁ」といった印象、商業的にも150も順調に売れある意味、140がコロナとしては異端児だったのでコロナ、FR最後のハッチャけでありトヨタやコロナユーザーには150がアンパイでもありワタシ個人の意見が強いのは間違いないですがスポーティモデル好きには共感して頂けると感じます!


さぁ、7位行ってみましょー!

【8代目→9代目日産ブルーバード】
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(8代目U12型ブルーバード 1987~1991)

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(9代目U13型ブルーバード 1991~1996)

過去の企画『 偉大なる“UP! DOWN! 野郎たち”!!!…ブルーバード編』で語ったようにブルーバードというモデルは失敗と成功を繰り返してきたクルマでイチイチ取り上げるとキリがないので今回は最も近年の8代目→9代目を7位に入れてみました!(ブルーバードの遍歴は こちら ①~⑩をご参照下さい)

ブルーバードは初代(310)→2代目(410)、3代目(510)→4代目(610)、6代目(910)→7代目(U11)とし成功→失敗の繰り返し、かつてBC戦争と言われトヨタの小型車屋台骨を支えるコロナのライバル、日産小型の重要基幹車種であってたにも関わらず少々見ていて危なっかしかったのが正直なところ、安定した人気と売上を誇るコロナに対し売れるのは爆発的に売れるもダメなのはコロナの足元にも及ばない、まぁ、通して見ればバランス取れているかもしれんけどw

8代目U12は大ヒット作の910をFFにしながらキープコンセプト化したU11が失敗、910のバランス取れたプロポーションをFF化により崩し似て非なるモノの印象が強くブルとしては久々の6気筒(V6)マキシマを追加したり気合を入れたモデルでしたが910の劣化コピー的出で立ちに酷評されました、とは言っても基幹車種、それなりの販売はなされるも910があまりにも偉大過ぎたって感じ。

そこでU12は910の精神に立ち返りシンプル&クリーンさを強調、マキシマは別車種とし本来のファミリーユースに戻り嫌味の無いスタイリングで万人向けを狙いながらアテーサやツインカムターボも採り入れさり気ない高性能さも持ち合わせ410や510時代に築いた見かけはファミリーセダンでも高性能=SSSの意義を再び味わえるモデルとして好評でした!

そんな中次期U13は再び失敗作、かつて410で犯したやっちゃいけない尻下がりのデザインにより日本人には嫌われ一気に不人気車に転落となってしまいます、このスタイルは北米からの要望で採用されたもので同時期のレパードJフェリーも同じデザインで大コケ、日本では410ブル始めとして尻下がりのデザインは当時鬼門でもありましたが日産は米国の意見を採ったため日本のユーザーから見捨てられた格好、今も昔も日産は海外で強い部分もあり日本市場を軽視?って訳ではないでしょうが他メーカーに較べそのキライが強い気がしますネ、U13が出た時、素直な印象は「ナンじゃこりゃ、410の悪夢再びか?」なんて思ったのが残っておりまする。。。

さぁ、第6位!!

【6代目→7代目日産スカライン】
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(6代目R30型スカイライン 1981~1985 ※バン、ワゴン除く)

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(7代目R31型スカイライン 1985~1989 ※ワゴン除く)

今でこそ7th=7代目スカイラインも高評価されていますがそれはあくまで後追いの2ドアクーペがメイン、6代目R30までの最強のスポーツセダンのイメージをかなぐり捨ててハイソ路線に突っ走ったデビュー当初のR31は失敗FMCとしてリアル世代には名高くある意味R34→V35になった時よりもショックは大きかった…

85年当時は好景気の中、所謂ハイソカー=高級車が持て囃されその火付け役、中心はトヨタのソアラやマークⅡ、日産も負けじとレパードやローレルでそれらに対抗しますが当時のトヨタの神がかり的な人気には敵わずに遂に当時でも国産名車に数えられた著名なスカイランまでもそのハイソ流行に巻き込まれる結果=それがR31スカイラインであり従来のセダンはそのままにスカイラインの象徴でもあった2HTを廃止し4HT化、高級版には以前からローレルという兄弟がいながらもスカイラインも高級路線化させた内容いはさすがのハイソ時代でも多くのクルマファン、スカイラインファンは大ブーイング、ともすれば高級を謳うばかりオヤジ臭さ、旦那臭さがはびこるハイソカーの中でR31はスカイラインらしい若々しさは持ち合わせるもカーマニアにとってはスカイラインは特別なクルマ、それが大衆迎合、時代に流された事は許されず酷評という結果になりました、日産はこの結果に慌てて翌86年に従来の2HTに代わる2ドアクーペをラインナップ、そのクーペにかつてのS54~R30までのスカイラインの精神を注ぎ込みどうにかファンの溜飲を下げた訳ですね~。

しかしさすがのスカイライン、R31のセダンや4HTだとしてもそのような過去は既に時効?現代のスカイラインが変わり果てたモノになってしまったのもあり今では評価されている訳ですからあの頃を知る世代には感慨深いモノがあります!

