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元Gureのブログ一覧

2015年10月31日 イイね!

保存版・ナンバー取得前、ヒュージブルリンク交換

保存版・ナンバー取得前、ヒュージブルリンク交換
(2015/10.31UP)

先日のブログで語った山陸で破損のヒュージブルリンク、昨日、横浜での行きつけである関東三菱に発注し本日入荷したので引き取りに…


↓念のために予備も含めて2個仕入れ!


旧いクルマなので部品が出るかは毎度のように不安でしたがメーカー在庫もあり翌日には入荷
でひと安心でした。
価格も1000円強、ヒューズとしては高いですが出るだけマシ(^-^;

↓写真中央のやや右寄りの一番上が短絡箇所、ここに仕入れヒューズぶち込んで完璧!


登録まで後2日、待ち切れずはやく仮ナンとおさらばしたいGureでしたー(^^)v
Posted at 2017/08/14 21:01:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車被災→復活劇 | クルマ
2015年10月28日 イイね!

保存版・公道復帰に向けて(*^^)v

保存版・公道復帰に向けて(*^^)v (2015/10.28UP)

さて、大変長らくお待たせしました!って感じですが^^;

資金もようやくギリですが貯まったのでギャラン、いよいよ路上復帰に向けて始動です!


弱くなっていたバッテリーも充電、最終点検も昨日までに終わらせたのでまず山梨陸事で本日予備検を受けました。
予定としては本日予備検→横浜移動→1カ月分の日割り自動車税をケチるため月明け2日に横浜陸事で本登録=晴れて路上復帰という感じ、何故に2度手間かけるかは節税とハマナン取得、そして月末とは言え大概ガラ空き(横浜はほぼ激混み…)の山陸で検査受ける方がラクだからと言う訳ですねw

↓一通り最終チェック、最後に灯火類を見てイザ予備検に出発!!


次男が今日休みなのでFrタイヤ、はみ出しが微妙なので念のため予備タイヤを倅のリベロにガレージジャッキや工具と共に積みサービスカー?で同行します。
あっ、どこかの?山梨外道やいい加減なクルマ屋とは違い無車検、テンプラナンバー走行はせずきちんと回送運行標識(仮ナン)を借りていますよ、勿論自賠責も加入済!当たり前ですがその当たり前をできない輩もおりますからね~…

復活後これだけ長い距離を走るのは初めてなので若干不安あるも至って順調快調に山梨陸事に昼着、テスター屋(予備検査)受けて光軸とサイドスリップをしっかり調整、13時を待ち書類を先に済ませます。

↓順調に陸事に着いたのは良かったけれど…!?1?


書類受付後、さぁラインに入ろうとしたら…?、キー捻ってもウンともスンとも云わねーじゃん(*_*;
いやー、パニクリましたねー!!

バッテリー充電がダメだった?いや、ここまで50km近く走ってそれじゃオルタが死んだ?とか頭ん中渦巻きますが冷静に症状見るとドア警告灯やルームランプは点灯している、しかしキーONしても警告灯一切点灯せず…こりゃイグニッシッションだべ?とエンジンルーム内ヒューズをチェック(この時1個ヒュージブルリンク破損…泣)しかしどのヒューズも切れていない???
後はキー裏のコネクター/配線しかねーべ!(見えない部分の配線ではどうぞないようにと祈りながら…)とハンドルコラムやインパネ下半分をはぐりカプラーチェック、するとターボタイマーのカプラーの接触が悪かったみたくこの部分を触ると電源入ったり切れたりで…

そこでカプラー外しキボシをチェック、一つが前オーナーが無理やり差し込んだらしく曲がりを発見、これをラジオペンチで老眼にムチ打って修正、これにてハメると無事通電、接触もOK!
破損したヒュージブルリンクが問題ですがこれは電線を適当に繋ぎ短絡させる応急処置で何とかラインに入れましたわ。。。

