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2024年01月21日 イイね!

これは絶対いるでしょ!必要装備品”ザ・ベストテン”

 これは絶対いるでしょ!必要装備品”ザ・ベストテン”
前回ベストテン”こんなモノいらない!不要装備品”ザ・ベストテン”の姉妹編って事で(^^;

いやー、現代のクルマ、装備テンコ盛りでそれこそ「こんなのお節介以外何物でもない」って装備が多いながらいやいや、これないと困るでしょ?って装備も勿論ある、日本の車が普及した実質的創世記の1960年代では夢の装備だったものが今では必需品にもなっている事が多くもしかしたら前回、そして前述の”お節介装備”も必需とされる日が来るかもしれんですね~、その分人間の運転に対する意識やスキルは一層低下し事故だらけ…ってそんな将来にはなって欲しくはないですが(-_-;)

まっ、今回のお題にもヒトによってはお節介、不要と感じる方もいると思いますが例によってワタクシの独断と偏見にてベストテン形式で選んでます、承服できん!と思われる御仁もいるかとは思いますが遊び道楽ブログなんでそこは目くじら立てずに宜しくどうぞ…。

それでは早速行きましょー!今週の!?第10位!

【電動格納&角度調整ミラー】
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これについては装備率4~5割位?商用車や軽やコンパクトの低グレード、2~4tクラスのトラックではまだまだ未装備(但し左側格納のみ装備というのがトラックでは多い)も多い感じ…

自分しか運転しなければ角度調整は不要かもしれませんが不特定多数が乗るようなクルマだとあれば便利、未装備でも昔のフェンダーミラー時代のようにイチイチ降りて行って適当に調整し運転席戻って確認、合ってなけりゃまた外に出てなんて面倒な事やらなくても助手席の窓開けてチョイっと角度合わせれば問題ない(トラックの場合は昔ながらですがw)ながらも人間、一度ラクを覚えるとこれすら面倒なんでね、今や必需でしょうが何故か不特定多数が乗る社有車のバンやトラックでは未装備の低グレードが多いんですわ、ドアミラーに変わりたての頃、ミラー内側に調整用レバーが出ていたこれを捻ると角度が変わるって簡易的なモノもあったので低グレード、こんなのでも付けてくれよと仕事でこれらクルマ乗ると思いますがねぇ、まぁマイカー限定でしか乗らない方には解らん苦労でしょうし。

電動格納(電格)については絶対いるでしょ、ちょっとした路駐やスーパー他の決して広くない駐車場では必需、隣のクルマの乗降への配慮+自車の破損防止でボタン一つで格納できるこの装備、元々は日産はC32ローレルで実用化、これが出た時には感動する位便利と思ったモノですが今やあって当たり前、いちいち降りてから両側をバタンと手動で格納するのは不便は当然スマートじゃないしこれは商用や低グレード問わず100パーの普及を節に願いたいですナ!


続いて第9位!!

【水温計】
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最近ではスポーツモデル以外はどんどんこれを廃止し警告灯?切り替わっていますね、勿論警告ランプでも事は足りてるんですが昔ながらの人間としてはアナログでメーターによる水温確認ができないとどことなく不安…

まぁ、元々アナログでも純正水温計はある程度アバウトなのでサーキット走行とかするなら別あつらいの本格的水温計を備えるべきですがそれでもアナログメーターでも一般的街乗りならクルマの冷却状態が把握できるのはランプに較べ格段に上、比較的新しいクルマならランプでもいいけどワタシのような商売柄古いクルマやポンコツ、トラックなんかを乗る身としては特に夏場、このメーターがあるとないとじゃ運転している時の安心感は格段に違う、新車時は不要でもクルマってのは長く使う訳だし古くなった時の事を思うとアナログメーターの装備は消してはならない、そう思いますナ!


さぁ、8位行ってみましょー!

【パワーウィンドウ(P/W)】
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これはワタシら若い頃の憧れ装備品、80年代では高級車しか装備されないステータスさを感じさせる快適装備でしたが今や商用車(但し前席にみとか)やトラック、かつては信じられない軽自動車でも当たり前に装備されるモノになりましたナ、普及率は90%以上?軽トラや軽バンの最高グレード以下では昔ながらのレギュレターハンドルも残っていますが…

まぁ、これはかつてのようにP/Wと手動を造り分けるとコストが掛かるので全グレードP/Wにした方が大量生産の上でコスト削減と合理化の名の元に90年代以降は常識化しました古い人間としては昔、安車に乗っていた頃、稀にP/Wに乗ると物珍しくて用もないのに窓を開け閉めしてウットリしていた若かりし時代を思い出したりでw

手動は手動でキーをONにせずとも窓開閉ができたりと便利な部分もあるけど換気で運転席以外を開けたり閉めたり等利便性では最早P/Wに勝るものはナシ、エアコンやETCが普及した現代で昔に較べそう窓開閉する事も減った現代ながらない方が珍しいP/W、今や贅沢装備ではないしあって当たり前!なければないで何とかなるけど是非とも欲しい装備ですナw


盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【ETC】
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これについてはどうなんでしょう、もう装着率9割以上になってるかな?

首都高や圏央道等では既にETCでしか乗れない入路もあるし東名、中央等の1級高速でもETC専用のスマートインターも増殖中、ETCも2000年代に入り出たしの頃、電車で言えば自動改札機の機械代をユーザーに負担させるのはけいからん!的な議論もありましたがそれを負担しても昔のように走行中に小銭入れをまさぐり硬貨を用意、料金所でいちいち支払う億劫さと較べると格段に便利なんで2010年代に入る頃にはもう殆どのクルマが装備、ワタシなど商売上回送などで稀にETC使わずあえて旧式の現金で乗る事もある身だとやはりこの利便性は機械代やセットアップ料金払ってでも代えがたいものがあると実感じます。

ただ首都圏の高速料金所ではETCレーンがド渋滞、一般レーンガラガラなんて逆転現象も今や珍しくもなくなりこれ見かける度に”本末転倒だなぁ…”とは思いますね、今のように敢えて40㎞以下に走行速度を抑えるのも疑問だしより使い易い、便利なETCの今後にも期待したいモンですナ!

どんどん行きます、第6位!!

【バックアイカメラ】
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これについては必要とする車種限定で行きたいと思います、今や猫も杓子もこれ付き始めてますが軽だとかコンパクトにはやり過ぎって気がしますナ、これがなきゃバックできんなら免許取るな!クルマ乗るな!とまた書きますわ(-_-;)

軽やコンパクトなんで大概がH/Bなんだし手を伸ばせばそこにRr先端がある(やや大袈裟な表現)のにこんなもん必要か?よほど自分の目、感覚の方が信用できる!とか書くとまた反感買うんかなw

これはやはりトラック等、箱車や積載物で後方確認ができないクルマ限定の必要装備としたい、元々はこれらトラック用に開発された商品だったし便利なのは解るがこれを乗用車に転用したした頃からパーキング等でやたら駐車に時間掛かるクルマが多くなった気がする、なにやってんだ?とドライバー見ると大概はダッシュの真ん中見ながら不器用にバックするオン〇が増殖、その度に決め台詞の”免許取るな!”を心で呟くのはワタシだけでしょうか!?!?www



☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかった絶対いる装備はこちら…

【ドリンクフォルダー】
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絶対必要か!?と言うよりもあれば嬉しい装備って事で圏外としました…

これについては標準装備率は現在8割位かな?アフターマーケットでも様々なモノが出回っているし純正装備品より使い勝手が良く純正を使わずにそちらを愛用するって言う方も多いでしょう。

これも普及しだしたのは90年代からかな、昔はアフター品の代表格で当初はドアとガラスの間に差し込んで使う形式、その後エアコンルーバーに取り付ける、汎用センターアームレスト一体型とか様々な形式なモノが登場、そんなに皆後付けで補うなら最初から付けましょー!って感じで標準装備化、言わば便利グッズの元祖みたいな感じに思いますが如何でしょうか…!?

ドライブは勿論仕事中でも水分補給しながら運転は当たり前、何気ない装備ながらこれがないとなるとペットボトルや缶の置き場もなく非常に困る、中には悪用してここにビールを置いてなんて不届き者もおるみたいですがそんな”運転不適格者”を除き是非とも未来永劫残って欲しい装備、ただメーカー純正は使い勝手がよろしくないモノも散見され今やエアバックや安全基準の関係で装備する場所、位置も開発者が頭を悩める場所でそこに使い勝手まで求められると厳しいモノがあるかもしれません、ペットボトルのサイズも昔とは違い多種多彩で全てに対応させるとなるとこんなモノでも開発側は結構頭悩ますモノかもしれませんが”これはイイ!”と思える完璧なドリンクホルダー、見てみたいモンですナ(笑)


さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【Rrワイパー】
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これについては賛否両論あろうかと思います、なくても困らんしないクルマ乗ってればそれで慣れてしまいあえて必要ないと思う方もいるでしょう…

しかし長年これで慣れてしまうとやはりないクルマ乗ると不便、悪天候の後退時は勿論の事、ワタシなんかは常に雨天時、安全の為(と言えば格好付きましが実は高速でブッ飛ぶ時は後方のパト確認で重要なんでwww)必需品と言って差し支えないでしょう。

昔のようにRrガラスが寝た、所謂クーペ形式が減りRrガラスが垂直になってきているのでさほど昔のような有難みを感じないと言う意見も聞きますがHBなどトランクがないタイプだとボディやRrタイヤからの巻き上げで汚れる度合いは酷く雨天時、走行中に常時動かす事は少ないけど走り出す前に2~3回Rrワイパー動かしてからってのが儀式になっているんでたまにないクルマ乗ると不安なんですよねぇ。見栄えが悪い等で取っ払ってペットボトルの蓋被せてるのをたまに見ると「何故に安全性をわざわざ放棄するんだろ?」と不思議に思います、1gでも軽量化が必要なレースカー以外取る意味が解らんと疑問に思うのはやはり古い人間の感覚なんでしょうかねぇ、まぁ、好き好きである事は勿論承知ですが(笑)


いよいよ上位に行きます、第4位!!

【マニュアルトランスミッション(MT)】
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今や新車販売の95%以上がATなんて記事が出るともはやMTは死滅するのみ?最近のATはプロがMTに乗ってもコンピューター制御のATの方が速い訳だし免許取得もAT限定がほぼ、以前はマイカーはATでも会社のクルマがMTってのも多くワタシも子供らが免許取る時、これを理由にMTで取らせたものでしたが今や社有車でもATが主力、トラックですら大型までATが普及しておりそんな理由でMT免許を薦める事はできない、既にMTは実用という部分では役目を完全に終え趣味の領域でしか選択される事はないですね、昭和の人間には淋しい限りですが…

しかしクルマを操る愉しさ、快感、運転の基本であるMT操作、いるいらないじゃなくそこにはクルマ好きからしたらロマンがある、クルマなんて道具、ラクに気楽に目的地に行ければイイ的な昨今の風潮には逆行するもそれでも一定数MT派は存在する、AT比率がMTを上回った90年代、かつてのレコードがCDに、VHSがHDDに一気に切り替わったのとは異なり風前の灯とはなりながらもスポーツモデルをこよなく愛するマニアには絶対的支持が高いMTモデル、どんなにATが今後進化しようとも未来永劫に残って欲しい装備、てか機構だと今でも時代遅れのMTを転がす身としては強く願いますナ!


