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元Gureのブログ一覧

2019年04月15日 イイね!

珍車PART822

珍車PART822
珍車822弾は単車です!

二輪興味外の方にはどうでもいいでしょうがこれもかなり珍しいモデルが残っており驚き!80年代のナナハンですが当時ナナハン界はカワサキとホンダの一騎打ち?おこぼれでスズキが食い込むといった体でヤマハってこの頃弱かったんでまず街でも見る事少なかった気がします…

⇒『昭和55年(1980)1J7型ヤマハXJ750スペシャル』!!

XS750SP、当時国内で人気の高まったクルーザー(アメリカン)タイプのナナハン、1969年に日本最大のバイクとしてデビューし二輪マニアから大きな支持を得たホンダCB750Four、そしてこれに対抗したカワサキ750RS(Z2)に対抗してヤマハが放ったナナハンは1972年のTX750でした。

しかしCBが大柄ボディとSOHC4気筒4本マフラー、対するカワサキZ2がDOHC4気筒で訴求する中、TXはSOHCツイン、細見で地味なスタイリングから鳴かず飛ばず、後発スズキも特徴的な水冷3気筒2stを搭載する”水牛”大柄なGT750に水を開けられ非常盛り上がる大型バイク市場でにシュアは目を覆うばかりでした。

ヤマハ初=元祖ナナハンはTX750!


ライバルに較べスリムで扱いやすいBIGバイクを売りとしますが何せ迫力や大型バイクとしてのステイタスが足りないTX、パワー的にもOHCツインという事で63psと一番低いスペックが訴求力不足となる大きな要因、当時は革新的なバランサー内蔵のエンジン等扱いやすさ、乗り易さでは一番だってのでは?と推察しますがあの時代、見るべきスペックも特徴もなく400クラスと変わらない大きさじゃ勝負にならなかったろうと納得できますナ。

そんなTXを4年で諦め76年に新開発されたのがニューモデルのGX750、今回お題のXSはこのGXの発展型でフレームやエンジンはGXを流用しています。

1976年発売のGX750!


“ジーバツ”と言われたGX、TXに較べカフェレーサー調のヨーロピアンデザインに生まれ変わり地味なTXに較べ格段にオシャレで現代的にスポーティにと変貌します。
しかしヤマハは2番煎じ、3番煎じを嫌い大口であるアメリカの要望もありエンジンを3気筒としたのが大きな特徴、DOHC化された3気筒エンジン、当時はまだまだ3気筒というのはメジャーではなくスズキやカワサキは2stでは採用しながら機構が複雑な4stでは国内初、バランス的にも4気筒、2気筒と較べ調整が取りにくい3気筒、バランサー入れたりバイクのエンジンとしては異例なカムチェーンを一番左に寄せたり開発はかなりのご苦労だったとの事です。

また、もう一つの特徴としてシャフトドライブを採用した点も特筆モノ、これはヨーロッパからの要望に応えたものでしたがこれによりメンテナンスフリーを国内でも訴えました。

ヤマハらしく他社追従を容易にせず自社の拘りでデビューしたGXでしたが3気筒でやはりスリムなボディ、そして後年ではカワサキ忍者等が当たり前になるもサイドカムチェーンエンジン=左右非対称なエンジンの外観が嫌われ芳しい人気は得られず相変わらず大型バイク市場ではブービーな立ち位置を継続、その打破のため当時俄かに人気が盛り上がりつつあったアメリカンに活路を見出しGXをベースにアップハン、段シート等の装備を施したのが出品車のXS750SPでした。

3気筒によるライバルの4気筒に比較して低馬力もアメリカンなら欠点にならず完成度の高いアメリカンデザインがファンの心を射止めコレになってからようやくヤマハのナナハン、市民権を得た感じでしたかね?個人的にはアメリカンって好みじゃなかったのでササりはしませんでしたがCBやZ、GS等に較べ非力、迫力不足、田舎臭い印象だったGXよりははるかに良かったと感じます(笑)

さて現車ですが評価3ながら残念ながらE/g不始動、まぁキャブ清掃で復活するレベルのようなのでさほど重篤ではなく他の部位はB~Cと年式勘案すればイイ状況!