↓アクシデント発生から応急処置でいざラインに向けてGo…


このトラブル→原因探索→修正で1時間半ほど費やし3ラウンドで予約していたのが第4ラウンドになってしまいこれ以上何かアクシデントあると今日の検受は無理だなや~、と凹みながらラインを通すとタイヤが案の定NG!!
この判定受けたのが検査場終了の10分前だったので大慌てでPに戻しレースでのPIT並みに速攻で倅と二人でタイヤ交換、ギリギリで全て合格の判定を無事もらいましたわwww

今日の山梨は夏並みの日差しで気温28℃、暑い汗なのかイグニッシッションのトラブルの冷汗なのかよう分からん大汗かきましたが無事予備検取れてホッとしました~。

この後倅と別れワタシは横浜に移動しますがヒュージブルリンクの件もあり高速で何か起きるとヤバいので下道で様子見ながら走行、横浜自宅に20時に到着で本日の行程終了です!
後は横浜の三菱にヒュージブルリンクを注文し取り付ければ問題ないでしょう、登録まで5日辛抱ですがおかげさまで路上復帰、目前まで来ましたヨ。。。

登録は雪に散った2号機の番号にて希望ナンバーとするのは言うまでもありません、ギャラン復帰を応援してくれているお仲間やみんともさん、心あるファン登録してくれている皆様に次回ギャランに関する報告は“祝・ハマナン取得”ができる筈、もう少々お待ち下さいネ~(^^)/~~~


この記事へのコメント
§特攻隊長§
2015/10/29 01:24:57
(^ω^ ≡ ^ω^)おっおっおっいよいよですね〜(´^ω^`)
ヒュージブルリンクが切れたのはターボタイマーが原因なら交換で済
みそうですね
ハマナン良いですねぇ~( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン
楽しみにしております

コメントへの返答
2015/10/29 21:43:51
有難うございます、ヒュージブルリンクは抜き差し時の外的要因で破損、ターボタイマーは関係なく単にそれの接触不良という結論に至りました。
エボ浮気により当初予定から3か月位?遅れましたがようやくここまでこぎ着け感無量です!

slcinquecento
2015/10/29 01:32:15
こんばんはー。
お疲れ様です!!
いやあ、大変だったご様子・・・
しかし、結果オーライ!!無事ライン通過。
おめでとうございます!!
予備タイヤ持参とは、さすが経験が成せる技でしたねえ(笑)
時間ギリギリだったということでしたが、次男さんのご協力も絶大だったようで親子の絆がより深まったので
はないでしょうか・・・

登録まであと5日なんですね・・・
Gureさんと作業された皆さんの心境を思いますと、自分も僭越ながら感無量な気持ちでいっぱいになってし
まいます!!

コメントへの返答
2015/10/29 21:56:39
こんばんは、お疲れ様です!
この後に及んで何故にトラブルか?もう少し前か後ならパニクらなくてもいいのによりよって受験直前のアクシデント、こんな経験は初めてです(汗)
タイヤは…まぁ、見た感じヤバそうでしたので備えあれば憂いなし!!っていう感じですかねw
確かにこの日の次男の存在は有効で猫の手より遥かにマシ、全て終わってメシ喰わした時に彼に「せっかくの休み1日潰して悪かったナ」と礼を言った時に帰ってきた言葉「とにかく無事に終わればそれでいいよ!」に父子の絆?感じました。

ホントは復活作業に関わった方全てにナンバーの付く瞬間を見届けてほしいですが皆さんご多忙の中そうもいきませんからね、お披露目?の際に自慢タラタラのハマナン姿をとくとご覧戴けたら嬉しく思います!
5日がとんでもなく長いですわ(笑)

MAIA
2015/10/29 01:32:16
こんばんは。
予備険取得お疲れさまでした!!
皆で手がけたクルマが世に復活の狼煙をあげると思うと感無量であります。
復活祭が楽しみです(^o^)

コメントへの返答
2015/10/29 21:59:27
こんばんは。
おかげさまでどうにかこうにかココまで漕ぎ着けました、復活祭ではとくとその雄姿?をご覧頂きたい!
宜しくお願いします!