ベスト3に入ります!今週の(もうええって)第3位!!

【エアバッグ】
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これについては業界最大の安全装備大ヒット作だと思います、子供の頃、モーターショーでトヨタや日産、ホンダが『ESV』として未来はこんな安全なクルマになるんだ!と感激しながらそれら参考出品車を見ていたのも遠い昔、これの装備により大怪我や命の危険を助けられたって人間も多いと感じますし余計なモノ(例えばオートライト)なんかを義務化するよりも全席+サイドエアバッグも義務化するべき!とも思います。

ワタシも一度、原付きヨロヨロ婆さんを避ける為やむなく車幅制限のポールに激突させエアバックが開く経験してますがもしこれがなければと思うとゾッとします、昔これがない時代はハンドルや助手席ではダッシュに頭や胸打ちつけて重症なんて事が多かったので死亡が重症、重症が軽傷、軽傷が無傷と事故による被害軽減に大いに役立っているエアバック、できれば歩行者用やバイク乗車時の有効的なエアバックが開発→普及する事を願って止みません。

最早エアバック未装備のクルマはないですが運転席のみなんていう低グレードやトラックにはまだ散見されます、運転者と助手席で命の重さが違う筈なくこんなところでコスト低減は?に思いますね、人数分エアバック装備ができないなら定員減らすとかの事はやっていいと思いますがどうでしょうか…!?!?


とうとう来ました!第2位!!

【パワーステアリング(P/S)】
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これも今や装備されていないクルマ、ワタシ知る限りはないですね(一部特殊車両、レーシングカーを除く)

昔ながらの油圧、最近メインとなっている電動、いずれにせよパワーステアリングがなければ多分今のドライバー人口の1/10位しかクルマ運転できないんでは?よほどの怪力、力自慢でないと現代の重くなったクルマ、せいぜい軽位で登録車はほぼFFだし走行はできても車庫入れ等据え切りできるのは何人いるか?のレベルに感じます。

特にトラックは大小に関わらず積載とエンジン搭載位置の関係で走行すら難しい、さすがにP/Sのない時代のトラック知る程の爺ではないですが以前AA会場でいすゞTXD(60年前のボンネット大型トラック)を移動で転がす際、岩のように重く廻らないハンドルに往生した経験があります、~昔のヒトは凄かったなぁ、こんなので1日仕事してやんだ~とそりゃもう感心しまくりでw

80年代中頃までは軽は勿論、登録車ですら高グレードでないとP/S装備なんてなくて4気筒でも重いDOHCのトヨタGT系や6発のM型や日産L20なんかを積む高グレード以下のノンP/Sなんて力の有り余る若い時代でも苦労、走行中はダイレクトで路面状況が伝わるノンP/Sの味が好みながら車庫入れではとにかく苦労した懐かしい想い出、とか言いながら1年前まで持っていた92年式ミニカダンガンはノンP/Sだったんで軽だからまだ何とかなるもウチの息子なんで若いくせに音を上げていましたしねw、とにかく今やこれナシなんて考えられない装備なんで堂々2位としました!


さっ、オオトリですね!!第1位はこれでした!!

【エアコン(A/C)】
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A/Cレス、これも特殊車両や競技車輛以外ではもうないでしょう…

街行くクルマの装着率は100%でしょう、免許取った80年代初頭ですら70パー位は行ってたと思うし40年前と較べ温暖化による異常な高温続出の現代において今やA/Cは快適装備でなく”生命維持装備”と言っても過言ではないでしょうね。

哀しいかな中古扱う仕事してると稀にA/Cブッ壊れたクルマを転がす羽目になる事もあり夏場だともう地獄、頭ボーッとして正常な判断にも差し支える危険もありナニがなくてもA/Cだけは欲しいというのは正直なところ、また昔話で恐縮ながら最初に乗ったギャランGTOなんてA/Cなんて無かったし仕事で乗るクルマでも70年代車なんてA/C付なんて稀、ダッシュタイプのクーラーですら有難くエアコンと違い除湿しないから窓は曇るわ渋滞で停まればアイドルUPしないからアクセルを踏んでないと涼しくないわそりゃ涼むのも苦労したモンです、それでもあの頃はなくても何とかなっていたけど今の亜熱帯気候化化した日本では必要不可欠、自信を持って1位としました(*^^)v

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如何でしたか?いる、いらない、反対賛同それぞれだとは思いますが挙げた装備が全てないとしたら貴殿はクルマ乗りますか?と小1時間問いたいですネw

快適装備、安全装備、必需品、様々ですが究極の快適装備(装置?)である自動運転や自動ブレーキが100%信用できるって訳でもない現状、余計な、見当違いな安全装備で車両価格がUPするのは勘弁ながらエアバックやABS、TCR等、命を守るこれら装備はより発展させヒューマンエラーを極力カバーできる進化に期待したい、そして人間をダラけさる、ラクさせるための快適装備の開発よりもや優先させるべきだと考えます、価値観、そして快適度はヒトそれぞれですがドライバーやそれ以外、歩行者や交通弱者(自転車やバイク)を含み命を守る装備の進化で車両価格が上昇するなら致し方ないと思いますが皆さんはどう思われますか!?


長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2024/01/21 16:11:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ
2024年01月05日 イイね!

こんなモノいらない!不要装備品”ザ・ベストテン”

こんなモノいらない!不要装備品”ザ・ベストテン”

長い長い正月休み、ヒマなんで久々に思いついて”ザ・ベストテン”やってみたいと…(^^)v

最近のクルマは至れり尽くせりで今のところ完全自動運転まではならずともドライバーはハンドルさえ握っていれば(一定条件下では手放しも可能)まるで自宅のリビングで寛いでいるかのように快適に、力も頭も遣わずボケーってしていても目的地に行ける、なーんて感じになってますがね、それがいいのか悪いのかは別としてメーカーはいかにドライバーの省力化、快適化を充実させるかにやたら気を遣っている感じ?


これに伴い「こんなモンいらんだろ?」的装備も増えている、勿論現代になってからの便利グッズもあれば昔からあるものの時代の流れや人々の好みの変化で昔は当たり前装備でも今はいらんだろ?ってのもある、そんな装備のベストテンをやってみます!

お断りすればランクインした中の装備等はあくまで現代の基準で選んでいますし視点はワタクシの独断と偏見、いる/いらないは個人差ありますし運転歴40年超えの一応ベテランドライバーの視点なので中には初心者や滅多にクルマ運転しない方からは「これは必要だろ」或いは「これはあった方が便利」というものもあると思います、しかし装備をふんだんに行えばその代償として価格UPは避けられない、そういった意味で「これが付いていて10万も20万も車輛価格上がるならいらねぇわ」って感じでUPしています。

中には法規上いらんでも付けなきゃならないのもありますがそこは逆に「そんなモン法律による強制化いるか?」的な視点になっておりますんで宜しくお願いします。


それでは早速行きましょー!今週の!?第10位!

【デジタルアウタービューミラー】
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10位にランクインしたのはこの装備、これ、いりますかor欲しいですか!?

似たような?装備で最近俄かに増殖しているデジタルルームミラーもありますがこちらはトラックなら荷台が箱だったり平でも積載物があったりしても後方視界が確保できる、乗用車としても後席に人が乗っていても邪魔にならず後方確認が容易、西日が当たったりすると見えない等の障害はあるもレバー一つでこれを避ける通常の鏡タイプに変えられるので不便よりも利点が勝っておりこれは現代になってからの有難い装備と個人的には思います、多少金額上がっても欲しいと思える装備…

しかしアウタービューに関しては慣れの問題は勿論あるも従来のミラーの位置ではなくダッシュ内のスクリーンにまず瞬時に目が行かない、日差しで見えにくくなる事もあるし何より見た目が異様、従来型の鏡方式で何ら問題、不便を感じた事はない(気温による曇りや雨天時の水滴が支障感じる事はあるもこれはカメラ=レンズとて同じ条件)しデジタルにしてもどうしても死角は発生するしミラー式からの発展性も感じられず単なる物珍しさだけって感じ、例え1万円UPだとしても(実際はもっと高い)わざわざ付けようとは思えないですねぇ…。


続いて第9位!!

【BEV(登録車モデルに限る)】
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装備ではないですが(^^;
画像はテスラを用いましたがこれに限らず個人的には今の技術だと限定すれば登録車のBEVは不要だと思います。

近年に発売された軽EVの日産サクラ、三菱ekクロスEV、三菱ミニキャブMiVE改めミニキャブEVのようにあらかじめ小さいバッテリーで長距離を想定せず近距離の生活の足、小口配送限定の商用EVならアリに感じます、但し自宅や会社で充電環境が整備されているのが条件。

身内が最近までEVに乗っていましたが長距離どころか片道100~150㎞程度の中距離でもイチイチ充電器のある場所やらを調べないとならんし宿泊ですら充電器のあるなしが気なる、せっかく楽しく旅に出ても常に電池残量を気にして旅行行程にも支障が出るってのはどうなんでしょ?これってクルマ持ってる意味あるの?って感じ、旅先で30分、先客がいれば60分以上足止めされるなんてあり得ない、EVオーナーさんからはブ―イング喰らうでしょうが高速のPAやSAで高性能充電器が少ないとか文句垂れてるのがいるけどEV以外のオーナーが払う高速代からもこれの設置に掛る費用が出ているのはどうも納得いかないしね、EVは重いんだし5~10%位高速料金上乗せして欲しい位ですよ、えぇ。

意識高い系人種やEV=環境にいい と未だに信じてこれ見よがしに高級(登録車)EV乗り回すのもいいけどその裏側のマイナス面がバレ始めてきている現在、そろそろ使用シーンによってEVの是非を論じ正しい普及を目指すべきに感じますネ。


さぁ、8位行ってみましょー!