☆☆☆~今週のスポットライト!!~☆☆☆
今一歩、惜しくも(?)ベストテンに入らなかった じゃない方 はこちら!

【4代目→5代目カローラ】
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(4代目KE/AE/TE/CE70系カローラ 1979~1983)

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(5代目AE/CE80系カローラ 1983~1987)

ダハハ、このFMC時期、実際ワタシこれ売ってたんでワタシの思いも当然ながら販売現場で感じた空気や体験からこれも失敗FMCと言わざるを得ませんナ。

但しこの時期のトヨタはFR→FFに移り行く過渡期でありその流れに一気に乗らず慎重、コロナの項でも述べた通り段階的なFF化を行いカローラの場合はメインであるセダンと従来のLBから変わる5ドアHBをまずFF化、スポーツバージョンとされる2ドア(70時代がHTとクーペ、80になり2ドアクーペと3ドアクーペ=レビン)は旧70系のシャシでFRのまま(ボディはFMC)とされました。

レビンに関してはメインを2T-G DOHCから代わり新開発の4A-G搭載とし後のアニメの影響もあり今や押しも押されぬ高額プレミアムカーとして人気のAE86、これに関しては個人的にはシャープなスタイリングの旧レビン(TE71)が好みというユーザーも少なくなかったながらも当時のテンロクとしては並外れた高性能な4A-Gの前にはスタイリング云々よりも旧態以前の2バルブDOHC 2T-Gは完全に時代遅れでしたし人気販売は順調でした。

一方のセダン系はカローラとしては冒険的な個性的スタイリングを採用、レビン系含めて丸っこくなりそれまでのカローラに較べ非常に個性的、しかしセダン系を選ぶユーザーには4A-Gとか関係なくやはり保守層にはFF化は受け入れられずかつその丸ッこいデザインもショールームに見に来たお客さんの多くは「なんでこんななっちゃったの?」という声が多かったのも事実、ワタシもそのお客さんのご意見はごもっとも!と思ってたんで同じFFでも角ばった当時のAL20カローラⅡを薦めたりしてましたっけ(笑)

それでも当時最量販車種のカローラでしたんで報奨金に困らない程度には売れましたが70時代は黙っていても売れていたのが80になると結構努力しないと売れない、そんな思いはありましたねぇ…。

失敗FMC、売る側の思いも多分に入っていますが次期90系が同じFFでもあれほど売れまくったのを見たりその後の80系(セダン)の評価を鑑みるとそう言わざるを得ません!

さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【6代目→7代目三菱ギャラン】
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(6代目E30系ギャラン 1987~1992)

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(7代目E50~80系ギャラン 1992~1996)

稀に見る菱バカ、ギャランバカ?な元Gureとしてこれはショック以外何者でもなかった…

所有車輛なのであまり褒めちぎると嫌味になるんで軽くですが三菱らしいマッシブなスタイリング、空力無視のイケメンな逆スラントノーズに2分割グリル、当時2L最強の4G63エンジン搭載のVR-4を頂点とするE30ギャランは好き嫌いは別れるでしょうが非常に個性的、世はハイソブームで背の低い流麗な4HTばかりの中で背高でメリハリの効いた迫力あるスタイリングは正にラリーウェポンそのものでしたし国際ラリーで常にTOPを走るVR-4の雄姿に惚れたのはワタシだけではないでしょう…

そんなギャランは1992年にやめとけばいいのにクラスUPしてFMCを実施、E30にあった個性や迫力は皆無となりそれまでの”スポーツセダン”の訴求は下級ランサーに譲りV6エンジンをも搭載する高級路線に変化、上にディアマンテが存在するのに無意味な3ナンバー化、ボディ拡大と併せて贅肉タップリのふくよかなスタイリングはE30ギャランとはあまりにも変わり果ててしまいそのサマにはこれほどの菱バカですら”尾いていけぬ!”と思う程残念でした。

中身的にはバブル期設計の恩恵で質感は大幅にUP、新開発V6エンジンのフィーリングもよく世界初のファジーシフトAT等も採用し決して悪いクルマではなかったながらいかんせんそのスタイリングが受け入れられずE30で築いた名声を失墜させたといってもいい程、とのかくこれも失敗FMCの5本の指に入ると思いこの順位としています!