車体B、外観/足Cという評価、Rrタイヤのパンク以外非レストアせずとも最低限の整備で乗れそうな状態、各部を見ても約40年経過とは思えません!

タンデム比率が多いアメリカンながら綺麗なシート、張替ナシなら大したモノ


ヤマハ独自の8本スポークキャストホイール


艶も充分なテュアドロップタンク


3気筒DOHC 750ccエンジンは是非キャブ清掃で蘇って欲しい!


左右非対称のエンジン外観がGX~XS時代は受け入れられない部分もありましたが後年カワサキのGPz900~ZXR1100や1200、ダエグで市民権を得た?


国内市販では初採用だったシャフトドライブ健在!


バイクの距離はまずアテにはなりませんが実走だったら凄い低走行


CBやZ、GS~GSXのような熱心なマニアはなかなかいないXSですが好きなヒトには最高の逸品、先に言えばそれら伝説の旧車扱いも全くされておりませんので落札額も非常に安い、ワタシのペケより遥かに安く逆にヤマハの悲壮も感じたりと。

XS、てかGX750は昔乗った経験があり最初で最後のシャフトドライブの経験だったかなぁ…中型(400)免許しかなかったしそんなに長い時間乗った訳ではないので感想も何もないのですが鮮明に憶えているのはシフトチェンジやブレーキ時のテールリフトがやはりチェーンと較べると違和感アリアリだった事、慣れれば問題ないんでしょが二輪はやはりチェーンが素直だなと思い知った瞬間でしたw

希少XS750SPの外観4面、奇跡的な綺麗さ!





まっ、結局XSにしても大きな支持を得られずやがてDOHC4気筒のXJ750にバトンタッチ、それがFJRやXJR1200→1300に進化する訳ですが逆にヤマハの拘り、個性は薄れ海外からは「日本製バイクはどれも同じ」と揶揄されるようになるもそれから約30数年後の現在、今のヤマハBigバイクの顔であるMT-09がまた3気筒で出てきたってのも何か因果を感じます(^^)/
Posted at 2019/04/15 21:18:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | ヤマハ | クルマ
2019年01月16日 イイね!

珍車PART802

珍車PART802
ダハハ、またバイク(^^;)

4輪派の皆さん、スミマセンねぇ、今頭ん中バイクしかないもんで暫くご勘弁をw

とか言いながら今夢中なBigバイクではなく今回もミニバイクの珍を一つ…

これももう絶滅でしょう、てか80年代のミニバイク(向こう風に言えばモペットってヤツ)が現在にまだ生存するのも稀、ワタシら若い頃はこういったお手軽バイクで随分遊んだんでつい懐かしく取り上げてしまいますが。

⇒『年式不明4J2型ヤマハタウニー』!!

タウニーを思うと土〇の恰好して“いいなぁ、コレ、欲しいなぁ、コレ”と呟きたくなりますが(爆…45歳以上に大ウケ!?)

タウニー、ホンダロードパルに対して仕掛けたパッソル/パッソーラがロードパル含め女性ターゲットだったのに対し“男のソフトバイク”をキャッチコピーにし男性向けに1980年(昭和55年)デビュー、ホンダは♪ラッタッター~の合言葉でこのモペット旋風を巻き起こし当時、チャリンコ一辺倒だったオバチャンや主婦層をターゲットに大人気、街のそこらじゅうにこのラッタッタ(CMでキャラクターのS・ローレンが合言葉として放っておりやした)が溢れる、そんな時代は1977年頃…

このホンダの勢いに対抗したのが業界2位のヤマハ!
ロードパルに対抗して発売したのがラビット以来のスクーターであるパッソル&パッソーラ、これらは以前のスクーターがオッサンの足だった所オシャレなスタイルとカラフルなカラー、スクーターならではの足を揃えて乗れる=スカートのままで乗れる という部分が女性に大きく人気となりパルを喰う程の話題となる一方、今も昔もいるヤンキーの小僧にも大人気、安いし大股広げて乗れるし80年代の登下校時はけたたましいパッソル&パッソーラをよく見かけたモンでしたw
そう言う元Gureも黄色いパッソーラ、高校時代通学の足にしてたなぁ、あっ、最初はロードパルLだったわ、足は広げてねぇけどwww