【灰皿】
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喫煙人口の低下により2000年代以降急速に灰皿の装備は減り現在市販されている乗用モデルではほぼ無くなった装備、OP設定ではまだあるも過去のモデルのようにダッシュやインパネに一体的にデザインされているモデルはワタシの知る限りもうないですねぇ。

但し、トラック等ではまだまだ健在、トラック乗りは喫煙率が高いのかどうかは知りませんが何故か2t~大型、当たり前のように灰皿もシガライターも健在、シガライターは乗用にも付いてはいるも今時そんな呼び名もなく単なる電源取出しのための装備になってますね。

ワタシ等は相変わらずの喫煙者なのであれば嬉しい装備ですが昨今、運送業などでも厳しいところは車内禁煙が社則となっていたりする、吸わないドライバーも多いでしょうしトラックと言えど最早無用の長物となっておりそろそろ乗用のようなOPでも事足りるのでは?と感じます。


盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【オートライト(自動ハイ&ロー切り替え含む)】
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これは既に2~3年前から法規で装着が強制化された装備なのでいらん!と言っても仕方ないですが元々は夕暮れやトンネル内、完全に暗闇になってもボケーッとして無灯火だったり都会等では周囲が明るく進化したメーター照明もあって無灯火に気付かないといった”運転非適格者”が増えてきた事による法制化。

いやー、こんなのお国から言われるまでもなくドライバーとして常に周囲や天候等に気を配っていれば当たり前に判断してON/OFFはするモンですがねぇ、オートにした弊害もあり駐車中でも路駐でも煌々と点灯しっぱなし、こういうのに限って停車時の消し方とか取説さえロクに読んでないし困ったモノです。

ハイ&ロー自動切換えにしても同様、精度もまだまだな感じだしこういう人間の主観に基づく部分まで自動化ってどうなん?とも思うけどそれすら有難がるモノグサが増えたって事なんでしょうね~(-_-;)


どんどん行きます、第6位!!

【サンルーフ】
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これも大昔からある装備、ワタシも一時サンルーフ付きを所有していた事ありますが所有していた約10年で何回使った事か?ってレベル…

確かに春先や秋等はオープン走行すると快適に感じるけど冬場は寒い、夏場は暑いのでほぼ触る事なし、喫煙時のチルトUPは頻繁に使ってたけどこれとて無ければ窓開ければ済む話、サンシェードはあるもやはり鉄板に較べ断熱性は低いし特に夏場の頭付近の暑さは弊害以外何物でもなかった。

新しいウチはいいけど古くなれば故障のリスクがありイザ故障すれば修理代高額、しかも部品点数が多いので頭が重くなり走行性能も落ちる、中国やアメリカではサンルーフ=高級車の証と今も人気装備らしいけどワタシに言わせれば”百害あって一利なし”って思います。

最近では観光地などでミニバンのサンルーフ開けて輩がタコ踊りしてるのとか見るとホント、こんなの禁止しろ!と思えてなりませんわ。


☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかったいらない装備はこちら…

【シートヒーター】
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これに関しては「いるだろ!」の意見も多いと思います。

特にEVではエアコン使うより省電力ってのもあり必需ってのは理解してますがそもそもEVはいらん!派なのでwww

EVでなくてもこれは便利とワタシも思います、倅のクルマにも付いているので寒い時暖房が効く前でもすぐに暖かくなるしそういう部分では有難い装備、しかしエアコン(ヒーター)のないクルマなんて今時ないし無くても困らない、そして便利な反面身体を直に(正確にはシートや衣服を挟むので直ではないが…)暖めるので眠気を催す確率が高い、なので助手席ではいいかもしれませんがドライバーの場合、ワタシは室内がヒーターで暖まればこれがOFFするといった使い方にしておりますね、極寒地域などではかなり重宝するでしょうしわきまえた使い方をすれば”これはいらん!”とはぶった斬れないですしこの装備はそれほど高額でもないと思うので圏外としております(*^^)v



さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【オートシートメモリー】
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まぁこれはクルマの使用環境によりでしょうね、ただこれを装備するためにはシート調整を電動化する必要があり結構な金額なので不特定多数が使う社用車とか家族で運転者が数人いるとかでない限り不要に感じます。

運転者がほぼ決まった人間だけって場合は無用の長物、まぁ、ワタシみたくお客のクルマを扱う仕事してるとシートポジション弄る前にこれをセットしておくと便利ですが敢えて欲しい装備ではない、なくても全く困らないという意味で上位ランクインとしています。


いよいよ上位に行きます、第4位!!

【車線逸脱警報装置】
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これも初心者やよほどのヘボ、飲酒常習以外には無用でしょう…

クルマを走らせるにはまっすぐと車線内で走らせる、そしてセンターを割らないのは基本中の基本、しかし工事や障害物の関係で止む無く割る事はある、その度にピーピー警告鳴るのはウザい以外何物でもない、あえてセンター割るような運転せずとも不可抗力でそうした走行するのは意外に多い感じ、自動ブレーキや前走車接近警告に較べこれはいらんだろ?と思いますねぇ、ワタシなどはこれが付いてると即OFFにしますんでこの順位にしました!


ベスト3に入ります!今週の(もうええって)第3位!!

【室内イルミネーション】
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夜間ムーディに室内を演出するイルミですがこれもクルマの走行機能上では全くの無用の長物。

女子供にはウケはいいかもしれませんしモテたい高級ミニバン乗りには必需品なんでしょうがこれ付いてるだけでも結構なお値段UP、まぁ演出UPにお金を出す価値観もあるんでしょうがルームライトがあれば何ら必要性はない、なくても困らない代表的な装備だと確信しますw


とうとう来ました!第2位!!

【アイドリングストップ】
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この高順位にはご納得の貴兄も多いのでは?w

元々は2000年代初頭の燃費競争の時期から登場した装備、確かに多少の燃費向上は実証されているも装着車オーナーの殆どがこれをOFFっているという…

僅かな燃費をケチって専用の高額バッテリー代を負担したり停まる→走り出す度にいちいち回るセル、そして発進も遅れるというウザさ、ワタシも装着車では車線逸脱と同時にこれをOFFるのが走行前の儀式化しております(笑)

最近ではメーカーも分かってきたらしく新車でも非装着が増えてきており時間の問題で廃れる(廃れて欲しいw)装備に感じますナ!


さっ、オオトリですね!!第1位はこれでした!!

【駐車支援システム】
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いやはやこれは”余計なお世話”的装備の代表格、何ナニ?初心者や小柄な女性等がミニバン乗るには必要?ってか💦

いやー、そうだとしてもこれがなきゃ駐車できないなら免許取るな!クルマ乗る資格ナシ!と断言しますね、これも使うとまぁまどろっこしい、万一があったらいかんのでカメラとセンサーフル稼働でゆっくりを通り越しジレったい動作、人間がやったら100倍早いんじゃね?って感じで少なくとも今のレベルじゃとても使える代物ではなくそれでもお値段だけは目ん玉飛び出る高額…

中にはこういった装備、バックカメラを前提としそれがあるから後方視界なんてどうでもいい的な本末転倒なふざけたクルマもある程でどこまで人間の運転技術を退化させれば気が済むのか?

装備として過渡期なのは差し引いてもその名の通り”支援”という額面通りに補助的に考えこの装備を選ぶユーザーがどの位いるのか?ただラクしたい、ダラけたい、何でもクルマ任せという運転不適格者向けの堕落装置開発には絶対承服できん!と思い堂々の1位獲得でした…。


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如何でしたか?反対賛同それぞれだとは思いますがやみくもに古い人間だから新しいモノを否定する って訳ではなく実際使用してみて金払ってまで必要ないという装備に注力したつもりです、勿論冒頭に申し上げた通り運転歴、生活環境、車種によって変わる事もありますのであくまで『こうした意見もあるのね』的に反対派の方々は目くじら立てずに気楽に読み流して頂けたら幸いです。


長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2024/01/05 17:59:22 | コメント(3) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ
2023年08月11日 イイね!

2ドアセダン”ザ・ベストテン”

2ドアセダン”ザ・ベストテン”盆休み突入!

って言っても日銭のフリーランスは喜んでらんないけど取引先が休みなんで仕方ねーっす(^^;

ガソリン高いしその割に皆さんクルマで外出、これじゃ政府もガソリン代下げる努力なんかせんよね~、実力で抵抗せにゃですよwww

そんな愚痴は置いといて外は暑いし引きこもりなんで久々にネタ思いついたんでベストテンシリーズ、やってみっかなぁ と…


かなり以前、 4枚(4ドアセダン)“ザ・ベストテン”やってるんですが今回は9年越しのその姉妹編?で2ドアセダンのベストテンをやってみようかと(^^)v

定義としては国産モデルで純粋な3BOXセダン(車室とトランクが独立している)でクーペ、HB、2ドアHTは含みません、登録車、軽に差別なくランキングしたいと思います!

2ドアセダン(2セダン)、我が国のマイカー創世記の1960年代~70年代では最もポピュラーな車型、まだチャイルドプルーフ開発前で後席に子供を乗せても勝手にドア開けて転げ落ちる心配がない、利便性では劣るも4セダンに較べコストが掛からず軽量、また価格を廉価に設定でき60年代の”一家に一台”という庶民にマイカーを急速に普及させる原動力にもなる、等の要因から各社あらゆるモデルをラインナップしマイカー普及に大きな貢献を果たしその後4セダンにポピュラー位置は奪われるも余計な加飾のないシンプルでスッキリした出で立ちは根強いファンも少なからずおり1970年代後半までラインナップしておりました、今やドア枚数に関わらずセダンそのものが衰退してしまいましたが4セダンはともかく2セダンだけは2度と市民権を得る事はないと思われそういった意味で忘却に行ってしまった?2セダンを振り返ってみようと思います(*^^)v

※あくまでも妄想お遊びです、気楽に読み流しておくんなさいましw

それでは早速行きましょー!今週の!?第10位!!

【三菱コルトA20系(1968~1972)】
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元Gureらしく菱車のランキングからスタートw

このコルト、近年(2002年発売)のHBのコルト(Z20系)とは別車種になり後のギャランの前身になる太古のモデルとなるのでご了承願います。

コルトは三菱初のマイカー訴求でデビューした三菱500が発展しコルト600となり1963年に本格的4ドアセダンにFMC、ただ66年以降に巻き起こる1Lカーブームでデビューしたカローラやサニーよりクラス的に上位だったのとその無骨なスタイリングもあり売り上げ低迷、庶民にはこれらのような安価な2セダン需要が高く1968年の大幅MCでコルトにも2セダンが追加されました!

ただ結果的にカローラサニーより高額だった事、現代風にリファインしながらもベースが60年代前半の時代遅れなスタイリング、設計が災いし三菱の売り上げを向上させる役割は担えませんでしたねぇ…

ただこのコルト2ドアは非常に珍しい形式で通常、2ドアはRrサイドウィンドはヒンジ式で僅か7~8㎝程度の開閉しかできなかった中でRr三角窓を備えサイドウィンドウが巻き上げ式でフルオープンできた点、Rrドアがないだけで見かけは4ドアセダンっぽく夏場でもRrサイドが全開できるのはまだ冷房が普及していないこの時代、重宝した筈です。
後にも先にもこういった形式の2セダンはワタシの知る限り国産では珍しくこのコルトと太古のスズライト位、見栄えは決して良くないながらも見かけのデザインより実を取る三菱いらしいな!と妙に印象に残っているのでランキングINとしました!