まさき亭
2015/10/29 05:50:30
おはようございます。
いつも楽しく拝見させて頂いてます♪
おぉ!やりましたねーっ!
予備検おめでとうございます♪♪♪
いよいよ!いよいよですね〜!
これでナンバー取れば大手を降って全国各地の遠征できますね!
それにしても…、
陸自内でのトラブル…、
これはホント焦りますね(大汗)ワタシなら汗だく(冷や汗ですが)になってあたふたしながらトラブルシューティングしてたと思います(笑)

コメントへの返答
2015/10/29 22:10:01
こんばんは、いつも有難うございます!
予備検、手に汗握る冷や冷やモノでしたがどうにか無事終了、浜陸ではもう書類だけ通すのみなので9割方公道
復帰は終わった感じですね…
実際にはギャランでそう出歩く事はないと思いますが来年のMMFには乗ってゆきたい、岡崎だったとすればですが(笑)
検査前の緊迫トラブル、2度とゴメンですわw
旧車乗ってればこれ位は覚悟しなければいかんのでしょうが…
Posted at 2017/08/14 20:55:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 愛車被災→復活劇 | クルマ
2015年10月26日 イイね!

保存版・ベースでのクルマ弄り記part38

保存版・ベースでのクルマ弄り記part38
いやー、急に寒くなりましたねー(~_~;)


今朝の山梨ベースの最低気温何と2℃!厳しい季節の始まり?と腹決めんといかん(汗)



そんな寒さの中、仕事前にチョイチョイとクルマ弄り、復活のパジェロミニですがコイツは以前からもうマフラーがNGでマニホ~触媒間のFrパイプ蛇腹部が無数に穴あきがありいよいよ爆音が酷いのでDIY修正しておきます。

↓見かけは異常なくとも見えない上部に無数の穴


↓車高あるので木片かますだけで充分な作業スペースを確保


これまでカンガムテープで修正もしてきましたが覗くと見事に剥がれおちておりこれを完全除去、今回はパテを多めに塗りその上から耐熱アルミテープでグルグル巻きとします。

まぁ、これとて気休め、位置的に稼働部なので早い時期にまた破れるでしょう、本格修理は部品買わないと無理なのは充分理解してますがギャラン登録前の物入りの時期に申し訳ないけどパジェロミニに今つぎ込めない、しかしご近所迷惑にもなるんで破れたらまた巻きますわw

↓パテ+アルミテープで気休め補修


いよいよ11月、ギャランも近々路上復帰できそう、準備は着々と進んでおりまーす(^_-)

↓バッテリーがやや弱くこれを充電後に車検場行ってきまっせ!
Posted at 2017/03/04 17:54:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | パジェロミニ | クルマ
2015年10月24日 イイね!

保存版・コルトギャランGTOのお話…第六夜・最終話

保存版・コルトギャランGTOのお話…第六夜・最終話
全6回に渡りお送りしたコルトギャランGTOのお話、いよいよ最終回、45年前の明日10/25を前にギリながら連載を終えられて安堵です(^_^;)



~激動の昭和50年代に突入!~

75年2月、デビュー4年を過ぎたGTO、都合3度目のMCが施されます。

今回のMCはフェイスリフトに加え車種編成の整理と搭載エンジンの改良が挙げられます!