そうそう、このパルvsパッソル&パッソーラ以降、40代以上のバイク好きならご存じのH(ホンダ)Y(ヤマハ)戦争が勃発しましたよね、ホンダはパルの爆発的ヒット以降ヤマハの攻撃にも静観しておりましたが当時のヤマハの意地は凄く『浜松のヤマハはイモかもしれんが旅(喧嘩)の風下に立った事は一度もないんで』(仁義なき戦いの武田=小林 旭の名セリフ!)の如く喧嘩を仕掛けホンダが黙っているところにチャピイ、キャロット、マリック、リリック、ポエット、ベルーガ等次々にパルの刺客を発売、お題のタウニーはホンダが想定しない男性向けという戦術に出てホンダ潰しにかかった訳です、ホンダもこれには黙っておらず当初はパルやパッソルでモペット市場は今後縮小するものとし新たなソフトバイクは発売しませんでしたがヤマハから売られた喧嘩を買いスクーターとなるタクトを発売し下剋上に突入、ここからのHY戦争は熾烈で販売店や時には関係ない一般市民、じゃなくwスズキも巻き込む頂上作戦に発展、最後はヤマハの詫び入れ(社長の敗戦会見)で手打ちとなりましたがそのサマはまんま“仁義なき戦い”のようでした…。

そういう訳でタウニー、ホンダの裏をついた男向けという訴求でしたが当時はまだ漢たるモノ!ソフトバイクなんか乗るか!って空気もありあまり売れたという話も聞かず私の周囲にも買ったのはいない、街角でもあまり当地区では見かける事もなくCMではJAZZ界の大物であるナベサダ(渡辺貞夫氏)まで起用し訴求していましたが前述のマヌケなCM?だけが話題になっただけ、タウニーを”欲しいなぁ、コレ”と思った男子はそうはいなかったようですナ(笑)

ナベサダ氏の棒読みが冴え一世を風靡した!?タウニーのCM


そんなタウニーですからもうこの世から絶滅していかと思いきやドッコイまだありました!(^^)!

エンジン不始動で評価1、各部もEという内容ですが存在するだけ奇跡!


まっ、不人気扱いは少々タウニーに失礼かな、パルやパッソル軍団に較べると見なかったというのであり当時は“珍車”というレベルでは少なくともなかった、出で立ちはパッソルのイメージ=ヤマハのイメージではなくどちらかと言えばロードパル寄り、しかしロードパルより骨太でパルがよりチャリンコに近いようなイメージのところタウニーはバイクっぽいのが特徴だったと思います。

現車、先日のDAX同様に不動ながら見た目はおよそ40年経過のモペットとしては綺麗、焼き付きでない限りE/g復活も部品さえあればそう困難ではないですし今こそこのレアな個体、生かして乗り回してみたくならないっすか?ただDAXのようにドナー(カブ)がウヨウヨいるのとは違い載せ換えっていってもまず絶望的、現エンジンがほんの少しの手入れで掛かればいいのですが…

外観は今にも走りそうな程程度良し!



懐かしいメーターは他社種と共用だったような…オドはアテにはなりませんが実走だったらよく頑張ったですね!


これも一応落札されてますが出品店大赤字の何千円レベル、エンジン復活ができれば安いモノですがねー、復活してナべサダ氏のような軽快な走りが見てみたいもんです(^^)/
Posted at 2019/01/16 22:00:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | ヤマハ | クルマ
2018年08月13日 イイね!

珍車PART781

珍車PART781
世はお盆休みの長期連休、恐らく観光地?にはバイク軍団も多く出没している事でしょうね~。

ってーんで今回はバイク編!って無理くり繋いでますが(^^;)

旧型バイクで探索したら程度の良さそうなコレをハッケーン!