尚コルト2セダンは低グレードのみの設定、KE46型1200ccエンジンでベースのSTDとDXというラインアップ、70年にコルトの次期型である初代コルトギャランがデビュー後もギャランに2ドア設定がなかったのもあり72年まで販売され地味ながら4年のモデルライフでした。

続いて第9位!!

【初代トヨタカローラKE10型(1966~1970)】
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新3種の神機(3C=カー、クーラー、カラーTV)と言われた60年代初頭、その”カー”を代表したのが初代カローラ。

この時期に始まる大衆車ブームを牽引したのはあまりにも有名な話、従来の大衆向けモデルがトヨタでは800ccのパブリカだったところ、ライバル各車が高速走行に対応する1Lクラスに後発モデルが続々とデビュー、日産サニー1000、三菱コルト1000、ダイハツコンパーノベルリーナ、マツダファミリア(ダイハツ、マツダが800ccでスタート、後に1L化)が出揃い世は1L大衆車ブームが到来、このブームに最も後発で100ccの排気量増で人気を決定づけたのがKE10カローラでした。

1966年の発売時は2セダンのみの設定(他に商用バン)、これはパブリカからの流れから当時のファミリーモデル=2ドアセダンが常識の時代なので何ら違和感はなく質実剛健イメージの他社ライバルに較べカローラは欧州風の小じゃれたデザインと1100ccという部分が大ウケし爆発的大ヒット、その後2000年代まで続くベストセラーカーの立ち位置をこのKE10で築いた訳です!

その大ヒットから67年にはより利便性の優れる4ドアセダンも追加、その後はクーペのカローラスプリンターもラインナップ、トヨタワイドバリェーションの基礎も造ります。

4セダンデビュー後も売れ線は安価な2セダン、グレードや搭載エンジンも4セダンと差別はなくKE10時代はあくまで2セダンがメインで往時見かけるKE10も2セダンが殆どだった記憶がありますね。

これほど普及した2セダン、他に類は見ないと思いこのランキングとしました!


さぁ、8位行ってみましょー!

【ダイハツコンパーノベルリーナF40型(1963~1969)】
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ダイハツがトヨタの資本下に入る前の自社独自時代、初の登録車として大衆向けに放ったのがコンパーノベルリーナ、1963年のデビュー当初はまだ貨客兼用モデルが重要な時代、まずは商用バンから発売しワゴンも追加、これらの評判がよく後に3BOXの完全なるセダンが発売されています。

コンパーノはライバルのファミリアや後のサニー等と激戦を繰り広げますがそのイタリアンチックなお洒落な外観とウッドを使うインテリアが好評で一定の人気を維持、当初はお約束取り2セダンでデビューし翌年に4セダンを追加、エンジンは800ccからスタートし65年からは1Lにバージョンアップ、この1L版はツインキャブや国産初のインジェクションモデルも設定、他にはない大衆車クラスのスポーティ訴求も人気でした。

その後オープンボディのスパイダー、商用トラックも後にラインナップし幅広いユーザーに支持を得ています!

コンパーノは今観ても美しいデザインで数あるボディ車型の中でも2セダンが一番美しい、センターピラーが上部に行くほど太くなる独特なデザインは2ドアのみで一番コンパーノの特徴を表していました、好き嫌いあるデザインながらこの時代にこうした遊び心は称賛されるモノと感じこのランキングにしました。

コンパーノはダイハツがトヨタの傘下に入った事により後続はパブリカのOEMとなり1代限りで終わったのが残念ですね~…


盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【初代日産サニーB10型(1966~1970)】
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激戦の大衆車ブームの中、西の横綱がKE10カローラなら東の横綱がこのB10サニー、先発の800~1Lカーに対しカローラデビュー前は圧倒的な人気と売り上げを誇りました!

サニーの武器はカローラに較べ元気のいいA10型OHVエンジンと軽量と言う点、この利点は後続の2代目以降も継続されワタシも何回か両車を乗り較べましたが運転の愉しさ、軽快さでは常にサニーが勝っておりましたねぇ…

ただサニーはその軽さの反面造りが安っぽくい意味でも悪い意味でも質素、この部分で高度成長期、贅沢に憧れていた庶民にはカローラの方が高級に見えたというのもありサニーはカローラに惜敗してしまいますがクルマとしての出来栄え、甲乙つけ難いモノだったと思います。

サニーも当初はオーソドックスに2セダンでデビュー、すぐに4セダンやバン/トラック、クーペ等も展開しカローラにヒケを取らないワイドバリェーション化、ただ時代的にメインは2セダンが勤めます。

サニー2セダン、日産初の大衆車であり徹底した軽量、パワフルなエンジン、低燃費が特徴、スタイリングも奇をてらわないオーソドックスなモノで大きな特徴はないながらもグラスエリアの広いすっきりしたデザインは好感の持てるモノだったと感じます。

贅沢さでカローラKE10、シンプルさではB10サニー、個人的にはクルマとしての操る喜びを感じさせるB10をKE10の上位ランキングにしました!

どんどん行きます、第6位!!

【初代三菱ランサーA70/140系(1973~1979)】
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1973年に発売された初代ランサーは三菱の新設車種、従来の大衆向けコルト→ギャランが上級移行に伴い新設定されたものでした。

ランサーは発売時から2/4ドアセダンを用意、4セダンがメインながらまだまだ70年代初頭は2セダンも立派な戦力であり既に2代目以降となるカローラ(E20)、サニー(B110→B210)も2セダンを依然ラインナップしており選択肢を広げていました。

特筆する点としてはこの時代では既に2セダンは安価を最大の売りとし低グレード中心のライナップに各社、なりつつありましたがランサーの場合、国際ラリーでの活躍もあり2ドアを積極的にスポーティモデルとして訴求、勿論廉価版も用意するも最高峰の4G32型1.6Lツインキャブ110psを誇る1600GSRは2セダン専用設定、ランサーにはカローラやサニーのように当初クーペ設定がなく2セダンにその役割を担わせていました(1975年よりクーペ版のランサーセレステも追加)

個人的には野暮ったく丸み帯びたデザインのランサーは好みではなく廉価モデル、普及グレードに何の魅力も感じないながらもGSRやSL等のスポーティグレードはその装飾やラリーイメージもあり途端にカッコ良く見える、そんな不思議さもあるクルマ、ラリーレプリカのA73ランサーなんて三菱ワークスのカラーリングと車高が僅かに上がるだけで見違えるカッコ良さがありこのランクとしました!

☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかった復活を望むモデルはこちら…

【2代目マツダファミリア/ファミリアプレストSTP,STA型他(1967~1977)】
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↑1967年ファミリア2ドアセダン

1963年、マツダが大衆車市場に参入し成功を納めた初代ファミリアに続く2代目ファミリア、1967年のデビュー。

先代で既に2/4セダンを持っており2代目も同様、2セダンはやはり廉価志向でこの代で追加したマツダ自慢のロータリーモデルは4セダンとクーペのみ、2セダンはレシプロ800/1000(→1200→1300)のみの設定でした。

デビュー当時は国産では稀な角型ヘッドライト、ボディ埋め込み一体バンパー、三角窓廃止など斬新な出で立ちが話題となり国産車離れしたスタイリッシュさが新鮮でそれまで特に東日本では訴求の弱かったマツダの名前を普及させる役割を果たします。

1970年のMCでサブネームにプレストを付記、76年には車幅を広げる大幅なMCが行われ都合77年までの10年に渡る長寿を誇りました。

↓1976年ファミリアプレスト2ドアセダン
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最初から最後まで2セダンは設定されていましたがモデルライフが長く在任中にユーザー嗜好も変化、70年以降はほぼメインは4セダンとなり2セダンは当時最も安価な登録車となり銀行の集金車や公用で使われる以外でオーナーカーとしての目撃は稀、76年以降になるとメインを後発のグランドファミリアに移しプレスト自体がレアモデル化し東南アジアへの輸出仕様のイメージ、出た時はお洒落で斬新でしたが少々永く造り過ぎ、中盤以降のマツダのやる気なさもありランク圏外としました!

さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【3代目トヨタカローラKE,TE30/50系(1974~1979)】
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E10→E20に続き3代目の所謂30カローラにも2セダンは設定されます。

ただ時代の流れと共にメインは4セダンに移行、30では廉価版に特化しSTDとDXとグレード整理、HIDXやSL等の上級グレードや4セダン、HTに設定された1600(2T型)エンジン等は設定されませんでした。

セミファストバックの30のスタイリング、見方によえってはクーペにも見え個人的には好み、2セダンは4セダンに較べスッキリしていてバランスが良くスポーティさも感じる、10も20もシンプルな2セダンの出で立ちは好感持てましたが30では特にHTが凝り過ぎてヘンテコなデザインだったのでオーソドックスな2セダンの出で立ちは好きでこの順位としました!


いよいよ上位に行きます、第4位!!

【4代目日産サニーB310型(1977~1981)】
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B10から始まるサニー2セダン、この4代目B310で国内版としては最後の2セダンラインナップでした。

310の時代はもう完全に2セダンはメインの役割は終え廉価版の立ち位置、グレードもご多分に漏れず低グレードのみでエンジンも1200/1400がシリーズ設定はあるも1200のみ、しかしサニーと言えば310に限りませんがFR時代のB10~310ではトラック、バンも含め名機A型エンジン搭載+FR+軽量さからなるドラテクを磨くにはいい教材であり新車時は廉価版でも後にマニアに弄り倒され走り屋に愛される、そんな魅力がありましたね!

310の2セダンもオーソドックスで好感持てるデザイン、4ドアやクーペ、トラックのカスタマイズは飽きる程見ましたが新車で数が出ていない2セダンのカスタマイズは新鮮で車高落としチンスポでワタナベ履かすと異常にカッコよくなり昔先輩でこうしたのに乗ってるのがいましたがひと際目立っていましたっけ…

先代の210、その前の110も2セダンは設定されていましたが個人的好みではこれらは4セダンありきの2セダンって感じで310ではそれをあまり感じさせずバランスのいいクリーンなスタイル、好きだったので上位ランクINとしました。

ベスト3に入ります!今週の(もうええって)第3位!!

【2代目トヨタパブリカUP/KP30系(1969~1978)】
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↑前期KP30型パブリカ1200S

パブリカはトヨタボトムで代々2ドアのみの設定(73年以降はパブリカスターレットとして4ドア設定もあり)、このため2ドアが基本デザインでもあり4ドアありき、または4ドア基本を無理に2ドア化したという破綻がなくバランスに優れたスタイリングで低価格車にしては個性を感じ洒落たイメージのあるデザインに感じベスト3に入れました!