外観上の大きな変更点はFrマスクを新デザインとしました、従来型の横桟グリルがイマイチ評価が良くなかった事もあり“GTOらしい”M/X時代の2分割グリルを再び採用し先祖還りします。

ただ2分割でもデザインは改められM/X時代の2分割をメッキで彩るモノではなく逆スラントをより際立たせるエッジの効いたデザインが施されこれまでの高級感を表すイメージから再び迫力、スポーツ度を表す精悍な表情が与えられました。

↓新グリルを採用した75年型GTOのカタログ表紙


このMCでオーバーフェンダー騒動?にて一時休止状態だった最高峰であるGSRが復活、GSRらしく専用装備はオーバーフェンダーに代わりFrリップ(エアダム)を装備しこれ以外のGTOとはスタイリングに差を与えかつ高速走行時のFr揚力の抑えを利か高性能車に必需な装備が国産では一早く与えられました。

まだこの時代は空気抵抗云々はそれほど神経質になっていない時期、このGTOもダックテールが示すようにRrの空力には気を廻すもFrはさほど考えられておらずこれは他社スポーツモデルも同じ、ライバルのセリカや日産のフェアレディZやサバンナ等、名だたるスポーティカーもあまり計算されていない部分、特にGTOのエアダムはボディ一体式であり通常モデルのFrフェンダーと形を異にするもので当時アフターパーツとして流通していた後付けリップと違いボディ一体で違和感を与えないデザインが好評でありここまで大型のエアダムは他に類を見ませんでした。

同じ75年度中にはセリカやカリーナのMCで小ぶりなモノが与えられたりマツダのコスモ、サバンナがGTOと同等の大型エアダムを備え浸透しますが新生GSRのそれは流行の先陣をきったモノでした!

↓カタログTOPページには大型エアダムを備えた復活のGSRが登場!!


↓非GSRはエアダムレス、オーバーフェンダーに代わるGSRの大きな売りだった訳です。(㊤GS-5㊦下SL-5)



そしてこのMCの大きな目的であるのが搭載エンジンの変更になります。

~アストロン80エンジンの搭載~

変更と言っても基本は従来のアストロン2000 4G52型、ただこのエンジンに世界的にも例のないバランスシャフト(三菱の云うサイレントシャフト)を組み込み4気筒ながら6気筒並の静けさを実現する“アストロン80(エイティ)”型となりました。

アストロン80、このバランスシャフト付きエンジンは当時の三菱の自信作でポルシェをもパテント使用したと云う逸品!

今でこそバランスシャフトは当たり前に搭載され強いて売りになるモノではないですが当時としては画期的なエンジンでバランスシャフトレスと較べるとエンジン重量は増し構造も複雑化はしますがそれでも6気筒エンジンよりは軽量で低燃費、そして騒音振動はバランスシャフトを内臓する事により6気筒並の静粛さを実現する夢のエンジンと謳われたモノでした。

↓カタログでも大々的にアストロン80はアピール!


実際この80エンジン、シャリシャリと耳障りな音が目立つのとこれが付いたおかげでアストロンのパンチが幾分スポイルされた印象、確かに4気筒としては静かで振動も少ないモノではあったと思いますがカタログに謳われた“6気筒、8気筒並の静粛性、フィーリング”はやや大袈裟過ぎ(-_-;)

この時期6気筒を持たなかった三菱、デボネア、∑やΛの上級グレードには必要だったでしょうがパンチを犠牲にした静粛性、GTOにはあまり必需性はなかったのでは?と個人的には思えます。

サイレントシャフトの原理は簡単に書けばクランクシャフトの両側にそれより2倍の速さで回るバランスシャフトを内蔵、これにより2次振動を打ち消すものというモノです。

~50年排ガス規制適合~

アストロン80となると同時に従来の48年規制の4G52にEGR、サーマルリアクター、自動制御装置により出力低下なしに50年度排ガス規制に適合しています。

MCAシステム、48年規制=未対策モデルと較べても50年規制ではドライバビリティは殆ど変わらないモノでしたがGSR/GS-5に関しては80化の弊害か?高速域ではさほど違いは感じませんが加速で一旦モタつく感じがしたのを憶えています、まぁ、それでも来る51年規制モデルと比較すれば全く問題にならない程度でしたが…