⇒『年式不明初代4L3型ヤマハRZ250』!!

旧いバイクの中でヤマハ代表として比較的多く残っていますねRZ、中型限定としてはホンダならCB400FourやCBX400FにHAWKシリーズ、カワサキならKH250/400にZ400FX、スズキだとGT380にGS400/GSX400シリーズって感じ?いずれもワタシ世代の青春期を彩ってくれた名車達!

RZ250は丁度1年前に出品があり詳細他は こちら で述べてるので割愛、淡々と今回の出品車を見てみますネ。

E/G実働、距離こそ2輪はアテになりませんが総合評価3、各部もC評価という素晴らしい内容、初代4L3は最終が1983年(=販売、生産は82年)ですから少なくとも37年経過車、恐らく途中で大幅な手入れやレストアが行われている事でしょうがヤマハマニア、RZマニア、2stマニアならばヨダレの出る個体ですね!

このRZ、ほぼオリジナル状態ですが定番の?350カラーに仕上げられておりますネ、250は白に赤/黒または黒に赤/金デカールでししたが追加ラインナップされた350の白/ブルーのカラーリングが大人気でしたんで現車のように250でもこれをカスタマイズするファンが多かったです!

本来の?RZ250標準カラー


評価通りかなり綺麗な状況、落札額も相当な金額で店売りだと3桁行くかもしれん、とにかく4輪だけでなく最近の旧車ブームは2輪も同様、やはり当時一世を風靡したもの、または逆に当時(と言うか80年代では時代遅れと言われた70年代デビューのモデル:例としたは前車がこのRZ始めFXやCBX、後者がKHやGT380等…)前世代のモノとか3桁超え、モノによっては200万300万付けるものもあるんであの頃にタイムマシン乗ってかき集めたい心境ですwww

Frは350同様にWディスク化されており殺人パワーに対応!?



前オーナーさんの好み?シートに追加されたデカールはしっかり“RZ250”とされておりナンチャッテをここで否定、なかなか憎い演出w



バイクの外見で一番のチャームポイントであるタンクもビカビカ!


2stのチャンバーは脂だらけのイメージですがよく手入れされています!



エンジンも手が入っていますね、伝説の!?2stパラレルツイン水冷35ps、久々に味わいたい!


中古バイクのメーター程アテにならんもんはないですがメーター読み1万㎞、これが実走ならば奇跡ですナw アクの強い独特なメーターパネルも懐かしい…


グラフバーが取り払われている以外はオリジナルな状態、レストア個体を伺わせるように各部非常に綺麗!



80年代のスーパークォーターブームを巻き起こしたRZ250、その人気は比較的モデルライフが短い2輪界でも長寿、MC/FMCされ最後は90年、R1-Zに継承されこのR1-Zも93年まで在任、初代4L3のデビューから実に13年という2輪では異例の長寿を誇り今でもファンの多い逸品、出品車も旧車ショップの目玉になれる素晴らし内容ですがカブレや投機目的、旧車會の餌食にならず純粋なRZマニアに引き取られる事を願いたいです(^_^)v
Posted at 2018/08/13 21:42:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヤマハ | クルマ
2017年08月29日 イイね!

珍車PART718

珍車PART718
珍車シリーズ、今回は超絶レアバイクを発見しましたんで二輪のご紹介(^_^)v

バイク界も旧車ブームでワタシ世代、若しくはそれ以上の世代が愉しんだ70~80年代のバイクはどれもプレミア価格で大変な事になっている反面、メジャーなモデルは街やちょっと旧車を扱うバイク屋でも比較的容易に見れる現状でもありますがコイツはまず見れないです、えぇ。。。

⇒『年式不明(推定昭和52~53年頃)2E6型ヤマハGX250』!!