2代目パブリカは1969~1972年までの前・中期と72年以降の後期では大きくデザインが異なり前・中期ではコンサバなノッチバックスタイル、後期は流麗なクーペチックなセミファストバック、どちらも好みでしたが後期は流麗さを加えつつ後席スペースもしっかり確保した秀逸なデザイン、クーぺ板となるKP40系パブリカスターレットクーペ以前はこのセミファストバックのスポーツモデル(S/ST/SR)は軽いボディとFR、ツインキャブの3K-Bエンジンは走りで人気のサニーに遜色なく実際レースではTSパブリカも存在し単なる廉価車ではなくスポーツ要素も含む魅力がありました…。

↓後期パブリカKP31型1200ST
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とうとう来ました!第2位!!

【初代日産バイオレット710型(1973~1977)】
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意外なモデルがベスト2!!元Gureの変態ぶりが解るこのチョイスwww

710バイオレットと言えば評論家を始めこれほど酷評されたクルマもなのでは?と思える迷車?何とも言えないグニャグニャなヘンテコなデザインとメインの4セダンですらスタイル優先のフルファストバックで後席スペースや後方視界が著しく犠牲になっていた事もありファミリーカーとしては落第!と烙印を押されたクルマ…

しかしそんなバイオレットにも2セダンを用意、これは前任に充る510ブルーバードに2セダンが設定されておりそれの代替え需要を考慮、510からグレードUPしたブルーバードU610に2セダンが設定されなかった事によるある意味救済措置、バイオレットには他にHT、バンが存在しますがメインの4セダン、HTは首を傾げたくなるデザインと物好き元Gureも認めますが何故かバンと2セダンは魅力的、寸足らずの印象がある4セダン、HTに較べバンはロングルーフになりRr部のデザインも直線的でメインに較べるとまとまっていて好きでしたし2セダンはそのままクーペとしてラインナップしても違和感ないフルファストバックが4セダンに較べ圧倒的に自然体、今でこそ4ドアクーペも市民権を得いぇいるもこの頃、4ドアのフルファストバックなんてあり得ない時代なのでバイオレット2ドアセダン、使い勝手や視界は別として意外に好きなデザインなので後順位獲得です!

尚バイオレット2ドアセダンも廉価版の立ち位置4セダンやHTに設定される看板グレードのSSSは設定されず廉価グレードが基本です。

さっ、オオトリですね!!第1位はこれでした!!

【4代目トヨタカローラKE70系(1979~1981)】
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アハハ、この企画、ほぼカローラとサニーだらけになってしまいましたTOP1を制したのはカローラでしたw

初代KE10から伝統的に2セダンをラインナップしてきたカローラも遂にこの4代目70系が最後、310サニー同様に既にこの時代には”廉価な大衆車”と言う役割は下級のスターレットやターセルコルサに譲り70カローラではほぼ業務用的な需要、ワタシも70の時代は売る側の立場ですが2年間の営業マン時代で70の2セダン、自分含め同僚でも売ってた記憶ナシ、会社として法人相手の特販部というのがありそっちで大口(銀行や自治体等)で売っていた感じでした。

このように70 2セダンも低グレードのDXとSTDのみ、エンジンも底辺となる4K-U1.3Lのみの設定でその数は先代始め歴代のカローラ2セダンを上回る希少さでこれを弄ると310サニー同様にかなり目立つ事間違いナシ!

デザイン的には4セダンありきながら2ドアでもスッキリしたバランスできっちりしたノッチバックの3BOX、これぞ2ドアセダン的出で立ちは良かったし70系は2ドアに限らずデザイン各部意匠やFR時代の最高のカローラと言われるだけあり操縦性も秀逸、ほぼ最後まで日本で残っていた2セダンとして敬意を込めて1等賞にさせて頂きました(^_-)-☆


って事でランキングは以上となります、12位以下20位までの2ドアセダンモデルは下記の通りです!

12位:2代目B110型サニー
13位:3代目510型ブルーバード
14位:初代UP10/20パブリカ
15位:初代マツダキャロル
16位:3代目B210型サニー
17位:初代LA型三菱ミニカ
18位:ダイハツフェロー
19位:5代目T100系コロナ
20位:初代マツダファミリア

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如何でしたか?利便性で劣りファミリ化―としては衰退した2ドアセダン、HTやクーペブームもありそれらで代用できる点から70年代で一気に設定が消えますがかつては今のSUVやコンパクト、ミニバン同様にクルマと言えば2ドアセダンが常識の時代、確かにありました、今は遠い昔ですが純粋な2ドアセダンなんて二度と現れないでしょうし今回は懐かしいモデルを振り返りました!

ランキングに関してはあくまでワタシの基準、皆さんもどうぞご自分なりの2ドアセダン妄想ベストテンをしてみて下さい、一時ですが楽しいですヨ(笑)

長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2023/08/11 21:01:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ
2023年01月10日 イイね!

復活を切に望むモデル”ザ・ベストテン”

復活を切に望むモデル”ザ・ベストテン”
久々のベストテンっす、ハイ(^^;

今回は是非とも復活して欲しいモデルのベストテンなんぞをやってみます、このテの企画は雑誌やネット記事でも散見されるけど自分なりの見解を持って復活を望みたい!そんな思いをまとめてみたんでお暇な方お付き合いよろしくですぅ。

定義としては従来通り国産モデルのみ、車型やカテゴリーに制限はナシ、但しどう考えてもこりゃ復活は明らかに無理だべ(法規や社会情勢等々)ってのは除外、とか言いながらワタシなりの解釈と独断で選んでおり好物のスポーツモデル中心になっておりますんで…

※あくまでも妄想お遊びです、実現可能性は低い上で語っておりますんで気楽に読み流しておくんなさいましw

それでは早速行きましょー!今週の!?第10位!!

【ホンダS2000】
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美人薄明と言う言葉を送りたいホンダS2000、生産終了から早14年、将来全EV化を表明しているホンダだからこそ内燃機関最後の打ち上げ花火的に復活して欲しい!

S2000デビューの時のように約30年ぶりのFRホンダスポーツ!という絶大なインパクトはないかもしれんが様々な改良を繰り返した完成形のV-TECで準ガソリンスポーツでの復活を希望、NSXのように富裕層以外入手不可ってプレミアムカーではなく高くても400~500万位で市場に出て欲しいモンですな!

実際新たにFRプラットフォームを造り専用エンジンやパーツの開発、それに反するであろう販売台数になってしまうのは容易に予測できるしそんな利益にならん仕事を今のホンダがやるとは思えないけどいち早く全EV化を打ち出したホンダの”さらば内燃機関”というイベント的に台数限定やパッと咲きパッと散るでもいい、最後にかつてエンジン屋と言われたホンダの気概を見せて欲しい、そんな風に思う。

続いて第9位!!

【トヨタスターレット】
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「スターレット」のネーミングは新興国のモデルで復活しているも国内では既にいにしえの名前、今回復活を望みたいのは1978~1984年にラインナップされていた2代目KP61的なスターレット!

KP61を引っ張り出すとまたジジィの懐古妄想と取られるのは承知、しかし今の50~60代のクルマ好きの教科書的存在だったKP61的なモデルが出れば若者のクルマ離れを食い止める武器にもなると思う、普及型の普通のエンジンながら軽量FRで安価、純粋に運転の愉しさを気軽に味わえる、そんなKP61、今となってはやはりFRプラットフォームや軽量化を阻む各法令や安全装備の義務などあの頃のようなクルマを造るのは現実味のない事であり自動ブレーキどころかマスターバックすら無かった(廉価グレード)KP61が今出ても贅沢、家電化に慣れた現代の若者にはウケないかもしれんけど大トヨタさんなら採算度外視でも高い壁は乗り越えられる筈、1.3~1.5Lで軽量FR、別にGRヤリスみたいな大袈裟なエンジンや外観じゃなくてもいい、車両価格150~200万で出せないモンかね?悦ぶのは爺だけだ!と技術者からブーイングが出るような事も言ってみたくなる今日この頃w

さぁ、8位行ってみましょー!

【日産セドリック/グロリア】
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後続のフーガもシーマを消えた日産、思えばこのセドリック/グロリアを無くした辺りから雲行き怪しくなったような…!?

セダンが壊滅状態の今、何を言っちょるん!!って感じかもしれんけどまがりなりにもクラウンが死守する高級セダンのカテゴリー、絶滅危惧なカテゴリーだけに老舗のセド/グロの名前を持つ高級セダン、是非とも日産から復活して欲しいモノです。

これに関してはクラウンやレクサスに対抗できる新開発のハイブリットでも得意のeパワーでもいい、1960年代~2000年初頭までは当たり前だった”クラウンvsセド/グロ”の構図、再来が日産の元気を回復してくれるように思う、フーガと名を変えFMCもロクにせず放置の挙句に製廃ではあまりにも哀しい、プレジデントもシーマも消えた今、日産の高級車に対する気概を見せて欲しい、海外ばかり目を向けんでかつてのセド/グロ、そして国内のかつての日産ファンはそんな復活のセド/グロ、暖かい拍手で迎えると思うけどどうでしょうか!?

盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【三菱スタリオン】
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これに関しては無さそうでありそうな?そんな思い…

近年一時期、グループの日産フェアレディZのプラットフォームを使って新生GTOが開発される!という満更眉唾でもない噂が流れたけど例のNMKVのディズ/ek燃費偽装でそれが白紙になったというもの、どこまでこの情報が正しいかは三菱/日産の限られたヒトしか知らんだろうけど菱バカにとっては天にも昇る?噂であったのは相違ないw

当時の三菱は例のポカからまだ立ち直れず当時の社長の意向もありスポーツモデルの開発などご法度の時期、しかしいいか悪いかは別としても日産と一緒になった事から上述のような事もやろうと思えばできた筈、アンチ三菱は相変わらず多いからZに較べその売り上げは絶望的だし哀しいけど完全姉弟のバッジチェンジ的にし開発費をかけないGTOなら可能じゃね?と思ったけどねぇ~…。

仮にそんな計画がくすぶっているんだとしたらZベースならGTOじゃないでしょう、FRなんだから三菱最後のFRスポーツである「スタリオン」の名前を使うべき、昔の名前を使うのが得意な三菱、重量級でV6エンジン横置き4WDのGTOより縦置きFRレイアウトだったスタリオンの名前の方がすんなり入ってくる、そんな風に思うのはワタシだけでしょうか…!?

今度のZが名車S30を彷彿させる仕上がりになってるんでねぇ、三菱版も顔とテールに三菱らしい”ゴツさ”を醸し出す迫力の出で立ちを期待したいモンです!

どんどん行きます、第6位!!