↓80エンジンの解説とMCA50年規制の概要がカタログにも示されます。


尚、1700SLは80化はされず従来通りのサターン4G35を継続、50年規制のみに対応しています。

~シリーズ格差が薄まる!~

外観上の大きな変更点はマスクのみですがGSRはボディ同色マスク、他はシルバーのマスクとなります。
サイドビューやテールは従来型をキャリーオーバー、インパネにも変更はありませんが全種ステアリングデザインの変更並びに8連メーター化、従来ではコンソロールの油温/油圧計が省かれ小物入れとされていたSL系もGS系と同一の迫力ある8眼メーターとなっています!
また、シート柄が73~74年版の旧GSR用のハト目レザーを全種に採用、旧GSRでは≪GS-R≫の文字入りでしたがこれをGSRも含め≪G≫文字に変更して採用されています。

↓シリーズ共通の8連メーター化されグレード差別のなくなったインパネ


↓シート柄も全種旧GSRのハト目レザー化しエキサイティングな印象に!!


新しい装備としては時代の要請から利便性に優れる間欠ワイパー、トランクオープナーを装備、またGSRにより空力に優れ迫力もUPする延長エアダムもop設定されています。

↓新装備、op装備の紹介ページ


バリェーションは復活のGSRを加えGS-5/2000SL-5/1700SLの4種、ATと4速をラインナップしていた2000SLは5速モデルに統一。

↓75年型GTOのバリェーション


このように鳴りモノ入りでデビューした新GTO=アストロン80と言っても過言ではないのですが実はこの50年規制アストロン80、GTOシリーズでは最も搭載(生産)期間の短いエンジンでデビュー7か月後の75/9月には51年規制適合をされていないモデルは75年をもって販売できないという当時の取り決めによりMCA-51、51年度排ガス規制対策型に切り替わっております。

↓75年モデルの背表紙


~51年規制モデル発売~

75/9、昭和51年排出ガス規制に合格させた”MCA-51システム搭載車”を発表、翌10月から発売しますが75年中は50年規制モデルと併売(一部地域)。

51年規制は48~50年までの規制値とは違いNox/Co排出数字が格段に厳しく規制、この数値が発表された昭和47~48年には大メーカーともあろうところが「車が動かなくなる」と大騒ぎとなる程の厳しいモノでした。

動かない~は大袈裟ですが実際、この目標を達成して未対策時のドライバビリティを実現できたのはマツダのREのみ、レシプロは軒並み20~30%の出力ダウンを余儀なくされ体感的にはそれ上回る感覚、酸化触媒、希薄燃焼、サーマルリアクターなど各社の考えと研究により各々適合の方式は異なるもどこも排ガス適合の補器記装置に力を喰われ似たり寄ったりの何とも情けない動力性能に成り下がってしまいました。
三菱は50年同様サーマルリアクターで対応、トヨタが触媒と希薄、日産が触媒で対応しこれの完成度が著しく低かったので2大メーカーの目を覆いたくなる参上までにはいかないながらも三菱=GTOもそれなりの犠牲止む無しでした…。

↓51年規制適合をアピールする対策モデルのカタログ


51年規制により対策エンジンの性能はダウン、数値は下記のようになりました。

・アストロン80 4G52型MCA-51 シングルキャブ105ps
・サターン 4G35型MCA-51 シングルキャブ97ps

このように2000で10ps、1700で8psのダウンでしたが実際、体感的にはそれより酷く排気量で300cc位落ちた印象と言えば分り易いでしょうか?