ワタシら世代では“ジーバツ”の愛称で呼んでいましたがGX250、これも当時のヤマハらしくマニアックながら一般にはさほど人気も注目も集まらず地味な存在だったと思います…

GXは他に400、500、750が存在、250はGXシリーズの末梢のモデルとなる訳ですがこの時代のクォーター特有の例によっての400のお下がりボディ、つまりはタイヤサイズが1ダウンされる程度でそのまま400のボディを使い250ccエンジンを搭載し軽二輪として車検対象にならない言わば400の節税?お手軽?モデル、この施策はライバル他社のホンダやカワサキも採っておりいずれもこのテの250は非力、オーバーウェイト感アリアリの“我慢バイク”でした。

歴史的に2st推しだったヤマハがミドルクラスで初めて4stを採用したのがGX(500以上はこの限りでなし)、パラレルツインSOHC 25psで400と変わらない160㎏オーバーの車体ですからその走りはたかが知れていましたがGX発売時、あくまでもメインは2stのRDシリーズがメインでしたので時代の要請からウチにも環境に優しい(当時はあくまで海外に対して)4stもありますよ!的ラインアップでしたネ。

見かけはヤマハらしい60年代流行のカフェレーサースタイル、クラス初の両輪ディスクブレーキ採用等注目点もあり当時はまだ少ないテールカウルを装備するイケイケ風スタイルも売りでしたが時代が70年代→80年代に移り変わるのと同時にヨーロピアン/アメリカンスタイルが人気となってゆく中、いささか時代遅れ感もあるもので当時バイク熱MAX時のワタシら世代ではよほどのヤマハ・マニアでないと見向きもしなかったなぁ…。

77年デビューで78年には他社がこの頃競って採用したキャストホイールを装着したSPバージョン(GX250SP)を設定し時代に乗る努力はしますがこの頃~80年前後、空前のクォーターブームが到来!お下がりボディは同様ながらより洗濯され3バルブ採用のホンダホークCB250T/NやスズキGSX250E、250専用設計のカワサキZ250FT等のライバルと比較するとやはりGXは地味で人気薄、この事から79年にはカフェからガラッと異なるアメリカンスタイルにMCしここで人気、販売も多少UPするという感じ、ただこの頃ヤマハは本来の?メインでありRDから変わるRZ250を送り出しクォーターカテゴリーを席巻していましたのでGXは尖ったスポーツモデルを嫌う保守層、年配ライダー向けという捉え方だった感じ、血気盛んの美しき10代wにはキャストになろうがアメリカンになろうが論外でしたが(^^;)

↓78年、流行のキャストホイール採用のGX250SP追加


↓79年、一転してアメリカンスタイルに生まれ変わった新型GX250SP


GX250/400は81年にはよりアメリカンスタイル=チョッパー風スタイルのXS250/400に引き継がれシリーズ終了となりますが出品車はGXの初期型、国内では売れず殆ど需要が海外だったとの事で往時でもその姿を見る事は稀、まさか現生で現れるとは!超絶希少車に間違いナです!!

↓km表示なので国内モノだと思われます、総合評価3、各部Cの実働車で40年前のバイクですから奇跡的イイ状況!


今見てもお世辞にもシャレた感じはなくこの時代のヤマハ特有の“野暮ったさ”を感じますが今もありふれた?ホークやFT他からするとレア度は段違い、注目集めるには十二分ですしこれをスレ違ったら多分声出ると思います(笑)

↓外装もイイ状態、恐らく再塗装でしょうが当時のグラフィックが逆に個性的ですね!


↓エンジン部もしっかり磨かれ美しさを保っていますネ


GX250、音は良かった!パラレルツインらしく乾いたバタバタ~という音質はノーマルならジェントル、集合とか付けるとかなりの迫力サウンドが味わえクソ重くカメな250でも音だけは楽しめましたっけw

↓GXで集合って珍しい!ヤマハはツインそのものの♪バタバタ~と音は最高でした!