いよいよ上位に行きます、第4位!!

【2代目→3代目マツダコスモ】
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(2代目CD系コスモ 1975~1981)

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(3代目HB系コスモ 1981~1990)

3代目コスモデビューの時も”あちゃー、やっちまったナ~」と思ったモンですw

何せ先代2代目コスモが1975年にデビューした時は鮮烈でしたからねぇ、OILショックでRE戦略からなる瀕死のマツダを救った2代目コスモ、名車の名が誉れ高いコスモスポーツ亡き後、3年ぶりにコスモの名を名乗りスポーツとは異なる当時ではいすゞ117位しかなかった後高級パーソナルクーペとしてデビュー、当時の富裕層向け高級2ドアはクラウンやセドグロの2HTやマークⅡ、ローレルのやはり2HT、それらとは一線を画すクーペ専用ボディ、ピラーウィンドウと呼ばれた独特なサイドビューの美しい処理、そして排ガス対策などには何ら影響なくパワーを誇示するREエンジンがメイン(レシプロもあり)という富裕層にとっては燃費などそれほど重要ではなかったのを逆手に取りCDコスモは大人気、当時としては高額な最高グレードのLTDでは200万に近い金額ながら発売以降飛ぶように売れマツダの窮地を救った功労車でした。

そんな2代目コスモは6年のモデルライフ、さすがに4年を過ぎた辺りから売れ行きは鈍り81年にFMCしますがこれは?と思う得る程の不思議なスタイリングに変貌、流行のリトラを採用したのはいいとしても4灯全てがリトラで大味な感じ、スタイリングもペキペキ調で流麗さもない、先代のピラーウィンドウはモチーフとして残されますが取って付けたような印象で酷評、後期ではこれが取り払われたりしていました。

REパワーも健在で82年にはRE+ターボも追加、この時期の第二次ハイパワー戦争に名乗りを上げますがいかんせん個性的過ぎるスタイリングが支持を得られずREターボもサバンナRX-7に設定されるとコスモは影が薄くなり先代当初の勢いがウソのような不人気モデルとなってしまいました。

HB系コスモは従来別モデルだったルーチェと実質統合されたのもありパーソナルらしさを失ったのもありますがとにかく万人受けし難いスタイリングが仇、マツダらしい冒険と個性は評価できるもそれが悪い方に行った一例でこれも完全に失敗FMCだと思います!

ベスト3に入ります!今週の(もうええって)第3位!!

【2代目→3代目ウイングロード/ADバン】
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(2代目Y11型ウイングロード 1999~2005)

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(3代目Y12型ウイングロード 2005~2018 ※ADに関しては現行)

これに関してはほぼワタシ個人的な思いが強いのでご了承願います、Y12型をお好きな方には失礼ですし決してY12型、後半は日産の手抜きもあり撃沈しましたが失敗FMCという程世間では酷評ではなく逆に数少ない小型クラスワゴンとしての存在感は高かった方と思いますね、日産が適切にMCやFMC等の商品陳腐化を防いでいればまだまだ需要はあったと思います。

Y11はかつて仕事でも使っていた程でシャープなスタイリングがワタシ好み、スタイル優先なのでウイング/AD共に積載性や後席は犠牲になっていましたが当時ライバルのE100系カローラワゴン→E120系カローラフィルダーと互角に渡り合う実力もああった。
そして何より気に入っていたのがルーツであるサニーバンの軽快さを持ち合わせていた点、カローラにこれはなく日産は商用やワゴンであっても乗り味が軽快で運転を愉しめる、そんな伝統を失わない点は贔屓でした(その分タイヤや足には不安がありましたが…)

そしてY12になってからは個人的には苦手な丸っこいデザインとなりロングルーフ故にワタシには芋虫にしか見えない出で立ちは受け入れ難い、しかも持ち味であった軽快さは大幅な車重増に伴いモッサリしたフーリングとなりA型~QG型に至る歴代エンジン、サニーバンから受け継いだ俊敏さは消え失せたのもワタシには失敗FMCとしか映りませんでした…。

商用ADバンは今も現役、つい最近までは三菱もオリジナルのランサーカーゴを止めADのOEMとなり売ってましたが正直止めてくれ!って感じ、ランサーの名を汚すな!って心境でOEMランカゴが廃盤となり正直ホッとしているかもwww

とうとう来ました!第2位!!