↓MCA-51(51年規制)システムを解説


↓51年規制モデルは2種、2000SL-5と1700SL-5。


静粛性という観点より排ガス対策で悪化する燃費の向上が主目的で1700も5速化、これによりGTOから4速モデルが消滅しています。

若干の小変更も行われ2000SL-5がGSR同様にエアダムが装着、正しマスクはGSRと異なりシルバーカラーですのでこれが唯一GSRと2000SLの識別点でした。

装備面では静粛性向上を目的に2分割式プロペラシャフトを新採用、スピードメーターは従来220kmまでだったモノを200kmとしエクステリアではミラーをブラックアウト、また、ボンネットフード先端右とトランクフード左端に『MCA』エンブレムが装着されています。

1975年をもって50年規制対策であるGSRと2000GS-5は廃番、SL系はMCA-51モデルのみのラインナップとなりこの時期、どこでもそうでしたがスポーティモデル、スポーティエンジンには正に冬の時代でした。

GTOもこの時期は僅か2種のモデル設定、しかもフラッグであるGSRはまたしても退場、残るSLも排ガス規制で青色吐息でGTOの生涯で一番醜い時期でした。

↓トランクリッド右に輝く『MCA-51』エンブレム、これはオーナーとしては屈辱のエンブレムでした。



~GSRの復活~

悪夢の1975年が終わり翌1976年2月、GTOファンには飛び上らんばかりの朗報がもたらされます、それが“GSR復活”!!

2か月の沈黙を破り還ってきたGSR、この時期は他社でも一時カタログ落ちしながら時間をかけて蘇るツインキャブ等のスポーツエンジン車が多く“帰ってきたツイン”(日産サニーのコピー)などの文字も媒体を賑わせGTO GSRもその一つでした。

2000SL同様にサーマルリアクター方式のMCA-51にて51年規制の適合、エンジンはやはり10psダウンの4G52型MCA-51 ツインキャブ115ps、ドライバビリティは未対策のような訳にはいかないながらすっかり牙を抜かれたシングルキャブモデルに対しては他社も含めツインキャブ装着のインパクトは絶大でした!

GSRもSLに倣いMCAエンブレムの追加、ブラックミラーを装備、マスクは従来型同様にボディ同色とされスチールホイールに新たにホイールリングが標準装備されこの2点がSLとの識別点でした。

何を隠そうこの時期のGSRがワタシの初愛車!


憧れのGTOをギリ買える段階になったのですが予算の関係上、中古ですと未対策は当時かなりの高額でホントはオバフェンの未対策GSRが欲しかったながらMCA-51は走りに悪評もあり当時(34年前)かなりの格安、未対策とは言えSLなる廉価版よりも例え規制モデルでもGSRが欲しかった、しかしそれは手にしてすぐ失敗と思い知りましたね~(+_+)

当時それでも70万位出して買ったMCA-51のGSR、友達が約10年落ち1桁で買った17XⅠに余裕で負ける(汗)しかも燃費も悪い!!

まっ、今になれば「ワシもまだ足軽で考えが浅かったんじゃけん」と笑い話ですが当時はなけなしの高校時代バイトで貯めた70万を吐き出してその体たらくはショックでしたよ18の小僧にはwww

そんな訳ですぐ半年位乗ってMCA-51のGTOは処分、その下取りに+親に借金して念願の48年GSRを2台目に手にしたというありがちなオチですがね(^^ゞ

最終的に3車種になった76年型GTO、デビュー6年を経ていよいよ最後のMCが76/5月に施されこれが最終型となります。

↓最終76/5~のカタログ


最終モデルではエクステリアのみの変更でエンジン、機関は従来型を継承しています。

主な意匠変更は全種前後バンパーにコーナーラバーを装着、高級感とスポーティ感、そして現代的感覚も備える出で立ちとなりました、また、SL系にもカラーグリル、1700SLにもエアダム装着、ホイールリングもSL系に与えGSRとの差がほぼ消滅。

それでもフラッグであるGSRはやはり特別あつらいがなされエアダムの逆文字GSRストライプとサイドウインドモールやサイドダクトをブラックアウトしより精悍な出で立ちとなっています。

↓GSR、2000SL-5、1700SL-5の最後の布陣




ここで最終ですので整理しますと搭載エンジンは上でも述べてきましたが下記のラインナップでした。

GSR:4G52型アストロン80 2000cc直列4気筒OHC ストロンバークツインキャブMCA-51(51年規制適合)115ps/6000rpm、16.5kgm/4000rpm 型式C-A57C