アメリカン風になった後期GXは嫌いじゃなかったんですが正直カフェ調の前期は個人的には苦手、RDやRZもスタイリングの系統はコレでしたがハマる人間にはこれがハマるようで当時の友人で熱烈ヤマハマニア親子がおり原チャはGR50、そしてGX250、RD350にGX750と見事にカフェ調スタイルのバイクばっかり持ってるのがおりました、ミーハーGureとしてはホンダ、カワサキのスタイルに惚れましたがこの親子は筋金でしたね、今も確かXJRのデカイの乗っておりヤマハ命ですわw

↓これはそんなに手が掛からずに乗り出しできるでしょう!



やはりマニアックなバイクなので落札額は驚くような金額ではなくワタシでも手が出せる?レベル、希少度の割には安すぎです、これがホークやFT、KHのようなメジャー旧車でしたらとても手が出るレベルにはもうないので目立ちたいならGX、いいかもしれん、集合付いてれば爆音もかなりのものだし旧車会の老年暴走族にもお勧めかも(*_*;
Posted at 2017/08/29 21:47:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | ヤマハ | クルマ
2017年08月07日 イイね!

珍車PART714

珍車PART714
2輪珍車です、ハイ(^^;)

ウオッ、唯一の1台出品でしたがこれがまだ出てきていました、当時多くの中免(現在の普通2輪免許)の憧れであったこのバイク!




⇒『昭和56年(1981)4UO型ヤマハRZ350』!!

400キラーと言われたご存じRZ250の兄貴分、250から約1年遅れの81年にデビュー、こちらの異名は“ナナハン・キラー”!

ヤマハの2stロードスポーツはAX、DXを先祖とし我々世代で馴染み深いのはRD250/350、カワサキのSS/KH250、350.400やスズキのGT/RG250、380に対抗するモデル。

カワサキが全排気量で3気筒、スズキは380が3気筒であるのに対しRDはDX時代から最後までツイン(2気筒)で通し70年代~80年代のマルチ化には見向きもせず操縦性、軽量に拘る施策を突き通しツイン好きには長く支持をされましたが一般、特にワタシのような当時軟弱なミーハー高校生はシリンダーは多ければ多い程エライ!って感じだったので正直RDは自分のバイクとしては対象外でしたねー。

この時代はある意味贅沢な時代で2stに否定的な?ホンダを除き各社2stと4stのロードスポーツが選べました。このクラスは中型免許発足により一番売れるカテゴリーでしたし海外では排ガス規制の絡みもあり4stをメイン化しておりまだそれが2輪では国内では緩いのもありこうした贅沢なラインナップ…

ヤマハの場合4st版はGXシリーズ(250/400/500/750)をラインナップ、スズキはGSシリーズ(400/550/750)、カワサキはZシリーズ(200/250FT/400/400FX/550FX/750TWIN/750RS/750FOUR他)、スズキとカワサキ、そしてホンダが比較的小排気量(400)でも4発を揃える中、ヤマハはGX750に3気筒を与えたのみで他は全てツインという軽量+操縦性に拘り大衆迎合しない頑固さがヤマハマニアには熱い視線が注がれていましたっけ。。。

ただ世はマルチ時代、販売的、一般の人気度は低くやや3社に押され気味、そんな中で各社250は400の我慢車、車検制度をかいくぐり維持費の安さだけを取柄とし400のオーバーウェイトボディにスケールダウン、若しくはマルチ→ツインとした非力なエンジンを載せるモデルが乱立、そこで本来クォーター(250)と言うものは軽快に、気軽に、誰でも愉しめるモノだ!と言う論理から開発されたのがRZ250でした!!

↓クォーターの世界に新風を注いだRZ250!


カッコはいささか野暮ったい(私感)ながら前任のRD250もこのクラス1、2を争う俊足でしたが所詮350/400ありきの250、ここを見つめなおしRZは250として専用設計しレースで実績あるTZの技術をフィートバック、クラス初の水冷エンジンを搭載しヤマハの哲学であるツイン(並列2気筒)のエンジンは当時の250としては驚愕の35psというスペックで登場、この馬力は400ccクラスの数字でありこれを139㎏という軽い車体でパワーウェイトレシオ3.97㎏という常識外れの高性能はそれまで4番手人気だったヤマハクオーターを一気にクラスNo1の人気を獲得、ワタシもこれの発表時は親しくしていたバイク屋に行き試乗、そのバカっ速には命の危険を感じる程の衝撃受けたのを未だ忘れませんネ~、ご同輩のバイク好きも恐らく同じ思い、なさってるんでしはないですか!?