【4代目→5代目サニー 】
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(4代目B310型サニー 1977~1981)

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(5代目B11型サニー 1981~1985)

これも大ショックでしたねぇ…。
まぁ、時代背景もありFR→FF化の時代でしたのでそれもこの古きFR世代としては大きく影響しているとは思いますがサニーは2代目B110~310迄、ワタシら世代には青春期、様々な意味で運転の愉しさを教えてくれた秀逸な教材、OHVという一見非力に感じるパワーユニットながら軽量さとクイックなハンドリング、重量バランスで腕さえ磨けば下手なスポーツカーをもカモれる実力から本来万人受けファミリカーであったサニーですが走りの愉しさという点では王者カローラをもよせつけない、そんな郷愁のあるクルマでした。

ところがFF化に積極的な日産は1981年、まだFFが異端な時代に早くもサニーをFF化、1970年にチェリーでいち早くFFをラインナップした日産でしたが81年当時ではまだまだFFの悪癖は顕著、あれほど運転に愉しさをを与えてくれたサニーはどこ行った?と哀しくなる程でした。

とは言えE型エンジンは元気で俊敏、あくまで駆動形式の変更からなるFR世代の偏見も多分にあると思います、しかしスタイリングもFFの特徴を活かす為という大義から従来のサニーにはなかった鈍重さ、セダンやワゴンのカルフォルニアにはそうした”走り”の要求は少なく影響は僅かだったでしょうがかつてレースの世界でも輝いたTSサニー=クーペモデルにもその片鱗は皆無となりズングリムックリした出で立ちは市場的にも受け入れられずB11になって僅か2年で廃止されるという憂き目に…

まっ、その分次期型B12ではB11の酷評を徹底して改革し大人気を得たのでB11はFF第1弾、実験的要素もあったかな?と納得しますが今思い出してもB310→B11のFMCはマジでショック大きかった、「オレたちのサニーはもういないのか…」って淋しい思いでしたねぇ。。。

さっ、オオトリですね!!第1位はこれでした!!

【2代目→3代目ソアラ】
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(2代目GZ/MZ20系ソアラ 1986~1991)

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(3代目JZZ/UZZ30系ソアラ 1991~2001)

今回の1位はこれしかない!ダントツの残念度合いは2→3代目ソアラでした…

我々世代には初代10~2代目20ソアラはそりゃもう憧れのクルマ、10代~20代の憧れだけは強くともソアラなんて雲の上のような高額車輛、憧れが強い分思い入れも強く富裕層や金持ちボンボンが乗り回すのを指を咥えて見ているしかなかった貧乏人にとっては眩し過ぎる存在。

しかし!そんなソアラが91年の3代目にして大変革、直線基調で芸術的にさえ思えたあの美しくスタイリッシュなデザインは何処へやら、ナマズのような大味な顔になりヌメってとしたスタイリングに変わり果てソアラ、終わったと思えましたねえ…

現代では貴重なFR縦置き6発という部分からドリ車としては評価されるようですが当時としては市場的にも”やっちまった“感全開で10年掛かって築いたソアラの名声はこの30で失墜したと非常に残念、10~20系では国内専用モデルだったソアラを海外進出としたのも米人好みを意識した結果が30不人気を呼び高級クーペ需要の衰退という要因もありますがソアラやレパード、コスモ等高額パーソナルクーペがスタイル他に魅力を失ったのも要因だとも思います。

デビュー時のセンセーショナルさはどんなクルマにも負けないソアラは30以降は様変わり、最後はレクサスに吸収されて終了、あの鮮烈なデビューを思い返すと寂しいソアラの終盤だったとシミジミ思います。


ランキングは以上となります、残念FMC、12~20位は下記の通りです!
12位スカイライン(10代目R34→11代目V35)
13位スカイライン(8代目R32→9代目R33)
14位シティ(初代AA/VF→2代目GA1/2)
15位インプレッサ(2代目GG/GD→3代目GE/GH/GR/GV)
16位プレリュード(3代目BA4/5/7型→4代目BA8/9/BB1/2/3/4)
17位レガシィ(4代目BL/BP→5代目BM/BR)
18位セルボ(初代SS20→2代目SS40)
19位シルビア(5代目S13→6代目S14)
20位ディアマンテ(初代F10/20→2代目F30/40)

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如何でしたか?毎回〆では書きますがクドイですがあくまでもこの企画はお遊び、『それは違うだろ?』とか『あれも酷かったじゃん!!』的なご意見もあろうかと思いますがこれはほぼワタクシの基準です、これを読んで皆様も独自に”あのFMCは最悪だったなぁ”と思いを馳せて下されば幸いです!

尚、本文中に記載した特定車種のファンの方、オーナーの方には不快に感じる記述もありますがそこはお見逃しくださいまし<(_ _)>

長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2022/01/15 22:15:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ

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