2000SL-5:4G52型アストロン80 2000cc直列4気筒OHC シングルキャブMCA-51(51年規制適合)105ps/6000rpm、16.2kgm/3800rpm 型式C-A57C

1700SL-5:4G35型サターン1700cc 直列4気筒OHC シングルキャブMCA-51(51年規制適合)97ps/6000rpm、14.3kgm/3800rpm 型式B-A55C

これまで述べた通り排ガス対策で2000では未対策時のアストロンのパンチは消え1700ではGTOデビュー時から残る唯一のサターンエンジンですが吹け上がりが身上で♪ギャランノートを奏でるさすがのこのエンジンもかなり性質は変わっていましたが“ギャランGTO”を名乗るにはどれも恥ずべきエンジンではなく(当時レベル)うちのオヤジもいい歳(当時45才)ながら新生ギャラン∑と最後まで迷った最終GTO、ルックス的にはコーナーラバーの付いた外観はそれまでになかった高級なイメージを与え好きなモデルでした。

残念ながらMCA-51のおかげで印象は決していい出来!までは言えないですが今となってはそれも大して気になるモノではないですしね、そして最終型は1年強しか存在せずしかもモデル末期で新型の∑やΛのデビュー以後は販売は大幅に低下していますのでかなりの希少、現存の最終型は恐らく何台も残っていないと推測します。

最後ですのでね、ここで最終型のカタログを一気にUPしておきます!

↓デビュー~7年、大きな変更なく守り通した“フライトコクピット”


↓インテリアも基本は初期からそう変更はナシ!


↓排ガス規制によりそれまで当り前だったスポーティグレードが稀少になった時期、GSR専用ページが!


↓アストロン&サターン紹介


↓このページも一部は初期型から継承


↓最終的には3モデルとなったGTOバリェーション


↓眺める度に全盛期の8~10psダウンした数字が悲しかった…


最終GTOは1977年春頃に生産終了、同年7~8月で在庫販売を終了して完全にカタログ落ち、年数として6年半、モデルライフにして7年弱の生涯を閉じました。

最終型がデビューした1976年5月にはギャランのフルモデルチェンジ版であるギャラン∑がデビュー、これはかなりの人気で三菱始まって以来の販売台数を記録したモノでしたが∑は4ドアセダンだったのでGTOユーザーへの抵触、競合はあまり意識されずGTOもMCした訳ですが同年11月に∑のHTバージョンであるΛが登場、これにより完全に息の根を止められた感があります…。

実際には∑人気もかなり影響、加えてGTOの設計の古さは脚回りや空調、各スイッチ類などに隠しきれない前時代的な部分がありその利便性は∑/Λは勿論、下級スポーティであり設計の新しいランサーセレステにも劣る部分が目立ち77年に入るとGTOの販売は激減、結果的にΛを後継として生廃となった訳ですねー…

まぁ、裏話としては来る53年規制にまたしても開発費がかかり製品寿命が切れかかっているGTOではこれのペイは無理と判断したメーカーさんの諦めでもあったとの事、実際には旧ギャランHTとGTOの統合というカタチになったΛですがギャランHTはかなりの不人気で当時でも見かける事の少ないレア車、∑/Λ(特に∑に顕著でしたが…)はGTOのアイディンティ、イメージをかなり残すデザインでもありましたし個人的にはGTO製廃は非常に悲しかったですが後続も魅力溢れる仕上がりでしたので良しとしましょうか?といった当時の心境でした(^_^)v