ヤマハの攻勢はこれだけに留まらず翌年にはハイスケールとされた出品車である『RZ350』を発売、“サンパン”と呼ばれましたが当時、70年代に各社に存在した350とか380とかいう排気量が400に統一されてきた中で今更半端なサンパン?に違和感ありましたが実力はその400以上、スケールUPだけではなく足回りを強化、ブレーキもFrが250がシングルディスクだったのに対しWディスクとし従来の大排気量から小排気量を派生させるのとは逆に各部の強化でヤマハの矜持を見せつけるに相応しい内容、2st2気筒は250同様ですが100ccの排気量UPにより出力は45ps、これは当時の400~600cc位の数値であり軽量ボディとの組み合わせで“ナナハンキラー”の異名を取りました!

↓RZ350


しかしこちらは車検があるせいで250程の爆発的普及がなく街で見かけるのも稀、ヤマハ好きの友人が持っていたのでチョクチョクと借りれた立場でしたがこれで流すとかなりの注目を浴びたのも懐かしい想い出です、箱根の峠道なんか行けば400~750軍団に突かれるツツかれる(*_*;

しかし250も350も速かったです、簡単にウイリーする軽量さはピカイチで♪ドロドロドロドロボヤーン!!の加速音はスズキやカワサキに較べ低音で迫力不足ながらRG/GTやKHのけたたましさがなく後ろにつかれるとこれが不気味だったりと(笑)

さて、この辺で出品車を見てみますが実働ではあるも評価1でエンジン~足回りは全てE評価、つまりは乗り出しにはそれなりのメンテが必要な訳ですが40年近く時を経たバイクとしては動くだけでも儲けモノでしょうw

↓状態は決して良くはなさそうですが4輪と違い2輪は再生も比較的弄りも金額もそれほど掛からないのが魅力!


スタイリングはいかにもヤマハらしくRDの影を引きずりどこか野暮ったく個人的には決して好きではなかったですがこのバイクはスタイルとかは二の次、一度乗るとその性能に舌を巻き確かにスタイルではスマートな他社ライバルの中では地味ながらそんな見栄えはどうでもいい、そんな風に心から感じるモデルでしたねー、2輪も4輪も恒に見栄と二人連れの若き日のGureでしたのでこんな感じに思えるのは数少ない1台です!

↓2輪のオドは全くアテにはなりませんがメーターケース、しっかりしています!若き日、水温系の装備にトキメキましたわw


↓今の目線ですとラジエーターが異様にデカいですが250の水冷、驚きでした!


カラーリングは250と350で分けられ250が白/赤デカールをイメージにしていたのに対し350は白/水色デカールがカタログモデル、この350のカラーリングは250より軽量感を覚え好きでしたねー、250をこれに替えてコケ脅ししている小僧も多かった、ナンバーでバレバレなのに(笑)

↓外装E評価ですがそこそこ綺麗ですね、外装はこのままでも充分に乗れそうに思います。



RZは350こそ短命でしたが250は人気あり売れましたから長寿、MCとFMCで10年という2輪としては驚異の長生きでしたし後続もRZを立派に継承したR1-Z、こちらはネイキッドで性格もRZよりはかなりマイルドになっていますがヤマハ最後の2stロードスポーツであり他社がレプリカ全盛期にネイキッドを守り通しRZデビュー時の「気軽に、愉しく乗れるクォーター」というヤマハの神髄は不変でした…。

あっ、出品車ですが昨今の旧車ブームもあり素晴らしい金額で落札、バイク屋の軒先にビシッと整備されて並べば7~80万、ヤフオク辺りの現状売りでも5~60万で出てもおかしくない、そんな感じでした(^_-)-☆
Posted at 2017/08/07 21:30:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | ヤマハ | クルマ

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