【トヨタMR-2】
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これも時折復活の噂が出るけどどうなんでしょう、トヨタだから間違ってもEVでの復活ってのはないだろうし1.3L~1.6L位+ハイブリッドのMR、そう、あのAW11のような他車パーツを上手く使いできる限り安価でライトウェイトMRを出して欲しい、ヤリスやカローラのHVシステムを流用し新開発のMR車台、そこに各種安全装備は必需としてもベースモデルにはA/C、P/S以外の贅沢装備を省き250~300万位でできんもんですかねトヨタさん、GR86やGRヤリスなんかよりもクルマ好きにはウケると思うだけどMRってのが難しい?それをかつてやってのけたんだからあの頃の在野精神を思い出し業界TOPだからこそのリリースを期待したい、こんなモデルを今出せるのはトヨタ以外にはないでしょうし。

☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかった復活を望むモデルはこちら…

【マツダサバンナ(RX-7)】
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サバンナ、またはRX-ナンチャラは解らんけどどうやらマツダはREをレンジエクステンダーとして復活、スポーツカーボディになると言われてるんで多分?かつてのRX-7やRX-8に近いような魅力的なクルマがもうそこまで来てるんでしょう…

この企画は矛盾するけど出て欲しいけど可能性は0に近いってのは上位なんでね、過去の名車に近いモデルの可能性があるマツダ製REスポーツはこの圏外順位、強いて言えばGT-Rを破った栄光のネーミング”サバンナ”を名乗って復活して欲しい、それこそオッサンの回顧妄想も大概にせーよ!だけどRE復活というビジョンがあるモデルだからこそそこには拘りたい、実際デビューしても買えるのは富裕層のクルマ好きオッサンだろうしそうした層に対するネーミングは大事にせにゃwww

さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【日産シルビア/180SX】
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これも時々復活の噂が出るけどまぁ無理でしょう、様々なクリアする問題が多すぎるしあの売れまくったS13だって怪我の功名?当時でも時代遅れのS12から継承するFRシャーシを使用しガワだけバブリー時代に合わせてアップデート、他社がこのカテゴリーを時代の要請から次々にFF化してゆく中で最後までFRで通したのが安価でFRスポーツを味わえるという手軽さから爆発的ヒットとなった訳で当時でも時代遅れ、その分安価で乗ってるのは10代20代、ハイパワーって訳ではないながらFR世代にはオーソドックスな挙動が魅力、但し当時ワタシも30代入っていてこのクルマは発売時のデートカー戦略とは裏腹にスポ根系一色で大量に出回った分捨て値のボロもタップリあったし”ガキのクルマ”的印象でとてもいい大人ふが乗れる代物ではなかった、今となってみれば好んで乗りたいと思うけどw

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まず今の日産には勿論シャーシもなければエンジンもない、デカいか小さいかしかないしFRなんて夢のまた夢?セレナみたく1.3L程度でeパワーで走る、なんてのはシルビア/180のファンは許せない事でしょう、やはりこのクルマはガソリン臭い体育会系の”THE・内燃機”を希望したい、S2000同様、着々とEVシフトする日産だからこそこれも最後の打ち上げ花火!的に一瞬でもいいから復活しないもんかねぇ とは思うけどセド/グロ以上に難しいであろう事は理解しておりますが夢見る夢夫はシルビア/180復活を描いていたいですナ。

いよいよ上位に行きます、第4位!!

【トヨタセリカ】
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まぁこれはある意味復活してる?旧86、GR86がFR時代のセリカを継承していると無理矢理に思う事はできるんだけどねぇ…

86は50代60代には思い入れ強い”セリカ”の名前を使わなかったのが残念!って感じ、そりゃキャラクターはかつてのセリカとは大幅に違うしスバル嚙んでるし水平対向なんて載せられた日にゃセリカを名乗ってなくて正解!とも思える、しかし86を見てるとかつてウジャウジャ、今少数派のスポーツカー好きの熱い視線を浴びているのは間違いない、そんな部分から86がセリカでも個人的には許せるかなぁと。

しかしやはりセリカはセリカの矜持で出て欲しい、またヤマハの手を借りてもいいでしょう、2L級でHVでも構わん、直4積んだ最後のFRセリカ、A60系みたいなFRモデルを86の下に安価で出してくれると若者/オッサン、皆幸せ!になれると思うけど(^^♪

ベスト3に入ります!今週の(もうええって)第3位!!

【トヨタソアラ/日産レパード他高級パーソナルクーペ(マツダユーノスコスモ/ホンダレジェンドクーペ/三菱ギャランΛ/いすゞピアッツア)】
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バブル崩壊以降、国産では壊滅したこのカテゴリー、時代は流れとにかく居住性第一主義の現代ではまず復活の可能性はないでしょう。

しかし誰しも居住空間だけ求めている訳ではない、上質な内外装に二人だけが快適に過ごせるキャビンとドライバビリティ、それを求める層は少ないながら今も存在する、輸入クーペモデルやレクサスRC/LFEなんかがいい例だし…

これに関しては既にそうだけど富裕層向けで1000万2000万でも致し方ない、ほぼ手にできないクルマとして現GT-RやNSX的存在になるだろうけど我が日本のトヨタ、日産他にもそんな贅沢なクルマが存在する!ってだけで元気出ませんか?

ソアラ、レパードが現役の頃、確かに日本は元気があり夢があり明るかった、例え自分に縁がないモデルでも国産でもこんなクルマが存在するんだ!という誇りを持てたイイ時代、ニッポンを元気にするカンフル剤になり得るんじゃないかな?
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バブルの亡霊を見ているのは間違いないけど日本人にもう一度あの元気と自信を持って欲しい、それに一役買うのがソアラやレパードのような存在かとも思います、勿論その前に賃上げやら景気対策、やる事はたくさんあるけど…。

とうとう来ました!第2位!!

【三菱ランサーエボリューション/ギャランVR-4】
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これに関しても出る出る詐欺の如く何度となくネットでガセネタが渦巻いてる、菱バカとしてはイチイチそれに反応してしまうけど現実、もうここまで時代が環境/EV推進になってしまうと難しいかなぁ?

いや、しかし三菱得意のPHEVを生かせばまだ可能性はある、アウトランダーにエボの技術は継承されているしPHEVによりかつての4G63のような野性的エンジン開発の必要もない、ただやはりエボ/VR-4を名乗る以上は破格のスペックは欲しいけど。

懸案はランサー、ギャランというベースセダンがとっくにない点、しかしもはやセダンはかつてのようにファミリーや業務使用など万能であっても仕方ない、その部分はどうあがいてもミニバンやSUVには勝てないのだから低重心とカッチリしたドライブ特性、イザとなればある程度の荷物と大人4人はラクに乗れるスポーツモデル(セダン)と割り切ればいい、なので「ランサー」「ギャラン」はベースがない以上このネーミングは必要なく単に「三菱エボリューション」「三菱VR-4」でもいい、勿論オッサン世代には前者の方がウケはいいけど(笑)
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三菱にとってのスポーツセダンの代名詞はエボリューションかVR-4、どちらになるかはネットのガセネタでも様々だけど老若男女、知名度からしたらエボリューションかなぁ?とにかくこれも噂になる位だから三菱の今後の業績によって可能性0ではない話、ワタシの生きているウチに復活が見れたらいいんだけどネ(汗)

さっ、オオトリですね!!第1位はこれでした!!

【日産スカイラインGT-R】
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スカイラインもGT-Rも現役じゃねーか、コラ!! とお怒りの日産マニアの方々、この1位は「スカイラインGT-R」として復活を望みたいって事なんでご理解賜りたい。

今のスカイライン、そしてGT-R、若い世代には全然特別な感慨はない様子、スカイラインはただのオッサンセダン、GT-Rはスーパーカーと並ぶプレミアムな現実味のないクルマ、そんな受け取り方が多いような気がします、R34まで培われたスカイライン/同GT-Rの安価ながら運転そのものを愉しめるスポーティなクルマ、レース常勝で日本車の可能性を高めてくれるスーパースポーツという古き良きスカイラインのあのイメージは遠くに行ってしまった…

そこで原点に立ち返ってワタシ的には2位のエボリューション/VR-4で述べたのと同様に”元祖スポーツセダン”としてスカイラインGT-Rの復活を希望したい、そんな思いを持ちます。
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V35やR35になってからこっち、皆が知るスカイラインはどっかに行ってしまった、”羊の皮を被る狼”と言われた見かけは平凡なセダンながら実力は海外スポーツにも負けない実力、それがスカイラインGT-Rの最大の魅力で下級モデルや排ガス対策時代にはそれも絵に描いた餅て時もあったながらR32でGT-Rが復活してR34までかつてのS54B、GC10(ハコスカ)、GC110(ケンメリ)時代、TOPにGT-R(S54B時代はGT-B)を頂き”無敵のセダン”(HTやクーペ含む)を誇ったスカイラインの伝統を再現して欲しい。
現GT-Rのエンジン、機構をV37に移植でもいい、できればプロパイロットとか余計なモノは省いて純粋なスポーツセダンとし価格もできる限り抑える、現スカイラインはセダンしかないけどそれで充分、過去同様に普及型セダンをベースにすれば多少なりとも値段も抑えられるでしょ、元々GT-B/GT-Rが出た頃はセダンだったのだしそこに立ち返りましょうよ、日産さん!

って事でランキングは以上となります、12位以下20位までの復活を望むモデルは下記の通りです!

12位:ダイハツミラTR-XX
13位:トヨタカローラレビン
14位:三菱パジェロ/パジェロミニ
15位:三菱コルトor日産マーチ(どちらかがOEMにて)
16位:ホンダアクティトラック
17位:軽規格の三菱i-MIVE
18位:ホンダプレリュード
19位:RRのスズキセルボ
20位:日産プリメーラorブルーバード

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如何でしたか?妄想ながら100歩譲って復活したら非常に魅力溢れるラインナップだと思いませんか?
ってこれはワタシの基準、アレも欲しいこれも復活と言い出せばキリないし今のクルマ業界が置かれている状況は80年代、90年代のようにはいかずあくまでもオッサンの懐古妄想ですがせめて行使夢物語でも語っていないと哀しくなる現状、皆さんもどうぞご自分なりの妄想ベストテンをしてみて下さい、一時ですが楽しいですヨ(笑)

長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2023/01/10 13:27:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ
2022年09月04日 イイね!