資料によればGTOの全生産台数は約96000台、最大のライバルセリカ(初代)は約100万台近くとGTOの10倍以上、当初からのワイドバリェーション、業界TOPだからこそできた低価格戦略に次々と追加される新型モデル(2000やLB、BigMCによる更新モデル等)でGTOは完全にセリカに撃沈された訳ですが似たような両車を比較検討できた世代としてはクルマ好きに訴えかける魅力はGTOが上と断言できます、スタイリングは好き好きあるので対象にはしませんがスペシャリティカー/スポーティカーとしての操縦性、愉しさ、ドライバビリティでセリカに負ける事はなく当時の三菱の気概“解るヒトが選んでくれたたらイイ!”という存在だったGTO、コイツは死ぬまでワタシにとっては最高のクルマである事に変わりないでしょう…

最後に何故にワタクシがこれだけギャランGTOに惚れてるのだけ書いておきますネ。

このクルマ、全てに於いて個人的感性に全てが合致、つまり気に入らない部分が皆無なんですよね、勿論時代考証は大事で当時としては!という条件が付きますが。

前、後、横デザイン、インパネ、インテリアのムード、エンジンやミッションのフィーリング、ドライバビリティ…
勿論全てのGTOって訳ではなく特にMCAになってからのモノはエンジン/ドライブフィールはイマイチながらこの年代のモノとしては及第点、なかなかこれだけパーフェクト、10点満点の点数付けられクルマはそうはない、現在所有しているエボやVR-4も勿論どこか気に喰わない点はある、他に探すと強いて言えばハコスカ位かな?と思います。

モノ心つく頃からクルマに目覚め早40数年でこれほど刺さったクルマはない!これが大きな理由ですね。。。

六夜に渡ってGTO,GTOと唱えさぞかしこのクルマに興味ない方にはオモロクもおかしくもないブログだったと思いますしカタログ羅列や個人的思い出振り返りと大層なタイトルの割には内容は薄いかもしれませんでしたがどちら様も読んで頂いた方には感謝の気持ちを表明し一緒に?【コルトギャランGTO45周年記念】を味わいたい、そんな風に思いながら〆させて頂きます。


御拝読有難うございましたぁ(^^)/~~~
Posted at 2018/03/04 15:49:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | ギャランGTO | クルマ
2015年10月23日 イイね!

保存版・ベースでのクルマ弄り記part37

保存版・ベースでのクルマ弄り記part37
1年OIL交換無視の軽トラ、継ぎ足しだけはしてきましたが最近は次男の通勤の足として頑張っていますので仕事行く前、朝もハヨから久々交換をしてやりました、ミニキャブクン、放置スンマヘ~ンって感じで(^^ゞ




↓相変わらずのMaroネコ監督の監視の元にて(笑)


1年放置ながら距離は700kmにも満たないのでフィルターは次回としOILのみササッと交換、粘度はそこそこ大丈夫ですが真っ黒クロスケw

背高はOIL交換程度だと上げなくていいのでラクです!


先日の整備第8班でステアリングリンケージを直してから絶好調のミニキャブこれで安心して越冬できますわ(*^^)v

Posted at 2019/11/26 18:43:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミニキャブU19T | クルマ

プロフィール

「今年初のバイク散歩♪ http://cvw.jp/b/2682511/47688885/
何シテル?   04/30 19:26
元GureのHNで活動、新規ネタ&過去ネタをUP中、過去記事はかつてほぼ移住していた山梨や本拠でのクルマ弄り記録や過去シリーズ的に上げていた独自の企画モノを再U...

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あのクルマの系譜・その21~三菱GTO編~  
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2020/04/16 22:31:38
《新企画》あのクルマの系譜・その1~三菱ギャラン編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:21
あのクルマの系譜・その2~三菱ランサー編~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/02/12 17:16:05

愛車一覧

三菱 ランサーエボリューションIV 三菱 ランサーエボリューションIV
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三菱 eKスポーツ 三菱 eKスポーツ
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ヤマハ XJR1300 ヤマハ XJR1300
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次男坊が初購入の新車!我が家として平成9年のエボⅣ以来24年ぶりの新車迎い入れで真にめで ...
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