往時と評価が一変、化けモデル”ザ・ベストテン”

往時と評価が一変、化けモデル”ザ・ベストテン”
ハイ、またまた下らんお遊び企画(^^;

今回は新車販売時~中古流通時代、市場の評判が芳しくなく所謂”失敗作”と言われながらも現代で再評価されかつては一桁で取引されていたようなモデルが究極のお宝へ上り詰めた車種をベストテン形式で取り上げようと…

一口に言えば”化けた”って感じでしょうがその化け具合も単に太古になり希少度が増したモノもあれば主にスタイリングが要因で往時はクソ扱いされながらも後年その個性的デザインが見直され再評価に繋がったモノもある、この記事の趣旨としては主に後者を取り上げます、新車時から大人気で持て囃されたモデル、または対局に新車時も泣かず飛ばず、今でも再評価されずくすぶっている、単に年数が進み期希少度だけでプレミアムが付いているようなモノは除きます、どんなに不人気でも50年も経過すれば価格はおのずと高くなりますんでw

定義としては例によって国産車対象、二輪/四輪、乗用/商用、軽/登録車全てを対象にしております、あくまでもワタシの私見ですのでその辺よろしゅうに<(_ _)>」

それでは早速参りましょー、今週の!?第10位!!

【3代目日産サニー1200 B210型(1973~1977)
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1200セダンGL

FR時代のサニーはバンやトラック含めてその走りの質の高さから往時のファミリー層向けという趣旨から外れた走り屋層に人気、しかし往時に関しては使い捨ての安価な大衆車という事もあり中古流通時代は極端に安価になりそれが功を制しリーズナブルにFR&軽快な走りを気軽に楽しめるエントリーモデルとしてサニーは新車時よりも中古になるとこれら若い世代に歓迎されると言った事が90年代まで定設化されておりました…。

しかしそんな中、3代目B210だけは例外、初代B10、2代目B110、4代目310がプレミア化していく中、210を飛び越えた後続310がもう数が少なくなった初代~2/4代目の代わりとして90年代には大人気、210は310も少なくなりこれら歴代の商用(バン、トラック)まで手を付けこれらもなくなってきた辺りにもうFRサニーは210しか残っていない!という時期になりようやく再評価される始末、これらが起きたのは2000年代中頃からなんで製廃以来四半世紀経過しておりFRサニーの中ではかなりの遅咲きですわな。

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クーペ1200GX

特に人気の的である110/310がもう絶望的になり仕方なく?210にすっか!!的に消去法で選ばれる現代、とは言っても既に初期型からはもう50年近く経過、注目された頃は人気がなかったからこそそこそこ程度のいい個体も残っていたながら今ではそれも絶望的になり90年代まで金貰ってもいらねー!ってサマが信じられないようなプレミア化しておりその時代を知る世代にはただ驚くばかり。

サニーにはB110~210時代には1400~1600のエクセレントシリーズも存在するも軽量でレスポンス抜群のA12型エンジンの1200シリーズのみが往時も後年も人気、このためエクセレントは早々に潰され残存は今ではあるかないか?のレベル、その存在すら忘れ去られたような現在、対象は1200シリーズのみとしました。


続いて第9位!!

【初代いすゞピアッツアJR120/130型 (1981~1991)】
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今では117クーペに次ぐいすゞの名車として崇められる初代ピアッツアも往時はさんざんな評判でした。

不幸だったのはまだドアミラー解禁前のデビューだった為、奇才Jアローの天才的デザインがフェンダーミラーのおかげで台無しになっていた点、そして当時第二次ハイパワーブームの最中で各社から競うように高性能モデルが乱立している中でスタイリングだけは一新されながらもシャーシは先代117、エンジンは60年代のベレットから引き継ぐ旧態化という部分からピアッツア人気は不調、販売も芳しいものではなかった…

スタイルもいすゞというメーカーは117にしろこのピアッツアにしろジェミニにせよ非常に個性が強く時代の2歩くらい先を行くデザインであり当たれば117やいすゞ乗用最多販売を誇った2代目ジェミニのような成功もあるも初代ピアッツアは未来的志向が強く空気抵抗を徹底的に追及したそのツルンとしたスタイリングが”マヨネーズ”という有難くないニックネームまで冠されとのも不評の要因、高額パーソナルクーペという地位を117から継承するもソアラやレパード、コスモ等の後発高級クーペには無力と言っても良いほどの存在。

しかしこれも2000年代を過ぎると81年では受け入れられなかったデザインが見直されようやく時代がピアッツアに追いついたって感じでジワジワ価格上昇、いすゞが乗用車撤退、2代目ピアッツアのジェミニと共用化などもあり初代ピアッツアは注目され始めました、元々が不人気で台数が出ていないのもあり熱烈いすゞマニアには117クーペと人気を2分する人気ぶり、今も程度の良い個体が出ると一般受けではないながらもマニアック層に訴求力は高く”マヨネーズ”とバカにしていた時代が信じられないプレミア車に上り詰めましたネ(*^^)v


さぁ、8位行ってみましょー!

【カワサキKH250/400 (1976~1980)】
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ここで2輪が入ります!

今ではカワサキ名車の1,2を争うKH、伝説のバイク、マッハシリーズの末裔であるKH250、殺人バイク、未亡人製造機と言われたマッハⅢ500SSの後続であるKH500や400と共に現在300万~400万の値をつけるサマは4輪以上に往時を知る世代には驚愕でしょう…

60年代の先述の500SSを皮切りに2st3気筒で中型~大型(但し当時は中型免許=現在の普通二輪免許が存在しないため中型や大型の概念はなし)クラスにSSシリーズとして登場、主戦場のアメリカでの排ガス規制の問題から徐々のマイルド化が行われるも2stトリプルの鮮烈な排気音と存在感は高く国内ライダーにも大人気、特に大排気量の500/750はシャーシとエンジンパワーが見合わないある意味危険な乗り味が持て囃されたものでした。

その思想を受け継いだのが末裔である250SSとその上級350SS、排気量に見合いその性格はかなり抑えられるもクラス唯一のマルチシリンダーは注目を集めるに充分で250~750のSSシリーズは現代でも伝説化される人気モデルです。

76年、排ガス問題で750を廃止後、SS→KHにシリーズ名を変更、350を400にスケールUPし500の廃止と2stトリプルの終焉に向かいます、この頃になるとライバル各社から新鋭250/400が続々デビュー、75年創設の自動二輪中型免許制度により一躍脚光を浴びるこのクラスに各社、経営資源を集中させます。
このためKHは一気に古臭い前時代のバイクに転落、既に日本でも排ガス問題が取り座沙汰され2stが時代遅れ感満載になりカワサキ自身も4stの新鋭であるZ系に舵を切り始めます。

この頃になるとKHは”原チャリにも負ける出だし”と言われる程戦闘力を失くし70年代後半では投げ売り状態、30万程度の車両価格から一声10万引きとか首都圏では友人3人で買えば3台まとめて50万!なんてセールもやったり在庫裁きにも苦労するほどの没人気となってしまい当時あのロケット音を響かせて走るKHに乗ってると恥ずかしいなんて思いもしたもんです(笑)

しかしKH、その強烈な個性と何よりその排気音に魅せられ忘れられないファンは数多く80年代後半には早くもプレミア化、末期は金くれてもいらねぇ!!なんて不名誉な事言われた同じモデルか?と思える程化けた今の存在、ホントのお宝ってのはKHの事だなや~とつくづく思います!


盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【初代三菱デボネア A30系(1964~1986年】
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シーラカンスデボネア、FMCせず新車販売期間を22年と当時としては異例な長期だった事もありこのニックネームで呼ばれました、何せ後半では「まだ造ってんの?」と蔑まれるクルマでもありモデルライフの2/3(中期~最終)は一般訴求を諦め三菱グループ重役専用車でもあったのでデビュー時ライバルとして定めたトヨタクラウン、日産セドリック、同グロリアが次々にリファインし日本の高級車市場をリードする中、唯我独尊の存在感は異例で往時は専門家からも最早商品力はナシ、いつまで造るつもりか!等酷評されたものでした。

しかしその2世代も3世代も古いデザインが90年代には早くも見直されアメリカングラフティから抜け出たような出で立ちからローライダー等にカスタマイズする文化も現れ始めました、皮肉にも古過ぎるスタイリングが新車時は酷評されながら一気にその古めかしさ故に再評価されるという珍しい例の始まりとなりこのデボネア以降、似たような境遇でモデルライフを終えたY30セドグロバン/ワゴンやGX70マークⅡワゴン等がデボネア同様のアメリカかぶれに持て囃されるようになりましたね(笑)

90年代から火の付いたデボネアプレミアムはそれから30年を経過しより個体が少なくなり継続どころか高値安定という感じ、あの頃の酷評、菱マニアとして耳を洗いたい気分だった頃が懐かしいですわw


どんどん行きます、第6位!!

【2代目日産ローレルセダン C130型(1972~1977)】
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80年代初頭には主にやんちゃ系に絶大な人気を誇っていた2代目ローレルのHT、通称ブタケツは今では天文学的?プレミアム車になりそんじゃそこらの富裕層でも手が出ない存在になっているのはご承知の通りですよね!

そのHTの影に隠れて最近まで忘れられていた同じ2代目130ローレルのセダンも近年ジワリと高額化、ワタシ世代が若い頃、「フッ、セダンなんて!!」と問題外の脳内が今でも残るんで現在のプライスを見るとただ驚くばかり…

クルマ的にはHTと何ら性能差や高級度も差がないローレルセダンでしたがやはりあのアメリカンナイズされた派手なスタイリングのHTにに較べるとあまりにも無個性で大人し過ぎる出で立ちは往時没人気、同じ年式、グレードでも中古価格はHTとセダンでは天と地ほど差があるっての珍しい存在、ライバルのマークⅡや同門のスカイラインがセダンとHTでもそう大差ない人気だったのに対しローレルはその差別は凄まじかった。

こんな訳でセダンは早々に商品価値を失い残存はかなり少ない、しかしその性格から残っていれば程度がよく大事にされてきた個体も多く早くから珍走に好まれたHTとは対照的で以前は没個性に捉われた出で立ちも現代では立派に個性的なガメラルックにセダンを見直したマニアも多い様子です!


☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかったキャッチフレーズはこちら…

【3代目グロリア A30型(1967~1971)】
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セダン2000GL

タテグロの愛称で今も親しまれる3代目グロリア、亡きプリンス自工が最後に設計した本当の意味での最後のグロリアですね~。

これもデビュー時は既に日産と合併しており「日産プリンスグロリア」が正式名称ながら設計は合併前の旧プリンス、天皇御料車「プリンスロイヤル」の納入実績がある老舗プリンスがそのロイヤルルックを採用した気品ある高級車でした。

しかし日産との合併噂によるメーカーへの不安や後々のメンテ面での先行き不透明さから2代目まで好調だったグロリアの販売は鈍化、クラウン、セドリック、そして新鋭デボネアやいすゞベレル等の追撃もあり特に後半、高級車を二つ抱える事になった日産はセドリックとの共用化を進めプリンスの矜持が薄まりファンからは尚更否定されるモノとなってしまいました。

ただでさえ寝落ちの激しい高級車、中古として出回る70~80年代初頭はクラウンやセドリックが値段付く段階で既にグロリアは商品価値ナシの判断がなされます、しかし80年代後半になるとデボネア同様にそのアメリカンなスタイリングが往時を知らない若い世代に人気となりサーファー等にはボードを積める利点から商用バンも大人気、セダン以上に数少ないバンはかなりのプレミアムになっていますねぇ。
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バン

現在のような旧車爆上がりになる前からデボネアと共に人気上昇したタテグロ、現在はこれらに続けとばかりにクジラクラウンや130セドリック等旧い高級車もプレミア化してきていますがその中でも王者的雰囲気を醸し出すタテグロ、高校の先輩が解体屋で買ってきてホッドロッドにして乗り回していたのが懐かしい、そんな”お手軽”時代があったのが今となっては信じられませんナ!


さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【スズキGT380/550/750】
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GT380

再び2輪!

今でも名前の残るスズキ2輪の基幹ネーミングである”GS(GSX)”、その前任シリーズがGT!!

GTはスズキの得意だった2st3気筒を武器にしたロードスポーツでGT380(通称サンパチ)、GT550、GT750の3シリーズと並列2st小排気量のGT100/125/185/250で展開するもメインは380~750、これらはライバルとなるカワサキのSS/KHほどピーキーではなく重厚感を醸し出す大人の2stバイクとしてスズキマニアには好評でした。

しかしKHの項で述べたようにこれも排ガス問題から550と750は早々に4stの新設計、GS550/GS750に切り替えられ380以下のGT100~250は改名されてRGシリーズとなり中型需要の伸びでまだまだ販売が見込めるGT380のみGTとして最後まで残されるも後続の新設計4stモデルのGS400がデビュー、サンパチも根強いマニアの為にGS400と併売されるも一般訴求力は既に終えておりKH同様に時代遅れ感満載、当時のインプレ記事でもKHと共に酷評が見受けられました。

一足先に姿を消した550/750、550はGTシリーズでその半端な排気量から一番の不人気で2010年代になりその希少度からようやくプレミア化、750は当時珍しい水冷2stトリプルという個性で90年代からその希少性が認知されており今ではプレミア化しています。
ただ550は当然、750も当時の大型免許の難関さから売れなかったモデル、750は王者であるホンダのCBやカワサキのZの陰に隠れる存在、水冷からなるその巨体とヘビー級の重さが災いし80年代ではポンコツバイク扱いでしたがいまでは王者に肩を並べる人気ぶり”ウォーターバッファロー”愛称も広く浸透しましたネ!
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GT750

カワサキよりジェントルで大人な分、強烈なインパクトさに欠けたGT、遅咲きながら現代の天文学的金額は唖然とするしかありませぬ。。。



いよいよ上位に行きます、第4位!!

【3代目カローラレビン前期TE37型 (1974~1975)】
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カローラとしては3代目、レビンとしては2代目になるTE37も長い間陽の目を見なかったモデル。

当時は希少のDOHCエンジンを大衆車カローラに乗せ安価に高性能を味わえるとしてモータースポーツ~街乗り派まで若者に高い人気を誇った初代レビン、兄弟車のスプリンタートレノと共にFMC直後から既にプレミアム化、TE37の時代にちょうど排ガス対策が厳しくなったのもあり未対策の初代TE27型は当時~現在に至るまで伝説的な人気を誇りますネ。

ただ、74年にカローラシリーズのFMCで2代目になったレビン、TE27がスプリンターと共用ボディの双子だったのに対しオリジナルティを高めベースモデルがスプリンターがクーペ、カローラはHTとなりイメージを大幅に異にします。

S30Z似の洒落たFrマスクに流麗なクーペボディのトレノ(スプリンター)はFMC後も大きく重くなりながらも概ね好調でしたがHT化したレビン(カローラ)はそのスタイリングがどこか野暮ったくトレノを下回り芳しくない結果、当時の日産的インポブルメントデザインがただでさえTE27に較べ大きく重くなり走りを犠牲にした点をこのスタイリングが拍車を掛け更にHTボディで強度が甘い点も競技等では避けられTE27で培った人気は急降下、加えてデビュー翌年には排ガス対策の為カタログ落ちとなりTE37は僅か1年少々で終売を迎えます。

しかし77年には搭載していた2T-GエンジンをEFI化、排ガス対策が施されレビンは復活するもボディはスプリンタークーペのFrフェイスを変更したモノとし2代目後期レビンTE51~55として発売、酷評だったTE37の汚名をこれにより返上したという…

この事が後々まで響いたのと絶対数が少ない事もありメジャー級の知名度を誇るレビンの中でも近年まで忘れ去られた存在、FR時代のレビン(TE27/37/51/55/71/AE86)の中でも目立たず地味で中古市場でも殆どで回る事のなかってたTE37、最近はどこにいたの?って感じで現れたモノは27に次ぐ高額プライスでかつては「27はいいけど37はなぁ…」と言われたTE37、今では化けておりますナ、まあこれに関しては数がないプレミアムに近いながら酷評だったHTスタイルもシブいと見直されてきたのも事実に思います!


ベスト3に入ります!今週の(もうええって)第3位!!

【初代マツダサバンナクーペ S102/124系 (1971~1978)】
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これも今や400万とも500万とも言われる所謂RX-3サバンナですが往時はOILショックによる極悪燃費とレースで常勝スカイラインGT-Rを打ち負かした事や獰猛な出で立ちからなる暴走族ご用達という負なるイメージでメーカー自ら積極的に回収し再販せずに潰しまくったという悲運の名車ですナ。尚、サバンナにはセダンとワゴンも存在しますが販売のメインは当時からクーペ、セダンは多分もう残存はない、ワゴンもそれに近いと思われクーペ主体の記事とします(セダン/ワゴンが仮に出ればクーペを上回る希少価値と推測します)

新車販売時に不幸なOILショックに見舞われデビュー時はRE初搭載のコスモスポーツ以来の本格REカーとして注目されるも極悪燃費で評判はだだ下がり、排ガス対策期にもかかりスポーツカーを否定する時代となり卓越した高性能さ故に不人気で下取り価格も付かない、店並べても売れないという時代が長く続きそんなサバンナをマツダのみが金額を付ける=マツダ地獄の典型としても知られます。

しかし後続のRX-7でREは見直され並み居るスポーツモデルが排ガス対策で牙を失った時期でもREパワーを余す事なく発揮するサバンナは90年代頃から見直されプレミアムに向けて徐々に金額が上がる、しかし既にこの頃に残存するサバンナは皆無に近い状況でその希少度が更にUP、現代では手の届かない存在となっておりますね~。

アクションドラマで潰しまくられたサバンナ、今見れば罰当たり?そんな悲運のGTカーに敬意を表し第3位獲得っす♪


とうとう来ました!第2位!!

【4代目トヨタクラウンRS/MS60・70系(1971~1975)】
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セダン

レア旧車として今や飛ぶ鳥を落とす勢いのくじらクラウン、堂々2位!!

個人的には今も昔も好みではないデザインなんですが何故か今くじらがアつい!?
クラウン史上最大の失敗作、長い歴史で唯一ライバルのセドグロに販売を上回れたという不名誉な記録が残るくじら、しかし当時、クラウンという重大な基幹車種で未来を見据えたと堂々言い放ち独創的なスタイリングで冒険したトヨタの意気込みは凄い、結果日産に惨敗し後期型で従来の高級車イメージに寄せる慌てぶりは見ていて滑稽でしたがw

当時の高級車、実際クラウンも先代のS50、後続のS80~100系に関してはお約束通りの四隅をピーンと張る堂々とした気品あるスタイリング、しかしくじらはスピンドルシェイブと言われる丸っこいカプセル的近未来スタイルが特徴的、これが当時の高級車ユーザーには強い拒絶反応を起こされこれまで国産高級車のパイオニアとしてきたクラウンの支持、人気を急落、クラウン史上最大の失敗作と言われる所以です。
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HT

しかしそんなくじらも現代では特徴的な個性溢れるヘンテコな?スタイルが一回りも二回りもした今の時代にそぐうのか旧車市場では高い人気、未だにこの出で立ちが好きなれない古い人間なので往時の二桁位違う現在の売値を見ると開いた口がふさがらなくなってしまいますナ!


さっ、オオトリですね!!第1位はこれでした!!

【4代目日産ブルーバードU2000GT/GT-X 610型 1973~1976年】
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セダン2000GT

1位はこれしかない!!って感じでしょう、何せつい15年位前までは箸にも棒にもかからないような不遇を味い続けていたモデル、それが10年位前からは徐々にジワジワと値段が上がり始め今や驚く高額ぶり、ワタクシ昔から人気はなくとも好きなクルマで10年前山梨で60万で売っていたのをじっくり見た事がある、あの時思い切って買っておけば!なーんて今のサメブルの値段を見ると激しく後悔したりとw

往時、スカイラインGTの神的人気からブルーバード取扱店からの要望によって造られたサメブル、スカG、130ローレルと揃ってL20 6気筒トリオで日産の売りではありましたがスカGは言うに及ばず、ローレルもHTを主体に高い人気を示す中でサメブルはジリ貧、このため再販もロクになされず80年代、スカGローレルが神的人気、プレミア化していく中見向きもされずに潰しまくられたという代物、元々ブルーバードに6気筒は不釣り合いという論調が多くサメブル以後の810ブルG6やU11マキシマ等も不発、晩年は背伸びせず4気筒モデル専属になったブルーバードの哀しい?歴史のモデルかもしれません…

ニックネームの通りサメの顔のような押し出しの強いFrマスクとロングノーズは4気筒版の通常の610ブルーバードUとは大幅に異なるイメージ、これが仇になり4気筒はそこそこ売れるも値段の被る2000GT系はほぼスカGに流れると言う憂き目、ワタシ等偏屈はツルンとしたスカG(ケンメリ)よりは厳ついサメブルの方に惹かれましたが世は猫も杓子もケンメリの時代、中古時にしてもほぼ同じクルマながらケンメリ相場の半分以下で買えたサメブルは見栄を気にしない貧乏学生のみが乗っていた感じw
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HT2000GT-X

そんな事からサメブルの残存はケンメリやローレルに較べ絶望的、太古という以外にに不人気と言う部分で80年代にはほぼ潰されたので今や希少度はケンメリ以上で程度によってはそれらより高額になっているのもあるのでね、そのプライスを見る目を疑うばかりでリストラされて落ちぶれたサラリーマンが前澤や孫正義になって現れた?チョッと違うか?だけどその化けっぷりに適うモデルは他にないでしょう…

ランキングは以上となります!

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如何でしたか?ライザップの使用前使用後みたいなモデルばかりですが一寸先は闇、当時”こんなモン”とぞんざいに扱ったクルマ達が化けるのを見ると悔しいの同時に遅い春が来て良かったとも思えるもんです(^-^;

長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2022/09/04 19:08:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ

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